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角川ルビー文庫タクミくんシリーズ3年生8月バージョンです。ピアニスト京古野が所有する九鬼島を、ギイや赤池くんとともに訪れた託生。ここで、意外な人物に会う。同じく滞在中の天才バイオリニストでギイの幼馴染みの井上佐智。茶道の先生として呼ばれた岩下、岩下に付いてきた利久、フルートを吹く少年とその従兄弟の乙骨財閥の1年生・・・様々な恋物語と宝探し・・何か起こりそうなところで、続き・・・なんですっ。前回の「夏の残像」は九鬼島が見える付近で、それぞれの理由で、夏休みを過ごす話の短編集だったんですが、今回はその続きです。タクミくんシリーズで続きってあったかしら?あとは三洲くんと真行寺の短編「満月」です。アラタミス。たしかに月の女神に似ていますね。【本日の言葉】p183逃げてばかりは、いられない。ぼくも、前へ踏み出さなければ。タクミくんシリーズ 隠された庭 -夏の残像・2-夏の残像(シーン)( 著者: ごとうしのぶ | 出版社: 角川書店 )ちなみに、今回アスカコミックスで「美貌のディテイル」も同時発売。ルビー文庫とCLーDXの連動フェアで小冊子サービスです。ごとう・おおや両先生の書き下ろし短編小説&コミックスに、CIEL連載後単行本未収録の「ちょっとリプレイ」も完全収録で計60ページとのこと。2月28日締め切り。追記 2004.12.7アスカコミックス「美貌のディテイル」と雑誌の「CIEL」も読みました。小説の方の「美貌のディテイル」を読んだのはだいぶ前なので、新鮮な気持ちで読めましたけど、これって3年生になるときの話でしたね。今小説で出たのが、3年生の夏休み。ほんの数ヶ月前の話なのですが、小説版の初出1997年って(^^;)3年生になると、学校では無視…とまではいかないまでも、距離を置いてみせないといけない二人が、夏休み期間、気心の知れた仲間うちでは、以前の顔でつき合うことができる。ちょっとした息抜きの「夏の残像」次巻で三須君の登場を期待します。3年生になってから、なかなか進まないお話ですけれども、早く続きが見たいという気持ちと、いつまでも卒業しないで欲しいという気持ちと両方です。そういう意味では、いつまでも夏休みという今の状態は、心地よいのかもしれないですね。
2004.11.30
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Cノベルス(中央公論新社)「デルフィニア戦記」の主役2人と「スカーレット・ウイザード」主役2人が登場してくる「暁の天使たち」シリーズの続編。「クラッシュ・ブレイズ」は、読切連作の新シリーズ。宇宙船が次々に行方不明になる宙空域に向かったケリーとジャスミン。なんとダイアナに異変が起こった。「歌」を聞いたダイアナは、恒星に向かって加速して行く・・・相変わらずの怪物夫婦と、ケリーのSOSで駆けつけたルウの活躍です。また、課外授業で農村体験をしているリイ、シェラたちの話も。さすが馬と剣の世界で生活をしていた2人ですから、科学の進んだ社会しかしらない同級生とは大違いです。今回の「あとがき」を見てつい笑ってしまいました。というのも「スカーレット・ウイザード」シリーズは最初「キャプテン・スカーレット」という名前にしようと思っていたという話です。・・・・・実在するテレビ番組と同じ名前じゃまずいだろ。むか~し、調べたら1967年制作だったそうですが、「サンダーバード」のスタッフが制作したテレビ番組です。もちろんサンダーバードと同様に人形劇です。世界政府直属部隊が火星に着陸したときに、そこにはすでに宇宙生命体が。この基地を攻撃してしまった地球人は、見えない生命体にのっとっられ、操られてしまう。キャプテン・スカーレットは、この生命体に殺され、乗っ取られて再生されてしまうが、なにかのきっかけで自我を取り戻し、不死身となった・・・・。主人公が、スカーレット、赤ですが、他の隊員もコスチュームの色で名前になっており、色別戦隊もののはしりでしょうか。さすがに古い話なので、茅田さんも知らなかったのでしょうね。また、このシリーズ名の「ブレイズ」はblaze炎だそうです。つい、「炎の蜃気楼」を連想してしまった・・・DVD配達がもうすぐ来るはずなんですけど・・・【本日の言葉】「わたしは機械だから、生きる権利なんて考えたことはないわよ」「権利を主張するということは、周囲の人に自分の存在を認めてほしいと言うことでしょう。