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『ジヴァの決断』シーズンフィナーレにふさわしい、見応えのあるエピソードでした。ただただ、圧倒されています。海軍版CSIで始まったこのシリーズも、シーズンを重ねるごとに随分複雑になっていったんだなあと思いました。やはり戦争が背景にあるため、外交や政府の意向などが絡んできて、諜報機関のストーリーも含まれる。実に幅が広いですよね。そして、ジヴァ。とにかくジヴァ。すごいわ~女性でこれほど強く、奥深いキャラクターも珍しいかも知れません。前話の続き。マイケル・リフキンと殺し合いになり、トニーはリフキンを撃つ。自宅に戻ったジヴァはすぐに救急車を呼ぶがリフキンは病院で死亡し、ギブスはトニーとジヴァに何が起こったのか説明を求める。ジヴァはトニーが正当防衛だったと主張するのを信じない。ヴァンス局長も勝手に行動し、モサド局員を殺したトニーに厳しく当たる。ジヴァの父親でモサド局長のダヴィードからも、テルアビブへ来るよう要求があり、そこでトニーは追及されることになるだろう。ギブスとマクギーは犯罪現場であるジヴァのアパートを調べようとするが、その直前に部屋でガス爆発が起こる。プロによって引き起こされた爆発だと思われ、マクギーは壊れたノートPCを見つけ、データをアビーと復元することにする。ヴァンス局長とギブス、トニー、ジヴァはリフキンの遺体と共にイスラエルのモサド本部へと向かう。トニーはダヴィード局長からリフキンを殺したことについて、仕事の範囲を超えて私情で動いているとる追及されるが、トニーも局長が暴走したリフキンにジヴァを近づけたと言い、それは父親としてかそれとも上司としてかと返す。挑発的なトニーの言葉にダヴィード局長はかっとなり、リフキンは自分の命令に従ったまでだと答える。ジヴァの通話記録を調べていたマクギーは、ジヴァが爆発の直前にモサド局員のハダールに連絡していたという。ジヴァはハダールにリフキンを守ってもらおうとしていたが、逆に自宅にハダールにガス爆発を起こされることになった。ジヴァがリフキンの暴走を父親に報告しなかったため、ハダールがダヴィード局長に報告していたのだった。ジヴァはギブスに「父親、モサド、トニーから裏切られた」という。ヴァンス局長とダヴィード局長は旧知の仲で、北アフリカを中心としたテロリスト養成キャンプの黒幕を捜すために、リフキンをLAに送り込んだという。トニーは改めてジヴァと向き合い、リフキンに利用されていたジヴァを守るために動いていたと訴える。トニーを理解できないジヴァは、殺さないこともできたはずだと、トニーに銃を向ける。「彼を愛していたのか?」と尋ねられてもう判らないと答える。ジヴァはダヴィード局長に、リフキンの気持ちについて疑問をぶつける。局長はモサドとNCISとどちらに忠誠を誓うのか、イスラエルに残って自分のために働けと求める。マクギーとアビーがリフキンのPCのデータを復旧し、テロリストキャンプの情報が手に入る。それだけでなく、リフキンがずっとジヴァと連絡を取り合い、ジヴァが情報収集に協力していたことが判る。NCISチームが帰国することになり、ジヴァはトニーを信じられないので同じ職場では働くことができないと告げる。ギブスはジヴァを残して帰国する。ダッキーはギブスが誰よりもジヴァと強い信頼関係を築いたことを指摘する。ヴァンス局長からジヴァの後任を選べと言われ、ギブスはジヴァの帰りを待つつもりで、信頼していないヴァンス局長の命令は受けないと言い放つ。ヴァンス局長は、ダヴィード局長が手に余ったアリをギブスを殺すために送り込み、妹のジヴァに殺させてギブスと信頼関係を築いたのだろうという。そしてモサドはNCISに入り込むきっかけを掴むこともできた。ジヴァはモサドの任務に就いたが、ソマリアの某所で拷問されていた。相手はNCISに関する情報を求めていた。ラストは「バトルスター・ギャラクティカ」並にショッキングでしたね。女性をあそこまで拷問するなんて。そして、父親の命令であらゆる諜報活動を行うジヴァが不憫というか、一体こんな人生があるのだろうかと思います。スパイだとか、嘘だとか、なぜそういうことが必要かというと、彼らの国が戦争状態だからですね。ドラマだとはいえ、世界のどこかでこういう事をしている人はいるのだろうと思うと、改めて平和がどれだけ大変なことなのか思わざるを得ません。トニーはモサド相手に体を張って闘い、局長とも一歩も引かないなど、良いところを見せましたね。あそこまで強くいられるとは、驚きでした。「君のため」というのはシッパー心をくすぐる言葉ですが、トニーなりの正義、愛国心、仲間意識のなせる技でしょう。ギブスとジヴァの絆を改めて問うたのも、良い展開でした。多分、心の底で言葉でなく、お互いを信頼できる「勘」のようなものがあるのでしょうか。そして、何隻目かのボートを片付けたのは(どうやって地下室から出したのかは、don't ask)、じっとジヴァを待つためなのでしょう。ギブスがトニーには意外と厳しい目を向けていたのがまた印象的でした。ということで、シーズン7はすでに本国で放送済みですが、タイミング的には先にNCIS:LAを見て話の続きを待ちたいと思います。
December 3, 2010
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『ポーカーゲーム』前話の流れをそのまま継いで、ジヴァとマイケルの関係にスポットが当てられました。ところで、何やらセクシーなICEの捜査官、ジュリア・フォスター・イエーツ役のJaime Murrayは「デクスター」に出ていましたね。どうも、あの時のベタベタとしたイヤーな女のイメージがぬぐいきれません。(笑)海軍長官役のJude Ciccolellaは「24」のマイク役でおなじみ。FBI、ICE(入国税関取締局)、海軍、CIAの各機関のトップが集まる持ち回りのポーカーの席で、屋外の警護をしていたICEのシャーマン捜査官が殺される。現場がフィリップ・ダベンポート海軍長官の自宅だったことから、NCISが捜査の主導権を握り、FBIのフォーネルとICEのジュリアが協力することになった。ダッキーの検死によると、シャーマンは後ろから腕で首を絞められており、動脈硬化の病歴があったことから、脳卒中を起こして死んだという。つまり、犯人は殺すのが目的ではないと思われる。また、現場の窓に盗・聴器がしかけられており、犯人はプロでこれが目的だったのではないか。ジュリアが盗・聴器を破壊したため、アビーが修理することになった。ジヴァはポーカーが名ばかりと気づき、ヴァンス局長が前回は参加したのに今回は呼ばれなかった事が判る。実は、911のテロで監視すべき外国人の情報を各機関が共有しなかったことを反省し、お互い情報を共有する環境作りのために秘密の会合を持つことになっていたという。モサドの諜報員マイケル・リフキンはその後まだアメリカ国内に留まっており、ギブスがLAで逮捕したハジクが黒幕の名前を「アビン・タバル」だというと、フォーネルはその男はFBIでも監視中だという。タバルは北アフリカでテロリストの養成を行っていると思われる。監視ビデオの分析からヴァンス局長の車が映っており、局長は様子をうかがっていた事を認める。実は、会合はヴァンス局長その人が議題だったのだ。ジヴァがマイケルと会うことを察したトニーは、直接マイケルに会い、直ちにアメリカから出国するように求める。マイケルは自分に対するジヴァの気持ちは本物だという。トニーがマイケルに会ったことを知ったジヴァは激怒し、トニーと激しくぶつかる。アビーが盗・聴器を修理し、タバルの情報を掴む。ギブスらがタバルのアパートに向かうと、タバルは青酸カリを用いて数時間前に自殺していた。予定外のシャーマンを殺したことで、黒幕の役割が果たせなくなって自殺したのだろうと考える。タバルは詳細に海軍長官邸を下調べしており、アビーがPCを分析したところ、タバルがインターネットを通じて接続していた場所の中に、ジヴァの自宅があった。ダベンポート長官はギブスの家を訪ね、先の会合でヴァンス局長の「使い道」について話し合っていたという。ギブスがコルトから渡されたCIAのヴァンスのファイルを見せると、長官はファイル自体は不十分な内容でヴァンスについては全て把握しているという。シェパード全局長の死後、NCISの局長の座には間違った人間は据えることが出来ない。もちろん、彼女が設置した連絡将校のジヴァに対しても注目が集まっている。ヴァンス局長にはイスラエル、それもモサドに対する作戦の任せることにしたという。長官はギブスにヴァンス局長に「従え」と命じる。トニーはジヴァの自宅を訪ね、マイケルをタバルとシャーマンの殺害で逮捕するという。2人は争い、トニーは身を守るためにマイケルを撃つ…トニーのあれほどのアクションはこれまでに記憶がないです。モサドの暗殺者とガチンコで戦うなんて、分が悪いのじゃないかと心配ですが、よくがんばりました。見直しましたね。マイケル・リフキンの不気味さは、ジヴァの兄のアリを思い出させます。任務とはいえ、次々に人を殺し、情け容赦ない。一方、ジヴァのマイケルへの思い入れは見ていて痛々しいほどですね。本当に惚れているでしょうね。同じモサドだから心を許せるのかどうか判りませんが、プロのジヴァらしからぬ行動もあって、トニーもギブスも心配している。これは、単に信頼できない男と付き合っているからというだけでなく、NCISの任務としても危険視しているということでしょうね。しかし、トニーがマイケルを撃ち殺したらジヴァとの間には決定的な溝が生じることになる。ジヴァもNCISに残るかどうか微妙な立場になりますね。ところで、縦割り組織がテロリスト情報を共有しようと言う話などは、すごくリアルですね。以前なら考えられなかったでしょうね。まあ、そういう指摘はあったのでしょうが、実現するのは難しそうです。そして、ついに明らかになるか、ヴァンス局長の秘密。一体あの黒で塗りつぶしてあるファイルは何を意味するのか。4つの機関のトップから見ても、怪しくて信頼できないヴァンス局長に、敵であるイスラエルに関する任務を任せるというのはどういう意味なのか。ヴァンスならあくどい方法も残酷な方法も採ることができるという意味なのか。あるいは、いざとなったら差し違えて死んでもらっても構わないという意味なのか。中抜きで長官からダイレクトに指令を受けるギブスが頼もしいというか、まるで影の局長のような感じでイメージが変わってきました。(爆)次週でシーズンファイナルとは、もどかしいですね。
November 26, 2010
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『LA極秘潜入捜査班(後編)』前話の続き。スピンオフの紹介だけでなく、NCISの継続したストーリーも含まれましたので飽きませんでした。メインの潜入捜査もテンポが良くて、本家とは別のおもしろさがありますね。リアムを名乗り客を待ったG(カレン特別捜査官)は、現れたマイケル・リフキンから身元を疑われる。すぐにリフキンがモサドであることを白状し、ジヴァに確認するように求める。リフキンは同じ敵を追っていると言い、客として現れるはずのニック・カデリを殺したという。ニックの仲間にハジクという男がいるという情報を明らかにした後、メイシー特別捜査官はリフキンを解放する。リフキンは武器を買う人間を暗殺するために入国したのではないかと考え、LAチームとギブスがリフキンを監視する。リフキンはマリナ・デル・レイで誰かを待っていた。マクギーはニック・カデリを調べるが手がかりが全くない。サムとGがニックの自宅を捜索中、ニックの恋人のシャキーラが現れる。Gは話を合わせて、武器ディーラーとしてシャキーラとハジクの居場所に向かう。ハジクは事実を確認するために仲間に連絡を取り始めるが、ニックとは連絡が取れない。ハジクがナシムと連絡を取った後、リフキンが動き出したので、ギブスが追うが、すでにナシムは殺されており、リフキンも取り逃がす。シャキーラの兄、ラフィも仲間の一味だという。焦ったハジクはGに1時間以内に武器を持ってくるように命じる。リフキンを確認したジヴァに疑問を持ったマクギーは、アビーがトニーから頼まれリフキンの情報を検索していたことを知り、トニーに事情を尋ねる。トニーはジヴァにリフキンのことを尋ねるが、ジヴァは「妬ましいのか」と態度を硬化させ、居場所はギブスには言うと答える。リアムの用意した武器とパスポートは4人分で、ハジクらの仲間が5人であることから、LAチームは誰かが黒幕ではないかと考える。状況が変化して、Gはシャキーラに取り入り、ニックだと思っていた死体がラフィだったことを知る。しかも、「ニック」はマイケル・リフキンその人だった。Gはシャキーラからニックの携帯の番号を聞き出し、ハジクにニックは危険だと告げたところでLAチームが突入し、ハジク一人残して後は射殺する。ギブスはリフキンの居場所を突き止め、直ちにアメリカから出て行けと言う。リフキンは任務に忠実なだけだというが、ギブスはジヴァは自分の部下だと告げる。仕事が終わりDCに戻るギブスに、心理分析官のネイトがメイシーとのわだかまりについて、秘密を話す。かつて、妻と娘を殺されたギブスは犯人のメキシコ人ドラッグディーラーに復讐した。メイシーはその時に犯人がギブスである証拠を掴んでいたが、あえてギブスの行動は正義に基づいたものだという判断で、闇に葬ったという。その話はギブスには知らされておらず、ギブスはカメラ越しにメイシーに礼を言う。Gはロシアマフィアに潜入捜査しているが、サムの目の前で何者かに狙撃される。リフキンとジヴァは帰国前の一時を過ごす。このマイケル・リフキンという諜報部員は、ジヴァとは本気なのでしょうね。彼が任務のためにシャキーラと恋仲になるというのは、ジヴァも承知しているのかな。彼らは任務のためなら手段を選ばないでしょうが、ジヴァとの事は任務ではないと思いますね。それにしても、ジヴァを心配するトニーはまさにそう言うことを心配しているのでしょう。だから、彼女を守ろうとしつこく追求するわけですが、これまでにない強い態度でジヴァはトニーとの間に壁を作ってしまった感があります。まあ、余計なお世話だということでしょう。トニーは単純な恋愛感情とはまた違う感情でジヴァのことを心配し続けることになるのかな。この2人の関係は、BONESの2人ともちょっと似ていますね。一方、ギブスと因縁があったメイシー特別捜査官ですが、容疑者扱いされたことでギブスはずっと悪い印象を持ち続けてきたのですね。でも、上司思いのネイト(気があるんじゃないの?)のおかげで、誤解は解けた。ちなみに、NCIS:LAのレギュラーにはメイシー特別捜査官役のLouise Lombardは入っていないのですよね。まあ、NCISの時も、JAGのPilotで出ていた女性捜査官はシリーズが始まるとケイトと入れ替わっていましたし、そういうこともあるのでしょう。カレン特別捜査官については、かなり重傷の模様ですが、12月の放送を待ちたいと思います。サムとGのコンビは何となく「マイアミ・バイス」の2人みたいですね。
November 19, 2010
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『LA極秘潜入捜査班、前編』ついに、NCISのスピンオフ「NCIS:Los Angeles」のデビューですね。かつて「JAG」の中でスピンオフ「NCIS」が誕生したように、人気ドラマとなったシーズン6にして、次のスピンオフのPilotを紹介する。こういうことが出来るのも、CBSならではですね。(パターン的にはCSIシリーズと同じ)ちなみに、PilotでのLAのメンバーは、支局長にLouise Lombard(メイシー特別捜査官)、Chris O'Donnell(G.カレン特別捜査官)、LL Cool J(サム・ハンナ特別捜査官)、Daniela Ruah(ケンジー・ブライ特別捜査官)、Peter Cambor(ネイト・ゲッツ作戦心理分析官)、Barrett Foa(エリック・ビール技術オペレ-ター) で、DCのヴァンス局長は時々顔を出すようですね。確か、ヴァンスはLAにいたのですよね。LAの潜入捜査班が追っているターゲットがDCで殺害されたことで、ギブスがマクギーを連れてLAへ向かい、合同捜査を行う。話はそれだけでなく、意外な形でジヴァのプライベートに繋がってきます。またまた、ギブスとメイシー特別捜査官との間には「何か」があったような感じです。任務の度に、女性とややこしくなるのがギブスの特技なのですね。(笑)なお、カレン特別捜査官もギブスとはセルビアで一緒に仕事をして、ギブスに助けられた事があったという。全く狭い世界です。DCの国会議事堂を望む建設現場で、カリフォルニアのペンドルトン基地所属のチャンドラー一等兵の死体が両手両足を貼り付けられたような状態で吊されて見つかる。犯人は自動車のバッテリーを使って感電させ、ダッキーは苦しんだ末の窒息死だという。チャンドラーはLAからの航空券を持っており、早朝に到着したばかりだった。まもなく、チャンドラーがNCISのLA潜入捜査班の捜査対象になっていたことが判り、ギブスとマクギーが合同捜査のため、LAに飛ぶ。チャンドラーはクウェートから帰国する前に、母親が自宅で襲われ、25万ドルをLAのリアムという男のところに運ばなければ身柄を解放しないと脅された。金の入ったアタッシュケースにはGPSが仕込まれていたが、LA支局が監視している最中にチャンドラーが狙撃され、パニックになったチャンドラーはアタッシュケースを放り投げて逃げ出し、そのまま飛行機に乗ってDCに向かったようだ。LA支局では違法な武器取引を追っており、手がかりを掴んでいるという。支局長のメイシー特別捜査官は、18年前、ギブスと仕事をしたことがあり、ギブスは今回の事件はメイシーらの失敗だという。チャンドラーは犯人に気づかれて殺されたのだろう。メイシーはタリアという武器密売人の情報で大金が入ってくると知っていたというが、ギブスはそれでも確証がないと非難する。まもなく、別件で潜入捜査中のカレン特別捜査官がタリアと会う約束をしているというので、ギブスらが監視する。タリアは「大きな銃」を欲しがっている客がいると認めるが、何者かがカレンの身元をばらし、カレンは追い出される。しかし、タリアがリアムと電話している事が確認され、チャンドラー殺しとの関連も出てきた。留守を任されたディノッゾは、ジヴァの様子がいつもと違うのに気づく。ジヴァはマイケルというイスラエル人と親しい事を認める。ジヴァがチーム解散中にモロッコで事故にあった事を初めて知ったディノッゾは、ニュース映像の中から、マイケル・リフキンという男を見つけ出す。チャンドラー襲撃の監視ビデオを詳しく調べた結果、犯人らしい男が映っており、本部のアビーが顔認識で調べる。この男がリアムではないか。ジヴァがチャンドラーと同じような殺害事件を見つけ出し、ディノッゾとジヴァはその事件の容疑者だったステファノ、ベンジー兄弟を訪ねる。2人は足場工事業者で、仕事場でチャンドラーの靴の片方を見つけたことから、逮捕する。ステファノはリアムという男に借りがあり、誘拐しろと命令されたと認める。監視中のタリアが電話で、カレンの素性を教えた相手マティと話し、マティに武器の手配を頼む。マティがその客と直接会いたいと言うので、タリアは密会場所を告げる。潜入捜査班が密会場所を見張る中、タリアとマティが現れ、そこにリアムも姿を見せるが、リアムはタリアとマティに発砲する。リアムは殺し屋で、ギブスらに撃ち殺されるが身分が判らない。マティは潜入捜査官のマイク・レンコ特別捜査官だった。リアムの泊まっているモーテルを調べると、空白のパスポートや武器、C4爆弾などが大量に見つかり、客が受け取りに来る状態になっていた。リアムは「ゴースト」と言って、客はその本性を知らない。リアムの本名はリアム・コイルと言い、元IRAの武器ディーラーで、今はフリーランスとして世界各地のテロリストに武器を供給していたことがわかる。彼は冷戦時代の東ドイツの秘密警察が「legend」と呼んでいたような、全て作り上げられた偽のIDで生きていた。アビーはディノッゾに頼まれ、マイケルの素性を探る。テルアビブの銀行家マイケル・リフキンと言い、2日前にDCに到着していたが、ジヴァは会っていないと嘘を付く。しかし、ジヴァの父親とマイケルが一緒にいる写真を見たディノッゾは、このことは誰にも言うなとアビーに言う。カレン捜査官はリアムになりすまして、モーテルで客を待つ。そこに現れたのは、マイケルだった!次週に続く…新しいシリーズは、本部の設備よりもずっとハイテクな、夢のようなコンピューターやディスプレイを使いこなしているのが売りのようです。これにはさすがのマクギーも欲しくて欲しくて、よだれを垂らす。今回、メイシー特別捜査官がギブスと「過去」があったというのは、多分、ギブスがLAで合同捜査するためのネタでしょうね。JAGでNCISが紹介された時は、ほとんどNCISのドラマになっていましたが、今回はスピンオフの扱われ方は半分くらいという印象です。まだ雰囲気まではよくわかりませんでした。ただ、NCISが事件を科学捜査や検死で解決するというCSIシリーズとほぼ同じスタイルなのと違って、スピンオフは身分を偽り「潜入捜査」で情報を得て事件を解決するという、よりスリリングな展開になりそうですね。12月からこの「潜入捜査班」がFOXで始まりますので、そちらで見ていこうと思っています。ところで、ジヴァの「彼氏」が気になって、"jealous?"(妬いている?)とまで言われてしまう。ジャンヌとのことで、新しい恋は出来ないと言っていたけれども、ジヴァに対してはまた違う感情を持っているということでしょうね。(笑)しかし、このマイケルは果たして恋人なのかどうか。モサドのリーダーであるジヴァの父親が、マイケルに武器の買い付けをさせてもそれほど不思議でもないのですが、もしかして、マイケルはモサドの二重スパイなのか?ジヴァはマイケルの本性を知らないのか?その辺は、次週に明らかになると良いですね。
November 12, 2010
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『極秘プロジェクト』アビー大活躍のエピソード。改めてアビーの偉大さを感じましたね。ストーリーも最後まで目が離せない!家庭のベビーモニターが、混信で助けを求める声を拾い、警察が近くを探したところ、海兵隊一等兵のマルコ・リグスの遺体が発見された。リグスは、アフガニスタンの部隊で後方支援に加わり、無線機などの軍用機器を盗んでは闇マーケットに売り飛ばしていたので、起訴されることになっていたが、その前に姿を消して無断欠勤扱いになっていた。リグスは寒い中、裸足で歩き回ったらしく、首に2つの穴が開いていた。ダッキーはスタンガンによる穴で、スタンガンで脳動脈に負担がかかり脳内出血を起こし錯乱して歩き回ったと見る。被害者の爪の間には攻撃した相手のDNAが検出された。歯医者に出かけたアビーがFBIに拘束され、とある場所に連れて行かれる。そこは病院の地下で、極秘プロジェクトを行っているという。責任者のジョーダン・ジョーンズによると、軍が出資したプロジェクトで機密度の高い研究をしていたが、担当者のフィリップ・ヘラー博士が急にいなくなったために、アビーに協力して欲しいという。へラー博士が何の研究をしていたのか判らないというので、アビーが明らかにすると、本当の目的は1年前からアフガニスタン帰還兵の一部に原因不明病気が発症し、感染しやすい遺伝子を確定する研究していたのを引き継いで、治療法を見つけて欲しいという。患者のキング上等曹長と親しくなったアビーは、患者の命を救うために任務を引き受けることにする。ギブスも事情を聞いて許す。アビーがいないため、マクギーらが採取されたDNAを検査することになった。リグスの車が見つかるが、トランクの中にガムテープやロープなどが入っており、まるで殺しの準備をしていたようだった。リグスの死亡とへラーの失踪には何か関係があるのか?ヘラーの妻によると、夫は3日前に散歩に出かけたまま帰ってこないと言い、愛人がいるらしいということがわかる。ヘラーは愛人の家にいるところを身柄を拘束される。リグスから検出されたDNAはヘラーのものと一致し、スタンガンも見つかったため、ギブスが厳しく尋問する。しかし、ヘラーは散歩中に男の銃を突きつけられたため、護身用のスタンガンで応戦しただけだと言い、正当防衛だという。襲われることを予測していたのかと言われて、ヘラーは、プロジェクトで研究目標を達成したから狙われたと答える。つまり、治療法を研究していると思っていたが、実は生物兵器の開発に関わっていたというのだ。キング上等曹長はアビーが遺伝子の分離に成功したにもかかわらず、亡くなってしまい、ショックを受ける。しかし、ジョーンズが失踪しアビーのリサーチはダウンロードされて持ち出されていた。アビーは事実を知って激怒し、真実を追う。すると、担当の看護師ダンスタンが共犯となって、血液サンプルを他人のものとすり替え、もともとアフガニスタンの戦争症候群は存在しないことが判った。まもなく、ダンスタンの遺体が発見され、犯人はジョーンズだと見て後を追う。ジョーンズはチリに国外逃亡する直前に逮捕され、NCISで尋問を受ける。しかし、ジョーンズは軍からだまして資金を着服していただけで、殺人とは無関係だという。アビーが研究に成功したので、監査が入る前に逃げようとしたのだった。そしてキングという患者はいないというので、リグスとの関係を探ったところ、キングは隠密作戦では生物兵器の防衛の専門家だったが、兵器を闇マーケットに売ろうとしていたことが判り、死んではいなかった。キングはアビーらに逮捕される。アビーとキング上等曹長とのチェスシーンがとても良い感じで、アビーが彼のためならと思い込んでいたので、すっかりだまされました。悪い奴だったんだ~いかにも国に尽くしたヒーローを装って、酷い。ジョーンズも、二度もアビーをだましていたわけで、アビーのお怒りももっともだと思います。軍も無駄な資金を出さないようにちゃんと監視の目を強めないと行けませんね。いつになく専門用語が満載でしたが、実験動物のウサギを大脱走させたり、虫歯に名前をつけたりとアビーらしさ満載でしたね。ジョン・ホプキンス大出身のマクギーがアビーに替わってラボを任され、「サルでも判る」手引き書を片手に実験をしているのが笑えました。意外にトニーが実力発揮、パーマー君はモルグでもラボでもお掃除担当で面白かった。ギブスもアビーがさらわれたと思って激怒するなど、いつものギブスでした。ジョーンズ役の人もキング役の人も、海外ドラマではおなじみの人でしたね。
November 5, 2010
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『指名手配犯』ゲストにChristian Clemensonが出ていました。この人、「ボストン・パブリック」でエキセントリックな弁護士ジェリー役だったのですが、最近ではCSIマイアミで検死官の役をしています。どちらも、ちょっと変わった人のイメージで、今回もそんな感じがします。ギブスにCIAのコルトから連絡があり、犯罪組織のリーダー、ジョナサン・シラヴォが現れる場所を張っていたら、手下が撃ち合いをして死んでいるのを見つけたという。シラヴォはNCISの最重要指名手配犯で、コルトはギブスに捜査を任せるという。ギブスは、過去のいきさつからコルトを疑いつつもチームに現場を警護させると、そこにシラヴォではなく、彼の会計士のペリー・スターリンという男が現れ、シラヴォの悪事を話すので免責が欲しいという。シラヴォは6年前に事故で入院して以来、姿を消し1年後に別人のように幅広く悪事を重ねた。現在、シラヴォが雇った海賊が軍の物資を運ぶ貨物船ボレアリス号を強奪し、行方不明になっている。ペリーはシラヴォのマネーロンダリングなど、金を一手に扱っていた。アビーは現場で見つかった証拠などから、第3の狙撃者がいたというが、ギブスは取り合わない。ボレアリス号が発見され、なぜか海賊船の方が爆破されていた。ペリーは、シラヴォが引退を考え、部下を処分し、資金を統合しようとしているという。シラヴォの口座を教えろというギブスに、ペリーはNo.2のフローレスをオンラインゲームのチャットを使って呼び出せるという。コルトはヴァンス局長の秘密を渡すことでギブスと信頼関係を築くつもりだったが、ギブスは拒む。アビーとマクギーがペリーから得た暗号を使ってフローレスを呼び出すが、現場に向かうとフローレスと同じ組織のレイクが撃ち合って死んでいた。どうして情報が漏れたのか?ヴァンス局長は、現場から離れているはずのコルトを疑う。被害者4名の靴の裏と爪などから馬糞が見つかり、シラヴォのアジトは牧場にあるのではないかという。セーフハウスに匿われているペリーに2名の刺客が送り込まれ、ジヴァが撃ち殺す。やはり情報が漏れているらしい。ペリーは連邦保安官に身柄を移される。暗殺者たちのカーナビの情報で共通点を探し、スタンフォード郡の牧場が浮かんだ。現場に向かうと、家には昏睡状態で寝たきりのシラヴォがいた。事故以来一度も目覚めておらず、何者かがシラヴォになりかわって商売していたらしい。シラヴォの銀行口座を調べると、一部の金が海外の口座に移動され、それ以外は差し押さえられていた。つまり、CIAがすでに手を回していたのだった。アビーはゲームのチャットで暗号を取り違え、フローレスを殺せというメッセージを送っていたという。シラヴォになりかわっていたのはペリーだった。移送中のペリーの前にコルトが現れ、連邦保安官にペリーの身柄を求める。しかし、ペリーが急に銃を奪って、担当官とコルトを撃つ。「CIAは金を返せ」というペリーを到着したNCISが逮捕する。コルトはペリーの大金を抑えて第一線に戻る土産にし、NCISは犯罪組織を一網打尽にできた。ギブスはコルトにこれで貸し借りはないという。最初からペリーが怪しいことは判っていましたが、体調を気にして薬を常用したり、弱気そうなペリーがコルトを撃ったのはちょっとショッキングでした。今回は彼の一人舞台でしたね。判らなかったのがコルトで、ラ・グルヌイユの時からチームにとって、信じて良いのかどうか判らない存在でした。トニーは殺されかけたのですから、敵意むき出しです。そんな彼が、なぜギブスと関わりを求め、ヴァンス局長のファイルを渡したのか。ギブスはあのファイルそのものは嘘だと言い切りましたが、コルトの下心を見抜いていたのでしょうね。もちろん、本当は何が書いてあるのかは判りません。そして、局長はというと、ギブスに任せて様子を見ながら、最後の2分はクォーターバックが見事な仕事をしたと褒めていましたね。この間の自宅訪問から、局長もギブスとの間に信頼関係ができつつあるのかも知れません。ジヴァの2丁拳銃はお見事でしたね。ところで、パーマー君は大学の時、LAのディズニーランドのダッパー・ダンズ(The Dapper Dans)のスタイルを真似た、4人組のコーラスをしていたらしい。1番テナー。日本でも昔からデューク・エイセズだとか、ダーク・ダックスだとか、4人組の男性コーラスはありましたが、もっとコミカルなパフォーマンスを見せるのを「バーバーショップ・カルテット(barbershop quartet)」と呼ぶのですね。パーマー君の歌うところ見たかったな~(笑)
