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2014/09/12
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カテゴリ: 病気・医療関連
脳の専門医・霜田里絵医師の父親が最愛の妻を亡くした後、認知症になりかけたことがあり、あらゆる策を父親に講じた結果、約2年後には症状がほぼ改善、10年以上たった今でも元気に過ごしているそうです。

認知症のあらゆる予防法が霜田医師の最新著書『 絶対ボケない頭をつくる! 』では紹介されているそうです。


最も罹りたくない認知症は何種類かあり、その一つの アルツハイマー病は世界経済危機をもたらすと警告 されたり、 国際アルツハイマー病協会から認知症増大予測で対策強化の政策提言 が出るほど増えていますが、よい治療法がないので高齢化国を悩ませています。

一番多いアルツハイマー病は、一言で言うと「脳内にゴミがたまる現象」で、そのゴミとして比較的知られているのが、βアミロイドと呼ばれるたんぱく質ですが、数年前くらいから注目を集めているのが、「タウ」と呼ばれるたんぱく質で、βアミロイド以上に悪さをすることが分かったそうです。

日本でも認知症は増加し、厚生労働省の最新調査では認知症患者は462万人、65歳以上の15%と従来推定より大きく増え、認知症予備軍の軽度認知障害(MCI)患者は推計400万人、合わせると65歳以上の高齢者の4人に1人でしたが、別の新たな調査で認知症患者の高齢者推計は550万人と65歳以上の18%となり、20年で6倍に増えていました。

2012年内閣府・高齢者の健康に関する意識調査によると、健康管理の行政への要望の1位が認知症でした。
また50~70代の脳に関する意識調査では、91%が脳の働きに老化を感じていますが、何か対策を講じている人は24%しかおらず、対策をしていない人の85%が対策を知らない・わからないと回答しているように戦後の日本人らしく自己責任意識が希薄です。


世界最大の医療研究機関、アメリカの国立衛生研究所(NIH)が提唱した認知症予防のための生活習慣は、

1.運動習慣をつける。
2.高血圧を改善する。
3.人的交流など社会認知活動を増やす。
4.2型糖尿病の改善する。
5.地中海食などバランスのいい食事を摂る。
6.適正体重の維持(生活習慣病の改善)。
7.禁煙する。
8.うつ状態の改善。

の8つをあげ、最大の予防策は運動習慣だと言っています。

国立長寿医療研究センターが認知症予防のために開発した、運動と頭の体操を組み合わせた「 コグニサイズ 」はよい方法だと思います。

コグニサイズ.jpg

ウォーキングをしている人はたくさんおられますが、運動負荷の軽くて十分な効果を得るにはインターバル速歩がおすすめです。
ストレッチ、ウォーミングアップをしてから
・運動強度:70% 3分
・運動強度:40% 3分
この6分を1セットとして繰り返して1回3~10セット、週20セット(120分)がよいそうです。

運動強度は心拍数で管理するのが一番です。 
カルボーネン法
私の実測最大心拍数は170、安静時心拍数は52
・70%強度 
 {(220-年齢)-安静時心拍数}×70%+安静時心拍数
 私の場合は135
・40%強度
 {(220-年齢)-安静時心拍数}×40%+安静時心拍数
 私の場合は99

週刊文春2013年11月14日号に出ていたデュアルタスク・心拍数ウォーキングや 学習療法 がよさそうなので学習療法士の資格を取りました。

また、りそなHDが全社員1万6000人を「 認知症サポーター 」にしようとしていますが、認知症サポーターは全国に500万人おられるそうで、これもおすすめします。 ...

デュアルタスク・心拍数ウォーキング.jpg

学習療法士.jpg

認知症予防.jpg

認知症1312.JPG

認知症年代別患者数1209.jpg

認知症と生きる3東洋経済1004.jpg

介護が必要になった原因.jpg

しっかり予防するにはよい生活習慣が最善薬になり、 有酸素系運動が一番重要 と言われていますが、 日本人はWHOから65%が運動不足 と指摘されていますので、さらに患者が増える心配ネタの一つだと思います。


