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『CSIトリロジー』ある程度予測していましたが、ベガスではクロスオーバーの扱いは小さくてがっかりしました。視聴率はどれもクロスオーバーによって上がったようですが、ベガスはあえてスピンオフの力は借りないと言いたげな感じ。ナイトシフトのクルーの話だから、言うまでもなく画面も暗いし、通常のエピソードだったのでしょう。ゲストのMark Sheppardはさすがに存在感がありました。彼がキャスティングされるのも脚本を書いたのが「バトルスター・ギャラクティカ」出身の2人組だからでしょうね。(笑)ラングストンは、Madelineをベガスで見かけたという情報を得て、夜の町に立ち写真を持って情報を求める。Madelineはカジノで売春行為をしようとして捕まったらしい。ホテルの裏口で売春婦らしい女性が刺殺されているのが発見される。全身に暴行を受けた形跡があり、身元はお天気レポーターのDeDe Chaseと確認される。彼女はプロデューサーと浮気をしていたが、3日前に別れたばかりで、その時は喧嘩をして車から放りだされたという。DeDeは新たにハートと宝石の図柄のタトゥーを入れていた。DeDeのピアスに着いていた血液が、探しているMadeline Briggsのものと一致したため、2人が同じポン引きの下で働いているのではないかと、ポン引きたちが集まるストリップクラブへ向かう。そこでストリッパーのDiane Jasperをコカイン所持で逮捕し話を聞く。Dianeが拘置所から電話をした相手が彼女のポン引きAnthony Samuelsと判ったため、監視していると、DeDeと同じピアスをしていることがわかる。家宅捜索の結果、Anthonyは自宅で多くの売春婦たちを住まわせており、DeDeのIDがあった他、保釈されたDianeが殴られ縛られていた。Anthonyは、DeDeの殺害を否定する。ラングストンは血のしみのあるマットレスを発見する。Dianeは前のロシア人のポン引きから救い出してくれたAnthonyをとても愛しているという。マットレスの血液はMadelineと、彼女の近親者ものと判る。妊娠していたMadelineが流産したと思われる。Dianeのタトゥーの下に、前のタトゥーが隠されており、その図柄を追ってCSIはロシア人のポン引きのDimitri Sadeskyににたどり着き、車を調べたところ、マイアミで発見されたサマンサ・マシューズの脚に着いていたのと同じ塩片が付いていたことから、Dimitriを逮捕する。さらに車を調べると血痕があり、Medelineのものと判る。キャサリンはDianeのバッグから血液反応を見つけ、DianeがDeDeを殺したのではないかと迫る。Dianeは一人で歩いているDeDeをAnthonyが車に乗せて、自分と同じように売春婦にしたが、仕事で逃げだそうとしているのを見つけて裏切り者として刺したと認める。車から見つかった塩片の元の場所を捜索したところ、数体の女性の遺体が発見される。Dimitriは取引を申し出て、ゼータスに関する情報を与えるという。それによって、マイアミとNYでは数人の関係者が逮捕された。Madelineについては、AnthonyからDianeと交換で彼女をもらったが、殴られ酷い有様だったので放したという。Madelineはすでに自由の身のはずなのにまだ家に戻っていないので、ラングトンは売春婦たちが使うネットワークにメッセージを流し、Madelineはついにラングトンの前に現れる。結局、大騒ぎしたゼータスという犯罪組織についてはほとんど何もわからず。末端の一つが今回はベガスのポン引きだったというだけで、ベガスでは一度この商売に身を落とすと抜け出せないという風に見えました。マイアミで「助けて」とメッセージを出していたのに、ベガスまでの長い道のりで精神的にそうなってしまった、ということなのでしょうか。ラングトンのメッセージが心にしみたから姿を現した、という事でクロスオーバーの要だった事件は終わりました。クロスオーバーについては、ラングトンの携帯に届いたHoratioとマックのメールが一瞬写り、ラングトンが買った土産が届いたくらい。(まさか、NYから船便で送ったのか?)マイアミ風のおバカサングラスをかけてHoratioを気取ったホッジスをキャサリンが「ばっかみたい」と言って終わり。ラングトンはキャサリンにHoratioからのメッセージをちゃんと届けたのだろうか。まあ、そういうことはどうでもいいですが、もうちょっと横の繋がりというのが感じられないものでしょうか。正直、単独のエピソードとして見ても盛り上がらずつまらない話でした。
November 27, 2010
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『CSIトリロジー』クロスオーバー第2弾、舞台はマイアミからNYへ。あのメモを遺した女性は一体誰なのか、無事なのか?「マイアミ編」が和やかな南国のもてなしムードだったのに比べて、NYではラングトンがアクティブに動き、キャラクターを深めたような感じです。ただ、構成上、以前マイアミ-NYクロスオーバーでやったように、NYへHoratioが行っても問題はなかったかも?(爆)トラックの衝突事故があり、横転した貨物室から若い女性の遺体の入ったドラム缶が見つかった。身体から肝臓を取り出されており、生きたまま手術されてその後死亡したらしい。おそらく違法な臓器売買の被害者ではないか。トラックの運転手は逃走し、他にもトラックに生きて捕らわれていた女性がいた痕跡がある。指紋などから、運転手は犯罪歴のあるCasey Steeleと分かり、Steeleは事故後カージャックをして逃げていた。車を奪われた被害者は、Steeleが黒髪の女性を連れていたと証言する。その女性は、指紋から5日前にマイアミで失踪したと届けが出ているMadeline Briggsと判る。Madelineは妊娠していた。その他にもトラックの荷台からは大勢の女性の指紋が検出され、行方不明者のリストに挙がっている者が見つかった。先のドラム缶に入っていた女性も、その中の一人Debbie Menzelであることが判る。やがて、Madelineの情報にアクセスしたことからマイアミにいるラングストンがマックたちに連絡を取ってくる。Madelineは、オーランドで助けを求める手紙を遺し、連れの若い男はジャクソンヴィルのトイレで頭を撃ち抜かれ死んでいるのが見つかった。そこで使われた銃が、Steeleがカージャックで使ったのと同じ銃だと判ると、犯罪組織ゼータスの幅広いネットワークが浮かび上がる。彼らは若い女性を誘拐してトラックで輸送し、性の奴隷、代理母、臓器売買などに利用している疑いがある。ラングストンはMadelineの母親から娘を助けて欲しいと頼まれており、自らNYへ乗り込んで彼女を追うと言う。Debbieの血液型から、肝臓移植の待機者リストのトップでない患者が急遽手術を受けることになったのを突き止め、執刀医のHarvey Fullerを身柄を確保する。Fullerによると、Steeleとは会ったことがなく、欲しい臓器があるときは電話をかけメッセージを残すのみだという。電話番号からは全体像へは至らない。やがて、Steeleがカージャックで奪った携帯電話が使われ居場所がわかったため、チームが逮捕に向かう。いったんは取り逃がすが、Steeleが奪った車が残されており、車内の土からSteeleがMadelineを隠したと思われる、スクラップ工場を特定する。マックとラングストンらはSteeleを追い詰め捕まえるが、Steeleは取引さえ断り、ゼータスとMadelineについては何も語らない。やがてMadelineを乗せたトラックはラスベガスへと向かっていた。 To be continued..田舎警察のマイアミと違って、NYのメンバーはラングトンをありがたいともお客扱いもしませんね。(笑)Horatioが何も言わなくてもわかるような関係をすでに築いたのと違って、第2次世界大戦犠牲者の記念碑の前でたたずむラングトンにマックは「あなたのことはよく知らないけれど、ストレスを感じないような人には見えない。」と声をかける。お互い、戦士を父親に持ち、子供はいない。仕事で子供を奪われた親に対するのは辛いし慣れない。2人には共通点が多いのですね。それ故、お互い尊敬しつつ、Hortioとはちょっと離れた距離感を見せていました。これは非常に興味深いです。そして、クロスオーバーとしては、NYらしくとにかく走る!犯人を追うシーンがふんだんにあったことが良かったです。驚いたことに、ラングストンはその辺にあったオートバイに乗って先回りする。背中にショットガンを下げて、非常にワイルド。(笑)これはマックもしないだろうし、ましてやHoratioも絶対にしませんね。(爆)それ以外は、NYのメンバーの出番はやや少なかったですが、ヒポクラテスの誓いを破り魂を売った医者に対してホークスが噛みついていたのが印象的。シーズン6の流れで、多少キャラクターが変化していますが、ラングストン中心のエピソードにはそれがかえってそれの方が良かったかも知れません。祝!マイアミラボのワイルド系イケメンAVガイ、Daveが顔を出しておりました。しかも台詞も!あれからラングストンはマイアミに残っていたのですね。できれば、横からHoratioが「よう、マック!」と声をかけてくれたら良かったのに。(笑)ともあれ、なかなか見応えがありました。決着編が楽しみです。
November 27, 2010
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無責任な感想のみです。4-1「届かぬ叫び」オープニングがかなりかわりましたね。Baba O'Rileyは同じでもRemixしたのか。画像も変わりました。テンポが速いのは同じで、始まって2分でマックはロンドンからNYへ。(爆)自由の女神が血まみれ、というのはやはりショッキングですね。ステラが3シーズンの未解決話を引っ張っていたのは良かったのかな?アクションはいつものように良かったです。アダムが準レギュラーの座を固めたと思ったらいきなり彼女アリなんですね。(苦笑)ホークスは検死医に戻ったの?PaytonをLondonに残してきたのは、別にこれでおしまいというわけではないのでしょうね。といって、このままNYに置いておくとストーリー上困るのかも。そしてマックに身に危険が?ストーカーのように無言電話をかけてくる奴がいる。これを今シーズンの継続ストーリーにするのでしょうね。やはり4シーズンは勝負時ですね。4-2「深海の罠」まるでマイアミのような展開なので笑ってしまいました。NYは2シーズンくらいまではこれでもかこれでもかと事件を詰め込んで駆け足どころか全力疾走でしたが、1本の話でゆるゆるとしているのもマイアミぽい。そして継続ストーリーのための複線を貼るなど、やはり雰囲気が変わってきましたね。ハドソン川の河口、アッパーニューヨーク湾の海底にトレジャーハンティングする人たちがいて、ダニーとホークスがダイビングするのですから、もうこれはどこかで見たような。(笑)ヘリコプターに水上警察の船もありました。船首の飾り彫刻を検索するのも同じですよね。NYで海のシーンを撮れるのも夏の間だけでしょうけど。そして結局は爆弾テロだったわけですが、取り調べでマックの激しいこと。ホレイショでもあんなにクビ締めたりしませんね。アクションという意味ではマックは走るし殴るし、シリーズ中最強かも。ホークスがなんだかアレックスのような立場になって、解剖するのはシドですが、ちょっと印象が薄いですね。今回は海にも潜ったので出番はありましたが、腕を骨折してしまったし、来週からどうするつもりなのか。そしてダニーはリンジーよりもホークスLOVE?(笑)相変わらずマックには無言電話がかかっているらしく、まだ何も判らない。ステラは新しい彼氏になるのか、「ドーソンズ・クリーク」のKerr Smithと出会う。どう見ても年が合わないゾー。どうせまた事件に巻き込まれるのでしょうね。ただ付き合うだけならまじジェラシーです。