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「スーツの色で私を評価してほしくない」 遡(さかのぼ)れば、稲田氏は安倍政権にとって常に「火種」であった。そのひとつの要因は服装問題だ。彼女は地元である福井県をアピールする狙いもあって、同県鯖江(さばえ)市が生産量日本一を誇る眼鏡と、やはり地元の繊維の技術を発信するために網タイツを愛用し、「とても職責に相応(ふさわ)しい格好とは……。率直に言って気持ち悪い」(自衛隊関係者)と、周囲を戸惑わせてきた。 また護衛艦の中をヒールで歩いて見せたり、昨年11月のASEAN防衛担当相会合に赤い服で現れるなど、やはりファッションの「奇抜さ」で防衛省の関係者を吃驚(きっきょう)させているが、これについて彼女は、先の会合で、 「『みんなが黒いスーツのなかで、赤いスーツっていいと思いません、みなさん!』と力説して、同意を求めていました。『スーツの色で私を評価してほしくない』とも言っていましたね」(出席者) 元陸将の福山隆氏が憤る。 「自衛隊のなかには、戦闘服を着ている女性隊員もいます。稲田大臣の服装は、彼女たちへの配慮が見られず、これでは大臣と隊員の間に一体感が生まれるはずもありません」 稲田氏はお気付きではないようだが、問題視されているのは赤いスーツそのものではなく、服装から透けて見えてくるTPOをわきまえない非常識さ、すなわち服という「外見(そとみ)」ではなく、彼女の「中身」なのである。 ちなみに、関係者の証言に基づくと、同じ会合の場で稲田氏はこんなことも口走っている。 「私は、トランプさんが勝つんじゃないかと思っていた数少ない人のなかのひとりなんです。なぜって、彼はちょっと可愛いところがありますからね」 「かつて私は韓国に入国拒否されてテロリストって言われましたが、こんなに可愛いテロリストがどこにいますか?」 「独特」との指摘はファッションだけでなく、その感性にも当てはまりそうだ。■失態・失言問題 そして、稲田氏が火種となってきたもうひとつの要因は失態・失言問題である。 彼女の「信念」だったはずである終戦の日の靖国神社参拝を、昨年は海外で活動する自衛隊の視察を理由に見送った。これを、「言行不一致だ」と野党議員に迫られると、国会内で急に泣き出したことはご記憶の方も多いであろう。 また、「防衛費」を「軍事費」、「中国漁船」を「中国公船」と言い間違えたこともある。 さらに、本誌(「週刊新潮」)が一昨年に、稲田氏が過去に地元で有権者に「ともみの酒」と称した日本酒を配っていた疑惑を報じ、続けてこの記事に対する、ともに弁護士の稲田夫妻の対応について記事にすると、夫の龍示氏を原告として本誌を提訴。しかし、1審、2審ともに龍示氏側が敗訴していることは、新聞でも報じられた。ところが昨年11月、今度は朋美氏が原告となって本誌を訴えてきたのだ。 「弁護士事務所が大阪にあるため、大阪地裁に提訴したそうですが、大臣自ら大阪に行って出廷することになると、有事の際の対応がどうなるのか気掛かりです」(防衛省関係者)■来年こそ… 元航空自衛官で軍事ジャーナリストの潮匡人氏が懸念する。 「折しも北朝鮮がミサイルを発射し、自衛隊はいかに防衛するか頭を働かせている状況です。日報の『発見』が遅れたような今の状況を見ると、防衛大臣が現場で起きている事実をしっかりと理解し、シビリアン・コントロールが効いているのか、不安が募ります」 先の福山氏はより厳しい。 「日報問題も含め、防衛省に関する事柄の最終的な監督責任者は、言わずもがな防衛大臣です。今回は記録がなくなっただの、見つかっただのといった程度の話ですが、国民の命や国益に関わることだった場合に、どんな対応になっていたのかを想像すると不信感が増すばかり。もっとしっかりとした大臣を任命してほしいというのが、自衛隊OBとしての私の声です」 しかし、大手紙の防衛省担当記者はこう耳打ちする。 「1月17日に稲田さんと番記者の懇親会が開かれたんですが、彼女は翌日に習志野演習場(千葉県)で行われる自衛隊のパラシュート降下訓練に参加できないことを指して、『来年こそ飛び降りたい!』と言っていた。この人、来年まで大臣をやるつもりなんですね……」 パラシュートうんぬん以前に、大臣の座から飛び降りるのが先決ではなかろうか。 