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2016/12/15
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カテゴリ: 睡眠・休養
おはようございます。
いつもありがとうございます。
毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。


睡眠することは、脳内の老廃物清掃作業も行っていることが明らかにされつつある ようで、睡眠の重要性が改めてわかります。


欧米先進国と比べて日本人の睡眠時間は短く、2014年のOECD報告で、男性はワースト3位、女性は最下位であり、最新の厚労省調査では、1日の平均睡眠時間が6時間未満の人の割合が4割に達しているそうで、生産性の低さにも表れているようです。

睡眠不足は酔っ払っているのと同じくらい生産性が下がる と指摘されていますが、睡眠時間の短い中高年ほど脳の老化が速いことが分かったそうです。


睡眠中はノンレム睡眠(深い眠り)とレム睡眠(浅い眠り)が交互にくり返され、入眠直後から3時間までの間に最も深いノンレム睡眠が訪れ、脳の疲労をとることができるといわれているそうです。その次に体の疲労がとれ、最後に心の疲労がとれる、というように、睡眠のフェーズごとにとれる疲労が違うのではないかという仮説もあり、睡眠時間が短くなると、その分、とれない疲労が残ることになるわけです。


2015年の大規模睡眠調査によると、睡眠は何よりも重要だと87%が思っているのに、睡眠に不満を感じていないのはたった17%、しかも睡眠に不満を感じて睡眠改善のために行動を起こしている人の割合はたった25%で、全体の57%の人は、睡眠を改善できるかもしれない行動を起こしていないことがわかりました。


様々な統計結果や医学的根拠から、人間の最適な睡眠時間は7時間程度で、長くても短くてもよくないそうです。この睡眠時間は1日の活動時間の3分の1程度になり、時間にこだわるだけではなく、質を高くすることが大切だと指摘されています。



不眠症に悩む人も年々増加しています。
不眠症の原因には、通常疲れたり、寝不足になると必要な睡眠を得ようとする機能が適切に働かない「恒常性異常」、覚醒状態から睡眠状態に移行する体内時計のリズムが崩れる「リズム異常」などがあります。
最近注目されているのが覚醒システムの不具合で、覚醒を維持するオレキシンという脳内物質が過剰に働きシャットダウンしないことが近年の研究で解明されたそうです。

睡眠12カ条.JPG

私達には体内時計があります。主時計は目から入った光の情報を受け取り、メラトニンを分泌する脳にある松果体へ信号を送る部分です。
さらに体内時計をコントロールする時計遺伝子が発見され、この時計遺伝子は脳の視交叉上核だけでなく、心臓、肝臓、肺、筋肉、皮膚などあらゆる細胞に存在しており、脳の主時計に対して末梢時計と呼ばれています。
最近では細胞だけでなく、約100兆個の腸内細菌までもが、体内時計の末梢時計であることが分かり、腸内フローラが良い状態であることがよい眠りにも大切だそうで、腸内フローラ改善変化はすぐ睡眠に好影響を与えるようです。


睡眠には謎が多く、睡眠中は脳も休んでいると考えられていましたが、起きている間より寝ている間の方が脳は忙しく重要な活動を行っていることがわかってきたそうで、改めて睡眠の重要性がわかりました。

睡眠中の脳の4つの役割
1.有害な毒素を排出する
2.起きている間に得た情報を復習し、記憶させる。
3.バラバラに入ってきた情報をまとめ、整理する。



睡眠時間国際比較.jpg

厚生労働省調査では、日本人の5人に1人が不眠に悩んでいるそうですが、2014年11月6日に発表された民間会社の全国20~79歳の男女7,827人の実態調査によると、国際基準「アテネ不眠尺度」で、約4割が「不眠症の疑いがある」、約2割は「不眠症の疑いが少しある」と判定されています。また、睡眠と寝起きに関する実態調査委員会の調査では、寝起きがだるい:48.1%、寝起きの目覚めが悪い:9割を超えています。

