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発達障害と向き合うピアニスト・野田あすか、最新曲「生きる。」の配信がスタート Music Videoも公開2020年3月4日(火)、宮崎在住のピアニスト・野田あすかの最新曲「生きる。」が、自身初の配信限定作品として発表された。発達障害と向き合うピアニストとして、全国に感動の輪を広げている野田。新曲「生きる。」は、北海道在住の写真家・井上浩輝氏と共に触れた北海道の厳しい自然を生き抜く野生動物たちの姿、その鮮烈な生と死に共鳴し、どんな困難にも立ち向かって生きていく命の尊さを美しいメロディで紡いだ作品だ。その過程はテレビでも放映され、発表を望む声が多くあがっていたという。また、配信開始に合わせて、レコーディングの模様を収めたミュージックビデオが公開された。映像は、井上浩輝氏の写真とのコラボレーション映像で、YouTubeでもフルバージョンが公開されている。なお、野田は先ごろ、「第35回国民文化祭・みやざき2020」「第20回全国障害者芸術祭・文化祭みやざき大会」のアンバサダーにも任命された。2020年3月28日(土)には浜離宮朝日ホールでのコンサートも予定されている。■配信情報「生きる。」 野田あすか2020年3月4日配信Music Video https://youtu.be/xiOUhParMPM ■配信情報・iTunes Store、レコチョクほか主要配信サイト、及び、Apple Music、LINE MUSIC、Amazon Music Unlimitedなど主要定額制音楽ストリーミングサービスにて配信中。 公演情報『野田あすかピアノ・リサイタル2020』 日程:2020年3月28日(土)開演 13:30 (開場 13:00)会場:浜離宮朝日ホール 料金(全席指定(税込)):一般 4,000円(税込)学生/小・中・高校生 2,000円(税込)※学生券の対象は、ご観覧時に小・中・高校生の方に限ります。当日身分証明書をご持参ください。[SPICE]野田あすか「生きる。」ジャケット写真とてもすてきな曲ですね。無事にリサイタルが開催されますように。407万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。☄
2020.02.29
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『小夏を探す旅』 川上夏子著 妊娠34週、医師はエコー画面を映しながら、「動いてないね」と言った。臨月を目前にした子宮内胎児死亡だった。 陣痛促進剤を使っての「出産」、まるで眠っているような赤ちゃん、お菓子やカエルのガラガラを入れた 棺(ひつぎ) 。「小夏」と名付けた子の骨壺を抱いて自宅へ帰ると、用意している子ども部屋が目に入った――。 筆者は1974年生まれ、福岡県出身のグラフィックデザイナー。いくつかの著書があるが、本書については、「書くべきか書かざるべきか、10年間悩みました」としている。その10年をかけた「小夏を探す旅」で、たどり着いたものは何だったのか。 妊娠経験のある女性の41%が流産を経験しているという。「あのときの孤独を私は忘れられない」と言う筆者が紡ぎだす言葉は、きっと誰かの心を支えるだろう。 (書肆侃侃房 1500円、税別)[yomiDr.]小夏を探す旅 [ 川上夏子 ]出産は病ではないけど、長い10ヶ月間不安を抱えながらの年月はやはり命がけだけに、当たり前に生まれて来てくれるだけでも大変なことなんですよね。☄
2020.02.28
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自閉症と遺伝子突然変異の関係突き止める 阪大研究チーム 治療薬開発に期待自閉症に関わる遺伝子を突き止めたと、大阪大などの研究チームが発表した。この遺伝子は脳の正常な発達に必要で、突然変異が生じると神経細胞の成長が妨げられると確認できたという。治療薬の開発につながる成果として期待される。論文が26日、英電子科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された。 自閉症は、他人との意思疎通が困難、こだわりが強いなど、さまざまな症状を示す。研究チームによると、胎児期からの脳の発達異常が原因と考えられ、約40人に1人が発症するとされるが、原因はほとんど分かっていない。 一部の自閉症患者で「POGZ(ポグジー)」という遺伝子に変異があることが知られている。研究チームが、突然変異でPOGZ遺伝子の働きが弱くなったマウスの脳を観察すると、通常のマウスに比べ神経細胞が少なかった。患者由来のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から神経細胞を作る実験でも、神経細胞の割合が低くなったという。 さらに、突然変異マウスは、同居する別のマウスに興味を持つ時間が減る▽反復行動や親マウスを呼ぶ回数が増える――など自閉症患者と似た行動をした。通常のマウスより大脳皮質が薄く、頭が小さい傾向もあり、自閉症患者が小頭症を併発する傾向にあることとも一致した。 POGZ遺伝子に変異がある患者は一部に限られるが、POGZ遺伝子の働きを解明すれば他の患者の発病原因の解明につながる可能性がある。チームの中澤敬信・大阪大大学院歯学研究科准教授(神経科学)は「POGZ遺伝子の変異で、神経回路が異常に活性化する。この活性を抑えられれば、自閉症の症状の一部を抑えられる可能性がある」と話している。[YAHOO ニュース]治療が適切かどうかはともかく、何より本人が暮らしやすい状況に改善できればいいですね。☄
2020.02.27
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2016年発達障害者支援法が改正 雇用障害者数、過去最高を更新(4) 障害者の職業の安定を図る「障害者雇用促進法」が改正され、障害者雇用率(法定雇用率)の引き上げと、雇用対象となる障害者の範囲に「発達障害を含む精神障害者」が新たに加わった。厚生労働省が発表した2018年度の民間企業による障害者の雇用状況は、雇用障害者数・実雇用率ともに過去最高を更新。なかでも発達障害を含む精神障害者の雇用数が急増している。企業は発達障害者の雇用にどう向き合えばいいのか。発達障害は治らない、「個性」ととらえる 発達障害は既述したように、生まれながらに脳機能に何らかの不具合があることで起きる障害である。そのため「治る」ということはない。程度の差はあるものの、一生その特性が続くと考えられている。 宮尾氏はいう。 「従って、治療や軽減させることを目指すのではなく、障害を『個性』ととらえて、成長の過程にあった適切なサポートを行うことが重要となってきます。発達障害の子どもも、日々成長していきます。多少の偏りはあるかもしれませんが、誰もがすばらしい可能性を秘めています。適切な環境で適切なサポートを受けることによって、その可能性を広げ、優れた能力や長所を伸ばしていくことができます。前述したように、国も発達障害者支援法という法律をつくって、支援に積極的に取り組もうとしています。また、発達障害の子どもたちに適した『特別支援教育』を実践する学校や学級も増えています」 たとえばASDの人は、集中力が高く、普通の人なら敬遠しがちなルーティンワークや緻密性を必要とする作業が得意といわれる。 宮尾氏が続ける。 「ADHDの人も、高いエネルギーと行動力があり、発想力が豊かでいろいろなアイデアを出すのが得意です。好きなことや得意なことをしている時は、目を見張るような集中力を見せることがあります。それぞれに得意な分野や向いていることがあるのです」 発達障害のある人は、一般の従業員と比べれば明らかにミスが多く、問題行動を起こしがちといわれる。仕事の現場では、苦手なことやうまくできないことばかりに目がいき、それに対する支援の方法ばかりを考えがちである。 宮尾氏はいう。 「しかし、ASDの人もADHDの人も、自分はうまくできていない、ミスをしたということはわかっています。注意を受けるたびに、『どうして自分はうまくできないのか』と自信をなくし、落ち込んでしまう場合もあります。それぞれに得意な分野や向いている仕事を任せてみて、思わぬ頑張りをみせたり、小さな成果を上げたりしたときには、ストレートにほめてみましょう。上司からほめられる体験は、本人の意欲を引き出し、仕事のパフォーマンスにもつながっていくでしょう」 発達障害者の支援とは、職場にとって「必要な人材」にしてあげることが最終目標である。[Net IB News]<プロフィール>宮尾 益知(みやお・ますとも) 東京都生まれ。徳島大学医学部卒業。東京大学医学部小児科、自治医科大学小児科学教室、ハーバード大学神経科、国立成育医療研究センターこころの診療部発達心理科などを経て、2014年にどんぐり発達クリニックを開院。 『発達障害の基礎知識』『職場の発達障害』など多くの著書がある。専門は発達行動小児科学、小児精神神経学、神経生理学、発達障害の臨床経験が豊富。徐々にバリアも和らいできていますね。誰もが均等に働ける環境が望ましいですね。☄
2020.02.26
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東日本大震災から9年 九州8市で災害弱者把握に地域差災害時に支援が必要な障害者や高齢者を地域で把握し、避難などの支援に役立てる「避難行動要支援者名簿」について、自治体間で名簿の掲載者数に差が出ている。東日本大震災を教訓に2014年に導入されたが、内閣府の指針は名簿の掲載基準を定めておらず、各自治体が設けた要支援者の掲載基準にばらつきが出ているためだ。九州7県の県庁所在地と北九州市の計8市をみると、最多が熊本市の約3万8千人、掲載対象者を限定している北九州市が最少の約740人と大きな開きがある。専門家は「本当に支援が必要な人が抜け落ちる危険性が高くなる」と警鐘を鳴らす。 内閣府は指針で、掲載例として「要介護認定3~5」「身体障害者手帳1、2級」「療育手帳Aの知的障害者」などを挙げる一方、地域の実情を反映させるとして、掲載基準の設定は自治体の裁量に任せている。 掲載者数が2万7236人で、人口に占める割合が6・54%と最も大きかった長崎市は要介護1、2や妊産婦、乳幼児も網羅する。「長崎市は坂道が多く、避難が困難なので対象を広げている」と担当者。5・25%の佐賀市も「幅広く災害弱者を把握したい」と、要介護1、2に加えて、要介護度のうち最も軽い要支援1、2も対象とする。掲載者数が最多の熊本市は、希望する1人暮らしの高齢者も載せ5・24%に上った。 一方、北九州市は掲載者数736人で、人口に占める割合は0・07%。「要介護3以上」「身体障害者手帳1、2級」などの条件を満たしていても、土砂災害の危険区域や浸水想定区域などに住んでいなければ掲載されない。マンションの2階以上の住民も対象外とする。担当者は「対象者の人数が多いほど、災害時に支援する地域の負担が重くなるため、優先度の高い人に絞った」と説明する。 関西大の山崎栄一教授(災害法制)は「避難支援が必要な人を広く把握することが、名簿作成の本来の趣旨。国は一定の掲載基準を示さないといけない。掲載者を絞っている自治体は、徐々にでも対象者を広げるべきだ」と強調する。 掲載者数に差が出ている現状について、内閣府は「国として基準を示す必要があると考えており現在、対応を検討している」としている。 【ワードBOX】避難行動要支援者名簿 避難行動要支援者名簿 災害時の避難支援や安否確認に役立てるため、高齢者や障害者の名前や住所、連絡先などを記載した名簿。東日本大震災では死者数の6割を65歳以上の高齢者が占め、障害者の死亡率が被災住民全体の死亡率の約2倍となったことを踏まえ、2014年4月施行の改正災害対策基本法で市町村に作成が義務付けられた。本人の同意を得た上で、自主防災組織などに名簿を提供、地域の支援態勢づくりにつなげる。災害時は本人の同意がなくても名簿を提供できる。[西日本新聞]実際に名簿に載っていなくても、いざとなったら支援の必要な方はもっともっといそうですね。☄
