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もう会えないもう会わないこれ以上あなたを知りたくないあなたのこと好きなうちにさよなら →
2005.08.31
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口を聞かなくなったのはあなたが見えはじめたせい恐れていたことが今起こる →
2005.08.31
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ぴぴぴッ ぴぴぴッ衛生保険センターです35.2度知恵熱が出ています重症です →
2005.08.31
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永遠に終わらない夢を見せてあげる追われる時間の片隅で会話したあの気持ちが本物だというのならさあ行こう二人の蜜月へ時には友達のように時には恋人ようにこのままずっと一緒にいようよ君がいない人生なんてそれはもうすでに生きていないのと同じことだよおいで ハネムーンへ夢に見たのと同じようにあの風景が今現実になる行こう ハネムーンへつないだ手は二度とはなさないよ恋物語は幕をひきハッピーエンドの続きがはじまる君が必要なんだ幸せにするよ僕の人生をかけて君を輝かせてあげる命にかえても幸せにしてあげる (image:及川光博) →
2005.08.31
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「抱いてほしーから、連れてきたんだよ?」わけもわからずに、ひっぱってこられた高遠の部屋。久弥はそう告げられて、やっと事情が飲み込めた様子だった。「だったらあいにくだったな。俺はそんなことに興味ねんだ。」カバンもおろさないままで、出て行こうとする。「ちょっと待ってよ!」あわてて高遠は、その久弥の腕をつかんだ。「・・・だって、この前も・・・その前も・・。」口ごもる高遠に「なんだ、てめーは。 そんなに男が欲しんなら誰か他のヤツに言え。 夜の街でも行きゃー金まで稼げんぜ?」久弥は言った。そういうことではないのに。しゅんとなってしまった、高遠を見て「なに、しおらしくなってんだバカ。」久弥は出て行こうとするのをやめ、彼の頭を軽くたたく。「バカっていうな!」ムッとして顔をあげた高遠の顔に、久弥が唇を軽く重ねた。高遠のうっとりとした顔が、そのまま久弥の意思の強そうな瞳を見つめる。「てめーな。 そんな態度で俺がその気になるとでも思ってんの?」彼はすこし穏やかになって、諭すようにそう言った。「だ・・だって俺、どうやっていいのか・・・ わかんねーし・・。」つかんだ久弥の腕ははなさないままで、とまどう高遠は視線をおよがせる。「それに、だいたい俺が、 お前に惚れてるわけでもねーだろが・・・。」久弥が言った。そんなことわかってるけど、あらためて口にされるとつらい。高遠はなんだかくやしくて、赤くなってしまった。「かわいい顔出来んじゃん。」久弥はそう言うとまた、キスをする。ひどい、彼は余裕なのかもしれないけど、自分はこんなにも必死なのに。「・・・その気にさせたら、抱いてくれんの?」なけなしの誘い文句をのべる。「ああ、そーだな。」久弥はたよりなげに自分を見上げる瞳を見つめてそういった。高遠は久弥から一歩はなれて、服を脱ぎ始める。しかし、上着を脱ぎ、ネクタイをゆるめ、カッターのボタンを全部はずしたところで、動きを止めてしまった。「どうした・・・もう終わりか?」ベットに腰をおろして、その様子をながめていた久弥が言う。すると高遠はおもいきったようにバサッとそれを脱いでしまった。「な・・・その傷なんだよ。」胸と背中にひとつづつ、青く黒ずんだ大きな内出血が見える。よくみると細かい傷跡もかなりたくさんついていた。「・・・となり街までケンカしに行って・・。」今の状況のことでいっぱいいっぱいだった高遠は、久弥に指摘されるまで傷のことは忘れていたようだ。「一人でか?」「そんなわけねーだろ?」「・・・オトモダチ?」久弥のからかうような言葉。高遠は恥ずかしそうにうつむいた。「こいよ、抱いてやるから。」久弥が高遠を誘う。「本当か?」おそるおそる差し出された彼のはかなげな手を、久弥は王子のようにうけとると、こうに優しく口付けた。ベットでしたのはそれがはじめてだった。久弥はいつになく無遠慮で容赦がなくすべての行為が終了した時、もうすでに日は暮れて、辺りは静かになっている。「ヤベーよなぁ、これは・・・。」高遠の頭を腕枕した久弥がつぶやいた。「なにが・・。」心地よいけだるさに身をまかせていた高遠が、天井を眺めている久弥の顔を見る。「てめーに、はまっちまいそうだ。」「じゃあ、また抱くかよ?」自分の腕の中にいる、愛しいものに手を触れながら、「またストリップでも見れるなら考えてやってもいーぜ?」口ではなかなか素直になれないけれど。いつのまにか、好きになってしまったのかもしれないと思う。交際というものはこうしてはじまってゆくものなのだろうか。 →
2005.08.31
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もっと私を特別に扱ってくれなきゃあなたを無視してあなた以外の人にうんと優しくしてしまうからね →
2005.08.30
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やることは山ほどあって遊ぶことも楽しいこともいっぱいあるけどあなたにだけ会えない夏休み →