October 29, 2010
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『呪われた銃』子供と死体探しという展開から私も「スタンド・バイ・ミー」を思い出しました。(笑)コンピューター絡みではないのに、いつになくマクギーが頼もしくって、それもこれもボーイスカウトのおかげですね?ノア役の子役が上手かったなあ。海上勤務中の海軍中佐タフェットの自宅から、犯罪に関係あると思われる銃が見つかる。息子のノアが隠し持っていた銃で、アビーが調べたところ脳の組織が付着していた。ノアは公園で拾ったというが、問い詰めたところ基地内の友達2人と一緒に森の中の死体の横で見つけたという。トニーらはノアたちと発見場所を探す。しかし発見現場には遺体はなく、切り取られた耳とウジが残っていた。遺体の横にタイヤ痕があり、遺体を動かしたと思われる。銃は4年前に隣人同士の殺害事件で使われており、なんとNCISが捜査して証拠品として扱われていた。事件が解決した後、その銃は持ち主に返されたが、その後質店で売ったという。しかし、その銃がこの2ヶ月で2度も強盗に使われていた。マクギーは自力で遺体の場所を突き止める。被害者は19歳のディラン・ベイツ。死後2~3週間で、かなり犯罪歴があり麻薬や酒などで体をこわすほどの生活を送っていたらしい。頭を撃たれており、凶器は見つかった銃と一致した。しかし、銃に付いていた組織はベイツのものではなく、もう一人被害者がいることがわかる。銃を購入したのは、ビリヤード・プレイヤーで、詐欺師だったエディ・フェルソン。2件のコンビニ強盗は認めるが、殺しは否定する。ベイツについては、トラブルをもちこむ厄介者だと言い、車とガールフレンドを盗まれたという。銃は町中のゴミ箱に捨てたというので、監視ビデオで調べたところ、近くの飲食店従業員ジョーイが拾ったのが写っていた。ジョーイはこの2週間店に出勤しておらず、武装強盗の前科があり海兵隊に志願したが、拒否されていた。ベイツとは強盗の共犯だった。マクギーがタイヤ痕を調べ、子供用のワゴンであると突き止める。基地内のワゴンを集め、血液反応を調べたところ、ノアのワゴンに反応があった。しかも、血液はベイツと一致し、ギブスはノアから話を聞く。ノアは誰かをかばっているかのように、自分がいじめられたのでベイツを殺したと言うが、ギブスは信じない。ついに、父親のタフェット中佐が自分を守るために殺したと明かすが、アビーのウジの観察によると、殺害された日には中佐はもう戦地に赴いていたことがわかる。一方、ジョーイ(ジョセフ・エリス)の行方を捜して自宅を訪れると、エリスは自殺していた。現場の写真などから、エリスとベイツは高校の同級生で、しかもノアの姉レベッカとエリスは親しかった事が判る。ギブスはレベッカから話を聞き、ベイツのせいで悪の道に引きずり込まれ人生を壊されたエリスが拾った銃で自殺をし、それを発見したレベッカが銃でベイツを脅したところ、もみ合いになって銃が暴発したのだという。マクギーはダッキーに借りたビンテージもののゴルフクラブセットを壊してしまったために、こっそりオークションで手に入れて返すことにする。マクギーは落札できなかったが、代わりにトニーが左利き用のを落札する。しかし、ダッキーは右利きで、そのことがダッキーにばれてしまう。父親が戦地にいる子供たちと子育てに奮闘する母親たちの前では、ギブスは本当に優しい表情を見せていましたね。アビーのギブスごっこにも、怒ることなく最近は本当に角が取れて甘い面も見せる気がします。アビーはいつものように大活躍でしたね。ハエのウジを育てて生まれて何日目かなどというのは、CSIでよくやっていたことですが、ウジに男の子の名前を付けたりとアビーらしさが一杯。(笑)モーツアルトにイライラして、ダッキーも遺体を前に食物連鎖について嬉々として語る。一方、フィールドでボーイスカウトの経験を生かして、子供たちの良きお兄さんのようなマクギーが意外でした。彼もまた少年たちと同じように父親が軍人で共感するところが多かったのですね。そのマクギーがダッキーの由緒あるゴルフクラブを借りて壊してしまい、ネットオークションで代替品を買って返そうというのがBストーリー。そんなの、見ればすぐに判ってしまうじゃないのと思いますが、ダッキーに知られることになり、ダッキーは仕返しにマクギーから借りたジャズのレコードを…今後は2人は仲良くやっていけるのでしょうか?(笑)
October 22, 2010
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『ノックアウト』やっと新局長のエピソードですね。これまで好かれるような場面がなくて、どうしてこの人を入れたのだろうと常々思っていましたが、このエピソードを見てさらに判らなくなってきました。シカゴの湖で元海兵のタイラー・オーウェンズが遺体で見つかり、ヴァンス局長はマクギーとジヴァを連れて現地に向かう。トニーには証人のタラ・コールをDCまで護送するように命じ、ギブスには捜査に関わらせないという。タイラーは腹と胸を散弾銃で撃たれており、ダッキーが解剖することになった。アビーも遺留品を調べるが、知りたがるギブスにこっそりと教える。被害者のポケットに入っていた銃は凶器と確定され、ダンベルを重りにして沈められていた。またベルトのところに鳥の羽が付いていた。タイラーはボクシングのトレーナーで、10日前にジムで目撃されていた。ヴァンス局長とタイラーは古い知り合いで、局長もボクシングをしていたという。クラブのオーナーによると、オハイオからタイラーとヴァンスの2人がやってきてボクシングを始め、ヴァンスはあるときジムを去っていったという。もう一人、当時選手だったジョー・バンクスが犯罪に手を染め、最近戻ってきて選手の引き抜きをしているという。おそらく、若いボクサーたちを守ろうとしたタイラーが邪魔になったのかも知れない。ヴァンスはバンクスをDCにおびき出すため、親しい関係のタラを囮にするという。ギブスはダッキーからタイラーの資料を見せてもらい、軍の経歴がないことが気にかかる。被害者の左手から火薬残渣が検出され、タイラーは犯人の向けた銃を掴み、争っているうちに死んだと思われる。犯人は殺しに関してはプロではないと言える。ギブスはCIAからコルトが持ち出したヴァンス局長のファイルを見るかどうか迷う。タラはタイラーの妹で、ジョーは犯人ではないと言い、ヴァンスに対して「私たちを捨てた」と非難する。ギブスはヴァンスの自宅を訪問し、家族を紹介される。ヴァンスの妻によると、ヴァンスは海軍大学校を卒業したが、ボクシングで網膜剥離を起こし除隊したという。ギブスはヴァンスにファイルを見る許可を求め、ヴァンスは嘘は付いていないと言い、ファイルを突き返す。NCISにジョー・バンクスが現れ、タラの身柄を返して欲しいという。ヴァンスは怒りを示しながらバンクスを取り調べるが、ジョーは殺害を否定し、タラと結婚していると聞いて絶句する。ギブスも尋問を見ていて、バンクスはすでに悪事から手を洗って、今は別人になっているという。ギブスはダッキーにテイラーの体に手術痕があるかどうかもう一度見て欲しいと頼む。ヴァンスはギブスにタイラーとの思い出を語りながら、遺体に羽が付いていたのを思い出す。クラブの選手のスピットがヴァンスの前でジャケットを盗まれたと言っていたことから、スピットがタイラーを殺そうとしてジャケットを汚して脱いだと気づく。案の定、スピットは自分に目障りなタイラーを殺したと仲間にしゃべっており、それに怒った選手たちから半殺しの目に遭っていた。ギブスはダッキーから、タイラーが網膜剥離の手術を受けていたと聞いて、ファイルを開けるかどうかためらう。トニーはタラに自分の恋の悩みを打ち明ける。結局、ヴァンスのファイルには何が書いてあったというのでしょう。ヴァンスのタイラーに寄せる思いはものすごく熱く、ジョー・バンクスに対しては非常に厳しい。タイラーとタラは兄妹で、タラは自分たちを捨てたヴァンスを恨んでいた。当時のヴァンスは荒れていて別人だったというので、もしかしたら犯罪歴があったのかも。到底政府の上級職に就くのにふさわしくない過去を持っていたのを、大変な努力をして今の地位を得た、そんな感じでしょうか。目の手術については、たまたまタイラーも同じ手術をしていてボクサーを辞めたということなのか。ちょっと判らなかったですね。もしかしたら、ヴァンスとの対戦でタイラーが目を怪我して、それがきっかけでシカゴを離れることになったのかな。いずれにせよ、そんなに気になるキャラクターではないので、どうでも良いです。むしろ、あのファイルに今後のストーリーで重要な秘密が書いてあると良いですね。タラはやたらトニーを誘惑しようとしていましたが、別に怪しい仕事をしているわけじゃないでうすよね。トニーがそのものずばり、ジャンヌとの別れ以降すっかり女性とはご無沙汰になってしまっている事を告白し、ジヴァがあの謎の男性の事を認めたのを引き出してくれたというか。世界を飛び回っている彼氏、というのはどういう人なのでしょうね。いずれまた出てくるか?それ以外は、ギブスにばれないようにしているアビーがかわいかったし、ちゃんと教えて忠誠を示すなど、いつもの雰囲気でした。
October 15, 2010
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『謎の風景画』謎も何も、絵を見た瞬間ヴァスケス・ロック公園じゃないのと、突っ込みたくなりました。(笑)でも、前半が空母で後半は乾いた荒野というダイナミックな感じで良かったですね。タイトルが「北北西に進路を取れ(North by Northwest)」のパロディなのか、「南南西に進路を取れ」と良い具合におふざけがあって、いかにもNCISというエピソードでした。馬に乗るギブスがかっこいい~どこにいても、様になる男です。NCISのジャック・パターソン特別捜査官がDCの路上で射殺されて見つかる。パターソンは2日前までジョージワシントンでの海上勤務で、帰港したばかり。過去に職権乱用で左遷されたと言い、トニーとはアカデミー時代に顔見知りだったという。パターソンの手に国土安全保障省のバーソロミュー・レミングの名刺があり、さっそく連絡を取る。アビーは、電話でパターソンと仕事の依頼を受ける間柄だったと言い、昨夜「見せたいものがある」と連絡が入っていたという。レミングによると、2人はかつてアリゾナで仕事をしていた頃関わりがあり、久しぶりに昨夜連絡があって、やはり「見せたいものがある」と言われたという。トニーとマクギーは、パターソンの仕事場だったジョージワシントンで事情を聞く。パターソンの撮り溜めた写真に、船内の部屋が写っていたため中を調べると、鞄に入った麻薬が見つかる。パターソンはリチャード・ゼル上等水兵を監視していたらしく、トニーとマクギーはその部屋にブツを取りに現れたゼルを逮捕する。ゼルは麻薬密輸は認めるが、パターソンのことは知らないという。アビー宛にパターソンから荷物が届き、中に岩山を描いた画が入っていた。画を描いたのはディナ・リシという女流画家で、パターソンに贈られた物と判る。パターソンの体内から見つかった弾は、2年前にアリゾナで実業家が殺された時の弾と同じものだった。事件は未解決のままだ。ディナは10年前にアリゾナに来てから画家として有名になり、今は環境問題に特に関心を持って活動をしているというが、アリゾナの保安官によると姿を消したという。今は山小屋に住んでいるらしく、画に描かれた山の形と一致する場所を探したところ、マウント・ピニョスの近くの山小屋がそれだと思われる。アリゾナの実業家殺害事件について調べを進めると、処刑スタイルがパターソンと似通っていて、妻が殺し屋を雇ったという疑いがあったことから、パターソンもプロに狙われたと思われた。ギブスとトニーはディナに話を聞くためにアリゾナへ向かう。その頃、NCISには自分がレミングだという男が現れる。こちらが本物で、名刺は犯人がわざと偽物と連絡を取らせるために握らせていたのだった。ギブスたちのいる場所の近くをサンセット鉱業所属の飛行機が通過したことが判る。保安官は、サンセット鉱業という会社がアリゾナの閉山された金鉱を買おうとして、ディナたちの反対運動が起こっているという。景観を壊すからと言う理由だが、アビーがディナの画に使われている絵の具に現地の土が混ぜられており、それが放射能を含んでいる事を突き止め、サンセット鉱業の目的は金ではなくウランではないかという。ディナは、画を描くのに土を使っているうちに体調を崩し、放射能に気づいたという。それで親しかったパターソンに連絡を取ったと答える。ギブスたちはディナの命を守るために山を下りる途中、ヘリに乗った偽物のレミングに銃撃される。ギブスは見事にヘリを撃ち落とす。トニーは亡くなったロンドンの叔父の秘書から連絡があり、遺産を貰えると期待していたが、逆に財産を創造したいとこから、学生の頃の借金を返すように言われて落胆する。ディナ・リシを演じていたのは「LOST」のルソー役Mira Furlanで、役柄も何となく似通った感じでしたね。(爆)今回はトニーが莫大な遺産を相続するのではないかと聞き、ギブスまで「そうなったらどうする?」と気にしていました。取らぬ狸の皮算用で浮かれるトニー、電話がかかってくるたびに気になってしかたないマクギーやジヴァなど、いつものようにお楽しみでした。そんな裕福な親戚がいるとは意外でした。まあ、せいぜい宝くじでも買っていなさい。(笑)ちなみに、マクギーは例のミステリー小説の売り上げ(印税?)は、あれこれ欲しいものを買ってなくなってしまったらしい。それならばまた小説を書けば良いのに。馬に関しては、都会っ子のトニーは苦手でしょうね。せっかく野営したのだから、コヨーテの鳴き声に怖がったりする話があっても良かったのに。
October 8, 2010
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『失われた3年間』愛に満ちたエピソードだったな~(笑)この手のエピソードは、吹き替えより、字幕で出演者たちの生声で見た方が、より楽しめると思います。いわゆる「なりきりエピ」というやつですね。ホテルのダストシュートに海軍大尉ジャスティン・グレイデイの遺体が捨てられていた。遺体は首を絞められて胸をナイフのようなもので刺されており、凶器は見つかっていない。そのホテルにはトニーの名前を名乗った男が宿泊していたことから、トニーに対する恨みを持つ者の犯行かと考える。その容疑者がNCISに現れ、トニーに話があるという。レニー・グラントという男は、3年前にギブスが休暇を取ってメキシコにいたころ、トニーが担当した海軍信用組合の横領事件の容疑者で、グレイデイは証人だった。しかし、レニーは殺害を否定し、横領事件も無実だという。グレイデイに売られたので会ってて話そうと、トニーの名前で約束したところ、自分の部屋で殺されていたという。レニーはパニックになって、死体を捨てたことを認める。レニーは上訴するために証拠を集めており、トニーに手渡す。ギブスは「ボス」だったトニーが最後まで捜査の指揮を執るように命じる。グレイデイは国防省で国際郵便の仕事を担当しており、コンピューターの文書が閲覧できなくなっていた。レニーが横領で有罪になったのは、コンピューター・ログが証拠となったからだが、新たに何者かがレニーのアクセス・ログを改ざんしたことが分かり、そのときにレニーにはアリバイもあった事がわかる。また、グレイデイの検死で推察される殺害時間にはレニーは食事中だったことも判っている。トニーは、死体遺棄の容疑が残っているがレニーに3年前の事を謝罪し、上訴するなら口添えを約束する。レニーが無実なら、グレイデイが本当の横領犯なのか?レニーの元上司、ミッチ・ウィルキンス軍曹を呼び、共犯がいると考え当時の同僚のリストを提出させる。その中で、ホテルに残っていたソープ・ディスペンサーの指紋を照合したところ、カール・デイヴィス中佐の名前が挙がる。さっそく自宅へ向かうと、中佐は浮気の現場を写真を撮られたものが送りつけられ、妻に詰問されていた。撮影された時はハワイにいたことになっていて、グレイデイ殺害のアリバイがある。ディスペンサーはデイヴィス中佐の自宅から持ち込まれたもので、誰かが中佐をはめようとしたのか?中佐のコンピューター・ログによると、横領した金を何者かケイマン諸島の口座に移動させていた。第3の横領者がいるらしい。トニーは引け目を感じているレニーにもう一度話を聞こうと自宅に向かうが、室内は争った後があり、レニーは消えていた。ギブスは行き詰まったトニーを励ます。レニーの家に落ちていたナイフはグレイデイ殺害の凶器だと判る。ナイフの持ち手に付いていたのは、ミッチ・ウィルキンス軍曹のDNAで、取り調べでは話をするためグレイデイを追ったが逆に襲われ、正当防衛だったと主張。ナイフはホテルに残したという。レニーの居場所は知らず、そのときには薬物所持を誰かに通報されて、裁判所にいたという。グレイデイは郵便詐欺の容疑で捜査の対象となっていた。これも誰かの通報で、デイヴィス中佐に送られた写真の封筒の消印は偽造だと判る。全て、犯人を捜査側に知らせようとしており、それはレニーだと考える。情報を掴み空港に向かったトニーだが、レニーは横領した金を持っておらず、南方行きのチケットを持っているのを知った上で見逃す。ギブスもそれについて追求することもなく、2人は元の役割に戻る。NCISの常で、おもしろいので肝心の事件がうやむやになってしまいますが、結局横領事件の犯人は元上司のミッチ・ウィルキンス、グレイデイ、デイヴィスの3人ということになるのかな?3年前、横領が発覚した時に、コンピューターに詳しいウィルキンスがレニーに罪を着せ、グレイデイが証言したが、トニーがグレイデイと会うと聞いて、ウィルキンスがグレイデイの裏切りを恐れ、殺し合いになり、ウィルキンスがその罪をデイヴィスに着せた。デイヴィスが直接の横領犯?でも、全てを知ったレニーが、グレイデイ殺しの捜査を攪乱し、デイヴィスのアリバイが崩れるように写真を送り、ウィルキンスとグレイデイの悪事を通報し、NCISの捜査が彼らに向くようにした?ケイマン諸島の口座へ送ったのはウィルキンスですよね?そもそも何でウィルキンスはナイフをホテルに残したんでしょうね。グレイデイが殺されてから、デイヴィスの家からディスペンサーを持ってくるというのも、ちょっと難しそうだし、計画的犯行だったのか?デイヴィスがハワイから戻ってきたのはいつの日なのだろう。写真は郵便ならハワイから何日かかかるはずですし、アリバイは飛行機などから調べることはできそうですが。そしてレニーは横領金のありかを知っているのかいないのか、南へ向かうというのが気になるところですね。トニーとしては、3年間の刑務所暮らしの償いとしてレニーを見逃したのか?事件についてはやっぱり謎のままですが、ともあれ、「ボス」としてギブスに扮したトニーのなりきりぶりが笑いを誘いました。日頃からどれくらいボスを観察しているかということですよね。アビーもすっかりその気でトニーに「ギブスらしさ」を伝授。ギブスもおしゃべりなトニーを真似て、「キャンプファイヤー」とか、いつもとは違う様子が楽しかったです。しかも、チームの前では、こっそりとトニーを励まして「ほめて育てる」ギブスがすてきですね。そしてレニーを逃がすという「ボス」の決定には最後まで従う、意をくむギブスがお見事です。ミッチとジヴァがFacebookでナイフ関係で知り合いだとか、微妙なネタで笑わせますね。
October 1, 2010
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『18年前の真実』意外な形でギブスの過去が取り上げられましたね。トニーじゃないけれど、あれこれ想像して最後まで目を離せませんでした。リバティ・ハイツの屋上から、海兵隊一等兵エミリオ・サラザールが手足を縛られた状態でつり下げられ、死んでいるのが見つかる。死因は9ミリの弾で、死後マシンガンの弾が撃ち込まれていた。屋上にはもう一人誰かが手錠で繋がられていた痕跡があった。しかも、そこに血文字の数字が書かれていて、ギブスは自分の軍の認識ナンバーだと認める。それを聞いたヴァンス局長はギブスがスナイパーとして秘密工作任務に関わっていた頃のファイルを取り寄せる。ギブスはかつての上司マイク・フランクスを呼び寄せる。サラザールは軍に入って4ヶ月、地元ギャングPC団のメンバーだったという。やはりギャング団の抗争が原因か?サラザールの上官、ヴィンセント・メディナ2等軍曹は、サラザールの過去について知っており、彼は足を洗おうとしていたと言う。ギブスはマイクに18年前にコロンビアで秘密任務に就いたとき出会ったローズ・タマヨの居場所を尋ねる。マイクは17年前にギブスには内緒でローズをDCに呼び寄せた。現住所を訪ねると、ローズは10年前に死んでいた。血染めの文字からは、サラザールではなくローズの息子、トマス・タマヨ海兵隊下士官のDNAが検出された。地元でギャングから子供を守るボランティアをしているマギー・スコットが、幼くして母親を亡くしたトマスの面倒を見ていた。凶器となった銃は2週間前に起こった強盗事件でも使われており、容疑者のヴィクター・カルマド(ポパイ)はPC団のメンバーだった。NCISチームはポパイとトマス・タマヨを拘束して尋問する。ポパイは自分がサラザールを殺したと言うが、嘘の可能性が高い。トマスは、殺害現場にはいなかったという。マイクはトマスが何かを隠しており、黒幕がいると考える。マクギーがPC団のメンバーの携帯の着信履歴を調べたところ、メディナ2等軍曹が電話をかけていたことが判る。軍曹自身もPC団の元リーダーで、ギャングたちとの関係を追求するが、殺害に関してはアリバイがあった。ギブスはトマスを釈放し、MTACで監視しながら後をつける。トマスもサラザールも同じ武器庫の警備を担当しており、リバティ・ハイツに向かったトマスは、ライフルを大量に武器庫から持ち出していた。ポパイの部下が引き取りに現れるが、そこにメディナ2等軍曹が止めに入る。実はトマスから、銃を手に入れろと脅されて目の前でサラザールを殺されたと相談を受けた軍曹が、自分一人でギャングたちに立ち向かったのだった。トマスは逮捕され、ギブスは尋問の様子をマギーに見せる。トマスは罪を一人で罪をかぶるつもりだが、それを知ってマギーこそがトマスとサラザールを屋上で拘束して銃を手に入れるように脅した黒幕だと認める。マギーは銃さえ持てば、地元の子供たちもギャングに襲われず身を守れると考えたのだった。マギーは逮捕され、トマスは捜査に協力したために、アフガニスタンへ派遣されることになった。トマスはローズから、いざと言うときのためにギブスの認識番号を覚えるように言われていたと言い、ギブスを見習って海兵隊員になったという。ギブスは任務で撃たれ、ローズに助けてもらった事は認めるが、出会ったときにはすでにローズはトマスを妊娠していたと告げる。ヴァンスはギブスのファイルを読み、コロンビアのドラッグカルテルのリーダーを狙撃する任務で見事に仕留めた事をほめる。そのリーダーは女性たちをレイプしており、トマスの父親でもあった。途中、何度もギブスが任務中に傷ついて、美しい現地の女性と恋に落ちたのか?という演出があり、ギブスは意外に惚れっぽいのかと思いながら見ていました。ジェニーとも仕事上でそういう関係になったわけですし。でも、結果的にローズの方が、仇を討ってくれたギブスに恋心を抱いたということで良いのかな。トマスは母親がギブスのことを語るたびに、もしかしたら自分の父親はギブスではないかと思っていたのでしょうね。Role Modelにはギブスはまさしくふさわしい。でも、良き海兵のトマスに真実は告げられませんね。実の父を殺したのがギブスだと知ったら、やはり微妙でしょう。これもまたギブスの暗く重い過去の一部なのですね。それにしても、あれほど愛していたシャノンとケリーを失って、次の結婚までは意外と短かったわけですね。(爆)トニー宛に伝言があって「メリンダって誰?」と思い出そうとしているのがおもしろかったですね。どれだけ遊び人なのかと思いますが、見かけ倒しということか?
September 24, 2010
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『大佐の一人娘』始まりは何だかホラー調で、ハロウィーンでもない時期なのになと思っていると、やはり違いましたね。(笑)しかも事件は無理矢理な感じがしましたが、強引なまとめもまあNCISならありかな。ケヴィン役の人は誰だっけと思いながら見ていましたが、「The O.C.」のルークですね。ずいぶんスリムになった感じ。海軍防諜研究室に勤務するジェニングス大佐が行方不明になったと、一人娘のレベッカと伴って、元婚約者のケヴィンが届け出る。まだ、48時間経っていないので話を聞く事にするが、ジェニングス大佐は妻を亡くしたばかりで、娘とは日頃からぶつかることが多く、レベッカは父親の事をまだ心配していない。しかし山小屋でジェニングス大佐が死体で発見される。腹を割かれて残忍な殺し方だったが、ダッキーは後頭部を殴られた上、一酸化炭素中毒で死亡したのだろうという。遺体の背中にペンタグラムの模様が付いていたことから、カルト信仰の犯行かと思われた。自宅を捜索したところ、地下室にベアリー・スマイルズ(おしゃべりクマさん)のぬいぐるみがあった。内部の機械を誰かが改造した痕がある。ダッキーの検死解剖で、ジェニングス大佐の十二指腸に緑色に変色した部分が見つかる。犯人は腹の中を何か探していたのだろうという。ベアリー・スマイルズはフリーキング装置と言って、関知されずにハッキングする装置だという。大佐は国家安全保障省のコンピューターをハッキングしてたらしく、暗号化したメールを使い行き先不明の海外出張を繰り返していた。現場に残されていたタイヤ痕から犯人の物と思われる車種を特定、タイヤのホイールキャップの模様がペンタグラムであることから、大佐は車のトランクに閉じ込められ一酸化炭素中毒で亡くなり、スペアタイヤの模様が背中に付いたと思われる。大佐の仕事場では諜報活動用の小さな道具を開発しており、「キーホール」という敵のコンピューターに接続するための部品がなくなったらしい。大佐は国家機密を持ち出すために飲み込んで、それを取り出すために買い手が腹を割いたのか?手配していた車が見つかり現場に急行するが、チームの目の前で倉庫の屋上から男性が転落して死ぬ。男は窃盗などの犯歴のあるブランドン・サイクスで、争って突き落とされたらしい。ギブスはレベッカにサイクスを確認してもらおうとするが、代わりにケヴィンが現れ、レベッカは落ち込みまだそういう状態ではないという。2人はよりを戻してまたつきあい始めたという。マクギーが大佐の暗号を解読し、通信相手が自宅に住み込んでいるメイドのアドリアーナだと判る。アドリアーナは6週間前にグリーンカードを得ているが、それ以前の身元がわからない。アドリアーナによると2人は恋人同士で大佐とはキューバで出会ったという。大佐は娘のためにまだ打ち明けることが出来ず、謎の出張も彼女に会うためだったと判る。「キーホール」は職場から見つかり、大佐は自宅からアドリアーナの永住権を得るために八卦イングしていた。サイクスがジェニングス大佐を殺した犯人だと思われるが、自宅に向かったところ、自宅が荒らされていた。※荒らしたのはジェニングス大佐の勤め先のジェシカで、ジェシカはパーティで会って以来、サイクスと付き合っていたが、プロポーズで渡された指輪が銅製の偽物と判って激怒したという。その指輪のさびの色と大佐の十二指腸の変色とが同じ色で、過去の医療データから、大佐は子供の頃ふざけて飲み込んだ母親の婚約指輪を取り出せず、そのまま体内に取り込んでしまったと言うことが判る。その話は家族の間で知られていて、サイクスが誰かから聞いて取り出し、ジェシカへのプロポーズに使った。ケヴィンはレベッカを取り戻そうとして大佐を殺し、自分は落ち込んだレベッカを慰めて元さやに戻るつもりだったが、ケヴィンとサイクスが知り合いだということが判明してケヴィンは犯行を認め逮捕される。ケヴィンは母親を亡くした時にレベッカを慰めて付き合ったので、今度もそうなると思って必死だったという。※ご指摘により、間違いを訂正し内容を変更しました。銅を体に取り込んでいたら、レントゲンや何かで判っていたでしょうね。アレルギーにもなるだろうし、というのは置いておいて、プロポーズするのにお金がないから、父親の腹の中の指輪を思いついたということかな?体内で何十年も経ったらそれこそ変色変質しただろうになあ、などとその辺がまあツッコミどころですが。(爆)とにかくレベッカは言っていることがめちゃくちゃです。男たちもそんな彼女が良かったのか!「キーホール」を開発している部門が気になりましたね。まじめにそういう物を開発しているんでしょうか。Bプロットというか、キャラクターたちのお話ですが、マクギーが意気揚々と現れてオンラインゲームの魔女と良い感じだという。今度は初めてのデートだというのだが、それはトニーのなりすましだった。マクギーなら相手のIPアドレスくらいは調べておきそうですけどね。本当にだまされていたのか、デートを待ちぼうけさせられて、トニーも悪いと思って「元彼と元サヤになりました」というメールを送ったけれど、どうやらジヴァがマクギーに話したようですね。その程度で済めば、マクギーは大人の対応をしてくれたということになりますね。いずれ、マクギーが本当の恋をするエピソードも出てくるのかな?