2020.02.25
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【書評】『そのママでいい 発達障害の子を育てるあなたに贈る43のエール』 当事者支える道しるべに 近年、一般的にも知られるようになった「発達障害」。私も成人した発達障害の子を育てる親の一人だが、本書は医療従事者や教育関係者の書いたものとは視点が異なり、実際に発達障害の子を育てる親が、リアルな心情を包み隠さず書いている。 健常児、障害児に関わらず、子育ての渦中にいると親は目の前のことでいっぱいになる。支援者も学校ごとや成人後と、人生の切れ目で分断しがちだ。そんな中、発達障害の親子が歩んできた道を記した本書は、幼い発達障害の子を持ち、苦悩している親たちや、支援を志す人の道しるべとなる。また、親目線だけだと、とかく感傷的になってしまうが、監修者の精神科医、田中康雄氏が章ごとにメッセージを伝えている点も、この本の良さを引き立たせている。 発達障害の子を持つと、途方に暮れるような状態が続くことも多いが、多動な子供でも、好物を食べている瞬間は店を脱走することはない。つかの間の安らかな時間、立ち食いうどん店で「お母さん、おいしいね」と子供に言われるような瞬間を糧に、親は子に育てられていく。 その一方で支援者の常套(じょうとう)句である「子供は褒めて育てる」「親が変われば、子供も変わる」の言葉には、自分が責められているように感じることもある。著者も「それができたら苦労しない」と心の中で反論し、絶望から親子心中一歩手前まで追いつめられた。こうして行きつ戻りつするのが発達障害児の子育ての特徴だ。渦中にいるときの苦悩は親の経験値となり、今後の手立てとなるという部分は、似た状況にある私にも、大いに共感できる部分であった。 また、発達障害の親子にとって支えとなるのは「お母さん、ここまで本当によく頑張りましたね」の言葉。著者親子もそう言ってくれた医師に救われ、「親を支えれば、子供も変わる」という名言が生まれた。支援者も、ぜひ本書を手に取り、苦しむ親子を支えてほしい。 欲を言うなら、息子さんがエレベーターで見知らぬ人に「おじさんの頭はどうしてピカピカ光ってるの?」と言ってしまった話など、本人の名誉が傷つかない程度に、トラブルの内容が具体的に書いてあれば、さらに読み応えがあったかも。(田中康雄監修、橋口亜希子著/中央法規出版・1600円+税)評・立石美津子(著述家)[産経新聞]そのママでいい 発達障害の子を育てるあなたに贈る43のエール [ 田中 康雄 ]育児書よりも子育ての支えになるような文献は何よりの励みになりますね。☄
2020.02.24
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障害者を支援するとき、支援者は「健常者の思い込み」に彼らを引き込んでいないだろうか?『ありのままがあるところ』(福森伸/晶文社)は、知的障害のある人々が過ごす福祉施設を舞台とした本だ。その名を「しょうぶ学園」といい、世界から注目を集めている。著者の福森伸さんは、しょうぶ学園の統括施設長を務めてきた。 本書は、福祉や支援に関わっていない人にとっても、他者とより良く関わる上で助けになる本だ。ぜひ手にとってみてほしい。 他者を支援することはむずかしい。相手のためと考え、良かれと思って「がんばれ」とつい背中を押してしまう。福森さんは、自らが理想としていた「社会適応」のための支援を、ふと疑問に思った。“「がんばればきっといいことがあるよ」というときの「いいこと」とは、誰にとってなのか?” ある人が腕時計を買った。福森さんが時間を尋ねると、腕時計を見せてくれる。そこで福森さんは時間を知ることができるが、「もしかして時計を読めないのではないか?」と思い、繰り返し時間を尋ねていった。しかし彼は「わからない」と返答するのみだった。 彼にとって腕時計は、人に見せるためのものであり、時間を読むためのものではなかったのだ。そこで支援者は彼に対して、時計の読み方を教えたくなる。 しかしそれは、彼の求めるところではない可能性が高い。彼は、時計を身につけて福森さんたちに見せることで、目的を達成しているからだ。「時計は自分で時間を読むためのものだ」という考えは、支援者の側の固定観念なのかもしれない。 木彫りの器を作るとき、大きな器になる予定だった木の塊が木くずになるまで彫り続けた人がいた。「木の器にしたい」と考えているのは支援者であり、一方の彼は「ノミを木槌で叩いて彫ること」そのものに夢中になっていた。行為自体を目的とした純粋な行動だったのだ。それを止めてまで支援者、ひいては「社会」が求める姿に矯正していくことは、果たして「いいこと」なのだろうか。“こちら側には見えていない世界が向こうには広がっているのに、それが見えていない”と福森さんは考えた。“これは繰り返し言っておきたいのだが、支援や教育という言葉で私たちが利用者に能力の向上を促そうとして接する時、勝手に彼らのテリトリーに侵入していることになっている場合が多い” やわらかで深みのある書き口が、読者に対して、他者との関わりを深く考えさせてくれる。“本人のしきたりを理解しに行くためにテリトリーに入る”との考え方は、きっとさまざまな人々との関わりにおいて大切になるだろう。[ダ・ヴィンチニュース]親でも、経験上の「よいこと」から暗中模索で我が子との関わりを増やしてゆく育児がきますね。本人の意思、希望が引き出せたら、その突破口を掴みたい一心からでしょうね。☄
2020.02.23
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プレハブ衰弱死公判で妹が証言大阪地裁「姉と話した記憶ない」大阪府寝屋川市の自宅のプレハブ部屋に長女を約10年間監禁し衰弱死させたとして、保護責任者遺棄致死と監禁の罪に問われた父親柿元泰孝被告(57)と母親由加里被告(55)の裁判員裁判が21日、大阪地裁(野口卓志裁判長)で開かれた。証人尋問で次女(30)が「姉と話した記憶は一度もない。小さい頃からなので違和感はなかった」と話した。 証言によると、次女は17~18歳ごろまで長女愛里さん=死亡当時(33)=と同居していた。両被告は「統合失調症と自閉症」と説明し、プレハブで過ごすことについて「愛里にはこの状態がいい。人と関わると(病気が)悪化する」と話していたという。[佐賀新聞LIVE]同じ屋根の下で暮らしながらも、兄弟なのに全く話したことがなかったとは、なんとも切なくて哀しい年月でしたね。406万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。☄
2020.02.22
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外国から来たその子、本当に「発達障害」ですか? 本格的な「移民時代」を迎えた日本の 外国人支援政策の陥穽を問う新刊 『「発達障害」とされる外国人の子どもたち ―フィリピンから来日したきょうだいをめぐる、 10人の大人たちの語り』2月28日発売!このたび、株式会社明石書店は、教育現場における外国人支援政策の陥穽を問う新刊『「発達障害」とされる外国人の子どもたち―フィリピンから来日したきょうだいをめぐる、10人の大人たちの語り』(金 春喜・著)を2月28日に発売いたします。『「発達障害」とされる外国人の子どもたち―フィリピンから来日したきょうだいをめぐる、10人の大人たちの語り』書影新刊『「発達障害」とされる外国人の子どもたち―フィリピンから来日したきょうだいをめぐる、10人の大人たちの語り』https://www.akashi.co.jp/book/b505172.htmlいま教育現場では、日本語がわからない外国ルーツの子どもが「発達障害」と診断され、特別支援学級に編入されるケースが増えています。本書では、この問題のメカニズムと背景を、フィリピンから来た2人のきょうだいにかかわった保護者や教員ら計10人に対するインタビュー調査を通して探ります。著者は、京都大学大学院で社会学を専攻し、現在は新聞記者として活躍する金春喜さん。外国人の子どもたちが「発達障害」とされる過程を詳細に明らかにし、現代の日本社会の実像を考察したこれまでに類のない一冊です。本書の主人公は、フィリピン人の母親と日本人の父親をもつ2人のきょうだいです。およそ10年をフィリピンで暮らしてきたきょうだいは、当然、日本語を話すことができませんでした。しかし、母親が日本で仕事を見つけたため、母子で来日し、日本で暮らすことになりました。日本の中学校では、日本語指導を受けながら、運動系の部活動や芸術系の科目で才能を発揮していました。ところがあるときから、教員たちが2人は「発達障害だ」と言うようになりました。もし本当に「発達障害」なら、療育手帳を取得して、特別支援学校で職業訓練を受けることができる。教員たちにはそれが、2人が日本で就職し自活していくための「確かな道」に思えました。他の道や2人の夢は、あきらめなければいけないとしても。女手一つで2人を育てる母親は、納得がいきませんでした。フィリピンだったら、自分の子どもに障害があるとは言われずに済んだはずだ。しかし、そんな悔しさを、日本人の教員たちには打ち明けられませんでした。結局、きょうだい2人は「発達障害」と診断され、療育手帳を取得し、特別支援学校に進学することになりました。高校生になった2人は、忙しい母親を気遣って、お弁当は毎朝、自分でつくることにしています。この出来事にあらわれているのは、外国から来日し、日本の学校に通うことになった子どもたちを待ち構える状況の厳しさに他なりません。いかにして2人の抱える「外国人としての困難」は見えなくされ、「障害児としての支援」に結び付けられていったのでしょうか。日本に住む私たちにとって決して他人事ではないこの問題を、いっしょに考えてみませんか。【目次】序章 外国人児童の「発達障害」に目を向ける第1章 日本の外国人児童と「発達障害」の児童第2章 これまでの外国人児童の「発達障害」第3章 インタビューの詳細第4章 カズキくんとケイタくんの7つの場面第5章 外国人児童が「発達障害」になる過程第6章 「心理学化」で見えなくなるもの終章 外国人児童の「発達障害」に見る日本社会【著者紹介】金 春喜(きん・ちゅに)1995年東京生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程修了、修士(文学)。専攻は社会学。現在、日本経済新聞社の記者。【『「発達障害」とされる外国人の子どもたち―フィリピンから来日したきょうだいをめぐる、10人の大人たちの語り』】著者:金 春喜体裁:四六判・並製・カバー装・256頁価格:本体2,200円(税別)ISBN:978-4-7503-4972-5https://www.akashi.co.jp/book/b505172.html【会社概要】株式会社明石書店所在地 : 〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目9番5号代表 : 代表取締役社長 大江 道雅創業 : 昭和53年(1978)事業内容: 人文図書の出版URL : https://www.akashi.co.jp/『「発達障害」とされる外国人の子どもたち―フィリピンから来日したきょうだいをめぐる、10人の大人たちの語り』書影<[ニコニコニュース]外国人も確実に増えて来て様々な局面に向き合っていますね。私自身、日本人であっても、海外生活が8年と長く、小学校を海外で過ごした為、帰国した当時には、年齢相応の学年の受け入れは無理だと母は、言われたそうです。当時の海外での勉強したノートなどを教育委員会に提示し、やっと納得して貰い何とか受入れとなったものの、受け入れる側の態勢が整っていないと何より本人が苦労するので、難しい問題ですね。☄