2005.08.30
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じゃあ これは?衛生保険センターです携帯をワキにはさんで体温をはかってください - *- - 35 - - - - - 30 - →
2005.08.30
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「むこうの台風はお洒落だよね、 女の人の名前ついちゃってるし・・。」新聞をみながらカズが言った。「うーんセンスあるよな・・。」俺はそろそろ出ないといけない時間だったので、身支度を整えながら答える。「あ、そうださっきのメロン二人にも切ってやって。」カズはこの頃ずいぶん料理が出来るようになっているので、こんな時便利だ。俺は仲良く風呂にはいっている、二人の分のメロンのことまで心配しながら、「じゃあ、行ってこようかな・・。」重い腰をあげた。いつものことだけど、日が沈んだ夜から出勤なんていうのはとてもだるい。「いってらっしゃ~い。大変だね、社会人は・・。」カズはニヤニヤしている。自分だってもうすぐ社会人だろうに、と思いながらも内心おもしろくなんてない。三人の中で俺が一番、クレハといられる時間が短いんじゃないだろうか。外は雨がふっている、台風が近くまできているからだ。しぶしぶ靴をはいて、少しだけドアを開けてみると、強烈に吹き込む風。それと同時に家の中から「クレハ!」と叫ぶ諌山の声が聞こえる。なんだろうと思って振り返ると、びしょ濡れのまま、バスローブをはおっただけのクレハが、俺めがけて走ってくるのが見えた。「シン!」飛びついてきた彼女の体をとっさに抱きとめる。「メロン?メロン?」と言っている。「う・・うん、もう冷えてると思うから・・。」視界の端に生の胸が見えている。バスローブの前は全開だった為、俺のスーツに彼女の素肌が直接あたっていた。「クレハ、ちゃんとふかないと・・。」諌山に言われたのか、カズがタオルを持ってやってきた。「あ・・ほんとだ、シン濡れちゃったね。」なぜかうれしそうに笑うクレハに、「いいよ・・・ついてからまた着替えるし・・。」大人ぶって答えながらも、顔がにやけるのが押さえられなかった。俺達の心をかきまわす、ハリケーンの名はもちろんkureha。それは、なにもかも吹き飛ばす、最高に魅力的な風。 →
2005.08.30
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今度久弥の目の前に現れた高遠は、土砂降りの雨の中、傘もささずにズブ濡れで、彼の帰りを待ってたっていた。「な・・どうしたんだ?」その場所は久弥の家の前。彼の姿を見つけた高遠は、安心したようになにか言おうとした。「・・・助・・け・・。」「おい!」そのまま、気を失って倒れそうになった高遠の体を、久弥はカバンと傘を投げ出して、素早く抱きとめる。手に触れた高遠の体は熱があるのかとてもあつかった。とりあえず、雨をよけて家の中に連れて入る。「しっかりしな。」玄関先で朦朧としている高遠の頬を軽く打つ。うつろな目で苦しそうに高遠は言った。「薬、飲ま・・・された。」「なんの薬だよ?毒なら指つっこんで吐け。」「ちが・・。」「じゃあ、なんだよ。」走っていたわけでもないのに息はあらく、赤くなって目には涙がたまっている。「タオル持ってくるから、待っ・・。」そう言って、立ち上がった久弥の腕を高遠はつかんだ。「頼む・・だ・・抱いて・・く・・。」熱い息に押されてうまくしゃべれない。「は?」そんな場合ではないはずなのに、意外な高遠の言葉に久弥は動きを止めた。「この・・前みたいに・・俺・・。」「ちょっと・・お前まさか・・ なに飲まされたんだか言ってみな。」高遠はポロポロと涙をこぼして、もうそれ以上何も言えない。その様子を見て久弥は、玄関の鍵をかけると、何もかもその場所に置いて、高遠を抱き上げ、二階の自分の部屋へ行こうとした。追い詰められている高遠は一秒も待てなくて、自分を抱えて歩いている久弥の首を両腕で抱きしめて、余裕なく自分の唇を彼のそれに押し付けている。久弥はなにもいわずに、そのまま立ち止まり、唇を自由にさせながら、抱えていた体を廊下におろした。しがみついたまま自分をはなそうとしない高遠に、「手ぇ離せよ、ちゃんとしてやるから。」久弥は言った。その穏やかな口調に、震えながらも手はゆるめられ、安心しながらその体は開かれた。なにが悲しいのか涙だけはあふれて横になった板張りのゆかをぬらしている。「も・・駄目だ・・俺・・死・・。」久弥はそういう高遠の手をしっかりと握った。「気ィ失うなよ、高遠、聞こえたか?」かすむ目で視線を必死であわせた後、高遠がかすかにうなづくと、久弥はたまっている熱を吐き出させている。「ビビんなよ、痛くねぇから。」高遠が一度目をむいてから、眉をゆがめ、瞳を閉じる。握られた二人の掌にも汗は流れて、もう、雨のせいで濡れているのか、それとも別のものでそうなっているのか、よくわからない。「ひさ・・や・・。」「透だ。」「と・・る・・ごめ・・ん。」「なに謝ってんだよ、バカ。」薬のピークはすぎたようで、高遠の熱も少し下がった。久弥がすべてのことを終えると、高遠は腕枕されて、身を縮めたままぐったりとしていた。「まだ、たりねー?」久弥の言葉に高遠は首をふる。あたりには二人の服が散らばり廊下のその場所だけ水でもまいたように湿っている。「家、誰もいなくてよかったな。」久弥はつぶやくと、自分の腕にのっている高遠の髪をなでた。「なんだてめー、まだ泣いてんのかよ。」高遠はなにもいわなかったから、久弥は顔を近寄せてキスしてから言った。「薬盛られる程、仲間に気ィ許してるってのは 進歩したんじゃねーのか?」「・・薬盛るってこたぁ むこうは気ィなんて許しちゃいねーんだよ。」高遠の声はかなりかすれていた。「いんだよ、てめーが許してりゃそれで。」久弥は横になったままで手をのばしてそこにあった上着を掴むと高遠にかけてやった。「なんか、ほーびでもやろうか?」なぐさめるように、背中をさすっている。すると高遠は少し考えてから、「また、来てもいいか。」小さな声でそう言った。近頃がんばっている自分への、それがご褒美だとでも思ったのだろうか。 →
