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統合医療

ここ数年、代替医療や統合医療という言葉を少しずつ耳にするようになりました。どんな医療のことでしょう?

医療が進歩しても、健康が大ブームでも、生活習慣病を患って一生治療しながら亡くなる傾向は悪くなる一方で、人間ドックの異常者は何と89%です。時流に逆らって天寿まで、健康・豊か・幸せを願うあなただけを精一杯支援いたします。
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◆医療最先進国アメリカの変遷
医療最先進国アメリカでは薬漬け療法に嫌気を感じて相補・代替医療(CAM)がとても盛んです。
CAMとは現代西洋医学以外のすべての治療法・健康法の総称です。
92年、米国政府はハーバード大学のアイゼンバーグ準教授の「米国民の3分の1が代替医療を併用している」という統計に愕然として、世界最大の医学研究機関、米国立衛生研究所(NIH)内に代替医療調査室(OAM)が設立、調査を命じました。
そして、その調査を踏まえて代替医療の必要性を痛感し、
99年、米国立相補・代替医療研究センター(NCCAM)として昇格させて、ハーバード大学、コロンビア大学、スタンフォード大学、ミシガン大学など米国を代表とする13の大学に、CAM研究所を設立するとともに、CAM学科も開設して医学教育を進めています。

また、サプリメントの安全性と有用性を解明、医療費を下げる効果が確認できた
94年、栄養補助食品健康教育法(DSHEA)が立法され、翌年に、米国立衛生研究所(NIH)に、「栄養補助食品室」が設置してサプリメントの科学的分析を推進させ、前述の13大学に助成金をだして研究・開発を促進しています。
アメリカは、サプリメントを国を上げて研究開発し、国民全員に愛用させるべく義務教育していて大きな成果を上げていたのです。

今では、125医学校中、82校(66%)で代替医療を講義され、通常の医師の60%以上がCAMを推奨し、47%の医師がCAMを使用しているそうです。
米国のがん患者の60~80%が何らかのCAMを用いており、全米ベスト1位のがん病院、MDアンダーソンがんセンターと、2位のスローン・ケタリング記念がんセンターは、統合医療と称してCAMを治療の中に取り入れ、第3位のジョンズ・ホプキンス病院には、専門のCAM研究センターが設けられ、先端をいく医療施設が、積極的にCAMを取り入れているのが最近の特徴だそうです。
CAMのベースが栄養療法で、サプリメントが主役となっています。
さらに、アメリカ先端医療学会は栄養療法が中心で、サプリメントが主役となっています。

◆諸外国の動き
ヨーロッパにおいては、英国のエクセター大学、ドイツのミュンヘン工科大学、ハイデルベルグ大学、フランス、オランダ、スウェーデン、オーストリアなどにCAMのクリニックや研究所があり、ドイツの医師国家試験にはCAMの問題が出題されているといわれています。
中国は医薬管理局が中国医学とともに、統合医療を推進しており、インドでもアーユルベーダの教育・研究・普及の再検討を進めているそうです。
一方、WHOも03年9月には、神戸で伝統医療・相補・代替医療(TCMA)推進へ向けて世界地図を作成するため、その国際シンポジウムを開きました。
このようにCAMや統合医療の波は、先進国、発展途上国を問わず世界において急速に拡大しています。

◆日本では
現在では、大学院講座や医大の講義に少しずつ取り入れられてきているようですが、世界的な流れから鎖国状態です。
CAMのベースが栄養療法で、サプリメントが主役ですが、 サプリメントの規格がないに等しい 野放し状態の日本で、効果があって安全・安心な 本当によいものを選ぶ のは簡単ではありませんが、何を選ぶかが最も重要です。
サプリメントに関する法整備の遅れとこの遅れに便乗するいろいろな業界の横暴ぶりに早く気がつくことが健康・長寿にとても重要だと痛感しています。

◆相補・代替医療とは?
現代西洋医学以外のすべての治療法・健康法の総称です。
補完医療とも呼ばれます。また、略してCAMとも呼ばれています。
CAMとは、海外では、以下のように呼ばれています。
 ・オルタナティブ・メディスン(代替医療):主にアメリカ、カナダにおいて
 ・コンプリメンタリー・メディスン(補完医療または相補医療):主にイギリスにおいて

 コンプリメンタリー:Complementaryの C
 オルタナティブ:Alternativeの    A
 医療:Medicineの           M
 頭文字から、CAMとなります。
  ( Complementary&Alternative Medicine )

 代替とは、とってかわる   
 補完とは、補う を意味します。

代替医療にはどんなものがあるか、一部の項目をあげていきます。

鍼・灸・漢方・アーユルヴェーダ・気功・健康食品・バイオフィードバック・絶食療法・マクロビオティック・催眠療法・瞑想療法・イメージ療法・リラクゼーション法・バッチフラワー療法・キレーション療法・ホメオパシー・植物療法(ハーブ) 代謝バイオ療法(臓器療法・酸素療法)・マッサージ・リフレクソロジー・指圧・レイキ(霊気)・アロマセラピー・太極拳・ヨガ・カイロプラクティック・・音楽療法・芸術療法・ダンスセラピー・信仰療法・祈りとスピリチュアリティ など

◆統合医療とは?
西洋医学と代替医療、補完医療の良い点を取り入れ統合しながら、人を病気、臓器、部分で見るのではなく、全体(全人的、ホリスティック)を見ることです。
そもそも、現代西洋医学の標準的な療法は、科学に基づくもので、基準値、平均値からはみ出た人たちは切り捨てられてきました。
時代は、「科学」から「個人」へ移行しつつあり、多様な価値観に対応しなくてはなりません。
統合医療は、はみ出た人達にもあう医療なのです。
これから主流になる医療だということは、最先進国米国の動きで明らかでしょう。

第6回国際統合医学会の概要

第7回国際統合医学会の概要

第8回国際統合医学会の概要

医療が進歩しても、健康が大ブームでも、生活習慣病を患って一生治療しながら亡くなる傾向は悪くなる一方で、人間ドックの異常者は何と89%です。時流に逆らって天寿まで、健康・豊か・幸せを願うあなただけを精一杯支援いたします。
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