わたしはそんな無駄なことはしないわ。なぜなら、わたしは現にここにいるからよ」「クラッシュ・ブレイス」を検索したけれども、まだなかったみたいなので、「暁の天使」のリンクを入れてみました。順番としては、「デルフィニア戦記」「スカーレット・ウイザード」「暁の天使」「クラッシュ・ブレイズ」と発行順に読んでいった方がスムーズですね。【楽天ブックス】スカーレット・ウィザード(1)スカーレット・ウィザード(2) ( 著者: 茅田砂胡 | 出版社: 中央公論新社 )スカーレット・ウィザード(3)( 著者: 茅田砂胡 | 出版社: 中央公論新社 )スカーレット・ウィザード(4)( 著者: 茅田砂胡 | 出版社: 中央公論新社 )【楽天ブックス】スカーレット・ウィザード(5)【楽天ブックス】スカーレット・ウィザード外伝スカーレット・ウィザードプラス(1) ( 著者: 忍青龍 / 茅田砂胡 | 出版社: 中央公論新社 )スカーレット・ウィザードプラス(2)( 著者: 鈴木理華 / 茅田砂胡 | 出版社: 中央公論新社 )【送料無料商品】デルフィニア戦記画集
2004.11.28
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講談社X文庫ホワイトハート以前、ビブロスからノベルス版で「無限抱擁」「濮上之音(ぼくじょうのいん)」「比翼連理(ひよくれんり)上下」「蒼弓王国(そうきゅうおうこく)上中」と出ています。作者は「藤村紫」名義です。今回、文庫化にあたり、全文書き直し、新たなエピソード追加で、書き下ろし&リニューアル短編も入っています。短編(上巻)「外伝・蒼風の地図」(下巻)「恋の季節 其の一」「春宵一刻」「恋の季節 其の二」この世界は「天界」「人間界」「魔界」で成り立っています。その三界を創造した神を三界主天といい、天界よりも上にある界、最上界に住んでいます。その三界主天が人間の歴史を導き、安寧を与える役として選んだのが守護主天という神で天界に住んでいます。現在の守護主天はティアランディア。まだ17歳。天界の東西南北を四天王が統べています。南領の王子アシュレイ、東領の王子祇王は、ティアランディアの幼馴染み。アシュレイは、天界屈指の暴れん坊のやんちゃ坊主。ティアランディアとアシュレイは、お互いに惹かれながらも微妙に気持ちがすれ違っている。そこへ最上界の神の一人であるアウスレーゼが、最上界を抜け出し天界にやってきた・・・以前のノベルズ版で読んだときと、だいぶイメージが違ってきました。というか、いまいち優等生すぎたティアランディアの心の葛藤が描かれていることで、ターゲットがこの2人に絞られたというか・・・アシュレイのとある部分の傷を発見して、その原因を妄想して嫉妬するティア・・・笑えます。まさか守護主天サマで笑えるとは思いませんでしたが。【本日の言葉】下巻p123
2004.11.20
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新潮文庫「風流冷飯伝」「退屈姫君伝」と続いた大江戸三部作の最終巻。「退屈姫君伝」ででてきた、くの一お仙が主役です。 退屈姫君伝で出てきたときのお仙は、まだ14歳の色黒な猿娘。ところが、それから数年後、年頃になったお仙は、色も白くなり、茶屋の看板娘に。ひょんなことから鈴木春信の錦絵に描かれてしまったことから、お仙の茶屋は、大繁盛。商売繁盛はいいのだけれども、もともとこの茶屋は、幕府お庭番の倉地家が情報収集のために出している茶屋。そこの「くの一」の絵姿が江戸の評判になるようではまずい。また、春信は浅草の楊枝屋のお藤の絵姿も描いたが、化粧を落としたお藤は、お仙にうり二つだった・・・紀州藩に囲まれた秦栖藩の改易、徳川家康が封印したという伝説の剣、田沼意次の陰謀、鈴木春信の錦絵、いろいろな事件が繋がって、お仙が大活躍。 あとがきでみると、「笠森お仙」という人物、実際に鈴木春信の錦絵に何枚も登場してくる人物だそうです。茶を注ぐだけで男が鈴なりになったという美女。それが、この小説ではいきいきと動き出してきます。設定自体に、これって時代劇?SFじゃないの?と思うようなことがありますけど、それはそれで・・・・【本日のお言葉】p465(誰も気づいておらぬが、わしは、木の陰から、塀の隙間から世の中を覗き、それを面白おかしく文に綴っておるだけなのだ。書いているおのれには、まったく傷のつかぬ、安全な高みに隠れて…)
