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さっきこのブログを書こうとしたら、大学時代の友人から電話がありました。何やかんやと喋っていたのですが、その友人は福岡にいるので、3日の博多の森までの案内人になってくれることになりました。地理的に不慣れな土地だったので、かなり助かります。方々に友人がいるっていうのは、こんなとき、言い方は悪いけど、便利です。話は全く変わって。UEFA杯の準決勝が先日行われた。決勝に進んだのは、ミドルスブラとセビージャ。ビドゥカがまたゴールを決めたことで、ワールドカップの対戦相手となるオーストラリアの脅威ぶりを伝える記事もあったけど、それよりもホーム&アウェイの2戦あるとはいえ、2ラウンド続けて4点差をひっくり返すという離れ業をやってのけたミドルスブラ。トーナメントのカップ戦には、こういった「事実は小説よりも奇なり」な出来事があるから面白く、こんなクラブが優勝してしまうこともしばしば。今回のミドルスブラはどうなるんでしょうか。で、そのミドルスブラに負けてしまったステアウア・ブカレスト。負けたにも関わらず、ブカレストの町は大変盛り上がっている。というのも、ルーマニアの首都でもあるブカレストには、ステアウアのほかにラピド、ディナモという2つのクラブがある。実は準々決勝でステアウアとラピドのダービーマッチが実現しており、勝利したステアウアがミドルスブラと対戦していた。それもあってか、ラピドのファンは、「今日からミドルスブラは俺たちの兄弟だ」と言い、ディナモのファンは、「ミドルスブラは偉大な我々の友達だ」と、憎きステアウアを倒したミドルスブラを称賛しまくっている。そういえば、ワールドカップに出場しないスコットランドで、なぜかトリニダード・トバゴの代表ユニフォームが人気を集めているらしい。というのも、トリニダード・トバゴ代表に、スコットランドのリーグでプレーするジェイソン・スコットランドという選手がいるらしく、その影響でメーカーが追加生産をしないといけないほど受注があるようだ。サッカーにおいて、イングランドとスコットランドは決して同じ国ではない。それぞれに独自のサッカー協会もあり、代表においても独自の代表があり、同じユニフォームを着てプレーするなんてことは有り得ない話なのだ。その中で、「スコットランド」という同じ名前の選手だから応援する、という以上に、ワールドカップのグループリーグでイングランドとトリニダード・トバゴが対戦するという、「敵の敵は味方」の発想があるのだ。そして宿敵イングランドに一泡吹かせてやりたい気持ちがあるのだ。憎きライバルを打ち負かした、その敵は称賛される。自らの思いを代弁してくれるであろう、宿敵の敵は味方になる。サッカーが戦争だと言われる所以を、こんなところにも感じる。そういえば、先の友人の電話の話。何でも、バルセロナの優勝の確率(5月1日1時現在)で、近々離婚するらしい(書いちゃったけどいいな?)。ぼくはこの件に関して、敵味方なくノータッチでいることにします。他人の“戦争”に口出しは良くないと思うので。ほな、また。
2006.04.30
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残り3試合で勝点9差。ここから逆転優勝する確率は、正直一桁あるかないか。だから心の準備は出来ていた。それでも「もしかしたら・・」っていう気持ちもあった。目の前で優勝を決められるのだけは避けたかった。是が非でも勝利を挙げることで阻止したかった。万が一優勝を決められても、引き分けに持ち込んで欲しかった。攻めて攻めて攻めまくって、「やっぱユナイテッドは手強かった」って言わしたかった。最後の意地を見せ付けたかった。ぶっちゃけ完膚なきまでにやられた。何も出来なかった。何もさせてもらえなかった。ルーニーも壊れた。踏んだり蹴ったりで終戦の鐘を聞いてしまった。2年連続で彼のクラブに優勝をさらわれてしまった。でも終わったことは仕方ない。負けは負け。素直に認めよう。You want some, Come get some!来シーズンこそ覇権を奪還し、欲しいものを取り返して見せよう。ほな、また。
2006.04.29
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さて、ようやく待ちに待ったゴールデンウィークです。なぜかは分からないけど、我が会社では今日から休みなわけで、来週の日曜日まで、つまり10連休。まさに“黄金週間”です。で、この長期休暇に何をしようかと色々考えました。溜まっているHDDとDVDと本を見続ける、何も考えずひたすらボーッと過ごす等々。でもせっかくこんなに休みがあるんだから普段出来ないことをすることに。ということで、スタジアム・ツアーに出かけたいと思います。スタジアム・ツアーといっても、音楽のライブに出かけるわけではなく、休み中にあるスポーツをできるだけ観戦しに行くというもの。その名も“ゴーゲッサ・ツアー”まず29日は長居に。翌30日はスカイマークスタジアムに。この2日間は日帰りでいける距離。