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あーもう明日から6月…… なんか、あっという間ですよ 何せ今年は元日に実父が入院し 2ヶ月後に亡くなり バタバタしてる間に緊急事態宣言とか…… 普通の生活じゃなかったのよね まぁ、まだまだ戻ったらいかんのだけどねぇ 緊急事態宣言解除で生活を巻き戻そうって流れですが 息子も娘も週に何回かは大学行くし 旦那も会社への出勤が再開し……で 私を除いて東京本面への電車に長時間乗車することになる 感染リスクは一気に上がるわね 心配だわ
May 31, 2020
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皆さま如何お過ごしでしょーかー? 私の生活は今のところあまり変わり映えしません 来週から子供らが一部授業再開だとかで 週一回は大学へ通学するそうです うーーーん、満員電車が心配 何とか感染せずにここまで過ごせたのに リスク回避は出来ないのかな、やっぱり 旦那の会社も出社するんかなぁ 社員全てじゃないと思うんだけどね またぞろ感染者が増加しそうな予感があります んで エピソード7 うん、前回までで何となくラストを予想してた方もいらっしゃるでしょう タイトルがタイトルだからね エピソード7(もうこれ、ドッキリカメラでも仕込んでんじゃねぇか?) はい、今日がラストですーーー ↓ ↓ ↓ 再び二人で聞き耳を立てると 「痛い。やっぱり痛いぞ、イザーク。」 「ふん。貴様、痛みは感じないと言っていなかったか?」 「だって、ゴリゴリ擦れて・・・・んあっ。 そんな気がするんだから・・・・・しょうがないだろ?」 「なら、今日はもう、出すのをやめるぞ。」 「や、ヤダ。出る!出して、イザーク!」 ナニを出すって!? 出るって、ナニがですかぁぁぁぁ!? 「イザァクゥゥゥゥ!!」 「ジュール先生っ!それ以上はダメですぅぅぅ!」 バーーーーーーン!! 思い切りドアを蹴破ってディアッカさんと部屋に突入する。 「アスランさんっ!大丈夫でありますかっ!」 いくらジュール先生といえど、やって良い事と悪い事がぁ!! 「あ、シン。ディアッカ。どうした?」 「貴様ら。入室の許可は出しておらんぞ。」 オレ達が見たものは。 リボンタイを結んだシャツにスラックスを身に着けて 革靴に片足を突っ込んでるアスランさん。 現代の服を着てるのって、凄ーく新鮮ですねぇ。 「二人とも聞いてくれよ! イザークのヤツ。こんな窮屈な物を俺に着せようとしてるんだ!」 ・・・・・・・・はい? 「このシャツとかいうの、首回りが擦れてヘンな感じがするし スラックス、だっけ?これは何やら脚が擽ったいんだ。」 えっ?そういう? 「それにこの靴とやらは何なんだ! こっちは大きすぎるし、小さい方はキツくてゴリゴリするし!」 頬をぷうと膨らまして、床に革靴を放り投げるアスランさん。 はぁ、確かに靴ってサイズが合わないと辛いですよねー。 「全部身に付けないと外に出さないって言うんだぞ! なぁ、横暴だと思わないか?」 あーーーーーー、出すの出さないのって。 「外のこと、でありますか。」 「ここの庭ならばシースーとサンダルで構わん。 が、研究所の外に出るとなれば話は別だ。」 ジュール先生は少しばかり不機嫌そうに溜息を吐いた。 「ただでさえ、貴様は目立つ。 現代の若者と同じ格好をしろと言っているだけだ。」 いや、そのスタイル。 現代の若者と同じ格好ではないと思います、ジュール先生。 「でも、イザーク。これはイヤだ。」 「出たいと言ったのは貴様だぞ、アスラン。 なら、少しは我慢したらどうだ。」 「んむーーーーーー。」 「なんだよ、そういうことかぁ。人騒がせな。」 ディアッカさんがやれやれと肩を竦めて笑った。 「紛らわしい会話すんなよな、イザークもアスランも。」 全く同感であります。 思わず頷きそうになったオレだったけど 「紛らわしいとはなんだ、ディアッカ。」 ジュール先生の地を這うような声で、はっと口を噤んだ。 「はっきり言え。はっきりと。」 ヤバイ。 これは非常にヤバイであります。 オレはこっそりとアスランさんの隣へ。 限りなく安全な場所へ避難しないと後が怖い。 「え?そりゃあ、あれだよ。」 ディアッカさん。 地雷、そこに埋まってます! 分かってますか? 思いっきりデカイの、埋まってますよ! 「お前がアスランを手籠めにしてるのかと。」 あぁぁぁぁ!躊躇なく踏んだぁぁぁぁぁ!! 「何をほざいているかぁぁぁキシャマァァァ!!」 なんだこれ。 なんのコントなの? つーか ドッキリカメラでも仕込んでんじゃねぇの? ・・・・って、ふと廊下を見たら ホーク姉妹が楽しそうに動画撮ってたっていう。 ジュール考古学研究所は今日も賑やかであります。 <おわり> っていうオチ ベタですなぁ♪ 種初期のちょっと高めのアスランの声で セリフを脳内変換すると萌えます
May 28, 2020
