全29件 (29件中 1-29件目)
1

「 ほんの10分でいい…」 障害ある次男、ケアする母の切なる願いほんの10分でいいから、子供より長く生きたい――。ある母親は、障害のある我が子の将来を思うと、そう願ってやまない。そんなことを考えさせてしまう国で本当にいいのだろうか。切なる願いと共に疑問も浮かんでくる。 ◇次男の行動にアンテナ張る日々 大阪府吹田市の辻英子さん(59)は自閉症のある次男直也さん(30)と夫の3人で暮らしている。直也さんは入浴やトイレ、食事について、昼夜を問わず介助が必要だ。 直也さんの行動には、いつもアンテナを張っていなければならない。自らを傷つけたり、人に攻撃的になったりする「強度行動障害」があるためだ。 今から3年前、辻さんの腰に激痛が走った。医師に診てもらうと「腰椎(ようつい)すべり症」と診断された。痛みが激しく、2カ月間はほぼ寝たきりとなってしまった。 ◇見つからない居場所 次男の介護をどうするか。障害者用のショートステイに申し込むと、「急に言われても、重度の人を見る職員がいない」。 受け入れてもらえたのは1泊のみだった。夫と協力してなんとかしのいだが、「自分が動けるうちに、直也の居場所を探さなければ」という危機感に迫られた。 地域社会の中で、少人数の障害者で共同生活していくグループホーム。入居の募集があると聞き、直也さんと行ってみた。 体験入居の3回目で断られてしまった。ホームの職員が直也さんにかまれ、どう相手をしていいのかが分からないと告げられた。 「ホームの募集があっても、結局、専門性がある職員がいないと難しい。地域で暮らそうとしても重度の人ほど受け入れ先がない」 ◇将来への不安、眠れない日も 障害が重い人を受け入れる入所施設に対しては、大阪府内の3カ所に申し込みをしている。どの施設も入所を希望する待機者は100人以上。申し込みから10年を超えているが、希望はかなっていない。 辻さんは、腰椎の病気で今も通院が欠かせない。痛みと闘いながら日々の介護をこなしていく。直也さんのために少しでもお金を残したいと、2年前には家賃が安い公営住宅に引っ越した。 「自分がしっかりしないと」。抱える不安に気づかないふりをしているが、眠れない夜もある。「直也を一人残して死んだらどうしよう」 障害者が安住できる場所は、自宅以外にはないのか。辻さんは「行政にはこの現実を見てほしい」と訴える。毎日新聞【YAHOOジャパン】自宅で次男の直也さんと暮らす辻英子さん将来の不安があるという(大阪市吹田市)こういう切実な事案こそ、もっと大々的に報道して行政に訴えかけ、国会でも取り上げて欲しいですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2026.02.28
コメント(9)

【あかり】職場が「生きがい」応援 自閉症の男性が作る巨大ジオラマ デパートや遊園地、ゴルフ場…。精巧に作り込まれた街並みを8両編成の電車が次々と駆け抜ける。25畳ほどの部屋全体に所狭しと置かれた鉄道模型Nゲージの巨大ジオラマだ。勤務する会社の一角を使わせてもらい、ジオラマ作りに打ち込む横林さん[山陽新聞]会員限定記事ですが、勤務先は、金属製品製造業「ニット―工業」とのこと。ここまで世界を広げられるのは幸せですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2026.02.27
コメント(9)

バス運転手、客の自閉症男性を怒鳴る 急停止注意され 三重交通津市内を走る循環バス(ぐるっと・つーバス)の運転手が急停止を繰り返した上、注意した自閉症の50代男性客を「何が危ないんだ」などと怒鳴りつけていたことが分かった。男性は体調を崩し、バスを運行する三重交通は18日、事実関係を認めて本人に謝罪した。 男性によると、津なぎさまち近くのバス停から正午過ぎの便に乗車。市街方面へ向かう途中、赤信号で急停止した。さらに国道23号に出る大きな交差点で、再び赤信号で急停止。乗車していた数人の高齢者がバランスを崩し、最後部座席中央に座っていた男性は前に投げ出されて足を軽くひねったという。その際、男性が「危ないよ」と注意したが、運転手は無視。男性は恐怖を感じ、目的のバス停の三つ手前で降りた。その際に注意すると、運転手は「何が危ないんだ。赤信号だから止まらないといけないだろ」と大声で怒鳴りつけた。 降車した男性はショックで震えが止まらなくなり、近くの交番に救助を要請。警察官にサポートしてもらい、帰宅した。男性は障害者用ヘルプマークを身に着けていたという。男性から連絡を受けた三重交通中勢営業所はバスのドライブレコーダーで状況を確認し、自宅を訪ねて謝罪。運転手を厳重に注意し、再発防止の講習を受けさせるとしており、「こんなことを二度と起こさないようにする」と話している。【毎日新聞】この方は、バスの運転手には向いていないんでしょうね。こういう時に、ヘルプマークは強い味方ですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2026.02.26
コメント(6)

4月2日「世界自閉症啓発デー」に大阪城や海遊館が青色ライトアップ 発達障がいへの理解を深める啓発活動 大阪市は20日、4月2日の「世界自閉症啓発デー」及び、同日から8日までの「発達障がい啓発週間」を中心に、発達障がいについて正しい理解と認識を深めることを目的とした普及啓発活動に取り組むと発表した。 「世界自閉症啓発デー」は2007年12月の国連総会にて決議され、全世界の人々に自閉症を理解してもらう取り組みが行われてきた。また、日本では同日から8日までの1週間を「発達障がい啓発週間」に位置付け、自閉症をはじめとする発達障がいへの理解を深める啓発活動を行っている。 この「世界自閉症啓発デー」には世界各地のランドマークが「いやし・希望・おだやか」を表す青色でライトアップされる。同市でも、大阪府・関係団体・民間企業と連携して4月2日に大阪城天守閣、海遊館、天保山大観覧車、大阪市役所本庁舎のブルーライトアップを実施。また、「発達障がい啓発週間」を中心に各区役所、図書館等でのポスターの掲示やリーフレットの配布を行う。 大阪市は「自閉症をはじめとする発達障がいは、脳機能の発達が関係する障がいであり、親のしつけや育て方によるものではありません。発達障がいがある人は、コミュニケーションや対人関係を築くことが苦手です。周りの人から見ると、『わがままだ』『不注意な人だ』『努力が足りない』などと思われてしまい、理解されにくい障がいです。発達障がいの人たちが社会の中でいきいきと暮らしていくためには、発達障がいに対する私たち一人ひとりの理解が必要です」と呼びかけている。 4月2日のライトアップの時間は以下の通り。・大阪城天守閣 日没から22時まで・海遊館 日没から営業終了時刻まで・天保山大観覧車 日没から営業終了時刻まで・大阪市役所本庁舎正面玄関 日没から24時までスポーツ報知[article.auone.jp]毎年全国各地でのこの取り組み、早々と大阪から発信ですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2026.02.25
コメント(11)

映画『平行と垂直』安田章大×のんW主演、自閉症の兄&結婚を控える妹のヒューマンドラマ映画『平行と垂直』は、自閉スペクトラム症(ASD)の兄と結婚を控える妹、“いま”を一生懸命に生きる2人の心あたたまるヒューマンドラマ。アイドルグループSUPER EIGHTのメンバーとしても活躍する安田章大が、劇団ふくふくやを主宰する山野海のオリジナル脚本に感銘を受け、旧知の佐藤現プロデューサーに企画を持ち込んだことからプロジェクトが始動。そこに共鳴した小林聖太郎監督が加わり、自閉スペクトラム症の専門家の監修を仰ぎながら、約2年かけて脚本を完成させた。主人公は、自閉スペクトラム症の兄・大貴と、カウンセラーとして働きながら兄を支えて生きてきた妹・希。大貴は清掃の仕事に就き、周囲のサポートを受けながら自立した生活を送っている。ふたりの生活はこの先も変わることなく続くと思われたが、希の結婚話をきっかけに、互いの将来と向き合うことに。それは同時に、ふたりのこれまでに向き合うことでもあった。自閉スペクトラム症 (ASD)…社会的コミュニケーションの難しさと、興味・行動の偏りや感覚の特性が、発達早期から持続する発達障害の1つ。知的水準や言語、生活上の困りごとは多様で、支援により適応は改善する。自閉症を中核概念に障害の表れを一つの連続体(スペクトラム)として診断される。兄の大貴を演じるのは、“作品のメッセージを届けたい”と初めて企画から参加した安田章大。ASDの役を演じるにあたり、幾度となく専門家のレクチャーを受け、ASDなどの特性をもつ人々が通う教育機関を訪れるなどして理解を深めた。一方、妹の希を演じるのは、安田と同じく本作の脚本に感銘を受けたというのん。実際に障がいのあるきょうだいを持つカウンセラーから話を聞く機会を持つなど、こちらも誠実に役作りに取り組んだ。監督は小林聖太郎監督は、中江裕司、行定勲、井筒和幸、森崎東、根岸吉太郎など、多くの監督のもとで経験を積み、監督デビュー作『かぞくのひけつ』で第47回日本映画監督協会新人賞、新藤兼人賞を受賞した小林聖太郎。『毎日かあさん』、『マエストロ!』など心あたたまる作品を生み続ける小林が、兄と妹の感動の絆の物語をどのように描き出すのか期待が高まる。映画『平行と垂直』あらすじ⾃閉スペクトラム症の⼤貴と、兄を幼い頃から⽀えてきた妹の希。兄妹は幼い頃に⺟親を亡くし、ネグレクト気味の父親から距離を置き、二人で懸命に⽣きてきた。⼤貴はほとんど会話をせず表情もあまり変わらないように見える。グループホームから自立を目指して、一人暮らしを始めた大貴は独⾃の規則を持っている。全てを平⾏と垂直に並べるほど几帳面でこだわりが強く、机に並ぶ⾷器も丁寧に揃える。週に一度の希との⾷事の時間は決まって19:00。1分でも過ぎると落ち着かなくなる。カウンセラーの仕事をしている希は恋⼈からプロポーズを受け、⼀抹の不安を抱えながら兄と共に、婚約者の両親に会いに東京へ⾏くことに・・・。【作品詳細】映画『平行と垂直』公開日:2026年8月28日(金)出演:安田章大、のん、伊島空、高山トモヒロ、谷村美月、福田転球、芦川誠、早織、久保田磨希、河野咲良、髙田幸季、武藤凪/神野三鈴、菅原大吉監督:小林聖太郎原案・脚本:山野海音楽:富貴晴美企画:安田章大企画プロデュース:佐藤現プロデューサー:樫﨑秀明、竹下新悟製作:「平行と垂直」製作委員会(東映ビデオ、アスミック・エース、メディアプルポ、中京テレビ、テレビ大阪、ストームレーベルズ、ローソン、東映シーエム)製作幹事・配給:東映ビデオ©2026「平行と垂直」製作委員会[FASHION PRESS]安田章大xのんW主演映画『平行と垂直』8月公開決定、”ASD"ノアにと結婚を控えた.妹の心温まる物語自ら企画し、出演している安田章大さん、大阪の堺市が舞台とのこと。公開が今夏、楽しみですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2026.02.24
コメント(7)