そして5月に入って3日からは遠征して、3日に博多の森、5日に広島市民球場、6日にウィングスタジアム。本来はこれだけのはずだったのが、追加公演として11日にウィングスタジアムでの、日本の試合ではない、キリンカップ。計画段階ではかなりいい感じと1人で思っていたのが、29日は雨予報、30日は清原不出場、3日はどんたくとバッティング。かなり前途多難な様相。まぁ金銭の事を考えると、前途多難以前の問題な感じがしないでもないんですが。とはいえ滅多にない機会ですし、「You want some,Go get some」の精神で楽しもうと思います。ちなみに博多・広島遠征以外の日はこれまで通り、ブログは更新しようと思ってますので、またお越しいただければ幸いです。では良いゴールデンウィークをお過ごしください。ほな、また。
2006.04.28
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チャンピオンズリーグ決勝のカードが決まった。ビジャレアルを下したアーセナルと、ミランを下したバルセロナ。第1戦をホームで迎えたアーセナルは、トゥーレのゴールで勝利。第2戦は一方的に攻められながらも、終了間際にはPKを与えながらも、レーマンがリケルメを止めスコアレスドロー。トータル1対0で決勝に進出。第1戦はアウェイに乗り込んだバルセロナは、ロナウジーニョのパスからジュリーが決め勝利。第2戦は優位に試合を進めながらもジダの好セーブもあり、結局スコアレスドロー。トータル1対0で決勝に進出。こうして見ると、準決勝の戦いぶりは両極端な感じがする。共に第1戦を最少得点で勝利。第2戦はスコアレスドロー。しかしホーム&アウェイの順番が逆なら、第2戦の試合展開も好対照だった。シュートわずか1本でドローのアーセナル。圧倒的に支配したもののドローのバルセロナ。また戦い方も、リーグではオーソドックスな4-4-2に対し、チャンピオンズリーグでは違うフォーメーションのアーセナル。リーグでもチャンピオンズリーグでも一貫した4-3-3のバルセロナ。決勝などの大一番では得てして、膠着した退屈な試合が多いもの。おそらく現在の流れからすると、攻めるバルセロナ、守るアーセナルと、各々の第2戦のような展開が決勝でも再現されるだろう。それはそれで面白いかもしれないが、ここはひとつ、アーセナルにプレミア仕様に戻ってもらって、スペクタクルな打ち合いの試合を見せてもらいたい。余談になるが、以前書いたように、ライカールト監督の熟成させた、今シーズン勝つべきバルセロナのサッカーに対し、ビエラの離脱やホーム移転の影響で若手主体に切り替え、来シーズン以降に勝つはずだったアーセナル。時計の針は過去に戻らず、正しい時間を示しているようだ。ほな、また。
2006.04.27
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先週末に行われたアーセナル対トットナムのノース・ロンドン・ダービー。消化試合数の差はあるものの、4位のトットナムと5位のアーセナル。このままいけばチャンピオンズリーグの出場権はトットナム。しかしチャンピオンズリーグに優勝すればアーセナルが出場権を獲得。そうなるとトットナムの出場権は無くなる。昨シーズンのマージーサイドを思い起こさせる展開。実のところ、試合を見たのはついさっきなわけで、結果も、何が起こったかも知った上で観戦した。後半、アーセナルの選手が味方同士で接触し、その場に倒れこんだ。ここで紳士的行為とするなら、ボールをタッチに出しプレーを止めるはずだった。ところがトットナムの選手はプレーを続け(審判もプレーを止めず、“敵味方”の接触じゃなかった)キーンの先制点が生まれた。しかし終了間際の83分、アンリのゴールで同点に追いつく。普段なら1箇所に集まって仲間でゴールを祝うアンリが、今回は咆哮しながらピッチを走り抜けていた。まずキーンの先制点の場面。試合後、アーセナル関係者は揃って、プレーを続けたキャリックを批判していた。いくら味方同士で交錯したとはいえ、動けずうずくまっているのだから、あの場面では笛を吹いてプレーを止めるべきだったんじゃないか。結局、同サイドをダービッツに突破され失点してしまったアーセナル。ベンゲルはかなり怒りを露にしていて、ヨル・トットナム監督と顔を突き合わせて口論しているのをバッチリとカメラに捉えられていた。その後、アーセナルが怒涛の攻撃を見せて、アンリの右足アウトでの絶妙なゴールで同点に追いつくが、ゴール後のパフォーマンスはキャリックのプレーに対する、いわば仕返し的行動だった、とアンリ本人が語っていた。アーセナルの選手がゴールを決めた後は、大抵の場合、ゴールを決めた選手のところに他の選手が集まり、「Together!!」と言ってゴールを祝福する。試合を途中から見た人や、試合後のコメントを聞いていなければ、今回のアンリのパフォーマンスには驚いたことだろう。結局、試合は1対1の引き分けに終わった。両クラブの勝ち点差は埋まらず、2シーズン連続での歪んだチャンピオンズリーグ出場権争いが熾烈を極めてきた。試合後、案の定と言うべきか、ベンゲルは監督同士の握手をすることもなく、早々にロッカーへと消えていった。