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今日は午前中だけのお仕事 うん、自粛解除で人の出入りが心なしか多くなったような気が・・・・ 神奈川は感染者の減少が緩やかなくせに 自粛解除は大胆だもんなーーー 大丈夫なのか? 自営業の方々はほっと一息吐いておられるでしょうけどね 通ってたヨガスタジオは今月末までの休業予定なんだけど 来月から再開するのかしら 再開したとして 私はどうしようか 職場が職場だからスタジオが休業する前から 行くのは遠慮してたのよね 暫くは遠慮した方が良いかな・・・・・・ 嫌がる人、いるかも知れないしね なんて凹んでいてもしょうがない! 取り敢えずおやつ食べた♪ 水戸納豆製造 水戸干し納豆 200g入×4個パック 納豆好きにはたまらん❤️ ダイエットは辛いけどおやつは食べたい私の味方です んで もぎゅもぎゅ食べた後は 久しぶりにお絵描きでもするぞ! ・・・・・って意気込んではみたものの 描きたいところだけ描いたら 途中で力尽きた・・・・・orz 最近すっげー目が疲れるのよぉ(←言い訳) 来月の半ばには眼科受診せんとな 目薬がそろそろ切れるんで貰わんと 毎回の視力と眼圧のほかに眼底検査する予定なんだけど やるのかなーーー? 前回、視野検査はやったけど、どうなんだろ
May 27, 2020
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アレっすね 解除の影響なんすかね 今日、近くのバス停の前通ったんすけど その近くにチャリ置き場があるんですよ バスの乗客が利用するのが 確実に、ここ1か月よりも混んでた 置いてあるチャリの数が多かったっす ってぇ事は駅方面に向かう人が多かったんだろうなぁ 商業施設が開いたから? それとも、リモワから通常出勤に変わった? 急に密な状況にならなきゃ良いっすけどね 主人と子供らはまだ在宅 うん、その方が良い で、続き あと一回くらいで書き終わります ↓ ↓ ↓ 「ん・・・・・これヤダ。イザーク。」 ひぇっ!? 今のアスランさんの声? 「嫌だ、じゃないだろう。アスラン。」 「だって、こんなの初めてで。」 ひぇぇぇぇ! ジュール先生とアスランさんが会話してる、んだろうけど! 何だこれ。 何やらちょっと・・・・・・・。 「これなら、どうだ?」 「ん・・・・・・何か擦れて・・・・ヘンな感じだ。」 宥めるみたいなジュール先生の声。 応えるアスランさんの声は、鼻にかかって甘えてるみたいで。 「んゃあ。擽ったぃ。・・・・・イャだ、これ。」 「すぐ慣れる。少し我慢しろ。」 えええええ? 何コレ 何の会話っ!? 中で何やってんすかぁっ!? 思わずノックも忘れてドアに耳を付ける。 「これはどうだ?」 「ん・・・・・・。これ?」 「どうなんだ?」 「んん・・・・・・ダメだ。大き過ぎる。」 「ワガママな奴だ。なら、これでどうだ。」 「あぁっダメ。キツイ。」 「ふん、堪え性のない。」 「だって、キツクて・・・・く・・・・ん、ダメだ、痛い。」 「では、やめるのか?」 「や。やめない。」 「なら、我慢しろ。」 「イザークの意地悪。」 いやいやいやいや! なんだコレなんだコレなんだコレぇぇぇぇ!! 「・・・・・・有罪じゃねぇ?イザークのヤツ。」 「ぅわぁ、ディアッカさん!?」 いつの間にオレの背後に? 「イザークめ。幼気なアスランに何してるんだ。」 「やっぱ、良からぬことを致してるんでしょうか?」 「そうとしか考えられないだろ、この会話!」 えええーーーーーー ジュール先生ってば何やってんのー? って事で次回に続きます
May 26, 2020
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緊急事態宣言 全面解除、ですって? 商店や学校、商業施設の再開はありがたいっすけどね いきなり緩んじゃいけませんや 集近閉は引き続き避けましょう 個人個人が気を引き締めないとまた元の木阿弥ですぜ こちとら職場が職場なんで 気は抜けませんよ 明日も頑張るーーーーー ・・・・・で続き ↓ ↓ ↓ たぶん、アレだ。 アスランさんの肌を保護する特製の香油を塗ってるんだと思う。 思うって、何で憶測なのかって? 助手だろ?詳しく知ってるはずだろう、って? そうだよ、オレは助手だよ。 だけど知らないモンは知らないの! だってしょうーがねーじゃん。 ジュール先生ってば、アスランさんの体をケアする時は 誰も部屋に入れないんだぜ? オレだけじゃない。 ディアッカさんも入れてもらえないんだ。 お手伝いさせて下さいって言ったら 『貴様にはまだ早い!』だってさ。 見学すらもNGなんだぜ? そりゃあ、あれだ。 アスランさんは綺麗な人だし? 興味本位な下心が全く微塵も無いか?って聞かれたら すみません。って頭下げることになるけど。 一昨日だったかな。 『イザーク。また一人でお楽しみか?』 ディアッカさんが、軽ーい気持ちでからかったんだ。 そしたらジュール先生の逆鱗にモロに触れた。 『貴様ぁぁ!下卑た想像をするか!』 うん、頭にでっかいコブ、こさえてたよ、ディアッカさん。 で『ひっでーよな、イザークのヤツ。シンもそう思うだろ?』だって。 いやそれ、自分から地雷踏みに行ってるだろ。 オレだって、それは言わねぇよ。 怒られるの分かってるもん。 ディアッカさんはそうやって 毎日いくつかジュール先生の地雷を見事に踏み抜くんだ。 あれは趣味なのか? ドMなのかな、あの人。 まぁ、それは深く追求しないでおくとして。 今日もアスランさんは外に行きたいって言い出すんだろうな。 これでオレの仕事が増えるんだけど。 見習いの身としては何事も勉強。 どんな些細な事でもやらせて貰えてありがたいと思わないとな。 とにかくジュール先生の部屋に行って 今日の仕事を確認しなくちゃ。 って、先生の部屋のドアの前に行って ノックしようと思ったら。 しようと思ったらーーーーー なんでしょーーー?