2020.02.21
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あの日、僕は兄の存在を隠した。「障害者」を言い訳にさせないために官公庁の集まる霞ヶ関の弁護士会館に2月21日、「この国のいちばんの障害は『障害者』という言葉だ」というメッセージが掲示された。このキャンペーンを仕掛けているのは、知的障害のあるアーティストの作品をネクタイやハンカチなどにして販売する事業などを手がける株式会社へラルボニーだ。なぜ、今このようなメッセージを霞ヶ関で掲げるのか。へラルボニーの社長・松田崇弥さん、副社長・松田文登さんに話を聞いた。「障害者」を言い訳にはさせない「これは『桜を見る会』をめぐる一連の問題があった際に、安倍晋三首相が答弁で『担当である障害者雇用の短時間勤務職員の勤務時間との調整をした』と答えたことに端を発しています」へラルボニーの社長、崇弥さんは今回のキャンペーンを仕掛けた背景をこのように説明する。桜を見る会の招待者名簿を廃棄した理由を説明するにあたって、障害者雇用であることに言及する必要性はない。そのため、この安倍首相の発言には多くの批判が寄せられた。「僕らがしたいのは、安倍首相個人の批判ではない。でも、彼があえて、シュレッダーにかけたスタッフが障害者雇用であったことに言及したのは、それが国民に向けた1つの言い訳として成立すると判断したからですよね」「『障害者』という言葉があることで、世の中に生まれ続けている弊害があるのではないか。少なくとも、そうしたカテゴライズに関して、国民的対話を生むきっかけをこの機会に作ることができればと思い、今回のメッセージを打ち出しました」隠した、兄の存在へラルボニーは、松田崇弥さんと双子の兄・松田文登さんが2018年7月に設立した会社だ。崇弥さん、文登さんは岩手県の出身。2人には4歳年上の自閉症の兄がいる。実の兄に知的障害があったことが、へラルボニー誕生のきっかけとなった。崇弥さん、文登さんの家族は福祉に関わることに積極的だったという。休みの日は決まって、福祉関係の集まりに参加した。そうした背景から、障害を理由に差別的な言動をとらないことは当たり前のことだと思って育ってきたと振り返る。だが、中学校に進学すると、周囲の人との違いを馬鹿にする文化に戸惑った。文登さんがおもむろに語り出したのは当時のある出来事だ。中学時代、学校の中で「スペ」という言葉が流行した。それは自閉症スペクトラムを省略した蔑称だ。「お前、スペじゃん」、何かミスをするたび、そんな言葉が教室で飛び交う。そんな中で、文登さんは自分には自閉症の兄がいることを切り出すことができなかった。馬鹿にされることが怖かった。「中学時代、僕はそこまで強い人間ではなかった。だから、兄の存在そのものを隠してしまったんです」届けたいのは…へラルボニーは知的障害のあるアーティストが描いた作品をネクタイやハンカチなどに商品化する事業や、建設現場の仮囲いや駅舎をアーティストの作品でラッピングする事業を手がける。そのアプローチは、これまでの一般的な障害者福祉の取り組みと比較すると異色だ。誰に一番届けたいのか、頭の中には常に思い描くペルソナがいると文登さんは語る。「これは福祉です、これはアートですと打ち出された瞬間に僕らの地元の友人の多くは『俺には関係ない』って感じてしまうと思うんですよ。だからこそ、僕らは中学時代、障害があることを馬鹿にしていた当時の彼らのような人に届けたい」「福祉やアートという切り口だと届かなくても、コム・デ・ギャルソンやN.HOLLYWOODなら彼らには届く。そう考えた時に、物やブランドに落とし込むことで届けられる範囲を広げることができるのではないかと考えました」障害のある兄弟がいたことで、昔、お付き合いしていた人との関係に支障をきたしたことはありますか?ある日、知的障害のある弟がいる女性から、こんな質問が届いた。その女性はパートナーに「お前の弟、障害者なんだってな。それって遺伝とかないの?」と聞かれたことにショックを受け、メッセージを送ってきたという。他にも「子どもを産むことを決めました」といったメッセージも受け取った。お腹にいる子どもが検査でダウン症である確率が高いことを知ったという女性からのメッセージだった。活動の幅を広げ、より多くの人にメッセージを届けることが可能になればなるほどに社会に存在する障害のある人への差別の根深さを突きつけられる。「差別をするな、偏見を持つなと声を大にして言ったところで、なかなか届かない」崇弥さんはつぶやく。それでも今回、彼らは「障害者」というカテゴライズそのものに問題提起することを決めた。「障害者」という言葉にもアップデートをシュレッダー処理をしたのは障害者雇用の職員、この発言の裏には「『障害』という言葉が指すものが『欠落』だと思われている節があるのでは」と崇弥さんは指摘する。「でも、見方を変えれば、それは『欠落』ではなく『違い』として受け入れることができるはず。この国全体に、何かが出来ないことは悪で、それを出来るようにすること、マイナスをゼロすることに価値や重きを置く風潮が蔓延しているような気がするんですよね」どんな個人に対しても「違い」があり、その中にある出来ることやプラスな部分に目を向ける。そうすることで「障害」を「欠落」と捉えることもなくなるのではと考える。実際に海外では障害のある人々は「special needs」と呼ばれている。その言葉から連想されるイメージは、日本の「障害者」という言葉から連想されるものとは対照的だ。一方で、社会的マイノリティとされる人々は多くの場合、一括りにされることで制度による支援の対象となってきたという側面もある。また、一括りにするカテゴリーが存在することはマジョリティの中に生きづらさを感じる人にとって、時に自分の存在価値を認めるオルタナティブな受け皿となり得る。だが、カテゴライズをすることが常に、スティグマや負のレッテルと隣り合わせであることは否定できない。「障害者」というカテゴライズをアップデートする時が来たのではないか。だからこそ、崇弥さんは問題提起する。「もちろん、生きていく中で、社会とその人との間に壁=「障害」が生じてしまう状況をさす言葉として『障害者』と総称されることも分かります。しかし、『障害者』という言葉の表現そのもので『欠落』を連想してしまう人がいるということも事実です」「別の言葉に置き換えるべきではないかという問題提起やそれを通じた国民的な対話によって、『障害』を『欠落』と捉える風潮を変えることができると考えています」「このキャンペーンを打ち出すことで波紋は起きると思います。いや、むしろ、波紋を起こしたい」文登さんは意気込む。「突き詰めてしまえば、僕は兄が自分らしく生きやすい社会をつくっていきたい。そのためにも、リスクを背負ってでも、いま議論を巻き起こしたいんです」[Buzzfeed]心優しい兄弟に支えられてお兄さんは幸せですね。☄
2020.02.20
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「元気な自閉っ子」、聖火リレーで伝えたいメッセージ 〈ジッとできないほど元気さ/ちょっとかわってるけど/それがボクの持ち味さ〉。愛知県豊橋市の小久保椎太(しいた)さん(19)は重度の自閉症と向き合いながら、父達文さん(57)と「ボクは元気な自閉っ子」というサイトをつくり、前向きな歌や絵をネットで発信中だ。自閉症を理解してもらおうと作った歌は1万回再生された。 豊橋の街で生まれ育った。幼少期から危険性の認知が弱く、水路に飛び込もうとしたこともあり、「地域や周りの支えでここまできた」(達文さん)という。中学校時代、校内の長縄跳び大会で参加を遠慮しようとしたが、クラスメートがサポートを約束してくれ、チームが優勝したのが一番の思い出だ。[朝日デジタル]父子二人三脚で、今後も色々と配信して欲しいですね。☄
2020.02.19
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責任能力ない加害者の致死事件 家族に賠償責任はある?大分市で6年前、知的障害と精神障害のある男性が、知人を突き飛ばして死なせた事件が起きた。男性は責任能力がないとして不起訴になったが、遺族が男性の家族に損害賠償を求めている。男性の家族に賠償責任が問えるかが争点になった訴訟の控訴審第1回口頭弁論が12日、福岡高裁であった。専門家らは「訴訟以外の救済策を検討するべきだ」と指摘する。 12日の第1回口頭弁論で男性の家族側は控訴棄却を求め、結審した。判決は4月17日に言い渡される。 訴状などによると、2014年10月、大分市のマンション2階で、精神・知的障害がある男性(当時42)が、管理人の男性(当時62)を突き飛ばした。管理人は階段の踊り場に転落し、死亡した。 加害男性は責任能力がないとして不起訴になった。遺族2人は17年、加害男性と同居する両親に計約5300万円の損害賠償を求めて大分地裁に提訴。加害男性はその後、死亡した。 争点は、両親が男性の「監督義務者」か「監督義務者に準じる者」に当たり、賠償責任が問えるかどうか。監督義務者とは、小さな子どもら責任能力がない人が第三者に損害を与えた場合、賠償義務を負いうる立場の人だ。 昨年8月の一審・大分地裁判決は遺族の請求を棄却した。基礎としたのは、JR東海訴訟の最高裁判決(16年)の枠組みだ。一審判決はまず、男性が成人しており、両親が親権者ではないことなどを踏まえ、「法定の監督義務者ではない」と判断した。さらに男性が事件前の二十数年間は両親以外に暴力を振るっていないと認定。事件当時70代の両親との体力差も考慮し、「準監督義務者にも当たらない」と結論づけ、賠償責任を否定した。 遺族のうち、次男(32)は判決を不服として控訴した。取材に「まったく納得いかない」と答えた。次男側は、医師が施設への入所を勧めた際に加害男性の母親が拒否し、監督すると告げた点を重視。「両親は監督義務を引き受けていた。男性が突発的な暴力に出る可能性も十分にあった」と訴えている。 一方、加害男性の両親側は「両親は高齢で心身が弱り、監督が容易だったとは言えない。1人で外出させるのは精神的に安定しているときだけで、事件当日は安定しており、予見も不可能だった」と主張する。 一審判決によると、男性は精神科病院への入退院を繰り返していた。両親への暴力は頻繁で、骨折させたこともあった。両親はドアチェーンに南京錠を付けていた。加害男性の母親は「裁判のことは弁護士に任せている」と話す。家族ら「行政が救済する制度を」 愛知学院大の前田太朗准教授(不法行為法)が調べた限りでは、責任能力がない人による第三者への加害行為で家族の賠償責任が争点となった訴訟で、16年の最高裁判決以降で初めて出された判決が、今回の一審判決とみられる。JR東海訴訟の「被害者」は大企業で、損害も経済的なものだが、今回は市民同士で、被害者が死亡したケースであり、当事者の状況は異なる。 精神障害者の家族らでつくる「全国精神保健福祉会連合会」の本條義和理事長(71)は「判決は妥当。暴力を予見できたとしても、年配の親では壮年期の男性の力を抑えられない」と家族の責任を否定した判断を評価。一方、「被害者遺族が理不尽と感じるのも無理はない。家族が責任を負うのではなく、行政が救済する制度が必要」と訴える。 