同点ゴールを決めたアンリは、心の中では敵対心を持ちながらも、トットナムの選手1人1人と握手を交わしていた。両手を交えて。なぜ両手で握手をしたのだろう。かれこれ数え切れない数の試合を見てきたが、両手の握手は全くといっていいほど見たことが無い。もしかすると、アンリの中で何かがあったんじゃないだろうか。アーセナルのファンに借りはない、とのコメントもあったみたいだし、チャンピオンズリーグの出場権も微妙な状況。ゴール後のパフォーマンスにしても、本当にコメント通りの理由からなのか。何らかの、というか率直に、移籍に関する決断が心の中で出たんじゃないだろうか。来シーズンからエミレーツ・スタジアムに移転するアーセナル。今回がハイバリーで行われる最後のノース・ロンドン・ダービーだった。クラブ同士、監督同士の因縁は舞台を移しても続いていくが、アンリにとってはハイバリー同様、今回が最後なのかもしれない。ほな、また。
2006.04.25
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昨年の12月のバーミンガム戦で頭を打ち、右目の視力障害で戦列を離れているユナイテッドのスコールズ。選手生命の危機さえもあったものの、順調に回復している様子。以下スコールズ。「まだ右目は少しぼやけているけど、 来シーズンの開幕に向けて少しずつトレーニングをしているよ。 上手くいけば開幕に間に合うんじゃないかな。 復帰できるかどうか不安なのは確かだけど、 必ず復帰できると確信してるよ。 右目が完治することはないのかも知れないけど、 たとえ治らなくてもピッチに立つ事は出来るはずだ。」最近ではギグスが中盤センターに入ることが多く、これが意外にいい感じなので、スコールズの不在はあまり感じられなかった。でもやっぱりスコールズがいるといないとでは大きな違い。ベテランの経験はもちろんのこと、2列目からの飛び出し、今なお健在の強烈なミドルシュートなど、スコールズがいるからこそ作り出せる攻撃のパターンがある。また守備面でも相手の攻撃を遅らせたり、決してプレスもおろそかにせず、サボることもない。今シーズンはもう残り試合も少ないし、怪我の重さを考えればゆっくり回復させてほしい。そして来シーズンの開幕で元気な姿を見せて欲しい。あくまでも無理せずに。ほな、また。
2006.04.21
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チャンピオンズリーグ準決勝第1戦、ミラン対バルセロナは0対1でバルセロナが勝利した。まず前半、ペースを握ったのはミラン。ホームの利も活かしながら、前線から積極的にプレスを仕掛け、バルセロナ得意のパスサッカーをさせない。攻撃でもゴール前左からジラルディーノ、右からシェフチェンコがシュートを放つもポストに嫌われる。しかしながら、バルセロナもカウンターから徐々にリズムを掴みかけたが、どこか普段と違うような印象もあって、ゴールは生まれず前半終了。後半はバルセロナのペース。中盤を支配し、ポゼッションサッカーからチャンスを作る。そしてロナウジーニョの縦パスからジュリーがゴールを決め、アウェイのバルセロナが先制。ミランは選手交代で流れを変えようとするもゴールは奪えず。後半終了間際にも足の止まったディフェンスに対してカカが攻めるも、アンブロジーニのシュートは枠を外れ、試合終了。勝ったバルセロナ。アウェイゴールを奪ったのは大きい。序盤は固さがあったり、ミランの激しいプレスに調子が出ていなかったが、徐々に本来のショートパスを繋ぐ素早いサッカーが出来だした。さらにピルロとカカのゲームメーカーを厳しくディフェンスすることで、相手の攻撃を封じていた。それが本来のサッカー、ひいてはペースを奪う要因になった。ロナウジーニョもまた、序盤の険しい表情から徐々に本来の笑顔が見られるようになり、ジュリーのゴールを演出した。ガットゥーゾとの競り合いに勝ち、ジュリー以外の誰もが予期していなかった縦へのパス。上手さ、強さ、速さと全てを兼ね備えているロナウジーニョを、日本代表はどのようにして止めにいくのだろうか。負けたミラン。試合前のゲームプランとしては、相手を無失点に抑えて勝つ、というものだった。ところが結果は逆になってしまった。敗因の1つは中盤を支配されたこと。先にも書いたようにピルロ、カカにそれぞれ厳しいマークが付き思うような攻撃の組み立てが出来なかった。またガットゥーゾは失点シーンに絡んでいる。ピルロ、ガットゥーゾ共に途中交代したが、ピルロは一旦着たベンチコートをすぐに脱ぎ投げ捨て、ガットゥーゾは差し出されたベンチコートを手で思い切り払いのけた。何も出来なかった悔しさ、認めたくない敗北がこのシーンに凝縮されていたように思う。無得点に終わったミランFW陣は、シェフチェンコにはプジョルの徹底マークがあり、ジラルディーノはチャンピオンズリーグで、というか今シーズンは目立った活躍を見せていない印象がある。しかし第2戦にはインザーギが戻ってくる(多分)。常に裏を狙うインザーギがいるだけでディフェンスは注意を要するし、狙い続けることでディフェンスラインを下げさせることが出来る。