May 25, 2020
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はい、小ネタレベルのお話ですよ 毎回ですけどね 7話って事になります 前回も書きましたがエピソード0が入ったんで 話の数とタイトルナンバーが合いません 気にしないでーーーー あーーーー 明日、本当に緊急事態宣言が解除になるんですかね 神奈川も ただでさえ自粛疲れとかなんとか 気が緩んでる人も散見されます マスクつけてない人とかね これで解除だからって浮かれて油断して 感染者増えたーーー なんてことになりませんように! 解除になったら我が職場もボチボチ定期検査も始める様子 健診も例年通り6月から始めるのかな たぶん、お一人ずつ時間を空けて 消毒とか換気とか合間に入念にやる事になりますな 心配事は尽きませんな では↓へどうぞ ↓ ↓ ↓ 7(もうこれ、ドッキリカメラでも仕込んでんじゃねぇか?) おはようございます、見習い助手のシン・アスカです。 今日も朝からパシられるやる気満々です。 すっげーデリケートな体を持つアスランさん。 一度どこかに傷が付こうもんなら元には戻らない、あの人の体。 だから研究所職員一同、あの人には最大級の注意を払ってる。 先週、すったもんだの末に外に出てみたアスランさん。 そりゃあもう、大変だったんだ。 外に出るの出ないので大揉めに揉めたんだから。 (詳しい経緯は5話を読んでくれよな) 色んな物の劣化を早める紫外線。 茹だるような高気温や高い湿度は腐敗を招くし 氷点下の気温は少しの水分でも凍って細胞を破壊する。 かといって乾燥しすぎると表皮がパリパリに剥がれそうだ。 何より大敵なのは空気中の細菌類。 生物なら体に常在菌がいて病気を防ぐけど アスランさんの体はそういうものに守られていないみたいで。 だから暫くは地下の無菌室にいてもらってた。 お肌のケアをすれば大丈夫そうだって分かったから これで一安心、って思うだろ? でも、そうならないのが困った所でさ。 外に出るなら出たでその前に。 戻れば戻ったでその後に、ジュール先生が毎回ピリピリして アスランさんに掛かり切りになるから他の仕事がストップする。 なぜかって? そりゃあアレだ。 時間をかけて丁寧に綿密に念には念を入れて隅から隅まで アスランさんの体をケアするからに決まってんじゃん。 今日はここまで
May 24, 2020
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今日は何だかもやもやちょっと暑い 昨日があれだけ寒かったからね 明日はもっと暑くなるって? でもって、じわじわと初夏の陽気に って・・・・・・ マスク暑いぃぃぃぃ!! フェイスシールドが蒸れるぅぅぅ!! 25日に、もしかしたら首都圏も緊急事態宣言解除かも っていってるけど マスク着用は続くし自粛は続けた方が良いだろうし っていうか、自粛しないとまた感染者増えそうだしね あぁ 顔が痒い なんていう愚痴は、まぁ置いといて 6(下僕か保護者か) のお終いの方 激しく短い小ネタなもんで さらっと読んで下さい ↓ ↓ ↓ ↓ 「そうか。」 アスランはじっと緑色の瞳で俺を見据え 小さく息を吐き出した。 「分かった。それならもう頼まない。」 頑として動かない俺に痺れを切らしたのか アスランはディアッカとシンに視線を合わせた。 「お前たちは、どうなんだ?俺をこのままにしておくか?」 「は、はひっ!」 「あぁ、はいはい。ただ今解きますよ、皇子サマ。」 ディアッカとシンがバタバタと駆け寄っていく。 「俺はディアッカ。よろしく、皇子サマ。」 「シンであります。」 貴様らは良いのか、下僕と呼ばれても。 この状況に馴染んだということか。 「しっ、失礼します。」 緊張の面持ちで、どこから手をつけようかと逡巡するシン。 対してディアッカは 「はいはい、もうちょっとだけ、辛抱してて下さいよー。」 などと軽々しく言いながらアスランの体を包む布の、胸元辺りに手を掛けた。 ミイラとして葬られたアスラン。 この布を取り去れば、その下には・・・・・・。 「すぐ楽にしてあげますからねー?カワイコちゃん。」 「待て待て待て待てっ!」 いかん!! それはいかん!! ていうか、させるかぁっ!! 「ちょ、なんだよ、イザーク。」 「ジュール先生、何故、止めるんでありますか?」 「貴様らは向こうの部屋へ行っていろ。俺がやるっ。」 ディアッカとシンの手を掴み、ドアの方へと引っ張って行く。 「おい、イザーク。追い出すなって!」 「オレもお手伝いしたいでありますっ!!」 「必要になったら声を掛ける!とにかく外に出ていろ!」 二人の背中を押してドアの向こうへ押しやると 内側から鍵を掛けた。 ・・・・・これでよし。 「なんだ、イザーク。急にどうしたんだ。」 呆気にとられたような表情を浮かべるアスラン。 「解いてはくれないんだろう?お前は。」 「やらないとは言っていない。」 「だって、下僕じゃないんだろう?お前。」 「そうだ。下僕ではない。」 断じて、下僕ではない、が。 「だが・・・・そうだな。俺は貴様を守る義務があるのだ。 ふむ、保護者、とでも言っておこうか。」 「保護者、だと?」 聞きなれない言葉だったのだろう アスランは僅かに動く首を傾げ、大きな目を瞬かせた。 「そうだ。身の回りの世話は俺がやる。」 「何だ、それ。やっぱり、げぼk」 「下僕ではないがな!!」 そうだ、俺は下僕ではなく保護者だ。 3500年前のとはいえ、こいつは14歳の少年だ。 古代エジプトでは婚姻も出来る年齢だが、今の時代では未成年。 保護者の管理下に置かれるべき年齢なのだ!! 礼儀知らずの生意気で腹立たしい口を利くが そこは皇子という立場ゆえと我慢してやる。 「少し、そのまま待て。布を緩めてやる。」 「・・・・・・・分かった。」 「緩めたら自分で解けるはずだ。そうしたら。」 俺は椅子にかけてあった自分の白衣をアスランの枕元に放り投げる。 「これを羽織っていろ。」 「ふぅん、何やら着心地が悪そうだな。」 「暫くは我慢しろ。衣類はこれから見繕う。」 そう。 ”暁の皇子”アスランはミイラなのだ。 よって、布の下は全裸のはず。 ディアッカの視線に晒すことは危険すぎるし シンには刺激が強すぎるだろう。 俺とて心がざわめいてしまうかも知れん。 これほどに美しいのだから。 <おわり> そうです ミイラはZENRA そりゃあ、イザさんとすればディさんに見せたくはないよね もちろん、シンにもw その昔、ミイラを一般公開するに当たり 全裸のまま公開するのは死者の尊厳に考慮していない なんてクレームがあって 布を掛けて公開したっていうエピソードがあるそうです なんでしょうねー?そういうの 尊厳ってナニ?っていうね 街路上に設置してある現代彫刻家の裸婦の像に 服を着せたがる人たちもいる それこそ冒涜だろうが! あ、それはまた別の話ですがね ではまた書けたら次のお話をアップしていきますね
May 22, 2020
