やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2015/01/31
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カテゴリ: 山スキー
昨晩急遽、岳友Yたさんからメールが入る。午前中は時間のあるやまやろうとしては願ったり適ったり。コースタイムを聞いても余裕で、予定していた通院と散髪もできそうだということで参加した。

500mlを3缶飲んで寝たが、わくわくしていて夜中に何度も起きた。5時前に無事に起きられて、てきぱきと準備。空いている8号線とスーパー農道をぶっ飛ばす。文字通り飛ばした。5時過ぎに家を出たが、6時にはあわすのの駐車場に着いていた。うーむこれはとっても速い。

駐車場の除雪作業を見ながら、後続のYたさんを待つ。端っこに駐車して準備開始。

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6:47 出発。まだ夜が明けきらないゲレンデ。右方端部をわしわしとシールで登っていく。いきなり全開のYたさんに置いていかれる。遅れて着いたことを気にして先行しているのだ。そこまでせんでもいいがにー。

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7:16 ゲレンデトップ。ここまでで既に上着は脱いだ。雪は降りしきっているが、暑くて脱がずにはいられない。頭は濡れるぞ、フリースのタートルネックくらいは持ってくるべきであった。頭髪が濡れて凍ってバリバリだ。

ここゲレンデトップから山頂まで1時間半とYたさんが言うものだから、やまやろうは余裕をかましていた(Yたさんの後ろだし)。基本やまやろうの板はツアー用で短く、このような深雪には対応できないのだ。だから自ずと後進となる。一度先行したが、水平移動でも難儀した。板のトップが浮いてこないのだ。だから持ち上げる動作が加わって、足の筋肉に余分な疲労が蓄積される。最後までほぼYたさんのラッセルとなってしまった。

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7:59 貯水池の脇。意外に時間がかかる。細尾根に取り付いた途端、左の斜面がぱっと雪崩た。足元を埋める雪。こんな小規模な雪崩でも、行動に難儀することになるのだ。いやー今回の雪の状態は、やまやろうの山スキー履歴の中でも最も危険なものであったと思う。

先行のYたさんが斜面でジグザグを切るたびに、雪面にクラックがパシパシ走るのだ。途中でピットテストが不要なほどの雪質。途中で帰ってもいいなと思ったくらいだ(自分の用事もあるし)。

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雪は止まない。細かい雪が断続的に降り、上半身を白くする。体温で溶けると寒いのだ。特に頭。Yたさんはバラクラバをかぶっていたから問題がなさそう。やまやろうはねじり鉢巻で行動していたものだから、露出した頭髪はハードスプレーをかけたかのようにバリバリになってしまった。途中からこれではアカンと思い、帽子をかぶった。

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確かにこんなコースで難儀するのは理解に苦しむ。富山県での山スキー初心者コースだよ。まあ雪に阻まれているのだ。新雪が降り積もってYたさんの板でも先端が出てこない。板で突き崩して進むから余計に疲れるし時間もかかる。

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小さな尾根に乗った。斜度は楽になったが、これまでこんなコースは来たことないぞ。帰路が不安だ。

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10:05 大品山の頂上に着いた。いやー長かった。おらの診察時間は10時なのですが何か? ほとんど全てのラッセルをYたさんにやってもらったから、やまやろうは疲れていない。何か申し訳ない気持ちと、物足りない気持ちで一杯だ。ほぼ休憩なしで下山の準備に取り掛かる。

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10:22 下山開始。トレースを確認しながらパウダーランを楽しむ(雪深いから直滑降ですが)。テレマークターンなんてするだけ無駄ですよ、転ぶだけ。重力に任せるのみ。

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10:32 斜面が急である。GPSで確認すると、かなり東に流れていることが分かった。山腹を切るように雪を漕ぐ。本日の雪質、表層は結着なしのサラサラ新雪でその下にガリガリの硬い層がある。

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新雪ごと持っていかれないように、ガリガリ層を確認しながらの雪面トラバースとなる。トラバースしているものの、かなり下まで来てしまっているから大分移動しなければならない。三角形の左辺から右辺へ移動する時、頂点近くで移動するのと下の方で移動するのとでは、水平移動の距離が違うでしょ。さらに雪山では水平ではなく尾根あり谷ありなので更にリスキー。

余りにも距離が長いので、シールを付けた。これでトラバースも安全になった。GPSで確認すると幾つもの尾根を越えることになる。そんなに間違えていたのか。後からトラックを入手して検証してみたい。

12:13 見覚えのある朽木がある尾根に合流する。上りのトレースは僅かに残るのみ。長かったなあ、2時間近くさまよっていたのだよ。通院も散髪もぶっ飛んだ。無事に下山して魚津に帰ることが最優先となった。かなり下ってきていたようで、貯水池脇の細尾根付近にまで来ていた。ということは楽しい斜面は全てキャンセルということです。ううむ残念。

テレマークターンは一回も披露することなく貯水池脇に到着、12:26。この先もクロカン滑りとボーゲンに終始する。楽しい斜面は終わっているのでね、できるだけ疲れない滑りをするだけだ。

12:39 あわすの上部ゲレンデに着いた。うわー吹雪やにか。降りてくればましになるかと思いきや何も変わらない。視界不良のまま意識が半分ないままに、テレマークターンを面白いほどがしがし極めて下る。見えない方がいいが?

12:46 駐車場に着いた。ひどい天候だ。クルマの雪を払いのけて、やまやろうは急いで帰路につく。Yたさんは夕方まで滑るとのこと。にしたって、この山行内容では丸一日行動に等しいから、もう十分だろうな。やまやろうは後進ばかりですいませんでした。浮力のあるスキー板で、次回はわしわし上ります。





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Last updated  2015/01/31 10:39:50 PM


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