2005.08.30
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せっかくあなたがいたのに服ばかり見ていたあなたの瞳は宝石よりも輝いていて私はすごく眩しくて目をそらしてばかりいた →
2005.08.29
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あなたがいてくれるから今日も私は思い切り笑えた →
2005.08.29
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今度はいつ会えるんだろ今度はいつ話せるんだろこの頃まともに顔を見ることさえ出来なくてせめて声だけでも響いてこないか気をつけているいつまでもこのままでいたらあなたは私のことなんて忘れてしまう夜空を見上げてはあなたの顔を思い浮かべる叶わないとはわかっていても祈らずにはいられない今度はいつ会えますか今度はいつ話せますか →
2005.08.29
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(※かわいい猫のイラストが首をかしげるように動いている)そうそう こんなの かわいい! →
2005.08.29
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久弥は眠たくて、授業をさぼることにした。「透どこ行くんだ?」「せーとかいしつ、寝てくる。」友達は笑って、「共学だったら女連れ込んでるとこだな。」と言った。それから久弥は、二階にあるその場所から窓を開けると、身軽に木に飛び移り、地上に軽々とジャンプする。ギリギリで人にぶつかりそうになって、「お、すまねー。」と言った。その顔をみて、あらためて「あ、てめー・・。」それは目を丸くして久弥の顔をみつめている高遠だった。よっぽど驚いたのか、身動きをしない。窓を見上げると友達が早くいけと手で必死の合図を送っていた。きっと先生がきたのだろう。「こいよ。」久弥は高遠の腕をつかむと、そのまま走り、いつも昼寝をしている生徒会室へ入った。「あんなとこでつったってんじゃねーよ。 なにやってたんだ?」高遠はうつむいている。「・・し・・知らねーよ・・。」「へんなやつ。」久弥は上着を脱いで椅子にかけるとネクタイをゆるめた。「その上着、俺が借りたやつ?」高遠がいう。「え・・ああ、そうだけど・・。」久弥はいいながら、長いすのソファーを一度もちあげてベットにした。窓際に丸めてあった布を広げる。「てめーも寝るかよ?」久弥が首だけでふりかえり、高遠に問いかけると、彼は静かにうなづいた。「じゃあ、奥にはいんな。外側だと落ちるからよ。」久弥が言うと黙って高遠はそのとおりにする。窓から差し込む明るい光をさえぎろうと、久弥はカーテンをひいてみたけれど、布地の薄い白いカーテンではあまり効果がなかった。二人並んで横になると、高遠が落ち着きなくゴソゴソと動いている。「どうした?」「頭が低いと・・俺・・。」枕がないと駄目らしい。「しょーがねーヤローだな。」久弥はそう言うと自分の腕を高遠の首の下にいれて、腕枕をしてやった。高遠はそのままジッと久弥の顔を見つめている。「なに?」「あんた、学校楽しいかよ?」「・・ああ、てめーと違って仲間がいっぱいいるからな。」「・・・・。」久弥は高遠のほうに体をむけてもう一方の手で髪に触った。「てめーは生きてること自体おもしろくないんじゃねーのか?」「・・・わかんね。」「一人じゃつまんねーだろ?なごむ努力くらいしろよ。」「なんで、そんなこと・・俺に・・。」「さあ、なんでかな。」みつめあっている二人。静かな時間がながれている。「俺、あんたの言葉なら聞こえる。」「ああ・・そうかよ。」久弥はねむそうにあくびをした。「もう寝ようぜ、俺は眠いんだ。」「・・・うん。」久弥は目を閉じて、「俺もお前の言葉なら聞いてやんぜ。」そうつぶやくと眠りに落ちた。高遠は優しい人のその寝顔を、穏やかな光の中でいつまでも見つめている。 →
2005.08.29
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きっといつもの恋みたいにすぐに嫌いになるって思ってたでもあなたはまるで磁石のように私をひきつけてはなそうとしない →
2005.08.28
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どんなやつ?こう? →
2005.08.28