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さーむーいーーーーーー! 昨日、今日と寒いですけど 皆さまお風邪など召しておられませんかぁ!? お気を付け下さいませね てんぽ~はいつものように元気ですけれども 何とかは風邪ひかないっていうしね んで 6話(下僕か保護者か)の続きです ↓ ↓ ↓ そこまで言ってからアスランは口を噤み、ゆっくりと二度三度瞬くと ぴたりと俺に視線を合わせた。 「バカげた考えは止せ。神官の戯言に惑わされるな。」 先ほどとは打って変わって冷え冷えとした声音が唇から紡ぎだされる。 「俺の心臓を捧げたとて、王がこの世で永遠になるとは限らん。」 まるで何かが宿り、その口を借りて言葉が零れ落ちていくような。 「元より永遠の命とはオシリス神がおわす楽園に復活を果たすこと。 この世の肉体には限りがあるのだ。誰もその理を曲げることは出来ぬ。」 「ふむ、なるほど。」 失われた皇子の心臓は、何かに捧げられたという事か。 王を永遠に生き永らえさせるために。 「して、神官は何と言っていたのだ。王の名は?」 俺は身を乗り出して問い質したのだが。 「・・・・・・・・・・・・。」 アスランは、恐らく問いに答えようとしたのだろう。 しかし、その口をぽかりと開いたまま固まった。 そして 「えーーーーーーーーーーっと。」 大きな瞳をぱしぱしと瞬かせて、へらりと笑った。 「なんだっけ?」 「なんだっけ、とは?」 「うん。忘れてしまった。」 それはそれは軽い口調で、アスランはそう言い放ったのだ。 「わ、忘れた・・・・・・・だとおっ?」 こんな大切だと思われることを、忘れただぁ? 「今の今までしっかりしていたくせに、なぜ、いきなり!」 「仕方ないだろう。頭の中が何やらぼやっとするんだ。」 うーん、と頭をコキコキと左右に動かし 「なんか、寝過ぎた気がするんだ。」とアスランはぼやく。 「俺はどのくらい眠っていたんだ?イザーク。」 「3500年ほど。」正直に答えてやると 「は?」と怒気を含んだ視線を寄越してきた。 まぁ、それはそうだろうな。 冗談はよせ、といったところか。 優に30秒ほどフリーズしたアスランは ゆっくりと息を吐き出して、やれやれと言いながら眉尻を下げた。 「そうか。お前の所為か。頭がぼんやりするのは。」 いや、3500年はスルーなのか? そこは突っ込んでこい! 「下僕なら、下僕らしくしっかり仕事をしないか、イザーク。」 「はぁ!?」 「大変な失態なんだぞ?俺は仕置きをするつもりはないが。 本来なら始末書書かされて、給料減らされるんだぞ。」 「いや、だから俺は下僕などでは」 「そうやって有耶無耶にするつもりか? 3500年などと途方もない冗談を言って。」 膨れっ面でそう続けるミノムシ皇子。 「何なんだ、こいつは。」 この態度。 腹立たしいったらないぞ。 「なぁおい、イザーク。」 「あの、ジュール先生。」 丸きり傍観者だったディアッカとシンがおずおずと口を出してきた。 「取り敢えず、布から出してやらねぇ?」 「このままって訳には・・・・。」 「そうだぞ、早く何とかしろ。おい、イザーク!」 くぅ・・・・・。 簀巻き状態のまま放置してやろうか。 「早くやらないか。イザーク。」 「俺は下僕じゃない。」 「なんだと?」 「もう一度言う。俺は下僕ではない。」 はい、今日はここまで 次回で終わります うん、短い話なんでね
May 21, 2020
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5月18日はキラ&カガリの誕生日だったんで その小ネタ的な話をサイトと支部にアップしておきました おめーーーーー! んでもって 考古学者イザさんと皇子アスのお話 前回エピソード0だったもんで 今回のお話のNOは6になります わーややこしーなぁ まぁ、ゆっくりボチボチ書きますわ んじゃ、最初の方ね エピソード0の目覚めちゃった直後からの話になります ↓ ↓ ↓ 暁の皇子と不遜な下僕 改め ゾンビ少年と憂鬱な保護者 6(下僕か保護者か) 「俺は姫じゃない。皇子、アスランだ。」 「皇子、だと?」 目覚めるなりご機嫌斜めの”暁の姫”改め”暁の皇子”。 この場合、目覚めたというのか蘇ったというのか。 いずれにせよ、目を開けて喋ってはいるが死んではいるのだから どちらも正解なわけではない。 この際、どちらでも構わない。 というかこの状況にどう対処したら良いものか。 「イザークと言ったな。」 アスランと名乗る皇子は、はぁぁ、と深い溜息を吐いて 「下僕が主人の性別を間違えてどうするのだ。」 胡乱気な眼差しを向けてきた。 いやいや、棺には”暁の姫”と刻印されていただろうが。 文句なら紛らわしい埋葬を行った責任者に言え! ・・・・・・というか。 聞き違いでなければこいつは今、俺を下僕呼ばわりしなかったか? 余りにも耳慣れない言葉に脳が拒否反応を示したようだが。 下僕。うむ、確かにこいつはそう言った。 召使。下男。奉公人。呼び名はいくつかあるが。 「・・・・・げっ、下僕・・・・・だとぉっ!?」 いやいや、ふざけるのも大概にしろ。 「何を驚いているんだ。」 ”暁の姫”改め”暁の皇子”はますます疑わしげな視線を向ける。 「お前は俺の身の回りの世話をするために、ここにいるのだろう?」 「く・・・・・・・っ。」 確かに皇子ならばそういう者らに傅かれているだろうが、しかし。 この俺が! 名門ジュール家の後嗣たる俺が、下僕呼ばわりされるとは! 生まれてこの方、こんな無礼な扱いを受けたことはないぞっ! 「俺は断じて下僕などでは。」 「まぁ、些細なことは捨て置こう。」 俺の怒りなどどこ吹く風と受け流し アスランは大きな瞳を右に左に鷹揚に揺らした。 「取りあえず、何とかしろ。」 「ぐぬぬぬ、何とか、とはなんだっ!?」 「窮屈で動けないんだ。」 それはそうだろう。 ぴったり巻かれた布はまだ肩と胸の上部までしか出ておらず まるで寝袋からひょっこりと顔を出したキャンパーか 外を窺うミノムシのような状態だ。 よくよく見ると、なかなかに愉快な光景ではある。 つい、まじまじと眺めていたのが気に入らなかったのか アスランは眉を寄せ、益々不機嫌になっていく。 「お前か?こんな仕打ちをしたのは。」 「仕打ちだと?これはお前が。」 埋葬されたからだ、と言いかけて口を噤んだ。 この皇子は自分が死んだことを知っているのか。 というか、人は自分の死というものを自覚できるものなのか。 死に行く自覚があったとしても、目覚めてしまったらば それは無かったことになるだろうか。 「何なんだ、この窮屈に巻かれた布は。 一体、何のつもりでこんな事をしたんだ。」 事実この皇子は何事もなかったように悪態を吐いている。 「これではまるでミイラのようではないか。」 はい、今日はここまで 次くらいで終わるかな。 今回の話は短いです
May 20, 2020
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皆様如何お過ごしですか? 外出自粛とか集近閉を避けるとか 色々対策を取られてることでしょう 情報も刻々と更新されたり変わったり 混乱することもありますよね そんな中ですけどね コロナばかりに関心が集まりがちですけど 他にも命に関わる病がありますからね? それを忘れないでね 今日も乳幼児の定期接種を受けさせなきゃと思いつつ 病院に行くのが怖くて、いつ行こういつ行こうってグズグズして あわや受けさせ損ねそうになったお母さんが 慌てて駆け込んで来ました こう言ったらいけないかも?だけど 診療の住み分けは必要だと思うの どこでもコロナを検査出来た方が良い って考える人もいるんだろうけど 子育て中のお母さんが少しでも安心して予防接種受けられる場所や お年寄りがいつも通り通院出来る場所を確保することは大切だと思うの そう考えるのは間違ってるかなぁ?