当然バルセロナの中盤も下がるか、中盤とラインの間にスペースが生じることになり、後半終了間際のようなカカのドリブルなど、チャンスも増えるのではないか。バルセロナのディフェンスもいささか不安な面があり、途中交代したオレゲールのコンディション次第ではあるが、ベレッチを先発に使わざるを得なくなれば、輪をかけてミランのチャンスは広がる。しかしミランにインザーギが戻ってくる一方で、バルセロナにはデコが戻ってくる。攻撃の印象が強く、被ファウル数が一番多いのがデコであり、それだけ相手からマークを受けていると言うことだ。反対にファウル数が一番多いのも、これまたデコであり、守備に対しての意識も非常に強い。雑誌「Number」のインタビューに答えていたのだが、デコは何でも自分でやらないと気が済まないらしい。つまり攻守関係なくどこにでも顔が出すのが、あるいは出てくるのがデコなのだ。イニエスタは良かった。ファンボメルも良かった。でもトータルで見て能力の高いのはデコの方だ。完膚なくやられた中盤の攻防にデコが加わるバルセロナ。潰しは第1戦以上にきつくなるだろうし、ホームと言うこともあり、攻撃もまた本来のバルセロナが見られるだろう。第2戦はバルセロナのホーム、カンプノウで行われる。ミランはアウェイながらゴールが必要なため、積極的に攻めてくるだろう。バルセロナは例え引き分けでも決勝に進めるし、0対1なら負けても延長に突入するだけ。気分的にはミランより断然余裕である。ただ、ホームでの試合、“バルセロナ”というクラブを考えれば、引き分けを前提に試合をすることはない。当然、第2戦も勝ちにくるだろう。という事は、両クラブとも攻撃的に出てくることになる。攻撃的に出れば、当然カウンターのチャンスが生まれる。そこに第1戦にいなかったインザーギ、デコという存在。少しのミス、ちょっとしたボタンのかけ違いで、ワンサイドの匂いも漂わせる第2戦になりそうだ。ほな、また。
2006.04.19
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いよいよチャンピオンズリーグ準決勝。今週はミラン対バルセロナ、アーセナル対ビジャレアル。さて、皆さんはどこに注目して準決勝を見るのだろうか。それとも全く興味の無い人もいるのだろうか。興味の無い人は、まぁ個人の自由なので致し方ないところではあるが、ここで終わってしまうと先に進めないので、注目点を持っている前提で話を進めることにする。例えばミラン対バルセロナで言うとロナウジーニョ対カカの、ブラジル代表対決。アンチェロッティ対ライカールトの、選手時代ミランの同僚対決。シェフチェンコ対エトーのFW対決。アーセナル対ビジャレアルはアンリの今後を左右するかもしれない。フランス対南米連合軍の対決。決勝まで目を飛ばすと、会場はパリ。フランス人の多いアーセナルにはホームと同様の声援が。元パリ・サンジェルマンのロナウジーニョにはブーイングか。バルセロナ対ビジャレアルになればスペイン対決。ビジャレアルが決勝に進めば、相手がバルセロナならロナウジーニョ、ミランならカカとリケルメの対決。もちろんリケルメにとってはバルセロナが相手なら復讐の機会。クラブ単位で考えると、昨シーズン、リバプールとの決勝で優勝するはずだったミラン。チェルシーへの雪辱も果たし、熟成度も増し、優勝するべきバルセロナ。世代交代が以外に早く結果を見せ、来シーズン以降に優勝するはずだったアーセナル。他の3クラブでは使いづらいリケルメを軸に、個人にクラブを適応させ、今がクラブ史上ピークと言ってもいいビジャレアル。つまるところ試合そのものが、もっと大きく言えばチャンピオンズリーグ自体が注目点。サッカーに興味のある方はもちろん、全く興味の無い方も、世界基準の最高峰、チャンピオンズリーグをご堪能あれ。ほな、また。
2006.04.18
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ヨーロッパはキリストの復活祭。ということで、イングランドは金曜日から4連休らしい。羨望の眼差しを向けつつも、よく考えれば、ぼくもあと2週間ほどでゴールデンウィーク。4連休の2,5倍の休みがあるんだから、ぼくを羨望の眼差しで見てくれ。ということでプレミアの日程も不規則なもので、ユナイテッドの試合は金曜日に行われた。相手は最下位の、この試合で勝利以外だと降格が決定するサンダーランド。結果論として言わせてもらうと、ユナイテッドにはよくある結果になってしまった。後半戦に入って対戦する下位のクラブにあっさりと負けてしまったり、アーセナルと戦った後の試合はなぜか苦戦する。リオの長期出場停止前のノーリッジ戦しかり、アーセナルに勝った後のポーツマス戦しかり。こうなる理由としてメンタル面が挙げられるだろうけど、下位相手に気が抜けるのや、強豪相手へのモチベーションの反動はある意味、人間だから仕方のないことではある。ただ状況を考えれば、今回のスコアレスドローはかなりイタイ。とはいえチャンスは数多く作ってたし、相手GKが当たりまくっていたということもある。調子は悪くないから最後まで諦めず戦い続けよう。さてと、ようやく本題に入ろう。