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ひどいなぁあのイラスト見ました?死神です僕の顔ガイコツで描かれていませんでしたかそれに大抵は僕が出てくると別れるとか失恋するとかそんな駄目な方向の運勢なんですよ占い女性は好きな方多いですよねテレビなんかでもよくやっていますし雑誌でも必ずといっていいほどついていますでも悪いことが書いてあったらそれに負けないようにがんばればいいんですよすべてが当たる占いばかりではないですしだいたいわからないじゃありませんか僕が出たからって駄目だとは限りません別れることも失恋することもその人のうけとりかた次第で良いことに変わるのではないでしょうかそれであなたは? →
2005.08.28
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ダイニングでお行儀よく座って待っているクレハの前に、俺はせっせと、綺麗に盛り付けられた料理を並べていた。「もう食べていいよ。」優しく彼女に食事を促すけど、クレハは「・・・うん。」と言っただけで、食べようとはしない。「クレハ、どした?」心なしか顔色が悪いような気がして、黙っている彼女の額に手をあててみる。熱はないようだった。「・・・シン・・。」「ん?」「触っちゃヤ・・。」何故かクレハの顔がかわいらしく赤くなっている。ひさしぶりのダイレクトな反応はうれしかった。「部屋に行こうか。」と言ってみる。「・・・行かない。」「諌山さんに悪いから?」「・・・。」あれから、あの、はじめて三人で重なったあの日から、同じ理由で何度も断られていた。仕事の関係で、俺と諌山が一緒にいれる時間があまりない。「二人ではしてるの?ねぇクレハこっちむいて・・。」必死で目をそらしているクレハに、気になって聞いてみる。実際、もうかなり日にちがたっているので、さすがに、なにもしていないわけはないんじゃないだろうか。「教えてくれなくても、諌山さんに聞くよ?」なにも言わないクレハ。もとは諌山一人の恋人だったのだ。くやしいけれど、俺だけが拒否されていたとしても、不思議なことではないと思う。まもなく帰ってきた諌山の部屋に、クレハを抱えたままでおしかけ、聞いてみた。「クレハと・・・二人でしたりとかしてんの?」突然だったので、彼は少し面食らったようで、短い沈黙のあと、「いや、俺は・・・。」という返事がかえってきた。「え?」唖然とする。してないってことなんだろうか?諌山も俺の顔を見つめ「お前がいないと嫌みたいだから、あれからは・・・。」困惑した声を出して、俺が抱えているクレハの髪を触っている。「俺も・・・三人でしてからしてない。」その諌山の顔をみて俺も、そう言った。俺の首に両腕をまわしたまま、しがみついているクレハに諌山が言う。「クレハ・・。」彼女は小さな声で、「・・だって・・なんか・・悪いから。」目を見ないままでそういった。「・・・いないほうに?」俺も聞いてみる。胸の中で彼女がうなづくのがわかった。「・・・じゃあ、眠ってないんじゃないのか?」諌山は低い声でそう言って、クレハに顔をよせて、頬にキスをしている。彼女の体が否定するように震えた。「ちょっと、クレハ体調が・・。」俺が言うと、「だから、寝てないからだろ?」諌山は言いながらも動きをやめることなく、そのままクレハの服を脱がせている。なにしているのか、よく見えないけど、彼のせいでクレハの体が細かく動いて、息も甘く乱れる。こらえている熱がまるで、俺にまで感染してくるようだった。「どうすんの?また三人で・・?」まだ冷静なうちに質問してみる。「遠慮するな、俺は後で・・・。 それに急がないと時間がないんだろ?」たしかに、帰ってきたばかりの諌山と違って、俺はまもなく出勤の時間だった。シャワーに向かい、部屋を後にする彼の背中に言う、「いいのかよ、全力出すぜ?」「・・・とりもどすさ。」ヤツは余裕の顔をして笑った。 →
2005.08.28
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「透もこねーか?」三年生の教室での話。久弥透は仲間に声をかけられていた。ちなみに男子校だったりする。「なにが?」「だから、一年で生意気なのがいんだろ、 あの高遠っての。しめるんだってさ。」机に両足をかけて眠っていた久弥は、寝覚めのボーっとする頭で、面倒そうに首をふった。「・・・お前らあきねーな。」中庭で騒いでいる声がする。久弥は二階からそれを見下ろすと、20人程の一年が乱闘しているのがわかった。(一人対大勢・・?)その一人はとても強かった。威嚇する叫び声にも物怖じすることもなく、ただ、淡々と、かかってくる敵を片っ端から投げ飛ばしている。場慣れしているのか動きも素早く、10分もしないうちに、大勢のほうがにげだして、彼を一人残して、誰もいなくなってしまった。全員が去ったあとも、彼は身動きしないでうつむいて立っている。「?」久弥は帰ることも忘れて、その光景に気をとられ、ずっと眺めていた。「ちきしょう!」そして、彼はその場から走り去り、いなくなってしまう。負けたわけじゃないのに、なにがくやしかったんだろう。二階にいる久弥にさえはっきりと届いたその声は、それから後も久弥の心にずっと残った。その日。生意気な一年をしめあげる日。興味がないといっているのに、無理やりつきあわされた久弥は、連れてこられた一年の顔に見覚えたあることに気が付いた。「・・・あいつ、誰?」「だから、あいつが高遠だよ。今日のいけにえってやつ。」理不尽にも殴られ、蹴られている彼は、それでもまわりを睨みつけていた。まるでまだ、負けていないとでもいうように。「生意気だな。」久弥がそれをみてつぶやく。「だろー?