2004.11.15
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河出書房新社 絵本 The Polar Express映画「ポーラー・エクスプレス」の原作です。というか、テレビで予告編が流れていたので、昔の絵本を引っ張り出して読み返してみたところです。クリスマスの夜、サンタの鈴の音を待っていた僕の耳に聞こえてきたのは、しゅうっという蒸気の音と金属がキイイイッとすれる音だった・・・パジャマのままベッドを抜け出し、急行北極号に乗り込んだ僕。汽車は、北極点をめざして進んでいく・・・ストーリーは短く、読もうとすればすぐに読める絵本ですが、じっくりと豊かな色彩のパステル画を楽しみながら、子どもの頃を思い出して読みたい本です。映画になるということなので、これがどのようなストーリーに膨らんで行くのか楽しみです。昔、サンタクロースを信じていた人、サンタクロースがいたらいいのになと思っている人、そして、昔子どもだったことを覚えている人におすすめです。【送料無料商品】急行「北極号」(あすなろ書房)わたしの持っているのは、1987年初版発行の河出書房新社版ですが、近年、改訳されてあすなろ書房から出たようです。【送料無料商品】急行「北極号」(河出書房新社)【本日の言葉】本当に信じていれば、それはちゃんと聞こえるんだよ。
2004.11.14
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ウイングス文庫(新書館)辺境の惑星カーマイン基地に左遷されてきたルシファード・オスカーシュタイン大尉は軍情報部の大物将校を父に持ち、最高勲章三つを胸に飾るが、すこぶるつきのトラブルメーカーだった。誰もが息を呑む凄絶な美貌、そして男も女も惹きつけてやまない奔放闊達な性格。その彼が絶滅した蓮莱人の生き残りである"ドクター・サイコ"サラディンと出会い、運命の物語は始まった…という話だったのですが、現在10巻まで来て、運命?どこ??って感じになっております。そもそも主人公のルシファードからして、性格がねじれているので、いろいろな騒動を巻き起こし、辺境の平和ぼけした基地に、トラブルをてんこ盛りで巻き起こしています。まあ、この小説、電車の中で読むには爆笑注意だったんですけれども、その点では、この巻は大丈夫みたいです。というか、慣れたか・・・今回、9巻10巻と同時発売で、さらに発売日翌日には雑誌小説ウイングスにも続編が掲載された・・・にもかかわらず、この「1日」が終わっていませんっ!!!「前日」に狙撃・爆破などいろいろトラブル大発生だったにもかからわず、翌日は基地内で男難・女難・・・この1日、いつまで続くんでしょうか???ところで、今回イラストレーターさんが変わりました。麻々原絵里依さんです。この方は、角川ビーンズ文庫の「遠征王シリーズ」(高殿円さん)のイラストも描いているので、ついイメージが遠征王ことアイオリアと重なってしまいました。う~ん・・・・しかし、新イラストレーター決定ということで、9・10の2巻お買いあげの方対象にプチ文庫プレゼント全員サービスの企画があります。(300円分の小為替同封で)この「鴉」シリーズは、ドラマCDでも初回特典で書き下ろしプチ文庫がついていて、これがまた今後の話だったもんで、すごくお得な気分になったものです。(その後、イラスト集に掲載されたので、なんかレア物でなくなってしまって、すこし残念な気分になった)今回もどんな話なのかな。ところで、この「三千世界の鴉を殺し」シリーズは、角川文庫の「カラワンギ・サーガラ」と「喪神の碑」と一部登場人物がダブッています。はっきりいってルシファードの父親、O2(オリビエ・オスカーシュタイン)は、いいとこになると登場してきます・・・特に「喪神の碑」は、過去の話になるので、読んでいた方が人物関係がわかります。【本日の言葉】9巻p21素直に生きるには、他者の圧力にも曲がらない心の強さがいる。10巻p199「最初から悪意を持っている連中が、俺がどんな人間かなんぞ興味をもつはずねえよ。俺の軍功という事実をみて不愉快になる。自分を不愉快にする人間は存在自体許せない。だから消えろーという論理を正当化しているやつらに、俺は勲章には興味ありませんと言ったところで考えを改めるとも思えんな」