特集「安倍内閣を弱らせる『網タイツの一穴』国会で涙 国会外で被害者意識 『稲田朋美』防衛相が気持ち悪い」より 「週刊新潮」2017年3月2日号 掲載「私は籠池氏の事件を受任したこともなければ、裁判を行ったこともない旨の答弁をいたしましたが、これは委員会の場で突然過去の12年前の資料に基づくご質問であったので、私の全くの記憶に基づき答弁したものでございます。今朝の報道において13年前の裁判所の出廷記録が掲載されました。平成16年12月9日、夫の代わりに出廷したことが確認できましたので、訂正しお詫びいたします」稲田氏はこれまで国会で、森友学園側の顧問弁護士だった事実はないと答弁してきた。13日の参院予算委員会では、「籠池氏の事件を受任したこともなければ、法律相談を行ったこともありません」「法律相談を受けたこともなければ裁判を行ったこともない」。しかし14日朝、森友学園が起こした民事訴訟で、稲田氏が原告側代理人弁護士として出廷した裁判記録があると共同通信などが報じた。これを受けて稲田氏は閣議後の記者会見で、「第一回期日に夫(稲田龍示氏)の代わりに裁判所に行ったということはあり得るのかと推測できると思っております」。虚偽答弁の可能性を指摘されると、「13年前の抵当権抹消事件でありまして、私は記憶に基づいて今まで答弁してきたということでございます」。
2017.03.14
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注意して聞くとわかるが、人は誰でも「口癖」を持っている。この記事の筆者は、「まあ、これは〇〇だよね」と、語頭に「まあ」をつける癖があるが、これは「その場を取り繕ってお茶を濁したい無責任なタイプ」に多い口癖らしい。他にも口癖には実にさまざまなものがある。 たとえば「ちなみに」「とりあえず」「変な話」「要するに」といった口癖がある人は、身近に少なからずいるのではないか。これらの口癖は、どんな性格を表しているのだろう。■「ちなみに」は親切な人?ウザい人?「ちなみに~」と、ある情報を伝えた後で、何かと付帯情報を言いたがる人は、職場でも友達付き合いの中でも結構いるものだ。『効きすぎて中毒になる 最強の心理学』(神岡真司著、すばる舎刊)によると、この口癖は、親切さとともに、くどい性格を意味するそう。わざわざ必要以上に情報を提供してくれるのだから親切には違いないが、同時に手持ちの知識を披露したくて仕方がないタイプ、というわけだ。■普通の話なのに「変な話だけど…」何かというと小声になって「変な話だけど、あの人って〇〇じゃん」と、「変な話」が口癖になっている人もよく見かける。そして、実際に聞いてみると特に「変な話」ではないことが多い。この「変な話」は、自己主張をしたい気持ちと、否定されるのを恐れる気持ちが同居していることを示す口癖だ。持ち主は、自分の考えはあるが自信がなく、気弱なタイプが多いという。■「とりあえず」は責任回避タイプ居酒屋での「とりあえず生」は別として、それ以外の場面でも「とりあえず」を連発する人には、責任回避の気持ちが強く、平和志向ということが言えるようだ。あまり仕事では頼りにならないタイプかもしれない。■面倒くさがり&仕切り屋に多い「要するに」実際に口癖になっている人が多いのか、どことなく偉そうだから目につくだけなのか「要は〇〇でしょ」「要するにこういうことでしょ」と、何かにつけて要約したがる人は、どのコミュニティーにも必ずいる。この口癖が示すのは、持ち主の仕切りたがり屋な性格だ。リーダー気質である一方、面倒臭がりでせっかちな一面もうかがえる。たしかに、説明の途中で「要するに」と切り込んでしまう人は、いかにも面倒臭がっているように見える。■「わりと」が意味するのは「絶対・ものすごく・どうしても」言葉そのものの意味とギャップがあっておもしろいのは「わりと」という口癖だ。意味だけを見れば「比較的」ということなので、ある種の客観性を感じさせるが、実はこの口癖を持っている人は思い込みが激しく、視野が狭いタイプ。疑心暗鬼になりやすい面もある。「わりと」は、「絶対」「ものすごく」「どうしても」と脳内変換しておくと、相手の本心をつかめるかもしれない。『効きすぎて中毒になる 最強の心理学』には、ここで取り上げた口癖の他にも、相手のしぐさやクセから相手の本心を探る方法や、自分の印象を操作する方法など、心理学の知識を駆使して対人関係をコントロールするノウハウが多く紹介されている。
2017.03.04
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