だから連中も頭にきてんだよ。 もっと一年なら一年らしく大人しくしてりゃいいのに・・。」ふいに久弥は歩き出し、その人の輪の中心まで行った。「なんだ透、お前がやるか?」人を傷つける為に用意されたナイフが、久弥に渡される。仲間がおさえこみ、腕をとらえている高遠の頬に、彼は黙ってその冷たい刃物をあてた。まわりが息をのむ。それでも気が強い一年生はビビッた様子もなく、久弥の顔を睨んでいた。「どうした?」動きを止めた久弥に仲間達が問う。久弥はナイフをかえすと「やるから、こいつの手ぇ縛ってよ。 ・・それから、河沿いのあの空き家今日使えんだろ?」といった。高遠の手を縛ってバイクの後ろにのせてもらうと、久弥はそれに乗り、走らせる。背中で高遠はもがいていたけど、きっちりと体もロープでまかれていたので、それ以上の身動きはとれなかったらしい。久弥はますます速度をあげて叫んだ。「ぐだぐだ暴れてっと、このままどっかにブチあてんぞ!」どこかで感じたことがあるなつかしさがあった。何故そんなこと思うのだろう。誰かに似ていると。ああ、そうか、俺だ。仲間もいないくせに一人でいきがって。ケンカして。そうだ、ちょうど一年の時の俺だ。あの頃、認めたくなかったけど、俺は誰かを求めてた。そうだ、たしかに俺は寂しかったんだ。頬をすりぬけてゆく温かい風を感じながら、久弥はそう思った。 →
2005.08.28
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あなたがごほうびくれるならドキドキしてなんでも出来る気がする一生懸命努力するわたしあなたが好き →
2005.08.27
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平気よ別れても結ばれない運命でも生まれ変わってもはじめてのキスはあなたとするから →
2005.08.27
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(※文字が流れる感じの動画が送られて来ていた。)う~ん、ちょっと違うかも。もっとかわいいやつがいー。 →
2005.08.27
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よりどりみどりじゃないですかあなたならいつだって結婚できますもちろんあとはやる気の問題ですいくらこの死神があなたのことを愛していても実際は僕と一緒になるわけには行かないんですからどなたにします?いろんな方がいますがかなりバラエティに富んでいます口の端から泡が出ているカニみたいな方後頭部がカッパのような方やたらと体格のよい方もいらっしゃいますね逆にガリガリで折れそうな方も西遊記ってご存知ですかあれに似ていますもちろん三蔵法師はいませんけどいえけしてわざとではありませんあなたを愛するがゆえに?わかりましたかわいい人選べないだなんて仕方がありませんではやはり一生僕だけのあなたでいてもらいましょうか →
2005.08.27
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「なにしやがんだ!」つきとばされた体がゆかに転がり、それは、恐い顔をして、もうひとつの人影を睨みつけた。「誰にむかって言ってんだよ」背の高い人影はポケットに手をつっこんだまま、起き上がれずにもがく、床に転がったその体を蹴る。外はもう夕方で、ましてやここは街のはずれにある廃屋。辺りには誰もいなかった。「さっき、三年の怖い兄ちゃん達から守ってやったのは、 どこの誰なんだか言ってみな。」自分を睨む強気な視線に目をあわせて彼は言った。横になっているほうの彼は、後ろ手に白い布で縛られている。「守ってくれなんて言ってねーだろーが! だいたい、てめーは誰なんだよ。」「一応名乗っとこうか?三年の久弥だ。」久弥は入り口の扉を閉めてその場所を密室にすると、自分のブレザーを脱いで、胸元のネクタイを緩めた。「ちょ・・・ちょっとなに・・。」「心配すんな、すぐ終わる。」いいながら、縛られている彼の服にも手をかける。「冗談じゃねーぞ、てめーホモか!」「・・そうかもな。」冷静な声とはうらはらに、久弥は両手に力をいれると、彼のシャツを乱暴に破った。驚いた彼はとっさに、両足の力だけでなんとか立ち上がると、壁際まで走り逃げる。「逃げたら俺じゃなく、あいつらに殺されるぞ。」ゆっくりと久弥は彼を追い詰め、長い腕で囲むと唇を重ねようとする。「気持ちわりーってば!」拒絶反応をしめす彼の体を、あわてた様子もなく乱暴に引き倒した。「卑怯だぞ!手ぇくくらせやがって!」彼の叫びには一瞬、心外だ、という顔をして、すぐにその白い布をほどいてやる。そして、「勘違いすんじゃねーバカ。 途中で気がかわったから、助けてやっただけだ。 ほっといたら今頃は、腕か足かなくなってたんだぞ。」と、いいきかせるようにいった。「ふかしてんじゃ・・。」「てめーなぁ、自分がどれだけ嫌われてっか知んねーのか?」「・・・それくらい・・・わかってら・・。」彼はうつむいて、不安そうな瞳を泳がせている。久弥はそれにはかまわずに、目を閉じてそのまま唇を重ねた。ハッと我に返り、また暴れだした彼は、さっきよりも両手が自由な分ひどかったけど、ひとまわり体格のいい久弥が平然と押さえ込む。「俺だって別にてめーに惚れてるわけでもないしな。」まだもがく体を思いきり壁にぶつけるおとなしくなった。そのままズルズルと床に落ちていく。「だったら・・・なんで・・だよ。」「さぁ・・興味とか・・。」もうしばられていないのに、身動きしなくなった体を久弥は蹴った。「ヤル気になったか、もう逃げねぇの?」「最・・悪・・。」納得したわけではないけれど、逃げることが出来ないことも理解して、彼はあきらめてその瞳を閉じた。ほんとうに義理で、形だけのその行為を終わらせた久弥は、平然と立ち上がると自分の服装を整えて、横になったまま動かない彼を見下ろし、ひきさいたシャツのかわりに、自分の上着を裸の体に投げてやる。「・・・お前、名前なんだっけ・・?」悪びれることもなく素直な疑問を口にする。「高遠だ!仕返してやるからよく覚えとけ!」半泣きの高遠も、いくぶんか安心したようにみえる。「・・・元気いいじゃん。」痛みの為、動けずにいる高遠を一人残し、久弥は退場するのであった。 →
