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July 17, 2006
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あいかわらずまとまった時間がとれないので
とりあえず少しだけ書いておくね。

村井さんが昨日の公開討論会で提出したプリントで
「権力のない知事による輝く市町村づくり」
ということで想いを述べているんだけど、
村井さんが地域行政の基本単位としてとらえているのが
平成の大合併後、現在81になった市町村。
村井さんの考えではこれでもまだ多すぎるくらいで、
本当は60くらいになった方がいいと言っていた。
そうすれば住民の本当の想いに応える
目の行き届いた行政ができるというんだけど、
本当にそうなんだろうか?

たとえば私が住んでいるS市は昨年の4月に
周辺の3町村と合併し人口10万人都市となった。
それから1年、S市に合併されたことで、
旧3町村では住民の思いに応えるどころか、
いろいろな不便が生じてきていると聞く。
いままで無料で使用できた公共施設の有料化、
学童保育の暫時廃止やその他いろいろ。
小さな自治体だった時にできたことが、
大きくなったら逆になくなっていって、
住民の想いからは遠くなっているという現実がある。

県は遠くて大きすぎる、
市町村こそが住民の想いに一番近い自治体と、
村井さんはそういうのだけれど、
もし本当にそうならば、
どうして田中県政になってから、
県民は市町村をすっ飛ばして、
県へはものを言えるようになったのだろう?
「本当は自分の住む市町村に伝えるべきとわかっているが、
市町村ではこわくてうっかりものを言えないから」と、
どうして県民が言うのだろう?
県民の想いを聞いてくれる人がいるのは
市町村なのか、県なのか。

田中知事は地域主権の一番小さな単位はコモンズだという。
そしてそのコモンズで自分たちの想いを、
自信を持って言えるようになる仕組みづくりをしていくことが
まず基本だと考えてくれている。
だからこそコモンズ支援金という制度を作り、
地域に根ざした活動をしようとしている人たちを
県が進んで支援しようとしている。
コモンズという小さな単位それぞれが元気であれば、
それが構成する市町村、
そして県全体が元気になるという考え方。
人間の身体で考えてみるとわかりやすいけど、
ひとつひとつの細胞が元気であれば、
身体全体も元気になるという考えよね。

もう一度簡単にまとめると、
田中知事はまず長野県としてどうあるべきかの理念を示し、
そこへ向かって最小単位のコモンズ、市町村、
そして県が、上意下達ではない、
フラットな水平補完という形で、
それぞれにできることを補い合って、
公の幸せを実現していこうとする考え方。

それにたいして村井さんの方は、
市町村長はすでに市町村の民意を代表するものという前提で、
市町村に権力と財源を与え、
市町村長との連携を密にしながら
知事と県職員がサポートしていくという考え方。
長野県という都道府県単位はたまたま歴史の中で
便宜上できた中間的なくくりの単位だから、
今後、道州制になることを考えれば重要ではない。
長野県がどこで分割されようとも、
個々の市町村が独自性を保っていれば問題はなく、
極端な話、長野県というものがなくなってもかまわないと、
そこまで言いきっていたのよね。
つまり長野県という単位では特に理念や
あるべき姿というものもないというわけだよね。

市町村に「強力な」権限を与えるということ、
そして知事は権力を持たないということ、
これは考えようによってはかなり怖い。
というのは市町村長は選挙で選ばれた人ではあるけれど、
必ずしも住民の思いを反映している人ばかりではない、
ということも考えなくてはいけないよね。
多数決では必ずしも公の利益(住民益、県民益)が
尊重されているわけではないと思うから。
声は小さくても、少なくても、もしかしたらそれが
多くの人の幸せに繋がることもあるかもしれないのに、
そういう部分に目をとめようとしない首長のもとでは、
市町村民は今まで以上に自分の思いを伝えにくくなっちゃう。
さらに市町村に対して知事が権限を持って
良いことに対してはさらに進めるべきだ、
悪いと思われることには考え直す方がいいのではないか、
と発言できないようであれば、
小さな住民の声はますます消されていくのではないかしら。

はたして私たちの想いが届くのはどちらだろう?
反田中派といわれる県議会議員と市町村長・組織が
こぞって推している「村井仁さん」。
私みたいな県民一人一人が
自分の考えと意志で応援する「田中康夫知事」。
ほんの少し考えていただければ、
その答えは明らかだと思うけれどね。

あと財政再建についてもちょっとだけ。
私が一番驚いたのは、
村井さんはこの苦しい財政難の時代に
財源は「中央からの補助金」という。
(うーん、元国会議員の考えそうなことだよね)
田中知事が借金を減らしたのは、
もらえる補助金や交付金をもらわずに
公共事業などをやらなかったからだというの。
国からもらえるものはもらって、
見返りのありそうな大企業の誘致などもどんどんやるべき。
財政再建団体になるのは赤字率(?)が20%になった時だから、
過度に心配せずに19.9%で踏ん張ればいいのだ、
赤字も資産ととらえればいい、
家計と地方財政は違うと言い切っていた。

それに対する康夫ちゃん。
まずは「大切な税金を預かっているものが、
赤字財政に危機感を持たないのは悲しいことだ。
1円というお金のやりくりに苦労している
県民の心を忘れずに、地道に借金の返済と
再建努力を続けるべきだ。」と言い返したよ。

やっぱり議員なんて長くやっている人には、
税金は国民や県民から預からせていただいている
大切なお金なんだ、っていう意識はないみたいね。
税金はどう使われるべきか。
それを真剣に考えてくれるのは康夫ちゃんだよ。
もちろん私たちも自分たちが納めた税金の行方に
もっともっと関心を持たなくちゃいけないよね。
それが自分を含む多くの県民、
住民のために生きているのか、
どうしたら生かしていけるのか、
それを一緒に考えることができるのも、
私はやっぱり康夫ちゃんだと思うよ。

最後に昨日出された康夫ちゃんの参考資料から
この一節を書き出しておきます。
ここに康夫ちゃんの思いが凝縮されていると思えるから。

年齢や性別、経歴や肩書、国籍や障害の有無を問わず、
誰もが発言し、参加し、行動可能な社会を目指して、
美しき山河を誇る信州から日本を変える。
その変革を後戻りさせてはなりません。



ああ、少しだけなんていって長くなってしまった。
締め切りをすぎている原稿も、
訪ねなくちゃいけないところもたくさんあるのに!
まとまらないけど、今日はこんなところまで。


北山早苗県議のブログも読んでね!

★★ 「長野改革」検証討論会 田中県政を大評価 下伊那の首長たち1
2006 年 7 月 12 日


★★ 「長野改革」検証討論会 田中県政を大評価 下伊那の首長たち2
2006 年 7 月 14 日


★★ 村井氏の政策は?国の補助事業歓迎、借金は宝、長野県はなくす
2006 年 7 月 16 日


<リンク追加>

★★ 知事選立候補予定3氏が持論 松本で公開討論会
(中日新聞7月17日)

★★ 垣間見えた主張の力点 県・市町村のあり方など議論
(信濃毎日新聞 7月17日)

★★ 220万人に問う:’06知事選 
現職、2新人が舌戦--公開討論会 /長野

(毎日新聞 7月17日)






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最終更新日  July 19, 2006 12:37:47 AM
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