教職課程で「障害の社会モデル」必修へ 文科省案文科省は19日、発達障害教育や「障害の社会モデル」に関する内容を教職課程で必修にする案を明らかにした。特別な支援が必要な児童・生徒が増加する中、幼、小・中、高の教職課程で学ぶ特別支援教育の内容を質・量ともに充実させる狙いだ。 同日開かれた中央教育審議会の特別支援教育作業部会の会合で文科省の担当者が示した。 教職課程では現在、特別な支援が必要な児童・生徒への理解に関する科目が1単位以上必修となっている。案では、現時点で必修の内容に加えて、 ・現行の特別支援学校の教職課程で扱っている心理・生理・病理や指導法など、発達障害教育に関する事項 ・情緒障害・言語障害の教育に関する事項 ・障害の社会モデルや合理的配慮の提供、基礎的環境整備の理解 ―などを全学生が共通して学ぶ内容に位置づける。 また、中教審では学生が自身の関心に応じて履修できる「強み専門性」の科目の設定も検討している。強み専門性の科目として特別支援教育について学修する際には、通級指導教室や特別支援学級での指導を念頭に、対象の障害種や、福祉・保健・心理などに関する専門性を身につける内容にするとした。 特別支援学校の教職課程については、障害理解のために基礎的な内容を学ぶ科目の中で5領域の障害種に加えて医療的ケアについても扱う他、新たに「特別支援教育の実践に関する総合的な演習」を設定する考えが示された。【日本教育新聞】教師を育てる過程からの見直し、必要になっていますね。630万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。☄にほんブログ村にほんブログ村
2026.02.23
コメント(8)

となりの発達障害離職繰り返すことも 発達障害学生の「働く」 支える専門人材が必要発達障害のある人たちにとって、働くことは大きなハードルの一つです。自分に合う職場の見つけ方や仕事を継続するための工夫など、サポートが必要なのに届きにくいという課題があります。発達障害のある大学生のキャリア形成に詳しい小川浩・大妻女子大教授(社会福祉学)は「障害者雇用か一般雇用かの選択は生き方に関わる重要なポイント」として、支援の必要性を訴えます。――大学生で発達障害のある人は増加傾向です。就職には障害者雇用と、配慮を受けずに自分で工夫して働く一般雇用とがあります。 ◆障害者雇用では会社から勤務上の配慮を受けられます。ただ収入や待遇が良くない例も少なくありません。障害者手帳を取得し障害者雇用枠で入社するため、ある種のレッテルを貼られたと考える人もいます。一方、障害を明らかにしないで一般雇用で就職すると、周囲の理解が進まず、人間関係のもつれなどからメンタルのバランスを崩すことがあります。どちらを選ぶかは、人生設計や生き方に関わる非常に重要なポイントです。 働き始めた後の課題もあります。障害者雇用で働き始めたとしても、「やはり自分は障害者としてではなく、一般の枠で頑張りたい」と考え再就職する。しかしうまくいかなくて、就職と離職を繰り返す人も多いです。特に大学を出ている場合に葛藤が大きいようです。初めての就職でどちらかを決めるのは難しいですが、選択を迫られます。そこまで重大な選択なのだということを、周囲が気付いていないことも多く、問題だと思います。・・(この記事は有料記事です)[毎日新聞]幼い頃からの支援が大人になって続く態勢が整うといいのでしょうね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2026.02.22
コメント(8)

知的障害者スキー、今年も世界に 旭川・愛別の3選手「昨年より上位に」 20日カザフスタンで開幕 知的障害のある選手が出場し、20日にカザフスタンで開幕するVirtus(バータス)世界ノルディックスキー選手権大会(国際知的障害者スポーツ連盟主催)に、旭川市と愛別町の3選手が出場する。昨年のフランス大会に出場した3選手は「昨年よりも上位の成績を目指したい」と意気込んでいる。...(会員登録記事です)【北海道新聞】是非、頑張って欲しいですね。テレビでももっと放送して欲しいですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2026.02.21
コメント(10)
![]()
「妹なんていなくなれば…」重度知的障害の妹のせいで、結婚を諦めた姉の絶望と葛藤障害のある兄弟姉妹とともに育つ「きょうだい児」。その存在や苦悩は、今もなお社会の中で見えにくいままです。「いいお姉ちゃんでいなさい」「あなたは我慢できるでしょ」——そんな親からの無言の期待を背負い、家族のケアや感情の調整役を担いながら成長するきょうだい児は、自分の人生を後回しにすることを当たり前として育つ子も少なくありません。結婚、出産、友達づきあい、休日の過ごし方。 みんなが“普通”に手にしているはずの人生が、なぜ自分にはこんなにも遠いのか。 今回は、これまで語られることの少なかった「きょうだい児の人生」に光を当てたコミックエッセイ『妹なんか生まれてこなければよかったのに きょうだい児が自分を取り戻す物語』(うみこ 著/飛鳥新社)を一部を抜粋してご紹介。 社会福祉士資格を持ち、福祉現場での実務経験もある著者が、きょうだい児当事者への取材をもとに描いたセミフィクションです。 「きょうだい児」とは 障害のある兄弟姉妹がいる人を指す言葉で、障害のある兄弟姉妹とともに育てられながら、一方でケアを期待されるなど、障害のある兄弟姉妹や親との関係、また家庭外の社会での経験など、さまざまな場面でその影響を受けることが多いと言われています。「普通の人生を送りたかっただけなのに」——“きょうだい児”として生きてきた少女の記録主人公・松下透子は、重度の知的障害のある妹と、その介助を担う母を支えながら生きてきた真面目な女性。学生時代から交際してきた恋人・洸平からプロポーズされ、ようやく自分の人生が始まる――そう信じた矢先、両家顔合わせの席で突きつけられたのは、あまりにも残酷な現実だった。「あなた達の結婚には反対です」 老舗旅館の跡取りである洸平の母が差し出したのは、祝福ではなく”拒絶”と手切れ金の入った封筒…。その場から走り去る透子の脳裏に浮かぶのは、今までの自分の人生――。妹の存在によって、選べなかった道、諦めた夢…。そして決して言葉にしてはいけない感情が沸き上がる。 そして物語は、透子がまだ幼い頃へと遡る。無邪気に「妹」を迎え入れた日、そして「普通じゃない」と気づいてしまった、あの瞬間へ。 家族だから、姉だから、我慢するのは当たり前?“きょうだい児”として生きてきた透子の心に、静かに積もっていった本音とは――。※本作は、障害のある方々への差別や偏見を助長することを意図したものではありません。全ての人の人権が尊重される社会の実現を願い、そのなかで見えにくくなりがちな“きょうだい児”に光を当てることを目的として制作しました。with online【YAHOOジャパン】妹なんか生まれてこなければよかったのに [ うみこ ]例え、障がいがなくても兄弟が比べられたり、不本意に感じることも多々ありますね。私も出来の良い弟によく比べられ、辛い児童期を過ごした経験があります。親との相性もあるし、親も親になる為の修行期、下手にへこたれずに自分らしく生きる術をみつけることでしょうね。障がいのある兄弟があると手切れ金、それはそれで早く気が付いて良かったです。そんな家に継いでは幸せにはなれませんね。漫画も多岐に及び、話題豊富になってきましたね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2026.02.20
コメント(8)

日本初、知的障がいのある農場社員向けに 認知発達支援プログラム「夢育て1.0」を導入 ~ノウフク・アワード受賞モデルを活用し、 社員の潜在能力開花とキャリア形成を強力サポート~株式会社ファミリーマート(本社:東京都港区、代表取締役社長:細見研介)は、ダイバーシティ&インクルージョンのさらなる推進に向け、農場で勤務する知的障がいのある社員を対象に、認知機能の発達と主体性の育成を目的とした専門的な認知発達支援プログラム「夢育て1.0」を開始いたしましたので、お知らせいたします。 本研修は、「ノウフク・アワード2023チャレンジ賞」受賞の株式会社夢育て(所在地:東京都世田谷区、代表取締役:前川哲弥)が提供するプログラムを、企業として日本で初めて導入するものです。2025年10月から本格的な連携を開始いたしました。■社員の「成長の機会」と「自立」を力強く支援 障がい者活躍の取り組みとして、現在、主に知的障がいや精神障がいのある約50名が、千葉県流山市の畑で有機野菜の栽培に従事しています。今回の「夢育て1.0」は、社員一人ひとりが持つ潜在能力を引き出し、できる作業の幅を広げたり、高度なチームワークや全体への目配りが必要とされる作業も担える水準を目指すことを目的としています。これにより、社員のより豊かなキャリアと自立を支援します。■研修プログラム「夢育て1.0」 「夢育て1.0」は、認知発達教育の「フォイヤーシュタインメソッド(※1)」や体の使い方を学ぶ「ブレインジム®(※2)」、主体性を育む「夢や希望を語る時間(夢語り)」を組み合わせた、独自の専門教育プログラムです。 (※1)フォイヤーシュタインメソッド:心理学者ルーヴェン・フォイヤーシュタイン教授による、「媒介学習体験」を核とする「認知構造変容理論」に基づいて開発された、認知能力の強化プログラム (※2)ブレインジム®(Brain Gym®):米国教育キネシオロジー財団の登録商標であり、アメリカの教育学博士であるポール・デニソン氏によって開発された26種類のエクササイズ。これらのエクササイズを通して、学習能力や集中力を高めたり、身体の使い方のリラーニング(再学習)を促すことで、自分の夢や目標を達成するために必要な学びのプロセスを体得していく 対象者:農場に勤務する知的障がい・発達障がいのある社員 10名期間 :2025年10月から約1年間(毎週水曜日実施)主なプログラム:(1) 座学:フォイヤーシュタイン理論に基づいた認知発達教材を活用 (2) 実技:体の使い方を学び直すブレインジム® (3) 対話:主体性を育てるための夢や希望を語る時間(夢語り)連携体制:株式会社夢育ての有資格者が、ファミリーマートの社員とともに講師役として研修をファシリテート。農作業でのOJT (オン・ザ・ジョブ・トレーニング)も並行し実施アセスメント:開始前に認知アセスメント(プレテスト)を実施。2026年秋に再度アセスメント(ポストテスト)を実施し、認知 機能の定量的向上を測定予定■株式会社夢育て 代表取締役 前川 哲弥氏 コメント ファミリーマートと夢育ての協業は、農福連携を出発点としながらも、企業の障がい者雇用のあり方に新たな可能性を提示しています。このコラボレーションは、知的に障がいがあっても、成人していても、支援学校卒業後40年以上にわたり、成長の歓びを味わいながら働き続けられるという、「幸せな職場」が現実にあることを示しています。世界でも類を見ないこの取り組みは、大きな 「社会的イノベーションの連鎖」の最初の一歩です。私たちは、「成長の歓び」こそが、これからの障がい者就労における「ニューノーマル」になると考えています。今後発表していく成長成果を、どうぞご期待ください。■兵庫県立大学 緑環境景観マネジメント研究科 客員教授 豊田 正博氏 コメント フォイヤーシュタインの理論に基づく認知発達課題は、注意、記憶、会話・計算、思考・判断といった複数の認知機能を段階的かつ統合的活用ができるように設計されています。ブレインジム®は運動能力や作業能力の基礎を養います。農作業はこれらで身につけた認知能力、運動能力を実践する場として最適であり、両者の相乗効果で障がい者の職能向上が大いに期待されます。 <ご参考>◆令和7年度 障害者雇用優良事業所等表彰「独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長努力賞」を受賞https://www.family.co.jp/company/news_releases/2025/20251105_01.html◆障がいの有無に左右されない誰もが活躍できる組織風土づくりhttps://www.family.co.jp/sustainability/with-sustainability/diver_01.html◆東京都「心のバリアフリー好事例企業」の認定についてhttps://www.family.co.jp/company/news_releases/2023/20230221_01.html◆株式会社夢育てhttps://yume-sodate.com/ ファミリーマートは、「あなたと、コンビに、ファミリーマート」のもと、本研修「夢育て1.0」を通じて、障がいのある社員の認知発達と自立を力強く支援してまいります。今後も、すべての社員が地域に根ざし、活き活きと働くことができる職域拡大と環境づくりを継続し、社会課題の解決とダイバーシティ&インクルージョンの実現に貢献してまいります。【Family Mart】(ホームページより)しっかりした軸のある取組、更に拡充するといいですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2026.02.19
コメント(7)