(笑)4-3「消されたスパイ」遊び心というか、次第に大胆になっていきます。でも2シーズンでスーパーマンネタがあったように、案外「ネタ」で1話作る傾向がありますね。フラックがジェームズ・ボンドに?笑いました。そりゃ確かにタキシード姿はカッコイイし、スタイルの良いのはわかりますが、申し訳ないけど、10年早いよという感じ。しかもどうやら彼女ができたようなのですが、酷い女。あれは単に遊ばれているのでは?バットモービルにも笑いました。KITTかとも思ったのですが、科学捜査のシリアスな面(一応現実的なところ)は、こういうお遊びのマンガの部分に食われてしまうんですね。ベガスのウィット程度に扱えば良いのにね。まあ、楽しければそれでいいのですが、一方でマックのストーカーの話は継続中で、マックはまるで覇気がない。早く自分から相手を調べれば良いのに。相変わらずモンタナはラボから出ずにgeekみたいなキャラになってしまってます。ホークスはもっと出番が少なくなって、だんだん影が薄くなってきています。このままじゃシドに出番を全部奪われるぞ!せっかくレギュラーに入ったアダムも今回は出番なしだし。どうせなら全員で007ネタをやれば良いのに。私が見るとこういう感想になります。どうも制作側はイメージチェンジを謀っているように見えますね。だからオープニングを変えたのかな。4-4「タイムアップ」今週もまたぶっ飛んでました。(爆)タイムマシーン?Dr,Who? 確かにめくるめく楽しいですが、こちらも判らないことばかり。結局はマッドサイエンティストに振り回されたということなのでしょうか。なんで彼は未来で教え子を殺すことになったのでしょうか。予知夢?教え子は本当にタイムトラベルできると思っていたのでしょうか。犯人は信じていたのですよね。でもわからーん。それでもTardisの音が入っていて、サービス精神はありましたね。ただ、人間関係については疑問ではすませられない。ステラがまたストーカー彼氏に付きまとわれて、「君、うれしそうじゃないか」とマックに言われるのはちょっとどうかなー。「私もPaytonに追いかけられてこんな楽しかったことはない」みたいな気楽なことを言いながら、当のPaytonからはこれでお別れ~というお手紙。え~そんな~。彼女すごく好きだったんじゃないの?そして失意のマックがベースを弾くところにステラが意味ありげに現れたところを見ると、もしかしてこの2人?NYならありえないこともないのかな?相変わらずリンジーの出番は少ないですが、お母さん業を優先しているのでしょうか。こちらのカップルもストーリーに出てこない部分で順調なのでしょうか。メインキャラをくっつけるとそういうところが難しいですよね。4-5「不思議の国のヴィーナス」今シーズン、NYは明らかに変わりましたね。ほんとにマイアミのお株を奪うような派手な展開で、それ以上に凝っている。今回もサイバー空間でセレブとなっているアバターが絡んだ話で、ヴァーチャルリアリティのソフトなどにもお金がかかているみたいでした。「セカンドライフ」というから、私はすっかり「あの世」かと思ったんですが。(爆)最後は必ず銃を構えて「突入!」だし、だんだんそれがNYスタイルということなのかも。ただ、後から考えると、単にサーバー管理者を取り調べてデータをもらえば良いじゃないと思うのですが。またそもそもどうしてサイバー空間のアバターの実名が判るのか、そしてどうしてそれを殺さなければならないのか、またバーチャル世界のアイドルのコスプレをして暗殺を行うのは非常に目立つし、今ひとつ合理性に欠くような気がします。どうせなら、サイバー空間で殺されて、それが現実の世界でも死んでしまうというなら判るんですが。そう言う話がX-Filesでもありましたね。しかも、マックは犯人を取り逃がすし。どうなっているんだろう。続きがまたあるのですね?マックが女性のアバターでRPGをしているのは面白かったです。しかし、333の犯人からは未だに無言電話をされていていつまで引っ張るんでしょう。ついでに不眠症になって、ランニングしてましたけど、CSIのチーフでランニングするのはマックくらい?ステラもまだストーカーされているし、こちらも引っ張るな~ところで、マックはPaytonから手紙をもらってあれからLondonまで飛んでいったのですね。(~o~)それでも翻意させられなかったというのは何か裏があるのかなあ。Paytonのストーカーがマックに嫌がらせ電話を送っているのだと、あまりにもベタですね。4-6「呪われたハロウィン」定番のものばかりですが、きっちりハロウィーンエピで演出のお遊びは、おなじくハロウィーン風?だった今週のマイアミのできを遥かに上回ります。Joe Danteの監督だというから、すごいですね。余裕を感じるな。ゲストがロバート・ピカードさんでした。先週から外へ出るようになったリンジーとダニーはコンビで呪われた家を調べる。怖がらせ方はほとんどX-Filesのモードですね。やはりこういう場はリンジーでないと絵にならない。マック&ステラはゾンビ男。(爆)お馴染みのブードゥー教も出てきて、ここまで怖がらせてちゃんと「科学捜査」の枠内で説明するのかと思いましたが、それほど違和感なく片付きました。でも、シドまでがハロウィンだからと怖がるのはどうかと思いましたけど。(爆)謎の333については、悪しき数666の半分でデーモンが好む数字というのは判ったような判らないような。なんで占い師の瞼に書いてあるのかの理由も分からないし。残念なのはピカードさんのような大物ならば絶対に犯人に関わる役だろうと思ったら、何もなかったことですね。怖がらせる役も上手いし、お笑いをさせても上手いのに。あれなら別に彼でなくても良かったかも。いずれにせよ、今週も充実したNYでした。4-7「制裁」久しぶりにNYらしく事件は2つ。でも、それがあとで上手く繋がってマイアミのようでした。(笑)エンディングでマックが「復讐と正義は違う」とまるでホレイショのようなことを言っていました。あれは不興ですね。ついでに「333」はありませんでした。リンジーは今週もダニーとお仕事で、身体が近づくホットなシーンもあり。(爆)本人はまた「モンタナ」出身らしくワイルドな面を見せて、パチンコでねらい撃ちしておりました。子供頃は男の子を狙って撃っていたのだって。あとフラックはこの間の女子はどうなったのか、今回はやけに刑事のエンジェルと良い感じで、「あら?赤くなってるぅぅ」とからかわれておりました。ナチュラルなケミストリーですが、「あら、おじゃまだったかしら。」と突っ込まれるくらい、もしかしてこの2人は今シーズンくっつくのか?ラボのアダムの彼女?ケンダルも出てくるとなると、マックとステラ男女2名で進めるNYとしては、出番が減ってややメインのキャラクターに個性が感じられなくなってしまいますね。もっと存在感がないのがホークスですね。あれだとアレックスの仕事をシドと2人で分けてやっているに過ぎないです。不思議なものですね。
February 24, 2009
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ものすごいエピソードでした。(*_*)NYは方針を変えた2シーズン以降、シーズンフィナーレを派手にすることにしたのかも知れませんが、金も手間もかかっているし、何よりも作り手の熱情が感じられて実にすばらしい。マイアミのシーズン5フィナーレに幻滅したばかりだったので、この差に私はマイアミの将来について絶望的になってしまいました。なんでこんなに違うの?ちなみに、TV.comの視聴者評価を見ると、NYがほぼ満点の10点に近いのに、史上最低のマイアミフィナーレは5点台ですよ。信じられません。と、愚痴はこの辺にして、もう全く「ダイハード」でした。マイアミでも"Dispo Day"というエピソードがありましたが、ギャングがラボを襲って押収されたコカインを奪い、偽の警報で職員を避難させ、そこに残ったMac, Stella, Sheldonが「こっちはホームだから有利だ」なんて言って、マクガイバー風にアイディアを出して本業のCSI技術を使いつつ、敵を追いつめ追いかけられ、ラボとコカインを守ります。エピソードの出来はほとんど映画並みですよ。シニーズも身体を張ったアクションで見せてくれる。DannyとAdamはギャングに人質にされてボロボロですが、それもお楽しみのうち。(笑)だって、みんな表情が全然違います。ノリノリです。ついでに言うと、LindsayとDannyはついにbed in。しかも、nakedですよ。本家の誰かさんと誰かさんのように服を着てベッドにはいるということじゃありません。NYはシーズン2のStellaと言い、MacとPeytonと言い、大人ですね~ある意味、CSIのタブー?を全て破っているような感じがします。Macも最後はヒーローとなってちゃんとPeytonと休みはLondonへ行くんだから、やっぱりこれは「ダイハード」でしょー!(泣)何度も書きますが、PeytonのおかげでどれだけMacが人間的に描かれて、良いドラマになったかわかりません。これは良い脚本家を集めたからでしょうか。まあ、3シーズンが一番面白いというのはどんなドラマでも言えることらしいですが、逆に言うと、次は大変だよ、という気もしますね。でも、本家がGrave Dangerをやったのは5シーズンですから、面白い作品を作ろうと思ったらいくらでもできるということですよね。ただ、今回のもツッコミを入れようと思ったら入れられます。市中のギャングが警察の本丸を襲撃するなんてあり得ますかね。また指紋の照合だって、銃弾の確定だって、いつものことですけど一瞬でできるのは都合が良すぎる。(笑)でも、娯楽という面で見たらそれでも十分に楽しいですし、別にCSIだからだめというのもおかしい。とにかく、あっぱれでした。それでも視聴率は上がらなかったようですね。質とは直接関係ないのね。(苦笑)
June 22, 2008
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終盤になるとNYロケが多くて、さすがに画面に迫力が出ますね。雰囲気がLaw&Orderのように見えます。そしてシーズンフィナーレを前に、これまでのごたごたが一段落しましたね。Bプロットのマッケンローのそっくりさん事件で、本人が出てきましたけど、結構テレビに出ているんですね。芝居も慣れたものだと思いました。自分をネタにしたおふざけも楽しんでやっているのでしょうね。MacはDobsonが死んだことについて自分に対する疑いを晴らす気にもならない。ばかばかしくてやっていられるかと席を立ってしまう。こういうMacは珍しいかも知れないですね。どうやって失地挽回するのかと思ったら、案外政治的な方法を使いました。自分をはめようとするInspectorの過去の過ちを持ち出して、それをメディアにリークするぞと不敵に笑う。確かにこれはコワイかも。(爆)ただ、海兵隊上がりで上官に対して筋を通すのかなと思っていたので意外でした。それにしても、Chief SinclairとInspector GerrardはMacを陥れることでどれだけメリットがあるのかわかりません。同じ組織の中で上下でもめても面白くないですが、NYPDという大きな組織の中ではありがちなことなのでしょうか。今回は助かりましたが、どうやらこの先もありそうです。それは置いておいても、キャラクター面でドラマを納得できるようなものにしているのが、やはりPeytonの存在ですよね。この人がいなければ、Macのキャラは未だに一面的なままだったでしょう。3シーズンはこの人を使ってほんとに良かった。同僚、一時的なデート相手以外にキャラクターに人間味を与えてくれる存在は、案外難しいのだと思いました。Stellaも確かにMacのキャラの半分くらいを彩っていますが、彼女はあくまでCSIの同僚で、男性であってもできる部分なんだと思います。しかも、ベクトルの向いている方向が同じ。つまり、一人のキャラクターを2つに分けたような存在なのですね。でも、Peytonがいるからこそ、Macに別方向に深みが出てくるわけです。やっとMacが警官になりたいと思った瞬間の話などが出てきて、NYもキャラクターが描かれてきたなあと思いました。DannyとFlackがプールバーをしながら仕事を愚痴るシーンも非常に良いですね。多分、吹き替えで見ているとFlackが子供ぽく見えるかも知れないですが、キャラクターとするとかなり男くさいなあと感じます。
