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テールの毛束がバラけないようにまとめたところで、次の作業。 「えっ、テールはこれで完成でしょ?」 「ところが、そうはいかない。」 「どういう事?」 「試しにベースに付けてみようか。」ストレートのウェフを束にしてそのまま付けても人のようにキレイに垂れないで、トサカのように立ってしまうのだ。 「なるほど、テールが頭から離れちゃうのね。」 「そう、もっと頭に近いところから曲げたいワケ。」そこでテールの根本に近いところから手芸用アイロンで曲げていくのだがまとめてやろうとしても上手くいかない。まとめてアイロンがけすると曲がる箇所の下部分、最も小さく曲げたい所が大きく曲がり、上部分の最も大きく曲げたい所が小さく曲がる。すると内側に凹みのある不自然なテールになってしまうのだ。なるべくキレイに垂らすために、手間はかかるが下部分の最も小さく曲げたい所から少しずつアイロンがけしていく。因みに、アイロンがけする前に毛束の先端をカットして揃えておくと完成した時、先端が自然な感じに仕上がる。 「シンプルに見えるテールにも工夫があるのね。」 「そうだろう。もっと褒めて。」 「とってもステキ!」 「素直に言われると何だかムカつく。」
2013.10.12
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ベースが出来上がった後の、次の作業はテール製作。ベースにテールを取付けてみて実際に取付け位置の確認をしないと、後で「泣き」を見ることになる。(前に、安易に位置決めしてウェフを張付けた後、テールを付けてみたら位置が高すぎたことがあった。気づいた時には後の祭り、作り直すしか無い。忍耐と時間の必要な作業の後だっただけに立ち直るのに苦労してしまった。) 「へー、大変だったのね。」 「限りなく他人ごとだね、ヒナノ君。」 「だって他人ごとだもーん。」 「ンなコト言ってんと泣き見んぞ。」 「ホーホケキョ」 「イヤ、その鳴きじゃなくてだネ・・・」今回のウィッグはライトグリーンである。僕の作りたいドールは、人間のリアルなミニチュアではなく、ドールならではのカラフルさ、表現にある。ウェフには様々なカラーがあり、明るいキレイな色が沢山ある。人間だと奇抜でしかないライトな色も、ドールだとカラフルで可愛いらしかったりするのだ。ウェフの束がバラけないよう先端をボンドで固める。固める範囲はなるべく小さくしたいが、小さすぎると接着不良でバラけてしまうし、広すぎるとトサカのように立ってしまう。糸を巻いた辺りまでが丁度良い感じだと思う。テールはホック式で取り外しできる。 「ライトグリーンのポニーテール、楽しみだなっ、ワクワク。」 「ひなも欲しい・・・」 「雛乃は何色が好きなの?」 「エッ、いいの? やったーっ!! ウーン、ひなはねぇ・・・」 「ハイッ、時間切れです。残念でした。」 「なにソレーっ!」
2013.10.03
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