May 12, 2020
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はい今日が〆ですよー昨日までの話から対して進んでいるわけではなくただただ書く時間がなかっただけっていうね今日も今日とてお仕事に勤しみ帰ってきたら家事やってんで洗濯機を回している間にこれを書くはい、今日で6話がお終いです激短い↓↓↓と、同時に固く閉じられていた花弁のような唇が、ふわ、と緩み濃厚な薔薇の芳香と共に言葉が紡がれた。『お前は、誰だ』そう、尋ねられた。・・・・・・と、思う。実際には声にすらなっていなかったのかも知れない細やかな音。しかし俺の耳には届いていたのだ。”暁の姫”の問う声が。「イザーク。イザーク・ジュールだ。」名乗る俺の声に応えるように”暁の姫”が睫毛を揺らす。ゆっくりと確かめるように瞬いた後、その双眸が光を帯びて行く。「イザーク・・・・・・?」今度ははっきり言葉として耳に届いた。まろみを帯びた柔らかな声音が。ほんの僅か鼻にかかったような甘さが、耳朶を心地よく震わせる。極東の国では”鈴を転がす様な声”という例えがあると聞いた。正しく、そう表したい美しい声だ。二度三度、ゆっくりと瞬く”暁の姫”。その優雅な面立ちに惹かれるまま俺は思わず恭しく礼の姿勢を取っていた。「ご機嫌麗しゅう、暁の姫。」言葉は通じずとも気持ちだけは、と思っての礼だったのだが。俺の言葉にか、それとも仕草にか、見る間に彼女の眉間に険が走る。何か非礼に当たる振る舞いがあったとでも?睫毛が揺れ、緑色の眼がすっと細められる。そして色を帯び始めた頬がひくりと引きつり軽く突き出すように動いた唇からはこう言葉が紡がれた。「誰が姫だと?」「あなたは暁の姫ではないのか。」「ふん。俺のことをそう呼んでいた奴らがいたのは事実だがな。」いや、この際細かい事は突っ込んでくれるな。「とにかく俺は姫じゃない。暁の皇子、アスランだ。」「アスラン?・・・・・皇子、だと?」何故、言葉が通じるんだと聞かれても俺自身、皆目分からない。だが俺は、彼女、いや彼の言葉が分かってしまったのだ。そして彼も俺の言葉を理解したのだから仕方がない。アスラン、と名乗った皇子は俺の顔をじっと見つめそれからふ、と小さく息を吐いた。「下僕が主人の名を間違えてどうするのだ。」「な?・・・・・げっ、下僕・・・・・だとぉっ!?」これが、俺と姫・・・・いや皇子との世にも奇妙すぎる出会いの瞬間だった。暁の皇子と不遜な下僕改めゾンビ少年と憂鬱な保護者0(世にも奇妙な物語)<おわり>初対面で下僕認定されちゃったイザークさんこの後のやり取りもこのまま書こうかと思ったんだけど次の話に回します構想を練ってからいやそんなに練るほどの話でもないけどそれから書きますねあ、洗濯機が止まったー洗濯もの干してきまーす!
May 11, 2020
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今日は天気が変ーーーー厚くて灰色の雲がもわもわしてるから雨が降るの?・・・・って洗濯物を部屋干ししてたんだけど結局、降らなかったよぅこんなら外干しにするんだったよーーーーーまぁ、家の中でも乾くけどさこういう天気ってなんかヤダ家の中は何だか暗いし近所の家からは中学生か高校生くらいの男の子の「あ”---!!」とか「う”お”あ”!」なんて奇声が聞こえるしなんなの、もう家の前の道は通学路で朝夕は学生が結構通るんですよ(今は通らないけど)時々、そういう潰れた声で騒ぐ男子がいるのよねつか、なんであんな喉を潰す様な品のない声を張り上げるんだろ理解不能しかも不快指数が上がるそんな愚痴はさておき6話今日で〆ようと思ってたのに時間切れ明日こそっ!明日こそ終わる!!↓↓↓豊かな藍色の癖毛が頭部を彩り ふっくりと丸みを帯びた真珠色の頬を引き立てている。つんと上を向いた細く高い鼻梁。 小さく噤まれた紅色の唇は、今にも言葉を紡ぎそうだ。 閉じられた瞼にはびっしりと長い睫毛が生えそろい しっかりとした眉は穏やかな弧を描いている。あぁ、この薄い瞼が開いたなら。この下に秘められた瞳は一体どんな色をしているのだろう。 薔薇の花弁のような唇から零れる声は どんな風に耳朶を震わせてくれるのだろう。ほっそりとした首から続くなだらかな膨らみはあまりにも華奢で少女というよりは少年のような痩躯だ。 姫と呼ばれる立場であって、この体型ということは死の直前まで満足に食事を与えられなかったということだろうか。 「む・・・・・・?」つらつらと思考にはまり込んでいると突然、ふわり、と濃厚な薔薇の芳香が鼻腔を擽った。いや、明らかに気のせいだろう。 防護服に身を包み、特殊なマスクをしているのだから。それに、いくら美しいとはいえ、これはミイラなのだ。 当時の防腐剤特有のむっとする臭気が鼻を突くのなら理解できるが。しかし・・・・・・これは。 何と良い香りなのだろう。 「おい、イザーク?」 「ジュール先生、何やってるんですっ!?」あぁ、確かに薔薇の香りが漂ってくる。この”暁の姫”の体から。 俺はまるで誘われるようにマスクを外し防護服のフードを外して彼女を覗き込んでいた。なぜ俺はこの手で触れようといているのだ、この姫に。 何か、この世ならぬものに操られているようだ。 触れてはならぬ。 決して触れては・・・ならない、のに。 「姫。」 聡明そうな広い額にかかる髪。す、と指で払ったその時。 「・・・・・・・・な!」 「ぎゃーーーーーーーーー!」 「め・・・・・っ・め・が・・・っ!」 何の前触れもなくそれは起こった。ふるり、と長い睫毛が揺れ、続いて薄い瞼がゆっくりと開いていく。びっしりと生えそろった上下の藍の睫毛の縁は薄紅色に染まり濁りのない美しい白目を際立たせている。その中から現れたのは柔らかな緑。このとろりと溶けだしそうな柔らかな色合いは エメラルドだろうか、それとも翡翠、だろうか。そしてその中心の深い黒は吸い込まれそうに深い。 