September 18, 2010
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『死を招く者』ダッキーの意外な過去を取り上げたエピソード。これまでにあまり自分のことを語りたがらなかった理由がわかりましたね。これも戦争の一面なのだなと感じました。ゲストで、若き日のマーシン・ジェレクを演じていたのは「ギャラクティカ」、「ドールハウス」などで顔を見る個性派のマーク・シェパードでしたが、年老いたマーシン・ジェレクを演じているのは、マークの実の父親、W. Morgan Sheppardなのですね。マーク・ハーモンもギブスの子供時代を実の息子に演じさせていて、ずいぶんこだわっていますね。Dr.ハンプトン役で、またスターゲイト・アトランティスのトーリ・ヒギンソンが出ていました。路上で下士官が元婚約者に刺される事件が発生し、ダッキーが現場で検屍を行っていたところ、スカーフを巻いた中東系の女性が凶器のナイフを拾い上げてダッキーを刺してしまう。ダッキーは右手を刺し抜かれる重傷だが命には別状なく、女性はナイフを残し逃走してしまう。女性が現場で外国語を叫んでいたので翻訳したところ、アフガニスタンのダリー語で「兄の敵を討つ」「死を招く者」という意味だった。ダッキーは30年前アフガニスタンへ医師団の一員として行っていたことは認めたが、詳しく語ろうとしない。ナイフに付いていた指紋から、犯人はアフガニスタンからの移民のモスマ・ダウブと判る。モスマは現場近くの花屋で働いており、事件後姿を消していた。そしてモスマがアフガニスタン大使館と連絡を取っていた事がわかる。ギブスはヴァンス局長の留守を良いことにダッキーの人事ファイルを見て、ラ・グルヌイユ事件で関わったCIAのコルトを呼び出し、ダッキーの過去を探らせる。アフガニスタン大使と面会したギブスは、モスマの身柄が大使館で保護されているだけでなく、ダッキーをジュネーブ条約第4条違反で国際裁判所に訴えると聞かされる。NCISでは、モスマが30年前からダッキーを仇と狙っていたと考え、犯行のチャンスを狙っていたと考える。ギブスはコルトからダッキーとヴァンス局長のファイルを受け取る。ダッキーのファイルには、当時アフガニスタンのキャンプで現地人を拷問している様子が撮影されたフィルムがあり、ギブスは何があったのかダッキーに説明を求める。ダッキーは、特殊な体質のために痛みを感じないという「ミスター・ペイン」という男と一緒に仕事をしていたという。モスマの兄、ジャヴィートもキャンプで反ソ連部隊の居場所を吐かせるために拷問にかけられ、その後何度もダッキーが傷を縫っていたという。しかし、それ以上の話についてはダッキーは口をふさぎ、自らアフガニスタン大使館へ自首してしまう。NCISチームが映像に残っていた「ミスター・ペイン」を探したところ、今ではアメリカで拷問のやり方を教えているCIAのマーシン・ジェレクと判る。ギブスはアフガニスタン大使に頼み、ジェレクとダッキーを面会させその会話をモスマに見せる。ダッキーは拷問で苦しむジャビートを、苦しみから解放させるために安楽死させていたのだった。そして、ジャヴィートは何も情報をもっていなかったが、ジェレクは任務の邪魔となるダッキーを追い出すために、無関係のジャヴィートを拷問していたことを認める。それを聞いてモスマはダッキーを訴えることを辞め、ダッキーは解放される。ダッキーの代理で検死医のハンプトンがやってきて、2人はダッキーの家で親しいところを見せていました。そして、たまたま煙突に紛れ込んでいた小鳥が死んだと落ち込むダッキー。過去のエピソードでも出てきましたが、年老いた母親を施設に預けていて小鳥が死ぬのは誰かが死ぬ予兆だというので、非常に気にしていて、それがまた息を吹き返した時に喜びの表情を見せました。こんな小鳥の命を気にかけているダッキーが、30年前には不当な拷問と関わっていたとは。ジャヴィートを死に追いやったのはダッキーの「情け」というか、ジェレクに対する抗議だったのでしょうね。あまりに厳しいキャンプの現状にダッキーの心は折れ、実は嫌がらせされ、精神的に追い込まれたのはダッキーの方でした。まさか、そういう展開とは思いませんでしたね。そして元の仕事場に戻っても、素直に心を開いてみせるのは同業者のハンプトンだけ。親友のギブスでさえ、ダッキーの心の闇は触れられませんでした。ところで、気を利かせてヴァンス局長のファイルまでもってきたコルトですが、一体あのファイルの中には何があるのか?何やら企んでいそうなヴァンス局長の今後が気になります。マクギーのパソコンおたくコレクションは、本編とどういう関連があったのかな?
September 10, 2010
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『交渉人マクギー』マクギー大活躍のエピソードでしたね。人質になって閉じ込められる話は多いけれど、これは今までにないケースでおもしろかったですね。犯人捜しもあって最後まで目が離せませんでした。ゲストがまた個人的にはツボな人ばかり。刑務所所長は「The Wire」や「スーパーナチュラル」のRobert Wisdom。シャロン役は「エバーウッド」でニーナ役だったStephanie Niznik、そしてセリア役のこわーいおばさんは「スタートレック・ヴォイジャー」で裏切り者だったMartha Hackett。そのほか、「女囚」たちの迫力がすごかったですね。偶然見つかった遺体が、殺されたと思われていて発見できなかったニール・ポレット大尉のものだと判る。11年前にギブスが担当した他の2件の水兵殺害事件の被害者と同じように中指が切り取られていて、多数の刺し傷があった。容疑者のセリア・ロバーツはすでに刑務所で100年以上の刑を受けているが、遺族のためにもマクギーが自白を得るために刑務所に向かう。個室の面会室でセリアと向き合ったマクギーは、突然の暴動に巻き込まれ、他の面会者たちとともに受刑者たちに捕らえられる。騒ぎの元は、看守のトリンブルが血を流しながら面会室に入ってきて倒れたためで、受刑者と他の看守がもみ合いになり、その場を受刑者が制圧した。すぐさま所長のハルシーから連絡を受けたNCISは現場に向かうが、面会者の救出はせず受刑者の交渉にも応じないという。ギブスが専門家に任せるように説得するが、やがて中から出てきたマクギーが交渉人となって、要求を伝える。彼女たちはトリンブルを殺した犯人を差し出す代わりに、その他の暴力については罪に問わず、面会者や自分たちに対しても実力行使しないというもの。犯人を捜すためにNCISに捜査をして欲しいという。家族の面会者やけがをした看守のランブローらは解放され、マクギーともう一人の看守が人質になる。しかし、ハルシーは夕暮れまでに解決しなければSWATを突入させるという。トリンブルは所長の指示で刑務所内に流通する麻薬の捜査を行っていた。血痕を辿ると、面会室と廊下を挟んで反対側のトイレで頭を打ち付けられ、一刺しされていたことが判る。マクギーは凶器を探すと同時に、証拠を集めアビーに分析を依頼する。それによると、トリンブルは毎日毒を盛られていた事が判った。刺されなくてもいずれ命を落としただろう。トリンブルに頻繁に電話をかけていた同僚のブレンダから話を聞くが、付き合っていて最近分かれたが殺してはいないという。さらに麻薬捜査は囚人だけでなく所員全員に及んでいるという。廊下を撮影した監視ビデオには6名が写っていた。マクギーが一人ずつ尋問していくうち、所内で麻薬を売りさばいていたのは看守のランブローだと判る。ランブローは殺してはいないが、トリンブル本人が麻薬売買の元締めだったと白状する。マクギーはトリンブルのPCを調べ、そこに若い娘と一緒の写真を見つける。アビーがトリンブルのシーツから、受刑者のシャロン・ベローズの娘のDNAを検出し、シャロンは娘が面会に来ているときにトリンブルが娘を慰めものにしたので不凍液を入れたと答える。シャロンはあと1年で刑が終わるが、下にまだ幼い娘がいるので許せなかったという。セリアがシャロンを説得した結果、交渉期限ぎりぎりにセリアがトリンブル殺しを自供する。ポレット殺しも認めると答える。初めは食われやしないかとドキドキしていたマクギーが、殺人犯を捕まえるために真摯に捜査に取り組み、最後は立派な交渉人として自信をつけていく課程が見事でしたね~扱いがやっかいだというセリアの凄みは相当なものでしたが、彼女は自分はもう一生刑務所から出られないと覚悟を決めたのでしょうね。他人の罪をかぶったのは、マクギーの訪問がきっかけになったに違いありません。他にも、悔い改めたという囚人たちがいて、突然のトラブルでせっかくの更正のチャンスを無駄にしたくないと必死にマクギーに語りかける事もきっと彼の心に響いたのでしょうね。車の修理屋さんとの交渉で、声をオクターブ上げて反応していたマクギーが、相手に気圧されずにびしっと交渉をまとめた。それを見て、ジヴァは「I like it」と言っていましたね。トニーではなく、あえてマクギーを送り込んだギブスの判断が良かったと言うことでしょう。(爆)刑務所の所長はさすがに良い人でしたね。どうしてもThe Wireの心優しい警察官のイメージがかぶります。マーサ・ハケットは本当に久しぶりに見たのですが、悪女ぶりに更に磨きがかかっておりました。オタクなマクギーがスタトレ・ネタをいう余裕もありませんでしたね。(笑)調べていくと、良い人が実は悪い人だったり、弱い立場の人に共感したり、様々な人間ドラマが隠れていたりとまさにベリサリオのドラマだなと思いました。本当に良かった~
September 3, 2010
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『クリスマスの奇跡』暑い盛りの時期の放送ではありますが(汗)、ベリサリオのドラマぽいクリスマスエピソードでしたね。こちらでもふさわしい時期にもう一度放送して欲しいものです。クリスマスイブに戦没者記念碑の前で亡き父を思うというのがJAGにもありましたね。NCISにもその精神が引き継がれているようです。クリスマスイブを前に、裕福な老夫婦が自宅で死体で見つかる。強盗と思われ、夫は頭を鈍器で殴られており、現場で引退したベトナム帰還兵のネッド・クィンの指紋が見つかったため、NCISが操作を引き継ぐ。しかし、クィンは1991年の火事で死亡していた。検死はダッキーが行ったという。ということは、クィンは死んでいなかったのか?クィンは衛生兵としてベトナム戦争を戦い、72年に帰還したが、戦争でPTSDを患いドラッグにおぼれ、施設で暮らしていた。やがて妻に愛想を尽かされて離婚したが、ホームレスになって救護施設にいたときに火事にあったらしい。当時の担当医によると、クィンは仲間の衛生兵が殺されたことに罪悪感を持っていたという。クィンの元妻はドラッグ依存症の夫とはすっかり縁を切り、当時4歳だった娘のメリッサも父のことは覚えていないという。クィンは死ぬまでよく記念碑に通い、戦友の事を弔っていたというので、トニーとジヴァがクィンが現れるのを待つ。一方、NCISにメリッサが現れ、実の父のことを知りたい、会ってみたいとギブスに訴える。ギブスは記念碑の前に姿を現したクィンに、人生を捨てた事情を聞く。殺されたテイラー夫妻は、仕事を求めていたクィンを雇い、ガレージで仕事をしていたが、家に入ると2人が襲われた後だったという。クィンは衛生兵としてまだ息のあったテイラー夫人に人工呼吸を行ったが助からなかった。殺人を犯していないというクィンだが、このままだと不利で殺人犯として市警のケンプ刑事に引き渡さなくてはならない。ギブスはヴァンス局長に掛け合い、1日だけ猶予をもらって真犯人を捜すことにする。調べたところテイラー夫妻は、ケンプ刑事の妻の父親が経営しているパラダイム工業を訴えていた。犯罪現場に無許可で侵入したチームは市警が現場検証で見落とした金庫を見つける。犯人の本当の目的は金庫の中の物だったのか?しかし、同時にガレージの工具箱から血のついたハンマーが見つかる。警備会社のヘクターがギブスたちの侵入に気づき、ヴァンス局長はただちに捜査をやめるように言う。ハンマーからクィンの指紋が見つかり、クィンは慌てていて工具箱を置き忘れた事を認める。時間切れでクィンの身柄は市警に移ることになったが、NCISは何かと理由をつけてクィンを拘束し、改めて現場で採取した証拠を調べ直す。犯人の物と思われる遺留品は警察官などが使う仕様で、ケンプが訴えを起こしていた夫妻を殺したのかと思われた。しかし、テイラー家のセキュリティがNCISが侵入する前にも解除されていたことがから、ギブスは警備員のヘクターが真犯人だと見破る。初めは名乗りでないのが家族のためだと娘との再会を拒んでいたクィンだが、ギブスの粋な計らいで娘と会うことになった。クリスマスは家族とともに過ごすという、定番の展開でしたね。自分の過去を恥じ、このまま死んだことにしてくれというクィンに、ギブスは「もしクリスマスに願いが1つ叶うなら、私は娘を抱きしめる」と言うのですもの、泣かされますって。(涙)そして今シーズン登場のギブス・パパにTell。ダッキーのお母様はまだ健在らしく、アビーは休暇なのに仕事場に出てきてクリスマス気分を盛り上げる。トニーのイブの計画というのは「素晴らしき哉、人生」を一人で見ることだったのでしょうか。それが偶然にもチームで見ることになって良かったですね。クィンに仕事を提供してくれた篤志家のテイラー夫妻もいかにもそんな感じ。全ての人に「メリー・クリスマス」。ああ、これが12月だったらどれだけ…ちなみに、メリッサ役の人はBONESのデイジー役のCarla Galloでしたね。もしかしてそうかな?と思うほど、別人でした。さすが。(爆)後、ケンプ刑事はトニーと因縁があるらしく、ケンプの奥さんと付き合っていたことがあるというので、ジヴァとマクギーが興味津々でしたが、結婚しなくて良かったのでは?素晴らしき哉、人生! 【淀川長...価格:1,701円(税込、送料別)
August 28, 2010
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『ファイト・クラブ』メインの事件よりもトニー、ジヴァ&マクギーの奏でる絶妙のやりとりが印象に残ります。厳しい職場のようでいて、仕事場のPCを私用に使っているのがいかにもという感じ。ギブスはITオンチですから、気がついていても指摘できないということなのか。ゲストにゴージャスなおばさまが出てきましたが、どこかで見たと思ったら、「バビロン5」のロックリーだったか。(Tracy Scoggins)もともと「ダラス」や「ダイナスティ」などに出ていたというので、今回のキャスティングも納得です。上陸休暇中の兵曹グレッグ・コリンズが転落した自動車から傷だらけで助けを求め這い出してきて、死ぬ。全身に交通事故以前に着いた傷があり、殴り合いをしたような手の甲には包帯が巻かれていた。自動車には銃弾が撃ち込まれていて、ウィンドウに血に染まった指紋がついていた。タイヤ痕などから、2台が並行して走っていたらしい。コリンズの携帯に、自宅に侵入者があったことを告げる警備会社のメールが入り急行する。自宅は無人だったが、洗濯かごに大金が入っていて、裏には折れた歯や血の付いたタオルなどが落ちていた。近所の住民の話では、コリンズの家で騒ぎがあって殴り合いをしており、警戒していたという。トニーは「ファイト・クラブ」を思い浮かべる。包帯に着いていたDNAから、前科のあるサム・ベネットという男の名前があがる。引き上げられた船を解体する仕事をしており、今は空母ルビコンを解体していることになっていた。ところがベネットは仕事場から姿を消し、NCISに出頭してきた。ベネットはコリンズとは親しいが、ファイト・クラブ云々のことについては何も言えないという。ただ、コリンズと闘ったことは認め、手当をしたがよく目が見えないまま車で出かけていって、事故で死んだと思っていた。コリンズが殺された事を告げると、ベネットは犯人を見つけたら自分が殺すという。コリンズの車に残っていた塗装片から、相手は金持ちのタビサ・サマーズと判明する。タビサは夫で弁護士のデイル・キャップと共に現れ無実を主張するが、NCISから退出してから車の指紋がデイルと一致したことが判る。後を追おうとするが、デイル一人で妻を置いて逃走したというので、残されたノートPCを調べたところ、ジョーディというセクシーな女性とチャットをしていた。ジョーディの自宅を突き止め逮捕に向かうと、そこは無人で鼻の下を伸ばした男たちが訪れると、監視カメラで撮影してあとで金を脅し取る仕組みになっていた。デイルはこれに引っかかったらしく、ジョーディのメールアドレスの登録はコリンズの自宅となっていた。NCISは再びコリンズの自宅に向かうが、そこでデイルが頭を殴られて殺されているのが見つかる。近所の住人がベネットを目撃していたことから復讐を果たしたと思われる。デイルの携帯にコリンズの自宅から連絡があり、コリンズの自宅には公衆電話から何度も電話があったことから、近くの船の解体作業現場に向かう。そこにいたベネットはコリンズを殺したのは近所のパーカーだという。コリンズの家に潜んでいたベネットは、デイルを呼び出したパーカーが金を払えと脅し、デイルはコリンズが黒幕だと思って殺した事を認めた。ベネットはパーカーがデイルを殺すのを黙ってみていたという。パーカーはコリンズの家の無線LANに入り込んで、あくどい商売をしていたのだった。なぜ良い水夫のコリンズが「ファイト・クラブ」にのめり込んだのか、ちょっと判りにくさが残った感じ。自分を立ち直らせてくれたというコリンズとベネットの篤い友情が、試合の賭けの対象となって死にものぐるいで闘わなければならなかった、などという話は再現シーンもないのであまり印象には残りませんでした。一方、「お暇トリオ」が仕事の合間に「何でもコンテスト」に応募して、あれやこれやで張り合うところが面白かったですね。マクギーのアホ顔も。ジヴァの趣味は読書で、羽目を外したりお馬鹿なことはしない。トニーのエア・ギターにもあきれ顔でしたが、ちゃっかり後でジヴァがエントリーしていました。さすが、カッコ良かったです。翌朝トニーは1位が誰かを知って驚くでしょうね。今回はいつもに増して映画ネタなどが印象に残りました。殺しの多い「通り」と聞いて「ウィステリア通りか?」。デス妻のことですね~あと、「ギブスvs.ターミネーター」etc.も面白かったですね。ゴジラやモスラはグローバルなんだなあ。(笑)
August 21, 2010
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『黒幕』ハラハラ、ドキドキの連続エピソードの後半。見応えがありました。黒幕に情報を渡す事になっているリー捜査官を監視していたNCISチームは、相手に感づかれると困ると邪魔するリーのため、目の前で運び屋を取り逃がす。アビーがリーに送られてきたという「娘」アマンダの髪の毛を分析し、NSAの監視衛星の画像からアマンダが逃げだそうとして男に連れ戻される場所を突き止める。疑わしいリーの言動のせいで、チームはまだ誘拐事件が信じられない。少女は本当にリーの娘なのか?リーが渡した情報は、戦略情報(DOMINO)のサンプルで、相手は情報が本物だとわかれば完全版を求めてくることになる。アマンダが誘拐された場所の近くに一軒家があり、そこには最近までアマンダが監禁されていた痕跡があった。また、アマンダの監視役は頭を撃ち抜かれていた。どうやら、黒幕は危険を察知してアマンダを移動させたらしい。アマンダは8ヶ月もその場所で助けを待っていたようだった。しかし、アビーの分析によるとアマンダとリーは血縁関係が認められず、他人だった。リーは、両親の養子の妹だと言うが、チームはリーにますます疑いの目を強める。殺されていた男の指紋から身元を調べるが、全ての情報が削除されていた。リーが再び運び屋と接触することになり、今度はその男を逮捕する。男は元NSA分析官のテッド・バンクストンと言い、自分も妻が誘拐されて殺すと脅されているので、命令に従っているという。やはり髪の毛が送りつけられていた。バンクストンは金のためにNSAの機密を流していて、妻を誘拐された1年前にNSAを辞めていた。リーとバンクストンを操る「黒幕」は、DOMINOを盗んで大もうけをしようとしているらしい。アビーの分析によるとバンクストンの妻はすでに殺されていると思われる。ギブスはアマンダと引き替えに本物のDOMINOを手渡すつもりで、ヴァンス局長と対立する。黒幕からバンクストンに連絡があり、接触することになった。局長の命令を聞かず、本物のDOMINOをダウンロードしたギブスは、待ち合わせ場所でバンクストンとリーを見張る。アビーは殺された男がFBIの証人保護プログラムに入っているポール・ウィントンだと突き止める。ポールは近くに住所があるというので、トニーとジヴァが隠れ家に急行する。そこにはコンピューターが並んでおり、自動応答のネットワークのハブを形成していた。アマンダは動けば爆弾が爆発する状態で寝かされていた。ジヴァとトニーがアマンダを救うが、その頃待ち合わせ場所のバーでは、バンクストンがリーを人質に取って逃走していた。バンクストンが黒幕その人で、捕まった時のために自分の妻を殺して髪の毛を保存し、DOMINOを奪う計画を立てていた。バンクストンを追ったギブスは負傷して、銃を向けるバンクストンをリーと共に撃ち殺す。ギブスはアマンダに姉の死を伝える。ラストは悲しい現実を伝えるギブスにジーンとしましたが、いつものように後から疑問が。ポールという男は、どういう関係でバンクストンの下働きをしていたんでしょう。8ヶ月間もアマンダのお守りをしていて、相当金をもらう約束をしていたのか。DOMINOを盗むと、イスラエルが攻撃を受けた時のアメリカの軍事戦略が判り、もしそういう事態になると、物資、金、株、あらゆる変化や動きが事前にわかるので、大もうけができるという。DOMINOの作戦自体は毎年見直しや変更は行わないのでしょうか。こんな危険を冒して手に入れても、中身が変わってしまっては意味ないなあと思ったり。いずれにせよ、バンクストンはかなりの悪人でした。(David EigenbergはSATCのスティーブですよね)リーは確かに言っていることがころころ変わり、さすがのギブスもキレるほど苛つかされましたが、自分の命と引き替えにアマンダを救ってもらったということで最後は償いをしたということでしょうか。自分を責めないジヴァに何度も礼を言い、ギブスには「私を撃って」と言って犠牲となった。パーマーくんと場所を選ばずエンジョイしていたころはコミカルなキャラだったのにね。悪人でしたが、NCISでは女性陣がよく死にますね。そしてギブスは右手の人差し指を撃たれてしまい、今後銃を使えるのかどうか心配なほどの怪我でした。ギブスとしても、自分が殺した事をアマンダに言うわけにも行かず、元部下のランガーの敵を討ったとしても喜べずで複雑でしたね。今回も局長を騙して本物のデータを持ち出した振りをしていたということで、ギブスはヴァンス局長を身内とは思っていませんね。アビーは親しみを込めて?局長をいじっておりましたが、そう簡単にはうち解けられないタイプのようです。(笑)
August 14, 2010
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『軍事計画を盗め』ついにスパイ事件が明らかになるのか?ハラハラ、ドキドキ、びっくりの連続でしたね~このシーズンの一つの山場なのでしょうか。海軍極秘施設に水兵の冷凍された遺体が届き、NCISが捜査が到着する。遺体を引き取った後、チームは基地のシステムを監視、侵入しパスワードを盗む。実は、NCISチームはこの軍事施設にある「DOMINO」という極秘の軍事危機管理計画を盗むという任務に就いていた。リー捜査官に撃ち殺されたランガー捜査官が盗もうとしていたものだ。侵入したジヴァとトニーは何者かがアラームを鳴らしたせいで、警備チームに捕まってしまう。3日前、ヴァンス局長は「DOMINO」が保護されているかどうかをテストするため、ギブスらに侵入作戦を企画させる。その指示を与えているところに、別件で現れたリー捜査官が耳を傾けていた。遺体はモルグからダッキーに無断で盗んだ。セキュリティに捕らわれたジヴァとトニーは、海軍長官と対面しヴァンス局長に身柄を保護される。2人を捕らえようとした警備兵たちは事前に侵入を知っていたようだ。マクギーは誰かがハブに侵入した確証を得た。トニーとジヴァが捕まる間に、何者かがDOMINOに接触し、跡形もなく消えた。内部に協力者がいるらしい。海軍長官は組織を立て直せと命じる。この時点で、トニーたちは本当の狙いはDOMINOを盗むことではなく、情報を流しているスパイを炙り出すことだと気付く。そしてリー捜査官が怪しいと睨む。DOMINOのハブのキーボードには放射性物質が着いており、手を調べれば誰が接触したか判るという。一人ずつ調べた所、なんとアビーが反応し尋問のために拘束される。しかし、アビーはリー捜査官を安心させるためのおとりだった。ヴァンス局長とギブスは直接リー捜査官をスパイの容疑で取り調べる。娘が捕まりやむなく協力したという。黒幕については名前は知らないと言う。ギブスはリー捜査官を泳がせて、監視することにする。いろいろツボがありましたが、侵入したジヴァとトニーがスパイ映画ばりにかっこよかったですね。お決まりのように、2人で狭い場所で姿を隠すとか。(笑)そして、なぜアビーが他人をラボに入れずにいたのかは、最後に判りました。アビーがスパイのはずがないのですが、マクギーが心配して心配して、その様子ににんまりしてしまいました。ギブスはこの間からリー捜査官の様子に何か感じていたようで、もし彼女が嘘をついているとしたら、元々自分の部下だったランガーを殺されたことになり、名誉を守るためにも心に誓ったに違いない。ラストに、ギブスらしからぬ脅しの台詞があって、ぞくっとしました。リーは本当に娘(表向きは年の離れた妹として申告していた)を誘拐されたのでしょうか。言い逃れするたびにくるくる表情がかわるので、どうも信用できません。今回、パーマーくんがリーと付き合っていたことを公表。でも、みんな知っていたのですね。(爆)マクギーは「君の彼女がサイロンだとわかった」とナイスな発言をしていましたが、この時はオタク発言にしてもとても上手い表現でしたね。つまり、リメイクのバトルスター・ギャラクティカでは、「サイロン=スパイ」ということですよね。(笑)次週が楽しみ。
August 7, 2010
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『クアンティコ強盗事件』いよいよ、リー捜査官が出てきましたね。あれからどういう形でランガー捜査官の死の真実が明かされるのか、ずっと待っていました。クアンティコ基地にある銀行で現金強盗があり、民間の警備員のレイ・ヴィットリオが撃ち殺される。銀行に現金が運ばれてきたばかりだったため、トニーは内部犯行ではないかという。ヴィットリオの勤める警備会社の上司ポール・ハリスは、意外に被害は少ないと言い、連休前ならもっと金額が多かっただろいうと言うので、内部犯行説は薄れる。犯人グループは白のSVUに乗って逃走したが、基地内で燃やされた状態で見つかる。証拠を消すためと思われる。NCISに新人が配属され、ヴァンス局長の命令で、ドウェイン・ウィルソンが急遽ギブスのチームを手伝うことになった。ギブスは勝手に部下を押しつけられて、自分で選びたいと局長に文句を言う。ヴァンスは前回、ギブスが選んだランガー捜査官が国を裏切ったと指摘する。監視ビデオの映像を見ると、たった93秒間の間に犯行が行われ、しかもその間の映像がノイズ画面になっていた。アビーが逃走車の中の燃え残りを分析したところ、犯人は盗んだ金を全額わざわざ車の中で燃やした事が判る。犯人の動機が判らず、トニーとドウェインがFBIのデータで過去に似た事件がないかどうか調べる。ヴァンス局長は法務部門に戻ったリー特別捜査官を呼びつけ、新人を首にするための法的アドバイスを受ける。その後、ヴァンスはギブスにドウェインの個人評価を求めるが、ギブスはダッキーに相談する。ダッキーはギブスが自分の勘に自信を失っていると指摘する。犯人が下見をしたかも知れないので、監視ビデオを遡って分析したところ、警備員はヴィットリオ以外にもいたことがわかる。犯人の目的はヴィットリオ殺しだったのか?リサーチの結果、半年前に宝石店の強盗で、監視ビデオが同じ状況になった事件があった。しかも、警備会社が今回と同じで、監視カメラの映像をインターネットで送信していたため、一時的にアクセスが集中して負荷がかかり、映像がノイズ画面になっていたことが判った。ポール・ハリス社長に疑いの目が向けられるが、ハリスは大金持ちの女性と結婚する予定なので、金は必要ないと言う。ヴィットリオには21才の息子ジョーイがいて、絵画専門の窃盗を行い、半年前に姿を消したという。アビーは宝石店の監視ビデオに、クアンティコ事件の人質と同一人物が写っているのを見つける。腕のタトゥによると、電子窃盗犯のジェームス・メイヤーズと判り、メイヤーズはジョーイと刑務所で一緒だった。犯行は刑務所仲間の4名によるものだと判る。ジョーイが半年前に盗んだダイヤと共に姿を消したため、父親を殺して、ジョーイが葬式に姿を現すのを捕まえようとしたのか?ヴィットリオの葬儀に急いだギブスらは、容疑者を見つけ、ドウェインの機転で追い詰め逮捕する。ギブスは自信を持ってドウェインを推薦し、死んだランガー捜査官に思いを寄せる。ギブスはNCISを訪れるリー捜査官の様子の変化に何かを感じ始める。ドウェイン君はなかなかやり手でしたね。爽やか系で、頭の回転も良い。新人いじめをするつもりだったトニーも、彼の志望動機を聞いて敬意を表した。ドウェインの父親がベトナムでNIS(NCISの前身)の捜査官に世話になった(上司殺しで無罪を証明してもらった)、というのはギブスの上司だったフランクのことでしょうか?ヴァンス局長は自分の好みの捜査官を選んで、それ以外は転勤させるつもりのようですが、マクギーがお気に入りのよう。いずれはトニーやギブスを追い出すつもりなのか。ギブスは勘で動くタイプで、トニーもギブスタイプらしい。(爆)ギブスも、ヴァンスには始めから上司という姿勢が全くなく、対立状態ですね。ドウェインは平均点の捜査官だそうですが、多分、ギブスは彼には可能性を感じていたでしょうね。それが間違いないと判ったとき、やはりランガー捜査官の裏切りについてもギブスは疑問を感じたはず。珍しく一人でバーに飲みに行き、殉職した仲間をたたえるボードにランガーも加えてやった。そこにはキャシディ捜査官の写真もありましたね。良いシーンでしたが、ケイトやジェニーの写真はないのね?同時に、ギブスの勘が働き出して、今度はリー捜査官に対して何か違和感が感じられたようです。あれから変化は見え見えで、彼女もとたんに悪女キャラになってしまった感じですが(爆)。