June 16, 2008
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"A Daze Of Wine And Roaches"シーズン中1回あるかどうか、の犯人が捕まらないエピソード。 直訳が多いNYの邦題も、これは訳しきれなかったですね。"Days of Wine and Roses"名曲「酒とバラの日々」のもじりですね。同名タイトルの映画の主題曲でもあったわけですが、マリー・アントワネット・ネタは映画の関係かも知れないですね。(ちなみに本国放送は2007年3月21日)「異常な愛情」は「博士の異常な愛情」という映画を思い出しますが。(爆)私の場合、捜査については犯人が見つかっても「そーなのかー」程度ですが、凝っていたのではないでしょうか。相変わらずA.BプロットのNYですが、復帰したモンタナちゃんとダニーはペアになって(何事もなかったのように)しておりました。今は一体どういう状態なのでしょうね。アフター5でおつきあいをしている?一方、一度登場しマックに因縁を付けたCaptain Gerrardが今度はInspectorとなって邪魔をしに出てきました。これは訳すと「警部」から「警視正」に昇格したということのようですが、ヒラのDetectiveのMacとするとかなり手強い敵ということになるのでしょうか。NYはここまで個人のストーリーは丁寧に展開してきましたが、こういう「内なる外敵」はほとんどなくて、逆言うとMacの天下だったような気がします。そこは、やたら敵が多いHoratioのマイアミと大きく違うところ。あちらは闘うことが本職というか(笑)、相手がFed(FBI)であろうが、内部調査局であろうが、地元のマフィアであろうと、Horatioのチームが一つのユニットであるわけですね。このInspectorのおっさんがなかなか恐くて、Macのような秩序が大事なもと海兵隊の人にとっては楯突くことができるのかどうか、ちょっと気になります。ちなみに、演じているのはCarmen Argenzianoなのですね。スターゲイトSG-1のサムのパパですよ。ということはあれはカツラを着けておられる?(爆)それにしてもNYの脚本家て本当に虫が好きですね…アカデミックな意味ではなく、今回も生きたゴキブリをアクセサリーにするという信じられない発想。いくらなんでもそんなのあり得ないでしょう。ゲテモノ食いもありましたが、この手のネタが多いような気がします。
May 11, 2008
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シーズン6の話題のエピソード。また一人、キャストが去っていきました。さよなら、そしてこれまでありがとう…溢れるのは感謝の涙です。続きは、CSI:Miami Files本館(こちら)でお楽しみ下さい。
May 7, 2008
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「ノアの箱船」とカルトか?という視点がなかなか面白かったのですが、バックに流れている音楽がすごく「バトルスター・ギャラクティカ」風で、ツボでした。逆に言えば、ギャラクティカでもこういうカルト集団を扱うこともできそうですね。(注 まさにシーズン4ではそういう展開が!!)それにしても、今週も良かったなあ。同時期のマイアミよりは凝った脚本で素直に「負けました」と認めます。(笑)Bプロットの着ぐるみ殺人もインパクトがありました。先シーズンとはまた違う形で続くステラの受難(HIV感染疑惑)ですが、うじうじする彼女はちょっと辛いですね。これまでとは随分イメージが変わりました。マイアミがデルコの困難を扱うのと同じように、NYもその路線で行くのでしょうか。でも、10週間後に何もなければ、なーんだ、で済ますのか?(爆)運良く?悪く?シドが倒れて人工呼吸することになり、ついに告白することに。シドは医者ですから、それくらいで病気がうつらないということは判断していると思われます。それにしても、「なんで俺に話すんだ」というマックにはちょっと驚きです。あなた、ステラは友人でしょ?部下でしょ?「話してくれてありがとう」と言うべきでは?あるいは、仕事面で「なぜ今まで言わなかった」と言うべきかも知れません。「君はいつも強いのに」という言い方から察するに、マックは自分と同じことを人に求める、という感じで、人とは距離感を持って接するタイプなのでしょうね。改めて感じました。AngelがAngelがと言っていた割に、美人刑事さん今週は顔を出さなかったですね。そしてフラックが持ってきた情報で捜査がどんどん進むのは、ちょっと脚本手抜きな(端折った)感じです。それでも全体が面白かったけど。テクノラティプロフィール
April 28, 2008
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このエピソードは本国ではクリスマス時期に放送されたので、タイトルがダブル・ミーニングになっています。今回もゲスト(Marlee Matlin)の熱演とマックの継続ストーリーが相まって、ハートにじーんとくる良いできになりましたね。正直、負けた!もう、諸手を挙げて降参します。いや~NYは本当に脚本が良くなったな~ゲストも良かったけれど、これだと完全にNYの方が上ですわ。マイアミもこのくらいのドラマをやれよ、と言いたいですね。いかんなあ。(大爆)ラストのサーシャ・コーエンはスペシャルゲストということでしょうね。クリスマスらしいファンシーな演出になっていました。まあ、スケーター刺殺事件の方はサーシャ・コーエンを出すための付け足しでしょうが。(笑)メインはやはり聾唖の少女が殺された事件で、同じ聴覚障害者でも両親が健常者の場合、障害を治すという方向に子供を育てるため、両親とも障害者の少女とは考え方が異なってしまう、という事のもたらした悲劇を描いていました。「ホワイトハウス」にも出ていたMarlee Matlinだから上手というのもありますが、被疑者も聴覚障害者で、当然表現方法がいつもと違うのが興味深かったです。(無音の世界とそうでない世界)また、ショットガンの振動を「聞き分ける」というのもゲストならではでしょうね。しかもマックに対して彼女が「あなたは目でしゃべる」とドンぴしゃなことを言うので、もうこれだけでも「やられた~」と思いました。(笑)「決してためらわらないとは約束できないけど、この関係を続けよう。俺はお前を失いたくない」うわ~こんなセリフHoratioにも言わせたいなあ。これまで迷い続けてきたマックも、一番大切なものは何か、ジーナに指摘してもらってやっとわかったようですね。ペイトンも別れようとして思い切れない切なさがかわいそうだったので、ラストのシーンはこちらもうるっと来てしまいました。今回のエピソードを見ても判るように、結局「CSIしている」シーンはそんなに重要ではないですね。面白かったのは、赤ん坊とジーナの命を救うマックのヒーローぶりで、助かって「ああ良かったな」と思えるところが良いわけです。つまり、これはマイアミの要素なんですね。しかし、メインストーリーが良いのに、皮肉にもモンタナちゃんは「退場」に近い扱いで気の毒。(爆)もちろん、それはAnna Belknapがまもなく産休に入るということなのですが、過去のトラウマがいきなり出てきて、無理にストーリーを作っている感じです。(爆)でも、実はマイアミとの合同捜査で「私だってこんな血まみれの場面を見たことはある」とひるまなかったのが伏線だったのに、すっかり忘れてしまっていたのでした。本当はシーズン1で使いたかったのでしょうけどね。補足:見逃せないのが赤ん坊の名演技。誘拐されて恐怖に泣き叫ぶのは演技なのかどうかわかりませんが、これだけでも9点は固いです。(爆)
March 27, 2008
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3シーズンになって、本当に良くなりましたね。私から見たら「ただ捜査しているだけ」のレベルから、キャラクターを深めて、過去エピを引用して複雑なストーリーを編み出すまでに成長したと思います。今週は定番の、チームの誰かが犯人と疑われ逮捕されてしまい、残ったチームがサイエンスを武器に疑いを晴らすためにがんばるというストーリー。それにRecurring GuestのEdward Furlongを上手く使ってビターテイストに仕上げましたね。彼は本当にすばらしい。悪役をやっても格が違います。かなり腹が出てだぶついた体型になっておりますが、それでもあの目つき、あの表情、とにかくオーラが出ております。彼と絡むことで、マックもダニーも良いところが引き出せる。気合いが違いました。はめられたのはホークス。どうやら今シーズンは積極的に扱われるようです。(笑)彼が200ドルほどの金のために強盗殺人を犯すなど、(視聴者は)誰も信じないし、しかもそのきっかけとなったのは目撃証言だけ。身内が逮捕されたので、捜査から外されたマックたちは当然のことながら、どうやってホークスが犯人でないかを証拠を使って取り戻す、というのが見所です。しかも、BストーリーもAストーリーと最後に繋がっていて、よく練られた脚本だなと思いました。各人の反応ですぐに熱くなるステラはいつもの通り。「"Law & Order"のボナセラ刑事よ。」というのが良かった。(笑)しかし、冷静なはずのマックはちょっといつもとは違う。どうやらマック率いるCSI geekと因縁のあるジェラルド警部(Carmen Argenziano、『スターゲイト』ではセルマク役でお馴染みですね)が乗り込んでくると、脱兎のごとく取調室のホークスの元へ行き、何があったのか尋ねますが、それがまた詰問調で、あれではただでさえ何が何だか判らないホークスが激怒するのもわかります。マックは混乱しているのか、個人的な関係でこっそり検死結果を漏らしてくれたペイトンに対して、ステラが来たからと手を払いのける仕草。これはいくらオフィスラブを秘密にしておきたいと言っても、恋人の扱いとしては酷いなと思いました。それだけじゃない、失態を弁明しようとペイトンに謝ろうとして、思わず出た「クレア」という名前。これはある意味、亡き妻のことを今も忘れられないでいるマックの悲しさが出て、萌え所ではありましたが、恋愛の面からみたらもう最悪。何を言っても申し開きはありません。ペイトンは「私が無理に進めたのかも知れないから謝るべきなのは私ね」とイギリス人らしい遠回しの言い方をされては、マックは撃沈ですね。(爆)しかし、賢いリンジーが発射残渣に気がついて、ホークスをはめようとしているのが兄の無実を訴えていたシェーンだと判ると、最後は意外な方向へ行きました。マックではなく、兄思いのダニーを指名して対決していました。これも、キャラクターを生かした展開で、無実だと信じた兄は有罪だったというオチつき。捻りがきいていました。ホークスは無事釈放されたわけですが、元気ないですね。当然と言えば当然ですが、迎えにきたのはステラだけですか?マックは迎えに来ないの?やはり相当お疲れモードのようです。ところで、WOWOWの放送後に見かける"I hate Payton"の大合唱には驚きました。シーズン始めいきなり出てきたこのカップリングに反感はあるとしても、お互い付き合おうと決めて始めた関係なのに、ペイトンに対する一方的非難はちょっと筋違いのように感じます。このエピソードでも彼女の言動に何も非はない。私は素直に彼女が気の毒に感じました。しかし吹き替えの「私は日陰の身」という言葉が影響したのか、正妻が亡くなったのを喜ぶ愛人みたいな印象ですね。単に考え方の違いなのに。"I don't want to be (all of) secret anymore."海外のレビューやBBSではこういう反応は少ないのでこの違いは何なのか、と思ってしまいました。
March 19, 2008