タイムラインを青くそめよう。東京都自閉症協会が、世界自閉症啓発デーにむけてBlue Art コンテストを開催!自閉症のテーマカラーBlueをコンセプトにしたアート作品(絵画、イラスト、写真、マンガ、工作など)を募集中!■あなたのブルーを「#2026blueart」をつけて投稿してください!4月2日は国連が定めた世界自閉症啓発デー。自閉症について知ってもらうため、世界中でさまざまな取り組みが行われています。自閉スペクトラム症(ASD)は、外見からはわかりにくい特性ゆえに、誤解や偏見が生じやすい障害です。日本でも、自閉症や発達障害という言葉は知られてきましたが、当事者や家族が日常生活の中で感じる困難や孤立は、十分に知られていません。そこで、自閉症啓発デーに関心をもってもらうために、NPO法人 東京都自閉症協会(理事長:杉山雅治)は、Blueをコンセプトにしたアートコンテストを開催しています。X(旧Twitter)で上でハッシュタグ「#2026blueart」を付けて投稿された作品の中から、イラストレーター、デザイナーなどの審査員が入選作を選出します。自閉症のテーマカラーはブルー。ひと口に「ブルー」といっても、思い描く色は人それぞれです。鮮やかな青、深いネイビー、透明感のあるパステルブルー、憂いを帯びた青、希望に満ちた夏空の青、本当にいろんなブルーがあります。ブルーアートコンテストは、2024年にスタートし、今回で3回目。これまでに100作品以上が寄せられ、絵画やイラストのほか、写真、手芸、音楽、動画、コスプレ、メイクなど、多様な表現が集まりました。日本国内のみならず、トンガやイスラエルなど海外からの応募もあります。■2025年は、すべての応募作品をショートムービーで配信!2025年は審査員の一人であるイドマサノリ氏が、寄せられた作品の多様性に感銘を受け、イドマサノリ賞を受賞した生田茂さんの『水の記憶』をBGMに全応募作品を収録したショートムービーを制作。東京都自閉症協会の公式youtubeで公開中です。■受賞作のステッカーも、啓発グッズとして頒布中!また、2025年度はステッカー賞を実施。ステッカー賞の受賞作品は、イラストレーターの小石川ユキ氏デザインのHappy with Autism公式ロゴマークと共にステッカーとしてデザインされ、東京都自閉症協会の啓発グッズとして頒布しています。■3回目となる2026 Blue Art コンテストの詳細は、こちら!■【応募方法】Xで、期間中にハッシュタグ「#2026blueart」をつけ投稿。■【募集期間】2月15日(日)~3月25日(水)まで■【審査員】イドマサノリ(デザイナー)ペトロアンドヨゼフ(アーティスト)小石川ユキ(イラストレーター、デザイナー)西村公一(ハートアーティスト)一般社団法人 AOAアートNPO法人 東京都自閉症協会■【スケジュール】2月15日(日) Xでの呼びかけ開始3月25日(月) 締め切り→審査4月2日(火) 結果発表■Happy with Autism ×東京都自閉症協会NPO法人東京都自閉症協会は、2025年よりHappy with Autismをテーマに、4月2日世界自閉症啓発デーを中心とした啓発活動を展開しています。自閉症があっても本人と、家族、まわりの人たちみんなが幸福に暮らせる世の中をめざしています。■【お問い合わせ】特定非営利活動法人東京都自閉症協会TEL:03-6907-3531 (月火木金の午前11時〜午後3時)Mail:toiawase@autism.jp 【PRTIMES】今年も世界自閉症啓発デーがやってきますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2026.02.18
コメント(7)
![]()
【発売1カ月目で販売数250個突破】現役医師が推薦「噛み噛みスティック」噛みたい衝動をやさしく受け止める自閉症・ADHD・感覚過敏に寄り添う感覚過敏や感覚探求の特性を持つお子様・大人に向けた感覚刺激サポートグッズ、 『噛み噛みスティック(3個セット)』 が、Amazon.co.jpにて販売中。ПРОСТОР プラストル(代表:田淵 智子、所在地:千葉県浦安市)がAmazon.co.jpで販売する、自閉症・ADHD・感覚過敏向け感覚刺激グッズ「噛み噛みスティック(3個セット)」は、2026年1月9日の販売開始からわずか1カ月で累計販売数250個を突破いたしました。自閉症・ADHD・感覚過敏などの特性により「噛みたい」「口に入れることで安心したい」という欲求を持つ方々や、そのご家族・支援者から支持を集めています。商品化後には、周産期医療チーム医師として小児の発達にも知見を持つ 告野絵里 医師(臨床8年目)より推薦を受け、“無理にやめさせない支援”を大切にする感覚サポートグッズとして注目されています。■ 開発背景|「噛む行動」を否定しないという選択鉛筆・爪・衣服の袖などを噛んでしまう行動は、感覚過敏や不安、緊張を自分なりに調整しようとするセルフケア行動の一つとされています。一方で、・歯や口腔への負担・衛生面の不安・学校や公共の場での周囲の視線といった課題も多く、「どう対応すればよいのか分からない」という保護者の声が数多く寄せられてきました。本商品は、「噛んでもいい、安全な選択肢を用意する」という考え方を軸に、日常生活の中で安心して使えることを目的に開発されています。2.【食品グレードシリコン採用】口に入れても安心素材には食品グレードシリコンを使用。第三者機関による検査を実施し、可塑剤・合成着色料は不使用です。・やさしい口当たり・毎日使える安心感・煮沸消毒が可能で清潔に保てるといった点から、家庭・学校・外出先でも使いやすい仕様となっています。3.【誤飲しにくいサイズ設計】心地よい口腔刺激直径約1.6cm、縦約7cmの手のひらサイズ。子どもの口腔サイズを考慮し、誤飲しにくく怪我のリスクを抑えた設計です。表面には凹凸加工を施し、噛むことで得られる適度な刺激と安心感をサポートします。4.【安全ストラップ付き】外出先でも使いやすい長さ調整可能なストラップを付属。強い力がかかると外れる安全設計のため、万が一引っかかった場合でも首が締まるリスクを軽減します。学校・塾・電車・図書館など、さまざまなシーンで携帯しやすい設計です。[@Press]この商品は初耳です。因みに楽天市場では似たような商品でも、鉛筆キャップとしては販売しています。Mirhua鉛筆キャップ自閉症おもちゃ3個セット赤いブルーグリーン3色展開鉛筆キャップ自閉症女の子男の子柔らかい知覚不安解消かみかみグッズ感覚刺激グッズ自閉症鉛筆ホルダー鉛筆補助…色々なんニーズに合わせて商品が開発されているようですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2026.02.17
コメント(10)

自閉スペクトラム症の多動性は「動き方が不規則で予測しにくい」 国立精神・神経医療研究センター、名古屋大学、大阪大学の研究グループは、自閉スペクトラム症(ASD)モデルのコモンマーモセットを用いた解析により、多動性が単なる「動いた量」だけでなく、動きの不規則性やストレス指標とも関連する可能性を示した。 自閉スペクトラム症では、落ち着きのなさ(多動)がしばしば認められる。しかし、その評価は保護者や教員による主観的な観察や評定に依存することが多く、客観的な評価手法の確立が課題とされてきた。また、多動は当事者にとって不安や緊張を和らげる自己調整手段として機能している可能性も指摘されている。このため、多動を「どれだけ動いたか」だけでなく、「いつ・どのように動いているか」という時間構造として捉え、ストレス指標ともあわせて評価することが重要と考えられる。 本研究では、ヒトに近い昼行性小型霊長類であるコモンマーモセットのASDモデルに首輪型の超小型活動量計を装着し、日常的な活動パターンを解析した。その結果、ASDモデルと通常個体で1日の総活動量に大きな差はなかった一方、ASDモデルでは朝と夕方に活動が高まる特定の時間帯(午前8〜10時および午後7〜8時)が存在し、休息が途切れやすく、動きの予測しにくさの指標であるサンプルエントロピーが大きいことが明らかとなった。さらに、ストレス関連ホルモンであるコルチゾール値の高さが、平均活動量や不規則性、休息時間の短さと相関する傾向も認められ、多動性がストレス反応と関連して生じている可能性が示唆された。 また、ヒトでASDが最も多く診断される2~3歳に相当する3ヶ月齢のマーモセットASDモデルでは、“見知らぬ相手”がいる場面で多動傾向が強まり、社会的関心(他者に近づく傾向)が低下することも確認された。この結果から、ASDの特性は年齢や場面で表れ方が変化する可能性があるとしている。 本研究は、「多動がある/ない」という単純な二分を超え、活動の時間的特徴や状況依存性に着目した新たな多動性の捉え方を提示した。将来的には、スマートウォッチなどのウェアラブル機器を用いた多動性の客観的評価を通じて、ASDに対する個別支援や介入効果の検証への応用が期待される。論文情報:【Translational Psychiatry】Hyperactivity is linked to elevated cortisol levels: comprehensive behavioral analysis in the prenatal valproic acid-induced marmoset model of autism【大学ジャーナルオンライン】恐らく本人も自分のその時々の動き方をきちんと早くしている訳ではなく、無意識なんでしょうね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2026.02.16
コメント(7)

