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2024年09月06日
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カテゴリ: 雑感



徒然草は夭逝庶幾といって人間は老醜をさらす前に若いうちに死ぬのがよいということを言っている。けれども兼好法師自身は68歳で没したとされるので、夭逝どころではない。若きウェルテルの悩みが発表されたとき、ウェルテルと同じスタイルで自殺した青年が何人かいたというが、作者本人はもちろん自殺していない。書いていることと、作者本人は別物なのである。
松尾芭蕉には名句がいくつもあるが、けれども実際には佐渡島の上に天の川がかかる光景は佐渡島を越えて日本海上からでないと見えない。光堂は閉まっていてみることができなかったので、俳句に歌われた光堂は想像だ。もっと最近では寺山修司は高校生の時に母の死を悼んだ名歌を読んでいるが実際の母は死んでいない、その後も、様々な文章で、母親が自殺したとか駆け落ちしたとか、いろいろと書いていたが寺山の死後、母親は元気に姿を現している。
第129回 「母」を死なせるのはなぜ? | 図書出版 弦書房 (genshobo.com)
文学にフィクションはどこまで許されるかという問題になってくるのだが、フィクションだからと言って文学的価値がないというのも言い過ぎだろう。荒海や…の句は、それ自体が荒涼とした海と天の川の対比が想像される名句であることには違いない。
内容の虚偽の他に、じゃあ、作者本人についての虚偽はどうなのだろうか。
評論には偽外国人というジャンルがあって、日本人だと問題発言になるようなものでも、外国人(欧米人)の仮面をかぶるとゆるされるものがある。読者の方もなんとなくそれを了解しているのならよいのだけれども、その了解なしに純然たる外国人と思わせるのは反則のように思う。これはフィクションでも同様で、外国人の名で日本を舞台にした小説を書く場合、読者は外国人の目を通じた日本に興味を持つわけなので、やはりこれも反則ではないか。





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最終更新日  2024年09月06日 20時31分07秒
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