パクス・ジャポニカ Vol.2

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2013/04/13
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カテゴリ: 山登りと山歩き
青梅市の北部を東西に延びる青梅丘陵は、全長約10kmにわたってハイキングコースとなっており、東は青梅鉄道公園をスタートして、西は雷電山を越えて 高水三山

今回はコース最高峰の雷電山から、青梅丘陵ハイキングコースを歩いてみることにしました。

雷電山へはJR奥多摩線で青梅から5つ目の軍畑駅が近いのですが、1つ手前の二俣尾駅で電車を降りました。

コース途中から登って雷電山までを一旦往復し、さらに青梅鉄道公園を越えて勝沼城を目指すという奇妙なルートが、ハイキングをしながら戦国城跡とD51を訪ねようとすると、こんなコース取りになってしまいました。


二俣尾駅を降りて、一旦青梅方向に戻りつつ、最初に訪れたのが海禅寺です。
青梅丘陵海禅寺山門 (500x375).jpg
海禅寺山門
元々は福禅寺と称し、寛正年間(1460~1465年)の創建とされる古刹です。

青梅の豪族三田綱秀によって再興されたものの、北条氏によって三田氏が滅ぼされた時、戦火に見舞われて伽藍を焼失しました。



いわば進駐軍として関東に入ってきた徳川家康の宗派は浄土宗ですが、禅宗のこんな山寺にも朱印状を与えていたとなると、その占領政策の苦労を垣間見るような気がしました。

そして海禅寺には、その青梅の雄者であった三田氏の供養塔があります。
青梅丘陵海禅寺三田氏供養塔 (500x375).jpg
三田氏とその城郭の運命を思いつつ、まずは合掌。


青梅丘陵ハイキングコースに合流するには、二俣尾駅と海禅寺の間にルートの入口があり、二俣尾からだとそこからスタートするのが近いのですが、海禅寺からさらに直進して泉蔵寺というお寺を目指しました。

海禅寺と違って泉蔵寺は案内標識もなく、地元の人に行き方を尋ねるほどです。

寺院の造りも現代の住宅風なのでわかりづらいお寺でしたが、その横に山へ続く道の入口がありました。
青梅丘陵枡形山 (500x375).jpg
ハイキングコースの案内板もない山道ですが、あえてここからスタートして、まず目指したのは枡形山城です。


泉蔵寺から枡形山城までの道はよく踏まれており、なかなか歩きやすい道となっていました。
青梅丘陵枡形山 (2) (500x375).jpg

海禅寺をスタートして約30分、急な斜面を登り切った先に神社の鳥居があり、枡形山城に到着です。
枡形山城鳥居 (500x375).jpg
入口にある鳥居

枡形山城本丸 (500x375).jpg
枡形山城本丸


枡形山城は標高386mにあり、本丸には二等基準点がありました。
枡形山城二等基準点 (500x375).jpg


もしも枡形山城から先の道がなければ、一旦麓まで引き返して別ルートで登ろうと思っていました。

枡形山城の本丸から北の方を眺めると、その先に道らしきものが続いていたので、辿ってみることにしました。


それでも枡形山城から先の道はあまり踏まれておらず、道がわかりにくい上に案内標識もないので、何度も立ち止まっていました。
青梅丘陵枡形山 (3) (500x375).jpg
木にビニールテープの印はあったのですが、実はこの道がハイキングコースではないことを、後になって知りました。



青梅丘陵枡形山 (6) (500x375).jpg
本線との合流点にある標識
どうやらここまで辿って来た道は、正規のハイキングルートではなく、東京電力の作業用の道だったようです。


尾根に取りついて本線に合流してからは道もよくなり、案内標識も随所に見られるようになりました。
青梅丘陵辛垣城 (1) (500x375).jpg
海禅寺方面からの合流点
ここから西へと方向を変え、辛垣城経由で雷電山へ向かいます。

本線に合流してすぐに物見山のピークがあり、ピークを下ったところで名郷峠へと差し掛かりました。
青梅丘陵辛垣城 (2) (500x375).jpg
名郷峠
ここも二俣尾方面の分岐になります。

物見山を越えた後もいくつかピークがあったのですが、ピークに差し掛かると巻き道がついていて、さほどアップダウンもありませんでした。


青梅丘陵辛垣城 (500x375).jpg
それでもあえて越えなければならないピークがあります。

本線は辛垣城のある辛垣山を巻いているですが、辛垣城を避けて通るわけには行きませんでした。
辛垣城縄張り図 (3) (500x374).jpg
辛垣城の縄張り図
ハイキングコースの本線は辛垣城を見事にトラバースしていますが、もちろん本線から別れて辛垣山へと向かいました。

辛垣城辛垣山頂 (2) (500x375).jpg
辛垣山頂(標高457m)
(「つはものどもが夢の跡」、辛垣城についてもまた後日)


辛垣城の堀切や腰曲輪をいくつも越えて再び本線に合流、雷電山へは緩やかな道が続いていました。


途中の枡形山城や辛垣城の寄り道も含め、スタートしてから1時間半で雷電山が見えてきました。
青梅丘陵雷電山 (3) (500x375).jpg
城跡の櫓台かと思うほど珍しい光景ですが、この上がコース最高峰の雷電山の山頂です

青梅丘陵雷電山 (4) (500x375).jpg
雷電山山頂(標高494m)
眼下からは採石工場の音がひときわ大きく響き、遠く目を凝らすと秩父の連山が見えていました。
青梅丘陵雷電山 (5) (500x375).jpg

雷電山で折り返し、途中までは来た道を戻りながら、青梅鉄道公園から勝沼城へと向かいました。

標高はさほどでもありませんが、途中で秋田久保田城以来の再会もあったりして、なかなか興味深い歴史街道でした。
青梅丘陵辛垣城 (4) (500x375).jpg
山路来て なにやらゆかし すみれ草





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最終更新日  2018/03/22 09:25:06 PM コメント(2) | コメントを書く


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