<NHK・テミスの不確かな法廷>発達障害の裁判官。わからないことをわかろうとすれば見える世界NHKで毎週火曜夜10時から放送の『テミスの不確かな法廷』。新聞記者である直島翔さんの同名小説が原作のドラマです。「“普通”ならどうするだろう」「なんで“普通”にできないの?」。日常生活のなかで、そんなふうに考えたことはありませんか? 私たちは知らず知らずのうちに、ぼやっとした「普通」という見えない基準をもとに行動しているのかもしれません。でも、もしそんな「普通」がよくわからなかったら……?主人公の安堂清春(松山ケンイチ)は、幼少期に発達障害と診断された裁判官です。特性を隠し「普通」を探りながら生きる主人公・安堂『僕は宇宙人。生まれながらにして地球人の普通がわからない』主人公・安堂は、幼少期にADHD(注意欠如多動症)とASD(自閉スペクトラム症)と診断され、「普通がわからない」ことでいじめを受けながらも、主治医・山路薫子(和久井映見)と共に一生懸命「普通」を探りながら生きてきました。明確なルールがないと混乱してしまう安堂にとって、法律は生きるための教科書。そして誰にとっても変わらないルールである法律をもって人を裁くことができる裁判官になったのです。安堂は日常生活では、何とか地球人に擬態しようとしながら生きていますが、なかなかうまくいかない部分もあります。たとえば同僚との会話のなかでは、行間や冗談がわからず余計な発言をし、周りを戸惑わせることも。安堂の「やってしまった……」という表情はとてもチャーミングです。しかし失敗が重なれば、「なぜ“普通に”できないのか」という周りの目に晒されます。そんな状況でも、検察ナンバー3の次長検事である父・結城(小木茂光)の「発達障害の君に裁かれる人はどう思うか?」という言葉によって、周りにカミングアウトもできずにいる安堂。わかってほしいのにわかってもらえない、そのことが安堂を苦しめている一方で、その特性である真実に対する強いこだわりによって、事件を解決していくのです。その様子にママたちからは、こういったコメントが。『安堂さん、もっと自信持っていいのに。普通の人とは違うかもしれないけど、みんな普通じゃない部分って持ってない? 父親の「特性は隠せ」発言が許せない!』『夫と息子がASDだけどすごくリアル。特性はいろいろだしそれぞれ違うけど、定型の世界で生きるために定型の人の3倍は努力して傷ついてる。見ていたら泣けてくる』驚かされる松山ケンイチさんの演技この作品を観ていて驚くのは、安堂を演じる松山ケンイチさんの演技です。NHK×裁判官×松山ケンイチさんといえば、2024年の連続テレビ小説『虎に翼』の最高裁長官・桂場を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。ところが、このドラマはまったくの別人。やや猫背の立ち方に揺れる目の動き、体をつい動かしてしまう仕草など、その繊細で丁寧な演技の一つひとつが安堂清春を作り出しているように感じます。ママたちからもこんなコメントが寄せられていました。『松山ケンイチ上手だね』『やっぱり松山ケンイチ、演技うまいなー』『松ケンは何気にああいうときの目の表情がすごくうまいと思う』安堂によって、変化していく周囲の人々『わからないことをわかっていないと、わからないことはわかりません』安堂がこう言いながら真実を知ろうとし、実直に事件に向き合う姿勢に、周囲の人物にも変化をもたらします。都内の大手法律事務所に勤めていたにもかかわらず、ある事件をきっかけに前橋に戻ってきた弁護士の小野崎乃亜(鳴海唯)。かつては「伝説の反逆児」と呼ばれていたのに、今は2年後の定年だけを楽しみに生きる門倉茂(遠藤憲一)。任官3年目にして、将来を嘱望されるエリート判事補・落合知佳(恒松祐里)。それぞれ表面上は今の自分を肯定しているものの、実際はどこか行き詰まりを感じている3人が一歩踏み出すきっかけになったのが安堂でした。とくにこれまで何事も穏便に、丸く収めようとしてきた門倉が、4話の裁判中に裁判官としての誇りを取り戻すシーンは必見です。“わからない”ことを、わかろうとすることまた各回の事件の背景にあるのは、物流の2024年問題、ヤングケアラー、外国人への差別など、私たちの身近に潜む社会問題です。そしてそれらは、安堂がもし真実を求めなければ、「わからない」状態のまま、都合よく見過ごされていたかもしれないものでした。そしてそのなかでも、学校で起きた暴力事件に関する第2話で、強く筆者の印象に残った安堂の言葉があります。『多くの人間は、場の空気によって行動が左右されます。学校は社会の縮図。小さなコミュニティでは、きっかけ次第で、異常は時に正常となりうる』自身がいじめられていたシーンを回想した後の安堂の言葉ですが、なんだか他人事とは思えませんでした。周りの空気を読んで、違和感に目をつむり、黙ってやり過ごす。それはおそらく子どもの話だけではなく、大人の社会でも程度の差はあれど日々繰り返されていることなのではないでしょうか。そしてそのきっかけは、“わからない”ことをわかろうとしないことから生まれるのかも……。そんなことを考えずにはいられませんでした。「わからないことをわかっていないと、わからないことはわかりません」残すところあと3話。安堂は、父・結城が死刑判決を下した一家惨殺事件の再審と向き合うことになるようです。事件の真相とは。そして、安堂は裁判官を続けていくのか。続きが楽しみです。【mamasta】時間が合わず、再放送を深夜に観ています。松山ケンイチの演技は実に、細やかな表情やしぐさまで見事に演じ切っていて感動的です。☄にほんブログ村にほんブログ村
2026.02.15
コメント(7)
![]()
1歳半健診で「発達障害の可能性がほぼ分かる」小児科医が明かす発達障害の可能性が「ほぼ分かる」…ベテラン小児科医が「1歳半健診」を最も重視するワケいい医者とはなんだろうか。開業医のやりがいとはなんだろうか。「開業医の仕事は、大学病院や公立病院の仕事とは極端に違っていた」と語る、『60歳からの人生を考える22の発想』(小学館新書)の著者・松永正訓氏が気づいたこととは――。63歳の小児外科医が「本音」を明かす。【前編記事】『「子どもが苦手」な医大生が、小児外科医になった「本当の理由」』よりつづく。100%、自分の仕事が楽しいと思える人は幸せだ。でも、たぶんそういう人はとても稀だと思う。どんな仕事の中にもしんどい部分がある。そのしんどい部分とどう付き合ったらいいのか。しんどいことをするのは確かにストレスであるが、実はストレスって人間にとって必要なものではないだろうか。無理にでもやることで、自然と人として成長する部分があるからだ。ぼくが、しんどい仕事の中から学んでいったことを紹介したい。大学病院の勤務医はまずやらないけれど、開業医になると必ずやる仕事がある。それは健康診断だ。小児科を標榜しているクリニックは、健診と予防接種を市(区町村)から委託される。それを断るという選択肢はない。小児医療をやっている医者が、健診をやらないということはあり得ない。やらなければ、それはもう小児科医とは言えない。ぼくは大学病院に19年勤務して、新生児の外科手術をすると、その子の発達を最低でも就学のときまで診ていた。だから、開業医になるときに、自分が健診を担当することに抵抗感はそれほどなかった。だが実際にやってみると健診は難しいし、自分にとって得意分野ではなかった。成人の健診に関しては、ぼくは正直よく分からない。成人の健診をやった経験がないので。成人は「発達・発育」していかないので、「健康増進」とか「病から逃れる」とか「病気とうまく付き合う」とか、そういう指導が大事なのかなという気がする。成人医療と小児医療を比べて、健診の占める重要性の違いをぼくには論じることはできない。しかし、小児医療において健診は極めて重要であるということが、年齢を重ねるごとに嫌でも思い知らされる。赤ちゃんの発達は本当に個人差が大きく、育児に困っている保護者というのはけっこう多いということも次第に見えていった。子どもの成長を診る難しさ健診と直接関係ないが、ぼくが研修医のときにこういうことがあった。生まれたばかりの先天性の腸の疾患の赤ちゃんが大学病院に搬送されてきた。詳しい話は省略するが、研修医1年目の終わり頃だったぼくが、その赤ちゃんに人工肛門を造る手術をした。術後に赤ちゃんの成長は、教授の外来で診ることになった。その子が生後6か月を過ぎた頃、体重・身長の伸びが悪いことが判明した。理由はぼくの造った人工肛門がやや狭かったこと、そのため便秘がちになり離乳食が進んでいなかったことにあった。そこで教授は、その赤ちゃんを小児外科と小児科の両科で診ていく方針にした。担当した小児科医はぼくより5歳くらい上の、若手医師。廊下でその先生にばったり会ったらいきなり言われた。「君のところの教授は、外来で一体何を診ているの? あんな栄養状態にしてしまって、ちゃんと発育を診ていないんじゃないの?」尊敬している教授を批判されて、ぼくはものすごくショックだった。結局この子はその後しっかり成長し、今では立派な大人になった。でも、小児科医に言われたその言葉は今も忘れられない。乳児の発達・発育を診ていくのは、決してかんたんにはできないなという気持ちを強く持った。自分のクリニックで健診をやっていると、大多数の子は「問題なし」である。ところが中には、アドバイスに困る子もいる。病気が疑われるのであれば、困らない。診断をつけて治療をすればいいのだから。難しいのは、正常範囲の身長・体重であっても「ミルクを飲んでくれない」とか「離乳食を食べてくれない」とかの相談である。ミルクを飲まないなら「母乳のままでいいのでは」と思うのが普通だが、そこが健診の難しさで、これから保育所に子どもを預ける予定らしい。だから母乳をやめてミルクに切り替えたいが、どんな工夫をしても飲んでくれないと言われたりする。また、「もう生後8か月になったのに、離乳食を一切食べない」と相談されたりする。あの方法、この方法を提案するが、すべてやってみたという。「そういう子もいます」では答えにならないので、答えに窮する。どうしてもうまく助言できないときは宿題にさせてもらう。帰宅してから教科書や医療雑誌を読み直したりするのだけど、それでも答えに到達できないこともある。医者にとって、患者家族からの質問に答えられないことが一番つらい。答えが見つからないときは、先輩のベテラン小児科医に教えてもらったりする。さすがに長く医者として生きている先人は、いろいろな知恵を持っている。なるほど、そういうやり方があるのか。医学書には書いていないなと思いながら、保護者と相談しながら一緒にやっていくとうまくいく。知恵というのは、書物の中にはなく、人の経験の中にあったりする。集団健診をやるのはなかなかしんどい千葉市では4か月健診という制度があり、生後4か月の終わりから5か月の初めあたりで集団健診を行っている。健診と同時にBCGを接種する。これは当番制で、ぼくは2か月に1回くらいのペースで当番に当たり、保健福祉センターに出向く。これがぼくは嫌い。ご家族は、「ぼくのクリニック」を選んで来ているわけではなく、「保健福祉センター」に行っているだけで、誰が担当医なのかは当然知らない。保護者からしたら、医者ガチャである。そのためか、健診をやってくれた医者に対する敬意がないこともあるし、感謝もないことがある。そういう気持ちが親の態度に出ることがある。開業医が自分のクリニックを休診にして、ボランティアに近いような低賃金で働いているなんて思っていないのでは? 一線をリタイアしたヒマな医師が来ていると思っているのでは? あんまり言いたくないが、ぼくは何度か嫌な思いをしている。それに、自分のクリニックを離れて診療(健診)をするって難しい面がある。手元に医学書がないから。病気のことについて質問されても、医者はすべてを暗記しているわけではない。ふだんでも診療しながら、医学書を開くことがときどきある。それが集団健診だとできない。あまりに細かい質問だと答えに詰まることが正直ある。そういうときは、かかりつけ医が誰かを確認し、その医師に相談してねと答えたりする。露骨にがっかりした顔をされるのはこういうときだ。イヤミを言われたこともある。そういう意味で集団健診は医者にとって試練の場であり、しんどいものである。システムの上でも理解できないことがある。BCGというのは、生後5か月から7か月に接種するのが標準。ただし、法的には5か月未満に打ってもOKということになっている。なぜ、5か月からが標準かと言うと、5か月未満では先天性免疫不全を赤ちゃんが持っているかの判断が難しいから。もし、そういう病気の子にBCGを打つと感染する可能性がある。ネット検索が当たり前の時代なので、「生後5か月から7か月に接種するのが標準」ということを知っている保護者がいる。そういう人は、BCGの問診票の質問欄に「うちの子は、生後4か月と3週です。標準ではありませんが、打ってもいいのですか?」と書いてあったりする。こういうのは困る。ぼくが健診を手伝ってくれる保健師さんに「こういうのは、保健師さんから説明していないんですか?」と聞くと、「いいえ、していません。先生が説明してください」と言われる。それってないんじゃない?この時期に打つのは行政が決めたこと。ぼくが決めたのではない。だったら保健福祉センターの責任者が説明してほしい。人が決めたことに則って動くのはしんどい。こういうのはぜひ、改善してほしい。ちなみに、目の前の赤ちゃんが免疫不全かどうかは、生後4か月でも診察すればすぐに分かる。発達障害は1歳半で見抜くことが大事赤ちゃんの健診は、まず生後1か月健診。次が、千葉市では今述べた集団の4か月健診。そして、1歳までの間に、乳児健診を2回、各クリニックで受けることができる。さらに、1歳半と3歳で健診を「集団」と「個別にクリニック」で行う。つまり、1歳半と3歳健診は2段構えになっている。どの健診も大事だけど、ぼくが最も重視しているのは、1歳半健診。このときに、発達障害の可能性がほぼ分かるから。1歳半で単語が3個以上出なければ、それは健常とは言えない。また指さしもできなければ健常とは言えない。おままごとなどの「ごっこ遊び」も本来ならできるはずだ。単語の数が3個未満の場合、ぼくは再来を指示して子どものコミュニケーションの力を検査する。パスする子もいるが、そこで自閉スペクトラム症の可能性が判明し、療育へつなげた子は数え切れない。発達障害は早期診断・早期介入が大事になる。よく、SNSやブログなどで、自閉スペクトラム症の子の親が、我が子のことを書いている。うちの子は、4歳とか5歳とかで診断がついたとかの文章を読むと、主治医は何をしていたんだろうかと思ってしまう。ただ、ぼくも19年前に開業してすぐの頃は、発達障害の子を1歳半で見抜けなかったので、ひとのことは言えないかもしれない。苦手分野の仕事の中に成長のチャンスが千葉市4か月健診を終えてクリニックに戻るたび、ぼくはスタッフに「今日もしんどかった」と毎回弱音を吐いていた。そんなつらい健診を前向きにやろうと思うようになったのは、割と最近の還暦手前のときだ。ずいぶん長く時間がかかってしまった。それにはきっかけがある。ぼくの知り合いの小児科医のクリニックのホームページを見たら、いくつかの写真が載っていた。そのうちの一つが赤ちゃんを抱き上げている写真。健診をやっているところだ。キャプションにはこう書かれていた。『小児科医の特権。赤ちゃんの笑顔を見られて、赤ちゃんの育ちを見られる!』まあ、ギャン泣きの赤ちゃんもたくさんいるが、確かに健康な赤ちゃんに接すると、心が和む。この子の10年後、20年後ってどんなだろうかと想像してしまう。20年後、ぼくはリタイアしているはずだけど、未来が楽しみになる。確かに特権かもしれない。なんでそれに気づかなかったのか。医者は、学術集会に参加して学び、書に当たって学び、先人に教えを乞うて学ぶ。だが、結局のところ、知識と経験の基盤は、患者から学んだものが圧倒的に多い。ふと振り返ってみれば、19年前より今の方がぼくはいい健診をやっているように思う。患者家族に鍛えられた19年だったと改めて認識する。得意なことを続けても成長はないみなさんの仕事はどうであろうか? 90%は楽しくても、10%はしんどいかもしれない。でも、しんどい仕事だからこそ、学びがあるのであって、得意分野で楽々仕事をこなしていたら、日々楽しいかもしれないけど成長はできない。上司の注文に応じられなかったり、部下からの質問に答えられなかったりしたときは、実は学びのチャンスである。ちょっとつまずいても、その中には自分が伸びていく芽が含まれている。苦手分野に背を向けないで、正面から受け止めていった方がいい。そんなふうに発想を転換してみることで、しんどい仕事はためになるだけでなく、楽しさに変わっていく。現代ビジネス【news.livedoor.com】60歳からの人生を変える22の発想 医師をやりながらベストセラーを出した僕の方法 (小学館新書) [ 松永 正訓 ]医者も患者の経験数のより育てられるんですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2026.02.14
コメント(10)