July 30, 2010
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『サイバービデオ殺人』珍しくハロウィーンエピソードだったのですね。なのでホラー調で、次々と出される殺人予告にハラハラしました。マクギーもジヴァの水着写真をPCの壁紙に使っているということは、気がある、と言うわけではないでしょうね。(爆)基地内の貯水槽から男性の遺体が見つかる。頭に鈍器損傷があるがそれは死因ではなく、口の中にラテン語で「最初の犠牲者」という意味のドメイン名がが書かれた紙が入っていた。また、ダッキーの検死で、まるで古代のミイラのように鼻の穴から脳みそをかき出されていた。このドメイン名から動画共有サイトにアップロードされている動画が見つかる。そこでは被害者が誰に襲われるシーンが撮影されており、時折別の意味不明な画像がフラッシュしていた。被害者はビリー・コールという男で、死後冷凍されていた痕跡があった。コールの自宅に向かうと、そこにはバンド仲間の男女がおり、ビリーは1週間前に姿を消したという。自宅にあった写真に、先の動画の中にあった手がかりが写り混んでおり、現場に行くと、また遺体があった。やはり口の中に「2番目の被害者。やあ、ギブス」という紙が出てくる。殺されたのは元海軍兵曹長のボブ・シムズでやはり脳を奪われていた。犯人は動画の中で、次の殺人のヒントを見せているようだ。また新たな動画がアップされ、NCISは次の被害者を見つけ出そうとする。そこに、ビリーのバンド仲間のローズが現れ、ビデオの作者を知っていると言う。バンドのミュージックビデオを依頼したサム・ルーミスという制作者の作風と動画がよく似ているという。さっそくルーミスのスタジオに出向き話を聞くが、彼独自のスタイルではなく、動画にそういう写真を挟むサイトがあるのだという。また彼にもアリバイもあるという。そこに、ギブス宛てに犯人から電話がかかる。逆探知していくと、何とNCISの近くから自動的に送信されていることが判る。捜したところ、なんと掃除夫のハリーのランチボックスの中に監視カメラが仕込まれていた。チームが犯人が残したヒント(爆弾、目から血を流す聖人像、錨)を考える中、ダッキーは動画に含まれていた時計は、次の殺人までの残り時間と読む。犯人はギブスを悪役として選んだようだ。ギブスは犯人は海軍工廠内にいると言い切り、全員退去させろという。やがて、ハリーの監視カメラからルーミスの指紋が検出されたために逮捕して取り調べるが、ルーミスによるとその装置は1ヶ月前に盗まれたという。やがて、ルーミスの様子が変になり、目から血を流して死んでしまう。血中からフルドロコルチゾンが検出され、犯人は湿布に薬を仕込んだらしい。まさに、ルーミスが第3の被害者となったわけだが、さらに第4の動画がアップされ、そこにはNCISの取調室の映像が流れていた。しかもターゲットは次のギブスだという。映像はルーミスの監視カメラに仕込まれたウィルスのせいで映像が外部に流れたと見られ、アビーとマクギーが投稿者をたどると、ローズだと判る。ローズの父親はエジプト学者だったのでミイラの作り方を知っていてもおかしくない。チームは動画にあったスノーフレークの映像を見て、別の動画の信号が紛れ込んでいることに気付く。変調したところ、ビリーのバンド仲間のトミーがルーミスの家で縛られているライブ映像が流れていた。さっそくルーミスの自宅へ急行すると、ローズがトミーにショットガンを向けている。チームはローズが犯人だと考えるが、ギブスは撮影しているカメラを見て、トミーこそ真犯人だという。案の定トミーの手には起爆装置が握られていて、ローズはC4爆弾を身にまとっていた。ギブスはトミーから起爆装置を奪う。これまでの動画には被害者が映っていたが、ローズに焦点があっていたからだ。トミーは自分が有名になりたいために、これまで功績の高いギブスをターゲットにしたのだった。ギブスは7度目の表彰式に姿を見せなかった。不気味な映像で、「サイコ」や「セブン」などの引用があり、ハロウィーンとしては雰囲気満点でしたね。でも、ギブスは最後まで冷静だった。表彰式でトニーが代理で勲章を受け取るのは久しぶりでしたね。珍しく怖がるアビーが今夜は泊めて頂戴と頼んだり、ギブスを守ろうとする思いで、ギブスの携帯をバラバラにしてしまい、それを困った顔でギブスが見ているというお楽しみシーンもありました。パーマーくんは脳みそのない遺体の解剖で妙にうれしそうでしたが、これからはそう言うキャラで行くのでしょうか。(笑)
July 26, 2010
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『拷問死』タイトルは刺激的ですが、メインは「9つの人生」を持つという猫のようになかなか死なない人の方です。ジヴァに対するトニーの態度は微妙ですね。同僚以上恋人未満?何やら切なさが漂ってきました。ロブ・ブルーワー上等兵が自宅のガレージで何者かに拷問され殺されて見つかる。犯人は工具を使って拷問しており、その工具箱からブルーワーの元上官のジャック・ケイル三等軍曹の指紋が見つかる。アビーは縛るのに使われたロープに着いているカビを分析する。ケイルはイラクから帰還後、病気のために3週間前退役しており、短気で厳しいという評判だった。ケイルが病気の治験に参加していたことから、現住所を割り出し会いに行くと、何とそこにはFBIのフォーネル特別捜査官がいた。ある殺人事件の重要参考人としてセーフハウスでFBIの保護下にあり、犯行時間のアリバイがあるという。ケイルはブルーワー殺害を否定する。フォーネルが事件について何も明かさないため、NCISで調べたところ、麻薬組織犯罪で有名なリック・アザリがドラッグディーラー殺しの被告人であることが判る。ケイルは事件の目撃者として証言することになっていた。フォーネルはケイルを証人保護プログラムに入れようとするが、ギブスはケイルとブルーワーがバーの外でやはりケイルの部下であるマイケル・ストラウスの事で言い合いしていたという目撃情報を掴み、フォーネルはついにアザリを長年捕まえようとして何度も起訴できなかった事を認める。ケイルの通話歴を調べたマクギーは、セーフハウスを逃げだしたケイルがD.C.のストラウスの家に向かったという。ギブスとフォーネルが現場へ向かうと、ストラウスもまた拷問されて死んでいた。やはりプロの仕業で、死亡時刻などからケイルにはアリバイがあった。ギブスは、アザリの事件で初動捜査を行った地元警察のファイルを調べるようトニーに命じる一方、ケイルはドラッグ依存症だったストラウスが、ディーラーから買おうとする時にアザリの殺人を目撃したという証言する。しかし、当時の状況を再現するとケイルは事件を目撃したとは言えず、フォーネルがまたもや証言を使えずに起訴できない事がわかった。ただし、アビーは拷問に使われたロープのカビがアザリの自宅のカビと一致することを突き止めた。その頃またケイルがセーフハウスから脱走し、アザリの裁判でマスコミが集まった所に姿を現す。ケイルは2人の部下の敵を討つためアザリに銃を向け、何と撃ち殺してしまう。事件についてフォーネルはFBI長官に報告することになり、ギブスも同行する。この事件でフォーネル特別捜査官はかなりヤバイ立場に追い込まれそうですね。ケイルは事件を目撃した部下をかばうために、自分がアザリを見たと証言した。その嘘を見抜いたのがギブス・チームのお手柄ですね。実験が楽しそうですが、きちっと仕事をしています。(笑)しかし、かばったはずの部下を2人ともギャングに殺されたケイルは、アザリを殺してしまい、終身刑になるだろう。優秀なJAGの法務官が弁護して何とか罪を軽くしてもらいたいところです。アザリはブルーワーとストラウスからケイルが何を見たのか、聞き出したかったのでしょうね。結局、アザリは殺されても、組織は次のポストを巡ってギャング内で殺し合いを続けるばかり。捜査官になりたてのころからの因縁の相手に対して何度もミスを重ねたフォーネルは、始めこそギブスと対立しましたが、自分の間違いを認めて仲直り。彼がギブスの2番目の奥さんと結婚した時から微妙な関係だったのでしょうが、基本は友人同士。ギブスは奥さんの予想通りFBIに現れました。よく判っている。(笑)ところで、ジヴァが休暇でイスラエルに里帰りすると聞いて俄然トニーが理由を知りたがる。男がいるのだろうと鎌をかけて、それでも気になって机を捜すと、男性の写真があった。あれは一体だれ?それを見た瞬間にトニーはすっかりテンションが下がってしまい、その後のジヴァへの態度が違ったような雰囲気です。なんか飛行機の中の気遣いまでしてちょっと切ない。(爆)追々、イスラエルの男性について判ってくるのでしょうか。
July 16, 2010
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『ギブスの里帰り』タイトル通り、ギブスの過去を垣間見てギブスにまつわる数々の謎が解けて大満足。もちろん、感動エピソードでした。(泣)海兵隊員のイーサン・ラコーム伍長とケルヴィン・テイラーがバーの裏口で襲われ、テイラーは一撃で折れた肋骨が心臓に刺さり死亡、ラコームは全身を激しく殴られ意識不明の重体となった。ラコームはすぐさま脳手術が行われるが、ギブスは犯行はラコームが狙いだったと見る。ラコームらの隊は3週間前にイラクから帰還していた。ラコームがはめていた指輪はペンシルヴァニア州スティルウォーター高校のもので、何とそこはギブスの出身地だった。ギブスはジヴァとマクギーを連れて故郷へ戻る。ギブスの里帰りは出征以来初めてで、出迎えた保安官とギブスは因縁がありそうだった。ラコームの叔母はイーサンは4年前に死んだと思っていた。イーサンは喧嘩が多く問題を起こしていた。そこに、ギブスの父親、ジャクソン・ギブスが姿を現し、チームはパパ・ギブスの店を拠点に捜査を開始する。親子はぎこちない雰囲気で、マクギーらはギブスの昔の話を聞いて驚く。ジャクソンによると、イーサンは炭坑会社社長、チャック・ウィンスローの娘エミリーと親しくしてたが、6年前街から追い出されたという。その後、エミリーは父の会社に勤めるニック・キングストンと結婚した。2人には5才の息子クリスが生まれていた。親子で久しぶりにウィンスローの自宅を訪問したギブスは、みんなが嘘をついていると感じる。一方、ラボに残ったアビーは指輪に着いた3種類の血液を分析し、トニーはイーサンの部隊を移した動画がアップされているのを見つける。ウィンスロー家のPCから動画にアクセスした形跡があり、死んだはずのイーサンが生きている事を知って何者かが殺そうとしたのではないか。ギブスは直ちにウィンスロー家の関係者の血液を採る令状を要求するが、ジャクソンは私憤に基づいている、もっと情報を集めろと言う。マクギーたちがウィンスロー家関係のゴミ箱を漁って証拠を集めるが、チャックは苦情を申し立て、証拠が入った車が燃やされてしまう。エミリーはイーサンの生存を動画を見て知ったが、2人はただの親友だという。ギブスはついに令状を取り、ウィンスロー家のDNAサンプルを集める。分析のためにアビーとトニーが街にやってくる。血液分析の結果、クリスはニックとエミリーの子供だが、イーサンとエミリーは兄弟であることが判る。チャドは実の兄妹が一緒になることを恐れて、強引にイーサンを街から追い出したのだった。また、ニックは従業員を使ってイーサンを襲わせたことを認める。ギブス親子は会話を重ね、長年の不仲を解消する。茶目っ気のあるおしゃべりなパパ、ジャクソン・ギブス。実はこの人はBONESでブース捜査官のおじいちゃん役としても出ていてます。次々と明らかになるギブスの秘密に、マクギーやジヴァでなくても興味津々です。いつものギブスとは雰囲気違いましたね。トニーを同行しなかったのは根掘り葉掘り聞かれたくなかったのでしょうね。(笑)故郷の風景はまるで「タイム・マシーンにお願い」に出てくる小さな街と同じような雰囲気でした。エンディングの捻りはまさにそんな感じ。私もクリスがイーサンの息子だと思っていました。田舎町でギブス親子が上手く行かなかったのは、パパが死んだママの変わりに恋人を作った事で息子は反発してしまったらしい。元々かっとなりやすく、喧嘩の多かったリロイはパパのライフルを触らせてもらえなかった。その替わり、リロイはガレージにこもってオンボロ車を修理し始めた。今も自宅の地下室で船を造るルーツがここにあったわけですね。若い頃のギブス少年はきっとパパの言いつけは良く聞いたのでしょう、店の手伝いをするギブスが様になっています。そのギブスもきっかけは判りませんが、ウィンスローには恨みを持っている。子分のエド?から激しい喧嘩をふっかけられ、それで彼が故郷を捨て海兵隊に志願することになったのでしょうね。1976年、アメリカ独立200周年から一度も故郷に戻っておらず、手紙も電話もしなかった。ギブスにとってこの町は喉に刺さった骨だったのかも。明らかに負け犬として去っていったギブスが政府の捜査官となって戻ってきたために、パパもあれこれ質問攻め。やはり父親には勝てませんね。でも、頑固そうな父親は息子を愛していた。オンボロ車を最後までチューンアップして、いつ息子が戻ってきても良いようにしていてくれた。ウィンスロー家に乗り込むときはライフルを持ってボディガードの役目も果たしてくれた。きれいになった車を見て無邪気に喜ぶギブスに思わずもらい泣き。いい話だよ~(涙)リロイ・ジェスロという名前は、パパのビジネスパートナーのL.J.からもらったらしい。もう一つ、泣きそうになったのは、この町でギブスにとって幸せな思い出は密かに惚れていた女の子とのやりとり。彼女はギブスと同じように街を出る事になり、初めて口をきいた。彼を「ギブス」と呼び、「ルール」を口にした。そう、彼女が後にギブスと結婚したシャノンなのですね。そりゃ、ギブスが今でもシャノンのことを忘れられないのも当然だ。どれほど愛していたのか、どれほど幸せだったのかラストシーンだけで十分わかりました。ちなみに、若き日のギブスを演じていたのはマーク・ハーモンの実の息子、ショーン・ハーモンだそうです。ステキなキャスティングでしたね。父親とは和解し、シャノンとの思い出に浸ることが出来たことは、きっともう悲しいストーリーは終わりでしょうね。ギブスの知られざる過去に大騒ぎしてるチームも微笑ましく、いつもはお留守番のアビーが装置を持って一緒に来たのは良かったです。
July 10, 2010
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『忠誠心』トニーが戻っていつも通りのNCISですね。今シーズンのオープニングでもマクギーがやっぱりびしょ濡れでしたが、もうネタになっていますね。先シーズンのクリームよりはまし?(笑)ところで、いつもロケの多いNCISで、ワシントンD.C.のロケというのは珍しいのじゃないでしょうか。ギブス in D.C.も様になりますね~ペンタゴンに勤めるキャリー・マクラーレン少佐が背後から銃で撃たれ、池の中から見つかる。少佐は海軍省と上院議員との連絡将校で、機密を扱う立場にあった。ダッキーによると、遺体は別の場所で殺されて捨てられたという。現場で捜索中にギブスに旧友のパトリック・カイリー上院議員から連絡が入る。パトリックは実はマクラーレン少佐が橋渡しをする相手であって、不倫関係にあったという。連絡が取れなくなったので心配していたが、もし捜査が自分に及ぶと、議会に提出しようとしているエネルギー法案に影響するので配慮して欲しいという。ギブスとパトリックは軍隊時代からの戦友で、妻のリンも知り合いだった。パトリックによると、マクラーレン少佐は上官と仕事上でもめていたという。何も知らされないNCISチームは、少佐の家宅捜索をして男性の存在を察知し、トニーはその相手が少佐の上官ではないかという。ヴァンス局長に匿名の通報があり、凶器の場所を知っていると言う。音声合成ソフトを使っていると見られ、通報者は突き止められなかったが、指定した場所から銃が見つかり旋状痕が一致した。銃の持ち主はパトリックの義父の登録で、カイリー家のキャビネットに保管されていたという。NCISはキャビネットから未確認の指紋を採取する。パトリックは仕事上敵が多く、自分は罠にはめられたという。そしてロビイストのリード・タルボットが怪しいというのでジヴァが変装してタルボットの指紋を採る。ギブスの家にリンが現れ、夫の不倫は知っていたという。2人は秘書のエリクソンの自宅を逢い引きの場所にしていた。そのエリクソンが連絡を絶ち、行方不明になったので自宅を家宅捜索することにするが、エリクソンが殺されて見つかる。死因は窒息死。マクラーレン少佐の血痕が床に残っていた。エリクソンのパソコンには音声合成ソフトがインストールされていて、遺書もあった。遺体に着いていた繊維がグランドチェロキーの内装に使われており、エリクソンもグランドチェロキーを所有していることから、少佐を殺したのはエリクソンの犯行と思われた。しかし、ギブスは一人疑いを持ちエリクソンの携帯電話の通話時刻からパトリックを逮捕に向かう。事実は妻のリンが夫の不倫のもつれで、かっとなって少佐を撃ち殺し、パトリックがエリクソンに後始末をさせた上で、事情を知るエリクソンを殺したのだった。ギブスは背後から撃たれたという未公開情報をリンが知っていた事に気付いていた。ヴァンス局長は、旧友から情報を得ていたギブスがそれを自分に言わなかったことに、ギブスがまだ自分を信頼していないと言う。今回は犯人はすぐにわかってしまいました。意外だったのはギブスの海兵隊時代の「戦友」の登場。ゲストの人はよく見かける俳優さんですよね。これまでジェニーとの潜入捜査やNCISの前身の頃の話、フランクやフォーネルとの友情、妻と娘を失った話など、過去の話はそれなりにありましたが、この突然出てきたカイリーという男の話はこれまでのギブスにはフィットしないような印象でした。ギブスはカイリーを戦友だからこそ無条件に信用して、最後は「俺を利用したな」というのですが、ギブスにしてはえらく素直だったなと思いました。その男の妻とも、ギブスは家族ぐるみの付き合いだったというのですが、あの地下室に入ってくるのは、少なくともギブスとのロマンスが期待できる人ではないと何だか変な感じ。まあ、ギブスの秘められた過去も先シーズンで明らかになって、一応ピリオドが打たれたことになり、これからは新しい設定でストーリーが進むということなのかも知れませんね。そして、上院議員夫妻のスキャンダルのニュースにNCISの名前が出たのも珍しいですよね。そういうこともあってか、Bプロットはアビーのカップケーキを食べた犯人を捜すというユルい話で盛り上がりました。ジヴァの家にアビーが泊まったというのでトニーが気にする気にする。(笑)始めの頃周囲と距離を取っていたジヴァも、徐々にチームメイトとの絆を深めて行くようですね。でもトニーが被害者のセクシーな下着を「物色」するのはいただけませんね。
July 2, 2010
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『空母シーホーク』JAGの時から名前が挙がっていましたが、実際には「シーホーク」という空母はないそうです。確かに、実在する艦で不正や事件が起こったら乗組員たちは気が悪いでしょう。(爆)今回はさすが海兵隊出身、「海の男ギブス」というシーンが多くてカッコ良かったです。海軍の空母が寄港するカタルヘナというのは、この場合コロンビアの方でしょうね。トニーが勤務している空母シーホークの甲板からエヴァンス大尉が飛び込み自殺した形跡があった。遺体はまだ見つかっていない。マクギーとジヴァが家族に訃報を伝えるためにエヴァンス大尉の自宅に向かうと、家は荒らされ妻のリンダが酷く殴られ殺されていた。ダッキーによると被害者が殴られたのは死後で、現場の温度を低く保つことで遺体の腐敗を遅らせようとしたらしい。被害者の髪の毛には犯人の物と思われる鼻水が付着しており、アビーが分析する。妻を殺したエヴァンス大尉が罪を悔いて自殺したのか?ギブスはそろそろトニーを海上勤務から戻して欲しいとヴァンス局長に直訴するが、ヴァンスは自分が推薦する候補者から選ぶように言う。トニーも早く元に戻して欲しいとギブスに訴える。トニーはエヴァンスと同室だったキャプラン大尉からエヴァンスの様子を聞き出そうとする。キャプランは当直でたった1時間一緒にいただけだったが、様子が変だったという。記録によると情報システムの専門官だったエヴァンス大尉はカタルヘナから乗船し、当直について体調不良を訴え退出したという。エヴァンス大尉のクレジットカードがカタルヘナで使われた記録があったので、トニーが船を下り調べたところ、エヴァンス大尉が遺体で発見された。妻と同じように激しく殴られており、何者かがエヴァンス大尉に成り代わって船内に侵入し、セキュリティを侵害した疑いがある。今もシーホークに乗船中の可能性があるので、ギブスとジヴァがトニーの応援に出かけることになった。マクギーはエヴァンス名義のメールが今もシンガポールへ向けて送られているのを発見する。メールには暗号が使われていて、炭疽菌の治療に使う抗生物質シプロフキサシンの名前が読み取れるという。シーホークの艦長に乗組員の身柄を確認するよう求めると、キャプラン大尉が細菌感染を思わせるような重い症状で医務室にいた。キャプランがエヴァンスを装って乗船したのかと思われたが、キャプランはエヴァンスの妻が殺される2日前にシーホークに乗船していることが判った。キャプランのベッドからモルヒネが見つかり、薬を盛られたらしい。マクギーは海軍のイントラネットにシーホークのミラーサイトがあることに気づきハッキングして、シーホークの会計システムにセキュリティ侵害があり、シプロ100箱が注文されて、そのうち半分がシンガポールに送られている事を掴む。アビーは鼻水に含まれていた胞子がアメリカ領サモア由来のインフルエンザの胞子であることを特定し、トニーがシーホークの医療データを調べて、サモアから乗船した乗組員を絞り込む。その結果、医務室のヘンリー衛生兵がサモアから乗船したと判る。しかし、ヘンリーはインフルエンザで病欠しており、航空機で輸送されるはずのキャプランと入れ替わっていた。ギブスが今にも出発しようとする航空機に飛び乗り、キャプランになりすましたヘンリーと向き合う。金欲しさにエヴァンス大尉がシプロを買い込み、ヘンリーがその書類を偽造したが、エヴァンスの妻に気付かれてヘンリーが殺した。シーホークに乗り組むことが決まっていたエヴァンスはヘンリーの話に納得せず、ヘンリーに殺された。銃でパイロットに航空機の離陸を求めるヘンリーに対し、ギブスは要求通り離陸させてバランスを崩したヘンリーを逮捕する。ギブスは強引にトニーを連れ帰り、ヴァンス局長に元の職場に戻ることを認めさせる。みんなのラブコールに答え、ついにトニーがカムバック!ヴァンス局長は本当にトニーのキャリアを考えての海上勤務だったようですね。LAでへまを冒したために罰としたわけではない。あと3ヶ月乗船させたら、然るべき場所に配属するつもりだと。それに対してギブスが「チームに必要だ」と強く主張し、ヴァンス局長に認めさせました。トニーにとって空母勤務は辛かったようですね。5000名の乗組員に対してたった1名で任務を果たす。日常的にどんな仕事があるのか判りませんが、さすが空母ですね。おそらくあらゆる政府の役人が出先機関として乗船しているのでしょうね。それを管理するのは大変だ。トニーが辛かったのはそれだけでなく、ジヴァとの再会でも匂わせていたように、ジェニーを死なせることになった罪悪感があったのでしょうね。ジヴァもトニーのことを心配していて、トニーは「イスラエルで何があったのか?」と聞く。2人だけに判るという感じで、ものすごく親密でしたよね。ジヴァの水着写真を貼って心の支えにしていたようですし(爆)、やはりいずれはカップルになるのでしょうか、そんな事を想像させる一こまでした。後、トニーに航空機の爆音に対する恐怖のような物を感じました。例のグリーンゾーンでのミサイルテロのPTSDなのか。一方、マクギーは地獄の底のようなサイバー犯罪課で腕をさらに磨いたようですね。トニーには戻ってきて欲しいが、ヴァンス局長に自分からアピールするなどちょっと仕事への野心のような物を感じたのが意外でした。それにしても、前任者のキーティングがなぜシステムにアクセスできないようにしていたのか、判らなかったですね。てっきり、今回の事件の犯人と繋がっているのかと思いましたが、まだ後があるのかな。「ト~ニ~(ハート)」というアビーの素直なリアクションに癒されました。ギブスもトニーに寂しいとはっきり認めましたよね。ラストはアクションがカッコ良かったな~
June 25, 2010