九州・沖縄犯罪被害者連絡会の二宮通事務局長(68)は「(刑事で不起訴になり)家族への損害賠償という形でしか訴えることができない遺族の無念さはよくわかる」と話す。同様に訴訟以外での補償や支援の仕組みを提案する。 京都大の潮見佳男教授(民法)は「最高裁判決が示した指標は一般的、抽象的なものだ」と指摘。同様に家族の賠償責任が問われる訴訟でも、裁判官や証拠によって判断が分かれる可能性があるとみている。 「責任が認められなければ被害者の損害が回復されず、認められれば家族に重い負担が課される」という。対処法として、家族の保険加入を促す▽国・自治体が損害の補塡(ほてん)を引き受けて負担するスキームをつくる――などを挙げる。 自治体レベルでは、兵庫県明石市が、被害者が死亡した犯罪で加害者が刑事責任能力がないとされた場合などに、遺族に一律20万円を支給する仕組みを検討するが、現状ではこうした動きは限定的だ。犯罪被害給付制度もあるが、金額が低いとの指摘がある。 〈JR東海訴訟の最高裁判決〉 認知症の高齢者が列車にはねられて死亡し、JR東海が遺族に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁判決は2016年、責任能力のない人の配偶者や成年後見人というだけでは法定の監督義務者とはいえないと指摘。賠償責任が問える「準監督義務者」に当たるかどうかは、日常的な接触の程度や問題行動の有無、監督が容易だったかなども踏まえ、「責任を問うのが相当と言える客観的状況があるかどうか、という観点で判断すべきだ」との見解を示した。JRの請求は棄却された。[朝日デジタル・有料記事]控訴棄却を求めた男性の家族、果たして4月の判決はどう出るか。本人が亡くなっても、家族の抱えるものは大きいですね。☄
2020.02.18
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文部科学省大臣官房人事課【障害者雇用(期間業務職員・時間雇用職員)】採用のお知らせ1.採用期間令和2年4月1日~令和3年3月31日(勤務開始日等は応相談)(勤務実績等に応じ任用更新可(最大3年間))(期間業務職員については、採用後1月間は条件付採用期間となります。)2.採用予定数若干名(大臣官房人事課)3.職名事務補佐員(非常勤職員(期間業務職員もしくは時間雇用職員))4.業務内容事務の補助業務(郵便物の集配業務、電話対応、書類整理、コピー作業、新聞記事整理、パソコンによる簡易な文書の作成やデータ整理・集計業務など)※具体的な業務内容は、障害の状況等に応じて応相談。※職場見学・雇用前の実習等は、お気軽にお申し出ください。5.応募資格・次に掲げるいずれかの手帳等の交付を受けている者※下記の手帳等は採用当日において有効であることが必要です。ア 身体障害者手帳又は都道府県知事の定める医師(以下「指定医」という。)若しくは産業医による障害者の雇用の促進等に関する法律別表に掲げる身体障害を有する旨の診断書・意見書(心臓、じん臓、呼吸器、ぼうこう若しくは直腸、小腸、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫又は肝臓の機能の障害については、指定医によるものに限る。)イ 都道府県知事若しくは政令指定都市市長が交付する療育手帳又は児童相談所、知的障害者更生相談所、精神保健福祉センター、精神保健指定医若しくは障害者職業センターによる知的障害者であることの判定書ウ 精神障害者保健福祉手帳6.勤務条件等(1)勤務時間1 期間業務職員9時30分~18時15分(7時間45分)(休憩時間は12時00分~13時00分)※業務の都合により、超過勤務が生じる場合あります。 2 時間雇用職員月曜日~金曜日 週29時間週4日 10時00分~17時00分(6時間)週1日 10時00分~16時00分(5時間) (休憩時間はいずれも12時00分~13時00分)※業務の都合により、超過勤務が生じる場合あります。※1日の勤務時間及び開始時刻・終了時刻は、週20時間以上の範囲で応相談。(2)勤務日月曜日~金曜日(ただし、休日<祝日、年末年始(12月29日~1月3日)>を除く。)(3)勤務場所東京都千代田区霞ヶ関3-2-2(4)休暇年次有給休暇あり(ただし採用から6か月経過以後)(5)給与1 期間業務職員日給 約8,100円~10,800円※高卒後の職歴(事務等)が10年程度以上(大卒の場合は6年程度以上)ある場合は日給約10,800円となります。2 時間雇用職員時給 約1,040円~1,400円※高卒後の職歴(事務等)が10年程度以上(大卒の場合は6年程度以上)ある場合は時給約1,400円となります。※日給及び時給は学歴、経験年数等を勘案して決定します。※期末・勤勉手当(ボーナス)の支給あり(年2回(6月期、12月期)) その他、通勤手当等の諸手当についても常勤職員に準じて支給あり(6)服務国家公務員法に定める諸規定の適用を受ける(一部適用除外)(7)その他健康保険・厚生年金保険・雇用保険に加入※ (1)、(4)、(5)、(7)についての詳細は、勤務時間法及び給与法等の関係諸法令の定めるところによります。 7.応募要領・封書に「採用審査書類在中 【障害者雇用(期間業務職員・時間雇用職員)】」と明記の上、履歴書(写真貼付)を以下の提出先まで郵送願います。・希望する職名(期間業務職員もしくは時間雇用職員)を履歴書等、応募 書類に必ずご記入下さい。 ・業務遂行上の配慮事項等を把握するため、障害の状況や配慮事項等を可能な範囲で履歴書等、応募書類にご記入下さい。・支援機関を利用している方は、詳細を応募書類にご記入下さい。・選考は、書類審査・面接による総合的な審査を経て行いますが、応募多数の場合には、書類選考(第1次審査)を通過された方についてのみ、面接(第2次審査)を行います。なお、書類選考の結果及び面接の日時等については、3月上旬頃に連絡いたします。その際、文部科学省までの交通費等は、各自の負担となりますことを御了承願います。※応募された書類の秘密は保持しますが、返却いたしませんのであらかじめ御了承ください。※審査の結果、採用となった方は、採用手続書類として、3か月以内の健康診断書、最終学歴の卒業を証明する書類(卒業証明書等)・職歴を証明する書類(在職証明書等)などが必要となります。短期間でこれらの書類を準備していただくことになりますので、あらかじめ御了承ください。また、採用後は、個人番号(マイナンバー)カードを身分証として使用することとしていますので、あらかじめカードの取得の手続きをしていただくことになります。8.応募締切り令和2年3月4日(水曜日)必着9.書類提出先〒100-8959 東京都千代田区霞ヶ関3-2-2文部科学省 大臣官房人事課任用班 宛てお問合せ先大臣官房人事課任用班電話番号:03-5253-4111(代表)(内線2134) (大臣官房人事課任用班)[文部科学省]若干名の募集にかなりの応募が殺到しそうですね。☄
2020.02.17
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発達障害者が過ごしやすい「ひとり空間」とは 大学の取り組みコミュニケーションが苦手など、外見では分かりにくい発達障害や精神障害がある人は、暮らしづらさがよく知られていない分、社会の配慮も行き届いていない。こうした障害者が過ごしやすい空間のあり方を研究し、社会にも提示しようと、九州大が本格的な検討を始めている。主体は建築や都市デザイン、発達障害学など異なる専門分野の教員でつくる「九州大学キャンパスバリアフリー検討研究会」。目指すは「ひとり空間のバリアフリー」だ。対面に耐えられず 九大伊都キャンパス(福岡市)で、大学関係者のもとにある学生が訪れたのは約3年前のこと。自身にこうした障害があるといい「安心して一人で過ごせるような場所が分かる、学内のバリアフリーマップはないか」との問い合わせだった。 生協の食堂は席がテーブルを挟んで向かい合う形。「誰かと対面では、落ち着いて昼食が食べられない」と打ち明けたという。 そうしたマップは今もない。食堂にその後、壁と向き合う一人用のカウンター席ができ、学生はそこを利用することで“解決”したが…。「一般的な学内環境ではリフレッシュしたり、物事に集中したりするのが難しい学生がどこの大学でも増えています」と研究会事務局の特任助教、羽野暁(さとし)さん(42)は言う。「ただ精神障害や発達障害は一人一人の感じ方が違い、どんな空間の提供が必要か、その知見も不足しています」 障害者差別解消法の施行で合理的配慮が義務づけられたことなども背景に、研究会は2年前に発足。当面は、こうした学生に寄り添った空間環境を、まず学内に具体化することが目標だ。「いずれは学内にとどまらず、住宅や街づくりにも生かせるモデルを示せたら」(羽野さん)ざわめき感じたい 実際にどんな場所なら落ち着けるのか。一つの姿も浮かび上がってきた。 メンバーで発達障害の心理臨床が専門の田中真理教授によると、当事者に共通するのは「光、音、におい、人混みなどに対する感覚が鋭敏なこと」。小中学校の巡回相談に15年以上、携わってきた経験があり「教室の電気の明るさが耐えられない子」などに数多く出会ってきた。 印象的だったのは、そうした子が「掃除道具入れとロッカーの間の約40センチの隙間、あるいは教卓の横の大きな段ボールの中」で落ち着いている姿。「光が少し遮られ、でも人の気配は感じる場所」だった。 研究会も学内でヒアリングを重ねたところ、当事者の一人が「昼ご飯や休憩で落ち着く場所」と挙げたのは、昼間に学生らの往来が多いエントランスホールのベンチソファ。羽野さんは「決して独りぼっちではなく、直接的な視線や話し声は遮断したいけど、他人の雰囲気は感じられるニーズが一定程度、あるのでは」と分析する。いわば「雑踏の中で匿名性を確保できる場所」だ。 一方、学内の窓際などにいすやテーブルを並べた共用のリフレッシュスペースについては「天井が非常に高い1階は、たとえ仕切りがあっても広すぎて落ち着かない」との回答もあった。雰囲気、規模、広さ…。それぞれ多様なニーズがあることは間違いない。自分の部屋として 研究会は昨年11月、学内で公開シンポジウムを開催。羽野さんや田中教授ら6人のメンバーらが登壇し、こうした取り組みや検討の途中経過を紹介した。 羽野さんは、発達障害などがある人向けの「ひとり空間」のあり方として「誰にでも適したユニバーサルな対応は難しい」と強調。今後の検討の方向性について、「誰もが一番落ち着きを感じる自分の部屋のように、一人一人のニーズに応じて、自由にカスタマイズ(変更)できる空間づくりに挑戦していきたい」と語った。 個人の意向に耳を傾け、柔軟に対応する-。その方法論は合理的配慮とも一致する。「感じ方」という意識の内面の共有は簡単ではないからこそ、よりきめ細かなコミュニケーションが欠かせない。空間づくりというハード面だけにとどまらず、意思疎通のノウハウも含めた研究成果が社会に還元されるよう、大いに期待したい。 (編集委員・三宅大介)【ワードBOX】九州大学キャンパスバリアフリー検討研究会 2016年の障害者差別解消法施行に伴い、学内に設置された障害者支援推進専門委員会のもと、18年度に発足した。建築や都市計画、臨床心理だけでなく健康科学、視覚・色覚、情報科学なども交えた専門教員らで構成。当事者目線で学内のさまざまなバリアーを調査・解明し、新しい仕組みや技術開発を通して社会への新しい価値観の提示を目指す。ひとり空間以外にも、19年度は色やアートなどをテーマに、計6回のシンポジウムを開催。[YAHOO ニュース]やがては入試自体もバリアフリーとなってくれるといいですね。☄
2020.02.16