勝利を手に出来なかったことで降格が決定したサンダーランドだが、(そういえば昨シーズンもサウサンプトンを降格させたのはユナイテッドだった)降格あれば昇格あり。3クラブが入れ替わるプレミアリーグで、レディングが昇格を決めたのは以前書いた。そして今回、2クラブ目の昇格クラブが決まった。土曜日に行われたイングランド2部に相当するチャンピオンシップで、シェフィールド・ユナイテッドがノーリッジを1対0で下し、昇格を決めた。シェフィールドに本拠を置くシェフィールド・ユナイテッドは、1893年にクリケットのクラブとして当初は設立された。サッカーにおいては、20世紀前半に黎明期があり、リーグ優勝1回、FA杯優勝5回を誇る名門クラブ。しかし1930年代以降はタイトルが無く、長い不遇の時代が続いている。愛称は、エンブレムに刀剣が描かれていることもあり「ザ・ブレーズ(Blades)」。同じ街にあるシェフィールド・ウェンズデイとのダービーは有名である。愛称通り、プレミアの猛者どもを斬って斬って斬りまくり、名門復活を遂げることが出来るのか。まずは昇格おめでとう。余談だが、昇格を決めた試合の相手、ノーリッジのワージントン監督は、現役時代シェフィールド・ウェンズデイの選手だったそうで、昇格を決めたシェフィールド・ユナイテッドのワーノック監督との試合後の握手を拒否し、ワーノック監督のVサインを払いのける一幕があったらしい。人間だもの、仕方ないよね。ほな、また。
2006.04.16
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ようやくクラシコも見終わってHDDも一息付いたかと思えば、今週はミラノダービー。先日のチャンピオンズリーグでリヨンに勝利し、リーグでも、プレミアと同じく残り5試合で勝点差7の2位につけているミラン。ビジャレアルに敗れ、マンチーニ監督が選手起用のミスを認め、空港で暴動に巻き込まれたインテル。最近の状況は両極端とはいえ、インテルもリーグでは3位に位置している。来シーズンのチャンピオンズリーグのストレートインを目指すためにも、そしてネガティブな周囲の雑音を打破するためにも負けられない試合。そんなミラノダービー。本当なら週末に行われるはずだったのだが、金曜日に行われることになった。同じくチャンピオンズリーグ準決勝を戦うバルセロナとビジャレアル(直接対決)が金曜日に試合を1日前倒ししたのに合わせ、日程的に少しの優位も与えないために、ミランがインテルに金曜開催の話を持ちかけたらしい。ミランとしてはリーグもまだ十分狙える順位にいるし、今回の相手は宿敵、インテル。また昨シーズンの屈辱を払拭するためにも、チャンピオンズリーグもおろそかに出来ない。しかし、問題は意外なところにあった。それは金曜開催という日程。なんでもカトリックの聖地・バチカンが金曜開催に激怒しているよう。4月の金曜日は聖金曜日と呼ばれ、カトリック教会にとって重要な日とされているらしく、そんな聖なる日にサッカーをするとは何事だ、ということ。結局のところ試合時間を繰り上げることで、その日の復活祭に時間が被らないように配慮したらしいが、宗教の論争などほとんど見られない日本では考えられない出来事。「サッカーを文化に」などと叫んではいるけれど、世界を見渡せば、それがいかにかけ離れたスローガンであるかを感じる。ほな、また。
2006.04.13
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まさかここまで強いとはぶっちゃけ優勝は諦めてたよでもそれは間違ってた今なら言える優勝するのは俺たちだルーニーあんたは凄ェよ怪物だよ 天才だよでも1つ借金だけはやめとけよパクユナイテッドの顔だよ同じアジア人として尊敬するよ数年前まであの西京極にいたんだろシルベストル上位のクラブと対戦すると攻撃で活躍するんだねディフェンスは全く信用してないけどでもいいよ今回は許す名前は出さなかったけどみんなみんな最高だよ試合に出てる選手も出てない選手も最高だよあと5試合最高に楽しんで最高のエンディングを見せようよほな、また。
2006.04.11
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ワールドカップまであと61日。何かと騒がれてた開催国ドイツの正GK争い。この度、レーマンを正GKにすることが決定した。この決定に疑問を感じる人も少なくないのではないか。決して、レーマンがカーンより上か、ということへの疑問ではない。そもそもクリンスマン監督は、これまで2人を試合ごとにローテーションさせ、どちらを正GKにするかは開幕寸前まで決めない、と常に言ってきた。それがなぜこの時期に決めたのか。クリンスマンは「今回の決定は両選手のプレーを長いスパンで観察した結果、下したものだ。 また、事態のエスカレートと、関係者のプレッシャーの増加を避けるために決定した。」とコメントしている。確かに監督就任後からこの2人を競わせるようにプレーさせてきた。そのために、特にカーンの所属するバイエルン側から、早く正GKを決めるべき、とのコメントが出続けてきた。