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『ギブスの新チーム』シーズンプレミア。FOXではシーズン5からすぐに見られるのがうれしいです。相変わらずいろいろ盛りだくさんで、テンポの速さはNCISらしいですね。そして第1話からびっくりが仕込まれていて、今シーズンも期待が持てます。ギブスが新チームをもつようになって4ヶ月あまり。ジヴァはモサドに戻り、モロッコのクラブで潜入捜査中だが、爆弾テロに遭ってしまう。海軍工廠に勤務していた下士官ヴァーゴの遺体がトレーラーパークの自宅で見つかる。争った跡がないことや、枕を使って音を消しているなど就寝中に殺されたらしい。死後およそ4ヶ月半で発見され、ベッドの中で頭を撃たれていた。当時、ヴァーゴは勤務から帰宅したところで行方不明になっていた。任務で戦略計画に関わっており、友人の下士官のロバーツが半年前に除隊して、今回のテロ事件に巻き込まれ爆死していた。ギブスは爆弾テロのニュースにジヴァが映っているのを見て驚く。そのジヴァから電話があり、チェチェンのテロ組織と接点を持つというロバーツを調べるために潜入捜査していたが、爆弾テロのターゲットはロバーツだったらしいという。ここに来て新局長のヴァンスはやっとギブスに新チームを持たせた理由を説明する。それによると、ヴァーゴは以前からヴァンス局長に数回連絡を取り、何者かに中東の戦略データを流すように脅されていると言っていたらしい。脅したのは何とNCIS捜査官で、ヴァンスがヴァーゴと接触しようとしていた矢先に行方不明になったという。ヴァンス局長は脅した可能性のある捜査官を3名まで絞り、ギブスの新しい部下(ランガー、リー、キーティング)としていた。そしてロバーツがテルアビブで目撃されたため、ジヴァにロバーツの身柄を確保させる予定だった。ロバーツはヴァーゴを脅したNCIS捜査官を知っていたらしい。4ヶ月前、ペンタゴンでセキュリティ違反があったときに、すでにヴァーゴのPCは押収済みで、特命でサイバー犯罪課のマクギーが調べていた。ペンタゴンからダウンロードしたデータは複雑な暗号で処理されていて、マクギーでも手強い。しかたなく、足跡を残さないために洋上のトニーがペンタゴンのコンピューターに侵入し、ダウンロードされたファイルを見つける。それはイスラエルが攻撃された時の戦略で、これが漏れれば中東の脅威になりかねない。ヴァーゴの通信記録を調べていると、トレーラーパークから3回NCISの法務部門に電話がかけられていた。ちょうどその頃、リー捜査官は匿名の男性からペンタゴンから何かを盗んだと言う相談を受けていたが、その後連絡が来なくなり、とりあえず報告書を提出していたという。またリーは戦略計画課のオフィスに定期的に通っていたことが判るが、検死官助手のパーマーと逢い引きしていたことが確認されたので、ヴァーゴを脅した疑いは晴れる。キーティング捜査官は、自分たち3名が取り調べの対象になっていることに気付く。キーティングが取調中、ランガーとリーはキーティングのかばんから、ヴァーゴのアクセスキーを見つける。ヴァーゴが保管していたデータを探しに2人がコンピューター棟に侵入したのをマクギーが察知したところで、リーからギブスに助けを求める電話が入る。ギブスとヴァンスが現場に向かったところ、ランガーはリーに撃たれていた。ヴァーゴを脅していたのはランガーだとリーは言う。戻ってきて欲しいというみんなの要望で、ジヴァはNCISに復帰し入れ替わりでリー捜査官が去る。そのリーの携帯に「彼らは疑ったか?」というメールが入る。なんとまあびっくり!シーズン5の間姿を消していたリー捜査官は、スパイになっていた?パーマー君とモルグで愛を育んでいたのは微笑ましかったが、パーマー君の方から別れていたという。その理由は「利用されている気がしたから。」確かにその勘は当たっていたわけですね。ヴァンスは意地悪そうに見えて、ギブスには何も知らせずにスパイを炙り出そうとしていた。3名ともそのためにギブスから離され、しっかり仕事をさせられていた。知らないのはギブスばかり。ジェニーもギブスに内緒でトニーに任務を与えましたが、何かとギブスが蚊帳の外にされるのは後々任務を公にしたくないからでしょうね。局長職というのは闇の部分が大きいのですね。マクギーはサイバー犯罪課に移って、お得意のコンピューター技術を駆使して、職場のメンバーにも「ボス」と呼ばれるなど、意外と良い思いをしていたようでした。そして「セクシーさにも程がある」ジヴァの歌姫姿など、見所が多かった。あの大胆に背中が開いたドレスを来たジヴァは永久保存です。(爆)トニーだけはとりあえず海の上に置いておけという程度だったようですが、ヴァンスに上手く使われました。(笑)今のところ、シーホークから戻ってこられないようですね。ランガー特別捜査官はシーズン5の"Tribes"で、ギブスの元部下として出てきました。その時はFBI捜査官でしたが、今回はなぜかまた8ヶ月前にまたNCISに戻っていました。ギブスは自分の部下の事を知り尽くしているはずなので、急にランガーに疑いを持つのはちょっと意外でしたね。ランガーはまんまとリーの策略にはまり殺された?しかし彼女にそこまで冷酷に命じた黒幕は一体誰なのか?ギブスも同僚を撃ったリーに同情してしまって、優しくなってしまいましたね。今シーズンはこの黒幕との闘いになるのでしょうか。
June 18, 2010
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『ジェニーの闘い~後編』前話の続き、これでシーズン5は終わりです。でも、来週にはシーズン6が見られる!シーズン4から切れ目なくFOXで放送してくれるので感謝しております。今後の変化が気になりますが、私的にはこれまでのシーズンファイナルの中で一番良かったのではないかと思います。ネタバレ注意!翌日、ギブスは砂漠のダイナーへと車を飛ばす。しかし、すでに現場は処理されていて、海軍長官から連絡を受けたレオン・ヴァンス副局長がトニーたちを仕切っていた。事件は公表されずに、4名の犯人の遺体を含め直接DCに送られ、ダッキーが検死することになった。ヴァンスは現場に5人目の犯人がいて逃げ去ったという。残っているタイヤ痕を採取し、DCのマクギーが調べる。ギブスは後をトニーらに任せると密かにマイク・フランクスと落ち合う。マイクはこれまでの状況を話し、ギブスはすぐに事件の概要を理解する。9年前、ギブスとジェニーはパリで旧ソ連のターゲットを2人暗殺する任務に就いた。その時の身元が相手側に知られ、デッカーが警告をジェニーに送ったのだった。ジェニーはギブスを守るために一人で闘ったが、自分も撃たれてしまった。ギブスはデッカーの残した保険証書の暗号を受け取り、マクギーに調べさせる。ダッキーはギブスに、ジェニーが死に至る病に冒されていたことを告げる。タイヤ痕から現場にいたレンタカーを借りたのがマイクだと判ったために、ギブスは証拠を削除させる。マクギーはヴァンスにマイクの関与を知られないようにギブスの捜査を手伝いつつ、ヴァンスの命令に従い空港に到着した殺し屋ヴィゴの映像を探す。ヴィゴを迎えに出たブロンドの女性は、デッカーの葬式で見かけた女性に似ていた。その映像を見たギブスは姿を消す。マクギーは暗号がNCISの前身NISのファイルに関係している事を突き止める。旧ソ連に暗号を売り渡した海軍准尉のファイルのナンバーで、その中に保険証書が入っていると思われる。しかしそのファイルを1時間前に持ち出した者がいた。マイク・フランクスだった。ブロンドの女性は旧KGBの殺し屋アナトリー・ズコフの担当者でスヴェトラーナだった。アナトリーは1999年に姿を消し、スヴェトラーナはその時からナターシャと名乗ったようだ。ヴァンスはギブスが持ちだしたヴィゴの携帯に電話し、ギブスの居場所を探る。ギブスはジェニーの自宅にいた。そこにアナトリーをギブスに殺され敵を討ちにナターシャが現れる。ジェニーは当時スヴェトラーナを殺すことができなかったのだった。スヴェトラーナはアナトリーを愛していたという。ナターシャに銃を向けられたギブスだったが、マイクがナターシャを撃ち殺す。全ては闇に葬られ、ジェニーの自宅で起こった火災でジェニーが死んだと公表された。ヴァンスはジェニーの後任となり、ギブスの部下3人を異動させ、新たにチームを組むようにギブスに申し渡す。ギブスは一度も涙を見せませんでしたね。遺体袋の上からそっと触れただけでしたが、そこには思いがこもっていたように感じられました。自分たちの責任を感じて重苦しいトニーとジヴァの表情がより悲しみを深めていたように思います。ただ、アビーが素直に涙を流してくれてこらえていた感情があふれ出ました。私もうるうるとしてしまいました。ここまでずっと小出しにしてきたパリでのジェニーとギブスの任務が今回初めて明らかになりましたね。その頃のジェニーはターゲットを殺すことができなかった。それを今のように変えたのがギブスで、彼女は仕事として受け入れた。その時にギブスを捨てた(別れた)のでしょうね。今回、プロに徹したジェニーはギブスを捨て身で守ろうとした。重い病気にかかっていたらしいという事もあって、ためらいはなかったのかも知れませんね。そこには元パートナーとしての絆があったのかも知れませんが、もうこれ以上ジェニーとの事を説明することはないというのが残念です。あのシェパード大佐の指紋の件はどうなるのでしょう。グルヌイユを殺した犯人は?ジェニーはギブスに何か手紙を書こうとしていたようですが、何を伝えたかったのか?ああ、気になる~トニーとジヴァの会話で、パリでスパイとして潜入していた2人にとって「避けることができなかった」事というのが意味深でした。ジヴァは避けることはできるのですね。つまり、仕事上の恋愛?さてさて、嫌な感じな登場の仕方だったヴァンスがついにジェニーの後釜に居座ることになり、しかもジヴァ(帰国)、トニー(空母ロナルド・レーガン勤務)、マクギー(サイバー捜査課)それぞれがギブスの元を去ることになってしまった。そのヴァンスはジェニーの機密資料から自分のファイルを取り出し、何かをシュレッダーにかけていた。この人は何か訳ありなのでしょうか。
June 11, 2010
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『ジェニーの闘い(前編)』シーズンフィナーレの前半、FOXでは引き続きシーズン6を放送してくれるので、ありがたいです。人気ドラマで要望があるならどんどん行っちゃえという、こういうところが柔軟で良いですね。他の局も見習っていただきたい。「オシマイダ」には笑ってしまいました。ジヴァとトニーがLAで観光気分(撮影はハリウッドのはずですが)なのを楽しんでいる間に、衝撃の展開となります。以下、ネタバレ注意。ジェニー・シェパード局長は元NCIS特別捜査官のデッカーの葬儀のため、トニーとジヴァを護衛にしてLAを訪れた。会葬者の中に「Mr.オシマイダ」を探している男を見つけたジェニーは、トニーとジヴァに休暇を与えると、自分一人で出かけて行ってしまう。ジェニーはメキシコからギブスの元上司、マイク・フランクスを呼び出し助けを求める。デッカーとジェニーは9年前にロシアのスパイ組織に潜入する極秘任務に就いていた。その時、ジェニーのパートナーだったのがギブスで、「オシマイダ」というのは彼らの正体が知られたときの暗号だったという。ジェニーはアビーに「オシマイダ」を探している男の身柄を調べさせ、ロシアから入国したヴィゴー・ドラティエフと判るが、それ以上は何も判らない。しかしジェニーは「誰が彼を送り込んだのかは判る」と言う。デッカーは自分の命が狙われている事を知って、ジェニーに危険を知らせようとしたらしい。ジェニーはギブスに知らせることなく、マイクとデッカーの自宅を探り、そこでデッカーの恋人のサーシャが隠れているのを見つける。サーシャは何かあればジェニーに連絡するように言われていたと言い、砂漠の中に持っているレストランに保険証書を置いてあるという。ジェニーはサーシャに自分のレンタカーを与えて、逃がすと共に、そのレストランへ向かう。一方、トニーとジヴァはジェニーの行動に不信感を持ち、行方を捜す。その途中で、サーシャがサンタモニカで墜落死しているのを発見し、ジェニーに伝える。ジェニーはレストランに飾ってある写真の日付の数字に何か意味があると考え、書き留める。サーシャが殺された可能性もあることから、いずれレストランにヴィゴーたちが来ると考えたジェニーは「ここで終わらせる」という。ギブスはFBIのフォーネル特別捜査官からグルヌイユ殺害事件のファイルを取り寄せ、現場に落ちていた薬莢がジェニーから返された弾倉を使って撃たれた可能性があることに気付く。予想通りヴィゴーが手下を連れてレストランを襲撃するが、トニーとジヴァがレストランの場所を突き止めて到着した時には、4名の殺し屋たちと共にジェニーの射殺体があった。ジェニーの死についてはスポイラーなどで知ってはいましたが、やはりとても残念です。特にギブスとの過去がシッパーにはたまらないので。今回マイクに「彼を手放したことを今でも後悔している」と言っていただけに、できれば2人が元サヤになるところを見たかったなと思います。それにしても、シーズン4からずっと続いているジェニーとグルヌイユ殺害のストーリー、父親のシェパード大佐の消息などなど、解決されないままに終わってしまいましたね。これ、切れ目なく見ているのでまだ記憶がありますが、アメリカでの放送のパターンで見ていたら、ジェニーがグルヌイユに護身用の銃を渡そうとしたこと、ギブスがジェニーの弾を抜いていたことなど、ほとんど覚えていないと思います。一体、グルヌイユを撃ったのは誰なのか、それが今回のロシアのスパイと関係あるのかどうか。ジェニーとギブスの正体を知って殺し屋を送り込んだのは誰なのか、明らかになるのでしょうか。そういえば、武器の密輸に関わっていたという父親のことでもロシアの士官が出てきましたね。ジェニーはギブスを守ろうとしているのは明かで、だからマイクを呼んだのだと思いますが、銃撃戦の後、マイクはどこにいったのか?ロシアの殺し屋はギブスも殺しにやってくるのか?想像も付きません。判ったことと言えば、ダッキーが調べていたジェニーの病気は本当だったということですね。どういう病気かは来週わかるのでしょうが、自分が死ぬことを覚悟してジェニーは何かを追い続けていたのでしょうね。また、9年前のミッションでジェニーはいつか復讐されると恐れ続けていた。その時に、あまり褒められない選択をしたという。それは自分の落ち度である。意味深な言葉ばかりです。ああ、来週が待ち遠しい。トニー&ジヴァの珍道中は良かったですね。ジヴァの髪型もいつもと違ってセクシー。こちらもシッパー的には楽しいエピソードだったのですが。
June 4, 2010
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『盗まれたパスポート』珍しくパーマー君をメインにしたエピソード。普段はダッキーとボケツッコミをしているくらいで、表に立つことが少なかったですが、たまにはこういうのも楽しいですよね。そういえば、リー特別捜査官との関係はどうなったんだろう。Liza Lapiraは、「デクスター」や「ドールハウス」でよく見かけるのですが。海軍の施設の隣にある改修工事現場で、リフトの上に男が仰向けに倒れ死んでいた。ダッキーによると、顔を殴られてふらついたために後ろ向けに落ちたのだろう。免許証によるとリック・バクスターという名前で、助手のパーマーが移動させようとしたときに背中の下からパスポートを見つける。その時物音がしてパーマーが持ち場を離れると、パスポートが失われていた。パーマーはNCISの仲間かと思って声をかけるが、不審者がパスポートを奪ったらしい。追いかけたパーマーは男から銃撃を受けて倒れてしまう。パーマーは無事だったが、襲われたショックで男の記憶が曖昧となり必死で思い出そうとする。免許証は本物だったが、住所が偽物でしかもパスポートを申請した事がないという。生活をした記録がないが、持っていたプリペイド携帯の通話記録から、マクギーが通話先を突き止める。それによると、自宅として使っていたトレーラーパークに電話をしていて、現場に行くとトレーラーが消えていた。何者かが後始末をしたと思われる。バクスターの鼻の周りに着いてた白い粉は、アビーが調べたところコンクリートの成分で、現場には本来ないはずのフッ化水素があった。パーマーは襲われた恐怖に怯えながらも、アビーやマクギーの助けで記憶を呼び戻す努力を続ける。ギブスはバクスターがドリルでコンクリートに穴を開けようとしていたと考え、現場を調べたところ、柱の中から遺体が見つかった。バクスターはその男をフッ化水素で溶かそうとしたらしい。再び現場を訪れたパーマーは自分を襲った男を見かける。バクスターはボルトカッターで殴られており、職場で持ち主が見つかる。同僚のエニスが銅線を盗もうと夜に忍び込んだ時にバクスターに見つかり、追いかけられ殺されそうになったので正当防衛でボルトカッターで殴ったという。壁の中の男は腐敗が酷く、身元の手がかりがなかったが、アビーがコンクリートのへこみから男の顔の3D画像を作り似た人物を捜したところ、何とリック・バクスターだとわかる。こちらが本物で、現場で死んでいた男はIDを盗んでバクスターになりすましていた。バクスターは建設現場で怪我をして会社から多額の和解金を受け取っていた。バクスターにはパートナーがいて、最近小切手を換金していたと判る。パーマーは文字パズルのアルファベットを見て、パスポートに記載されていた男の本名を思い出す。男は中央セルビア出身のMilo Suskavcevicで、弟もアメリカに来ていた。弟の住んでいるトレーラーパークへ行くと、留守でベオグラード行きの航空機チケットが見つかった。パーマーは本部に残っていろというギブスの命令に従わず、トレーラーパークに行きそこで自分を撃った男を見つける。それがMiloの弟だった。パーマーは逃げる男に車をぶつけて逮捕へ導く。恐怖に打ち勝ったパーマーをギブスは褒めてやる。今回は海軍の施設というわけではなく、被害者の身元も不明なのでNCISが駆り出された理由が曖昧でしたが、サブキャラクターのパーマー君が一般人(でも、検死官なので正義感も目の付け所もプロ)として恐怖に打ち勝ちながら、最後には犯人を捕まえるというすっきりとした終わり方になっていました。「ボーン・アイデンティティ」の引用もピッタリでしたね。ギブスはやはり優しいですね。今週も居座る副局長がきつくパーマー君に当たるのを守ろうとしたり、母親にメールをするパーマー君に声をかけたり。万年プロビーのマクギーも、今回のことについては先輩面して慰めの言葉を贈るわけですが、2人の差はそれほどないと見た。(笑)マクギーは高所恐怖症でこればかりはどうしようもない。みんな、それぞれ得意なところ苦手なところがある中でチーム力を発揮していくというのがこういうドラマの楽しみですね。ところで、もしジヴァが銃を向けられたらどうする?と聞かれて、どんな場合も彼女に勝る人はいないと見せつけたシーン、NCISに置いても草食系男子が定着しているのかと思わず笑ってしまいました。(爆)そして、言葉の習得のためにscrabbleと呼ばれるワードパズルをしていたのがヒントとなりましたね。このアルファベットを書いた木製のパズル、アメリカのドラマではよく見かけるのですが、実際に遊んでいないとパーマー君がピンと来る実感が判りにくいのでしょう。ちなみに、パーマー君はアビーの催眠術ごっこで靴フェチであることを告白。レギュラーのマクギーも危ないくらい、美味しいところを持って行っていました。(笑)
May 30, 2010
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『軍人の妻連続殺人事件』この邦題はちょっとね~せっかくのジヴァ中心のエピソードなんだから、他になかったのか。しかも、この時期にジヴァが壊れるというのは突然すぎるような気がしました。彼女ほどのタフネスがなぜそんなに気弱になるのか、前振りがないだけに違和感が残りましたね。海軍軍人の妻ばかりが殺される事件を捜査しているNCISでは、ジヴァが潜入捜査で容疑者アンドリュー・ホフマンに近づき、車で出かけることになった。トニーがホフマンの留守を狙って自宅に侵入すると女性が殺されており、すぐにジヴァに連絡が入るが、ホフマンに身分を見破られ、人気のない倉庫に連れて行かれる。ホフマンは国に命を捧げている夫を裏切った妻を処刑していると認める。ナイフを突きつけられたジヴァは、隙を見てホフマンの銃を奪い間一髪撃ち殺す。見つかった遺体は身元がわからず、これで5件目となる。市警のロセッティ刑事から捜査を引き継いだ。どの遺体もアルコールと睡眠薬が検出され、同じナイフが凶器で、指を切り取られていた。ダッキーは4人目だけ、死後直後に切り取られていることに気付く。ジヴァはホフマンを殺したことで動揺し、ショック状態なのを隠している。ギブスは休みを取るように言うが、ジヴァはホフマンと近づくために通っていたバーに行き、そこで顔見知りのマイケル・ロックという男に身分を明かして酒を飲む。マイケルは5人目の被害者の名前をジュリーだという。ジュリーの夫は空母勤務で失踪届が出されていた。マイケル自身は恋人のデヴォンに去られていたが、デヴォンの夫もネイビーシールで、ジヴァはデヴォンもホフマンの犠牲になっているかもと考える。アビーが凶器のナイフから複数の指紋を検出し、NCISでは犯行は複数犯か、あるいは共犯者がいるのではないかと考える。マクギーは3番目の被害者モニカ・ビショップがホフマンに連れ去られる監視ビデオを見ていて、怪しい男を見つける。この男が共犯者かも知れない。アビーはナイフの柄から6人目の血液を検出し、それがデヴォンのものではないかという。ジヴァはマイケルとの関係を深めるうちに、トニーはマイケルがホフマンの共犯者ではないかと疑い、2人は対立する。市警のロセッティから過去の資料を譲り受け調べているうちに、モニカ・ビショップとロセッティが連絡を取り合っていたことがわかった。ギブスの追及にロセッティは、捜査中モニカと知り合い浮気をしたが、その後モニカが殺されてしまい、捜査から外されるのを恐れて証拠を隠滅したという。捜査は振り出しに戻り、ホフマンとマイケルが親しくしており、背格好がビデオの男に似ていることからトニーはますますマイケルへ容疑を深める。ジヴァはマイケルの指紋を鑑定するようにアビーに依頼する。一方、ホフマンの車から切り取られた指が4人分見つかるが、4人目のマッセイの妻の指が見つからなかった。つまり、4人目はホフマンの事件のコピーキャットで、監視ビデオに映っていたのはマッセイだと思われる。ジヴァはマイケルをホフマンの射殺現場に連れて行き、真犯人が見つかった事を告げるとマイケルは自分が犯人と疑われていた事を知って、関係を終わらせるという。ジヴァは罪滅ぼしにデヴォンの居所を探して、マイケルに渡す。Recoilというのは、ジヴァが何度もホフマンを殺すフラッシュバックを見るということでしょうね。さすがに髪はぼさぼさ、うつろな目のジヴァは痛々しく、初めて見るほどの変わり様でしたが、どうしてそんな弱いジヴァになってしまったのか。そもそもジヴァが恋愛関係の潜入捜査をするというのが信じられない。トニーの真似をした訳か?でも任務上、マイケルに恋をしたわけでもないですね。彼はなかなかいい男でしたが、単にはけ口を求めただけで、疑われただけのマイケルはお気の毒でした。彼もデヴォンを忘れるためにジヴァと付き合ったようで、何やらよろめきばかりで変な感じ。それでもトニーが気遣っていたのが良かったですね。ギブスもまた迷うジヴァに「自分の判断を信じろ」と力づける。この1話でジヴァが元気になってくれれば良いのですが。
May 21, 2010
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『グリーンゾーン』このシーズンに度々顔を出しているジャーディーンにスポットを当てたエピソードで、このままJAGでやってもできそうな印象でしたね。NCISらしくないけれど、ベリサリオのドラマっぽくて感動的でした。イラクで日夜危険と向き合っている兵士たちの様子などが描かれていました。兵士仕様の防護服を着たトニーがたくましく見えましたね、キャラが変わって見えます。ゲストのRick HoffmanもPatrick FischlerもTVドラマではおなじみの顔ですね。始めから怪しいのなんのって。(爆)バグダッドの安全地帯(グリーンゾーン)に迫撃砲が撃ち込まれ、バスケットボールをしていた予備役将校のジョン・ランキン大尉が被弾し死亡する。妻のダイナは夫の死に疑問を持ちダッキーに検死を依頼する。ダッキーが検死解剖したところ、体内から迫撃弾の金属片の他に、銃弾が見つかりそれが致命傷となっていた。始めからランキンを殺すのが目的で、テロを装い、手の込んだ殺人が行われたようだ。今回の事件の担当になったヴァンス副局長は現地に捜査官を派遣するというので、チームのメンバーは自分から手を挙げる。ダイナによると、資産家で不動産の投資家であるランキンは、パートナーのケルヴィン・リッジウェイに殺されたと言う。実はリッジウェイとランキンはクローバーフィールドという土地を一緒に買って契約するつもりだったが、何か予感がしてサインしなかったという。リッジウェイは何も知らないと白々しい態度をとる。バグダッドに派遣されたのはトニーとアラビア語のできるジャーディーンで、早速当時の様子を同僚たちから聞き始める。ジャーディーンはバグダッドに知り合いがいるようだった。迫撃弾を撃った犯人は現地部族による自警団が捕らえ殺してしまったらしい。トニーはランキンを直接射殺した場所を特定し、その建物に出入りできるアリ・マフムードという男を捜すことにする。目撃者によるとどうやら昨夜アリは誘拐されて連れ去られ、きっと殺されるに違いないという。残ったジヴァとマクギーはランキンが最後に連絡を取り合っていたジョージ・ステナーという地質調査会社の男を調べる。NCISに呼ばれたステナーはおどおどしていて、ランキンから依頼された調査の結果によると、クローバーフィールドは亜鉛や鉛で汚染されていたという。そのレポートはイラクのランキンにだけ送ったというが、リッジウェイはこれを知っていて契約破棄を恐れてランキンを殺したのか?トニーが拾った薬莢についていた指紋はアリ・マフードのものと一致する。アリはゾーン内の整備員でランキンの部隊の攻撃で兄を失ったらしい。ジャーディーンは熱心にバグダッド入りを望んだ理由について、2年前海兵隊だった弟が銃撃を受け負傷したのでその場所を訪れたかったとトニーに説明する。その現場に情報提供者がいるというので出かけて行き、誘拐者の情報を聞き出す。上官のヴァルネイ少佐が深夜は危険だというので翌朝出かけると、捕らわれていたアリは舌を切り取られて死んでいた。昨夜争う音が聞こえたらしい。トニーはヴァルネイの行動を不審に思い尋問する。ジャーディーンはダッキーの指示を受けて体内温度を測り、ヴァルネイにはアリバイがあったことがわかる。その時にジャーディーンは犯人がテレビン油を身につけていたのではないかと気づき、ゾーン内の民間人建設労働者アラン・ヘイズを思い出す。ヘイズは前歴があり、すでにアメリカへ移動したようだった。ヘイズがアリを雇ってランキンを殺させたのか。マクギーはリッジウェイがステナーとも連絡を取り合っていた事に気づき、ギブスが厳しく取り調べる。リッジウェイはランキンを殺していないと言う。改めてランキンの遺品を調べたところ、契約書が見あたらず、ステナーの報告書以外に、ランキン本人がクローバーフィールドを調査していたことがわかった。その場所は1920年代にセラミック会社があったという。ヘイズの到着を待ち構えていたところ、ステナーが出迎えていたのでランキン殺害容疑で話を聞くと、ステナーは金に困っていたので、リッジウェイの頼みで報告書に重金属汚染の部分を改ざんして送り、ランキンに気付かれたので殺して後から本物の報告書と差し替えたという。ジャーディーンは情報提供者のジャミール兄妹について、弟が狙撃されたときに彼らの父親が介抱してくれたが海兵隊が父親射殺してしまったと明かす。ジャーディーンは兄妹にPCを手渡すと、帰国後にいまだに意識不明の弟を見舞う。あの潔癖症のジャーディーンがシャワーもない、環境的に厳しいバグダッドにやってきて、自分から危険な現地を歩き回り、遺体に手を入れて検死を行う。最後は現地の少女をハグすることができたという成長が見られたエピソードでした。この1話の間に、「死の境界線」を一歩越えるとどれだけ危険なのか、現地の海兵隊員がどれだけ苦労しているのかが描かれていましたね。トニーが疑った少佐も次に戻れるのは5ヶ月先だという。その日を指折り待っているのでしょうね。今回、現地と離れたところで捜査するのでワシントンD.C.とはインターネット画面を使ったやりとりをしていましたが、このスタイルはまるでBONESと同じですね。BONESだと日常的な操作方法なのですが、NCISは普段の国内の捜査でもこんなことは必要なかったのでしょうか。今週なぜかシェパード局長はお休みで、先週の副局長が居座っていました。(爆)でも、冒頭だけで何だか中途半端でしたね。マクギーは愛犬ジェスローとすっかり仲良しになったようで、良かったです。(笑)
May 14, 2010