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地上波では現在唯一『CSIマイアミ』を放送しているKBS京都が、シーズン1を終わり来週からシーズン2に入ります。ワーイ、やったー(笑)シーズン2はキャラクターが固定し、「マイアミらしさ」が全面に出ているシーズンで、初めての方にも楽しんでいただけると思います。ところで、KBS京都はかつて、全国でも放送する局が少なくなったスタートレックシリーズを最後の最後まで放送した実績があり、今回もシーズン2の後も引き続きCSIマイアミを放送してくれるのではないかと、多いに期待が持てます。KBS京都さん、どうぞよろしくお願いします!m(_ _)m
March 18, 2008
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「ラスベガス狂気の夜」AXNで新シーズン開始。S5の売りはタランティーノ監督エピですが、なんだかもう過去の話で印象は霞んでしまっています。それでも、私としては第1話はテンポが良くておもしろかった。事件は山盛り、今日もいつものようにバタバタと始まる…エイリアンネタが笑わせてくれます。エリア51だとか、E.T.だとか、お馴染みのスタトレネタも。いつも思いますが、群像劇で和やかな会話が弾むベガス(の制作陣)はTNG(新スタートレック)的ですね。今回もグリッサムのサロメの引用がありますが、スタトレもシェークスピアを引用していたことを思い出しますし。(笑)サラがロッカールームで独り言を言っているシーンは、彼女が8シーズンで終了ということを知ってしまった今となっては、いろいろ感じることがありますね。休暇を取れとかアル中じゃないとか、実はこのあたりからずっと引きずっていたのかと勘ぐりたくなります。キャサリンがbroken heartするのはお決まりの展開でしょう。Nicholas Leaはもうこれでおしまいとは残念。ところで一日ラボ職員だったReiko Aylesworthは「デッドゾーン」にゲスト出演していましたが、こちらで先に「デッドゾーン」のブルース役John L. Adamsとニアミスしていたのですね。ちょっとツボ。また、ちらっとだけの出演でしたが、安モーテルの管理人を演じていたTony Amendolaはスターゲイトではブレイタク役でお馴染み。この人は結構何度もCSIに出ていたのですね。冒頭砂漠で見つかった『エイリアン』を見て、LAから来たというトラヴィス刑事がスタトレネタを言っていました。(今日の秀逸)"Can't you guys just beam him back to the morgue ?"「君たちモルグに転送できないの?」サラも偽エルビスにバルカンサインしていましたね。(笑)ところで、現場に出たいグレッグが失敗しながら徐々に一人前の捜査官になるストーリーは微笑ましくて面白いですが、これは彼のためにシナリオを十分に用意されたからこそ。CSIマイアミで急遽抜けたスピードルの後を埋めたライアンに同じストーリーを用意する時間的余裕はなかったはずで、彼が成長するエピソードを与えられるのは5シーズンを待たねばなりません。始めからいきなり現場に出されOJTで仕事を覚えていったのはそれはそういう設定なのに、この2人を比べて「早すぎる」だとか「おかしい」だとか言うのは全く意味をなしません。比べる意味がありません。スパドラさんが新旧のギャラクティカを比べて、「男性のキャラが女性に!」と言ったところで何の意味もないのと同じです。両者は全く別のドラマなのですから。名前は借りているだけで共通項はありません。比べたら余計に面白くなるどころか、旧作が気の毒だと思います。
January 9, 2008
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レポートの続き パート1はこちら。1)初めての日本の印象は?「非常にComfortableだ。日本の皆さんはあたたかい。昨日からプレスのインタビューを受けていて思ったが、彼らはdisciplinedで(規律を守って、よく訓練されて)、準備してくる。」これはもしかして、みんな同じ事を尋ねるのか?とつい思ってしまいました。(笑)2)ベガスやNYのことについてはどう思っているか?マイアミはどう違うのか?「マイアミという都市は熱いけれどもクールな魅力があり、科学捜査と引き合っている(magnetismがある)と思う。実際マイアミは撮影していても楽しいし、この前NYに行ったときはとても寒かったので、マイアミで撮影できてうれしいよ。(笑)」この答えはもう「模範解答」というような答え方ですね。3)同じ役を演じ続けることについて「(これは多分マンネリにならないか?と解釈して答えたのでしょう)ホレイショにも家族関係を巡って変化がある。弟の妻とは結ばれそうだったが弟が戻ってきたので、その恋はおわってしまい、5シーズンでは結婚し、それはすぐにおわってしまったのだけれど、6シーズンでは…(ネタバレに尽き省略)。その撮影はもう済んだが、○○はamazingだったよ、楽しみにしておいてくれ。」ここで「あちゃーネタバレしちゃったよ、やばいな」と思いましたが、通訳さんは何もためらわず「実は」と言ってしまったものだから、私の後ろの方から「えええええええええ」という声があがりました。そりゃそうですよね。でも私は個人的にYelinaとのことは終わっていないぞというつもりなのに、"it's over"というので、そちらでがっかりしました。なお、本館ホームページでは先のネタバレを扱っておりますので、よろしかったらどうぞ。ところで、DCが「5シーズンで結婚し」と何遍も言うので、わたしは「違うよ、フォー、フォー」と4本指を出して見せたところ、やっとDCがそれに気づいてくれて、"Yeah, she is right. It's season four."とアイコンタクトしてくれました。それはうれしかったのだけれど、その後何度もホレイショの恋愛関係の話になる度に「彼女がさっき言ったように」とDCがこっちに振るので(通訳さんまで)、私は恐縮してしまいました。でもうれしかった。4)ホレイショのロマンスはどうなるのでしょうこれも↑の質問絡みでとほぼ同じような答えでした。「彼はselflessで個人の生活などないので無理だろう。でもこれから先ストーリーが新しく作られるかもしれないし、どうなるかわからない」というような答えだったと思います。5)趣味は何ですか?「撮影が終わるとまっすぐ家に帰り、2歳の息子の世話をする。遊んでやったり公園に連れて行ったり。それと10月に生まれた娘がいて自分の時間を持つ余裕がない。皆さんもお子さんをお持ちの方はお判りでしょうが、2歳の子供の相手は実に体力のいる仕事です。この間も公園に行ってエレベータを何度も上がったり下りたり(アスレチックのこと?)して疲れた。」そうでしょう、50になって2歳児の相手は辛いだろうな~でもだからスリムになったのか、と突っ込んでみたりして。でも、DCがうれしそうに両手で「これくらい」のと「これくらい」のと、子供の身長を示して見せる親ばか度が実に好印象です。そして「今回はそこにいる23歳になる娘のグレタも同行している。私にとって家族が全てだ」と言いました。思わず振り返ってしまいましたが、通訳さんがそこを訳さなかったので気づかなかった人は多かったかも。ちなみに、2時からのセッションではグレタさんも紹介されていましたね。クリスマス前に親子旅行をプレゼントなんてうらやましいですね。6)長い間ホレイショを演じていると、ついホレイショみたいなポーズを取ったりすることはありますか?司会者はどーしてもそこへ持っていきたいみたいですね。(苦笑)そんな事するわけないじゃないですか。彼らは「演じている」のであって、キャラクターは客観的な存在です。しかも一つ一つのポーズは「決めポーズ」ではなく、一連の演技の中で意味ある表現の一つ。上の通訳さんはどう訳したのか判りませんが、DCは「彼はボクにとってもRole Model(見習うべき存在)で、彼は守るべきもの(地域、仕事etc.)のために自分を捧げ、過ちは許されない。ボクもなりたいとは思うが、間違いを犯すし、とても彼のようにはなれない、できない(意訳)」と答えました。同じ関連で、「あの片膝を付いた『王子座り(?)』や『腰に手』のポーズは自分で考えたのか、誰かのアイディアなのか」というのがありました。それにもDCは見事にスルー。「信じてもらえるかどうか、ああいうdengerousな人たちを相手にする時は、わざと視線を外したりサングラスをかけてこちらの心を悟られないようにしなければならない。」とサングラスプレイについての弁明をしているような感じ。おそらくこれは本国でも何度も質問されているのでしょうね。ということは、腰に手や片膝を付くポーズについてはあまり意識されていないということなのでしょうね。7)犯人や悪い人に対して言うお気に入りな印象的な決めセリフは?"We never close"本来の意味は「私たちは休みません。年中無休です。」で、警察などの職業に就く人々の大変さ、尊さをある意味示しているわけですが、「南海の極悪人」クラボ・クルーズに「セブン・イレブンみたいに?」と突っ込まれていましたね。吹き替えでは運昇ボイスで「我々は、決して、そう決して諦めない」と執念深いホレイショになりますが、この質問についてもまさに出るべくして出た質問で、吹き替えでやっていることと、オリジナル版のホレイショとの間にギャップがあることがわかります。ちなみに、このブログのIDを見ても判るように、私は「CSIマイアミ」のキャッチフレーズはこの"We never close"だと思っていたので、DCがこの言葉を選んでくれてとてもうれしいです。なお、"We never close"が一番最初に出てくるのは、1シーズン21話「毒牙の餌食」でスピードルに言った「奴はマイアミで一番大事なことをすぐに忘れてしまう。我々には休みがないと言うことを。」です。8)お薦めのエピソードは?3シーズン16話「エバーグレーズ炎上」。「もちろんエバーグレーズも出てくるし大がかりなエピソードだが、なぜボクにとって意味があるかというと、事件の捜査と同時にホレイショを家族を巡る複雑なストーリーが描かれるからなんだ。」これも、諸手を挙げて大賛成です。CSIマイアミの本筋エピソードはやはりホレイショの身の上話の積み重ねで、ずっと見ていてこそ感動も深まるわけです。マイアミDVDの能書きに書いてある「どのエピソードから見てもおもしろい」というのは、間違いとは言わないけれど、お薦めできません。ところで、やっぱりというべきか試写は吹き替えのWOWOWバージョンでした。DVDも出たばかりだし、AXNでは今週字幕放送があるというのに、そこはやっぱりだめなのですね。最後にもDCは、この日何度も繰り返した「私たちはあなた達の事を思って仕事をしています。あなた達にとって大切なことは私たちにとっても大切です。」を言いました。もはや彼はアメリカから3つのCSIシリーズを丸ごと日本で知名度アップ(=売り上げアップ)するためにやってきた「CSI大使」です。主役を務める責任感をひしひしと感じさせてくれました。「東京でもCSIを撮影するかも?」というのはリップサービスでしょうが、WATの東京ロケもあったし、「世界は一つ」のマイアミならあり得るかな?(爆)彼が帰る前にプロ写真のセッションがあり、リクエストに応じて、笑顔を見せたりサングラスをかけたりとホレイショになって見せてくれました。この切り替えがまたすごい。会場からは黄色い声援も。実は私の前にカメラマンたちが立ったのでよく見えなかったのです。(爆)ところで、本当に最後の最後、腰に付けた警察バッジ(撮影に使うプロップ)を見せてくれました。間近で見るバッジはライトに照らされてまぶしくてよく見えませんでしたが、本当にサービス満点。(笑)退場時にはまた握手やサインをしながら悠然とDCは出て行きました。日本での仕事を見事にこなしてくれた、という感じですね。聞くところによると、ファンが渡したお手紙も控え室で読んでくれたらしく、喜んでいたらしいです。私の場合DCの退場と共に、そのまま帰っても良かったのですが試写を見て少しテンションが下がって帰路につきました。ロビーではWOWOWのテレビカメラ(※)に「ホレイショサイコー」とか言っている人もいて、私も「映ってみませんか」と声をかけられましたが、断固断りました。(※パピコさんのご指摘で訂正しました)「マイアミも字幕で放送してください!」と言えば良かったかな。ともあれ、David Carusoに会えて良かった。これからも応援しますよ。おまけのおまけロビーを出たところで研ナオコさんを見ました。今日は何かのお仕事だったのかしら、と思っていたら、なんと彼女も試写会に来ていたんですね。しかも、控え室にいれてもらってDCからホレイショ人形をもらったんだって、公式ブログに書いてありました。良いなあ~芸能人は、コネがあって。