2004.11.13
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ことうしのぶ個人誌「CIEL」に96年に掲載された作品をほぼそのまま掲載したものだそうです。タクミくんシリーズ(角川ルビー文庫)だけれども、タクミくんは登場せず、井上佐智くんが主役の小品です。読み終わって、なぜこのタイトルなんだろうと、ふと思いました。そして、エリカの花言葉を調べてみたところ、やはり【エリカの花言葉 博愛・孤独・裏切り】そう、この小説は、 彼は、広大な庭一面に孤独をいっぱいに敷き詰めていた。という文章で始まっています。天才の孤独それは、ここで出てくる若死にした作曲家アリオーナのことであり、バイオリニストの井上佐智のことでもあるのでしょう。主人公の井上佐智は16歳の天才バイオリニスト 。彼の元に1つのアンティークのブレスレットが届けられたことから事件が始まります。その後、狙撃され、やがて麻薬がらみの事件に巻き込まれていきます・・・ルビー文庫では、佐智の恋人として登場する麻薬取締官の山田聖矢は、ここではまだ意識はしているけれども、まだ恋人とはいえない状態でした。しかし事件に絡むうちに、やがて・・タクミくんシリーズ自体は人里離れた全寮制男子校が舞台で、主人公で、人間づきあいが苦手な葉山託生と、アメリカの財閥の御曹司、崎義一との、初々しいラブストーリーなんです。16歳といえば、1年のとき。託生くんはまだ人間接触嫌悪症で、ギイとも親しくなかったときのこと。ギイと佐智との会話で、例の『ステーションの君』というセリフが出てくるんですけど、何?これ?ひょっとして??気になります。【今日の言葉】「メモはないが優秀な頭脳がある」
2004.11.09
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角川ビーンズ文庫。第2回ビーンズ小説賞受賞作雑誌ザ・ビーンズvol3に最初の部分が掲載されて、続きは文庫をご覧ください・・・という形で引っ張られておりました。文庫には表紙と同じ絵はがき付き。でも、そのせいか、ビニールでしっかりとくるまれていて、買わないと続きが読めない・・・。最近は文庫も立ち読みできなくなったのか・・・シュロウ皇国の皇帝は闇の神族の力を望み、世継ぎの皇女とその妹を闇の神に捧げた。姉妹はやがて闇の神の子を産んだ。シェラバッハとアストロッドは「悪魔の皇子」と呼ばれた。威厳と英知、優れた闇の能力を持つ美青年となったシェラバッハは、祖父である皇王を隠居させ、3人の異父兄を殺害し王位を奪った。異母弟のアストロッドは卑屈で品性も下劣、闇の眷属としての能力もなく自堕落な生活を送っていたが異父兄の即位を知り、即、逃亡した。しかし、すぐにつかまり、シェラバッハの王妃となるはずの王女ナシエラの身体の中に、その魂を封じ込められてしまう。一つの身体に二つの魂となったアストロッドとナシエラは、ナシエラの故国をめざす・・・主役はアストロッドです。「卑屈で品性下劣な精神が薄い皮膚を通して表ににじみ出ていた」と描写されていますが、イラストはハンサムです。やはり女性向けだからでしょうか(^^;)ちなみに、わたしは主人公よりも美形の悪役、シェラバッハの方が興味深いです。兄たちを殺し王位を奪い取って何をするのか、そして何故アストロッドを生かしておくのか。わざわざ自分を憎むような境遇におとしておいて・・・【本日の言葉】p206「闇はわたくしの中にこそあった。あなたに押し付けた気でいたものはわたくしの中で膨れあがり、遂にはわたくしを塗り潰す……」
2004.11.08