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『ラ・グルヌイユの死』ベタな邦題ですが、過去シーンの使い回しが多くてややクリップ・ショー的な面もありましたね。とにかくシーズン4からずっと引っ張ってきたシェパード局長と武器商人ラ・グルヌイユの関係、そしてトニーとジャンヌの総決算をしてくれました。これ、FOXがシーズン4から連続で放送してくれているので頭がついて行っていますが、2年がかりで見ていたらすっかり内容を忘れている事でしょうね。ボルティモア湾でCIAに情報を渡していた武器商人のレネー・ブノワ(ラ・グルヌイユ)の遺体が発見された。グルヌイユはギブスたちがクルーザーを調べたときにはすでに死んでいたのだった。(95話)FBIのフォーネル特別捜査官がNCISに現れ、容疑者がこの中にいるとしてメンバーを取り調べるという。シェパード局長はレオン・ヴァンス副局長から一時的に停職処分となる。フォーネルはそれぞれに、シェパード局長が個人的にラ・グルヌイユを追っていた事でどういう任務を命じられたのか聞き出そうとする。ギブスはフォーネルの狙いがジェニーだと知って、グルヌイユが殺される前夜にジェニーの家を訪れたことを話し、アリバイを証言する。ギブスは自宅に戻るとグルヌイユ殺しの独自の捜査を始める。マクギー、ジヴァもありのままを証言した後、ギブスの手伝いをする。ダッキーは検死をしたDr.ハンプトンのレポートを検証する。それによると、死因は自殺か顔見知りによる犯行だという。アビーは依頼されてシェパード局長の死んだはずの父親の指紋を検出した事を証言する。フォーネルは最後にトニーを取り調べて、ジャンヌとの関係についてしつこく質問する。トニーは任務で始めた関係が本気になったことを認める。ギブスはマクギーに自宅の古いPCでFBIをハッキングさせ、目撃情報があったことを知る。その情報は何と娘のジャンヌのものだった。アフリカから戻ってきたジャンヌと面会したギブスは、父を殺した犯人を証言しそれがトニーだという。フォーネルはグルヌイユの殺された時のトニーのアリバイがないことで殺害の自供を迫る。シェパード局長はトニーがターゲットだと知って、ジャンヌを直接尋問する。ジャンヌはトニーとの関係に傷つき、それが父親の死をもたらした事で自分を責めトニーを責めていた。しかし、その夜マリーナには行かなかったと認める。そこにCIAのコルトが現れ捜査の打ち切りを命令する。すでにグルヌイユは側近に殺され、公式には引退したという報告がされていたが、ギブスはコルトにジェニーの父親、シェパード大佐を殺した犯人を問い詰める。コルトは自殺だという。ダッキーはグルヌイユの手の甲に残る痕を見て、モサドが使う業で前にも見た事があると言う。凶器の9mmグロックはジェニーがグルヌイユに自衛のために渡したものと同じだが、ギブスはグルヌイユがその銃を持って行かなかったのを目撃していた。ジェニーはグルヌイユの死については肯定も否定もしなかった。トニーは苦しんだ上、「本気ではなかった」とジャンヌに別れの言葉を告げる。終わったとはいえ、結局は真実は闇の中です。シェパード大佐の死の謎も引き続き残りました。まあダッキーの言うようにシェパード大佐と同じく偽装殺人なのでしょうね。遺体の手の甲に残っていた痕は、ギブスがコルトにかけた捻り技と同じで、まさかギブスが殺すはずはないでしょうが、同じような訓練を受けた殺し屋がいたということかな。終わりでジェニーがグルヌイユを殺したかのような含みがありましたが、思わせぶりでしょう。それにしてもおしゃれな会話でしたね。「おとぎ話は終わり?」「カエルは死んで、道化は王国から追い出された」「女王は王座に戻った」「あなたはナイトを授けて欲しいかもしれないけど、残念ながら私の剣を置き忘れてきたわ」「じゃあ君の銃でなら」「それもありね」トニーがいじいじとフォーネルに食い込まれるのは見ていて楽しかったですが(爆)、ジャンヌを本気で愛しているのに、あえて本人に謝罪した上で本気ではなかったと伝えたところは辛かった。ジヴァがトニーに「男になって」と言ったのは、けじめを付けることで、2人の関係を本当に過去の物にするためだったのでしょうね。トニーを殺人犯扱いしたジャンヌは酷いですが、トニーから嘘を言われたジャンヌもかわいそう。「会わなければ良かった」と言う気持ちも判ります。何世代も前のおんぼろPCとiPhoneでインターネットに繋いだマクギーには笑いました。「船はどうやって外に出す?」「ボトルを割ればよい」マクギーもそうじゃなくって~、というツッコミをしなさい。(爆)
May 7, 2010
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『猛犬注意』洒落た邦題をつけるものです。アビーじゃないけれど、大型犬の潤んだ目にはたまらないですよね。そういえばJAGでもチェグウェイデン将軍の恋人が大型犬を飼っていて、という話がありましたね。でも本当にあんな大きな犬に襲われたらひとたまりもないでしょう。例え軽傷でも傷跡は酷くなりそう。トラウマになってしまいますよ。マクギーが訓練士に「ボクは雄犬(boys)も好きだよ」と言って、ギブスから"Don't ask, don't tell"(軍隊でゲイであることをあえて問いたださない、黙っていればよいという政策)と言われたのが笑えました。麻薬取締部隊に所属する軍用犬訓練士、カイル・ハンソン下士官に関する麻薬売買疑惑で、NCISは自宅の捜索令状を取り逮捕に向かう。しかし、ハンソンは動物にかみ殺された状態で見つかり、裏口から入ろうとしたマクギーはハンソンの犬ブッチに襲われて発砲する。幸いマクギーの怪我は軽かったが、ブッチは麻薬探査犬で、自宅のベッドのしたからコカインがみつかり、ブッチはコカインを舐めて興奮状態にあった。鎮静剤で大人しくさせた後、アビーのラボに連れ帰ると、アビーは犬に「ジェスロ」と名前を付けすっかり気に入ってしまう。その後、「ジェスロ」から検出された証拠はことごとくハンソンを襲った事をしめしていたが、アビーはジェスロの無実を信じる。NCISはハンソンがガランテという売人と接触していた情報を掴んでおり、ガランテはパナマ基地と定期的に物資を運ぶ輸送機のクルーを買収してパナマ基地に自由に出入りしていたというが、誰か共犯者がいると思われる。尋問では飛行隊の機長ウォーフィールドに疑いが持たれるが、コカイン持ち込みについては無実と判る。ハンソンの同僚の訓練士ペレッリ下士官が「ジェスロ」を引き取りに現れるが、アビーは人を噛んだ犬の処分が安楽死と知っており、犬と一緒にラボを脱出して基地に証拠探しに向かう。そこで「ジェスロ」は土中から犬の骨を掘り出す。ギブスもシェパード局長もアビーに犬を手放すように説得するが、アビーはついに無実の証拠を見つけたという。ハンソンの家で見つかったコカインの袋には飛行機の整備士が使うオイルが付いていて、ビッドウェル下士官がコカイン密輸の協力者だという。さっそく飛行場に向かうが、一足先にビッドウェル下士官は事故を装って殺されていた。その頃、ジェスロが血を吐き、緊急手術の結果胃の中からナイフの先端が見つかる。そのナイフはハンソンの身体に付いていた傷跡とも一致し、土中から見つかった犬の傷跡とも一致した。特殊なナイフで購入したのがペレッリ下士官と判ったので、NCISは逮捕に向かう。ギブスは証拠品のコカイン袋を持ちだし、ペレッリの犬に嗅がしたところ無反応だった。ペレッリの犬は攻撃犬で、ハンソンにコカイン売買の罪を着せ、襲うためにそれまでの麻薬犬を殺して今の犬に入れ替え、けしかけて殺させたのだった。「ジェスロ」はコカインを舐めて興奮し、倒れた主人を助けようとして噛み傷を残していたのだった。アビーは「ジェスロ」を引き取りたいが住宅事情からマクギーに世話を頼む。現場で意外だったのが、パーマー君が獣医の助手をしていたことで、動物医学に詳しく、ダッキーも一目置くことに。マクギーは犬は飼いたいと思っていたが、今回強引にジェスロを押しつけられることになって、さて来週からそのネタが出てくるのでしょうか。「この子の目を見て~絶対に無実よ」というアビーがとにかく今週の主役でしたね。音楽をかけて犬とダンスまで。(爆)そして基地に珍しくフィールド捜査に出かけていた時の車のナンバープレートが「4NS CHIK」。Forensic Chick(法医学、科学捜査娘)の略だと思われ、これにもニヤリとさせられました。ところで、先週気になったジェニーの健康疑惑ですが、いつもよりギブスの態度がソフトでしたね。やっぱりステキ!じとっと物言いたそうで言えない視線を感じて、ついにジェニーは自分からギブスに「何?」と聞く。でも、それが健康問題だと知ると「問題はない」とさらりとかわされてしまう。はて、じゃあ一体ダッキーはジェニーと何をひそひそ話していたのでしょうか。ギブスにはもう少し心配していて欲しいです。
April 30, 2010
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「張り込み」ゲストのきれいな刑事さん、見覚えがありました。FOXで昨年放送していた「ジャーニーマン」で主人公の奥さん役、Gretchen Egolfでした。あのシリーズも、なかなか良かったのですがすぐに打ち切られてしまいましたね。実は、ベリサリオの「タイムマシーンにお願い」に似たシリーズだったのですけど。このエピソードはあの脚本家ストの終了後、最初のエピソードだったようですね。NCISチームは、ミサイル駆逐艦に納品されるはずのレーダーが盗まれて、倉庫に隠されているという匿名のメールを受けて張り込みを続けている。品物を取りに現れる犯人を待っているのだが、ドラッグの売人らしい男と高級車に乗った男以外は犯人らしい姿はない。ところが、その高級車に乗った男が近くの路地で血を流して倒れているのが見つかる。男はスコット・マシュー・ロウと言い、通報を受けた市警のスパー刑事は、ドラッグ絡みの犯罪だろうという。トニーは麻薬課出身の経験からパイプでは殴らないと反論する。トニーはダッキーに頼み、司法解剖の結果を聞き出すが、ロウはドラッグとは無縁だった。ギブスはレーダーを開発した会社の経営者チャオと、海軍のプルマン大佐に対して、このまま張り込みを続けると告げる。しかし、倉庫の中を確認したところ、監視カメラでは見えていたレーダーが消えていた。監視映像のトランスミッターをハッキングして偽の映像を見せ、その間にレーダーを盗んだらしい。ギブスは追い詰められる。スパー刑事によると、ロウと話をしていた白人の男はデニス・モランで、麻薬の前科があった。ロウは元ブローカーで詐欺行為などで訴訟を起こされていた。NCISへの通報メールを送った情報提供者を探ったところ、なんとロウ本人が送り主だったことがわかる。しかも、倉庫の借り主もロウだった。盗まれたレーダーが国外で売りに出された情報はなく、アナリストのジョーダンは国内の対立会社の仕業かも知れないという。やがてデニスが見つかったために身柄を確保するが、誰も殺していないと主張する。デニスはジャンキーで、ロウから金を受け取り倉庫を見張れと言われていたが、クスリをやってハイになってしまった。しかしロウが男に殴られているのを目撃したという。ロウは最近、チャオの会社の株を5万ドルで売っており、破産を申告するつもりでブローカー仲間からは株売却に反対されていたという。ロウとチャオの会社の関係を調べたところ、同じ日時に2人が同じ店にいたことがわかった。ギブスはデニスを使ってチャオを呼び出し、ロウを殺したのを目撃したことをネタに、5万ドルの金を強請らせる。チャオは殺人の事実を認め逮捕される。実はチャオがロウにレーダーを盗ませた。ソフトにバグがあったため納期に間に合わなかったためだが、ロウが裏切ったので殺してレーダーを奪い返した。最新鋭のレーダーは装備されなくなった。ダッキーは内密に誰かの健康状態を調べている。ギブスはそれをジェニーの事ではないかと問い詰める。いつものことで、殺しについてはよく判りませんでした。想像するに‥ロウは海軍にレーダーが採用されたら、相当儲けるはずだった。ところが欠陥が見つかり、チャオから盗んでくれと頼まれた。チャオは時間稼ぎをしたいだけだったが、金が欲しいロウはNCISにたれ込んで罪を逃れようとした、あるいはチャオから金をせびろうとした。そんな感じかなあ。今週の隠れテーマは「おしり」でしょうか。(爆)暇だから、ジヴァとトニーのいたずらのし合いで、神経質になっていました。最後に油断しましたね。(笑)本当に、この人たち子供見たいなんだから。スパー刑事はあり得ないくらいべっぴんさんで、トニーが新たな恋?と思わせましたが、さてどうなのでしょう。でも、ダッキーの動きからジェニーの健康問題?というのは、相当思わせぶりでしたよね。始めはダッキー本人が具合が悪いのかと思ってしまいましたが、残り少ないこの先のエピソードはこれで進めるのでしょうか。ちなみに、FOXは引き続きシーズン6も放送予定。これで、本国との差が1年程度になりそうですね。FOXさんは、日本で人気が出たと見るとその後の対応が早いですね。さすが。まあ「24」「プリズンブレイク」以降のヒット作がBONESくらいしかないですものね。
April 23, 2010
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『謎のリクルーター』NCISではイスラムのテロリスト絡みの話は珍しくないですが、今回は真正面から信仰の自由とイスラム教徒へのリスペクトを扱った感じでした。ゲストに、アンソニー・ラパーリアの弟のジョナサン・ラパーリアが出ていましたね。ギブスの元部下で、今はFBIらしいですが、ということはジャック・マローンとも知り合い?(笑)イスラム教徒で海兵隊上等兵、アブドゥル・バクルが礼拝の後、近くの路地で射殺体で見つかる。凶器は自分の銃で、防御創がなくダッキーは出血量が少ないのに注目する。付近の監視カメラの映像を見ると、何者かがバクルの後を追っており、持っていたはずの携帯がなくなっていた。バクルは3回イラクへ派遣され優秀な海兵だったが、喧嘩騒ぎを起こしていた。未だに死因が判らないため、ダッキーが司法解剖を行おうとすると、父親のカリドが現れ、信仰上の理由から解剖を拒否するという。カリドはイスラム教の司祭で、ダッキーは父親の希望を尊重するべきだというが、犯人逮捕を急ぐギブスはダッキーに解剖をするように言う。アビーがバクルの靴から爆発物の成分を検出するが、戦地で付いたものか帰国後のものか判らない。また、自宅のPCにはアルカイダのサイトを閲覧した痕跡があった。バクルの携帯は現場近くで見つかり、最後に数字が打ち込まれていた。ギブスはそれが暗号と見て、解読すると「ハンス・スタイガー」というアルカイダの関係者の名前であることが判る。スタイガーは新人集めを担当しており、バクルに接触しようとしたのではないか。令状を取って教会を盗・聴することにすると、すでにFBIが始めていたことがわかった。現れたのはブレント・ランガー特別捜査官は元NCISでギブスの部下だった。しかし、何も言えないという。ダッキーは解剖の替わりにMRIで死因を探る事にする。首から折れた注射針が見つかり、その針からタコの猛毒が見つかった。国内でこの毒を扱う会社の一つを調べると、発送係のサイクスが逃走しようとするので逮捕する。サイクスはイスラム教に改宗したと言い、バクルを殺したと自供するが、アリバイがあった。毒はスタンフォード大に送られ、何者かが受け取ったらしい。ランガー捜査官がギブスに盗・聴データを持って現れ、カリドのモスクがアルカイダのリクルートの場に使われている疑いがあるので監視していたと言う。今では金に困った市民を引き入れることもあるという。録音には、カリドとスタイガーの通話があり、寄付金を装って海外口座に振り込めという会話があった。カリドは、息子が政府のスパイとして情報を集めており、スタイガーが近づいたので自分からFBIに知らせて盗・聴させていたと告白する。自分が息子の命を奪ってしまったと悔いていた。NCISは、イスラム教信者の海兵隊員が他に2名原因不明で死亡しているのを見つけ、3人に共通する人事将校のミルズを尋問する。ミルズは殺害を否定ししゃべろうとしないが、ギブスの取り調べに、スタイガーがリクルートをしようとして、拒否した海兵を殺したと認める。ミルズ自身は紹介した礼として金を受け取っており、取引でスタイガーの居場所を吐く。現場に向かったところ、スタイガーはすでに殺されており、現場にあった数珠を見てギブスは誰のものでもないという。始めは犯人を逮捕するためには何が何でも解剖をすると言っていたのに、最後はカリドが息子の敵を取り、ギブスはそれを見逃したということですね。解剖を認めない宗教は別にイスラム教だけではなく、CSIなどを見ているとすぐにそこでMRIだとかX線で検死という話になるんですけどね。ダッキーが早くそれを思いつかないのかと思って見ていました。(笑)本物のテロリストグループだけでなく、借金を払ってやるから改宗しろという動きがあるというのは驚きでした。モスクだと令状が下りやすいなど、現実の話なのでしょうか。ともあれ、宗教はともかく国に尽くす立派な海兵であったとリスペクトが捧げられました。ジヴァはイスラエル育ちなので、文化や言葉もわかるしアラブ人に対して偏見もない。常に戦争状態の国で暮らすことは想像がつきません。平和がありがたいと思いました。そのジヴァが映画で英語を勉強することにしたというので、古い映画のタイトルがオンパレード。(笑)アメリカでは映画こそが文化だ、ということなのかな。イケメンのランガー捜査官のことが気になったジヴァに、この先どういう展開が待ち受けているか気になります。それにしても、最近惚れっぽいですね。
April 16, 2010
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『人体実験』ギブスって、なんてやさしいの。良いのか、それでも。(泣)ゲストのバイオ産業の研究者は見覚えがありましたが、「サードウォッチ」のアレックスだったのですね。なんか、随分老けた感じが(失礼)。でも、それだからあの役柄だったわけか。いつになく映画ネタ、テレビドラマのネタが多くて、しかも鼻に絆創膏を貼ったトニーが「これでチャイナタウンのジャック・ニコルソンだ」と言いながら真似をしているのが可笑しかった。一応、あれでも真似しているつもりなのね。(爆)それにしても、ネタバレなタイトルですね。ベセスダ海軍病院の精神科病棟から、イラクで手柄を立てて戻った後、PTSDの治療中で拘束中だったデイモン・ワース伍長が脱走した。ワース伍長は優秀な海兵隊員で、イラクで捕まり拷問を受けた時に部下を救って逃げて表彰を受けることになっていたが、妄想が激しく、暴力的だったという。逃げるときに精神科のデラカーサ軍医を人質に取り、車を奪っていった。車のETCから場所を特定し急行したところ、トランクからデラカーサが見つかる。ダッキーがデラカーサから話を聞いたところ、ワース伍長は、3人の部下を救出した時の事を幻覚として見ていて、ギブスはそのうちの一人ストーンがリハビリ中の病院に急ぐ。案の定ワース伍長が現れ、ストーンを助け出そうとするのでギブスが落ち着かせる。身柄拘束時に混乱したワース伍長は、トニーらに怪我を負わせる。ギブスは海兵隊式にワース伍長を尋問して、誰に薬を与えられたのか聞き出そうとするが、ワース伍長は覚えていないという。ダッキーはワース伍長の様子を見ていて単なるPTSDの症状だけではなく、あらゆるドラッグの影響が見られると言い、血液と尿を調べると、隠蔽剤とともにステロイドが検出された。おそらく、イラクで捕虜になる前からステロイドを処方されていたと思われる。実はワース伍長は父親も元軍人だったが、ワース伍長が最初に海兵隊を志した時に弱くて入隊を拒否されたという。しかしその後別人のようになって入隊し、優秀な成績を上げ続けた。ギブスは政府の監督下で兵士の能力を向上させる研究を行っているバイオ産業の研究者、カレン・サザーランドに迫り、研究内容を入手する。しかし、Dr.サザーランドの研究で使われた成分はワース伍長から検出されず、人体実験されてはいないということが判る。そのころ、ワース伍長はベセスダ病院に戻され、表彰も見送りとなり除隊させられる可能性が出てきた。誰かがステロイドでワース伍長を強化していた場合、殺す恐れがあったため、ギブスが病院に向かうと、ワース伍長は急激に体調が悪くなって、デラカーサ軍医がアドレナリンを与えると今度は錯乱してしまう。デラカーサ軍医は計器の目盛りがいじられていると言い、看護師のジェンキンスが設定値を変えたのかと思われたが、ワース伍長は自分が設定値を変えたことを認める。立派な海兵隊員になりたいという願望が彼を追い込み、ジェンキンスに薬を盗ませて摂取していたのだった。ギブスは自分のシルバースター勲章をワース伍長に手渡す。ワース伍長の身体のムキムキなこと!さすが、ステロイドということはないでしょうが、ジヴァもうっとりするほどのナイスバディですね。トニーはちょっとだぶつき気味です。(爆)そのジヴァは屈強のマリーンとガチで闘って、殴られても臆することがない。スーパーアサシン、ジヴァ、すごすぎます。おかげでトニーとマクギーを心配するアビーから感情がないとか、ロボット扱いされてしまう。それも言い過ぎだと思いますが、とにかくジヴァとワース伍長とは通じ合うものがあったようです。これは少し楽しみですね。ワース伍長はイギリスのあのSASでも訓練を受け優秀な成績だったというのですから、本当に最強戦士ということなのでしょうか。ステロイドは恐いですね。軍関係のバイオ企業も本当にスーパー戦士を作る研究をしているのでしょうか。議員はそういう企業から献金を受けているのかも知れません。そのワース伍長に、元海兵隊下士官としてギブスが尋問するシーンは非常に良かった。ハートで通じる部分があるのでしょうね。彼の気持ちがわかるだけに、ギブスは同情し自分のシルバースター勲章を渡すのですが、それほどギブスにとって勲章は執着のないというのがちょっと悲しい。ワース伍長が救った部下のように、多くの兵士が戦場で拷問を受け傷ついていたことも現実なのでしょうね。
April 9, 2010
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「未解決襲撃事件」ミニ・ディノッゾ役(笑)の子役の子がかわいい~そして、子供相手のギブスもステキですよね。ギブスが良き父親の顔を見せて、トニーやマクギーに対するのとは違う「男同士の友情」を見せてくれるのが楽しいです。ところで、今回はベリサリオ・ネタが2つも。もちろん、トニーが大好きな「マグナムP.I.」ですが、もう一つは鑑賞中のDVDとしてちらりと映ったオリジナルの「バトルスター・ギャラクティカ」の一場面。ちょっと意外なのですが、大プロデューサーがあのシリーズに関わっていたのですね。NCISを見学に来た子供たちのグループ「Youth Ranger」のうち、偶然カーソン・マシューズ少年の指紋が1989年に誘拐されたとして、AFISにヒットしてしまった。ギブスは状況が明らかになるまで、カーソンをNCISで保護することにする。カーソンの父親ブライアン・マシューズは、サバイバル生活のコーチとして森の中におり連絡ができず、母親のエレイン・テイラーは海軍大尉で実の母親ではない。カーソンの実母は出産後6週間で事故死しており、祖母が親権を得たが、ブライアンがカーソンを連れて失踪していたのだった。その後、祖母は亡くなり、エレインはカーソンと養子縁組をしていない。ギブスはカーソンの自宅を捜索し、本当に誘拐されたのかどうか調べる間、カーソンをシェパード局長の自宅に預けることにする。アビーが調べたところ、ブライアンの指紋が1989年の未解決殺人事件の容疑者の一人としてヒットしてしまったため、当時の市警の担当刑事コリンズがやってくる。コリンズ刑事はディノッゾの元同僚で、捜査に強引に加わるという。ブライアンのPCを分析し、サバイバルキャンプを行っている場所が判ったため、ジヴァとトニーが現場に向かう。しかし、2人が到着するとブライアンはカーソンからの連絡で、すでにキャンプから姿を消していた。ブライアンの衛星電話の履歴を調べたところ、かつての高校の同級生、ロナルド・キーナンとその日連絡を取っていたことが判った。トニーとジヴァが自宅に向かうと、ロナルドは胸をナイフで刺され殺されていた。NCISはロナルドが襲撃事件の時の共犯者ではないかと考える。やがて、公衆電話でブライアンからギブスに助けを求める電話があり、ギブスは自首を勧める。アビーがコリンズ刑事が持ってきた証拠がねつ造されていることに気付く。ブライアンからの電話の逆探知で居場所を絞り、大がかりに捜索する中、ギブスはアビーの発見を知ってブライアンに連絡を取る。捜索中のコリンズ刑事はブライアンを追い詰めると、襲撃事件の罪をブライアンに擦り付けた事を認める。しかし、その直前にブライアンは録音機を身につけており、ギブスはコリンズ刑事を逮捕する。カーソンは無事父と母の元に戻る。最後はHappy Endingでしたね。疑わしいと思われた父親が実は罪を着せられていて、NCISチームが親子のために正義をもたらすという展開は、ベリサリオの代表作「タイムマシーンにお願い」を見ているような気になりました。家族が強い愛情で結ばれているのも見ていて気分良かった。父親は妻が死んで一時ワルだったが、身に覚えのない強盗射殺事件に巻き込まれるのを恐れて、息子と逃げた。その後、ブライアンは愛する女性と出会い、名前を変え生まれ変わった気持ちで生きてきた。息子のカーソンにとって、ブライアンは尊敬できる父親で父子の絆の深さが感じられました。そのカーソン君にとってギブスもまた信頼できる男に映ったのでしょう。だから、ブライアンも最後はギブスを頼ってきたわけですね。ところで、カーソン君は映画マニアで音楽も女性におませなところもトニーにそっくりだったのが笑えるところでしたね。子守をするみんなが少年に振り回されるのがまたお楽しみでした。さてさて、大きく人間関係が変わりそうなのが、ギブスがついにマン中佐と別れてジェニーがその気になったこと。今まで2人が別れるのを待っていたのでしょうか。(爆)カーソン君を預かったジェニーが、「職場以外で会うのは久しぶり…」と復縁モード全開なのをギブスは必死で払いのける。(笑)きっと一度引き込まれると抜け出せない泥沼になるのが恐いのでしょうね。でも、あの雰囲気だとすぐに引きずり込まれそう。女は恐いですから。
April 2, 2010
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『狙われたタクシー』いつももように楽しい会話が一杯でしたが、ラストは切なかったですね。ジヴァが次第にトニーに思いを寄せていくのでしょうか。トニーはまだまだジャンヌとの事を乗り越えられていないように感じますが…私はDDシッパーではないですが、ジヴァが付きまとわれていると思ってトニーが「俺は夫だ」というのは、ちょっとツボでしたね。一方、マクギーに恋人が?というのが、何やらドタバタの予感がして面白いそう。国防省のカークランド少将がタクシーに乗って移動中、何者かに襲われ運転手と共に射殺された。会計検査院に向かう途中、公用車がパンクしたためタクシーを呼び、道順を変更して公園を通行していた。残っていたタイヤ痕から、犯人はバイクに乗っていたと思われる。しかも、タクシーのカーナビに侵入して待ち伏せしていたらしい。殺しの動機が見あたらない中で、検死でタクシー運転手の歯が死後抜かれていること、指に指紋採取用クリームが付いていたことから、NCISはターゲットは運転手の方だったと見る。運転手のアティフ・ヌクンダは、7年前ブルンジから政治亡命しており、暗殺後、公園から動画を東アフリカへ送った記録が残っていた。やがて、このタクシーは白タクであることが分かり、NCISは会社の配車係に話を聞く。ブルンジから来たドライバーが集まるカフェを紹介してもらい、ヌクンダの写真を見せて回ると、ドライバーたちは協力的ではない中でアフリカ文学の講師だというデルフィン・アバカが、その運転手はヌクンダではないという。何か隠していると思ったギブスは、アバカのかけた電話の相手を探り、ホテルに滞在するセイダ・ズーリにかけていることが判った。NCISに呼び話を聞いたところ、セイダは2日前から観光ビザで入国しており、ヌクンダの妻だった。夫が名前を変えてアメリカへ亡命後、自分はなかなか出国できなかったがアバカが夫を捜してくれたという。しかし、遺体を見て夫トーマスではないと否定する。トーマスはブルンジで人望があり、体制に反発する動きのリーダーに目されていたが、過激派から命を狙われるようになった。それでアメリカ政府の援助で出国できたのだという。アメリカではこの60日間に、11回もタクシーが襲撃され、そのうち歯を抜かれた事件が3件もあった。いずれも被害者は似通っていて、トーマスをターゲットにしたと思われる。トーマスの出国に手を貸した当時の政府関係者のチョイスによると、トーマスは5年前に保護プログラムから姿を消したと答える。しかし、チョイスはブルンジの石油採掘事業のコンサルタントをしていて今も影響力をもっていた。改めてタクシーの配車係ベイリスの身元を洗い、自宅を調べたところ、不法入国を手助けするコヨーテだったことが判る。しかも、ベイリスは拷問されて殺されており、現場からバイクに乗った男が去っていくのをギブスたちは目撃する。チョイスの口座を調べたところ、ブルンジから入金があり、問い詰めたところオイルマネーを持つ過激派にチョイスがトーマスの情報を売ったという。実はアバカがブルンジとの連絡係となって、セイダを使ってトーマスの居所を掴もうとしていた。暗殺者はベイリスからトーマスの居場所を知ったと思われ、NCISは今現在仕事を休み身を隠している運転手を捜し、トーマスの現住所を突き止める。間一髪、NCISは暗殺者を倒しトーマスの身を守るが、トーマスは今は別の女性と一緒に別人として人生を歩んでいた。7年間夫を待ち続けたセイダは真実を知って、身を引く。マクギーは付き合いだした女性が、勝手にクレジットカードを使って買い物をするので困り果てる。時間がなかったので、字幕を頼りにメモを取りましたのであらすじは間違っているかも知れません。トニーのお得意の映画の例えでいうと「ひまわり」みたいなエンディングでしたね。夫は政治犯で国外に出て手紙を妻に送り続けた。でも、その手紙は1通しか届かず、妻はずっと夫と一緒に暮らせる日を待ち続けた。ロケットには夫の写真を入れ、ジヴァに「ソウルメイトを信じるのか?」という妻。まさか、亡命先で過去を捨て、新しい人生を送っているとはつゆ知らず。トニーはジヴァからソウルメイトと言われて、ソウルミュージックのことかと、気乗りせずかわす。愛する人を裏切って去られたのですから、当然か。トニーの移民嫌いについても、苦労してアメリカに根付き今の地位を得た歴史を持つ人と、外国人との間の認識のギャップは埋めがたいということでしょうか。そのジヴァもセイダのショックを目の当たりにして、変わらぬ愛などないと思ったかも。戦争の悲劇を描いた「ひまわり」とは違い、アフリカの政治犯と石油採掘の権益がからむところがNCISだということでしょうか。海軍少将ではなく、一介のタクシードライバーがターゲットだったというのも珍しかったですね。ところで、「カラーに口紅」(これもどこかで聞いたような)マクギーは、情熱的な恋人ができた模様。ギブスは喜ばしいことだというのですが、結婚だけはするなと。(笑)本当に部下思いですね。この結婚ネタだけはこのシリーズが続く限り言及されるのでしょうね。さて、誰かギブスの忠告を聞かずに結婚するのでしょうか。マクギーのお相手も、もしかしてベリサリオの内輪ネタかも知れないな~
