PR
カレンダー
こんなものを業者決定の
判断材料にしてはいけません。
※当たり前。
自分の頭で考える生活設計。
1級FP技能士 宅地建物取引士 武田 つとむ

大手業者が提示した「見積書」?
について コメントします。
※非常に いい加減なシロモノです。
だまされないように、気を付けましょう。
各項目について、コメントします。

※端数まで表現されているのは 3項目だけで、
大部分の項目が 10万 100万円単位です。
これだけで もう・・ザックリ見積りなんだろうな
と、感じます。
( 少なくても 最終見積りではない )
こんなものを見せられて、最終決断なんて
できるわけが無いし、やってはいけません。
本当の見積書は、各項目に端数がついているし、
これら それぞれの項目ごとに、
内訳・明細があるものです。
そして、ページ数は、10数ページとか、
20数ページとかになるものです。
※建物本体工事費:約2556万円
大手ハウスメーカーや有名工務店が よくやる
見せ方です。
( 新車を買うわけじゃないのに・・ )
本物の注文住宅なのであれば、こんな見積もりは
あり得ません。
内訳も根拠も説明の必要がないから、
その建築業者が 勝手に数字を設定できます。
販売促進のため 100万 200万円を値引きして
見せるためには、
あらかじめ 金額を上乗せしておきます。
「本体価格」の根拠なんて示す必要が無いから、
客をだますのは 簡単なことです。
※現地手配工事費:約98万円
こんな「工事費」 聞いたことがありません。
大手は、何かにつけて 費用を頂くようです。
本体価格の4%程度を頂いているようです。
※基礎補強工事費:150万円
すごい金額です。
70~80万円という程度は、よくききますが。
私 武田FPは 40年以上 この業界に係わって
きていますが、私自身が係わった現場で、
( ベタ基礎を採用した現場で )
基礎補強や地盤改良が必要になったことは
ありません。
そのような補強や改良工事をする業者と
すごく親しい建築業者がいたりします。
お互い、助け合っているケースもあるようです。
※造成工事費:300万円
これもまた すごい金額です。
何か特別な状況の土地なのだろうか?
だとしても、ピッタリ300万円はあり得ない。
仕様も決まっておらず、寸法も当たっていない、
のように、きちんと見積もりをしていないことが
疑われます。
※外構工事費:200万円
これは 逆に 少な過ぎ・・に見えます。
土地のサイズが分かりませんが、200万円では
貧相な さもない外構工事です。
少なくても 大手ハウスメーカーの外構工事では。
大手は2~3割を抜いて 発注しているので、
200万円ということは、実質は 150万円程度の
本当に貧相な 外構工事・・ということです。
※インテリア工事費:30万円
って、カーテンのことでしょうか?
これも 逆に 十分ではないように見えます。
選択肢が限られるかも・・。
このように、金額を固定して予算取りという
ことは、よく行なわれます。
※付帯工事費:180万円
外部給排水工事費等のことだと思いますが、
これは 敷地条件や建物の配置条件や、
宅内への給排水の引き込みの有無などで、
ぜんぜん違う見積額になりますが・・
この10万単位の金額は、きちんと見積もりを
していないのではないか? と疑われます。
※設計・工事監理費:30万円
これは 設計事務所が係われば 頂くお金ですが、
建築業者自身が行なう 設計監理業務の代金として、
一棟30万円と決めているようです。
設計事務所の場合は こんな金額では済みません。
ひとケタ上になります。
( 請負契約額の10~15% )
※諸掛り:約79万円
この建築業者は、ここまでの合計に数%をかけて
計上しているのだと思います。
※代願料(だいがんりょう):30万円
建築確認申請等 各種手続きの代行手数料として
大手HMや有名工務店などが 頂いています。
何でも理由を付けては、頂いてしまおう!
・・といった感じです。
工務店が、こんなものを頂くことはありません。
( 当たり前 )
知っておきたい現実:
こんなに違う
『 建築業者による価格差 』
※北から南まで 日本全国で実施した、
「無名な地元工務店」どうしでの
提案コンペの見積り比較結果の実例。
建築業者を最初に決めてしまうと、
大損していても 気付く事はありません。





※地元工務店どうしでさえ 大きな価格差
になります。
大手ハウスメーカーや地元有名工務店だと、
もっと ひどい価格差になり、
とても高過ぎて建てることはできないので
・家のサイズを小さめにしたり、
・設備のグレードを下げたり、
・安めの仕上げにしたり、
・外構工事をあきらめたり、
等々の方法で 予算に合わせて建てます。
地元工務店を複数 ピックアップして、
十分な比較検討をすれば・・・
我慢することのない「まともな家」を
「適正価格で建築」する事ができます。
《 実行支援 》
マイホーム取得等の実行支援は、引き続き行っています。
「不動産購入:実行支援」 3万円/年
「住宅建築:実行支援」 10万円/年
過去のメール顧問会員と全く同じ支援を行っています。
( 過去記事で 実際の支援状況を確認して下さい )
解体工事 終了予定の 12月3日です。 2025/12/03
基礎コンクリート そのままだと搬出できず 2025/12/02
玄関のタタキ廻りのコンクリートで苦戦? 2025/12/01
キーワードサーチ
フリーページ