パクス・ジャポニカ Vol.2

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2013/02/10
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カテゴリ: 山登りと山歩き
一足早い春を探して、南房総市の旧千倉町にやって来ました。

高塚山道の駅ちくら潮風王国 (1) (500x375).jpg
道の駅ちくら潮風王国

房総半島に限らず、関東の中でも旧千倉町(現南房総市)、特に千倉南部漁協で揚がる魚が最高だと思っているのですが、今回のメインは魚ではありません。

高塚山道の駅ちくら潮風王国 (2) (500x375).jpg
今回のメインは高塚山ハイキング、崩落の跡が痛いのですが、その崩落の上あたりが高塚山の山頂です。


「道の駅ちくら潮風王国」から、太平洋に昇ったばかりの太陽を背に受けて、高塚山を目指して歩き始めました。


千倉は魚だけでなく、花卉の生産でも知られており、南房総の国道410号線には「 房総フラワーライン 」の愛称も付けられています。


高塚山までは、そのお花畑を左右に見ながら歩いて行きました。
高塚山お花畑 (5) (500x375).jpg
菜の花は当たり前のように咲いていました。

高塚山お花畑 (8) (500x375).jpg


高塚山お花畑 (500x375).jpg

高塚山お花畑 (1) (500x375).jpg

高塚山お花畑 (11) (500x374).jpg

高塚山お花畑 (10) (500x375).jpg
お花摘みに興じてみたいところですが、キャラ的にはかなり違うと思ったのでやめました。


それでも花畑から外れた路地に咲く水仙には、けなげな奥ゆかしさを感じました。
高塚山お花畑 (12) (500x375).jpg


これまで植生に関して全く興味を示さなかったツケを一気に感じつつも、お花畑を抜けると、ようやく私にもわかる植物に出会うようになりました。

高塚山お花畑 (2) (500x374).jpg
思えばアロエの花を見るのは、同じく2月に八丈島を訪れた時以来です。
万が一この先で山火事に遭遇したら、真っ先にここに来ようと思ったのですが、余計な心配でした。

高塚山お花畑 (3) (500x375).jpg
これは夏みかんでしょうか。

高塚山お花畑 (4) (500x375).jpg
これはソテツ、かなり新しいようにも思います。

遠くに見ていた高塚山も、近くに見えるようになってきました。
高塚山遠景 (500x375).jpg
何があったのかはわかりませんが、崩落の跡が気になります。


そして高塚山の麓にある高塚不動尊に到着しました。
高塚山高塚不動尊 (500x375).jpg

この高塚不動の奥の院が高塚山の山頂にあり、ここから奥の院を目指して歩き始めました。
高塚山登山道 (4) (500x375).jpg


この季節でも常葉樹に覆われているのが南房総特有かも知れませんが、植生としては東京湾を挟んだ対岸、三浦半島の 浦賀城 によく似ていると思いました。


それにしても、登山道入口もそうだったのですが、「もしかして城跡では?」という疑念を抱くようになりました。

里見氏初代の里見義実が築城した 白浜城 も高塚山とは同じ山脈上にもありますし、高塚不動に見られる切岸などは、里見氏の築城術そのもののような気もします。



高塚山登山道 (500x375) (2).jpg
対岸の北条氏に備えるとすれば、ここに築城する意味は大いにあるようにも思います。


その腰曲輪(?)の休憩所には、意味深い格言がありました。
高塚山登山道 (2) (500x349).jpg
全くごもっともで、里見氏が房総を守り抜いたのも、この天然の地形があったからこそでしょうか。


完全に城郭を意識するようになってからは、ピークの間の尾根線も城郭の遺構に見えるようになりました。
高塚山登山道 (3) (500x375).jpg
これが堀切に見えるようになったので、リセットして出直そうかと思ったほどです。


高塚不動尊のみならず、高塚山は古くから信仰の対象となっていたようで、ところどころに古い碑も観られました。
高塚山登山道富士登山記念碑 (500x375).jpg
富士浅間神社の顕彰碑と、富士登山の記念碑
昭和4年の旧6月15日の日付と共に、富士登山者の名前が刻んであります。
(ご苦労さまでした)


登山道の中腹には鳥居があって、ここから奥の院の参道となっているようです。
高塚山高塚不動尊奥の院 (1) (500x375).jpg

鳥居から先が長いのが衝撃でしたが、登山道の半分は奥の院の参道ではなかったかと思います。

高塚山高塚不動尊奥の院 (3) (500x375).jpg
奥の院の山門


仁王門かと思って左右を見てみると、両脇には仁王像がありました。
高塚山高塚不動尊奥の院 (7) (500x375).jpg
左側、雷神??

高塚山高塚不動尊奥の院 (6) (500x375).jpg
右側、風神???

あまりにコミカルなので、「ここまで来てギャグなのか?」と思っていたら、明治44年に再建された由緒正しきもののようです。

そして奥の院の社殿
高塚山高塚不動尊奥の院 (3) (500x376).jpg
背後はしっかりと土塁で囲まれており、やはりここが詰丸だったのではないでしょうか。


それでも高塚山山頂の奥の院からは、眼下に太平洋が広がっていました。
高塚山高塚不動尊奥の院 (4) (500x375).jpg
耳を澄ませば潮騒が聞こえてくるほどで、黒潮の流れも見えるような感じでした。

「防衛拠点を築くならば、やはりここがいいな~」と思いつつ、どうしても城から離れられないのが悲しい性です。


ところで高塚山の標高は216m、海面に近い千倉では標高がそのまま高低差にはなるのですが、1時間で往復できるほどの、まさに「朝飯前」のトレイルでした。

その朝食は千倉ではなく、同じ南房総ながら鴨川の「道の駅鴨川オーシャンパーク」で、サザエ丼です。
高塚山サザエ丼 (500x375).jpg
サザエ丼が卵とじなのが衝撃で、さらにはこれが900円もするので卒倒するかと思いました。





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最終更新日  2018/03/22 09:26:28 PM
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