March 27, 2010
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『レクィエム』冒頭、びっくりしました。まさか、まさか?タイトルがタイトルなので、そんなはずはないと思いながら話は24時間前に。ギブスが本当に胸が締め付けられるように切なくて、彼の人間的な面を堪能しましたね。泣けた~先週のSteven Culpに続いて、JAGでは上院議員だったAnne-Marie Johnsonが出ておりました。こちらも別のキャラクターなので、もうNCISはJAGのスピンオフと言うことは気にしなくて良いですよね。ギブスの元にマディ・タイラーという若い女性が訪れる。マディはギブスの亡くなった娘ケリーの親友で、今はルディ・ハースという海兵隊員にストーカー行為をされていて困っているという。ハースはイラクから戻ってきたばかりで、特に恋人関係でもなかった。ギブスは、マディのことを覚えていて、すぐにハースを見つけ締め上げる。ギブスはマディから、子供時代の話や写真などを見せられて思い出に浸る。そのマディからまたハースが現れたという連絡があり、ギブスが急行すると、マディは誘拐され部屋は荒らされていた。始めは個人的な事だと黙っていたが、チームの知るところとなり誘拐犯を追うことになった。ハースは帰国後、軍関係のセキュリティ会社の引き抜き工作にあっていたらしく、コンタクトを取っていた社長のマックス・ボーデから話を聞く。それによると、ハースは物資を供給する仕事に秀でており、どうしても引き抜きたかったが仕事は要らないと断られたという。マクギーがハースの通信記録から、過去に仕事をしていた工場跡を割り出してチームは乗り込むが、なんとそこでハースの無残な遺体が見つかった。手足を釘で貼り付けにされ、全身に傷があり拷問されたようだった。死後12時間程度ということで、マディを誘拐した時刻にはすでにハースは死んでいたと思われる。ダッキーの検死で、死因はアナフィラキシーショックによる窒息死だと判る。しかも、魚介類のアレルギーがあったらしい。手がかりを失ったかと思われたが、ハースの車にGPS追跡装置が取り付けられており、出所をたどると、ボーデにたどり着いた。ボーデによると国防省と共同で、イラク復興基金の不審な流れについて調べており、元部下が金を盗み、それをアメリカ国内に持ち込むのにハースが手を貸していた疑いがあった。ところがハースが欲を出したため、部下たちから命を狙われることになったらしい。監視中の元部下の行方を見失ったという国防省の担当官の話に、ギブスは激怒し一人マディを探しに出かける。ギブスはハースがマディの家から離れなかったことから、金の在処を示す物が郵便で届くと察し手紙を手に入れる。金を手に入れると、部下たちに直取引を申し入れ、港の倉庫へと出かける。アビーが釘から大西洋クロマグロの成分を検出し、取引のある会社を特定したことからトニーらも現場へと急ぐ。金を渡してマディと脱出しようとしたギブスは車ごと桟橋から落下する。飛び込んだトニーが2人を助け出し、命を救う。マディからケリーの思い出の品々を受け取ったギブスは、ケリーのタイムカプセルを埋め戻す。沈んだ車の中に閉じ込められた2人を救い出したトニーはグッジョブ!でしたね。いつも思いますが、向こうの俳優さんは水中で演技できて乗馬ができて、アクションができるからすごい。ギブスにCPRで「キスさせないでよ~」というのはツボでした。そして、冒頭シーンだけに、同情している女性は誰?でしたね。ケリーの幼なじみのマディも父親を亡くしていて、ギブスを父親代わりに思ったのでしょう。その子がストーカーされていると知ると、ここはギブスが俄然お父さんらしく見えます。嫁に行くときはさぞがっかりだったでしょうが(爆)、自分が任務で家を留守にしている間に妻子を殺されたギブスにとってみると、娘の死に罪悪感を持ち続けていたのですね。目に入れても痛くないかわいい娘が、最後にイラク行きで家を出るときに「パパ、行かないで」と泣きじゃくっていた。その姿が脳裏を離れない。マディもケリーとは大親友だったので今も悲しい。2人は同じ悲しみの対象を共有しており、そのマディが誘拐されたのだからギブスとしては娘を二度失うも同じ、前回は助けられなかったが今度は絶対に助けなければならない。そういう雰囲気に、NCISのチームが敏感に対応し気を遣う。「あれ誰?」「新しい彼女にしては若すぎる」など、それぞれの感想があって、局長がすぐに全部お見通しだったのがさすがですね。今回のジェニーは髪型が違ってメイクも雰囲気が変わった感じ。フェミニンなイメージですが、それでも国防省には噛みつく噛みつく。(爆)この担当官がJAGではハイソな上院議員だったので、イメージががらりと変わりました。イラクのために使われるべき金を、アメリカ人が盗んでいる。これも、実際にある話なのでしょうか。ともあれ、普段でも直情型のギブスなので周囲が気を遣う使う。正直、怒らすと恐い人が何するか判らない状態になってしまったので、これは心配。こういうチームワークの描き方がNCISの良さなのでしょうね。マディが子供の頃ケリーと一緒に埋めたというタイムカプセルの場所を聞いて掘り出して、結局それを開けずにまた埋めてしまいましたね。レクィエムというのは、ケリーに対してであり、薄れる意識の中でケリーが「パパはこっちへくるべきじゃない。もう大丈夫」と言ったことで、ついにギブスも心の重荷が下りたのでしょう。ずっとケリーの死を受け入れられず、自分を責め続けたギブスが自分を赦す。ここも泣けましたね。安らかな死を願ってタイムカプセルを埋めようとするギブスはやさしいパパの笑顔でした。(ステキ)ところで、今回ちょっと突っ込みたくなったのがクロマグロの一件。(爆)アメリカでもこの時期は輸入しているのですね。あまりにタイムリーだったのでそこだけは笑ってしまいました。
March 21, 2010
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『極秘調査船キメラ号』記念すべき100話目エピソード。船が舞台になるのはJAGの時には良くありましたが、NCISでは久しぶりですね。海軍&海兵隊なのにいつもは陸の上の事件が多かったですから。スタートレックなど、SFのファンには耳にする海軍用語が心地よいです。それと、ゲストにJAGでウェッブCIA捜査官役だったSteven Culpが出ていました。こちらは海軍中佐で同じ人じゃない、ということでしょうか。でも、やはり秘密の多い人でした。(爆)海軍の最高機密の海洋調査船キメラ号で死者が出たため、NCISのチームが派遣されることになった。ギブスらがキメラ号に降り立つとまるで人気がなく、救命ボートもなくなっていることから20名の乗務員は船を捨て脱出したと思われる。船内は慌ただしく船を出た様子が残っていたが、食堂で誰かが血を吐いた跡があり、保存庫の中に袋詰めの死体があった。死んでいたのは海軍少佐のDr.タカダで、ダッキーは検死の結果、ウィルス性出血熱で死んだ可能性があるという。その場合は、ギブスたちも翌朝までに感染して死亡することになる。船にはラボ施設があり、ネズミが船内を走り回っていた。ギブスたちは無人のはずの船に誰かいるような音がするのを耳にする。ギブスたちの命が危険にさらされた事を知ったシェパード局長が厳しく追及し、やっとスキナー中佐がキメラ号の任務について情報を話す。彼らは禁止されている生物兵器の研究を行っており、すでに交代要員を乗せた支援船を送ったという。船には施錠された「バイオハザード室」があり、マクギーが開けようとするが、電力が落ちる。修理をしていると、船のコックが閉じ込められているのが見つかる。タカダが倒れた後、血を浴びたコックを船に残し脱出したというが錯乱状態で、「海から引き上げた物に殺される」と怯える。誰かが通信妨害を図った形跡があり、チームはついに船内に隠れていたフェリス大尉を捕まえる。その後、ダッキーはタカダはネズミに噛まれて感染したと言い、空気感染ではないのでギブスらは感染していないと思われる。そのころ、キメラ号に高速強襲艇が接近しているのが検知された。アメリカ海軍の船ではなく、ギブスはスキナー中佐がキメラ号の任務をまだ隠している事を知る。バイオハザード室の中の物を見たギブスは、上陸してきた「海賊」を出し抜き、彼らの船を奪って逃げる。キメラ号の任務は旧ソ連が開発した弾道ミサイル潜水艦(Project 629)の核弾頭を回収することで、海賊に見せかけてロシア海軍が奪還しようとしたのだろう。フェリス大尉が手引きしたものと思われる。ギブスらが脱出後、キメラ号は爆撃される。せっかくの100話記念エピソードですが、アビーはフィールドに行けませんからラボからトニーに機器の使い方を指導する形で参加していました。乗り組んだ船に人影がなく、まるで幽霊船のようだという状況で、トニーの口から次々と映画の名前が出る出る。(笑)まずウィルス性出血熱かも?というところで、過去に肺ペストにかかったトニーの恐怖が始まりました。妄想的になって高熱が出て発疹が出る。その後、人影や物音が気になると「エイリアンだ」というわけで、ミッションの内容がわかるまではお楽しみがたくさんでした。部下の安全を守る!と息巻くジェニーとスキナー中佐とのやりとりも良かった。スキナー中佐はジェニーを口説けると思ったのでしょうか。軍の機密を盾にNCISには知らされないことが多いですが、ジェニーは闘う局長の様相が強くなりましたね。しかし、キメラ号を攻撃したのは友軍ですよね、海賊の船を奪ったギブスたちの行動はちゃんとジェニーに伝わっていたのでしょうね。シェパード局長がスキナー中佐を力ずくで発射ボタンを押させないようにがんばっていたところが見たかったです。(爆)チームの一人一人の活躍も見事で、特にジヴァは白兵戦に強い。さすがモサド。(笑)
March 12, 2010
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「自殺と他殺」冒頭は足の裏がこそばゆくなるようなシーンでしたね。一体どうやって撮影しているのでしょう、実際はスタントの人が立っているのでしょうが、例え安全が確保されているとしても見ていてハラハラします。また、顔を写されるレギュラー陣もあの屋上には上るのでしょうから大変です。ゲストに見覚えのある人がいました。ウォルシュ大佐役のTitus Welliverは「デッドウッド」のサイラス・アダムスで、アーネット夫人役のAlaina Kalanjは第3のスターゲイト・シリーズ「Stargate Universe」のジョハンセン大尉でした。そうか、こんなところに出ていたのか~水兵がビルの屋上から飛び降り自殺をしようとしていると通報を受けて、NCISが現場に急行。ギブスが説得に成功し、本人も考え直したと思われたが、何者かに撃たれてギブスの手をすり抜けて落ちてしまう。大尉は妻が出て行ったことをギブスに話していた。顔写真から被害者は海軍のマイケル・アーネット大尉と判明、ペンタゴンの情報部門に勤めていたが、上司のウォルシュ大佐は機密任務をたてになかなか事情を話してくれない。大尉はシリア出身の家庭の生まれでアラビア語が堪能で、アルカイダのスパイを追う諜報員らしいが、自宅から抗うつ剤を飲んでいたことが判る。薬は民間の精神科医、フレミング医師から処方されていた。妻のデイナは夫が最近口数が少なくなって会話がなくなっていたことなど、夫婦仲が冷え込んでいた事を話すが、自殺しようとしたことにあまり驚かないのをギブスは不審に思う。アビーが大尉の携帯を分析し、最後の電話がNCIS内部からかけられていることが分かり、ギブスは電話をかけた情報分析官のニッキ・ジョーダインから話を聞く。実は海軍対テロ情報部から情報リークが疑われ、ニッキは中東担当のアーネットから事情を聞いていたという。それによると、アーネット大尉がコンタクトしていたジブチの情報提供者がいなくなり探していたという。アーネット大尉の血液からはさらに緑内障の治療薬が検出され、これが抗うつ剤との組み合わせで強い副作用を生み出していたらしい。ギブスのチームでは、薬を処方したフレミング医師が昔から反政府活動家だったこと、また遺産が入る妻などに容疑があると考えるが、ニッキの分析で、情報をリークしていた可能性が高いのはアーネット大尉本人だという結果が出た。デイナのDNAをインターポールのデータと照合したところ、彼女はシリアの諜報部員で意図的にアーネット大尉に近づき結婚して、夫から聞く情報を流していたのだった。そして、夫が情報リークに気付いたため自殺を装って殺すことにしたらしい。駐車場でのカーチェイスの末、NCISはデイナの身柄を確保する。アビーが転職するのではないかと話題になったが、アビーは年に3,4の仕事のオファーがあるが断っているという。ギブスはアーネット大尉の妹に悲しい知らせを伝える。今回のBプロットはアビーの転職疑惑。リッツ・カールトンで接待を受けていたらしいと言う目撃情報から噂が噂を呼ぶ。とんでもない条件で引き抜きに応じるのかと思ったら、「私がそんなことをするはずがないでしょ!」と凄い剣幕で、しかもギブスをにらみつけるのでびっくり。まさか、頭をペシッと叩くわけにはいきませんから、トニーが代理でした。(爆)年に3,4回はそういうお誘いがあるらしいが、何よりも家族的な職場が彼女にとっては大事だということでこれからもNCISにいるようです。ギブスからご褒美の黒いバラは2回目でしたっけ?今回、情報分析官のニッキが捜査に加わりましたが、極端なきれい好き、要するに潔癖症で、始めは鼻の下を伸ばしていたトニーもからかう方に。結構面白い人だったのでこれからも出てくると良いなあ。もう一つ面白かったのは、マクギーとトニーが精神科医の所へ行っていつものようにもめていると、それをカップル・カウンセリングに来た「夫婦」かと勘違いされた事。確かにそちらのシッパーもありそうですが(爆)、今回はトニーの絶体絶命の危機をマクギーが救って、2人の絆は本当に深まったような気がします。ラストのギブスの「電話番号を調べてくれ」はすぐに判りました。冒頭、アーネット大尉に優しく話しかけ、「私の妻も出て行った」と共感したり、妹の話をしたり、あんな場所に手を差し出して助けようとするのはさすがにギブスですね。彼らしさがあふれていてすてきでした。
March 7, 2010
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『イレイザーを追え』新しく顔を見せてくれたキャラクターもあり、今シーズンの楽しみが増えたような気がします。ストーリーも最後まで引っ張って面白かったですね。ゲストのDr.ハンプトン役のTorri Higginsonですが、スターゲイト・アトランティスでウィア博士役でしたね。彼女は降板後の再出演を断り、宇宙の果ての職場よりもこちらの仕事を選んでしまったようです。面白いことに、ポーラ・キャシディ特別捜査官役だったJessica Steenは、兄弟番組のスターゲイトSG-1で同じウィア博士を演じていて、何やら因縁があるような感じです。(爆)ダッキーが研修のための検体の解剖を行っていると、遺体の脳から水銀があふれ出し殺人であったことが判る。被害者は身元不明で、地元警察はおう吐物による窒息死として司法解剖を行わなかった。ダッキーは検死医が見逃したとして、担当した検死医に会いに行く。その検死医ジョーダン・ハンプトンによると、他に重要事件があるので警察が詳しい捜査をしなかったという。ダッキーは引き続き、NCISで解剖を進めることにする。被害者には長い間刑務所にいたような痕やタトゥの痕があった。アビーがタトゥの絵柄を調べる。遺体が発見されたハイランド・ピア付近の店で聞き込みをしているときに、不審な動きをする女性を見つけたため尋問すると、なんと彼女はFBI捜査官コートニー・クリーガーで、死んだ男、マーヴィン・ヒントンを監視していたという。ヒントンは6年間の刑務所暮らしの後、「イレイザー」と言われる過去の記録を消して新しいIDを与える男のせいで、フレデリック・レクレアという名前で犯罪を続けていた。たまたま逮捕されたヒントンはFBIと取引をして、イレイザーを捕まえるためにおとりとなって監視対象にあった。どうやら店でイレイザーを会う約束だったらしい。ヒントンが殺されたのはFBIの失態だった。ヒントンの住まいを調べたところ、複数の女性と関係を持っていた証拠があり、ギブスはFBIのフォーネル特別捜査官に本当の目的を聞き出す。イレイザーと思われるカマル・コンカニという男が、テロリストたちにIDを与えている疑いがあり、そのテロリストたちが国内に入る恐れがあった。ヒントンの部屋で見つかったメモにインド料理の痕跡があったので、レストランを特定してトニーたちが潜入する。トニーはそこで食事を配達する顧客リストを見つけ、その中にレクレアの名前があったために、配達員の後をつける。配達先は無人で、慌てて逃げ出したような有様だった。配達員のロバート・グレイブスにヒントンの写真を見せたところ、その家の住人だと認める。NCISもFBIも、ヒントンがカマルなのかと困惑する。獄中で研究し、自分で自分の過去を消し、新しい技術を試していたのか?しかし誰に殺されたのかが判らない。顧客に殺されたとしても、IDを消しているので探しようがない。ジヴァとクリーガーが過去に似た事件があったのを探し出す。夫が吐いて死に、埋めた棺から水銀が漏れ出してその後妻は姿を消した。その妻、カレン・バーニーは、最初にトニーが店で話を聞いたシャノン・オハラだった。シャノンはヒントンと出会い、関係を持ったことは認めるが殺していていないという。一方、アビーがタトゥの絵柄から、上書きされていた図柄を除いて本来のタトゥを突き止める。それによると、死んだのはヒントンでカマルとは別人と判る。カマルはロンドンにいて、証言した配達員が嘘を言っていたことになる。ジヴァとクリーガーから逃げようとして発砲し捕まったグレイブスは、フォーネルの取り調べで、カマルの顧客リストを渡すことを認める。仕事はカマルから接触してきたという。ヒントンにカマルとの関係を知られたために殺し、シャノンに罪を着せるつもりだった。FBIの捜査の結果、ロンドンのカマルは逮捕される。新米のコートニー・クリーガー捜査官は、まじめで几帳面、優秀だけれども実践ではまだまだというこれまでのキャラクターなかったキャラですね。さっそくトニーが色目を使って?、ボクが教えてあげよう的に構うのでジヴァがヤキモチを妬く。(爆)なんか、この2人もちょっとBONESの2人に似てきましたね~でも、ジヴァもお姉さんとしてクリーガーに「捜査員の心得」を教えてあげるんですけどね。失敗してフォーネルに大目玉を食らうのも、ちょっと共感するところがあったかも。そして、ダッキーはハンプトンを見てすぐにニヤリ。もしかして恋の予感?久しぶりですよね。それにしても、FBIのフォーネル捜査官との合同捜査が多いですよね。彼はもはや準レギュラーといっても良いくらい。オヤジ2人が連携良く尋問するところとか、思わずニヤニヤさせられます。同じ女性を妻にしたというところも、変に連帯感があるのかしら。モリーさんのブログ
February 28, 2010
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『ギブスをめぐる三角関係』邦題はすごくリアルですが正確ではなかったような。(苦笑)でも、ギブスが切なかったですね。ますます彼が魅力的になってきました。フォート・ベルボア陸軍基地の住宅で、国防情報局(DIA)に出向しているトレント・レイノルズ大尉がスピア・ガンで射抜かれて殺される。妻のジルが学会から戻ってきてパソコンの前で殺されている夫を発見した。凶器はダイビングが趣味である大尉の家に飾られていた。裏口がこじ開けられていたが盗み目的ではなかったようだ。ギブスは陸軍犯罪捜査部(CID)のマン中佐と合同で捜査をすることにする。レイノルズ大尉は仕事で機密に関わるプログラムを扱っており、上司のエリック・スワイガート少佐から証拠品のノートPCを返すように求められたため、アビーの作業にDIAのフレッド・リナートが付き添うことになった。裏口のドアから検出された指紋はスワイガート少佐の物と判るが、少佐は数週間前に書類を届けただけで犯行時にはデートしていてアリバイがあるという。スワイガート少佐のデート相手は何とギブスの元妻のステファニー・フリンだと判ってギブスは局長やマン中佐の手前、気まずい思いをする。ステファニーはギブスに尋問からは外れるよう求める。トニーはスワイガート少佐がジルに何度も電話をかけていた事を突き止める。ジルは夫の生命保険の受取人であり、彼らが四角関係であることを知られて夫を殺したのではないか?ステファニーは尋問でスワイガート少佐への疑いを解こうとする。ジルもアリバイが確認される。一方、キッチンで見つかった部分指紋はなんとフレッド・リナートのものであることが判る。そのころ、アビーはレイノルズのノートPCにダウンロードされた曲が何かの暗号であることを突き止める。どうやらフレッドはレイノルズとDIAの機密を盗んで売るつもりだったらしい。PCのデータを消して逃げようとするフレッドに、ギブスは彼とレイノルズ名義の口座を突きつけて逮捕する。マン中佐はステファニーとギブスのやりとりから、ギブスが自分には話していない事があることを察する。ダッキーからギブスの最初の結婚のことを知ったマン中佐は、ギブスが今も妻と娘の事を忘れられない事を知る。ステファニーはスワイガート少佐からジルと浮気している事を伝えられ、退職しワシントンから去ることにする。冒頭、ギブスが「音楽は5曲しか聞かない」と言っていたのはもしかしてケリーの弾くピアノ曲のことだったのかも?そう思うと、本当に切なくなりますね。マン中佐はギブスの3度の離婚については聞かされていたが、最初の結婚が悲劇に終わったことは知らされなかった。ボートに「ケリー」と名付けられていた意味も初めて知った。このことはステファニーもシェパード局長も知っているらしいのでカチンと来たのでしょう。彼の結婚が長く続かない理由も理解したかも。ところでステファニーは3番目の妻でモスクワで1年暮らしたらしい。2番目はシーズン4でフォーネル特別捜査官の自宅を訪ねたときに出てきましたが、ステファニーもかなり気が強そう。ステファニーはマン中佐とシェパード局長を見てすぐにピンとくる。あなたは私の前?後?(爆)トニーとジヴァは、ギブスを巡る元妻、今カノ、元カノの4角関係におろおろしていました。シェパード局長もマン中佐とギブスが仕事をするときは意識しているように見えますが、ギブスを手のひらで泳がせている感じですね。そして最後、ステファニーを見送るギブスはやはり優しい。彼女の幸せを祈っていると慰めてやる。これだからギブスはモテるわけです。(ステキ)さて、マン中佐との関係はこの先どうなるのかな?アビーはイケメンでコンピューターに詳しいフレッドと意気投合し、心を許してしまいましたが、やはり裏切られましたね。その途中でマクギーがjealousなリアクションを見せていて良かった。いつかはこの2人も?おまけ、元素周期表を覚える歌って、ただ順番に言っているだけじゃ。(爆)あれを思うと、日本語は良いですよね。「水兵、リーベ、ボクの船」とか炎色反応とか覚えませんでした?日本人が九九を覚えていられるのも、先人の考案した言葉遊び、歌ですよね。
February 19, 2010
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『家族の絆』本気で恋をしたトニーの受けた痛手は深い…このエピソードで私が一番受けたのが、海軍下士官がバイトでストリップダンサーをしていたことですね。おばあちゃんたちの同窓会で踊って、しかもおばあちゃんたちが狂喜乱舞?していたのがメチャクチャ受けた。良いな~いくつになっても。「雀百まで踊り忘れず」違うか。(笑)下士官のムニョスが交通事故の現場で射殺されて見つかる。車の外にはフロントガラスを突き破って女性が死んでおり、ムニョスの乗っていた車は奪われたらしい。被害者の女性は詐欺の犯歴があるハイジ・キャンピサーノで、3年前から姿を消していた。検死の結果、死んだのは事故の前で死因は全身を激しく殴られたことだった。ダッキーはハイジが出産直後であるという。事故車の持ち主、ニコラス・バーンズの父親ジョセフによると、ハイジは息子を騙した悪い女で他に男がいることが分かり、1週間前に車を奪って逃げたという。親子は車の整備工場を営んでいた。マクギーはハイジに恨みを持つ被害者の犯行ということも考えられ、過去を洗う。すると最近、ハイジに大金を払ったエイドリアン・ネルソンの名前が挙がる。しかしネルソンは妻の手前、勝手に名前を使われただけだと否定する。ギブスが聞き出したところ、数ヶ月前にハイジに会い金を取られたというが、浮気はしていないという。しかし、ネルソンの家の歯ブラシなどを持ち出してDNAを調べたところ、ハイジのお腹の子供はネルソン夫妻の子供と判る。つまりハイジは代理母をしていて、夫妻はハイジが子供を渡さないので殺したのか?ネルソン夫妻は姿を消したが、ムニョスの車が発見され、車内のパンダの糞から夫妻の居場所を割り出す。しかし、ギブスたちの目の前でネルソン夫妻は身代金を渡そうとして子供を誘拐した犯人に逃げられてしまう。夫妻によると、養子を貰おうとして東南アジアに行ったときハイジに出会って、代理母を依頼したという。彼女はやり直しをしたがっていた。そのハイジが殺され身代金を要求されたという。アビーはハイジの乗っていた車のブレーキに古い部品が使われており、ハイジの死を偽装しようとしたという。そのブレーキは犯人が意図するより早く壊れたらしい。ギブスは家宅捜索でニコラス・バーンズの父親がネルソン夫妻から金を取ろうとしてムニョスを撃った証拠を探す。赤ん坊はニコラスが連れ去りネルソン夫妻の家に戻していた。ハイジとニコラスは本気で愛し合い、赤ん坊を自分たちの子供として育てようとしたが、父親が身代金を奪おうと考えた。ブレーキに細工をしたのはニコラスだった。トニーは姿を消したジャンヌの事が忘れられずジヴァも心配するが、ついに別れを受け入れる。最後のブレーキの下りが今ひとつよく判らなかったのですが、古いブレーキパッドを新しい物に交換して、それをまた古い物に戻したのは父親?その古いブレーキをさらに早く壊れるようにしたのがニコラス?なので、思わない場所で事故を起こすことになり、事故に巻き込まれ目撃した下士官を殺した?ニコラスは父親が死ぬように仕向けたと言うことなのでしょうか。だから、検察側は殺人未遂、彼の弁護士は(自分や赤ん坊が殺されそうだから)正当防衛を主張するということかな。それに対して、ギブスは「家族の問題だ」と答える。妻(恋人)を殺された息子が父から自分の家族を守ろうとしたという意味か?父親はアリバイを作って息子を守ろうとしていたようですが、説明不足でしたね。ジヴァが子供を持つ気持ちについてギブスに質問していましたが、「君も持てば判る」というのはいずれまた出てくるのか。そのジヴァは何を見ても逃した蛙の子を思い出すトニーのことを心配する。うるさいくらいに付きまとう。トイレまで。(笑)こういう仕事をする以上feelingは捨て去りなさいというジヴァに、トニーもまた死にかけの男に恋をしたじゃないか、と言う。なにやら内部矛盾を抱えるジヴァはこの先、トニーへの思いを深めていくのでしょうか。最後に、トニーは別れの手紙を暖炉に放り込んでこの件は一件落着。ジャンヌにはイライラさせられましたので、こちらも清々しました。トニーにとって「家族」はギブスファミリーということですね。 "All We Are" by Matt Nathanson