障害者家族を悩ませる「親なきあと」…ある母親は重度障害者の息子の自立に「シェアハウス」をつくった親の死後、障害がある子どもは、どこでどう生きていくのか…。障害者の家族の8割以上が不安を感じているとの調査結果を日本財団が今月公表した。不安が募る「親なきあと」。そんな中、「親が生きているうちに」重度の知的障害がある子どもを「自立」させようと試行錯誤する女性がいる。◆「親が生きている今をどうにかすることで解消できるのでは」 JR浜松駅から徒歩10分。浜松市の市街地に、重度障害者が暮らすシェアハウスがある。運営するのは、障害者支援に取り組むNPO法人「クリエイティブサポートレッツ」(浜松市)。同法人は、久保田翠(みどり)さん(63)が、「障害者の居場所をつくりたい」と設立した。久保田さんの長男である壮(たけし)さん(30)は、重度の知的障害があり、意思の疎通が難しく、食事や排せつなど、生活をしていく上で介助が必須だ。 100平方メートルほどの空間には、障害者の入居スペースと、外部の客が宿泊できる部屋が併設され、ヘルパーが常駐している。壮さんが自宅からシェアハウスに移り住んで7年ほどになる。自宅には時折帰る程度で、生活の軸はシェアハウスだ。現在、3人の重度知的障害者が親元から離れて暮らしている。「重度の障害者が家族にいると365日間、一日も休まずに介助をしなければいけない。それは親である私の人権がないがしろにされている」。2019年に夫を亡くし、ワンオペでの介助に限界を感じていた久保田さんは「今のままでは息子を預けられる場所がない」と、みずからシェアハウスをつくった。 シェアハウスに壮さんが引っ越してからは、封印していた、大好きな「海に行く」ことを解禁し、「ようやく自分らしく生きることができるようになった」と振り返る。「『親なきあと』と言うが、親が生きている今をどうにかすることで不安を解消できるのでは」◆家族がなんとかする、ではなく、社会を頼れるような仕組みを日本財団が今月10日公表した調査(昨年10月、障害者の家族2500人に実施)では、障害がある成人の家族のうち85.5%が、障害者の「親なきあと」に不安を感じていると答えた。特に、重度知的障害者の家族では92.5%に上った。重度知的障害者の家族が求める支援として最も多かった回答は「住まいの選択肢の拡充」だった。・・(この記事は会員限定です)【東京新聞】親が生きている内になんとかする、そこから解消できる不安もありますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2026.02.13
コメント(7)