何と、精巧に作られた義眼なのだ。その瞳の奥を覗き込みたい衝動に駆られて顔を寄せて行くと動くはずのない虹彩がきゅっと締まり、焦点が合った・・・・気がした。はい、今日はここまであとちょっと明日こそ終わりになりますんでさて、今日は母の日一足先に昨日母の元に届けて貰いました胡蝶蘭 母の日 ギフト 花 鉢植え【白・ピンク・白赤大輪】更に【ポイント5倍】胡蝶蘭 大輪 2本立(15〜20輪) 6,000円 選べる4色 あす楽【海老名洋蘭園 お祝い 胡蝶蘭 開店祝い 花 誕生日 開業 就任 昇進 退職 お供え フラワーギフト 鉢花 母の日 プレゼント】【ko】【ya】母は花を育てるのが趣味なので喜んでくれましたよ娘は家事手伝い掃除機とか洗濯物たたみとか風呂洗いとか小学生か(笑)いやいや、ありがたいことですあ、息子は夕飯作ってくれるそうで何が出てくるか楽しみ♪んでちょっくらマジで久しぶりにいたずら描きてきとー過ぎて我ながら震える(笑)
May 10, 2020
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お仕事疲れたー! 明日は休みだぁぁぁ! 天気がいまいちみたいで残念だけど 色々やることはあるしね 今日もまだ終わってないよ さっき洗濯機が止まったからこれから干すよ 終わったらもう寝る! なんて書いておいてダラダラするんだよな 夜更かししないようにって思っても 休みの前日はつい、ね んでは 6話の続き 昼にポチポチ書いてたヤツ ↓ ↓ ↓ 「では、布を取り除くぞ。」 「はいっ!」 「おーーー楽しみぃ。」 巻き付けられた布は茶色く変色しておりすっかり固く癒着している。 メスですこしずつ切り開いていくしかないようだ。 布片を年代測定にかける。 「ジュール先生っ!紀元前1500年ころの物です!!」 「やったじゃん、イザーク!俺の目は正しかったろ?」 「ふん。悪運の強い奴だ。作業を続けるぞ。」 ゆっくりと布を取り去って行く。 この下には防腐処理と乾燥により、濃い褐色になった肌を持つ 固く締まった肉体が収められているのだ。 ミイラ職人の腕と、その後の環境さえ良ければ 生前の面影を残している場合もあるのだが。 これはどうだろうか。 眼窩や鼻梁、頬などは水分が多く収縮してしまう事から 詰め物をして補強してあることが多い。 CT画像を見る限り眼窩には義眼が嵌めこまれているようだが 鼻梁や頬への詰め物はない。 逸る気持ちを押さえて、一枚一枚布を取り去って行くと ・・・・・・・・そこには。 「これは・・・・・・・っ!」 「ひゅーーーーー!何てこった!」 「ひぃぃぃ!し、死体っ死体ぃぃぃ!?」 「落ち着けよ、シン。ミイラだって死体だろ?散々見てきたろ?」 「いや、そうなんですけど!でもこれっ! ど、ど、ど、どう見ても、今しがた死んだみたいじゃないですかぁっ!」 「まぁ、生々しい死体とミイラは別モンだもんな。」 「まさかっ、まさかですよ!?これ、ただの死体じゃないですよね!?」 「えぇえぇええっ!?いや、シン。怖ぇこと言うなよ!」 「でも、でもっ!だったら脳が溶けてなくても不思議じゃないですよね? 時間が経ってないからとか、今の防腐処理の技術だったら、とか!」 「イザーク!?」「ジュール先生っ!?」 「・・・・・・・静かにしろ、貴様ら。 たった今、年代測定したばかりだろうが!!」 「「・・・・・・ですよねーーーー。」」 何という事だ・・・・・これは。 つい先ほどまで息をしていたかのようだ。 シンやディアッカが動転するのも無理はない。 俺も口惜しいことに一瞬、動揺してしまったくらいだ。 ただ眠っているかのようなミイラは、確かにある。 シチリア島のロザリア・ロンバルド フランスの聖女ベルナデッタ・スビルー インカ帝国のラ・ドンセーヤ、ラニーナ・デルラヨ、エルニノ 人の手により、また自然の奇跡によって生前の面影を色濃く残した者たち。 しかし、この”暁の姫”は。 その中の誰よりも美しく、瑞々しい。 まるで、ただ静かに眠っているだけで 今にも目を開いて起き上がりそうではないか。 はい いよいよアスランの登場です 次で6話は終りかなぁ 今回笑いはナシになりそう
May 9, 2020
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休み明け初日 改装したてだったのもあって ちょっとオタオタ(笑) 慣れるまでは笑って許してもらおう 仕事に行けば疲れるのも道理 帰ってくれば旦那と子供らが腹を空かせて待っている あぁもぅ 作ってくれないかなぁ 特に旦那! リモワで在宅勤務なんだからさぁ 少しは料理とか覚えようよ 義母が『男子厨房に入らず』で教育しちゃったんだよな 料理以外の家事もなぁ 根っからの不器用なのよね 教育出来るだろうかこれから………… って愚痴が出たところで 続き ↓ ↓ ↓ 「ふむ、内臓はそのまま残されているのか。」 自らを律するために、画像を見ながら努めて冷静に言葉を継いだ。 「珍しいな。そう思わんか?ディアッカ。」 「あぁ、確かにな。」 古代エジプトの全盛期といわれる新王国時代以後は 王族や貴族ならば内臓は取り出されカノプス壺に保管された。 カノプス壺とは棺の四方を守る守護神が象られた副葬品だ。 肝臓はイムセティ。人間の姿をしており南を。 肺はハピ。ヒヒの姿で北を。 胃はドゥアムトエフ。山犬の姿で東を。 そして腸はケベフセヌエフ。隼の姿で西を。 年代測定はこれからだが、仮に新王国時代以後のミイラなら ”姫”と称される人物はカノプス壺が使われているはず。 それよりも古い時代のミイラか、それとも。 「そう出来ない事情、曰くつきの死であったか、だな。」 しかも、だ。 他にも我々が良く知るミイラと違う点が散見される。 これは、大きな学術的発見となるかも知れん。 このミイラには他の臓器は残されているのに心臓がない。 ”心臓だけ”ないと言った方が正解か。 