2005.08.27
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あなたが「のばせば?」って言ったからバッサリ切ってしまった髪「俺の為にのばせ。」って言ったらのばしてもいいわ →
2005.08.26
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あなたといられる日が少しづつ減ってく書き込んだカレンダー数えてまた眉をひそめた →
2005.08.26
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動画送っといたけど、あれでよかった?テツでした。 →
2005.08.26
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「はじめから思ってたけど、やっぱりお前は変態だ。」小柄で今、そっぽむいたのがリュウ。「俺だって、お前がこんなにわがままだとは思わなかったぞ。」そして、長身でリュウを覗き込んだのはタカ。ここはタカがリュウに買いあたえているマンションで、もちろん二人きりだった。「俺のどこがわがままなんだ?」「養われてるくせに、主人のいうことも聞けない。」「主人って・・。」「そうだろ?」「そうだけど・・。」タカの手がリュウの肩にからみついている。「・・・でも嫌だからな、あの時の声録音するなんて。」「じゃあ、写真のがいいのか?」「お前は・・!」タカはリュウの手をつかむと、「どっちにしても逃げられないんだから、あきらめろよ。」力づくでリュウをベットに組み敷いた。口答えされる前に素早く唇をふさいでしまう。タカの腕の中ではリュウはもがいていた。「サービスするから・・な?」「お前がサービスしても、俺は痛いだけなんだよ。」苦い顔をしながらもリュウはそのまま瞳を閉じた。「諦めが悪いな。」どんなにうながしても、リュウは自分の下唇を噛んで、声が漏れるのを我慢している。苦しそうな息遣い。早くなにか言わないかと、手を動かしながら、その唇を注目して見ていたタカは、ふとリュウの顔全体を見てみると、その目元には涙があふれていた。「も・・やめ・・。」幼さを残したままで、うったえかけるようなその顔は、やけに心に響く。リュウの視線から目をそらすと、タカはもう一度キスをしてから、「しょーがない、もう勘弁してやる。」そう言って、なにもいおうとしないリュウの、望むとおりのことをしてあげた。「録音なんてできてなかっただろ?」裸のままでベットの中。リュウはタカの顔を不安げに眺めていた。「・・・さぁ?」タカは興味のなさそうな声を出して、リュウの髪をいじっている。「さぁってなんだよ。」「聞いてないし、聞く気もない。」「・・・そもそもなんで録音なんて・・。」「お前の声が聞きたかったから。」「・・・なにが?」タカはそのまま寝返りをうち、リュウに背中を向けてしまう。「なぁってば。」リュウがタカの体を揺り動かすと、「.俺の名前、呼んでほしかっただけ。」ふてくされたようにタカは言った。「はぁ?いつも呼んでんじゃん。」「もっと、感情込めて。」「・・・。」言ってみようとしたリュウだったけど、なんだか照れるのでやめてしまう。横になったままのタカは、座って自分をみおろしているリュウの頬に手をのばすと、「まあいいか、また今度で・・。」と言った。「い、いいよまた今度なんて、今言うから、待て今・・。」あせるリュウを見ながら、タカは微笑んでいる。「もう録音なんてしないから。」リュウはホッと胸をなでおろす。そして、タカはそのリュウのことを愛しそうに見つめると「お前がもっと感じやすくなったら、自然にいいだすだろ。」つぶやいた。 →
2005.08.26
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たくさんいる天使達を見送る時、優しい神様は微笑んでいるけれど、ボクはいつも彼のことが気になっていた、瞳がとても寂しそうに見えたから。「どうした?」じっと神様の顔を見つめていたボクに、彼はかがんで話しかけてくれた。「神様はずっとひとりなの?」ここは雲の上。明るくて青い空から光がふりそそぎ、白い煙に乱反射して、とてもまぶしい。「ひとりなんかじゃないよ、 だってお前達がいるじゃないか。」神様の言葉にボクは、今いる場所を眺めた。たしかに、ボクと同じように、背中から羽のはえた天使がたくさんいて、思い思いにそれぞれの時間をすごしているけど、でも。「少しづつ減っては、少しづつ増えて。 同じ人はいないじゃない。 そういうのってさみしくないの?」神様がどう思っているのかわからないけど、言いながらボクのほうが悲しくなってしまった。