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2015/06/02
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カテゴリ: 運動
運動不足は健康・長寿の最大の危険因子といわれていますが、運動強度が低ければ長時間運動しても効果がないこともいわれていますので私はスポーツウオッチを愛用してチェックしています。
健康な体で長生きするには「週に150分の運動を行い、そのうち20~30分は激しく体を動かすのがよい とのことです。
そして、最新の研究によると毎日座り続けている時間が長い場合は、さらに 1時間に2分間の歩行を行うことが勧められる そうです。

高齢者での研究では、運動強度に関係なく、1日30分の運動を週6日取り入れると、死亡率が40%減少し、さらに週に数回、きつい運動をこなす高齢者は、ほとんど動かない高齢者に比べて寿命が5年も長かった そうです。
また、 健康で長生きの秘訣は何と言っても「日頃の運動」 との指摘もあり、毎日の生活の中に運動要素をうまく取り入れたいですね。


日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると 健康管理は「何もしない」派が46% もいるそうです。国民皆保険に甘えて世界一医療に依存して健康管理を怠る日本人の健康度は主要34カ国中34位(2011年OECD調査)と最下位です。


世界23カ国の健康意識調査 で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の 健康オンチ国 です。

健康意識調査2015.jpg

・人生で今日が一番若い。
・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)
・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)


座って過ごす時間が長い人ほど病気、短命に なりやすく、 一日中座っていると、精神衛生的にも良くない ことがわかり、 学びは「座って」から「歩きながら」すると教育と健康で効果両立 するなど運動のメリットが相次いで報告されています。


座ってばかりの運動不足な生活は、死亡リスクが肥満の2倍 とか、 座りっぱなしでいると「健康寿命が7年短くなる など、最近は座っていることに関する健康リスク報道がかなり目立ちます。2002年に「セデンタリー・デス・シンドローム」(座りすぎが死につながる症候群)という言葉が作られたほど、 座っている時間が長いと生活習慣病や短命化を招く そうで、そのような生活習慣の場合は運動していてもリスクがあまり減らないとも言われ、「立って仕事ができるオフィスデスク」、「歩きながら仕事ができるウォーキングデスク」やスマートフォンをタイマーにして60分置きごとにストレッチしたり歩いたりすることが推奨されたりしています。またバランスボールを椅子代わりにするのもよさそうです。

人財の健康増進と企業業績向上を両立させる健康経営
脳を鍛えるには運動しかない
学力の土台は体力


医師の47%は病人(2014年日経メディカル調査)で普通の国民と変らない残念な現実があります。

長期的不調.jpg

慢性疾患.jpg

終末期医療専門医の著書「 死ぬときに後悔すること25 」によれば、後悔の1位は「健康を大切にしなかったこと 」で、死ぬ時に気がついても後の祭りで間に合いません。
55~74歳の男女1060人に聞いた「リタイア前にやるべきだった後悔」の健康部分の第2位が「スポーツなどで体を鍛えればよかった」 なので、後悔しているなら今からやっても十分間に合います。


最適な運動は運動経験、生活習慣や運動目的・目標などによって異なりますが、よりよい運動効果を望むには年齢、運動経験や体力に合った運動強度と運動量の組み合わせと頻度、休息、的を射たケアそして相応しい食・栄養が重要で、過不足なく習慣にしたいものです。

・人生で今日が一番若い。
・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)
・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)


心身の健康状態をよくし、体力をつけることは簡単ですので、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。

**************************** 【以下転載】 ****************************

東京都健康長寿医療センター研究所 研究副部長の青柳幸利氏は「『ウエアラブル』の本質を議論する2015 ~“使い手”の視点から真価を探る~」(2015年5月26日、主催:日経デジタルヘルス)において、ウエアラブルデバイスを使って運動と健康の関係を追跡調査した「中之条研究」について講演した。

中之条研究は、群馬県吾妻郡中之条町で15年にわたって続けられているもの。アンケートや健康審査、体力測定といった一般的な調査に加えて、ウエアラブルデバイス(加速度センサー付き身体活動計)を使ってデータを収集している点が特徴だ。

研究では、65歳以上の人に入浴時以外の24時間、身体活動計を身に着けて生活してもらう。健康と生活スタイルの関係を調べる研究では、運動に焦点が当たることが多い。だが、「1日の中で運動しているのはほんのわずかな時間。これでは生活習慣とは言えない。健康長寿のために本当に重要なのは日常生活の過ごし方だ」(青柳氏)。身体活動計の客観的なデータを利用して健康に良い運動の量、質、タイミングが分かれば、内容自体は何をやってもいいという運動の基準が作れるはずだとした。


健康への効果は時系列で総合的に判断する

中之条研究では、低い運動強度ではいくら長時間やっても健康促進には不十分だということが判明した。例えば、ある旅館の女将さんは朝から夜まで働き続けており、1日で1万3000歩も歩いていたが、着物を着ているのですり足になり運動強度は低かった。そのため骨密度が低くなり、転倒した際に骨折してしまったという。

その一方で、運動強度が強過ぎると体のパフォーマンスは上がるものの、過剰な活性酸素が発生し、健康にとってはマイナスになる。健康には適切な「中強度」の運動が重要になるが、体力には個人差があるため、どのような運動が「中強度」になるかは人によって異なる。その点は注意が必要だという。

また犬の散歩など1日1回適切な運動をしている人でも、それ以外はほとんど動かない生活をしていると健康を害してしまう場合もある。同じ散歩でも、朝と夕方で比べると、夕方の散歩の方が就寝時に寝付きが良くなり、眠りが深くなるといったデータもある。時系列で見て総合的に判断しないと、運動が足りているか、タイミングは適切かなどは見えてこないという。


適切な運動の基準は「8000歩、20分」

そうした研究の結果得られた適切な運動の基準が「8000歩、20分」だ( 関連記事 )。1日8000歩を歩き、中強度の運動を20分行うとほとんどの病気の予防になる。健康への効果はこの量と時間で頭打ちとなり、これ以上歩数や中強度の運動を増やしてもそれほど効果はないという。逆に運動量が少ない場合は、2000歩減るごとに病気等のリスクが有意に増えていく。諸々の病気の40%が、1日当たりの歩数が2000歩未満で中強度運動が0分の人々に集中しており、4000歩未満で中強度運動が5分未満という基準で区切ると、その比率は60%に高まるという。

このように、毎日の歩数と中強度運動を一定の基準を超えて継続することは万人に共通の健康法となる。世の中に健康法は数多くあるが、手間のかかるものはなかなか継続できない。その点、青柳氏の提唱する健康法は、強度さえ満たせば運動の内容は何をやっても構わないため、継続性の点でも優れているという。

日常生活の運動量は進学、就学、結婚といったライフイベント、季節や気象などの環境、地理的な環境といった要素に左右される。身体活動計を使うと運動量を定量的に記録できるため、「坂の途中にある家に住んでいる人は活動が少ない」「冬は運動量が減る」といった傾向が分かる。「高齢者は転倒した際に骨折することが多く、それが原因で寝たきりになってしまう例も多い。外出時に何度か転倒を経験すると外出自体を控えてしまうようになる」(青柳氏)。何かのきっかけで運動量が減った場合にも、身体活動計の記録があれば、周りが気付いてケアできるようになる。

高齢化社会が進む中、健康維持はさらに重要になっていく。青柳氏は、そのためにも身体活動計を活用していくことが重要だと語った。

(出典:日経デジタルヘルス)





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最終更新日  2015/06/02 05:00:04 AM
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