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2005年07月04日
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カテゴリ: 雑感
ちょっと中だるみ気味だった「20世紀少年」が、がぜん面白くなってきた。やはり最初のころの主人公だったケンヂが再登場したせいだろうか。途中から主役をやってきたカンナやオッチョでは、ちょっとスーパーマンすぎて、いまいち感情移入ができなかった。それにしても、この話、新しい登場人物が次々とでてきて、いったいどんなふうに終息していくのか見当もつかない。しかも、北朝鮮を思わせる情報閉鎖社会の描写などもでてきて、いったい作者はどこまで物語りの構想を考えているのかと疑問になってくる。

世紀末に連載の始まったこの漫画もすでに6年。この物語りの大きなテーマは「終末」なのだが、結局20世紀少年達が心配していたような終末は来なかった。米ソの核戦争も起きなかったし、1999年の7の月に襲来が予言されていた恐怖の大王も来なかった。そのかわり鉄腕アトムも生まれず、淡々と人類の歴史は続いていく。

漫画の中では、21世紀初頭、世界は謎のカリスマ「ともだち」の支配する社会になっているのだが、科学の発達に反比例するかのように宗教テロが大きな問題になっている状況では、これもあながち荒唐無稽とばかりもいえない。そういえば10年前日本でもオウム真理教による宗教テロがあった。彼らは日本支配をもくろみ、太陽寂静国という国号、そして富士山に首都をおくことまで考えていたという。サリンの量産やLSDの空中撒布を計画し、ラジコンヘリの操縦訓練までやっていたことを思えば、これも単なる妄想とはいえず、一歩まちがえば、本当に21世紀少年のような反ユートピア的未来社会が実現していたかもしれない。

人間は知識や技術を蓄積し、次の世代に伝えることができる。科学は進歩するが、生物としての人間自体は数万年前と基本的には変わらない。もしかしたら科学の発達そのものに人間がついていけないことによる、反作用というものもあるのではないのか。そう考えると、オウムのような荒唐無稽な新宗教の出現などは、そんな反作用のあらわれなのかもしれない。
※※
同じ作者の漫画「プルートー」も話題になっている。もともとの手塚漫画は、プルートーというロボットが世界最強のロボット達を次々と倒していく話なのだが、個性的な敵と様々な場所で戦うという設定が、今にして思うといやにゲーム的である。「プルートー」は、この手塚漫画の本歌取りのような漫画なのだが、手塚漫画では数コマしかでてこない山案内ロボットを自然の守り神的ロボットに膨らませるなど、原作と対比しても面白い。





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最終更新日  2005年07月05日 01時19分48秒
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