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国立大の付属小、入学直後から兄妹いじめ…駅で殴られ蹴られ不登校に三重大教育学部付属小学校(津市)に通う4年生の兄と3年生の妹が暴行などのいじめに遭って昨年6月から不登校となり、学校側がいじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」に認定していたことがわかった。きょうだいの両親が13日、記者会見で明らかにし、学校側も認めた。三重大は内部調査を行い、学校側が組織的に対応できていなかったことを指摘したという。 学校側によると、きょうだいへのいじめはそれぞれの入学直後に始まり、昨年の1学期まで続いた。 兄は同学年の4、5人から〈1〉登下校時に駅のホームで蹴られた〈2〉突き飛ばされて転び、手にけがをした〈3〉ランドセルと背中の間に石を入れられた――など、妹も複数児童に駅で腹を殴られたり、突き飛ばされて膝にけがをしたりした。いじめについて家庭で聞いた母親は学級担任や校長に相談。学校側はその都度、いじめた児童らに注意したが、いじめは断続的に続き、2人は昨年6月、学校に行けなくなったという。 三重大は昨年7月、両親からの訴えを受けて副学部長や弁護士らからなる内部の調査部会を設置。「学年が変わる際、担任間で情報が十分引き継がれなかった」などとし、学校側の対応が法や国の基本方針に沿っていなかったと指摘した。 両親は「調査はいじめた側の意見しか聞いておらず、不十分だ」として、学校側に対して第三者委員会による再調査を求めたという。 会見にはきょうだいも同席し、「学校に行きたいけれど、いじめられるから行けない。いじめを止めてほしい」と訴えた。同小の松浦均校長は取材に「2人に申し訳なく思う。このような事態が二度と起きないよう取り組む」と話した。[YAHOO ニュース]二度、三度といじめが繰り返されているのに、最後の校長の一言には逆に疑問を抱いてしまいますね。何故に、この兄弟だけに?何か他に原因がありそうですね。☄
2020.02.15
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配膳ミスでアレルギーのある児童が救急搬送も 校外学習中に生徒死亡の長浜養護学校校外学習中に昼食をのどに詰まらせ、生徒が死亡した滋賀県の特別支援学校で、約10日前にも校内の給食で配膳を間違え、アレルギーのある児童が救急搬送されていたことが分かった。 長浜養護学校を巡っては、昨年11月、校外学習の際に立ち寄ったレストランで、生徒が昼食を喉に詰まらせ、その後、死亡していたことが13日、公表された。 その後の県への取材で、約10日前に、乳製品と卵のアレルギーのある男子児童が、給食で誤って配膳された乳製品入りのパンを食べ、嘔吐などの症状が出て、救急搬送されていたことが新たに分かった。 男子児童は、2日間入院して容態は回復、現在は登校を再開している。 学校と滋賀県は、保護者に謝罪し、再発防止策への納得を得たとして、この事実を公表していなかった。[YAHOO ニュース]公表せずに済んでいる事柄、割と多いのかもしれませんね。405万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。☄
2020.02.14
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母親が目離した隙に線路内入ったか…電車にはねられ重体だった5歳男児 容態が急変し死亡 1月30日、愛知県一宮市の名鉄尾西線の線路で、電車にはねられ意識不明となっていた5歳の男の子が11日、入院先の病院で死亡しました。 1月30日、一宮市の名鉄尾西線・開明駅近くの線路上で近くに住む男の子(5)が電車にはねられ、頭の骨を折るなどして意識不明の重体になっていました。 その後、男の子は病院で治療を受けていましたが、11日容態が急変し死亡しました。 この事故では、直前に男性運転士(46)が線路内を1人で歩く男の子を見つけ、急ブレーキをかけたものの、間に合わなかったということです。 現場の線路は脇の道路とは柵などで仕切られていましたが、警察は母親(36)が目を離した隙に男の子が線路内に入ったとみて調べています。[YAHOO ニュース]幼い子のこういう事故は辛く、哀しいものですね。☄
2020.02.13
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大阪・保育園で食事を喉に詰まらせ男児死亡 滋賀・支援学校生も校外学習中に死亡12日昼ごろ、大阪市城東区にある保育園で、1歳の男の子が心肺停止となり、病院で死亡した。食事を喉(のど)に詰まらせたとみられている。 事故があったのは、大阪市城東区新喜多東にある「ゆりかご第二保育園」で、午前11時半すぎ、「園児がのどに物を詰まらせた」と119番通報があった。 救急車が駆け付け、保育園に通う生後1歳2か月の男の子が心肺停止の状態で病院に運ばれたが、死亡した。 警察によると、男の子は昼食にパンやハンバーグ、りんごやスープなどを食べていて、何かを喉に詰まらせたとみられる。 園児はほかに8人いて、職員3人が食事を食べさせていたといい、警察は当時の詳しい状況を調べている。 一方、滋賀県では特別支援学校に通う生徒が、食事を喉に詰まらせ、死亡していたことがわかった。 生徒は、昨年11月、校外学習の際に立ち寄ったレストランで、すりつぶしたジャガイモを喉に詰まらせ、心肺停止の状態で救急搬送された。 生徒の心肺は一時蘇生したが、20日ほど意識不明の状態が続き、その後、死亡した。 生徒には重い知的障害などがあり、食事には普段から介助が必要で、この日も担任が食事をすりつぶして与えていたという。 学校は、食事の対応に問題はなかったとした上で、「責任の重さを痛感しています」とコメントした。[YAHOO ニュース]どちらもとても残念で哀しい事件ですね。☄
2020.02.12
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府立校卒業の障害者を支援、大阪 本格就職に備え2年間雇用大阪府教育庁は、知的障害がある府立高や支援学校の卒業生を、教職員の研修などを担う施設の非常勤職員として約2年間雇用し、本格的な就職に備えてもらう支援事業を2020年度から始める。初年度は5人を受け入れ、将来的に15人まで拡大する予定だ。 卒業生の進路確保と自立をバックアップするとともに、障害者雇用率を改善する狙いもある。20年度予算案に1756万円を計上する。 施設は大阪府教育センター(大阪市)で、教職員研修の他、教育に関する調査研究などを行っている。卒業生は新設する部署「ハートフルオフィス」に所属し、資料のコピーやファイリング、教材準備などを担当する。[YAHOO ニュース]少しずつでも道は開けつつありますね。☄
2020.02.11
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自閉症の息子を助けるため、大学で修士号を取得した母親。さらに多くの子どもたちのために孤軍奮闘中親であれば誰でも、わが子に何不自由なく、すくすくと育ってほしいと願うものだろう。しかし、我が子が生きづらさに悩んでいたとしたら、あなたはどう行動するだろうか? 今、自閉症の息子を救うために大学で学び、さらに多くの子どもたちを救おうと勇往邁進する母親が注目を集めている。他の子とは「違う」息子米国ジョージア州アトランタに暮らすカネシャ・バーチさんは、息子のアントニオ・ゲイロード君が他の子とは「違う」ことに、すぐ気がついた。アントニオ君の言語能力と自己表現能力には明らかな遅れがあったのだ。また、アントニオ君は他の子どもたちと触れ合おうとせず、音だけでなく食べ物の質感や色にもとても敏感だったという。 心配になったバーチさんは、3歳になったアントニオ君を小児科に連れて行ったところ、言語表現の遅れと自閉症スペクトラム障害と診断された。当時自閉症の知識がなかったバーチさんは、アントニオ君を救う方法が分からず怖くなったという。しかし、バーチさんはここで新たな決断をする。パデュー大学でABA療法を学ぶバーチさんは、パデュー大学に通い、自閉症など発達障害の子どもに非常に有効とされる応用行動分析であるABA療法を学び始めた。その結果,心理学の修士号を取得し、さらにオンライン・プログラムを通じて幼児教育の学位まで得た。バーチさんにとって学位を取得するまでの道のりは大変困難なものだった。幼稚園の教師として一日中働いた後、プログラムに参加。さらに学んだことをアントニオ君やクラスの子どもたちのサポートに活かした。2018年10月に卒業したバーチさんは「ABA療法で修士号を取得しただけでも、私の人生と息子の人生に大きな変化をもたらしました」と『Good Morning America』の取材に対して語っている。 今6歳になったアントニオ君は、母親の助けとアントニオ君自身の懸命な努力のおかげで、他の子どもたちと楽しく会話をすることができているという。そしてさらに、アントニオ君は成績優秀者に与えられる賞にまで選ばれた。息子以外の困っている子どもたちも助けたいバーチさんの挑戦はまだまだ止まらない。現在、バーチさんはアントニオ君のデイケアでの経験を踏まえ、自閉症など障害を持つ子どもたちを支援する設備を備えた学校を増やそうと、グランドキャニオン大学の幼児教育課程で修士号を取得しようとしている。 「私がデイケアの経営者になれば、子どもたちから目を背けることはないでしょう。私は、子どもたちが直面している問題を理解し、親たちが何を経験しているかを理解しているのですから。私は彼らを助けるため、常に彼らの傍にいたいのです」と語るバーチさん。まさに母の鑑。その行動力と愛の深さに感服せずにはいられない。[YAHOO ニュース]育児だけでも大変なのに、母の愛は、海より深し、ですね。☄
2020.02.10
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ダウン症の父親に目一杯の愛情で育てられ、医師の道に進んだ息子「父親を誇りに思っています」 子どもにとって、親からの愛情とサポートは必要不可欠なもの。親からの愛情不足は、大人になってから、その人の人生に暗い影を落とす。もし親がダウン症だったら、その子どもはどのように育つのだろうか? ダウン症の父親に育てられた21歳のシリア人男性が大きな注目を集めている。最善の子育てをしたダウン症の父親歯学部3年生であるサデル・イッサさんは、ダウン症の父親に育てられた。父親のジャドさんは21番染色体が通常2本のところ3本になっており、精神発達の遅れや記憶学習障害など、さまざまな症状を患っている。しかしダウン症だからといって、サデルさんへの愛情とサポートが欠けていたわけではない。ジャドさんはサデルさんが他の子どもと同じような生活を送ることが出来るよう務め、可能な限り最善の子育てをしてきた。サデルさんとジャドさんの関係は、他の親子と異なるように思われるかもしれないが、サデルさんはそれを否定する。2人が長年築いてきた関係は、他の親子と変わらないという。共に楽しい時間を過ごし、仲違いした時にはその逆境を乗り越えてきた。お互いに相手を誇る親子ジャドさんは家の近くの工場に勤務しており、サデルさんはしばしば父親を手伝っている。見返りを求めず周囲に愛情を注ぐジャドさんは、地域の人々から尊敬を集めているとのこと。サデルさんはシリア社会開発協会のインタビューで、「父を誇りに思っています。私の人生を通して、父は私が助けを求めた時、最も大きな支えとなってくれました」と語った。ジャドさんもまた息子を一人前に育てたことを誇っており、サデルさんが歯科医の道に進んだことを非常に満足しているという。そして「私はダウン症ですが、息子を育て、医者にしていて、多くの人を助けるために全力を尽くしました」と述べた。「妊娠中に子どもがダウン症だと知ったら、最悪の事態だと考えるかもしれません」とサデルさん。多くの人は中絶を考えるかもしれないが、「もし祖母がこの考えに至っていたら、私はここにいなかったでしょう」と付け加えた。日本では共に過ごす時間が減り、親子関係が希薄になっていると言われるが、サデルさんとジャドさんの強い絆は、そんな関係を見直す大きなきっかけになったのではないだろうか。[FINDERS]暗いニュースが多い中で、こういう明るい話題は嬉しいですね。☄
