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【会津の馬頭観音像】
これは会津のとある村の「子安観音」像が保管されているところにあった馬頭観音像です。三面八臂になっています。しかし、顔は忿怒になっていません。また、この馬頭観音像も岩のような台座の上に祀られています。
「子安観音」像と一緒に、かつてはお堂の中に祀られていたそうです。そして、不思議なことですが、この村から少し下ったところに「乞食(ほいと)岩」という名の岩窟がありました。村の方は勿論ご存知ですが、川の流れで、それがどこにあったのかはっきりしなくなっています。
この乞食岩の場所を確定したくて、何回もその近くまで行ったのですが、見つけることは出来ませんでした。会津には、こうした「乞食岩」という名称の岩窟がいくつかありました。ある岩窟は川の氾濫で埋まってしまったようです。ただ、何回かこの近くの乞食岩を探しているうちに、切り立ったがけの下に、ひとが一人、やっと通れる程度の道があることに気がつきました。その道は乞食岩があったとされるところから下流には続いていませんでした。
この部分は雪崩が起きるので、かつては車でも難所でした。最近になって、スノーシェッドが出来てかなり良くなったのですが、何年か前に一度通行止めになったと聞きました。乞食岩があったとされる(国土地理院の地形図に「乞食岩」と記されています)周辺は、両側が切り立った崖になっています。