February 12, 2010
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『愛ゆえの嘘』シーズン・プレミア。終わってみれば先シーズンは丸ごとこの1話のための伏線だったようなもので、このエピソードを先延ばしするのは制作側も本当に意地が悪い。(笑)そう言う意味ではすぐに放送してくれるFOXさんには感謝。地上波(テレビ東京)でもシーズン1の放送が始まったらしいですし、NCISもますます知名度が上がりそうですね。以下、ネタバレ注意!トニーはジャンヌの父親レネー(ラ・グルヌイユ)に面会するが、身分を偽っていたことを見抜かれておりシェパード局長に連絡を入れる。局長はこれまでトニーがジャンヌと付き合っていたのは父親を逮捕するための潜入捜査だったことをギブスたちに明らかにし、トニーの行方を捜す。そのトニーが車ごと爆破されてしまう。ショックを受けるNCISのメンバー。トニー生存の奇跡を信じて捜査を続ける中、CIAの潜入捜査官コルトが現れ、グルヌイユを見失ったとNCISを責める。ギブスはCIAが「ロードストーン作戦」でグルヌイユを操っているのではないかという。やがて無事生還を果たしたトニーは本当にジャンヌを愛してしまい、自分の口からジャンヌに真実を告げたという。トニーの車に爆弾をしかけたのは世界中の武器商人を殺している犯人と同じと思われる。命を狙われている親子は姿を消してしまったが、局長の前にグルヌイユが姿を現し助けを求める。CIAの紐付きで武器商人として暗躍していたグルヌイユは、誰かにそれを知られて命を狙われるようになった。局長は、国防総省で軍備管理の責任者だった父、シェパード大佐が生きている証拠を突きつけられて動揺している。その父とグルヌイユは過去に仕事をした間柄で、グルヌイユは賄賂を渡したという。シェパード大佐はそれを苦にしたのか、12年前に自殺したことになっている。局長はグルヌイユが賄賂を受け取らなかったから父を殺したのだろうと言って、グルヌイユの申し出を断ってしまう。ギブスはCIAより先にグルヌイユの身柄を確保すべきだと独自の捜査を進めるが見失う。実はすでにグルヌイユは殺されていた。いろいろ予想して外れたことは多いですが、まずジェニーの父親の話は何も解決していませんね。私はもしかしてグルヌイユがジェニーの父親だったのかな?と思ったりもしたのですが、そうではないらしい。とにかくダークサイドに墜ちたらしいシェパード大佐は草葉の陰から娘を操ろうとしているのかどうか。本当にシェパード大佐が生きているとしたら、グルヌイユを殺したのは彼かも知れないという気もしますね。だとすると悪の大本山という存在になります。それから、シーズン4を見ている限りトニーがジャンヌに身分を偽っている事は感じられなかったのですが、全く偽名で別人として接触していたのですね。映画学の教授だって。(笑)パラマウントなのに着メロがFOXのオープニング・テーマというのが笑えます。ジャンヌは父親の真の姿も知らなかったようで、二重のショックを受けてしまった。姿を消したジャンヌはいつかまた現れるのでしょうか。トニーはジェニーの命令に従ったが、任務中に本当に恋をしてしまった。途中でジャンヌがトニーの気持ちを何度も確かめようとしたのも納得です。このショックはまだ後を引きそうです。シッパー的に言うとそこにジヴァがどう絡んでくるか。トニーが死ぬはずはないと思っていましたが、悲観的なジヴァは死んだものと思って後でみんなから突っ込まれることに。悲観的になったのはそれだけ思いが強い、ということにしておきましょう。(笑)ギブスは始めはトニーに極秘任務を与えたジェニーに腹を立てていたようですが、彼女の気持ちを先読みして暴走を止めようとした感じですね。グルヌイユを個人的な恨みで助けないつもりなのか、と言っていましたが、もし身柄確保したところでここはワシントン、CIAに奪われることは判っている。ここは2人の立場の違いなのかも知れませんね。ジェニーの背景が複雑になるほど、ギブスのキャラクターも深まるような気がして私は歓迎です。
February 8, 2010
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『衝撃の事実』シーズン4フィナーレ。衝撃の事実が明らかになった部分もあり、新たな疑問もたくさん残りました。引き続きシーズン5が放送されますので、先の展開をイライラしながら待つ必要はありません。(笑)それにしても、これまでとはちょっと違うスタイルでしたね。ネタバレ注意!NCISでは急遽全員がポリグラフを受ける事になり、大騒ぎ。ギブスはFBI捜査官のフォーネルに探りを入れ、ターゲットがジェニー・シェパード局長だと知る。そのジェニーは出張から戻ってくると、自宅に誰かが侵入した形跡があるのでアビーに指紋の鑑定を依頼する。ギブスはマクギーを呼び出し、CIAのコンピューターをハッキングさせ、命令の出所を探る。トニーとジャンヌはヘロインの運び屋を追って病院にやってきた男女に疑いを持ち、霊安室で遺体から薬を取り出そうとしているところで逆に捕まってしまう。男に命じられて体内から薬を取り出したところで、2人は上手く男を取り押さえる。解放されたジャンヌは迎えに現れた父親にトニーを紹介する。実はラ・グルヌイユはトレント・コートに命じてトニーを監視させていた。ジャンヌはラ・グルヌイユの娘だった。アビーの出した結果とマクギーの答えは同じだった。ジェニーに近づいていたのは、死んだはずの父親シェパード大佐だった。ラ・グルヌイユとジャンヌとの繋がりは名前からある程度予想していました。場合によっては彼女がトニーを陥れるスパイなのか?と思っていましたが、どうやらそうではなさそう。でも字幕だけだと判りにくかったのですが、ラ・グルヌイユはトニーをジャンヌを使って脅そうとしている?ということは、実の娘を危険な目に遭わせると言って、トニーを自分の思うように働かせようというのでしょうか。「愛している男は何でもする」と言っていましたが、これまでのジャンヌの何かと押しつけがましい要求は、その前段階だったのかという気もします。ちょっと判りにくい部分ですね。トレント・コートもCIAの潜入捜査官ですから、トニーのことを判って報告していたはずですし、録音を取らなかったのはそういう配慮だったのか。あと、ギブスが「jealousな夫みたいに」ジェニーの空白の21時間を追及していたのがツボ。「あなたとパリでしていたことと同じよ」これも、しゃれた会話ですよね。探る理由についてマクギーに対しても、「ガールフレンド、ジェニー・シェパードだ」と言っていたのがますますGood。シッパーについては、ジヴァがダッキーになぜそんなにトニーのことを気にするのかと突っ込まれていたところも良かったですね~表向きは仕事上のパートナーを強がっていても、心は乙女か。これも来シーズンの伏線ですね。ジェニーの父親が生きていたというストーリーはなんだか取って付けたような感じですが(笑)、ギブスがのめり込むことが例の陸軍中佐との関係に影響があるかどうか。こちらも、場合によってはシェパード局長の進退にかかわる問題になるかも知れない。今回はバーにギブス以外のNCISのメンバーが揃ったのは珍しかったですね。あと、フォーネルと結婚したギブスの2番目?の妻ダイアンの顔が見られたことが良かった。ものすごく恐いです。(爆)運び屋をやっていたのは、「エバーウッド」でコリン役をしていたMike Erwinでした。彼は「デクスター」でもフリーボの役だったのですね。印象的な人です。ジェニーの自宅はすごく豪華でしたね。メイドもいてシークレットサービスもいて。ギブスとはかなり違います。タイトルの「死の天使」は人により様々に見えるということでしょうか。
February 1, 2010
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『トロイの木馬』確かに事件はタイトル通りでしたね。(笑)次がシーズン4のフィナーレなので、それを踏まえた展開だなと思いました。ところでスコレッティ事件というのは、前に出てきましたっけ?メインの事件はこれで解決したのかどうか。いつものようにテンポの速さにメモを取って見ていても判らない。早すぎるよー。今は局長のシェパードがパリに出張中なので、ギブスが代理を務めている。NCISを訪ねてタクシーで乗り付けた男が、検問所で車内で死んでいるのが見つかる。運転手のジョーイ・ケリーによると、乗り込んできたときにしきりに後ろを気にして誰かに追われているようだったという。事務仕事が好きではないギブスはさっそく現場に出ることにする。ダッキーの検屍では外傷もなく死因が判らず、毒殺を疑ってアビーが薬物を特定しようとする。IDから被害者はイエメン人で大使館の庭師をしているハマル・ファルハーンと判る。ファルハーンは7名の名前が書かれたリストを持っており、調べたところそのうち5名はすでに死亡していた。もしかして、ファルハーンは暗殺者なのか?ただし、5名の死因はばらばらだった。NCISは残りの2名を見つけ出そうとする。ファルハーンの遺体を引き取りに大使館の職員が現れ、対応の早さにギブスはその背景を疑うが、ファルハーンは首相の補佐官の息子だった。学生ビザが下りなかったので、今は庭師の身分で実際は学生となっていた。アビーは薬物を調べる傍ら、過去の事件で弁護士からの要求でスコレッティ事件の凶器を今一度調べ直す事になった。薬物は貝毒由来のサキシトキシンと判明したが、いまだ事件の全景が見えてこない。その頃、NCISで押収したタクシーの座席の下から男が出てきて、保管庫のスコレッティの銃をすり替えてしまう。アビーは床に落ちていた座席の詰め物に気付く。ギブスはケリーの事情聴取でタクシーの実際の経路が違っていることを追及するが、決め手がなく帰宅を望むケリーを帰すことにする。アビーの報告で保管庫に侵入者があったことが分かり、ケリーは検問所で取り押さえられる。裁判を焦った被告側の仕業らしい。乗せた客は盗んできた遺体だという。シェパードはラ・グルヌイユの下で働く潜入捜査官トレント・コートの手引きで、ロシアの元上級大佐ボロフと面会する。目的はラ・グルヌイユに絡む書類にサインしてもらうためだが、彼女の父親もまたラ・グルヌイユと関わりを持っていた。死期間近のボロフは、12年前に死んだはずのジェニーの父親が3週間前に会いに来た、と告げる…ジェニーのストーリーはこれからどうなるのでしょう。今シーズン、彼女がどうしてそんなにラ・グルヌイユに執着するのかという疑問については、見えてきた感じですね。少なくとも、父親の代から武器商人のラ・グルヌイユと関わりがあり、年老いたボロフが言うには両方とも金を受け取っていたらしい。そして、驚くことに死んだはずの父親が今も生きているということですよね?もし本当なら父親はダークサイドに墜ちたとか?ジェニーが筋金入りの軍人一家だということはギブスは知っているのか?これは来週を待つことにしましょう。ギブスはジェニーの留守を任されて、仕事は山積み。秘書のシンシアからやいのやいの言われて逃げ回っている。そういう仕事は苦手なのは判っているのでダッキーとトニーはいつ現場に戻るのか賭をしている。ジェニー早く帰ってきて~(笑)さてさて、トニーはジャンヌから家を買おうと迫られている。まだ落ち着くつもりはないのに、プレッシャーですね。(爆)そういえば、彼を密かに撮影してたのは誰なのか、まだ判っていませんよね。これも、次週に明らかになるのかどうか。トニーの後ろ姿を心配げに見るジヴァというのは、何か意味があるのかしら。単なる同僚として気にするだけではなさそうな。
January 24, 2010
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『写っていた死体』ゲストにJohn Billingsleyが出ていました。個性的な役がお似合いですね。JAGもNCISもスタートレック好きですので、何か反応するかと思ったら、残念ながらなかったですね。ギブス、ディノッゾ共に女性に押され気味、臆病なんだから。(笑)盲目の写真家スコットの作品に、海軍の制服を着た遺体が写っていたためにNCISが捜査を始める。スコットは失明してから視覚以外の感覚が強まり、写真を写した時は果物のような匂いに惹かれ、後を追っていたという。現場では被害者はナイフで腹を刺されており、首に身分証を奪った傷跡が付いていた。また、付近には吐瀉物があって、犯人が吐いた可能性がある。その後の検査でリンの爪の間から採取したものが吐いた人間と一致した。リンと犯人は一緒にチーズブリンツを食べていたらしい。指紋から被害者は下士官のピーター・リンと判る。リンは国防兵站局の補給部門に勤務しており、自宅のPCに残る書き込みによると、海軍監察室から何かの任務を命じられていたという。さっそく監察室のジェイコブソン中佐に話を聞くが、リンには民間業者と結託して情報を流すなど疑いがあり、極秘捜査の対象となっていたという。スコットの写真の中に、チーズブリンツを出すレストランが写っており、その前に止めてあった車のナンバーによると、リンの同僚の民間人デイヴィッド・ウォンの車だと判明する。ウォンは昼から姿を消し行方不明になっており、NCISはウォンに疑いを持つ。アビーがウォンのキーボードの中から盗聴器を発見する。盗聴器と言っても、打ち込んだパスワードを盗むためのもので、履歴を見ると兵站局の古い倉庫のアドレスが残っていた。早速倉庫に急行するが、そこでウォンは遺書を遺して首つり自殺をしていた。遺書によると、リンとウォンは国の物資の横領、詐欺を行っていたが、リンが欲を出し始めたために殺したという。そしてNCISの捜査が入ったので逃げ切れないと思い自殺したらしい。遺書の筆跡はウォン本人のものだったが、よく見ると署名のミドルネームが違っており、NCISはそれを何かのメッセージだと見る。おそらくウォンは犯人に脅されて遺書を書き、横領の証拠を伝えようとしたのではないか。また、ウォンは体質的にチーズを食べられないので、チーズブリンツを食べたのはおかしい。一方、アビーがスコットの写真の中からスコットの秘書のブリンが写っているのを見つける。ブリンはそのレストランでも目撃されておりジヴァがリン殺しで追及するが、自分はただスコットを追っていただけだと言う。そして、ダッキーの助手パーマーが軽度の糖尿病で果物のような匂いがすると気づき、NCISはジェイコブソン中佐こそがリンを殺した犯人だとして逮捕する。ジェイコブソン中佐は糖尿病で、実は自分が物資の横流しをしていたのだが、ウォンが犯罪に気付き自分に相談したのを犯人はリンだと罪を押しつけようとし、リンには偽の捜査命令を与えたのだった。リンとジェイコブソン中佐はレストランで会っている目撃証言が得られた。ギブスはまもなく陸軍を退役するつもりのマン中佐から、2人の将来について意見を求められる。トニーは自宅を立ち退かなければならないジャンヌとついに一緒に住むことにするが、熱心なジャンヌとは違って今ひとつ煮え切らない。事件の後半は何度か見直しましたが判りにくかったです。多分、こんな感じ?(爆)ずっとくしゃみをして鼻をかんでいたのも糖尿病の症状だったのでしょうか。死んで当然だという言い方は、自分が犯人だと言うようなものですよね。口べたな男ギブスは、「はっきりしてよ!」というマン中佐から迫られても答えられない。捜査中だからと何かと言い訳するギブスも、ディノッゾと同じく踏み出す勇気がないのでしょうか。でも、あれの口べたなら奥さんが逃げていくのも判るような気がします。結局、黙々と配水管の工事をして誠意を見せたことになりますかね。ディノッゾも仕事中にも関わらず、ジャンヌからの電話に振り回される。ついに同居?でも、そこまではまだ踏ん切りが付かないのですよね。その辺はいつもそばにいるジヴァが気付いて心配するわけですが、どうしてもトニーは強がってしまう。ジヴァがNCISに来てかなりになりますが、2人はまだ素直に自分の個人的な事を話し合おうような関係じゃないのですね。2人を見ているといろいろ含みがあるような雰囲気でした。ところで、ジャンヌ役のScottie Thompsonは先日「Shark」で見かけたばかり。パーマーくんは久しぶりに出たと思ったら、そろそろリー捜査官とのラブライフがダッキーに見つかりそうになって…(笑)
January 17, 2010
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『地の果てまで』短いシーンでゲストにJ.C Mackenzieが出ていましたが、彼とマイケル・ウェザリーは「ダーク・エンジェル」で一緒でしたね。今回は直接の絡みがなかったので残念。ジェニー・シェパード局長に特にスポットが当たって、これは伏線かな~という感じでした。ジェニーはラ・グルヌイユの情報提供者で、会計士トロイ・ウェブスターと接触する。ウェブスターの方から連絡があり、これまでの武器商人グルヌイユの商売でマネーロンダリングをしてきたが、その取引情報を全て明らかにすると言う。これによってグルヌイユの身柄がフランスから引き渡される可能性がある。しかし、路上でウェブスターは何者かに撃ち殺されてしまう。ダッキーの解剖でウェブスターには脳腫瘍が見つかり、余命は短かったと思われる。最期に罪滅ぼしをしたいと情報提供に及んだのだろう。重要人物が殺されてしまい手がかりもなく焦るジェニーは、CIAの潜入捜査官トレント・コルトと接触することにする。間にFBIのフォーネル特別捜査官が入ることになった。アビーが現場に残っていた血痕から、ジェニーが撃ち返した弾に当たった運転手の身元がわかる。ギブスらが自宅を訪れると、銃創が原因で男はすでに死んでいた。トレントは殺人はラ・グルヌイユの主義ではなく、殺しをするとしたら小型武器の流通業者のアンドレ・ジョーンズが実行犯だろうという。ラ・グルヌイユに執着するジェニーにギブスもダッキーも懸念を示すが「あなたがアリを追っていたようなもの」としか答えない。ジョーンズは生きて逮捕する作戦だったが、抵抗したためにNCISに射殺されて、さらに手がかりを失う。しかしアビーがジョーンズの通話記録などを分析し、24時間以内に荷物が到着すると判ったため、もう一度トレントに確認する。トレントはその事については知らないと言うが、集荷には最終用途証明書が必要なのでそれを偽装する者を探せという。また、ウェブスターを殺したのはジョーンズの独断で、ラ・グルヌイユは巧みに人を操り、ジョーンズも殺されるように仕向けたという。NCISは証明書を偽造した男を逮捕し厳しく取り調べた結果、自白を得る。また輸入にダミー会社を使っており、その会社の荷物がノーフォークに今日届くと判ったために、現場へ向かう。しかし、荷物はおもちゃの銃とラ・グルヌイユからウェブスターに宛てた手紙で、全く証拠にはならなかった。『局長の宿敵』で出てきたCIAの潜入捜査官がついに登場。リムジンに乗るなど、相当羽振りがよいようです。そしてなぜかFBIのフォーネル特別捜査官が連絡役に出てくる。ピリピリと思い詰めたジェニーのペースには長年お互いを知っているジェスロしか付いていくことができない。みんなくじ引きで会いに行く者を決める。ジェスロは作戦が失敗して落ち込むジェニーを気遣ったり、思いを察して話を聞いてやったり。フォーネルには理由がわからないと言っていましたが、判っているのでしょう。さすがにこういう事は戦友でもある彼しかできないですね。ジェニーも「アリを追っていたあなたと同じ」とジェスロの同意が欲しいのかな。ダッキーもグルヌイユは洗練されたビジネスマンで露骨な暴力は使わないとプロファイリングしていましたが、さてジェニーはなぜそこまで彼を追おうとするのか。ギブスはアリに執着してケイトを失ったという辛い過去がありますから、とても心配です。ギブス本人は結婚雑誌を手にして、マン中佐とは幸せそうですが。ところで、Bプロットはついにディノッゾがジャンヌの母親と食事することに。彼女もやり手の医師なのですね。娘を不幸にしないでしょうね、と厳しい追及があって、これにはトニーもたじたじ。この調子だと、一度壊れかけてせっかく元に戻ったのに大丈夫かな。(爆)車の中から見つかったジェニーの下着はその後どうなった?
January 8, 2010
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『消された登場人物』マクギーがミステリー作家という二足のわらじを履いているのが、「BONES」のブレナン博士と同じなので、エピソードも似通ってしまいますね。犯人についてはすぐに判ってしまいました。それに被害者の車の中の証拠品をどうして調べないのでしょう。それでもいつものように事件以外の部分が面白かったですが、特に「真に受けたアビー」が秀逸でした。(笑)下士官ダレン・コーブの自宅で火事騒ぎがあり、大量の血痕が見つかったためNCISが調べることになった。コーブは昨日基地を出てから行方不明になっており、乗用車もなくなっている。コーブはパーティ好きで家の中も酒が散乱しており、カクテルを作っていたようだ。床には「一人死亡、あと2人」というメモが落ちていた。まもなくコーブの青のフォード・レンジャーが見つかるが、車内には血の付いた毛布などがあり、アビーはコーブともう一人分の血液を検出する。また、カクテルのコップに付いていた指紋から身元不明の指紋が採れた。マクギーはカクテルのレシピを聞いて、自分の新作小説に出てくるカクテルと同じだと言う。また、青のフォード・レンジャーも彼の小説のキャラクターキャメロン・メイヤーが乗っている。マクギーは実際の事件や身の回りの人間をそのままヒントに使って小説を書いていて、キャメロンはカフェでいつもドライブスルーでコーヒーを注文する人がモデルだという。さっそくそのキャメロンの後を追うと、コーブが倒れており、もう一人小説ではこれから登場予定のジャレッド・ブレナーというキャラクターが殺されていた。彼もマクギーが知っている実際のモデルがおり、2人はやり投げのやりで刺し殺されていて、それも小説に描かれていた。マクギーによると犯人はまだ考えていないという。これらは、まだ出版されておらず編集者とマクギーしから知らないはずなので、ギブスとトニーが出版社を訪ねると、女性編集者は編集部に届いているファンレターにストーカーまがいの物があり、マクギー本人にも最近おかしなメールが来るようになったという。特に過激なファンレターを分析したところ、同一人物が書いているらしく、指紋から、編集部のアシスタントが書いていたことが判る。実は話題作りのためにマクギーにストーカーがいるという話をでっち上げていたのだった。しかし、アシスタントのDNAは血痕とは一致せず、原稿がファンに漏れた方法がわからない。マクギーは自分の行動を思い起こし、旧式のタイプライターで頭に浮かぶまま書き留めたメモをタイプライターのインクリボンから誰かが読み取ったと気付く。そして、自分自身がモデルになっているマクレガー特別捜査官が殺されそうになって、彼を守るために犯人がその相手を殺したのではないかという。犯人は妄想を抱き、小説と現実が混濁しているらしい。次に危ないのはアビーがモデルとなるエイミー捜査官で、ギブスたちが友人のところに身を寄せているアビーの元へ急ぐ。エイミー捜査官はマクレガー特別捜査官に恋をして拒絶される展開になっており、犯人はアビーに銃を向けていた。犯人はマクギーがよく行くカフェの店員で、マクギーが役柄になりきってマクレガーとエイミーはこれから結婚することになっていると言って犯人納得させる。自分たちが小説の中でどう描かれているか、みんな事実を知って笑ったり怒ったりというのがやっぱり面白いですね。気になるのはトニーとジヴァがモデルとなっている捜査官がお互いに気持ちを持っているとか、エイミーがマクレガーに恋をして、などなどこれはマクギーの妄想と取って良いのか、ファンのシッパー願望と理解すれば良いのか。(爆)今回の事件でマクギーは筆を折る事になるのでしょうか。本を売るためのネタ作りは本当にありそうだし、熱心なファンを通り越してストーカーになるというのは恐いですね。ところで、ついにシーズン1のDVDが発売となり、TVCMもちらりと耳にすることが多くなりました。ギブスの吹き替えはどんな感じかな?と思ったら、ステキな声ですね。その他の吹き替えも気になります。FOXでも吹き替え版を放送してくれないかな。
December 28, 2009
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『生死の境目』「もし私たちが替わりに出ていたら」というのを何度も繰り返すので、くどいなあと思いながら見ていました。それなりの意味があったわけですね。NCISのカシディ特別捜査官のチームが週末監視任務に就いていたところ、ターゲットを追って建物内に入った2人の捜査官が自爆テロに巻き込まれ死亡する。その部屋は「イスラム平和連合」というNPO団体に貸し出されており、メンバーの2人は死んでいたのは代表のヤジード・ファハトだという。彼らはイラクの暴動に反対するイスラム関係者のミーティングを準備しており、それを邪魔する者がヤジードに爆弾を身につけさせたのではないか。ヤジードの身体は損傷が酷かったが、頭部は幸い状態が良くダッキーが解剖するが、死因が判らないという。しかも、死後1日以上経っているというので、建物に入っていったターゲットの男は誰なのか、どこへ消えたのかトニーとカシディが部屋を調べる事になった。最初にカシディに情報を提供した電話は、障害者用のソフトウェアを開発している「カーテック」という会社からかけられていて、ヤジードの職場でもあった。ヤジードがソフトウェアの使い方を指導するDVDがあったため、声を比較するとヤジードの声と似ていた。ダッキーがいう死亡時期にヤジードが電話をかけてきたとすると、その頃は死んでいた事になり、ギブスたちは頭を悩ませる。ダッキーは死因が窒息死と断定し、犯人はシリコンかゴムのようなものをヤジードの鼻から入れて型を取ったらしい。一方トニーが爆発現場に隠し扉があることを発見、隣の店に瞬時に移動できたことが判る。また隣に店にターゲットがかけていたサングラスが落ちていたのでアビーが指紋を調べる。その結果、カーテック社のサルマン・ウマルという社員の指紋であることが判る。しかしギブスたちが会社を訪れるとウマルが銃を向けたため、カシディが射殺してしまう。ウマルは声帯の3D構造を模して、自然な発声をするシステムを開発しており、そのためにヤジードの喉の型を取って似た声を使い、カシディに電話をかけさせたらしい。和平会議が予定通り開かれることになり、捜査官が亡くなった現場で追悼式が開かれることになったのでギブスたちが代表者の護衛を引き受けることになった。アビーはウマル以外にも共犯者がいるとしてPCに残る指紋を調べたところ、NPOの2名のうちの一人が関係していることが判った。すぐさまギブスに連絡が行くが、その時に開いた隠し戸の向こうに爆弾を巻いた共犯者が現れる。部下を失い責任を感じていたカシディは身を投げて被害を防ぐ。週末の監視任務はギブスがマン中佐とデートするために、たまたま替わって貰ったのだった。あのギブスがホリス・マンとデレデレのデート。それもバッティングセンターで身体を張った熱血指導。違うか。仕事よりもプライベートを大切にし始めたギブスがとても幸せそうでした。ホリスはちらっと今後のことを口にしましたね。来月で任官して20年、その後は軍を辞めて自分の生活を大切にしようかな、と。カシディ捜査官の英雄的行動がなければもしかしたら、ギブスもそろそろ自分も幸せになっても良いかなと思ったかも知れませんが、やはり今回の出来事はギブスにとっても衝撃的だったのでは?カシディとは長い付き合いですよね。シーズン1でグアンタナモ基地に行ったときからの出演で、トニーがアタックしていた。その後希望が叶ってNCISにやってきた。そしてケイトがいなくなった後に助っ人として捜査に加わったこともありましたね。(Mind Games)それが部下を持つまでに出世して、バリバリ仕事をするようになったのに、ふとしたきっかけが生死の境目となってしまう。トニーもカシディとはヒストリーがありますから、ショックを受けたでしょう。新しい恋で幸せなトニーが「愛している」と言えないがためにジャンヌとは微妙な状態にある。なぜ言えないのか?カシディの「言わなきゃ」という言葉の意味が今度こそトニーの胸に響いたことはなかったでしょう。そしてついに愛していると伝えるトニー。感動的なシーンでした。でも、「このまま2人はいつまでも幸せにくらしました」ということはないでしょうね。(爆)幸せな瞬間があればあるほど、不幸の落差が恐いです。
December 18, 2009
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