December 20, 2007
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CSIシリーズの日本オフィシャルサイトで、「緊急告知!!ホレイショ捜査官来日決定!!」というのを見てからというのも、これは絶対に行くぞと決めて、もうとにかく1ヶ月あまりは振り回されました。(笑)わざわざアメリカまでいかなくても日本に来てくれるなんて、数年来CSIマイアミのファンサイトを主宰する身としてはこんなありがたいチャンスはありません。生のデイヴィッド・カルーソ(以下、DC)を見たい!思ったら行動あるのみです。幸い実際に参加する権利を得、準備万端整っていよいよ当日12月18日(火)が到来しました。#1 始まる前東京入りして昼食を取り、1時半ころに会場の「新宿パークタワーホール」に到着。すでに会場から少し離れたところで夜のプレミア試写会のために並んでおられた方がいましたが、その時はどこで待てば良いのかわからず、とりあえず直接会場の前へ。ホールの入りの前には、カメラ一式をそろえた「業界の方々」が10数人おられました。ガラスの向こうのロビーに見えるのは、CSIマイアミのポスター、パネルやホレイショの実物大切り抜き(Stand-up)で、さすがにあれは欲しいなと思いました。そして大勢のスタッフの人が出たり入ったりと、とても忙しい様子でした。耳をダンボにして様子をうかがっていると、どうやら2時からプレス向けの共同記者会見があるらしい、ということが判ってきました。やがて招き入れられるマスコミの関係者が列を作って受付を済ませ、定員520名のホールのドアの向こうに消えていくと、やがて片方開いたドアの向こうでピカッピカッとフラッシュが光っているではありませんか。「あ、今あそこにDCがいるんだわ」と思うといてもたってもいられません。一応事前にパークタワーホールの会場の見取り図は確認済で、頭の中にはあの辺に控え室があってドアがあるはず、もしかしてインタビューが終わって出て行くときに部屋を横切るDCが見えるかも知れない、などと淡い期待をいだいて見ていると、その後、またぞくぞくと関係者がホールに入って行くではありませんか。これは次の組、つまり時間帯によってマスコミ各社を受け付けていたようで、「一体何社の取材があるの?」と驚きました。雑誌?TV?実はこの時間帯に叶姉妹との3ショットを撮影していたのですね。翌日にはインターネットのニュースに載っていましたが、要するにこのための記者会見だったのでした。記事、こちら、こちら、こちら、こちら、こちらなど。こちらはそんなことは知るよしもなく、会場のドアが閉められシーズン4のDVDの宣伝ビデオの上映が始まったようなのでそろそろ終わるのかと思ったら、また「4時からの取材です」という関係者も現れて、「これは当分終わりそうにない」と諦めて行列に戻りました。その後、「会場からマスコミ関係者が一斉に外へ出て行く」という情報で正面エントランスへ向かうと人だかりとレッドカーペットが見えました。ライトが照らされ、何やらありそうな感じ。私は列に残りましたが、同行者はその間「和製ロゴ入りHummerに乗ったDCが賑々しく到着するのを撮影する幸運に巡りあったのでした。つまり4時からの取材とは、これのことだったのですね。そして撮れたてほやほやのデジカメに、真っ赤なロングドレスを着た叶姉妹と立っているDCを見たお近くのみなさんの口から一斉に「え~なんで~」という声が出ました。私もどうしてそうなるのよ、と驚きましたが先ほどの取材の規模と言い「なんか今回めちゃめちゃお金かかっているんとちゃう?」と思わず口にしてしまったのでした。(笑)確かに↑に紹介したインターネットの記事を読めばわかるように、「叶姉妹」というネームバリューでCSIファン以外の人がニュースに食いつくわけですね。これが角川担当者さんが言う「CSI認知度アップ戦略」なのでしょうね。しかし本当に見たことがあるのかどうか判りませんが、彼女たちもホレイショについて判ったようなコメントをしてくれて、ちゃんと「お仕事」をしてくれたので私は感謝しています。ドレスは安っぽかったけど。(大爆)やがて、始めは10名ほどだった行列が日が暮れるにつれて少しずつ長くなっていき、お隣さん同士お話ししながら期待感も徐々に高まって行きました。そしてやっと受付時開始時間を迎え、会場内に入ることができました。受付の前でも若干待たされ、DCへプレゼントを用意している人はここでスタッフに渡してくれと言われましたが、私の周囲ではそれほど多くの人は渡している雰囲気ではありませんでした。私はこれまでのDCに対する「熱い思い」を書いてレターを渡してもらいました。下手な英語ではどこまで伝わったか判りませんが、私が最も伝えたかったのは彼のホレイショの内面(感情)を演じる巧さについてで、日本では「決めポーズ」だとか「決めセリフ」などの外面しか注目されませんが、そうじゃないファンもいるんだぞ、ということをDCに判ってもらいたいと思い強調しておきました。ついでに自分のサイトもPRしておきました。見てくれると良いのにな。そして、遂に、遂に会場に入ることができました。もちろん目指すは最前列、真正面をゲット。目の前にはDCには気の毒なほど貧相な「ステージ(台)」がしつらえてありました。この会場に備え付けのものなのでしょうけど。でも、5メートル先にはお目当ての方が立ちます!#2 デイヴィッド・カルーソ・インタビュー全員着席して準備が整うまで、前方の画面にはマイアミDVDの宣伝ビデオと、去年WOWOWで放送したホレイショの人気決め言葉ベスト10のビデオが繰り返し流されていました。オリジナルで見ることにしている私にとっては、吹き替えのセリフはかなり違って、いつも「違うって」とつい画面にだめ出しをしたくなるのでした。しかも何回も繰り返さなくっていいよ(。苦笑)見回すと観客の約8割は女性だったのに納得しました。年齢層も思ったよりも高かったですね。会場内に関係者がやたら多いなと思いながら、待っていると予定より少し遅れてWOWOWのアナウンサー(名前は失念しました、きれいですがかなりベテラン)が登場しオープニングトークを始めました。ここでまた待たされるのかと思ったら、意外に早く本人が登場。しかも、後ろのドアから。叫び声こそでませんでしたが、一瞬会場に「本物なの?現実なの?」というどよめきのようなものが流れました。やがてすぐに通路側に座っている人たちがDCに向かって握手をし始め、DCも一人一人の顔を見ながら、ゆっくりと歩いてくれました。私は通路側ではなかったですが、最前列の強みで舞台に上がる最後のチャンスで握手を求めました。「もうだめかな?」と思いましたが"Please!"と言ったら手を差し出してくれました。私はその手を両手でがっしり掴んで、握手に成功!「おーやったー!」思わずガッツポーズ。手の感触は大きくて乾燥していた、というところでしょうか。(笑)今日のDCの出で立ちは、軽い感じの丈の短い革ジャン(合皮?)に紫のストライプのシャツ、黒のパンツ、靴、ベルト。これは昨日のテレビ東京訪問時と同じかも?手にはもちろんトレードマークのサングラスを持っていました。間近に見るDCは、5シーズンの始めに頃に比べかなりスリムになったような印象です。ウェスト回りがすっきりしています。5フィート11(180cm)インチと聞いていましたけど、やはり大きく見えました。彼の特徴はがっしりした骨盤なんですが(『NYPDブルー』のシャワーシーンで見せてくれます)、この目で確認しました。(いひひ)顔はさすがにこの5年で老けたな~と思いました。(汗)しかしそれもまた番組が長く続いている証拠でしょう。公私とも充実していているのでしょうね、貫禄さえも感じました。DCはしゃべるとき以外は終始うつむき加減、伏し目がちでシャイなところを見せてくれました。もちろん、役者としての彼がインタビューに答えているところは、インターネットで普段から熟知していますので、いつもどおりのDCでした。会場の興奮が収まると紹介があって、いくつかの質問がありました。まず、DCが「日本へはCSIでも素晴らしいファンが生まれていると聞いて、その人たちと"physical"に我々の思いを伝えたい、あなた達は我々にとって仲間なのだと伝えたい」という挨拶をしました。(意訳です)私は"physical"というと、「肉体関係」とすぐ想像してしまって「おお」と思ったのですが、通訳さんは「皆さんを抱きしめるために来た」とおっしゃいました。それでさっきも握手してくださったのね。(笑)私はメモを取らなかったし健忘症も激しいのですが、通訳さんが訳さなかったところなど、印象に残ったところを書きます。一番目以外は順不同です。後日オフィシャルで全インタビューが出るそうですからそちらで答え合わせをさせてもらいます。パート2へ続く
December 20, 2007
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デヴィッド・カルーソの来日が近づいてきました。彼は海外では今でも女性に人気が高く、フォーラムやファンサイトも多いのですが、日本では検索しても意外に本人に関する情報が少ないです。それで紹介のためにCSIマイアミのサイトを始めて以来、インターネットで得た情報、記事などを参考に簡単にまとめてみました。掲載した作品についてはほとんど見ています。古い作品もコレクションしました。(笑)初期の「ランボー」、「愛と青春の旅立ち」などは実は見ていた、という人も多いかも。でも映画よりはTVで成功した人ですね。ところで、海外ドラマを好きな人なら「NYPDブルー」に出演していたカルーソはご存じだと思うのですが、インターネットでの印象では、CSIファンは年齢層が若いのか、それを知らない人が多いですね。ファンになってから放送がなければ知らずに過ごしてしまうのかも。数年前には再放送されていましたが、CSIブームがつい最近のことだということに気づかされます。おかげでNYPDブルーを降りたいきさつを知らず、その時についたネガティブなイメージも消えてしまった感じです。それはそれで良かったですけど。(笑)デヴィッド・カルーソ(David Caruso) プロフィール ジェイド / デヴィッド・カルーソ ザ・ネゴシエーター#交渉人愛と青春の旅立ち 製作25周年記念 スペシャル・コレクターズ・エディション
December 5, 2007
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CSIマイアミの「ホレイショ・ケイン警部補」役、デイヴィッド・カルーソ(David Caruso)が来日します。一部の雑誌ではすでに報じられていましたが、今日正式に角川映画のCSIオフィシャルページで告知がありました。カルーソ来日に当たってはイベントがあり、舞台挨拶付きの試写会があるそうです。しかも、そのエピソードはカルーソ本人のチョイスだそうで、どういうものになるのか楽しみですね。CSIシリーズのリーダー中で唯一来日してくれるとは、なんとも泣かせるじゃありませんか。私もいきたいな。ぜひ生カルーソを見たい!WOWOWのサイトからも応募受付が始まっています。2003年にサイトを作って以来、今までずっとCSIマイアミとデイヴィッドを応援してきましたし、その気持ちを本人に伝えたいです。ああ、今からわくわくして何も手に付きません。(笑)CSI:Miami Files本館へ
November 9, 2007