睡眠障害による国内の経済損失は3.5兆円 にもなり、睡眠障害が引き起こす健康被害の損失は含まれていないので、これを加えたらさらに巨大な損失になるそうです。 

睡眠の生活パターンで一番よいのは、早寝早起き型で、週末の朝寝坊は時差ボケという意外な落とし穴を生むので、平日との差は1時間以内までがよいそうです。
体内時計は24時間よりも少し長めなので、このズレを修正してくれるのが、朝に浴びる太陽光と起床後1時間以内の朝食だそうです。

睡眠コーチとして活躍されている雨晴クリニック副院長の坪田聡先生は、「10分の2度寝」と「20分の昼寝」が仕事の効率をグイッと上げると提唱 されています。


不眠症は睡眠が少なすぎるのではなく、脳の動きが活発すぎると研究者は指摘しています。


日本人は、睡眠の不満は多く、最新の調査では 半数以上が睡眠に不満、約9割が快眠のために現状改善を希望 しているそうで、日本人のガンが減らない一因だと思います。

不眠症の本質的な問題は睡眠状態誤認である ことを世界に先駆けて喝破したのは日本人研究者だったそうです。不眠症は実際よりも睡眠時間を短く、寝つきを長く感じているそうです。


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2014年3月に 厚生労働省が「健康づくりのための睡眠指針」 を発表しています。
2014年厚生労働白書によれば20~39歳の若い世代でも「睡眠で休養がとれている」と思う人は半数だそうですが、年齢に関係なく疲れ知らずになるのは簡単なので、喜ばれています。

・「 健康づくりのための睡眠指針2014 」 厚生労働省

~睡眠12箇条~
 1.良い睡眠で、からだもこころも健康に。
 2.適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。
 3.良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。
 4.睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。
 5.年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。
 6.良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。
 7.若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。
 8.勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
 9.熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。
10.眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。
11.いつもと違う睡眠には、要注意。
12.眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。

睡眠の問題を抱えている方は、睡眠調節機能を整えることが大切で、(1)朝きちんと目覚めるために太陽光で目が覚まし、(2)日中脳と身体を適度に動かすことが大切だそうです。

”睡眠満足度”があなたの年収を変える!眠りの技法


私の睡眠時間は19年前に起業・独立してから4時間前後でしたが、2年くらい前から23時には寝て5時くらいに起きる6時間に増やすよう心がけていますし、時々昼食後に20~30分の昼寝をすることもあります。
おかげ様でよい寝付き・スッキリ抜群の寝起き・目覚まし不要の快眠なのはiPhoneアプリでも確認できていますが、 有能な人の睡眠時間は平均8時間36分 との情報もあります。

睡眠.jpg

睡眠障害は精神科疾患の問題だけではなく、循環器疾患や糖尿病、メタボ、肥満などの生活習慣病や精神疾患、美容とも密接に関連するそうです。

慢性的睡眠不足で脳神経が死滅:マウスで実証

また、睡眠薬を多用すると、ガン発症リスクが35%増加したり、早死リスクが4倍以上高まると指摘されているそうですし、アルコールを飲んで眠ることは質のよい睡眠ではありませんので健康によいといわれる微量以内で済ませたいものです。

不眠改善の行動内容.jpg

私は起床してすぐにパワフルに動け、終日疲れ知らずな生活を続けていますので、同じようなことをしたい人のお手伝いもしています。

一般に言われている質のよい睡眠のコツにプラスして
・心身の健康状態を向上させて維持する(意外と簡単でした)
・快眠環境を整える
・明確な目的や志がある
・鼻呼吸を徹底するために口閉じテープをする
これらから短時間睡眠でも好調を維持できています。


健康経営の提案 社員元気で会社も元気


私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。


あなたの眠りの質チェックリスト
睡眠改善委員会

知人が展開している NPO法人睡眠時無呼吸症候群ネットワーク

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**************************** 【以下転載】 ****************************

