JONの呟き日記
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梅は歴とした「果物」なのであるが、青い梅は見るからに酸っぱい感じがして、思い浮かべているだけでみるみる口の中が唾液でいっぱいになってしまうのだ。 杏と同じで木に沢山の実をつけているのだが、少し赤く色づいてくると、どんな味かなと思いつつ、木から一粒とって頬張ってみたくなるのが人情である。 一口つまんだら、酸っぱくてついつい吐き出してしまうのだが、実は青い梅の実には毒があることが知られている。 なんでも梅の種にアミグダリンという青酸配糖体が含まれていて、梅自体の酵素によって青酸化合物が体内で生成されるらしいのだ。 成人で梅300個ほど食べると致死量に達するそうなのだが、しかしとても酸っぱいうえに見た目も全然美味しくないのであるから、死に至るようなことはないのである。 それよりも梅には人体に有益な作用が沢山あるのだ。 まず、食あたりや腹痛にはてきめん効果がある。 エキスの作り方はこうだ。果実を下ろし機で摩り下ろして布に包みこんで絞るのである。 絞り出した液を火にかけて煮詰める。 水分が抜けてだんだんと黒いタール状の物質に変わるのでころ合いを見て火を止め、冷まして瓶などで保存しておくのだ。 食あたりや腹痛の際には小さじ一杯をお湯で溶かしてそのまま飲むのである。 小生も幼い頃は無理やり親に飲まされた記憶があり、今考えてみると、ずいぶんと両親と梅にはお世話になったものだと思う。 また、「梅干し」やその一歩手前の「梅漬け」なども我々日本人にとっては毎日の食卓を飾る必需品でもある。 その梅干しが二日酔いなどにてきめんの効果があるといわれている。 二日酔いの朝は食卓で一個の梅干しを口の中に頬張り、無理やり胃袋に収めるのである。 クエン酸が良い働きをして体中の酔いを解消させているみたいなのである。 即効性があるようなのでその節は皆様も是非お試しアレー!!
2009年06月30日
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