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6シーズンの注目エピソードのレビューを本館のHPにアップしました。良かった~~~~(涙)海岸で大学生カップルがCar Sex中に、漏れた油に引火して車が炎上する。カップルのうちブランドンは何とか助かったがジェシカは死亡する。現場を見たHoratioがブランドンを発見して例のごとく…続きはCSI Miami Files本館でお読み下さい。
October 18, 2007
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「血と汗と涙」NYの邦題はいつも直訳調で、ネタバレ気味なマイアミよりもかえって功を奏していることが多いです。今回はそれぞれ証拠として使ったところに遊び心があります。しかし、"Blood, Sweat & Tears"というとやはり私はテーマ曲の"The Who"と同年代のバンド名の方を思い出してしまいますね。ちょっと変わった趣向でサーカスが舞台でしたね。シェークスピアの「ロミオとジュリエット」になぞらえたり、ベガスのエピソードみたいな感じでした。真冬のコニーアイランドで見つかった2フィート箱の中から特殊な体質の遺体が見つかったことからマックとステラはすぐにサーカスへと向かいます。旅回りのサーカスはどこか郷愁を誘い、マックも言うように家出少年が拾われるようなイメージがありますが、中では家柄や仕事の区別などがあり意外に封建的なことがわかります。そしてサーカスの出し物で「ロミオとジュリエット」を演じた若いカップルが実際に恋に落ち、結ばれない恋を悲観して若者は「箱入り自殺」をはかる。と言う展開はやはりちょっと無理やりこじつけた感があります。でもゾウの前ではしゃいでみせるステラがかわいかったです。なぜか「動物ネタ」の多いNYですね。ルーカス役の役者さんは実際に曲芸師で、やはりサーカスが舞台の"Carnival"というHBOのシリーズにも出演しています。これも、日本で放送して欲しいのですけど。BプロットはDV亭主を厳しく追及するダニーとフラックが印象的ですね。こちらの方が最後が意外で面白かったかな。モリーさんのブログ
August 7, 2007
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「タングルウッド・ボーイ」いよいよダニーのミステリアスな過去が明らかになるのか?NYの雪景色は美しかったですが、複雑な事件でしたね。3つだと思ったうちの2つが繋がっていました。マックの口癖、"Everything is connected"です。マック、ステラが調べた、タトゥーをした男性の撲殺事件は、街のギャング「タングルウッド・ボーイ」絡みの可能性があり、対立グループ間の抗争かと思われたが、男が別の商店強盗殺人の犯人でもあったことから、マックたちは「タングルウッド・ボーイ」本体をターゲットにすることになる。地元、NYっ子のダニーによると、彼らはマフィア世代の次世代ギャングを標榜しており、単なる「悪ガキ」ではすまされない。マフィアのルールもものとせず、日頃から重罪を犯しているらしい。ダニーは身近に彼らの存在があり、入らないかと誘われたけれど、正しいことをしようと警官の道へ進んだ。しかし、しかし、今回ギャングのボス、ソニー・サスーンはダニーの過去について何か知っており、思わせぶりな事を言う。ぎくりとするダニー…さて、一体何が?ところで、余談ですが、サスーンを演じたMichael DeLuiseはスターゲイトでおなじみ、DeLuise3兄弟の一人で、100話お楽しみエピソード"Wormhole X-Treme!"のダニング大佐役ですね。また、NY繋がりで言うと、彼は一世を風靡した刑事ドラマ「NYPDブルー」では、主役のシポビッツ刑事の息子役と、NYには因縁があります。ミッキー・マントルのバットなど詳しくて、良く話題に上るワールドシリーズなど、マックはヤンキースファンなのかなと思いますが、彼って確かシカゴの出身ですよね。(笑)ステラが口にしたA-Rod(Alex Rodriguez)はCSIマイアミの誰かさんが似ていると、言われていましたね。そのステラはステラが汗水垂らして働いて、年収が$95,746.32だという。これは多いのか少ないのか、ネットでちょっと話題になりました。エイデンが担当した交通事故死の女性の事件も最後がパタパタとあわただしく終わりましたが、奥さん、愛人、マッサージ嬢とビジネスマンの4角関係で、目が回る思いでした。ちなみに、ダニーはガールフレンドはいるが、お金を払ってもマッサージには行ってみたいと告白。男の本音でしょうか。いずれにせよ、のんきなことは言っていられないゾー。モリーさんのブログりり・かさんのブログ
July 30, 2007
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「リサイクル」NYの渋滞した道路を疾走する自転車メッセンジャーボーイ。危険きわまりませんね。彼らはスピードが命で、命知らず。どこでどう事故が起こってもおかしくないが、死んだスターリングの死因は意外にも刺殺だったことがわかる。今回はステラが威勢が良かったですね。横をびゅっと通り過ぎたバイクに"Son of a bitch!"思わず犯人が「な、殺したくなるだろう?」確かに気持ちは判ります。(笑)そういえば、このバイクのメッセンジャー、どこかで見たような印象です、そう「ダークエンジェル」を思い出してしまいました。(笑)ダニーが取り調べた女性メッセンジャーはちょっと彼に気があったんじゃないでしょうか。ダニーもピンストライプのジャケットを着ておしゃれでした。心拍数と道路のアップ&ダウンを組み合わせた解析はおもしろかったですね。事故が起こった場所はお馴染みのいつものパラマウントのセットでしたね。うしろにばっちり入り口が映っていました。事件Bの方は、ドッグショーのブリーダー死亡事件。「お犬様」を巡ってちょっと普通じゃない世界が繰り広げられます。薬漬けの犬たちなんてかわいそうですが、実は賞金や商売など欲得が絡んでいるとなると、やはり愛情だけの世界ではなさそうですね。お上品だけど自分勝手な人たちのエゴがぶつかります。いくななんでも、犬の目前での「犬プレイ」はないだろう。(爆)何かと困惑するマックの表情が面白かったですね。エイデンも犬にすがりつかれて、「シッシッ」とやっていましたが、NYには珍しくコミカルなシーンでした。ところで、血を踏んでいたビーグル犬はもしかしてスタートレック・エンタープライズの「ポートス」じゃないか、というくらい芸達者でしたね。(笑)事件が無事解決して今日は余裕があったのか、マックとステラが「お食事」へ出かけました。「何食べさせてくれるの?」って、ホットドッグかあ! マックもすっかりくつろいでしまって、ステラから「ネクタイを外したのね」と言われてしまう。見たことないはずはないぞ、マイアミとの合同捜査のときにはネクタイはしていなかったですからね。ちょっとした犬評論家になってしまったマックでした。 トーキー・ウォーキーモリーさんのブログ
July 21, 2007
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「母の闇」先週(想い出のブルー)で、明るさを取り戻したかと思われたマックですが、今週はまた重くて出口のない闇の中に迷い込んだような印象です。Aプロット:夢遊病の女性が被害者の胸の傷口に手を突っ込んでいた事件。これは見るからに心臓マッサージをしているように見え、マックや精神科医たちがそれに気がつかないのはちょっと変。しかも、仮にオフィーリアが殺したとしても、か弱い女性が杭で人間の心臓を突くなんて、バフィじゃないんだから(笑)やはり無理がある。ということで、始めから精神鑑定に回すべきでしたね。血まみれの姿もグロいシーンが多いNYらしいです。でも、目の前で息子が交通事故に遭い、胸を切開して心臓マッサージする光景を目撃したという事情を知れば知るほど、このオフィーリアの話は気の毒で、彼女に同情したマックが夜も寝られないくらい肩入れしてしまうのは、判るような気がしました。そして逆に彼女から気遣われてしまったマック。彼の心はまだ闇が残っているようです。オフィーリアを演じたHeather Kafkaという女優さんが本当に折れそうなほど細く、うら悲しくて、良かったと思います。ちなみに、このオフィーリアという名前は「ハムレット」の中に出てくるオフィーリアをイメージしているのでしょうね。今回はまたステラの捨て台詞が印象的。"You're going to get plenty of love where you're going."て、一体どういう意味なのか。(爆)あの手の顔はかわいがられちゃうの?ところで、殺された女性の夫役は、スターゲイトSG-1の6シーズンだけレギュラーだった、Corin Nemecでした。こういう表情もする人なんだあという印象です。CSIシリーズは意外とスターゲイトの役者さんを見ることがありますね。Bプロット:「スリの学校」。アイディアは面白かったのですが、最後のまとめが判りにくかったです。エイデンが「何もなかった」と言いながら、映像では絨毯の下にはまだ札が残っていましたからね。殺されたレニーとすられたライアンは顔見知りではなかったのかな?でも、エイデンがダニーにスリをやってみろと言われ、すなおに従ったのに「悪い子だ(You're such a girl.)」と茶化され、「うるさい!(Shut up)」と言ったのは面白かったです。その後、綿棒を持ったVanessa Ferlitoが部屋中をうろうろしていたのが印象的でした。 モリーさんのブログ
July 9, 2007
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「想い出のブルー」第1話以来、久しぶりにマックのキャラクターが触れられて、「相棒」であるステラとの絆の深さが確認できるエピソードでした。セントラルパークと騎馬警官、警官のシンボルである"Blue"とNYらしさも満点、しかもゲストに出てきたElle Fanning(Dakota Fanningの妹)の愛らしさ等々、盛り上げるアイテムは全て揃っています。(笑)セントラルパークで騎馬警官がスナイパーライフルによって射殺された。警官殺しは重罪なので、警察署内のテンションは嫌がおうにも高まってしまう。重要な証拠である弾丸はその馬の中に残っていて、これを取り出すと馬の命が危ないという。犯人逮捕にはやむを得ない手続きだ。しかし意外なところで摘出に待ったがかかる。馬はやはり殉職した警官の家族が寄贈したもので、家族が「ブルー」とお別れするのを待って欲しいとマックは言われてしまう。ここで、ステラが激しくマックに対立するのが意外でしたね。彼女も「熱い」人なのですが、マックの行動は感傷的に見えたかも知れません。「弾丸だけじゃだめだ、銃を見つけてこい」と言われ、ムキになって容疑者宅から凶器と思われるライフルを見つけ出してきて、「どうだ!」とマックに突きつけるのには恐れ入りました。結果的には凶器は別のところから見つかるわけですが、今度は犯人が不名誉除隊になった元兵士であって、「警官ならば誰でも良かった」という殺害動機を聞いたマックが感情を露わにして「お前こそ死に値する。裁判はなしだ。目には目をだ!」と席を立ったのには驚き。やはり被害者が身内意識の強い警察官の事件ならではでしょうね。しかも、マック自身が海兵隊出身ですから、許せない態度だったのでしょう。ちなみに、1983年にマックがベイルートにいたことも判明。この話は、後のエピソードで出てきます。そして、険悪な雰囲気になったマックとステラが仲直り。「昔のマックを思い出したわ。」「ステラ、君がいなければこの仕事はできなかったよ。」911以降、まだ妻の死を引きずっているマックが本来はどういう人だったのか、少し判りましたね。3つのCSIシリーズのうち、NYは男女のペアがほとんど同等の立場で、友情で結ばれている感じがします。今回はなかなかよかったのではないでしょうか。馬が死ななくて良かったですね。Bプロットはエイデンが一人でギャングがらみの殺人事件を捜査するのですが、レストランオーナーに脅されいったんは引き下がるものの、次はバックアップを連れてスポーツギャンブルを行っているレストランに乗り込み事件を解明しました。これは相当な度胸がいることでしょう。しかしこう言うときにマックがアドバイスだけで同行しないのがNY流なのかなあ。せめてフラックが着いていったら良かったのに。(苦笑)挿入曲 "Splinter" by Kenny Inglis, Urban Angel by Cinephilモリーさんのブログ
