2003年07月17日
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中小企業は、会議が好きだ。

中小企業は、社長の話が長い……。

よく知らないけれど、なんかそんな気がする。
うちの会社は、少なくてもそんな感じ。

我が社の朝礼は、毎週月曜日にのみ行なわれる。
各部署の部長さんが社員のモチベーションを喚起する訓示をたれたり、
業務報告や最近作成した書籍の発表を行ない、つつがなく進行すれば
30分ほどで終了する(社長のお話がある回は、2時間に及んだりする。

司会は社員の回り持ちなのだが、司会者にも、ちょっとした“イイ話”を
述べる義務が課せられている。そして今週の司会者は、わたしだった。

司会者の話は、完全なまでに類型化されている。
まずは、最近、自身が見聞したことや感動したことを語り、その後おもむろに
「これを私たちの仕事に置き換えますと」という接続語を挟んだ後に、
仕事に関する啓蒙的な発言に帰着する。その啓蒙的な発言は、
本などを作るという会社の仕事柄、
「消費者の立場に考えたモノ作りを」
「作る自分たちが楽しまなければ、読んで楽しい雑誌はできない」
「見通しをたてることの大切さ」
などなど、5つほどのパターンに分類されてしまうのだ。


でも、何度も何度も、マニュアルをなぞるだけの行為を繰り返すのも
ワビしい。
だって、前方から見渡す社内の人々の顔には、一様に
「眠い、だりぃ、早く終われ」
と書いてあるんだもの。


しかし前に立ち、生気のまったくないみんなの顔を見たとき、
つむじのあたりがチリチリするような戦慄を覚えたのだ。
そして刹那、わたしの頭に天恵が降りてきたのだった!!
わたしは、話し出した。
「先日、テレビで美味しい生卵かけご飯の食べ方をやっていたので、
ご紹介します。まず、タマゴはかき混ぜてから味をつける方がよいそうです。
それから、醤油ではなく麺汁を入れると、ダシが効いてて美味しいそうです。
これをわたしたちの仕事に置き換えると、事前の準備を怠らないことが、
スムーズで効率のよい作業に繋がるということです。」

ちゃんと話を聞いている人なら、「あの人、アホなんちゃうか?」
と思うような理論の飛躍っぷり。しかし、その後の部長のお話のときにも、
総務の業務連絡の際も、そのことに言及する人はいなかった。
つつがなく30分ほどで朝礼が終わり、昼食に出た際に、一緒に食事をしていた
同僚に突っ込まれた。
「あれ、わざとでしょ」。

「えっ、なんのこと?」
ととぼけながら、心の内で快哉を叫んだ。





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最終更新日  2003年07月17日 22時00分44秒
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