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2015/11/5 マネーの達人荻原 博子さんという人のお話。
現役のうちは一生懸命に働き、
老後は悠々自適に暮らしたい。
だれもが、そう思うことでしょう。
けれど、現実には、
必ずしもそうならないケースが多いようです。
特に、今働き盛りの40代、50代は要注意。
年金が目減りする中で、2つの大きなマイナスが、
老後の圧迫要因になってくる可能性がある
からです。
その2つとは、「ローンと教育費」。
※ローンはともかく・・
教育費が「大きなマイナス」の一つ?
住宅ローン
今は、住宅ローンが最長35年まで借りられます。
35歳で家を買うと、完済するのは70歳。
常識的に考えると、年金生活をしながら
住宅ローンを払い続けるのは難しい。
たとえば、3000万円の住宅ローンを、金利3%、
35年返済で借りると、ボーナス無しなら
月々の返済額は11万5000円。
※この設定はおかしい。
金利3%はあり得ない。
35年の全期間固定でも、
11月の今は1%台後半だ。
話を盛り上げるために・・
「返済が大変だ」
という状況を意図的に作って
いるように見える。
普通のサラリーマン家庭だと、
ボーナス無しで11万5000円を払うのは
大変なので、
月々8万円、ボーナス時20万円ほどの支払い
にするのではないでしょうか。
ローンの返済額は月々8万円でも、マンションなら
管理費や修繕積立金、固定資産税もかかります。
※マンションを買ってはいけない。
所有してはいけない。
将来・・金食い虫になる。
人生のお荷物になる。
手ごろな価格で買える
中古マンションほど、
じきに金食い虫になりやすい。
所有してはいけない。
(借りるのはOK)
ですから支払いは、月約10万円で、
年2回のボーナス月には、
この10万円にボーナス払いを加えた
計30万円を支払わなくてはなりません。
普通に働いているなら、この金額は返せるかも
しれません。
けれど、夫婦で20万円ちょっとの年金の中から
住宅ローンと年2回の30万円を支払うのは、
ほぼ不可能でしょう。
教育費
もうひとつの老後の大きな圧迫要因は、教育費。
子どもを大学まで行かせると、
40代中盤頃から教育費が雪だるま式に増えます。
大学は、国立でも1人500万円以上かかるので、
お金を借りずに大学まで行かせることができる
ご家庭は少ないかもしれません。
しかも、地方の方は、下宿代もかかります。
そうなれば、毎月の仕送りで、
とたんに家計は火の車に。
安心した老後を迎えるために必要な順番
では、
この2つのお金のハードルを上手に飛び越えて、
安心した老後を迎えるためにはどうすれば
いいのでしょうか。
人生には、3つの大きなお金のハードルがあります。
それが、住宅ローン、教育費、老後費用です。
※何やら・・よく耳にする
業界の言い回し・・のようです。
このような導入トークから、
目的別貯蓄の必要性を訴え、
金融商品や保険商品を販売する、
という業界の・・。
このハードルは、
必ず手前から飛び越えていかなくてはなりません。
「住宅ローン → 教育資金 → 老後資金」
※人生は多様です。
このように決めつけてはいけない。
まず、35歳でマイホームを買ったら、
買ってから10年くらいは、
住宅ローンの繰り上げ返済でローン残高を減らす
ことに専念しましょう。
※そんなことをしてはいけない!
というケースも多々ある。
これは、それぞれの家計による。
(こんな話を鵜呑みにしてはいけない)
この著者は、生の家計の生活設計を
したことが無いから、
そのようなことが分からない。
仮に、マイホームを買ってから5年間、
一生懸命に300万円を貯めて繰り上げ返済すれば、
住宅ローンは65歳までに終わります。
※ローンを完済する前に、
過度の繰り上げ返済で
大変なことになってしまう、
・・そんな家計もある。
その後の
45歳までに300万円貯めて繰り上げ返済できれば、
60歳ちょっとで住宅ローンは終わります。
※だから、家計次第だ。
45歳からは、
全力で子どもの教育資金を貯めましょう。
※このように・・資金ごとにブツ切りで
考えてはいけない。
家計のキャッシュフローは、
住宅ローンを返済しながら・・
教育費を支出しながら・・
老後生活費を支出しながら・・
生涯に渡って推移していくもの。
貯蓄残高の推移を、
一生の流れの中で捉えたい。
ブツ切りで目的別に貯蓄
・・という発想は、
金融商品や保険商品を売る業界
の思うツボになるだけ。
この頃になると、
子どもの手が離れて妻も働けるようになるので、
妻が稼いだお金はすべて貯金するくらいの覚悟で、
年間100万円くらいは貯金したい。
そうやって、大学用の資金として、
1人300万円くらい用意しておきましょう。
※このような変な発想をしなくて
いいように・・
きちんと作ってしまいたい、
我が家のキャッシュフロー表を。
それだけでは大学を卒業できませんが、
足りないぶんは、奨学金を借りたりバイトで稼ぐ
などして、子ども自身に用意させましょう。
こうすれば、55歳以降は、
子どもの教育費に患わされなくてすむかもしれません。
そこからは、自分たちの老後資金を貯めましょう。
※ ・・ 。 ふぅ・・。
このようなブツ切り貯蓄という
発想をしてはいけない。
今まで教育資金として貯めていた貯金を老後資金
として年間100万円できれば、
60歳からは収入は減るでしょうが
住宅ローンの支払いも終えているので、
年間100万円くらいは貯められるはずです。
55歳から65歳までに、年間100万円ずつ貯金して
1000万円が貯まっていれば、退職金を合わせ
年金生活に突入してもそこそこにやっていける
はずです。
※ ・・ 。
「住宅ローン → 教育資金 → 老後資金」
というハードルは、
順番を無視して飛ぼうとしてはいけません。
※このように硬直的に考えてはダメ。
家計次第でまったく違う。
若いころから老後が心配だと個人年金などの積立を
はじめると、
ローンも終わらない、教育資金も貯まらないまま
老後に突入し、65歳になったら
せっかく貯めた個人年金がインフレで大幅目減り
しているというようなことにもなりかねないからです。
※個人年金はもちろんダメ。
保険で貯蓄してはいけない。
これから家を買う人や、
子どもを大学まで行かせるという方は、
この順番を忘れずに!
※だから・・
このように硬直的に考えてはダメ。
仮に、マイホームを買ってから5年間、
一生懸命に300万円を貯めて繰り上げ返済すれば、
住宅ローンは65歳までに終わります。
※だから・・
それをやってはいけない家計もある。
この著者が言う通りに硬直的に
考えてはダメ。
生活設計をやったことが無い人は、
時々こんなムチャクチャなことを言う。
専門家?の話をすべて、
真に受けてはいけない。(当たり前)
※参考までに・・
たとえば、以下は、
積極的な繰上返済をしてはいけない
ケース
だ。
この場合は、教育費支出が済んだ後、
積極的な繰上返済をすることになる。
(現役中に完済)
なお、老後の生活費については、
特別にいつまでにいくら貯蓄
という発想ではなく、
生涯のキャッシュフローで捉える。
下のケースの老後は、何も問題ない。
![]()
お金をブツ切りで考えるな ・・っと。
〇 商品販売をしない。
〇 しがらみを持たない。
真に消費者サイドに立つ、15年目の
ファイナンシャル・プランナー事務所。
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