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七詩
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2005年07月03日
テーマ： ニュース(95824)
カテゴリ： 時事問題
昨日の日記で群馬大医学部が55歳主婦を不合格としたニュースを取り上げたところ、賛否両論沢山のコメントをいただき本当にありがたく思っている。日記では大学に批判的なことを書いたが、実は最初あのニュースをみたときは大学の判断も当然であると思ったものである。医学部で学生を養成するには膨大な金がかかり、国立医学部の場合にはその出所は税金であるのだから･･･。
でも、今回の55歳の主婦をちょっとシチュエーションを変えて考えてみたらどうだろうか。もし、これが50代に入ったばかりの男性が会社でリストラにあい、一念発起して受験勉強をして、やっと55歳で医学部に合格したというような事例なら、同じ反応をするだろうか。55歳では国立医学部には入れないという前例ができれば、今後そういう事例があっても入学は認められないことになる。知らず知らず55歳の医学部に合格した主婦というと、なに不自由ない高学歴のエリート主婦というイメージをもってしまうが、それをはなれてみると、やはり55歳だから医学部不合格という判断には疑問を感じてしまうのである。
※※
アメリカのライス長官が7月半ばに来日するという。そこで拉致事件に関心を持つ人たちの間では、ライス国務長官と家族会の中心で活動されている御夫妻の面会を実現させようとする動きがあるらしい。といっても、一般市民としては、この問題に積極的に取り組んでいる政治家をたのむしかないのだが、今ではｍａｉｌという便利なツールもある。
例えば、次のようなところはどうであろうか。
安倍晋三幹事長代理へのメッセージフォーム
http://newleader.s-abe.or.jp/modules/contact/
参考サイト
※
私が拉致事件に関心をもつのは、それが主権の問題にとどまらずに、何か戦後における国家と国民との関係を鋭く問い直すものであるような気がしてならないからである。オレじゃなくてよかった･･･戦後の日本を覆う気分を一言であらわすと、こんな言葉でいいあらわされる。だから、オレじゃない傷痍軍人が物乞いとして街頭にたってもなんとも思わない、オレじゃない抑留者がシベリアで次々と死んでいった時期でもソ連映画「シベリア物語」は大ヒット、漁船員がいくら外国に抑留されても世論は無反応だった。そんな中で拉致事件は、我々一人一人にあらためて問いかけたのではなかったのか。オレじゃないからよかった、本当にそれでよいのかと。
※
いくらマスコミが拉致被害者はエリートの生活をしていたと書きたてようが、いくら行方不明者の死亡確認イコール拉致事件の終結といった雰囲気を作ろうが、実際にはもっと想像もしたくもない事実がある可能性を払拭できない。というよりもおそらくはあるであろう。20代、30代の若者が偶然事故や病気で何人も死ぬとも思えないし、また、行方不明者の全員が全員生きているとも思えないからである。そしてそうであればなおさら、国家として怒ることもせずに、ひたすら世論の風化をまって、かの国と国交を結び、多額の経済支援をもくろむような、政府中枢の姿勢には疑問を感じてならないのである。
でも、今回の55歳の主婦をちょっとシチュエーションを変えて考えてみたらどうだろうか。もし、これが50代に入ったばかりの男性が会社でリストラにあい、一念発起して受験勉強をして、やっと55歳で医学部に合格したというような事例なら、同じ反応をするだろうか。55歳では国立医学部には入れないという前例ができれば、今後そういう事例があっても入学は認められないことになる。知らず知らず55歳の医学部に合格した主婦というと、なに不自由ない高学歴のエリート主婦というイメージをもってしまうが、それをはなれてみると、やはり55歳だから医学部不合格という判断には疑問を感じてしまうのである。
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アメリカのライス長官が7月半ばに来日するという。そこで拉致事件に関心を持つ人たちの間では、ライス国務長官と家族会の中心で活動されている御夫妻の面会を実現させようとする動きがあるらしい。といっても、一般市民としては、この問題に積極的に取り組んでいる政治家をたのむしかないのだが、今ではｍａｉｌという便利なツールもある。
例えば、次のようなところはどうであろうか。
安倍晋三幹事長代理へのメッセージフォーム
http://newleader.s-abe.or.jp/modules/contact/
参考サイト
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私が拉致事件に関心をもつのは、それが主権の問題にとどまらずに、何か戦後における国家と国民との関係を鋭く問い直すものであるような気がしてならないからである。オレじゃなくてよかった･･･戦後の日本を覆う気分を一言であらわすと、こんな言葉でいいあらわされる。だから、オレじゃない傷痍軍人が物乞いとして街頭にたってもなんとも思わない、オレじゃない抑留者がシベリアで次々と死んでいった時期でもソ連映画「シベリア物語」は大ヒット、漁船員がいくら外国に抑留されても世論は無反応だった。そんな中で拉致事件は、我々一人一人にあらためて問いかけたのではなかったのか。オレじゃないからよかった、本当にそれでよいのかと。
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いくらマスコミが拉致被害者はエリートの生活をしていたと書きたてようが、いくら行方不明者の死亡確認イコール拉致事件の終結といった雰囲気を作ろうが、実際にはもっと想像もしたくもない事実がある可能性を払拭できない。というよりもおそらくはあるであろう。20代、30代の若者が偶然事故や病気で何人も死ぬとも思えないし、また、行方不明者の全員が全員生きているとも思えないからである。そしてそうであればなおさら、国家として怒ることもせずに、ひたすら世論の風化をまって、かの国と国交を結び、多額の経済支援をもくろむような、政府中枢の姿勢には疑問を感じてならないのである。
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