絵本読み聞かせ、子どもの発達に好影響 大人と目線を合わせる機会に絵本の読み聞かせは、運動能力や社会性も含めた幼児の心身の発達全般によい影響を与える――。東北大などの研究チームが全国データを分析し、そんな結果を小児科学の専門誌に発表した。発達の遅れが疑われる子どもも、継続して高い頻度で読み聞かせをすると大幅な改善効果が見られたという。 研究チームによると、絵本の読み聞かせは幼児の言語能力によい影響を与えることが知られ推奨されているが、運動能力や社会性など幅広い発達領域への影響については十分にわかっていなかった。運動能力や社会性にもよい影響 そこで、環境省の「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」で2011~14年に登録された全国約3万7千組の親子のデータを使い、1~3歳時点の保護者による読み聞かせの頻度と、子どもの発達の進み具合との関係を分析した。読み聞かせの頻度は、「頻繁に(週5回以上)」が全体の約3割を占め、「時々」が約6割、「ほとんどない」が残り約1割だった。 子どもの発達の進み具合は、国際的な指標に基づく質問票に回答してもらった。コミュニケーション(言葉による意思疎通)▽粗大運動(走る、跳ぶなど体の大きな動き)▽微細運動(手先を使う細かい動き)▽問題解決(おもちゃの使い方を考えることなど)▽個人―社会(対人関係や生活習慣)――の5領域を、各60点満点で評価した。・・(この記事は有料記事です)【朝日デジタル】絵本の読み聞かせが今でも日常に学校でも行われているのも子どもの心身の成長に不可欠、ということなんでしょうね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2026.02.12
コメント(10)

参政党の先沖氏、自閉症巡り根拠欠く発言 専門家は批判「差別意識が根底」衆院選に神奈川14区から出馬している参政党新人の先沖仁志氏(49)が公示日の1月27日、相模原市緑区で行った第一声で「(子どもの)自閉症の原因はお母さんが長く接しているかが関わっているという研究結果がある」と述べ、自閉症の原因が母親の育て方にあると捉えられる発言をした。原因は研究上、確立されておらず、専門家は「全く根拠がない。差別意識が根底に透けて見える」と批判。緑区では「津久井やまゆり園事件」が起きており、共生を目指す地域に差別を持ち込み、根拠のない情報を流したことにも非難の声が上がる。 発言について、児童精神科医の内山登紀夫さんは「自閉症の要因は確立していない。全くの見当外れ」と一蹴する。 内山さんによると、かつて親に原因があるとされたが、遅くとも1980年代には完全に否定された。脳の機能障害と捉えられ、支援や代弁する親の役割が重視されるようになった。自閉症の人が増えているのは診断基準が広くなるなどした結果という。 発言は歴史的経緯を無視し、半世紀近く前の俗説を持ち出したことになる。日本自閉症協会はホームページ(HP)で「自閉症の原因は親の育て方や愛情不足ではない」と明示。内山さんは「近年は『多様性』の観点から考えるようになっている」と説明する。 ただ、親の育て方が原因と誤解される風潮は根強い。知識が豊富にある一方で人との関わりが苦手など、多様な特徴も広く理解されているとは言えない。発言を機に自閉症が否定的に受け止められる恐れもあり、内山さんは「差別助長につながる」ととがめる。「あまりにも無知」、保護者はあきれ 自閉症の子の保護者はどう受け止めるのか。「あまりにも無知」。保護者らでつくる「県自閉症協会」副会長の上杉桂子さんはあきれる。30代の次男が自閉症だ。「自閉症の人は世の中にいない方がいいという差別に基づく発言だ」と批判。選挙を通じて誤った見方が広がるのを憂慮する。 緑区にある県立知的障害者施設「津久井やまゆり園」では2016年、入所者19人が殺され、職員2人を含む26人が重軽傷を負う事件が起きた。「障害者は社会からいなくなった方がいい」と差別意識を膨らませた元職員による犯行だった。上杉さんは「先沖氏の発言は事件と地続き。共生社会に向けて誰もが生きる権利を保障され、その人らしく生きていける環境を整えていくことこそ必要なのに、逆行している」と怒りをあらわにする。後天性発達障害は「極めて例外的」 「DPI女性障害者ネットワーク」代表の藤原久美子さんも「『障害児は産まれるべきでない』との考えが前提になっている。優生思想そのもの」と苦言を呈す。悪質さは他にもある。「『子どもに障害があるのは母親のせい』と言わんばかり。障害者、女性に対する二重の偏見に満ちている」と感じる。「母親の体に問題があるから」「母親のしつけが悪いから」など根拠のない差別的言説は過去にも繰り返され、女性たちを苦しめてきたという。 藤原さんは「障害のある女性は『子どもを産み育てるべきでない』『子育てできない』という考えが社会に根強く残っている。そのことが障害者の育児に関する法制度の不備につながり、より困難な状況に置かれることが問題だ」と憤る。 法学者(ジェンダー法)の谷口真由美さんは「虚偽の発言を公共の場やインターネット上で延々と流すことは非常に問題」と指摘する。「本来、政策の議論はエビデンス(根拠)を基に行うもの。なぜなら、事実や根拠なしに政策も法律も作れないからだ」と説明。「感情に訴えて大衆扇動するのは政治家がすべきことではない」と断じた。 先沖氏は神奈川新聞社の取材に「日本自閉症協会(の研究)などを参考にして発言した」と回答。「差別を助長するつもりは毛頭ない。後天性の発達障害は原因が研究者の間でははっきりと分かっていないことが多く、デジタル機器の長時間使用、母子のコミュニケーション不足などの可能性があるそうだ」とした上で「『研究者の間では』と言わなければならないところを、『研究結果もある』と誤解を与える発言をしてしまい、この点おわびして訂正する」と答えた。 これに対し、内山さんは「協会のHPにそのような記載はない」と反論。「発達障害は先天性で、『後天性の発達障害』はあったとしても極めて例外的」と述べた。【先沖仁志候補の第一声の一部】 私たちは「母子分離政策」、今、働く女性の推進会議、そういったものがございますけれども、今までとにかく働く女性を支援しよう、政府が進めてきた結果、結局共働きじゃないと暮らしていけない世の中になってしまった。しかしながら私たち参政党はこの行き過ぎた「母子分離政策」というものに、大きく大きく反対の声を上げている唯一の政党です。 今、日本でもそうです。世界中でも自閉症の子どもたちも増えている。これ、大きな原因が小さい頃、0歳から3歳までに、お母さん、いかに長く接しているか、これが関わっているんだという研究結果もあるんです。だからこそ、私たち参政党はもうちっちゃなうち、新生児、0歳から3歳までのうちにとにかくお母さんと一緒にいる時間を増やしていく。そのために0歳から15歳までの子ども1人当たり毎月10万円配ります。そしてお母さんが安心して仕事を休んで子育てに専念できる、そういった状況をつくります。ぜひともですね、この行き過ぎた「母子分離政策」、これを変えていきましょう。 もちろん、働きたい女性はどんどん働いていいんですよ。じゃなくて、世の中には本当は子どもと一緒にいたいんだ、でも働かないと家計が苦しいからパートに出ている、こんなお母さんもいっぱいいるんです。こういった方々を支援していかなければいけません。 皆さんもね、特に子育て世代の皆さん、分かるでしょ。あの生まれたての赤ちゃん、あの子たちがちょっと泣くだけで、ちょっと笑うだけで、ちょっとあくびするだけで、ちょっと手を動かすだけで、めちゃくちゃいとおしいじゃないですか。これ、決して子どもたちを守るためのものですけれども、私たち人間というものは、こういったかわいい赤ちゃん、かわいい赤ちゃんと接することで、お母さんも育つんですよ。女性の方がね、肉体的に妊娠して、おなかが大きくなって出産するからお母さんになるんじゃないんです。生まれたての赤ちゃんとずっと接して、おっぱいをあげて、その笑顔を見て、心が温かくなっていとおしくなってっていうところで、やっと母親の気持ちが育って母親になっていくわけですよ。もちろんお父さんもそうです。 だからこそですね、赤ちゃんが親を育てるんです。赤ちゃんが親を育てるんです。僕も中学生の息子、そして今妻のおなかにはもう間もなく生まれてくる小さな命もあります。だからこそですね、私自身は本当に自分の子たち、そしてこれから生まれてくる第2子、男の子なんですけれども、この子の未来のために、今こうして立ち上がらせていただいております。【カナロコ】特に政治絡みの発言は慎重にして頂きたいですね。根拠欠く発言は、批判されますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2026.02.11
コメント(7)

障害者手帳交付で改ざんや虚偽 愛知県、不適切処理1034件愛知県は10日、県精神保健福祉センターで2023~24年度、精神障害者保健福祉手帳などの不適切な事務処理が1034件あったと発表した。県豊川保健所の男性職員(27)がセンターに在籍していた際、必要な決裁を経なかったほか、文書に虚偽の審査結果を記載したり、重い等級に改ざんしたりして交付していた。 県の聞き取りに「事務処理が追い付かず、申請者が納得する等級に改ざんしてしまった」という趣旨の説明をしている。 県によると、内訳は精神障害者手帳253件、通院時に自己負担額の軽減を受けられる「自立支援医療受給者証」781件。申請者が不利になる処理はなかったとしている。【47 NEWS】2~3年前のことを今頃発表するとは、監督不行き届きですね。629万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント、感謝です。☄にほんブログ村にほんブログ村
2026.02.10
コメント(12)

障害者家族の85%「将来不安」 「親なき後」は地域での支援必要 18歳以上で障害がある人の家族のうち85.5%が、親の高齢化や死亡などで介助できなくなる「親なき後」の将来に不安を感じていると答えたことが10日、日本財団の調査で分かった。財団は家族が担っていた支援が継続できなくなるリスクがあるとして、地域での支援の必要性を指摘した。 調査は障害者の家族2500人を対象に、昨年10月にオンラインで実施。全体のうち、将来について36.2%が「非常に不安」、27.6%が「不安」、21.7%が「少し不安」と答えた。 具体的な内容について聞いたところ「生活費や医療費など経済的なこと」が不安と答えた人が最も多かった。 資金面などで親なき後の準備をしている人は57.0%。このうち、親の代わりにサポートする人を尋ねたところ、「兄弟姉妹」が30.5%。「福祉関係者」が14.5%だった。一方、27.1%が「決まっていない、分からない」と答えた。 調査アドバイザーを務めた北星学園大短期大学部の藤原里佐教授は会見で「親の支援に依存している問題がある」と述べ、地域の受け皿整備が必要だとした。KYODO[YAHOOニュース]IT化が進むにつれ、逆に人情が薄れていく時代へと変化している不安は拭えませんね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2026.02.09
コメント(9)

知的障害のある19歳男性を暴行し死亡させたか グループホーム代表社員の男を逮捕去年、千葉県柏市のグループホームで、入居者の知的障害のある19歳の男性に暴行を加え死亡させたとして、代表社員の男が逮捕されました。警察によりますと、柏市の障害者グループホームの代表社員・根本康基容疑者は去年3月、入居者で知的障害のある三原龍平さんに殴る蹴るなどの暴行を加え死亡させた疑いがもたれています。また、現場で血痕をふき取り証拠隠滅をしたなどとして、当時職員だった戸張美紀容疑者が、証拠隠滅を教唆した疑いで根本容疑者の妻が逮捕されました。三原さんはほかの職員が発見し病院に搬送されましたが、まもなく死亡が確認されました。警察は3人の認否を明らかにしていませんが、根本容疑者が日常的に入居者に暴行を加えていた可能性もあるとみて調べています。【日テレニュース NNN】(動画あり)死に至るまで暴行するとは、尋常ではないですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2026.02.08
コメント(10)