2020.02.09
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20家族に断られたダウン症の赤ちゃん、同性愛者の男性が引き取りシングルファーザーに イタリア・ナポリ出身のルカ・トラパニーズさん(41歳)は、娘のアルバちゃんを育てるシングルファーザーだ。アルバちゃんとの日常を投稿したInstagramは人気を集め、フォロワー数は1万7000人以上にのぼる。しかし、この幸せな日々を得るために、2人はこれまで幾多の困難を乗り越えてきた。母親に見放されたダウン症の赤ちゃんアルバちゃんは2017年、知的な発達に遅れが出るダウン症として生まれてきた。母親に見放されたアルバちゃんは養子に出されることになったが、20世帯以上の家族に断られてきた。そんな時、紹介されたのがルカさんだ。2017年7月、生後13日目のアルバちゃんに出会ったルカさんは「彼女を最初に抱いた時、私は喜びに満ち溢れました。そして、彼女は私の娘だとすぐに感じました」と『Bored Panda』の取材に当時を振り返る。今まで生まれたばかりの赤ちゃんを抱いたことがなかったルカさんは、アルバちゃんを初めて抱く時、怖かったという。ただ、「私は彼女の父親になる準備が出来ていることに気づきました」とその時の心情を語った。そして、「彼女は私に幸せと充足感を与えてくれました。私は彼女の父親であることを誇ります。私は彼女に私の娘になって欲しかった」と述べた。固定観念を破り、女の子を育てる『BCC』によると、ルカさんは10代の頃から障害者を支援する団体に参加し、障害者を支援するボランティア活動を行ってきた。2007年には慈善団体を設立するなど、これまで恵まれない人を助けることに人生を捧げてきた。そんなルカさんは同性愛者だ。25歳の頃、カトリック神学校を出た後、男性と恋に落ちていた。11年間2人は交際し養子を欲しいと考えていたが、数年前2人は別れることになった。ただ、父親になりたいというルカさんの思いは変わることはなかった。しかし、ルカさんには乗り越えなければならないハードルがあった。イタリアでは、これまで独り身の同性愛者による養子縁組の申請が通ったことはなかった。2017年に初めて申請が通るも、問題を抱えている子どもしか紹介できないと養子縁組機関から言われたという。さまざまな固定観念を破ったルカさんは、アルバちゃんをブロンドヘアの美しい女の子に育て上げた。Instagramには日々応援の声が寄せられている。障害を乗り越えた2人は、最高の人生を送っているようだ。[FINDERS]一番最後に、出会うべきご縁となったのでしょうね。☄
2020.02.08
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両親を亡くし、自閉症の弟とともに生きる17歳少女、世界中からの支援で夢の実現まであと一歩高校3年生で両親を亡くし、自閉症の弟のケアを常時しながら、それでも大学進学しようとしている少女が話題になっている。 彼女の挑戦はSNS上で共感を集め、親族が立ち上げたクラウドファンディングに支援が集まっている。ある日、母親がいなくなった米国ニューメキシコ州のマッケンジー・シドーさんは、今年18歳の高校3年生だ。彼女の弟マイケル君は自閉症で、会話をすることができない。マッケンジーさんは自分とマイケル君の関係について、地元テレビ局『KRQE』の取材に次のように語っている。 「私は常に彼のためにそばにいてあげました。もちろん両親も彼のために世話はしましたが、私もそれに負けず劣らず、かなりの役割を果たしていたと思います。彼の世話ができるのは、私にとってはハッピーなことでした」しかしある日、マッケンジーさんの母親が行方不明になってしまう。社交的だった母は2015年9月、外出したまま帰らなくなってしまった。消息が判明したのは6カ月後で、なんとゴミ箱から遺体が発見された。遺体を捨てた犯人は、彼女とパーティーをしていて目覚めたらもう死んでいたと語っている。母が亡くなった後、マッケンジーさんは自閉症のマイケル君のサポートを一手に引き受けることになった。 「大抵の子どもは放課後に自閉症の弟の面倒を見る必要はありません。普通の子どもは放課後サッカーを練習したり、試合を見に行ったりするものなんでしょうね」と淡々と語るマッケンジーさん。こうして母が亡くなった後、父と弟との3人での暮らしが始まった。父親までもが帰らぬ人にある日、マッケンジーさんの元に、父親から「マイケルは朝から体調が悪く、学校を休んだんだ。僕は仕事に行かなきゃならないから、今すぐ来てマイケルの世話をしてくれないかな?」というメールが届いた。 家に帰ったマッケンジーさんはマイケル君が部屋で休んでいることは確認したものの、父親の姿が見当たらなかった。父親の電話を鳴らし、音が聞こえたバルコニーに向かうと、父親が倒れていた。救急隊が来るまでの間、自ら心肺蘇生を試みたが、父親は帰らぬ人に。医療関係者によると、父の死因は心臓発作だったという。大学に行き、自分の人生を歩みたい残された兄弟は祖母の助けのもとに生活しているが、将来は自力で生きていかなければならない。マッケンジーさんには望みがある。 「一番の関心は高校を確実に卒業すること。両親は、私が弟のためにできる限りのことをしてきたことを誇りに思ってくれているはずです。彼は私の人生でとても重要で、これからも彼のためにできるだけのことをしてあげたいんです。そのためには、大学に行って学位を取り、自分のキャリアを歩みます。弟と生きていくために」マッケンジーは奨学金で大学に行くが、その間マイケルのための住居と介助が必要になる。彼女を大学に行かせるために、親族が「gofundme」でクラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げた。目標金額の3万ドルに対し、現在2万ドル以上の支援が寄せられている。興味のある方にはぜひ、このプロジェクトを覗いてみてほしい。[YAHOO ニュース]応援してくれる親族がいるだけでも心強いですね。404万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。☄
2020.02.07
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岐阜)自閉症の22歳、なぞかけ新聞6年 図書館で人気 「宇宙空間」とかけまして、「食欲がない」と説きます。答えは「どちらも空(食う)気がありません」――。岐阜市のぎふメディアコスモス内の市立中央図書館に、こんななぞかけやクイズが書かれた手作り新聞が置かれている。作っているのは自閉症がある22歳。「自分の世界を共有できたら」と6年前から月刊で発行してきた新聞は、今月で66号。ひそかな人気を集めている。 筆者は、岐阜市の堀田耕平さん(22)。医療機関で事務補助職員として働きながら、毎号欠かさず図書館に持ってくる。 記事はなぞなぞだけではない。敬老の日がある号には、「若い人のみなさん! 道で困っている年配の方を見たらお助けしましょう!」。優しく、穏やかな性格がうかがえる。[朝日デジタル・有料記事]一生涯、図書館で活躍して欲しいですね。☄
2020.02.06
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大阪府と塩野義製薬、4月に発達障害啓発イベントを開催大阪府は4月8日、塩野義製薬との共催で、発達障害に関する啓発イベント「世界自閉症啓発デー in OSAKA 2020」を開く。国連が4月2日を「世界自閉症啓発デー」に定めていることを受けたもの。 府立男女共同参画・青少年センターを会場に、元特別支援学校教諭で子どもの発達科学研究所主席研究員の和久田学氏が「すべての子どもたちの発達を支える仕組みづくり」を主題として講演するほか、川崎医科大学名誉教授の青木省三氏が「発達障がいのある若者や大人の理解と支援を考える」を主題として講演する。4月3日まで参加申し込みを受け付けている。 大阪府と塩野義製薬は平成29年に、「子どもの未来支援」に関する事業連携協定を結んでいる。[日本教育新聞]チラシは、リンク先からご覧下さい。今年もまた自閉症啓発デーがやってきますね。☄
2020.02.05
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祝・米サンダンス映画祭ワールドドキュメンタリー部門で観客賞受賞!映画 『The Reason I Jump』の原作『自閉症の僕が跳びはねる理由』記念【立ち読み】企画。 映画ビジュアルも特別公開!自閉症の作家、東田直樹さんの代表作にして世界的ベストセラー『自閉症の僕が跳びはねる理由』が今年映画化され、1月23日から開催予定のアメリカ・サンダンス映画祭にも登場!サンダンスといえば「世界最大のインディペンデント映画祭」。その「ワールド・シネマ・ドキュメンタリー コンペティション部門」に正式出品されています。映画は東田さん役の主人公の少年が、壮大な景色の中を旅しながら「自閉症」の内面と向き合っていく物語で、東田さんの文章が沢山ちりばめられているとのこと。ぜひ日本でも公開してほしい!という願いもこめて、カドブンで東田さんの原作をご紹介します。映画のビジュアルとともにお楽しみください!原作●東田直樹『自閉症の僕が跳びはねる理由』(角川文庫)原作『自閉症の僕が跳びはねる理由』36ページ分を大公開! 第一章 言葉について口から出てくる不思議な音the photos are courtesy of the film THE REASON I JUMP1 筆談とは何ですか? 口で会話をする以外のコミュニケーション方法のひとつです。 みんなは、話すことが意思を伝えることだと考えているかも知れません。しかし、話すという神経回路を使わずに、文字を書いたり指したりすることで、自分の気持ちを表現する方法もあるのです。 僕は、とても筆談などできるはずはないと思っていました。その僕が、今はパソコンや文字盤を使って、本当の自分の気持ちを表現できるようになったのです。 それは、とても信じられないことでした。 話せないと言うことは、自分の気持ちを伝えられないことなのです。孤独で夢も希望もなく、ただ与えられた毎日を人形のように過ごすことなのです。 僕が自分の意志で筆談できるようになるまで、長い時間が必要でした。鉛筆を持った僕の手を、お母さんが上から握って一緒に書き始めた日から、僕は新しいコミュニケーション方法を手に入れたのです。 自分の力で人とコミュニケーションをするためにと、お母さんが文字盤を考えてくれました。文字を書くこととは違い、指すことで言葉を伝えられる文字盤は、話そうとすると消えてしまう僕の言葉を、つなぎとめておくきっかけになってくれました。 ひとりで文字盤を指せるようになるまで、何度も挫ざ折せつを繰り返しました。それでも続けてこられたのは、人として生きていくためには、自分の意思を人に伝えることが何より大切だと思ったからです。 筆談とは、書いて伝えることではなく、自分の本当の言葉を分かってもらうための手段なのです。2 大きな声はなぜ出るのですか? ひとり言が大きくてうるさい、と言われます。