July 3, 2007
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「守るべきもの」シーズン2・フィナーレ。迫力ある爆破シーンと、アクション映画さながらのマックのヒーローぶりがかっこよく、同時に彼の海兵隊時代のエピソードも紹介され、一層キャラクターが掘り下げられましたね。フラックの怪我にははらはらさせられ、リアリティを越えそこまでやる!という印象も持ちましたが、それも全てマックが本当に前線で死と隣り合わせの任務に就いてきたということの証と受け取りました。ビルの警備員が殺され、爆弾が見つかる。たまたま現場にいたマックとフラックが爆発に巻き込まれてしまい、フラックは大けがをするがマックの手当の甲斐があり命を救うことができた。このときに、マックは1983年ベイルートで起こった海兵隊の爆破事件で、部下を亡くしたということを明らかにしました。1シーズンの時にも、オフィスに写真が貼ってあって、いつこの話が出てくるのか、と思っていましたが、なるほどこういうことだったのですね。彼自身も受けた傷痕を披露。しかも、その後名誉除隊になって警察官になっていたのですね。余談ですが、この爆破されたビルは、海外ドラマファンにはお馴染みの建物かも知れません。ある日気がついてから、何度も撮影に使われているに気がつきました。そのシーンを集めてみましたので、こちらを覗いてみてください。一方、マックのいないときのステラの凛々しいことと言ったら!政府のお役人とローカルの警察がもめるのはお決まりですが(笑)、ステラ自身も専門家として発表するなどして有名なのですね。今回はリーダーが頼りなくてしかも内部に犯人がいるらしいということで、散々なチームと組むことになりました。この辺もCSIが主役ですから良しとしましょう。(笑)ところで、犯人役の吹き替えが藤原啓治さんなので、始めからすぐに判ってしまいました。(爆)電話では多少声をかえてありますが、特徴ある声なのでこちらも聞くと判ると思います。犯人は海兵隊に憧れ目立ちたいという異常者で、マックに一喝してもらったらコロリでしたね。ただし、1シーズンの"Three Generations are Enough"でもそうでしたが、また統合失調症を犯行と結びつけるのはどうかと思いました。マックががんばった分、残りのチームメンバーは活躍の場は少なかったですが、最後にマックとステラのメインキャラが寄り添い絆を見せてくれたのと、フラックの回復を匂わせるシーンが印象的に描かれたと思います。CSI:NYは1シーズンの暗さやマニアックさを反省し、2シーズンになって使える物は何でも使うという「えげつなさ」もありますがとにかくエンターテイメントに徹するという路線を歩き始めてからずっと一般受けして見やすくなりました。本国でも、視聴率が上がりましたが、それにはCSI:Miamiとの2話続きのクロスオーバーが契機になったのは間違いありません。サブキャラクターも検死官としてシドが定着し、ステラのプライベートなども扱われてよりキャラクターに思い入れが出来るようになったと思います。3シーズンはダニーとリンジーの関係(?)や、ホークスのキャラクターなどもさらに深めて欲しいですね。
June 24, 2007
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「勇気ある者」ネタバレ注意!ついにこの日が来てしまいました。2シーズンに入って俄然明るく、コミカルな面が見えてきたNYですが、あくまでショッキングなのは変わりませんね。正直、「そこまでやるか」と呆れてしまいました。しかし、胸に迫る物がありました。もう一つこちらがAプロットですが、マックの海兵隊出身という背景に触れた話は、軍隊に対するリスペクトが感じられて、マックの人柄も描かれたと思います。建設現場で車の中で焼死体発見。明らかに遺体には火を付けられた痕跡がある。いつもの手順に従って身元不明者(Jane Doe)として処置するホークス。しかし、最新技術をもちいて復元したその顔はなんと、2シーズンの始めに連続レイプ魔をなんとしても逮捕したいために証拠をねつ造し、クビになったかつての同僚、エイデンだった!その瞬間に、「名も無き被害者」は彼らの親しい存在に変わったわけですね。このときのダニーの感情を露わにしたところが彼らしくて非常に良かった。ステラもマックも内心激しく燃え上がる怒りの炎をぐっとこらえて、固く「捕まえてやる」と誓います。いつもクールな人たちだけに、この変化はリアリティがありましたね。エイデンの殺され方はあまりにも残酷。きれいな女優さんなのに、無惨な形で「物」として扱われるのが、フィクションながらに見るのが辛かったです。しかも、復顔技術は彼女のお得意だっただけに、なんとも皮肉なシーンでした。エイデンはCSIを辞めさせられたあとも、執念でD.J.プラットに関して捜査を続けていた。マックやステラとも連絡は取り続けていたが、そのことについては秘密にしていた。もしかしたら、法を犯したことを悔いてCSIの力を借りたくないという思いがあったかも知れません。しかし、自ら犯人の毒牙にかかり殺されてしまった。その最後の瞬間にマックへ「噛み跡」という伝言を残して。ラストでエイデンを偲び語らっているシーンが良かったですね。和やかであまり悲しそうじゃないのが気になりますけど。(爆)一方、海兵隊曹長の英雄的な行いはあっけない死に終わり、こちらは非常に残念です。彼は使命としてDV妻を救おうとしたのですね。それなのに本当に切ない。海兵隊OBのマックの手で残された任務(腕時計を渡すこと)が行われて、本当に良かった。また、さすがマックが鍛えた技と身体能力を見せてくれたのが良かったです。多分、CSIのリーダーの中では最強でしょう。(笑)本当は、こういうエピソードが早く欲しかったですね。Jasmineさんのブログ
June 18, 2007
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「牙を持つ人々」こちらもNYに続いて日本ネタで、全編ツッコミ所満載。ハリウッドの人たちが日本についてどういう風に思っているのかが判ってほんとにおもしろいです。インテリのグリッサムが生真面目に日本の"Army"は19世紀に確立されたとこだわるのに、それが西洋式の軍隊であったということを最後まで知らないというのが楽しくてしょうがない。いつもはマイアミがからかわれるのでたまにはこちらを突っ込んでも良いでしょう。(笑)吹き替えではサラが明治維新に触れて「1864年、マージ?マイジ?」と言っているのが訳されなくてとても残念。ただ、偉いのは脚本家が知ったかぶりしないで事件を丸ごと「これは全部偽物でした」というエクスキューズがついているので、救われます。しかも、「ミカド」というオペラ(私は見たことがないのですが)をモチーフにするというオチまでついている。イナバウアーで有名になった「トゥーランドット」もそうですが、「ミカド」は日本が舞台とはいえ、ストーリーも登場人物も全く別物で、ヨーロッパから見ればこれでも十分に楽しめるということなんですね。グリッサムがそういう演劇、舞台に詳しいところを見せるのはさすがでした。(ミカドについてwiki)G/Sについては先週のことは忘れて、でしょうね。(笑)もう一つのつっこみは、ヴァンパイアネタで、被害者が「アンジェラ・サマーヴィル」というだけで、バフィ/エンジェルを思い出してニヤニヤです。(バフィ・サマーズ)さすがに「サイヤ」という言葉は出てきませんでしたね。
June 15, 2007
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前回(A Man A Mile)、マックからレベル2の捜査官へ昇進のチャンスを匂わされたダニーは、今回はエイデンをサブにして5名のカフェ殺傷事件を丸ごと任されました。生存者は一人で営業終了後だったため、目撃証言がほとんどない。「勘ではなく、証拠に語らせろ」とマックに言われたことを忠実に守り、ナイロンシート、ダクトテープ、割れたガラス、繊維片などから地道に犯人に至る道を捜して、ついにたどり着きました。マックもこれには満足で、「よくやった」と満足げでしたね。もっとも、これは毎度のことですがCSIシリーズでは犯罪の動機の説明などは、ダニーでなくても全く納得ができません。別れ話から従業員全員を殺す必要などないと思います。プロファイリングから始まる捜査方法とは逆向きの捜査なので、どうしても犯人の人間性を描く時間が短くなってしまうのでしょうね。だから、私は事件そのものよりも、キャラクター間のやりとりの方に興味が行ってしまうのです。そう言うわけで、この手のエピソードは退屈で退屈で。(汗)マックとステラが担当したもう一つケースの、Apotemnophilia(身体完全同一性障害)はいかにもCSIらしいテーマで、こちらは動機に共感する必要はありませんから、すんなりと受け入れられました。(爆)この病気は最近では、Nip/Tuckでも取り上げられていましたね。脚を切り取りたいと思った男性に手助けをした救命士が、善意からとはいえ犯罪性が高く悪質でした。ところで救命士はCSIマイアミでは特におなじみのMichael B. Silverでした。気のせいか、1話目と比べて画面が明るくなってきたように思います。
June 10, 2007
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「蝶の亡霊」珍しく事件は1本で、グリッサムの雰囲気がいつもと違います。いきなり、現場にはCSI以外は入れるな、「サラは外、キャサリンは内」て、豆まきじゃないんですが、被害者の看護士がサラに似ているので、つい妄想を見てしまう。こういうのは科学者グリッサムとしては珍しいですよね。彼女に惹かれている自分に気がついた、という心理描写だったのでしょうか。第2の犯行(彼氏のバラバラ事件)が見つかってすぐに犯人に目星はついてしまいましたが、結局逮捕には至らない。ただ、容疑者(外科医)にまるで自分を重ね合わせるように心境を察するグリッサムに、少々驚きました。つまり、人生このままでよいのか、と若い子に入れあげるのは中年の危機だというわけですね。「全てを失うことは自分には出来ない」とまるで自分に言い聞かせるようなグリッサムを隣室から見てしまうサラ。これは辛いですね。それ以上に、他の人間の前でそんなプライベートなことを言うなんてグリッサムも酷いと思いますが、relationshipとしては「脈がある」、この先に注目という風に取ることが出来ます。というか、ここからG/Sは本格的にスタートですね。ただ、サラとの関係を「中年の危機」と「いつかは失う」という風に見ているのが意外でした。ところで、キャサリンが「あなたは知らないだろうけど」とベッドでのプレイについて説明しているのが面白かったです。「へえ?ほんと」と唖然とするグリッサム。こういうユーモアは好きですね。やはりキャサリンは長くグリッサムを見てきて彼を一番理解している、しかも「風呂に入りなさい」「食べなさい」「寝なさい」と母親のように接するところにケミストリーを感じます。蝶のアクセサリー
June 9, 2007