「遊び声」なのに通報されました…韓国・自閉症の子どもと暮らす母親が語る“音”と孤独の現実【02月07日 KOREA WAVE】自閉症の子どもと2人で暮らす韓国の保護者が、子どもの遊び声を通報され、警察官が来たという経験をオンライン上で明かし、社会の理解を求めた。投稿者は、今年特別支援学校に入学する8歳の子どもと防音性の低い約36平方メートルのアパートに住んでいる。子どもはうまく話すことができず、遊びながら声を出したり手をたたいたりする。以前はやめさせようとしかり、手を上げたこともあった。防音パッドを貼るなど対策を講じ、夜は早く寝かせる努力もしている。だが、近隣からの苦情は収まらない。ある日正午ごろ、隣人から「うるさい。カラオケにでも連れて行け」とドアをたたかれ、謝罪した。その3時間後には「物を投げる音がする」という通報で警察がやって来た。保護者は「その時は入浴中に遊んでいただけだ」と説明。子どもは事情を知らず楽しそうにしていたという。保護者は「悔しさで涙が出そうだった。引っ越す余裕もなく、これからも通報が続くのではと不安だ」と話している。この投稿には、共同住宅での配慮と理解を求める声や、一人で障害のある子を育てる苦労に共感するコメントが寄せられ、「昼間の遊び声で警察を呼ぶのは過剰」といった意見も見られた。【news1/KOREA WAVE/AFPBB News】音の感覚は人それぞれだけに本当に難しい問題です。わが家の聴覚過敏な息子でも、好きな音楽だけは高音で聴く習慣があり、ヘッドフォンを嫌がったので、昼間からシャッターを下ろしたり、と苦労を重ねたものです。特に自閉症の子供を育てていると、なかなか理解されにくい場合もあり、一人でも理解者がいれば、という感覚だったように思います。☄にほんブログ村にほんブログ村
2026.02.07
コメント(10)
自閉症を「親のせい」にする誤解はなぜ有害なのか自閉症の原因を「母親との関わり方」に求めるかのような発言が、選挙の場でなされた。科学的根拠を欠くこうした言説は、誤っているだけでなく、当事者や家族、とりわけ親を深く追い詰める危険性をはらんでいる。発達障害は生物学的要因を基盤とする神経発達特性であり、養育態度が原因とする考え方はすでに否定されてきた。にもかかわらず、なぜ同様の誤解が繰り返されるのか。エキスパートの補足・見解自閉症を含む発達障害について、「親の育て方」や「母親との接触時間」が原因であるかのように語る言説は、いわゆる「冷蔵庫マザー仮説」に代表される過去の誤りを想起させる。 この仮説はすでに科学的に否定されており、現在の研究では、遺伝的要因や脳機能の発達過程が主な背景であることが明確に示されている。にもかかわらず、政治的発言やメディアを通じて同種の誤解が再生産されることは看過できない。 最大の問題は、こうした誤解が親、とりわけ母親に不当な罪悪感や自己責任感を背負わせる点にある。「自分の関わり方が悪かったのではないか」という思いは、支援につながる力を奪い、孤立を深める。結果として、親も子も支援から遠ざかるという逆効果を生む。 発達障害者支援法は、障害を個人の欠陥ではなく、社会との相互作用の中で生じるものと捉え、「社会的障壁を除去すること」を基本理念に掲げている。偏見や誤情報の流布は、まさにその社会的障壁の一つである。制度だけを整えても、社会に誤った理解が残ったままでは支援は機能しない。専門知の軽視や根拠なき言説こそが、当事者と家族を生きづらくしている現実を、社会全体が自覚する必要がある。原田隆之(筑波大学教授)筑波大学教授。博士(保健学)。専門は, 臨床心理学,犯罪心理学,精神保健学。法務省,国連薬物・犯罪事務所(UNODC)勤務を経て,現職。エビデンスに基づく依存症の臨床と理解,犯罪や社会問題の分析と治療がテーマです。疑似科学や根拠のない言説を排して,犯罪,依存症,社会問題などさまざまな社会的「事件」に対する科学的な理解を目指します。主な著書に「あなたもきっと依存症」(文春新書)「子どもを虐待から守る科学」(金剛出版)「痴漢外来:性犯罪と闘う科学」「サイコパスの真実」「入門 犯罪心理学」(いずれもちくま新書),「心理職のためのエビデンス・ベイスト・プラクティス入門」(金剛出版)。【YAHOOニュース】選挙演説では脚光を浴びたくて敢えてその件に触れているとしか思えないですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2026.02.06
コメント(8)
発達障害は「『障害』と呼ぶことが適切なのかはわからない」乙武氏が持論 作家の乙武洋匡氏(49)が5日、自身のX(旧ツイッター)を更新。発達障害をめぐり持論を展開し、議論を呼んでいる。 「発達障害は、存在します。もちろん、母親の責任であるはずがありません」とした上で、「ただ、“障害”と呼ぶことが適切なのかはわかりません」と発達障害と呼ぶことを疑問視した。 「物事の認知やコミュニケーションの特性が多くの人とは異なるだけで、決して劣っているとも言いきれない。つまり、社会のなかで“数が少ない”だけなんですよね。だから、生きづらい」と指摘。「私は、そうした生きづらさを抱える人々の存在を否定するのでもなく、ましてや親御さんを責めるのでもなく、“そうした人々にとってどうしたら生きやすい社会になるのか”をひたすら考え、今後も努力していきたいと思っています」と発達障害の人も生きやすい社会を目指すとした。続けて、「実力が追いついておらず、本当に、本当に申し訳ない」と詫びた。続くポストで、「なんか、やたら格好つけた投稿に見えてしまったかもしれないけど、タイプは違えど私も同じ境遇ではあるので、腹の底からそう思ってるんですよね。いや、同じでもないのかな」とコメント。 「“身体障害”は、やっぱり機能として劣っていると言わざるを得ないんですよ。障害者が人として、存在として劣っているということではなく、上肢だったり、下肢だったり、機能としては劣っているわけです。そこをどう埋めていくか、補っていくかという話になる」と身体障害についてつづり、「でも、発達障害はさっきも書いた通り、“数が少ない側”だから生活していく上での困りごとは多いけれど、決して劣っているとも言えないなと思っていて。むしろ、“優れている”と考えられる特性もあるんじゃないかなと」と主張した。 「だから、彼らの生きづらさを少しでも解消したいという思いももちろん本心だけど、その稀有な特性がもっと生かされる社会になると、その特性を持ち合わせていない我々にとっても恩恵がもたらされるんじゃないかなと、これまた本心から思ってるんですよね」とつづった。【news.livedoor.com】乙武氏は、作家だったんですね。やはり言葉を丁寧に選んで発信されていますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2026.02.05
コメント(9)

強度行動障害あっても地域で暮らせる 東大阪で上映会とシンポ開催へ多動や自傷などの「強度行動障害」がある人が、仲間とともに地域で暮らす姿をとらえたドキュメンタリー映画「つばさをひろげて~私たちは地域でくらしたい~」(小川道幸監督)の上映会とシンポジウムが12日午後1時から、大阪府東大阪市御厨南2丁目の市文化創造館で開かれる。 映画を企画したのは、東大阪市の社会福祉法人「創思苑」。重い障害がある人は地域で暮らすのは難しいと思われがちだが、創思苑では時間をかけて粘り強く対応することで、障害者が施設でなく地域で暮らすことを実現してきた。 映画は90分で、6人の障害者が登場。障害がある仲間や支援者とともにグループホームや一人暮らしなどの形で地域で暮らすようになった歴史や思い、障害者や支援者がどんな壁に直面しどう乗り越えてきたかなどを映し出している。 上映後には創思苑の林淑美理事長、田中恵美子日本女子大教授らによるシンポジウムもある。料金は1500円(障害者1千円)。問い合わせはパンジーメディア(072・968・7151)へ。朝日新聞【YAHOOジャパン】平日の午後でも近くなら寄ってみたいですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2026.02.04
コメント(10)

日本最初の知的障害者施設・滝乃川学園を東京都が処分…見守り怠り利用者を踏切事故で死亡させる外出時に必要な見守りを怠り、知的障害のある利用者を踏切事故で死亡させたなどとして、東京都は4日、社会福祉法人「滝乃川学園」(東京都国立市)に対し、障害者総合支援法に基づき、入所施設での新規利用者の受け入れ停止12か月の行政処分をした。都の発表によると、同学園は、知的障害者の入所施設「滝乃川学園成人部」(同市、定員80人)を運営。同施設の職員は昨年3月、外出支援の一環で利用者6人を連れて車でドライブ中、同市内にあるJR南武線矢川―谷保駅間の踏切近くで、電車を見るため2人を降ろした。 職員は残る4人とともに車内にとどまり、私的に携帯電話を操作していた。その間、踏切内にいた40歳代の男性利用者が電車にはねられ死亡した。もう1人は警報機の音で踏切から離れて無事だった。 都が事故後、同学園に対する監査を実施したところ、施設では必要な見守りをせずに電車を見学させる危険な外出支援が常態化していた。さらに、管理者がこうした運用を9年間把握せず、事故後も再発防止策を徹底していなかったことが判明した。滝乃川学園は日本最初の知的障害児・者のための社会福祉施設として知られる。【読売新聞オンライン】国の登録有形文化財の「滝乃川学園旧本館」。日本初の知的障害者向け福祉施設で1928年に学園が国立市へ移転した際に建設された当時は、詳細まで知る由もなかったけど、危険な外出が常習化していたとは、事前に防げた事故だけになんとも残念ですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2026.02.03
コメント(8)