代わりのようにその場所にアンクを模した物体が埋め込まれている。 これはかなり稀有な事だ。 古代エジプトでは脳よりも心臓が大切とされた。 脳は腐敗が早いため必ず取り出される。 心臓は肉体の復活に必要不可欠のものであるため 他の臓器は取り出しても心臓だけは体内に残された。 なぜ、”暁の姫”に心臓が残されていないのか。 対して取り出されるべき脳が残されているのはなぜか。 しかも臓器の性質上、最も早く腐敗して液状になり 原型を留めないもののはずだが。 画像を見る限り、腐敗による肉体の欠損はあまりないと思われる。 勿論、頭部もだ。 これは言うなれば奇跡とも呼べる状態なのではなかろうか。 様々な謎は、この布を取り去って調べれば分かるだろうか。 ”暁の姫”の正体と死の理由。 腐敗していない頭部に施された施術。 そして心臓の行方も。 はい、今日はここまで なんちゃって考古学ですからねー 今はCTとか駆使して直接切り開いたりせずに調査するのが主流なんでしたっけ? 一回壊しちゃったら元には戻りませんもんね あ、洗濯機止まった 干さなきゃ 頑張るぞー
May 8, 2020
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GWが終わって今日から出勤の皆様方お疲れ様です!今日は木曜日なので私はまだお休み中明日からは通常営業でございますぅ今日は晴れて風もあったから湿度が一気に下がったっぽい・・・・・ので、五月人形も片づけましたよ何時までも出しておくとにゃんこが「何よ、この邪魔なの!!どかしてよ!」って顔するもんで子供らも家にいるから手伝ってくれたようん、頑張った!!エライ!でもって家事の合間にぽちぽち書いてたのが6話これがなかなか進みませんがねーーー今回はイザさん目線で書いてるから考古学っぽい事を言わせなきゃ!!ってね色々調べながら書いてるから遅いったらないのですあくまでも”ぽい”に過ぎないのですけどね♪なんちゃってな話なんでで、6話の途中↓↓↓無菌室にCT。 解剖するために必要なすべての用具、検査機器。 損傷を防ぎながら存分に調査研究するための設備は充分に整えてある。こればかりは蓄財してくれたご先祖様に感謝せねば。 俺と、助手のディアッカ、見習い助手のシン。 三人で慎重に石棺を開く。 中には木棺。さらにその中に布で包まれた恐らくはミイラと思しき人型の物が。 「む、これは。」 「ほーら、モノホンだろ?」 「やっぱりミイラなんでありますね?」 「慌てるな。中を確認してからだ。」 豪華なマスクや副葬品はない。 棺の状態から察するに開いた形跡はないようだ。となれば盗掘ではなく最初から入っていなかったのだろう。 一見すると一般人の棺と思われるが。 「ん?”暁の姫”だと?」 棺の持ち主、すなわちミイラの名を示す場所にはそう刻印されていた。 通常は現世の名前や官職などを記すものだ。 偽りを記せば復活することは叶わない。とすれば、姫という立場ではあるが豪奢に埋葬できない理由があった人物なのだろうか。 「生まれは”ヌトに愛されし王”の治世、5年の第二月。 死んだのは19年の同じく第二月、か。14歳だったのだな。」・・・・・・・しかし。 「ヌト、天空の神に愛されし王、だと?誰のことだ。」そのような名のファラオはいないと記憶しているが。 「まぁまぁ、イザーク。歴史には裏も表もあるじゃん?」 「む、そんな事は分かっている。」ディアッカの言う通りだ。 破壊され失われてしまった。または意図的に隠滅された歴史は数多くある。これも、その一つなのかも知れない。 「ジュール先生、CTの準備が整いました。」 「了解だ、シン。」 次にCTで中身を確認せねば。 棺から慎重に持ち上げ検査台の上に載せる。やはり乾燥した肉体だろうか。大きさに見合わずとても軽い。 「お、見ろよ、マジでミイラだぜ?」 CT画像を見れば人間の骨格と、内臓と思われる影。 「グゥレイトゥッ!大当たりじゃん!」 「すっげー!」 「喧しい、ディアッカ!シンも、落ち着かんか!」 二人を窘めた俺自身も、実のところすっかり興奮していた。しかし、こういう時こそ冷静にならねば。はい、今日はここまで明日もちょっとだけでも書けたらアップしますではでは家事やって来まーす
May 7, 2020
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連休もそろそろ終り なのですが ありがたいことに明日は木曜日 もともと休診日なので 明日までお休みさせて頂きます 金曜日から通常営業 …………なのは家族の中で私だけ 旦那は交代でリモワ 自宅のターン突入 息子は就活&修士論文作成で専ら自宅 娘も来週からリモート授業 なんだよー 母ちゃん毎日御飯作るの大変だよー! はぁ………… ため息吐きつつ時間を見つけて息抜きに執筆活動っす 6話の途中 今日はまじでちょっとだけになります エピソード0を書こう! って頑張ってるんだけど なんやかやでイザークさんは 蘊蓄お化け(ゲフンゲフン)だから つい色々調べちゃうと、まぁ進まない進まない ノロノロと牛歩のごときスピードで書いております では続き ↓ ↓ ↓ 「早く開けようぜ。」 「ディアッカ、貴様ぁ・・・・・っ!」 金髪頭を一つひっぱたき 爺がいたというバザールへ駆けつけてはみたものの。 そこは疾うにもぬけの殻。 周囲の者たちに聞いても、そんな爺は知らぬ存ぜぬの一点張り。 くそう。 あいつらは皆、同じ穴のムジナなのだろう。 若造と侮り、金持ちの道楽だと馬鹿にされたのだ。 確かに若輩者であることは間違いない。 ガラクタを掴まされるのも勉強のうちと割り切ろう。 得てしてこういう事も多々あるのだ、この世界は。 ディアッカには後で灸を据えるとして、この石棺をどうしたものか。 何もせず放置しておくわけにもいくまい。 たとえガラクタでも所有物となったからには中身を確認しなければ。 廃棄するにもルールがあるのだから。 