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東京都美術館で始まった『ブリューゲル展』に行きました。 東京は記録的な寒波で、歩道には先日積もった雪が氷になって残っています。 吹き付ける風は冷たい。 あまりの寒さに夜の上野公園は、人もまばらです。そして、夜の美術館は空いていました。 ブリューゲルといえば、昨年はピーテルの「バベルの塔」が来てくれました。今回は花のブリューゲルと言われたヤン・ブリューゲルの作品など、ピーテル・ブリューゲル1世からそのひ孫まで、150年にわたる画家一族の作品を観ることができます。 ピーテル・ブリューゲルの森の風景はとても楽しい。バベルの塔で見せてくれた緻密な人物たちのいる風景は、物語性に富んでいて時間が経つのを忘れてしまいます。また、花のブリューゲルの作品も、鮮やかで肉感を感じるような素敵な花があふれています。 絵の前に、人だかりができるような作品はありませんでしたが、フランドル地方の風景や風俗を十分に楽しめる展覧会です。2月初旬までは写真も撮れる部屋があるので、早めの来館が良いでしょう。 ミュージアムショップでは、ブリューゲルの絵がプリントされた箱に入ったお菓子などを販売しています。蝶々のノートがきれいだったので買ってしまいました。 上野公園の冬桜イルミネーションも綺麗で良かったです。
2018年01月26日
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渋谷のBunkamuraに『ルドルフ2世の驚異の世界展』を観に行って来ました。 アルチンボルトの絵画から、天球儀や宝石の原石、調度品やイッカクの角にドードーの絵。 魔法の都プラハの宮廷に集められていた世界の不思議を、現代の渋谷に集めて見せてくれる素晴らしい展覧会です。 意外と空いていて、ひとつひとつの展示物をゆっくりと観ることができました。
2018年01月19日
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国立西洋美術館に『北斎とジャポニスム展』を観に行って来ました。 金曜日の昼過ぎだと言うのにチケットを買うのに10人くらいの行列が途絶えません。 中に入っても人の頭越しに展示物を見るような感じでした。 印象派からアールヌーボーまで、著名な作家の作品が展示されているすぐ側に、北斎漫画や浮世絵の点字があります。 北斎漫画は小さな作品なので、数人が前に立つとほとんど見えません。 それでも、年末に複数のテレビ局で特集を組んでおり、そこでポイントになる作品はほとんど見ていたので、原画はそこそこに海外の作家の作品を主に観てきました。 特に印象に残った作品は、ゴッホの描いた「雨の中で畑で種を蒔く人」、春画のコーナーにあったクリムトの「横たわる恋人たち」、オーギュスト・ロダンの弟子にして、愛人のカミーユ・クローデルの「波」。どれもほとんど立ち止まる人のいない作品でしたが、とてもちからづよく、美しく、大変魅力的でした。 他にも著名な作家の傑作揃いですから、どれを見ても満足できる展覧会でした。
2018年01月12日
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