彼の腕に抱きついて、ぎゅっとする。ボクだったらそんなの嫌だ。「・・・ありがとう。お前は優しいね。」神様の大きな掌が、ボクの髪をなでてくれた。「でもさみしくなんてないんだよ?」「どうして?」「私の目には、 お前達が生まれ変わった後のことも見えているんだ。 時間なんてあっという間にたつし、楽しいものだよ。」神様は遠くを見つめ、満足そうに微笑んでいる。「・・・本当?」もしかするとそのお話は、ボクを安心させる為に、神様がつくったものなんじゃないかと思ってしまう。「じゃあ、お前も見てみるかい?」「・・・え?」神様の顔が近くになって、その唇がボクの唇とくっついた。「あ・・あの・・。」「じっとしておいで。」彼の手がボクの体のいろいろな場所に触るたびに、なぜだかすごく気持ちよくなって、ぼんやりとしてきてしまった。このまま眠ってしまったら・・・ボクもこの場所からいなくなってしまうんじゃないのかな。「神様・・・みんなにこうしてたの・・?」ヤキモチを妬いてしまう。たくさんいる天使の中から、今日はボクが選ばれただけなんだろうか。「違うよ、早く思い出して。」神様の声が耳元で囁く。オモイダス・・?息をつめた彼が少しだけ苦しそうな顔をしながら、ボクの体を自分のおなかの上に座らせると、すぐにボクも苦しくなってしまった。下の方がなにかに圧迫されている。「・・ほら、目をちゃんとあけてごらん・・。」静かな彼の声の言うとおりにしてみると、さっきまで白い雲の上にいたはずなのに、その場所は、なにもなくて。ボクと神様はふたりで空の上に浮かんでいた。人間の世界を見下ろす風景が見えるし、頭の中では、それぞれのたくさんの人々の人生が、不思議と整理されて同時進行で見えている。「神様・・?。」「な、さみしくなんてないだろ?」体をつないだままで、彼の顔を目の前に見ている。生まれ変わる前、その前も、ずっとその前も、何度も何度も。いつでも、どんな時でも。彼とボクはこうしていた。「また、しばらく会えないな・・。」それから神様はすまなさそうに、ごめんな、と言った。「でも、また会えるよ・・。」だから、今度はあなたが楽しんできて。ボクは自分から唇を重ねて、「もったいないから・・早く・・」と言った。神様、と呼ぶ天使の声が聞こえる。たくさんの小さな体に囲まれながら、頭ではいろんな世界が見えている。ボクは、慣れないフワフワの足場にはしゃぐ、天使達に世話をやきながら、彼もボクのこと、こんなふうにずっと見ていてくれたんだなぁと思った。地上で新しく始まった彼の人生をも眺めながら。 →
2005.08.26
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さよならのキスはおやすみのキス今度会う時まであたしのこと忘れないでね →
2005.08.25
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こんにちは、はじめましてアイです。最近携帯をはじめて買ったのですが、なにかかわいい画像とかあったらくださいな。メール待ってます。 →
2005.08.25
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なんですかその彼は反省しない人ってどこにでもいますよねええ 知ってますよ一応死神の僕でも人間の世界のことをいつも眺めてますからはらがたちますよねものすごく迷惑をかけてるのに謝ることなんて出来ないという態度なぜ彼らはそういうふうになってしまったのでしょうか逆にすぐに上手に謝れてしまう人付き合いがうまい方達もいらっしゃいますまぁ考えてみればどちらがいいのか・・心の中ではちっとも悪いと思ってないのなら後者のほうがよっぽどたちが悪いのかもしれませんだってほら後ろ見てください内心やっぱり悪いってわかってたんですよひとしれず自分を追い詰めてあの彼はそこでぶらさがって死んでいます →
2005.08.25
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追いかけてくる小さな影。もうやめてくれ、つかまってしまったら、手放せない。「・・・ユーちゃん、待ってよぉ。」雨もふってきてるっていうのに、ついてくるのをやめてくれない。「帰れってば、風邪ひくだろ!」ふりきるように早足で歩く。バタンとこける音がして、ふりかえるとシノが転んでた。座り込んだまま、ベソをかいている。膝から血が出てるし、どんどん雨がふりつけていた。「・・あーあー。」仕方なく近寄っていって、傷をみてやろうとかがむと、「おいてかないでよ・・。」必死で抱きつかれて動けなくなる。だから言っているのに。俺にかかわるんじゃないと。彼がどんなに幼くても、触れてしまったら想いを押さえることなんて出来ない。「しらないからな、どうなったって。」とりあえずはやく屋根のあるところに連れて行かなきゃ、でも、そんなことしたら次はどんな展開になってしまうのか。「だって・・一緒に・・・いたいんだもん。」怪我が痛くて泣いているのか、シノの涙は雨にも勝つ勢いで流れていた。「大変なことになるんだからな。 おばさんにも怒られるし、きっとみんなから白い目で見られる。」自分の上着を脱いで、濡れないように彼の頭からかけた。「そんなのどうでもいいよ。」俺に抱きしめられて安心した顔をしている。「ユーちゃんのことが一番好きだもん・・。」なんの邪念もはいらない純粋な心で想われることは、汚れてしまっている大人の俺には、少し落ち着かなかった。 →
2005.08.25