肝心なことを言えなかったり、小さな声で話したりするのです。僕もいまだになおりません。 困っているのに、どうしてなおらないのでしょう。 変な声を出している時には、自分が言いたくて話をしているのではありません。 もちろん、落ち着くために自分の声を聞きたくて、自分が簡単に言える言葉やフレーズを喋しやべることもあります。 コントロールできない声というのは、自分が話したくて喋っているわけではなくて、反射のように出てしまうのです。 何に対する反射かというと、その時見た物や思い出したことに対する反射です。それが刺激になって、言葉が出てしまうのです。止めることは難しく、無理に止めようとすると、自分で自分の首を絞めるくらい苦しくなります。 自分では、自分の声は平気なのです。人に迷惑をかけていることは、分かっています。これまでに、奇声を上げて、何度恥ずかしい思いをしたことでしょう。 僕も静かにしたいのです。 けれども、僕たちは口を閉じるとか、静かにするとか言われても、そのやり方が分からないのです。 声は僕らの呼吸のように、僕らの口から出て行くものだという感じです。3 いつも同じことを尋ねるのはなぜですか? 僕は、いつも同じことを聞いてしまいます。 「今日は何曜日?」とか「明日は学校ありません」など、分かりきっていることを何度も聞いてしまいます。分からないのではなく、分かっているのに聞いてしまうのです。 どうしてかと言うと、聞いたことをすぐに忘れてしまうからです。今言われたことも、ずっと前に聞いたことも、僕の頭の中の記憶としては、そんなに変わりはありません。 物事が分かっていないわけではありません。記憶の仕方が、みんなとは違うのです。 よくは分かりませんが、みんなの記憶は、たぶん線のように続いています。けれども、僕の記憶は点の集まりで、僕はいつもその点を拾い集めながら、記憶をたどっているのです。 同じことを繰り返し聞くという行動には、もうひとつ意味があります。 言葉遊びができることです。 僕たちは、人と会話をすることが苦手です。どうしてもみんなのように、簡単に話すことができないのです。 けれど、いつも使っている言葉なら話すことができます。それが言葉のキャッチボールみたいで、とても愉快なのです。 言わされて話す言葉と違って、それは音とリズムの遊びなのです。4 どうして質問された言葉を繰り返すのですか? ずっと気になっていたのですが、僕らはよくオウム返しをします。質問されたことに対して答えるのではなく、質問と同じ言葉を繰り返すのです。 以前は、その理由をどう答えたらいいのか分からないから、と思っていましたが、それだけではないような気がします。 僕らは質問を繰り返すことによって、相手の言っていることを、場面として思い起こそうとするのです。言われたことは意味としては理解しているのですが、場面として頭に浮かばないと答えられません。 その作業はとても大変で、まず、今まで自分が経験したことのある全ての事柄から、最も似ている場面を探してみます。それが合っていると判断すると、次に、その時自分はどういうことを言ったか思い出そうとします。思い出してもその場面に成功体験があればいいのですが、無ければつらい気持ちを思い出して話せなくなります。どうしても話そうとすると変な声が出てしまい、それが自分で恥ずかしかったり、嫌だったりして、ますます話せなくなるのです。 いつも慣れている会話なら、割とスムーズに言葉のやり取りができます。 でも、パターンとして覚えているだけなので、自分の気持ちを話すこととは違います。気持ちと反対のことを、パターンに当てはめて言ってしまうこともあるのです。 会話はすごく大変です。 気持ちを分かってもらうために、僕は、知らない外国語をつかって会話しなくてはいけないような毎日なのです。the photos are courtesy of the film THE REASON I JUMP5 どうして何度言っても分からないのですか?「何度言っても分からない」 よく僕たちはこう言われます。 僕も、しょっちゅう同じことで怒られます。わざとやっているように見えるかも知れませんが、そうではないのです。 怒られてしまった時には、またやってしまったと後悔の気持ちでいっぱいですが、やっている時には前にしたことなどあまり思い浮かばずに、とにかく何かにせかされるようにそれをやらずにはいられないのです。 みんなは、僕たちのことをこりないと思っているのでしょう。みんながあきれているのも、悲しんでいるのも分かっています。分かっているのにやめられない僕たちですが、どうかこりないで下さい。 みんなの助けが僕たちには必要なのです。6 小さい子に言うような言葉使いの方が分かりやすいですか? 僕たちだって成長しているのに、いつまでたっても赤ちゃん扱いされます。 あまりに僕たちの見かけが幼いからだと思いますが、赤ちゃん扱いされるたび、僕はうんざりするのです。赤ちゃんに話すように言い聞かせれば、僕たちが分かると思っているのか、その方が僕たちは喜ぶと思っているのか、よく分かりません。 僕が言いたいのは、難しい言葉をつかって話して欲しい、と言っているわけではありません。年齢相応の態度で接して欲しいのです。 赤ちゃん扱いされるたびに、みじめな気持ちになり、僕たちには永遠に未来は訪れないような気がします。 本当の優しさというのは、相手の自尊心を傷つけないことだと思うのです。7 独特の話し方はどうしてですか? 自閉症の人は、イントネーションがおかしかったり、言葉の使い方が普通の人と違っていたりすることがあります。 普通の人は、話をしながら自分の言いたいことをまとめられますが、僕たちは本当に言いたい言葉と話すために使える言葉とが、同じでない場合もあります。そのために、話し言葉が不自然になるのだと、僕は思います。 例えば、気持ちは別の言葉を想像しているのに、口から出て行く言葉は違う場合、その違う言葉を使ってしか僕は話すことができないのです。使える言葉というのは、いつもよく使っている言葉の他に、何かのきっかけで印象に残った言葉などもあります。 本など読む時にも、イントネーションが変だと思う人もいるでしょう。 それは、内容を想像しながら読めないからです。読むことに精一杯で、ひとつひとつの文字を拾って声を出すことでやっとなのです。 でも、何回も練習すれば、だんだん上う手まくなると思います。 へたでも決して笑わないで下さい。the photos are courtesy of the film THE REASON I JUMP8 すぐに返事をしないのはなぜですか? みんなはすごいスピードで話します。頭で考えて、言葉が口から出るまでが、ほんの一瞬です。それが、僕たちにはとても不思議なのです。 僕たちは、脳の神経回路のどこかで異常が起きているのでしょうか? ずっと困っているのに、その答えは誰にも分かりません。 僕たちが話を聞いて話を始めるまで、ものすごく時間がかかります。時間がかかるのは、相手の言っていることが分からないからではありません。相手が話をしてくれて、自分が答えようとする時に、自分の言いたいことが頭の中から消えてしまうのです。 この感覚が、普通の人には理解できないと思います。 言おうとした言葉が消えてしまったら、もう思い出せません。相手が何を言ったのか、自分が何を話そうとしたのか、まるで分からなくなってしまうのです。その間にも、質問は次から次へと僕たちにあびせられます。 僕たちは、まるで言葉の洪水に溺おぼれるように、ただおろおろするばかりなのです。9 あなたの話す言葉をよく聞いていればいいですか? 話せるということは、声を出せるということではありません。みんなは、そのことをちゃんと分かっていないように思います。 言葉を話せるようになりさえすれば、自分の気持ちを相手に伝えられると思い込んでいませんか? その思い込みのために、僕らはますます自分を閉じ込めてしまっているのです。 声は出せても、言葉になっていたとしても、それがいつも自分の言いたかったこととは限らないのです。普通に返事をするだけでも「はい」と「いいえ」を間違えてしまうこともあります。 僕の言った言葉で、相手が誤解したり勘違いしたりすることも、たびたびあります。 僕は、ちゃんとした会話がほとんどできないので、そのことで訂正することも無理だし、どうすることもできないのです。そんなことがあるたび自己嫌悪に陥り、もう誰とも話をしたくなくなります。 僕たちの話す言葉を信じ過ぎないで下さい。 態度でも上手く気持ちを表現できないので難しいと思いますが、僕たちの心の中を分かって欲しいのです。基本的には、みんなの気持ちとそんなに変わらないのですから。10 どうして上手く会話できないのですか? 僕も話せないのはなぜだろうと、ずっと不思議に思っていました。 話したいことは話せず、関係のない言葉は、どんどん勝手に口から出てしまうからです。僕はそれが辛つらくて悲しくて、みんなが簡単に話しているのがうらやましくてしかたありませんでした。 思いはみんなと同じなのに、それを伝える方法が見つからないのです。 僕たちは、自分の体さえ自分の思い通りにならなくて、じっとしていることも、言われた通りに動くこともできず、まるで不良品のロボットを運転しているようなものです。いつもみんなにしかられ、その上弁解もできないなんて、僕は世の中の全ての人に見捨てられたような気持ちでした。 僕たちを見かけだけで判断しないで下さい。どうして話せないのかは分かりませんが、僕たちは話さないのではなく、話せなくて困っているのです。自分の力だけではどうしようもないのです。 自分が何のために生まれたのか、話せない僕はずっと考えていました。 僕は筆談という方法から始めて、現在は、文字盤やパソコンによるコミュニケーション方法を使って、自分の思いを人に伝えられるようになりました。 自分の気持ちを相手に伝えられるということは、自分が人としてこの世界に存在していると自覚できることなのです。話せないということはどういうことなのかということを、自分に置き換えて考えて欲しいのです。ちょっと言わせて 足りない言葉 僕らが話す言葉は、いつも足りないのです。 足りない言葉は、みんなの誤解を生みます。 例えば……「ねぇ、今あの子が、『みんなで』って言ったよ」 「それは、一緒にやりたいってことでしょ」 「そうかな? みんなでやるのか聞いているんじゃないの?」 実のところは、その子の言っている『みんなで』は、以前先生が「明日は、みんなで公園にお出かけします」と言った言葉の中で、自分が言える単語を繰り返すことで、出かけるのはいつかを聞きたかったのです。 僕らの足りない言葉は、みんなの想像力をかきたて、思ってもみなかった方向に話が進みます。 ホント、僕らの言葉はミラクルだね。 第二章 対人関係について コミュニケーションとりたいけれど……11 どうして目を見て話さないのですか? 僕たちが見ているものは、人の目ではありません。 「目を見て話しなさい」とずっと言われ続けても、僕はいまだにそれができません。相手の目を見て話すのが、怖くて逃げていたのです。 僕は、どこを見ていたのでしょうか。 みんなにはきっと、下を向いているとか、相手の後ろを見ていると思われているのでしょう。 僕らが見ているものは、人の声なのです。 声は見えるものではありませんが、僕らは全ての感覚器官を使って話を聞こうとするのです。 相手が何を言っているのか、聞き取ろうと真剣に耳をそばだてていると、何も見えなくなるのです。目に映ってはいますが、それは何かを意識できません。意識できないと言うことは、見ても見ていないのと同じです。 僕がずっと困っているのは、目を見ていれば相手の話をちゃんと聞いていると、みんなが思い込んでいることです。 目を見て話すことができるくらいなら、僕の障害はとっくに治っています。12 自閉症の人は手をつなぐのが嫌いですか? 