また最近は座っていることに関する健康リスク報道がかなり目立ちますが、2002年に「セデンタリー・デス・シンドローム」(座りすぎが死につながる症候群)という言葉が作られたほど、座っている時間が長いと生活習慣病や短命化を招くそうで、そのような生活習慣の場合は運動していてもリスクがあまり減らないとも言われ、「立って仕事ができるオフィスデスク」やスマートフォンをタイマーにして60分置きごとにストレッチしたり歩いたりすることが推奨されたりしています。

社員の健康増進と企業業績向上を両立させる健康経営

時代は進み、アルツハイマー病の原因と言われている細胞内異常タンパク質をうまく除去することが出来る革命的な発明がされ、これも活用しています。

認知症の予防もむずかしくないと思っていますので予防したい方は、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。

**************************** 【以下転載】 ****************************

カレンダーの敬老の日を見ながら、漠然と「自分の親が認知症になったらどうしよう…」と不安に思ってしまった。

日本では今、軽症者も含めると65歳以上の4人に1人が認知症らしい。
厚生労働省の統計によると80歳以上になると20%以上、90歳以上で60%、95歳以上で約8割が認知症と思わずクラッとくる数字が並んでいる。

親だけじゃない。
もしかしたら自分が若くして認知症を発症する可能性もあるのだ。
そう考えると、誰にとっても「認知症」は他人事ではない。

でも、できたら人生で避けて通りたい認知症。
なんと、予防が可能だという。そればかりか早期発見すれば進行を防ぎ、ある程度は回復することもできると脳の専門医の霜田里絵医師は語る。

実際、霜田医師の父親が最愛の妻を亡くした後、認知症になりかけたことがあったそうだ。
その時、あらゆる策を父親に講じたという霜田医師。
すると、約2年後には症状がほぼ改善、10年以上たった今でも元気に過ごしているのだそう。

この時、霜田医師が父親にした「あらゆる策」は難しい医療行為ではなく誰にでもできる運動や食事といった生活習慣の改善を行ったのだという。

その改善ポイントを紹介する前に、霜田医師による「認知症になりやすい性格」をご紹介したい。身近な人を思い浮かべ、当てはまっている項目が無いかチェックしてみよう。


◆こんな人はボケやすい!認知症になりやすい性格

・性格がまじめで几帳面
・頑固で融通がきかない
・生活が規則的で、突然の出来事を好まない
・合理主義で、無駄なことをするのを好まない
・家族、親戚、友人、かつての仕事仲間との交流を好まない
・趣味が少ない
・思い込みがはげしく、人の意見に耳を傾けない
・いつも忙しく、脳を休めるのが苦手

こうした性格から単調でワンパターンな生活に陥ってしまうのは少々問題だと霜田医師は指摘している。
例えば毎日朝食や昼食など食事のメニューが同じで、買い物に行く店も同じという人は脳にどんどんサボらせて楽をさせてしまっている状態。
規則正しい生活だと自分では満足していても、この代わり映えしない生活が一歩一歩、自分を認知症へと近づけてしまっているのだ。


◆ボケないための生活習慣

それでは何歳になってもボケないようにするためにはどうしたら良いのか?
霜田医師によると、ボケないための生活習慣とトレーニングの要素は大きく分けて3つあるという。

「運動」
「食事」
「脳の使い方」

この3つのトレーニングを生活の中にバランス良く取り入れ、どれも習慣化し毎日続けることが重要なのだそう。
例えば「運動」だったら「1日8000歩以上」のウォーキングや、朝と夜に「太ももあげ」を各20回。
「食事」に関していうと、食べる事が好きな人には耳が痛いかもしれないが「腹7分目」の習慣化や、認知症に良いポリフェノールがたくさん含まれている「赤ワイン」をグラス1~2杯毎日飲むなどだ。
また、脳の使い方で少し意外だったのが「朝昼晩と鏡を見る」と良いらしい。
自分について「美意識」を持つことが脳への刺激になり、十分な認知症予防効果が期待できるのだ。

その他に「その場ケンケンパ」「おやつにオススメなもの」「簡単脳トレ」など認知症のあらゆる予防法が霜田医師の最新著書『 絶対ボケない頭をつくる! 』では紹介されている。
中でも、認知症の初期症状を見逃さないための「認知症の早期発見チェックリスト」は興味深い。

この機会に、認知症まっしぐらな生活をしていないか家族でお互い確認してみてはいかがだろうか?

(出典:ブックビヨンド)





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最終更新日  2014/09/12 05:00:42 AM
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