それでも頑なに決めずにいたのがクリンスマンだった。アメリカに居住しているクリンスマンが、再三ドイツに住むように説得されても拒否していたのを翻したり、また今回の件といい、どうもクリンスマンの考えが変わってきている感じがする。今回の件で言えば、このまま開幕まで決めずにいけば、コメント通り、マスコミも含め事態をエスカレートし、特にカーンとレーマンの当事者は集中力を維持し続けなければならず、極度のプレッシャーと戦いながら、残りのリーグ戦をこなさなければならない。その結果、ワールドカップ開幕前に精神面の疲労が蓄積するよりは、先に発表することでその疲労を軽減することは出来る。そう考えると、自身の考えを変えてまで先に発表した理由として納得できる。しかし、本当の理由は、自分自身へのプレッシャーへの増加、じゃないだろうか。カーンとレーマンがプレッシャーに曝されるのと同様、選ぶ側のクリンスマンにもプレッシャーがかかってくる。おそらくクリンスマンにとってどちらか1人を選ぶのは難しかったはず。なにせ、2人ともバイエルン、アーセナルと高いレベルでプレーしており、ベテランということで経験も豊富だ。さらに自国開催ということで、ドイツの最低目標は優勝である。そんな国民やマスコミからのプレッシャーに、ある意味逃げたんじゃないか。もちろん優勝するつもりでワールドカップに挑むわけだが、万が一負けた場合の対策として、最近好調のレーマンを選ぶことで、負けたときに、「カーンよりも良かったからレーマンを選んだ」と、レーマンがミスしてカーンを選んでおけば、と言われたときの言い訳が出来る。またそうすることで自身への批判を間接的に回避することが出来る。「選んだのは私だが、ミスしたのはレーマンだ」と。さらには「バイエルン側から早期決定の要請があったから」と公式にコメントしている。確かに、先に書いたようにそういう事実はあった。しかしながら、それを公式に言うことで批判の矛先をバイエルンに向けることも出来る。「バイエルンの要請が無ければ、もっと確実に、正確な決断を下せたのに」と。いずれにせよ、GKはレーマンに決定した。しかしながら、まだまだ問題は山積みである。第2GKになったカーンのメンタルケア。若く経験不足のディフェンダー陣。バラック依存の攻撃陣。言うまでも無く自国開催での優勝という、周囲からのプレッシャー。クリンスマンの今後の決断が楽しみである。ほな、また。
2006.04.09
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今シーズンでボーダフォンとのユニフォーム・スポンサー契約を解除するユナイテッド。どうやらこの度、新スポンサーが決定したようだ。それはアメリカのAIGという会社で、4年5650万ポンド(約116億円)という、イングランド最高額での契約締結となった。このAIGという会社、どこかで聞いた事があるなぁ、と思い調べてみると、先にも書いたようにアメリカの会社で、保険・金融のサービス業界のリーダー(HPで自ら書いている)らしく、世界130カ国で事業展開をしている。日本ではアメリカン・ホーム・ダイレクトやアリコジャパン、AIGスター生命などがグループ企業らしい。どうりで聞いたことがあるわけだ。さて、契約締結となってユナイテッドのギルCEOのコメント。「AIGは従業員25万人を抱え、 アジアにも拠点を持つグローバル企業。 アジアにはユナイテッドのサポーターが約4000万人いると推定している。 この契約でAIGとユナイテッドの双方が、 より多くの可能性を持つことができる。」今回の契約について、まずユナイテッドから見た場合、金額もそうだが、ファン層の拡大でプラスになる。現スポンサーのボーダフォンもそうだが、AIGもまた世界規模の会社であり、コメントにもあるようにアジアにも拠点を持っている。スポンサー契約を結ぶことでAIG経由でユナイテッドの名前をより認知させることができる。またAIGがアメリカに本社を置いているということで、アジアだけでなくアメリカにおいても同様の期待が持てる。名前を売ることでグッズ販売の促進に繋げたり、トラフォードに足を運ばせることも出来る。そうなるとクラブの収益は上がる。現在ビッグクラブの多くがシーズンオフにアジアツアーやアメリカツアーを行っているのは、ヨーロッパという狭い地域での支持層拡大が頭打ちになっているためで、まだまだ未開拓の部分が多く残っているアジアやアメリカを狙うには、今回の契約は打ってつけと言える。一方AIGから見た場合はと言うと、こちらもプラスになる(誰も好き好んでマイナスの契約は結ばないから当たり前だが)。企業として規模を拡大する、または現状に満足せずさらに進歩しようとするのは当然のこと。そこでユナイテッドと契約することで、イギリス、おいてはヨーロッパの基盤をより強固なものにしようとしている。つまりはそれだけ「ユナイテッド」というブランドが、まだまだ強いということも言える。さらには自社の契約にユナイテッド関連の特典(チケット)などを付ける事で契約数が増加し、こちらもまた会社の収益は上がる。当たり前のことだが、両者とも経営を行っている以上、名を売り、利益を上げる必要がある。今回は両者の思惑が一致したことで晴れて契約締結となった。それにしても、AIGはアメリカに本社を置く会社。もしグレーザーがこの契約を引っ張ってきたのなら、オーナーになって初めて、“ユナイテッドのグレーザー”として名を売ったことになる。ほな、また。
