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2003.10.29
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カテゴリ: カテゴリ未分類
“500Miles (500マイルも離れて)”by Kingston Trio 1962

 1マイルを1.6093キロメートルとして、500マイルがどのくらいの距離か計算してみました。804.65キロメートルです。
 実は、500マイルという距離が実際にどのくらいなのかと考えたことがありませんでした。とにかく遠いんだ、長距離なんだ、ということだけは頭の中にあったのですが、800キロ程度だと知って、だいぶ具体的にイメージがわいてきました。
 初めてキングストントリオの『500マイルもはなれて』を聴いてから、かれこれ40年もたつのに、どうして中学生のうちに解決しておかなかったんだろう。などと今更のように言っても仕方ないです。

 ちょうどその頃、中学の国語の教科書にフルトンという主人公が1マイルを走るという短編小説が載っていて、......いや、待てよ。フルトンじゃなかったかもしれない。でもフルトンにしておきますね。
 とにかくその主人公フルトンは1マイルを走るんですが、その間、頭の中をいろんなことが駆けめぐるわけです。たしか腹痛に襲われたりしながら、やっとの思いで、(1位だったかどうかは忘れましたが)1マイルを完走する話だったから、その500倍の500マイルは相当な距離に違いないと漠然と思って、そのまま 40年たって今日になってしまったということなのです。

 英国米国ではいまだに大抵マイルを使っているようですが、マイルはマイルなりに使いやすいんでしょう。英国車のスピードメーターのように、マイルとキロのどちらも表示してあれば、僕らでも事足りますよね。
 メートル法の施行に伴い、尺貫法の伝統で仕事をしていた大工が困った時代が長くありましたが、何も全て統一することもなかったろうに。まさに「杓子定規」のお役人的発想ですね。「一間四方」「一坪」を「3.3平方メートル」ったって、ピンとくるわけがねえでしょう。
 子供の頃の長めの竹の物差しはセンチと尺(寸)が両方刻んであったけれど、今も作り続けているでしょうか。和裁をやる人などには便利だと思うんですが。

 我が国でメートル法が施行されたのは、僕が小学生の低学年の頃でした。通っていた銭湯においてあった秤は尺貫法で、学校で量るときはメートル法(キログラム)だった。そういえば、入学した当初から、学校は(授業も)メートル法だった。つまり、そんな具合に切り替えの時期に立ちあったわけですが、逸話が残っていないわけではありません。

 まだ冷蔵庫のないその当時、週に1度か2週に1度、肉を買いに行くのは僕の役目で、いつも必ず豚のコマ切れを100円分買ってくることになっていたんです。しかし豚のコマ切れは、たしか百匁120円ぐらいで、この買い方は肉屋がかなり嫌がったんです。今ならコンピュータ内蔵の秤で、どんな買い方も面倒な計算はいらないのでしょうが、当時はたしかに大変だったと思います。
 何度目かに、はっきりと「百匁120円だからね」と言われたのだけれど、僕だってそのくらいのことはわかっていました。ただ、その時の20円の差は、僕にはとてつもなく大きく思えて、子供なりに家計を案ずると、親には話せませんでした。
 やがてメートル法の実施に伴い、「100グラムいくら」という表示になり、計算がしやすくなりましたが、それと同時に100円分という買い方もしなくなりました。
 お断りしておきますが、ここに書いた「百匁120円」という数字はかなりいい加減な記憶なので、あまり信用しないでください。
 ところで若い皆さん、「百匁」は読めますか。

 おっと、いろいろ書いていたら、肝心の『500マイルも離れて』について書くのを忘れてしまったではないか。
 僕はキングストン・トリオのバージョンを先に聴いているので、PPM で聴いたときは、テンポがゆっくり過ぎるのと、マリーのボーカルがちょっと感情がこもりすぎているのとで、あまり好きになれませんでした。これは PPM 全般がという意味ではなく、この曲に限ってのことなんですが......。今聴けば、感想もちょっと違うかもしれませんね。

 ちょっと思ったんですけど、その後の PPM の活躍や知名度からすると、キングストン・トリオよりも PPM の方を聴いたことがある人の方が多いのかもしれませんね。
 で、どうなの、皆さん。そもそもこの曲、知っているのかしら。

 というわけで、「804.65キロメートル(その1)」は終わってしまいました。





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Last updated  2003.11.01 02:27:11
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