■睡眠と覚醒は生活習慣のベースになる

夜はぐっすり眠って、日中はぱっちり目覚めている。昼と夜、そして覚醒と睡眠のリズムがしっかりできていると、心身のリズムが整って健康的な生活を送れます。逆に、生活習慣が乱れていると、睡眠と覚醒のリズムがバラバラになり、病気にかかりやすくなります。

一般の人に睡眠の知識を広めるために書かれた『睡眠検定ハンドブック』(全日本病院出版会)には、睡眠の質を良くする生活習慣のチェックリストが載っています。ここではその項目に、解説を加えてご紹介します。


■体内時計をメンテナンスする

私たちの体を作っているほぼすべての細胞には、「体内時計」があります。人間の体内時計は24時間より少し長いので、毎日リセットして外界の24時間に合わせなければなりません。そのためには、規則正しい生活やしっかり光を浴びることが大切です。

次の5項目は、体内時計を整えて生体リズムを規則正しくする習慣です。できているかいないかを、チェックしてみましょう。

1.毎日、ほぼ決まった時間に起きている
2.朝食は、よく噛みながら食べている
3.午前中に太陽の光をしっかり浴びている
4.8時間睡眠にこだわらず、自分に合った睡眠時間を規則的に守っている
5.睡眠時間が不規則にならないようにしている


■グッスリ眠るためにシッカリ目覚めている

睡眠と覚醒は、振り子のようなものです。明るい時間帯にシッカリ目覚めていると、夜にはグッスリ眠れます。しかし、日中の覚醒度が低いと、夜に寝つきが悪くなったり、睡眠の質が低下したりします。

たとえば、休みの日に遅い時刻まで二度寝をくりかえしていると目覚めてからもなかなか眠気が取れないのは、これによるものです。日中にシッカリ目覚めておくためには、太陽の光を浴びて、活動的に過ごすことが大切です。

日中や就床前の良好な覚醒状態を確保するための生活習慣は、次の7項目です。

1.日中はできるだけ人と会っている
2.日中はたくさん歩いて活動的に過ごしている
3.趣味などを楽しんでいる
4.日中は太陽の光に当たっている
5.昼食後から午後3時の間に、15〜20分(55歳以上では30分以内)の昼寝をしている
6.夕方に軽い運動や、体操や散歩をしている
7.夕方以降は居眠りをしていない


■眠るためには準備が必要

夜になったら、少しずつ眠る準備をしましょう。自律神経には、交感神経と副交感神経があります。交感神経は日中に活発に働きますが、眠る前には交感神経をしずめて、副交感神経が優位な状態を作る必要があります。

そのために、夜になったら光やカフェインなどの刺激物を控えましょう。ぬるめのお風呂に入ると、心身ともにリラックスできて眠る準備が進みます。寝床の中でスマートフォンや携帯電を使うと、睡眠の質が悪くなります。スマートフォンなどの画面は小さいですが、ここから出る青い光(ブルーライト)は、睡眠ホルモンのメラトニンを減らすので要注意です。

次にあげる10項目が、就寝前のリラックスと睡眠への脳の準備をする生活習慣です。

1.夕方以降はコーヒーや緑茶などを飲んでいない
2.寝床に入る1時間前からタバコを吸っていない
3.寝床に入る1時間前には部屋の明かりを落としている
4.ぬるめのお風呂にゆっくりつかっている
5.寝床でテレビを見たり、仕事をしたりしていない
6.寝室は静かで適温にしている
7.寝る前にリラックス体操(腹式呼吸)を行っている
8.眠るために、お酒を飲んでいない
9.寝床の中で悩み事をしていない
10.眠たくなってから寝床に入っている

以上、22項目の生活習慣チェックリストをご紹介しました。

すでに行っていることは、これからも続けてください。これまでやってこなかったことのうち、やればできるかな、あるいはやってみようかなと思う項目があれば、一つでもよいですから今日から始めてみましょう。1カ月も続ければ、きっと睡眠の質が良くなったと実感できるでしょう。

(出典:All About)





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最終更新日  2016/12/15 05:10:51 AM
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