2006.04.07
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『「3度目の正直」を胸に戦う』第2戦の前に語ったのは、リヨンのジュニーニョ。リヨンはチャンピオンズリーグの舞台において、一昨シーズンはポルト、昨シーズンはPSVに敗れベスト8の壁が破れずにいた。ミランとの準々決勝第2戦。前半25分、インザーギのヘッドで先制を許したリヨンは、しかし6分後、ジュニーニョのFKをディアッラが押し込み同点。アグリゲイト1対1ながらアウェイゴールで有利に立ったリヨンは、その後も試合を支配し前半終了。後半もリヨンのペースで試合は進むが、引き分けでは勝てないミランも反撃の機会を待つ。迎えた後半43分、シェフチェンコのシュートのこぼれ球を、またもインザーギが押し込みミランが勝ち越し。ロスタイムにもシェフチェンコのゴールで追加点を挙げたミランが3対1で勝利。ミランが準決勝に進出した。「2度あることは3度ある」またしてもリヨンはベスト8の壁を破ることが出来なかった。第1戦、第2戦を見る限り、常にペースを握っていたのはリヨンだった。チャンスを多く作っていたのもリヨンだった。それでも次のラウンドに進んだのは、ミランだった。まず敗退の原因として、決定力不足が挙げられる。ぼく自身、個人的にはこの言葉があまり好きじゃない。ゴールを決めるということは、そこにボールが到達するまでにいくつかの経由があるわけで、その経由がちゃんと出来ていないことにはシュートチャンスも作れない。またシュートチャンスがあったところで、大抵の場合、相手ディフェンスが止めに入ってくる。さらにはその後ろにGKも控えている。そんな状況の中で点が入らないと、すぐに、決定力不足だ、と騒ぎ立てる。それでも今回のリヨンに関しては、ペースも握り、パスも上手く回り機能していた。シュートコースが開いた場面も何度もあった。しかしながら奪った得点は、たったの1。確かにジュニーニョのFKは1つの大きな(大きすぎる)武器ではあるが、ここ数試合を見てもセットプレー絡みからの得点しか奪えていない。流れの中から得点を奪えていないということは、決定力がないと言われても仕方ない。しかし、それよりも大きな原因として、選手の質、そしてその裏側にある経験の差が出たんじゃないか。経験で言えば、3年連続ベスト8までたどり着いたリヨンにもある。しかし1対1のまま残り時間が無くなっていくなかで、今まで経験したことの無いベスト4へのプレッシャーが大きくなっていったかもしれない。またリヨンの選手の多くは、自国の代表に戻るとレギュラーを確約されていない選手が多く、極限のプレッシャーに曝される度合いが小さい。一方でミランの選手のほとんどは代表でもレギュラーメンバー。さらには数年前のユベントスをPK戦で破った決勝、昨シーズンの“イスタンブールの悲劇”を経験している。リヨンとミランを比較した場合、経験の数で言えばそれほど大差は無いだろうが、経験の質で言えばミランの方が値は大きい。1つ1つの質で言えば差は小さいかもしれないが、経験の数だけ、その差は大きくなっていく。毛利元就の3本の矢は有名な話だが、極限の中で最後の最後に重要なのは、1本1本の力、個人の力だ。経験の質の差、それがそのまま選手の質の差に繋がって、今回の結果に結びついてしまったんじゃないか。先制点を奪われても仲間を落ち着かせていたジュニーニョが、終了間際の2点目には下を向いてしまった。時間帯も時間帯だが、その場にうずくまる選手もいた。しかし、ロスタイムも含めてまだ時間は残っていた。そこで上を向くか、下を向くか。またしても壁を破れなかったリヨン。それでも3年連続ベスト8の成績は立派である。ここ3シーズンに限って見れば、同じ(あるいはそれ以上の)成績を残しているのは、リヨンを除けば、今回の対戦相手、ミランだけである。継続は力なり。高いと思っていた山も、いざ登りきればそんなに高くなかったりもする。そんな日がいつか必ずやってくる。そして気付くと質の差も無くなっているはずだ。ほな、また。
2006.04.06
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05-06プレミアリーグ。シーズンも残り約6試合。首位チェルシー。2位マンチェスター・ユナイテッド。勝点差7。気がつけば、いつのまにやら差は一桁。一時は優勝を諦めて2位狙いだったのが、最近の好調と連勝、チェルシーの不調を考えれば、あながち優勝も不可能じゃないところまで迫ってきた。ここで今後の両クラブの予定を見てみる。ユナイテッド:4・9 アーセナル(H) 14 サンダーランド(H) 17 トットナム(A) 23 ミドルスブラ(H) 29 チェルシー(A)5・7 チャールトン(H)チェルシー:4・9 ウェストハム(H) 15 ボルトン(A) 17 エバートン(H) 29 ユナイテッド(H)5・7 ニューカッスル(A)チェルシーはFAカップの準決勝が残っている。