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2004/08/23
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カテゴリ: カテゴリ未分類
無差別に乱立した私立医大、無差別に乱立した病院、無差別に導入された高度先端医療機器などにより30兆円を超える医療費が効率よく使われていない弊害のひとつです。
心臓バイパス手術も日本で有数の1人年間200件は、国際的には標準程度で、それだけ患者が分散してスキル向上が図れないようで、心臓移植が行われないのはスキルがないためだそうです。
医療過誤が後をたたないこともあり、病院、医師選びは極めて重要ですね。
予防に勝る治療はありませんので、的を射たことを実践してください。

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京都市に住むAさん(57)の脳裏から、この2年余り、妻が受けた手術のことが離れた時はない。健康だった妻は、脳外科手術を受け、60歳で亡くなった。
妻は2002年2月ごろから頭痛を起こし、脳のMRI(磁気共鳴画像)で、「未破裂脳動脈瘤(りゅう)」が見つかった。脳血管にできた瘤(こぶ)状の膨らみで、破裂すると、くも膜下出血を起こす可能性がある。
精密検査した病院で、医師から「破裂すると命にかかわる」と言われた。手術するかしないか、考える余裕もなく、翌日、手術が行われた。成功率や治療実績などについて、はっきりした説明はなかったという。
手術では、頭部を切開し、瘤の根元を金属クリップで止めた。長時間に及んだ手術の後、医師は血管が傷つき、3リットルもの出血があったことを告げた。


▼昨年6月、Aさんは病院を訴えた。
裁判で、驚くべき事実が分かった。瘤の大きさが2・5センチもあったことだ。海外での研究によると、こうした巨大な動脈瘤の場合、手術の成功率は4割に満たず、極めて危険性が高い。原告側弁護士の中島晃さんは「手術をするなら、経験豊富な医師が行う必要があった」と話す。
脳外科手術について、厚生労働省は、治療実績のある医療機関に診療報酬を加算する制度を設けた。裁判で、病院側は「簡単な手術ではないが、これまでの経験で対処可能との自信があった。手術自体に問題はなく、避けられない事故」とミスを否定しているが、この病院で一昨年に行われた動脈瘤などの開頭手術は、厚労省の基準である「年30件」に満たなかった。

▼難しい手術なら、危険性や治療経験などについて、なぜ説明しなかったのか。疑問はさらに膨らんだ。
日本脳神経外科学会員は約8000人で、日本は脳外科医が世界で最も多い。手術をする医療機関も多く、逆に医師1人あたりの手術件数は多くない。
「チームで多くの手術をすれば、技術も成績も向上する。だが、多くの病院が高額な機器を持ち、高度な治療をやろうとするので、治療成績も上がらない」。ある大学病院の脳神経外科医はそう指摘する。
わずかな手先の狂いが命にかかわる脳外科手術。未破裂脳動脈瘤や脳腫瘍(しゅよう)といった高度な治療は、限られた病院で集中して行うなど、技術水準を高める体制づくりが求められる。
手術件数による施設基準 高度な技術を要する手術を一定数以上こなした医療機関の診療報酬を加算する措置で、今年度から始まった。脳神経外科では、年間50件(専門医がいれば30件)以上の開頭手術を行った場合に5%加算する。患者の自己負担は以前と変わらない。
(出典:読売新聞)





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最終更新日  2004/08/23 12:30:50 AM
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