ベストセラーを生んだ自閉症の作家の母が語る 「悩む親御さんへ」大切にしてほしいこと生まれつきの脳機能障害とされる自閉症。特に重度の人は会話が難しく、気持ちは周囲に理解されにくい。そんな中、当事者の内面に広がる豊かな感情や思考を、文字盤を指さしたりパソコンを使ったりして伝える作家・東田直樹さん(33)=千葉県在住=の代表作「自閉症の僕が跳びはねる理由」は、世界30カ国以上で翻訳されるベストセラーとなっている。東田さんの表現を支える文字盤でのコミュニケーションはどのような経緯で習得されたのだろうか。40冊以上の著書を生み出してきた執筆の様子とは―。母・美紀さん(63)が2025年6月、岐阜県葉島市で語った講演内容などを詳報する。幼少期、直樹はどれだけ教えても会話としての言葉が出てこなかった。自分の子なのになぜ泣いているか分からず、つらかった。「直樹の気持ちを知りたい」。何度も何度も思った。そんな中、手を添えた筆談を4歳ごろに始めた。 直樹は文字に強い関心を持っていた。すでに、店で覚えた看板の言葉などはお絵描きボードにひとりで書けていた。直樹の手の甲を親が握って一緒に書く練習をすると、人との簡単な会話ができるようになった。「本当は他の子と同じようにいろいろ分かっているのかも」。私の心は震えた。 しかし、周囲には直樹の本当の言葉だとなかなか信じてもらえなかった。親が手を添えていたし、会話ができずに問題行動ばかり起こしていた直樹の様子と、文章で書く内容があまりにも違いすぎたからだろう。 直樹が言う「話そうとした途端に言葉が頭から消える」ことがないようにするには、ひらがなは一字書くにもけっこう時間がかかる。そこで文字を指せば一瞬ではないかと考え、ひらがな46字の文字盤を導入した。しかし文字を探すのに意外と手間取り、そうしているうちに何を言いたかったか分からなくなっているようだった。 そこで小学2年生から、探す負担が少ない26字のアルファベットに文字盤の表示を切り替えて練習を重ねた。小学校高学年になると、自力で指して人と意思疎通できるようになった。 一方で、本の執筆はパソコンのワードで行っている。言葉へのこだわりが強く、文字変換を何度もすることがあり、相手をあまり待たせられない会話や講演は文字盤を使って行うが、執筆は、自分のペースで文章を打てばよいからだ。 直樹には文字盤などがうまくはまったが、「これが必ず正しい」という方法はないと思う。意思疎通などで悩む親御さんは、「次も頑張ろう」と思える本人の気持ちを大切に、ひとつの方法がだめでも、自分の子に合う方法にいろいろと挑戦してみてほしい。 同講演では、直樹さんも幼少期から現在への歩みを語った後、会場の質問に答えた。ユニークかつ核心を突く発言に、来場者が聞き入った。 ―48歳の息子がいる母親です。一番困っているのが衣類へのこだわりで、お風呂に入った後も同じ服を着たがり、洗濯後に乾いていなくても着たがる。息子に分かってもらうヒントは。 「なかなか難しいです。洋服全部を同じものにすると、それしかないので、どれを着たのか、本人も分からなくなると思います」 ―発語がない21歳の息子の気持ちを知りたい。 「人の気持ちは分からないと、僕は思います。だから、自分の気持ちをしっかり伝えてあげてほしいです。あなたには私たちがついていることや、生きやすい場所があること、きっと幸せになれることを教えてあげてください」 ―35歳の息子は支援者が最近変わって、それまであった体のかゆみがなくなり、手も温かくなった。以前はストレスがあったのではないかと思うが。 「あると思います。支援にとって一番大事なのは人。どんなに素晴らしい支援方法でも、それを行う人が嫌な人ならば、何をやっても意味がないと思います」 講演は、岐阜県の福祉団体の招きで2025年6月26日に行われた。 京都新聞【YAHOOニュース】以前にも東田親子の講演会があり、足を運んだことがありますが、我が子の才能を最大限に発揮させる方法を発掘されたこと、本当に、素晴らしいと思いますね。にほんブログ村にほんブログ村
2026.02.02
コメント(8)
![]()
関西の鉄道、障害者割引はIC対応?実際に使ってわかった利便性の差関西で暮らす障害者にとって、日々の移動を支える鉄道の障害者割引制度。しかし、各鉄道会社によって利用方法が大きく異なり、特にICカード対応の有無が利便性に直結することをご存知でしょうか。私自身、精神障害者保健福祉手帳2級を持ち、阪急電鉄を日常的に利用する中で、その不便さを実感してきました。各社のIC対応状況と手続き方法IC対応している鉄道大阪メトロ、京都市営地下鉄、神戸市営地下鉄では、身体・知的・精神障害者ともに障害者手帳を提示することで割引が適用されます。特に大阪メトロは現金・ICカード・タッチ決済に対応し、第1種・第2種ともに本人と介護者が5割引で利用可能です。JR西日本では、2025年4月から精神障害者割引が導入され、第1種精神障害者とその介護者は普通乗車券・回数券・定期券が5割引になります。ただし、手帳に「旅客鉄道株式会社等旅客運賃減額第○種」の記載が必要です。また、第1種身体障害者・知的障害者向けには「スルッとKANSAI特別割引用ICカード」があり、近鉄、南海、京阪などスルッとKANSAI協議会加盟の全事業者で利用できます。申込書と手帳確認届をスルッとKANSAIへ郵送すると、約3週間でカードが届きます。IC非対応の鉄道阪急電鉄では、障害者割引は切符購入時のみ適用され、PiTaPaやICOCAなどのICカードは利用できません。券売機で毎回手帳を提示して切符を購入する必要があり、特に朝の通勤・通学時間帯には時間的負担が大きくなります。実際に感じた不便さと改善への期待私が阪急を利用する際、毎回券売機の前で手帳を取り出し、駅員に提示して切符を購入しなければなりません。ただでさえ時間が限られる通勤時に、ICカードをタッチするだけで済む周囲の利用者を横目に、手続きに時間を要する状況は、障害がある人にとって精神的にも負担です。マイナンバーカードに手帳情報を紐づけている場合、デジタル的にICカードと連携し、タッチだけで割引が適用される仕組みが実現すれば、こうした不便は大きく改善されるでしょう。技術的には十分可能なはずです。まとめ:誰もが移動しやすい社会へ関西の鉄道各社で障害者割引の仕組みが統一されていないことが、利用者の混乱と不便を生んでいます。すべての障害種別、すべての等級で、ICカードによるスムーズな利用が可能になることを、当事者として強く願っています。・・【障害者.com】何もかもが便利へと移行する中で、逆に不便が残るのは、やるせないですね。全国的に統一して欲しいものです。☄にほんブログ村にほんブログ村
2026.02.02
コメント(10)

ベストセラーを生んだ自閉症の作家の母が語る 「悩む親御さんへ」大切にしてほしいこと生まれつきの脳機能障害とされる自閉症。特に重度の人は会話が難しく、気持ちは周囲に理解されにくい。そんな中、当事者の内面に広がる豊かな感情や思考を、文字盤を指さしたりパソコンを使ったりして伝える作家・東田直樹さん(33)=千葉県在住=の代表作「自閉症の僕が跳びはねる理由」は、世界30カ国以上で翻訳されるベストセラーとなっている。東田さんの表現を支える文字盤でのコミュニケーションはどのような経緯で習得されたのだろうか。40冊以上の著書を生み出してきた執筆の様子とは―。母・美紀さん(63)が2025年6月、岐阜県葉島市で語った講演内容などを詳報する。幼少期、直樹はどれだけ教えても会話としての言葉が出てこなかった。自分の子なのになぜ泣いているか分からず、つらかった。「直樹の気持ちを知りたい」。何度も何度も思った。そんな中、手を添えた筆談を4歳ごろに始めた。 直樹は文字に強い関心を持っていた。すでに、店で覚えた看板の言葉などはお絵描きボードにひとりで書けていた。直樹の手の甲を親が握って一緒に書く練習をすると、人との簡単な会話ができるようになった。「本当は他の子と同じようにいろいろ分かっているのかも」。私の心は震えた。 しかし、周囲には直樹の本当の言葉だとなかなか信じてもらえなかった。親が手を添えていたし、会話ができずに問題行動ばかり起こしていた直樹の様子と、文章で書く内容があまりにも違いすぎたからだろう。 直樹が言う「話そうとした途端に言葉が頭から消える」ことがないようにするには、ひらがなは一字書くにもけっこう時間がかかる。そこで文字を指せば一瞬ではないかと考え、ひらがな46字の文字盤を導入した。しかし文字を探すのに意外と手間取り、そうしているうちに何を言いたかったか分からなくなっているようだった。 そこで小学2年生から、探す負担が少ない26字のアルファベットに文字盤の表示を切り替えて練習を重ねた。小学校高学年になると、自力で指して人と意思疎通できるようになった。 一方で、本の執筆はパソコンのワードで行っている。言葉へのこだわりが強く、文字変換を何度もすることがあり、相手をあまり待たせられない会話や講演は文字盤を使って行うが、執筆は、自分のペースで文章を打てばよいからだ。 直樹には文字盤などがうまくはまったが、「これが必ず正しい」という方法はないと思う。意思疎通などで悩む親御さんは、「次も頑張ろう」と思える本人の気持ちを大切に、ひとつの方法がだめでも、自分の子に合う方法にいろいろと挑戦してみてほしい。 同講演では、直樹さんも幼少期から現在への歩みを語った後、会場の質問に答えた。ユニークかつ核心を突く発言に、来場者が聞き入った。 ―48歳の息子がいる母親です。一番困っているのが衣類へのこだわりで、お風呂に入った後も同じ服を着たがり、洗濯後に乾いていなくても着たがる。息子に分かってもらうヒントは。 「なかなか難しいです。洋服全部を同じものにすると、それしかないので、どれを着たのか、本人も分からなくなると思います」 ―発語がない21歳の息子の気持ちを知りたい。 「人の気持ちは分からないと、僕は思います。だから、自分の気持ちをしっかり伝えてあげてほしいです。あなたには私たちがついていることや、生きやすい場所があること、きっと幸せになれることを教えてあげてください」 ―35歳の息子は支援者が最近変わって、それまであった体のかゆみがなくなり、手も温かくなった。以前はストレスがあったのではないかと思うが。 「あると思います。支援にとって一番大事なのは人。どんなに素晴らしい支援方法でも、それを行う人が嫌な人ならば、何をやっても意味がないと思います」 講演は、岐阜県の福祉団体の招きで2025年6月26日に行われた。 京都新聞【YAHOOニュース】講演会で、文字盤を指さしながら自分の気持ちを言葉にする東田直樹さん(右)と、母・美紀さん=岐阜県羽島市(京都新聞)以前にも東田親子の講演会があり、足を運んだことがありますが、我が子の才能を最大限に発揮させる方法を発掘されたこと、本当に、素晴らしいと思いますね。628万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。☄にほんブログ村にほんブログ村
2026.02.01
コメント(1)
全29件 (29件中 1-29件目)
1