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流血女神伝シリーズ帝国の娘(前編、後編)、砂の覇王(1~9)、女神の花嫁(前中後)、暗き神の鎖(前中後)17巻目今回で、ザカール編は終了です。猟師の娘として育ったカリエが、病の皇子の身代わりとして暮らすことになったルトヴィア編(帝国の娘)本物の皇子の死で、身代わりの必要がなくなり身の危険を感じ側近のエド(カリエを攫ってきた剣士)とともに皇子宮を脱出したカリエは奴隷に売られ、砂漠の国エティカヤの王子の後宮に入れられてしまうエティガヤ編(砂の覇王)カリエを見守ってきたザカール人の美女ラクリゼの過去をかかれているラクリゼ編(女神の花嫁)エティガヤの王となったバルアルの正妃として王子を出産したカリエにザカールの手が伸びるザカール編(暗き神の鎖)カリエは舞台が変わるたびに呼び方も変わってきます。ギウタ皇国の皇女として生まれたときは、カザリナ皇女。ルドヴィアの辺境で育ったときはカリエ。皇子宮では、アルゼウス皇子。男装してバルアンの小姓をやっていたときはカイ。そしてバルアンの正妃になるときに、ディエーマ。この小説のタイトル、「流血女神伝」。なぜそういうタイトルなのか、今回の話で見えてきました。流血女神としておそれられているザカリア女神。ルドヴィアで信じられているタイラス大神の母にして妻。そしてタイラス大神によって、封じられてしまった女神が目覚めようとしている。「女神の娘」であるカリエと「女神の花嫁」であるラクリゼを使って。次回から最終章スタートだそうです。暗き神の鎖(前編) 流血女神伝 ( 著者: 須賀しのぶ | 出版社: 集英社 )暗き神の鎖(中編) 流血女神伝 ( 著者: 須賀しのぶ | 出版社: 集英社 )【本日の言葉】p80 「人間は結局、自分の見たいものしか見ない。そのようにできている。ならばはじめから、自分の望みだけを見ていればよかろう」
2004.11.06
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角川ビーンズ文庫遠征王シリーズの番外編です。国王アイオリアの第一夫人であり、長く影武者まで勤めた片腕オクタヴィアンが、突然引退を表明した。急に空くことになった花園の席をめぐって、後宮内では花園入りを狙う年頃の令嬢や愛妾たちにくわえ、アイオリアの非公式ファンクラブ”わたしもアイオリア様の花園に入り隊”も入り乱れての大騒ぎ。 ところがオクタヴィアンたっての願いで、次に花園入りを果たすのは、花園始まって以来はじめてとなる”男”のお花さん?!「そんなことぜったい認めませんわ!!」激怒するクラウディア、困惑する他の愛妾たち、泡ふいて卒倒するナリス、新愛人疑惑をかけられて大迷惑な男ども。そんなことはどこ吹く風でやっぱり包丁を研いでいる変な集団…いったいアイオリアは何を考えているのか。そして沈黙するゲルトルードの真意とは──楽しかったです(^_^;)この遠征王シリーズは「女王」アイオリア1世が主人公なんですけれども、過去は結構悲惨な目にあっていますが、このお話の中では脳天気な極楽とんぼ。楽しいなかに、シリアスな面が見え隠れしていて、ちょっと考えさせられました。あと楽しいのは、時空の扉・・。今回、ご先祖さまやら後の時代の人間やらをかいま見ることになりました。するとこのシリーズ、遠征王シリーズだけではなく、マグダミリアシリーズやそのときシリーズの登場人物の話も出てきて、それがパズルをあわせるようになっているものだから、新発見の連続で楽しくなります。この作者の場合は、商業誌だけではなく、サイトで直売している同人誌もあり、それにしか出てこないのがあるのでそちらもあわせてみると、どんどん世界がつながっていきます。【本日の言葉】「あなたの痛みは貴い。それでこそ血はあたたかく、全身をめぐって冷えることはない」
2004.11.05
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新潮文庫「えっ?殿が失踪!? まあ素敵!」大喜び、いえ、大急ぎで姫が千石船を仕立てて駆けつけた風見藩は、お家乗っ取りの大ピンチ!」というあおり文句の帯・・・先日、「おんみつ蜜姫」を読みました。今回、新刊の中で同じ作者で「退屈姫君 海を渡る」があり、表紙の絵が同じ人の絵だったので続編かと思ったら・・・蜜姫の時代から50年ほど後の田沼時代が舞台、蜜姫の婚約相手?だった風見藩が舞台、だったので即購入しました。すると、なんとこのシリーズ、これがはじめではなく、「退屈姫君伝」というのがあるという。しかも、ここで登場する主な登場人物についてはそれぞれ「風流冷飯伝」「面影小町伝」があると・・・まとめて購入し、読みかけた「退屈姫君 海を渡る」から「退屈姫君伝」まで一気読み。まず「退屈姫君伝」この話は江戸時代中期、田沼意次が幅をきかせていた時代です。陸奥の国の50万石の大藩、磐内藩の姫君、めだか姫が主人公。めだか姫は、美人だけれどもやんちゃで人騒がせ?