手をつなぐことは、いやではないのです。 他に興味のあるものが目につくと、手を振りほどいて、ついそちらに行ってしまうのです。 気がついた時には手を離しているので、自分でもいつ手を離したのか分かりません。 手を離すと「私と手をつなぐのがいやみたい」と言う相手の言葉を聞くのが、僕はとても辛つらかったです。相手に言い訳もできないし、手をつなぐことも難しいのでは、そんなふうに誤解されてもどうしようもありません。 手をつなぐ相手や手をつなぐこと自体が、問題ではないのです。自分に興味のあるものにすぐに飛びついてしまうことを、何とかしなければなりません。13 みんなといるよりひとりが好きなのですか?「いいのよ、ひとりが好きなんだから」 僕たちは、この言葉を何度聞いたことでしょう。人として生まれてきたのに、ひとりぼっちが好きな人がいるなんて、僕には信じられません。 僕たちは気にしているのです。自分のせいで他人に迷惑をかけていないか、いやな気持ちにさせていないか。そのために人といるのが辛くなって、ついひとりになろうとするのです。 僕たちだって、みんなと一緒がいいのです。 だけど、いつもいつも上う手まくいかなくて、気がついた時には、ひとりで過ごすことに慣れてしまいました。 ひとりが好きだと言われるたび、僕は仲間はずれにされたような寂しい気持ちになるのです。14 声をかけられても無視するのはなぜですか? ずっと遠くの人が、僕に声をかけても、僕は気がつきません。 「そんなことは私にだってあるわ」とみんなも思うでしょう。 僕が悲しいのは、すぐ側にいる人が、僕に声をかけてくれた時も気がつかないことです。 気がつかないということは、知らん顔していることとは違います。だけど人は、僕のことをひどい人だとか、知能が遅れている人だと思います。 いつも周りにいる人から「挨あい拶さつするんだよ」「お返事は?」など、僕が声をかけられていることを教えられます。そのたびに、まるで九官鳥が言葉を覚える時のように、僕は教えられた言葉を繰り返すのです。声をかけてくれた人に悪くても謝ることもできなくて、人と関係を結べない自分が情けないです。 ずっと遠くの山を見ている人は、近くのタンポポの可か憐れんさには気がつきません。近くのタンポポを見ている人は、遠くの山の緑の美しさには気づかないのです。僕たちにとっては、人の声というものはそんな感じです。声だけで人の気配を感じたり、自分に問いかけられている言葉だと理解したりすることは、とても難しいのです。 声をかける前に名前を呼んでもらって、僕が気づいてから話しかけてもらえると助かります。15 表情が乏しいのはどうしてですか? みんなが、僕たちと同じような考えではないからです。 ずっと困っているのは、みんなが笑っている時に僕が笑えないことです。 楽しいと思えることやおかしいことが、みんなとは違うのだと思うのです。そのうえ、辛いことや苦しいことばかりの毎日ではどうしようもありません。 とてもびっくりしたり、緊張したり、恥ずかしかったりした時も、僕たちは固まるだけで、感情を表に出すことができません。 人の批判をしたり、人をばかにしたり、人をだましたりすることでは、僕たちは笑えないのです。 僕たちは、美しい物を見たり、楽しかったことを思い出したりした時、心からの笑顔が出ます。 でもそれは、みんなの見ていない時です。 夜、布団の中で笑い出したり、誰もいない部屋の中で笑い転げたり、僕たちの表情は、周りを気にせず何も考えなくていい時に、自然と出てくるものなのです。16 体に触られるのはいやですか? 僕はいやではありませんが、自閉症の人の中には、抱きしめられたり触られたりするのが、とてもいやな人がいます。 理由はよく分かりませんが、たぶんいい気持ちがしないからでしょう。 夏になれば薄着をして、冬になれば厚着をします。それ自体も体への接触という点では、かなり抵抗があるはずです。状況に合わせて変えるということが、とても大変なのです。 体に触られるということは、自分でもコントロールできない体を他の人が扱うという、自分が自分で無くなる恐怖があります。そして、自分の心を見透かされてしまうかも知れないという不安があるのです。 不安は、自分の気持ちが分かってしまったら、相手の人は、自分のことをどれだけ心配するだろうと思うことです。 だから、僕たちは自分の周りにバリケードをはって、人を寄せ付けないのです。(つづきは文庫でお楽しみください)▼『自閉症の僕が跳びはねる理由』詳細はこちら(KADOKAWAオフィシャルページ)https://www.kadokawa.co.jp/product/321602000131/映画『The Reason I Jump』作品情報監督:Jerry Rothwell(ジェリー・ロスウェル)ドキュメンタリー映画監督。過去にグリアスン賞(2回)、サンダンス映画祭審査員特別賞、RTS賞、IDA(国際ドキュメンタリー協会)Pare Lorenz ドキュメンタリー・ファンド、英国アカデミー賞ノミネートなど、その作品は高い称賛を獲得している。日本公開作品はまだない。映画あらすじ原作者・東田直樹の目から鱗が落ちるような洞察をちりばめながら、壮大な景色の中を旅する日本人の少年と、それぞれの人生を生きる5人の自閉症の若者の姿を、生き生きとしたタペストリーのように描いたドキュメンタリー。思考、感情、衝動、記憶の大きな渦に影響されながら、少年は自閉症が自分自身にとってどんな意味を持つのか、自分の世界の捉え方が他の人とどう違うのか、そして自分が起こす行動の理由――「跳びはねる理由」を発見していく。 「not being able to speak does not mean there is nothing to say」 (会話ができないからといって、伝えたいことがないわけではないのです)2020年/イギリス/82分/英語 原作 東田直樹『自閉症の僕が跳びはねる理由』 翻訳 デイヴィッド・ミッチェル、ケイコ・ヨシダ[kadobun]東田さんの作品が映画化されていたんですね。世界へしっかりと羽ばたいていますね。☄
2020.02.04
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災害避難所での知的障害者知る 家族がビデオ上映会災害時に開設される避難所での知的障害者について理解してもらうビデオ上映会が2月24日午前10時から市健康福祉総合センター=中区桜木町=で行われる。 南区で活動する、障がい児(者)の将来を考える会「泉の会」の有志「Kokua」の主催。Kokuaは東日本大震災を契機に障害理解の啓発に努めてきた。市社会福祉協議会の助成金などを活用し、「知的障害者が災害時にどのようなことで困り、どう助けてもらいたいのかを知ってほしい」とビデオを作成。撮影・編集は野毛印刷社=新川町=が担当。当日は南区障がい児者団体連絡会事務局長の佐藤毅さんの講演もあり。 申込不要。入場無料。問い合わせは同連絡会事務局へ(sato@mfh-mutsumi.com)。[タウンニュース]近ければ是非行ってみたいですね。☄
2020.02.03
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児童養護施設入所児の37%に障害、66%に虐待経験〈厚労省調査〉厚生労働省が1月31日に発表した「児童養護施設入所児童等調査」で、児童養護施設に入所している子どもの37%に何らかの障害などがあることが分かった。2015年の前回調査から1割増加した。一方、虐待経験があるのは66%に上っており、厚労省は「個別のニーズに合わせた質の高い養育が必要」としている。◆質の高い養育必要 調査は、社会的養育の対象となる子どもの実態を明らかにしようと5年ごとに行っているもので、18年2月時点で調べた。対象の子ども数は5万5315人で、内訳は児童養護施設が2万7026人、乳児院が3023人、里親が5382人など。 平均年齢は、児童養護施設が11・5歳、乳児院が1・4歳、里親が10・2歳。ただ、委託時の年齢を見ると、児童養護施設が6・4歳、乳児院が0・3歳、里親が5・9歳だった。 子どもの心身の状況について障害などがある割合は、児童養護施設が8ポイント増の37%、乳児院が2ポイント増の30%、里親が4ポイント増の25%とすべて前回よりも上昇した。 障害の内訳(重複回答)を見ると、児童養護施設では知的障害(14%)が最も多く、自閉症スペクトラム(9%)、注意欠陥・多動性障害のADHD(同)、反応性愛着障害(6%)の順。乳児院では身体虚弱(14%)が最多で、知的障害(5%)、言語障害(3%)と続いた。里親も知的障害(9%)、自閉症スペクトラム(7%)、ADHD(6%)が多い。 一方で虐待経験のある子どもも、児童養護施設が66%、乳児院が41%、里親が38%と、すべて前回より上昇した。特に、児童養護施設の子どもが受けた虐待(複数回答)は、ネグレクトが63%と最多で、身体的虐待が41%、心理的虐待が27%、性的虐待が5%だった。 また、児童養護施設にいる子どもの進路については、中3の高校への進学希望は87%、中3以上の大学や短大への進学希望は32%といずれも前回より微増している。 このほか調査は里親の状況についても調べた。里親の年齢は、里父も里母も50代以上が半数を超えた。委託児童は1人が76%と圧倒的に多く、2人が19%、3人が4%、4人は1%に過ぎなかった。 里親家庭の平均年間所得は594万円で、一般家庭の552万円を上回る。里父の仕事は「専門・技術」(16%)が最も多く、「宗教家」(11%)、「就業していない」(10%)の順。里母は「就業していない」(45%)、「社会福祉事業従事者」(7%)、「宗教家」(同)と続いた。 また、今回初めて社会的養育の子どものLGBTについても調査した。その結果、児童養護施設と里親家庭でいずれも0・1%該当したという。 調査結果について、厚労省子ども家庭局家庭福祉課は「社会的養育において、心身に障害のある子や虐待を受けている子の割合は年々増えており、子どものニーズは多様化・複雑化している。今後も質の高い養育体制を整えることが必要だ」と話している。◆障害児施設も同時に また、今回から障害児入所施設の状況についても、政府統計として初めて同時に公表した。今回の調査に回答した施設は429カ所。子ども数は9632人で、このうち措置が4984人、契約が4409人だった。 心身の状況に障害がある割合は98%が該当し、内訳(複数回答)を見ると、知的障害(75%)、自閉症スペクトラム(25%)、重度心身障害(22%)、てんかん(21%)肢体不自由(16%)などが挙がった。 また、虐待経験は全体の38%に上った。内訳(複数回答)はネグレクトが24%、身体的虐待が17%、心理的虐待が6%、性的虐待が2%だった。福祉新聞様々な事情で児童養護施設で暮らす子ども達。明るい将来を祈るばかりですね。403万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。☄
2020.02.02
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生きづらさ和らげたい 発達障害の心理士が自叙伝出版松江市在住の心理士で、対人関係づくりが苦手などの特性がある自閉スペクトラム症と社交不安障害がある難波寿和さん(38)が、自叙伝「こちら、発達障害の世界より 生きやすく生きることを求めて」(本 ... 記事全文を読む ❯ ...[47NEWS]こちら、発達障害の世界よりー生きやすく生きることを求めて (ミライのパスポ) [ 難波 寿和 ]自叙伝は、それだけでとてもインパクトがありますね。☄
2020.02.01
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