「取りあえず研究室で開いてみるか。」 もし本物であれば、しかるべき届け出をしなければならない。 まぁ、そんな事は万に一つも無いとは思うが。 研究所に戻ってみればディアッカが既に運び込んでおり 「遅いぜ、イザーク。先に開けちまおうかと思ったぜ。」 グラビア雑誌を片手に石棺が置かれた部屋の前に座っていた。 「ったく、貴様は。 無駄にデカイ胸の女なんぞに現を抜かしているから こんなモノを掴まされるんだ。」 俺はディアッカの手から下らん雑誌をもぎ取る。 「ハトシェプストの奥ゆかしい美しさこそ愛でるが良い。」 「へいへい。イザークは貧乳好きだもんな。」 「黙れ!育児のための大切な器官にデカイも小さいも関係ないわっ! 存在そのものに敬意を払いこそすれ好みを云々するなど嘆かわしい!!」 今日はここまで♪ イザークは貧乳好き? っていうかスレンダー美人が好きなだけよw お母様もレノアママも奥ゆかしそうだし 美醜より、知性とか母性そのものを尊敬してそう
May 6, 2020
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はいGWです 外出自粛の折り、専ら家の中で物書きしてます あ、ちゃんと家事もしてるよ! イザアスの連載4話と5話は 昨日サイトと支部にアップしました 加筆修正したのでちょっと文字数増えてます(笑) で今週は6話めっつーか エピソード0的な イザさんとアスの出会いのお話を書きたいなーなんてね 最初の書き出しだけちょこっとね ↓ ↓ ↓ 私の名はイザーク・ジュール。 少しばかり名の知れた考古学者だ。 学者と聞くと、論文執筆に日々を費やしたりだとか 研究室に籠りきりで資料を矯めつ眇めつというイメージがあるかも知れない。 しかし、俺はそんなカビが生えそうな生活は好まない。 自ら現場に足を運び、自身の手で発掘をするのが身上だ。 地に埋もれていた遺物が再び日の目を浴びる時。 過去と現在が出会う瞬間に立ち会う感動は何物にも代えがたい。 これぞ、研究者冥利に尽きるというもの。 しかし遺物は時に、心無い人間の手によってその尊さを奪われる。 無残に破壊され、奪い去られ、手を加えられ 本来の姿を留めない憂き目に遭うものの何と多い事か。 全く嘆かわしいことだ! 巷には貴重な遺物を売ることを生業とする者が蔓延っている。 故に俺はそれらを救うべく散財することも厭わない。 忌々しいことこの上ないが、背に腹は代えられない。 貴重な遺物を守ることが俺の使命の一つだと思っている。 思っているの、だが。 「ってぇことで、これ領収証。頼むぜ、イザーク所長サマ。」 「ちょっと待て。一体どういう事だ、ディアッカ。」 暁の皇子と不遜な下僕 改め ゾンビ少年と憂鬱な保護者 0(世にも奇妙な物語) 全く、こいつはいつもいつも。 「いやぁ、すっげー貴重な品だってよ。 なんつっても王家の谷の西のはずれから掘り出されたそうだから。」 小型トラックの荷台から”それ”を下したディアッカは 腹が立つほどホクホク顔だった。 「で?それを貴様はどこで手に入れたんだ。」 「ん?バザールの奥にいた爺さんから。」 「バザールだと!?そんなどこの馬の骨とも知れない爺から買ったのか? この額で!これを!!」 ・・・・・・・・はぁ。 溜息しか出ない。 いわゆる高級車が買えるだろう金額。 俺にとってもはした金とは言い難い額を即金で払ったと? 貴重な品に対しては惜しむつもりはないが買った場所がバザールとは。 「これ石棺だろ?ってぇことは中身はミイラだ。 お宝ザックザク、キラッキラな副葬品。は、入ってなくても貴重なモンだぜ。」 目の前にあるのは、確かにどこからどう見ても石棺だ。 表面の装飾や形状は、見る限り紀元前1500年ごろのもの。 本物ならば中身はミイラだろうが、しかし。 地元の者たちは強かだ。もっと足元を見る。 本物なら、いや偽物でも、もう少し高く吹っかけるだろう。 ここに書かれた金額が何よりも雄弁に語っている。 即ちこれが”ガラクタ”であるということを。 ってな、感じで初めてみる
May 4, 2020
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大学の授業もネットで行うので 各自準備されたし という通知がありました はいはい まぁそういう流れになるのは致し方ないですな 息子は修士2年であとは論文だけだし 去年ノーパソ買ったから問題無し 娘の方は要準備! 大学から『大容量通信が可能なネット環境を整えて下さい』とのお達しが! 芸術学部だからね 画像のやり取りがあるんだろうね しかし………… 我が家のパソコンは古い! 大容量通信なんてたぶん無理! なので先日注文しましたよ 先輩諸氏のアドバイスを受けカスタマイズした新しいパソコンを 今日出荷したそうなので 明日か明後日には届くでしょう しかしどうやってやるんだろネット授業って 双方向通信? でないと出席の確認取れないよね? カメラはどうしたんだろ? 娘に任せたから分からんが内蔵しているのか? 息子のウェブカメラがあるから いざとなったら借りると言う手もあるが 息子の就活はまだ終わってないから重なったらヤバス ウェブカメラも今品薄だって聞いたんだよねぇ 息子の就活もウェブ面接ばっかりだったし リモワで使用するとか ネット授業で必要になったとか 何しろ初めてのことだらけ どうなることやら 巷では学校の九月始まりの話題も出ておるが それ勘弁して欲しい もし万が一そうなったら卒業は8月? 息子は既に内定2社貰ってるのに就職はどうなる? 学費は? 3月まで払ってあるが延長するなら上乗せ? 何だかね 事情はそれぞれあるけど こういう時だからやっちまおう! っていう安易な考えは止めてくれ! 振り回されるのは結局子供と保護者だろ!!
May 1, 2020
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