ないたずら姫君で17歳。ある日突然お輿入れが決まってしまいました。しかも相手はわずか2万5千石の貧乏藩、讃岐の風見藩。貧乏藩なもので、替えの足袋さえなかなか買えない生活で、ふと屋敷を探検しようとした姫君、冷や飯の義弟に連れられ屋敷の外へ、そして何故か田沼意次のお家お取りつぶし陰謀に巻き込まれ、さあ大変・・次は「退屈姫君 海を渡る」海を渡るというからご禁制をおかして外国にでも行くのかと思ったら、さすがにそこまでではなく、讃岐の風見藩、つまり本国ですね。しかし大名の正室は江戸にいなくてはいけない。でも、めだか姫、実家の父にさっそく船をしたてさせてしまいます。「退屈姫君」でもそうですが、この父君、ただものではない・・・・この姫の父だけある。前回は田沼意次の陰謀でしたけど、今度はお家乗っ取り計画。悪役は、瞳から光を発し、人を思いのままに操るという美青年・・・まるでバンコランみたい(^^;)それにしても、このシリーズ、舞台は江戸時代ですけれども登場人物がとても現代的。主人公のめだか姫だけではなく、みんなとんでもない?人たちばかりです。ちなみに前回、風見藩についてはよくわからなかったのだけれども、磐内藩については、たぶん山形あたりだろうとは思います。陸奥の大きな藩というと仙台の伊達家が思い浮かびますけれども、姫が結婚相手として名をあげた中に「伊達さま」があったので伊達家ではないでしょう。(まさか宇和島の伊達家のことを言ったわけではないと思うし)姫の実家は殖産興業に成功し、裕福な50万石。・・・・たぶんそんな藩ない・・・。でも特産が「紅花」なので、きっと山形でしょう。山形といえば米沢の上杉家かなと思いましたが、上杉景勝が米沢に30万石で国替えになり、その後、吉良家からの末期養子で半分にはり、田沼の時代には15万石程度ではないかと。たぶん、その辺で50万石という設定にしたんでしょうね。【楽天ブックス】退屈姫君海を渡る【本日の言葉】「退屈姫君伝」p365「わしはな、密約の件ではなく、そちの悪戯で嫁ぎ先の藩が改易になることを怖れたのだ。そうなった際、小さな藩の方が、迷惑をこうむる藩士が少ないでな」「退屈姫君 海を渡る」p225「藩を乗っ取らせてやるのも面白いではないか。たかが二万五千石とは申せ、藩の経営は楽ではないぞ。いや、小藩なればこそ苦労も多い。大名とは、さきほど数馬が申していったような、生易しい生業ではないのだ。六波羅にその苦労を味わせてやるのも一興。たしかにあの男、この里の主にとどめるには惜しい人物だ。だが…大名として、一つの藩を切り盛りしてゆくだけの器量があるのかな」
2004.11.04
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日帰りで日光に行って来ました。紅葉の時期なので、いろは坂の渋滞は覚悟で(^^;)いろは坂の下の方が紅葉がみごとでした。中禅寺湖の方までいくとむしろ落葉が目立ってます。下りのいろは坂はスムーズでした。今回の目的の一つは輪王寺の「鎮将夜叉尊」の初開帳。天海僧正が徳川家光に授けたとされる3cm程度のお守りの白木彫の像で、三重の厨子に入っています。お守りとセットで拝観料1000円・・・ちょっと高い・・・でも、この券で宝物殿・庭園(逍遙園)、三仏堂にも入れるので、お守りとセットと思えば高くないです。しかも、今の時期は逍遙園の紅葉が見事。池に真っ赤な紅葉が映えてとてもきれいでした。一部散りはじめていたのですが、緑の苔の上に真っ赤なもみじが散らしてあるのも風情があります。 この像は「強い霊力を秘めた降魔像ゆえに将軍家は日光山に奉安、以降歴代住職が秘仏としてお護りしてきた」とあります。そして五黄の年にご開帳するそうです。ちなみに今年は11月29日まで。厨子は少し離れたところからお参りするので、なにしろ3cm・・・よく見えません。拡大写真はおいてあるのですけれども、双眼鏡など持参した方がいいかもしれません・・・ところで、今回の日帰り旅行の目的は紅葉とご開帳だったのですが、実は隠しテーマがあります(^^;)某小説の関係テーマということで、天海の呪法、二荒山神社のご神木、中禅寺湖のさびれた?ボート桟橋といったところですね。東照宮については、前回行ったので今回はパスしました。
2004.11.03
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