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「地獄の12人」陪審員の一人が審議中に死ぬわけですから、「密室殺人か?」というなぞ解きがあって案外面白かったですね。邦題はあえて「12人」になっていますが、フリードキン監督、Petersen版の「12人の怒れる男(12 Angry Men)」になぞらえたのでしょうか?これはTVで見たことがあり、後から録画しておけば良かったと残念に思っています。実はEdward James Olmos、Mary McDonnell(バトルスター・ギャラクティカ)もJames Gandolfini(ソプラノズ)も出ていたんですよね。一方、ニックは過去迷宮入り(事件性なし)として片付けられた女性の失踪事件を再調査。被害者の妹が目撃者だと申し出てきた。再捜査は当時の責任者グリッサム自身の捜査に疑いに目を向けることにもなる。これから昇進の機会を迎えるニックとしては、何かとプレッシャーだが結局最後まで調べ上げ、事件を解決する。その過程を見てグリッサムは推薦に値する、と評価する。という、ベガスにしてはキャラクターを掘り下げる良いお話だったと思いました。ところで、面白かったのは、ラボのみんながサラとグリッサムにはhistoryがあるからきっと彼女が昇進するに違いないと言っている点。なんじゃそりゃ、バレバレなのか?だから職場内恋愛は困りますねえ。グリッサムとしても下手をすると成り行きによっては逆セクハラで訴えられるかも知れないし、やはりやるべきではないなあ。それで彼は逡巡するのでしょうか?ファンフィクションなどでは萌えるシチュエーションですが、さあ、最後はどういう風に落ち着くのでしょう。
June 5, 2007
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人気DJのコンテストと謎の寿司レストラン?。DJ同士の過酷な競争は他のドラマでも良く取り上げられていて、よくあるネタなのでしょうが、ハリウッドの考える日本の文化、美意識とはこういうものなのかと思わされるエピソードですね。(爆)CSI:NYではこれが初めての「和物」ですが、とてもじゃないけど日本人は注視することはできません。なんておぞましいのでしょう、寿司の女体盛りなんて。回転寿司に毒が盛ってあって誰が入れたのか、なんて方が面白いと思うのですが、「流行の最先端」、「売れっ子デザイナー」などやはり彼らなりの妄想が必要なのでしょうね。それでも、「フグではなくてフク」だとか、ディテールにはやたら詳しくて変な感じですね。足袋は本物じゃなくてタビックスでしたが。(爆)「Nip/Tuck」を見ていたときにもフグを食べるのは自殺行為みたいな表現がありましたが、アメリカでは知識のない料理人が調理しているのでしょうか、本当に驚きます。メインのDJ殺しについては、エイデンのホームグラウンドということで少し出番がありました。ブルックリン育ちとしては、DJのグランドマスターは最も身近なスター。マックにそれをどう思うかと質問して、「僕はヒップホップ(Crunk)だね。」というのはご愛敬でしょうね。ただ、NYのクールさというか、マックの冷たさを感じるのは、被害者の傷跡を見て「ターンテーブルが…」というようなセリフですね。ギャング同士の抗争とでも思っているのでしょうか、あまり良い感じではありません。音声分析で手伝ったディスコ・プラシッドは本家CSI1シーズンに続いて2回目の登場でした。AXN CSI:NY
May 27, 2007
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大都会ニューヨークを舞台にしたシリーズらしく、今回の主役はその「大都会」のそのものでした。世界の大都市ニューヨークは観光客の溢れる街でもある。ダブルデッカーの2階に本物の骸骨を置くという趣味の悪いいたずらは、この町のどこかで人知れず死んでいく者がいるということを示している。しかし誰も死んでいく者のことは気にかけないように見える。華やかなネオンサインやブロードウェイの人混みとは裏腹に、「アメリカンドリーム」を追ってこの町に来た若者たちが希望を失い、大都会の大きさに呑まれ、いつしか都会の暗闇の中で消えていく。今回はCold Caseの事件で、本をモチーフにして文芸調でしたが、華やかさに欠けましたね。冒頭に見つかった遺体のIDは結局判らず、その代わりに彼の持ち物から、同じようにニューヨークに出てきて挫折した若者の存在が判りました。彼にはずっと捜していた両親があった。この両親の息子を思う気持ちは本当に気の毒で胸を打たれました。マックは捜査の進展を伝えることができず、彼らを慰めることもできない。しかし、結局捜していた愛する息子は故郷を捨てた殺人者であることがわかって、マックたちの捜査は両親に答えを出すことができました。いや、むしろ知らなかった方がよかったのでしょうか。いろいろと余韻の残るエンディングでしたね。地味な事件で証拠を調べるシーンがやたら長いな、という印象もありました。復顔術が上手いエイデンも「私の出番まだ?」と暇そうでしたし。ただ、証拠が鉄パイプで自白はあったけれど、被害者不明で立件できるのかなという気がしました。目撃者もないしねえ。AXN CSI:NY Secret Machines『Sad And Lonely [Live]』モリーさんのブログ
May 20, 2007
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第2話は、女性のリードキャラクターであるステラにスポットを当てたエピソードでした。NYらしく、セントラルパーク内で起こった非道なレイプ事件に感情移入するステラ・ボナセラ捜査官。日々NY中で起こっている事件かも知れませんが、調書を取る過程で、Law & Order: S.V.U.のオリビア・ベンソン刑事を思い出してしまいました。被害者のロビンはレイプされ大変な目にあったのに、父親に「パーティに遅れてごめんなさい」と言いました。この父親がなんだか娘に冷たかったですね。そういうところにステラの憤りがあったかも知れません。彼女は思わずかっとなってシャワーで頭を冷やしてしまう。決め手となるはずのDNAが犯人が無精子症ということで使えず、捜査は行き詰まりになりました。しかし、彼女の熱意を察した仲間は黙って手を貸し、マックが捜査ファイルの中にヒントを見つけ出しました。ついに犯人を特定できて、このチームワークが良いですね。Bプロットの方は、やはりNYらしい?大都会のネズミ事件。犯罪に使われた弾丸を呑み込んだネズミを自ら解剖するマックが珍しいですね。検死医は人間以外を看ないので、遠慮してのことだったのでしょうか。こちらは都会の闇の片隅で、消えていきそうな地味な事件でした。こういうことも仕事の内なのでしょうね。それでもマックの机の上にはファイルがどんどん積まれていくのでしょう。AXN CSI:NY UNKLEUNKLE『Celestial Annihilation』モリーさんのブログ
May 13, 2007
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ラスベガスだとショーガールがみんなのアイドルなのでしょうか。女性を非道な方法でレイプし殺したのだから悪いのには違いありませんが、ニュースレポーターの扱いなどを見ていても、他にこれといって文化がない地域の特殊性なのかなと思って見ておりました。今回チームの雰囲気がとげとげしいのは、査定の時期、あるいは昇進を申請する時期だからなのでしょうね。ちなみに「査定」なんて言葉はCSIマイアミではほとんど聞いたことがないですが(爆)、ベガスではシリーズの始めからよく聞きます。それがドラマのサブストーリーなのでしょう。今回のキャサリンの行動、発言、強いリーダーシップにはどこにも非難される部分はないと思いました。元ストリッパーという経歴から犯人と対する適性もふさわしいと思いますし、無念な思いをした被害者への思い入れなども彼女ならではでしょう。やはり男を操ることに関しては、キャサリンに分がありますね。それなのに、事件を明らかにすることよりも、自分たちの昇進のことを考えて担当したがるニックとサラて、何なのよ。(爆)そういえば、先週サラがグリッサムに昇進と個人的感情がなんとか、と言っていたのは伏線だったのですね。今回はキャサリンをサポートしながら部下には強い態度で臨めない、グリッサムも押されると案外弱いのね。(笑)ついでに、このシーズンの後、ギャラの問題でもめて5シーズンの撮影初日をボイコットしたのはこの2人だったわね、とちょっとにやりとしてしまいました。もしかしてネタだったのか?
May 12, 2007
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CSIシリーズの第3弾が、他のシリーズ(特にCSIマイアミ)よりも早くタイミングでCS(AXN)に登場しました。(WOWOWでは2シーズンの終盤を放送中)DVD BOXもすでに出ていますし、ドリカムのタイアップ曲が付くなど、このシリーズはプロモーションに力が入っていますね。主役が知名度、アカデミー賞などで実績のあるゲイリー・シニーズなので、初めてCSIに接する人にも受け入れられやすいかも知れません。舞台は大都会ニューヨーク、多くの面で先輩のオリジナル(ベガス)、スピンオフ(マイアミ)との違いを際だたせているような印象です。まず画面の暗さ、セピア色に近い色遣いなどがドラマを重く感じさせます。CSIマイアミとのクロスオーバーでも、その独特の演出は見ることが出来ましたね。また、第1話としては、NYチームのリーダー、マック・テイラーのキャラクターに焦点を当てたストーリーがシリーズの設定、背景などを上手く描くことができたのではないでしょうか。冒頭の教会でマックは、911で亡くした妻のことを祈っていたのでしょうね。愛しい人の死からまだ立ち直ったとは言えないマックは、被害者が結婚指輪をしていたのを見て、「どこかに妻を捜している夫がいる」と自分を重ね合わせるように捜査に没頭していました。そのマックを心配するのが同僚のステラ。男女2人ペアによるベガスのスタイルです。その他のメンバーは、ダニー、エイデン、検死官のホークス、刑事のフラックなど。ラボの建物は古く歴史を感じさせましたが、最新の機器、装置を使って捜査が行われました。事件は、意図的に脳の機能を破壊するという元医師による猟奇的な「実験」でしたが、意識を肉体の中に閉じこめるという事に、暗く冷たい大都市の中での孤独を連想してしまいました。エンディングでグランドゼロへ向かったマックの表情がぐっと胸に迫ります。AXN CSI:NY
May 7, 2007
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グリッサムが一人田舎に出張し、地元保安官と一緒に斬首事件を解決するというシンプルなストーリー。 よそ者を敬遠する地元民とのやりとりが面白く、保安官とも対立してグリッサムのキャラが生きて、しかも全体にユーモアたっぷりで非常に良かったです。 しかも一人での仕事で羽を伸ばしたグリッサムが、留守を守るキャサリンを「妻」と呼ばれてまんざらでもない雰囲気。「やあ、ハニー」私はこういうのが好きですね。 思ったのですが、このパターンは要するにFOXのドラマ、"BONES"と似通ったところがありますね。非常に専門性の高い学者(しかも社会的なスキルが苦手)がグロさこの上ない死体を前にウンチクを垂れて、周囲の一般人から引かれる。バックアップするラボの人間も、その道のオタクだらけ。このエピソードもBONESのクマさんのエピソードにとても良く似ていました。 そしてグリッサムもどうせ出張するならマイアミやNYへ行けば、番組クロスオーバーが可能になるのですが、こういうキャラが生きるのはやはり今回のような素人に囲まれてこそですね。 クロスオーバーの場合、相手先のCSIに助言したり、一緒に捜査することになりますが、お互い遠慮して面白くない。せめて意見が合わず誰かと大げんかすればドラマになりますが、そんなことはありえないでしょう。(爆) なんとなくPetersenがクロスオーバーを嫌がる気持ちが判るような気がしました。 キャサリンの個人的な話が継続しているのも良いですね。娘を育てる母親として現実的な選択もありだと思います。
April 28, 2007
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