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2015/03/08
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カテゴリ: アルコール
アルコールにも賛否があり、有益説に否定的な研究報告が相次いで発表されていますが、今回のリスク評価ではアルコール、タバコ、大麻の順だったそうです。

「1日缶ビール1缶程度なら有益」誤りか?
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適量の飲酒も体に良くない、定説に疑問
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適量も諸説ありますが、量ばかりでなく頻度にも配慮が必要で、 週に3~5日の「休肝日」がアルコール性肝臓病を予防するために効果的 だそうです。
適量のアルコールで健康効果を得られる人は15% 説があり、アルコール有益説はドンドン追い詰められているようで、私も酒を飲む機会や量はさらに減そうと思っています。


世界的にアルコールの健康への影響が注目されていますが、「アルコール摂取はやめた方がいい」理由が6つあげられています。

・運動効果が台無しに
・遺伝子に悪影響
・肥満の原因
・女性の方がリスクが高い
・高血圧の原因
・疲れがとれない

米国では、アルコールが原因の死者が年間約9万人に上り、アルコール消費金額と同額の経済損失があるという調査結果が発表されています。

日本も2014年6月から 「アルコール健康障害対策基本法」 が施行され、国も対策に乗り出しています。

・WHO「 アルコールの有害な使用を低減するための世界戦略


英国では以前からアルコールに厳しい報告が続いています。

適量の飲酒も体に良くない、定説に疑問
アルコールはコカインやヘロインより危険
英国の適量研究結果では1日5g説

が発表され、1日5gだと以下のいずれかの量になります。

・ビール:100ml
・ワイン:35ml
・日本酒:33ml
・焼酎:20ml
・ウイスキー:10ml

日本人は英国人よりアルコールに弱いので適量はさらに少ないかも知れません。


日本のアルコール摂取量は増えているのでアルコール依存症も増えているそうで、 日本の医師の4人に1人がアルコール依存 だという信じられない驚きの現実があります。

最近ではランチの時にワインや生ビールを何杯も飲んでいる女性をかなり見かけますが、女性は男性に比べてアルコール依存になりやすく、 脳へのダメージは男性より3倍早い そうですし、 女性のアルコール依存症患者が急増 しているので心配してしまいます。

WHO(世界保健機関)の「ICD-10」で定められたアルコール依存症の基準6つ

・飲酒への非常に強い欲求
・飲酒を開始したり、やめたりするタイミング、または飲酒量について、自分自身で節制できない
・飲酒を節制したときに、離脱症状(禁断症状)が起こる
・以前に飲んでいたときに比べて、同じ量の飲酒では酔えなくなっている
・飲酒以外の楽しみに魅力や興味が見いだせず、飲酒の時間や、それから回復するための時間が長くなっている
・飲酒によって、健康や人間関係、経済的な面などに被害がでているにもかかわらず、飲むことをやめられない


飲酒はタバコに次ぐ発ガンの要因で、日本酒を毎日4合飲む日本人男性は、大腸ガンになるリスクが3倍になるそうです。
酒が「百薬の長」になりそうなのは、少量なので飲酒は大きな健康リスクであり、飲んで顔が赤くなるのは発ガン物質が体内にたまっている目印だそうです。


WHO(世界保健機関)が作成した評価法 「アルコール使用障害同定テスト」(AUDIT)

WHOはアルコール規制強化を表明 しています。


卒酒したい人にはおすすめの本です。




私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。


WHO(世界保健機関)が作成した評価法
「アルコール使用障害同定テスト」(AUDIT)
「適正飲酒の10か条」


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**************************** 【以下転載】 ****************************

「暴露マージン(MOE)法」という新しい方法で、アルコールやニコチンも含めて薬物のリスクを計算したところ、社会的に重要になるリスクは違法ドラッグよりもアルコールとたばこの方が高いと判断された。


どれくらいの人がどれくらいの頻度で?

ドイツのドレスデン工科大学疫学研究ユニットを含む研究グループが、自然科学領域を扱うオープンアクセスのオンライン誌サイエンティフィック・リポーツ2015年1月号で報告した。

研究グループによると、薬や消費者向けの製品に比べて、依存性のある薬物については科学的にリスクが正しく評価されていない傾向があるという。

毒性や社会的な有害性などに基づいて、専門家が自らの意見でランク付けされている。

ある薬物が有害だとして、それがどれくらいの人数に使われていて、どれくらいの頻度で使われているかが考慮されていない傾向があるという。結果として、有害性のあるものによって、個人にとってどれくらいのリスクを負っているかがよく見えない可能性があるようだ。


リスクの高い順に並べる

研究グループは、初めて「確率的暴露マージン(MOE)法」と呼ばれる方法で、アルコールとたばこを含めて、薬物のリスクを比較した。

MOEというのは、ある薬物について取っても無毒な量である「指標用量」と、実際に取っている量を比較して、お互いがどれくらい近いかを調べるものだ。MOEの値が低いほどリスクが高いと判断できる。

分析の結果として、個人ごとの暴露としては、アルコール、ニコチン、コカイン、ヘロインがMOE 10未満という数字になり「高リスク」と判断できた。マリファナの主成分である「テトラヒドロカンナビノール」を除く残りの薬物はMOE 100未満の「リスク」という分類になった。

人の集団のリスクを判定すると、アルコールだけが「高リスク」と判定できた。さらにたばこは「リスク」に分類された。他の全て(アヘン、コカイン、覚せい剤の仲間、向精神薬のベンゾジアゼピン)はMOEが100を上回った。カンナビスはMOEが1000を超えていた。

特にアルコールとたばこ(高リスク)、大麻という順序になった。


データが不確実なため注意が必要

科学的に薬物の重要度が判明し、リスクを管理する優先順位については違法薬物よりアルコールとたばこの方が高い可能性があるわけだ。

研究グループによると、データには不確実性はあるため、予備的な結果であるほか、個人のリスクと社会的リスクは異なってくる。「アルコールは違法薬物より悪いといった短絡的な報道は避けるように」と注意を促す。

たばこに加えて、飲酒のリスクについての研究報告が目立っており、今後、風当たりが厳しくなる可能性もありそうだ。

(出典:Medエッジ)





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最終更新日  2015/03/08 05:45:20 AM
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