その日程が4月22or23日に組まれており、その日に行われるはずだったブラックバーン戦がどこかに組み込まれる。 おそらく26日あたりに入るんじゃないかと考えると、チェルシーの日程、特に後半はかなりきつい日程になる。現在の勝ち点差は7。直接対決でユナイテッドが勝つとして4。つまり5試合で4の差を詰めなければならない。「フットボールというのは、 予想外の結果と、サプライズがあることを理解しなければならない。」 (ファーガソン)「今後、プレミアのチームはチェルシーとの対戦で、 通常以上のパフォーマンスを見せると思う。 (カルロス・ケイロス)「僕は常に110%の力でプレーするように試みている。 全ての選手が全力でプレーしなければならない。」 (ルーニー)「俺はまだ優勝を勝ち取る可能性が残っていると思うよ。 良い選手が揃っているし、 俺たちは高いクオリティーを持っている。」 (ギグス)「周りに流されず、今まで通り、自分たちのプレーを続けることが重要だ。」 (リオ)「4月9日に優勝が決まる」と堂々と宣言したり、これだけ勝ち点差が縮まっても「タイトルは手中にある」と強がるモウリーニョ。確かに現時点で“まだ”首位にいるのはチェルシーだ。だが、それを追いかけるのはマンチェスター・ユナイテッド。そう、赤い悪魔が天使の微笑みを浮かべて。ほな、また。
2006.04.03
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いよいよ今週末はバルセロナ対レアル・マドリーのクラシコ。でも、リーガを放送する局に加入していないぼくは、世紀のクラシコを見る事ができない。同僚が貸してくれることにはなっているものの、おそらく借りるのは火曜日の予定。その頃には当然結果も知っているし、チャンピオンズリーグも見ないといけない。来週もまた忙しい夜が続きそうな・・それにしても、今回のクラシコ。いまいち盛り上がりに欠けている気がする。いつもなら1~2週間前から選手同士の舌戦が始まって徐々に盛り上がって、当日に興奮がピークに達するのに、今回はそんな雰囲気がほとんど見られない。気がつけば「えっ、今週クラシコ!?」なんて思った人もいるんじゃないか。でもよく考えると盛り上がりに欠けるのは、当然と言えば当然だ。何しろ、両クラブとも“クラシコ”に目が向いていないのだから。ホームのバルセロナは現在首位。2シーズン連続の優勝を目前に控えようとしている。マドリーに対する歴史的・政治的弾圧の反抗のシンボルとして、レアルに勝利を収めることが究極の快楽に等しいバルセロナ。ところが昨シーズンは優勝し、今年も現在のところレアルよりも順位は上。そうなると、もちろん勝利が快楽なのは間違いないが、勝てるか勝てないか分からない相手に勝利するより、勝って当然の相手に勝利するのでは、興奮レベルも違ってくる。さらにバルセロナが“クラシコ”に目を向けていない理由が、チャンピオンズリーグ。ベスト8に残ったバルセロナは火曜日に準々決勝を戦い、来週の水曜日に第2戦が組まれている。この地獄のような3連戦ではあるが、昨シーズン優勝したリーグと、約10年以上優勝してないチャンピオンズリーグ。選手や監督は公にあまり口にはしなくても、優先順位はチャンピオンズリーグにあるだろうと思う。これでリーグでの成績が悪ければ違ってくるけど、現在の状況を考えると、視線は“クラシコ”の先にある。一方のレアル。国内カップ戦は敗退し、チャンピオンズリーグもアーセナルに負けた。残るタイトルはリーグだけとなると、クラシコでバルセロナに勝ってポイント差を縮めて望みを繋ぎたいところ。チーム一丸となってバルセロナに挑まなければならないはずなのだが、レアルの視線はバルセロナの視線よりもさらに先、来シーズンに向いてしまってる。監督は誰になるのか、新しくチームに加わるのは誰か、チームを去るのは誰か、などなど。そんな噂が続くとチームや選手のモチベーションは下がるし、今シーズンに対する諦めムードも出るようになる。ゴールを決めたセルヒオ・ラモスがチームメイトから祝福されず、「まるで相手がゴールを決めたような雰囲気だった」とのコメントを出したり、エルゲラに至っては「監督とはうまくいっていない。 僕にとっては別の監督が来てくれたほうがいい。」「最悪のときを迎えている。 幸せでないのなら、ベストなのは去ること。 バルセロナからオファーがあれば、もちろん断る理由はない。」と話している。 ここ数シーズンのチーム状況を示すように、バルセロナは更に上を目指すために、レアルは自身のことで精一杯で、伝統の“クラシコ”に視線がいっていない。だからこそ舌戦もなければ場外戦もない、盛り上がりに欠けるクラシコ・プレビューになってしまった。それでもクラシコはクラシコ。試合が始まれば興奮して盛り上がりも見せることだろう。ぼくはそんなクラシコを、結果を知って半減した興奮とも共に火曜日以降に見ることになる。ほな、また。
2006.04.01
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