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「俺を買ってよ。」少年はまっすぐに彼の顔を見ている。そんな商談には似つかわしくない、健全な普通のホテルのラウンジで、しかもまだ日が高い昼間の出来事だった。彼は無言のままで品定めするように、そのアゴに手を触れたあと、「・・ふーん。じゃあこいよ。」そう言って、少年の肩を抱く。「お前名前は?」部屋に着くと、少年はベットに固まって座っていた。「リュウ・・・あんたは?」「俺はタカだ。」スーツの彼は言いながらネクタイを緩めた。ゆっくりリュウに近づいていくと、身をかがめてその唇を吸う。幼い彼のぎこちない反応に気が付いて、タカは言った。「・・・やったことないのか。」「え・・・うん。」リュウは視線を泳がせている。「じゃあ、止めだな。」「な、なんで。」「痛がって暴れるだろ?」そして立ち上がろうとしたタカのそでをリュウはあわてて掴んだ。「なんだ?」「金がいるんだ。」「だから?」「絶対暴れないから、俺・・・。」リュウはそう言って自分で脱ぎはじめる。タカは腕組みをしていった。「・・・言っとくけど、 ちょっとでも抵抗したら途中でやめるからな。」喘ぎ声どころか身動きさえできない。恐怖が支配しているリュウの体を見下ろしながら、タカは彼の頬に口付けた。「・・・しっかりしろ、よ。」答えることも出来なくて、リュウはその目を閉じただけだった。耳にかかった息を感じて、リュウは目覚めると言った。「なんだよ・・。」タカがうれしそうにニコニコしている。「お前ってホリダシモンだったよ。」あおむけに寝ているリュウを包むようにひじをついている。「どうゆう意味?」「こらえてさ、メソメソないてんの。かわいくて。」その瞬間カッとリュウの顔に赤みがさして、フトンにもぐった。「変態!」とくぐもった声が聞こえる。タカは笑いながら、「こういうことして稼いでる少年は、変態じゃないのか?」と言った。「高くつくぞ。」リュウはシーツの中から目だけだして睨んでいる。「いくらでもだしてやるよ。」タカは余裕の顔でリュウの髪に触れた。「金持ちなのか?タカ・・。」「金持ちだよ俺は、お前貧乏なの?」「でないと、こんなことしない。」「なんでそうまでして、金がいるんだ?」「・・・プレゼントしたくて・・・。」タカはシーツの上からリュウの下腹に軽くこぶしを落とす。「痛!・・なんだよ・・いてて・・。」「誰の為に耐えてんの?・・彼女?」「関係ないだろ。つまんねぇことしてないで さっさと金払え。」「・・・お前を俺にくれたら、いっぱい出してやる。 もちろん彼女と別れて。」それを聞いたリュウは、少し考えてから、「彼女はいないけど、別れたことにしようか 金くれるんなら・・。」と言った。リュウは白いシーツから顔を出すと、まっすぐにタカの顔を見上げる。タカは見下ろす、少年がくれたプレゼントを腕の中に。 →
2005.08.25
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怒ってる顔も凛々しくていいなぁ →
2005.08.24
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まだまだ暑いですが食事に気をつけておなかを冷やさないようにどうか元気でいてくださいね →
2005.08.24
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あなたがそこにいるつもりであなたにつげる私の心きっと 誰よりもいい声で歌える →
2005.08.24
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おかしいですねどうしてその死体だけなくならないのでしょう死神ですつげぐちしたりしませんので大丈夫ですよあなたはいつも人を殺すとその洞窟に運んで処理なさってますねなぜだかその場所には特殊な機能があるみたいで何日かすると死体が消えてなくなるので便利な場所ですでも何故か今回は・・その亡骸はどなたですかあなたの・・お母さん?では そろそろあなたも覚悟しなければいけませんね世の中そんなにうまい話はないしいつまでもおかしな趣味を続けていいわけもありませんあなたが遊び半分でいたづらにつくってしまう死体を誰にも内緒で処理してくれるお母さんはもういないのですから →
2005.08.24
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一番はじめのキスと、今のこのキスとでは、たしかに違うことを唇で感じながら、リュウはタカの背中に手をまわしていた。タカは自分に身をまかせている少年を腕の中に、ゆっくりと重なっていた唇をはなす。「・・・リュウなんて変わった名前だな。」そのタカの低い声に、リュウは微笑んで。「綺麗な名前だろ どっかの国の言葉じゃドラゴンって意味なんだ。」得意そうにそう答えた。「ドラゴン?お前が?」タカはおもしろそうに笑っている。「なんだよ。」「いや・・最近のドラゴンは身売りするのかと思って。」リュウが、その言葉にムっとしたのがわかると、タカはリュウの軽い体をフワリと抱きかかえる。「扱いにくいな、さすがにドラゴンは。」身長のあるタカに抱えられると、リュウは身動きがとれない。「ちょ・・今日もまた・・やる・・のか・・?」リュウは言った。「なんだ、まだ慣れないのか?」タカは平然とそう言って、リュウをベットにおとす。リュウはちょっと赤くなって「・・・あれから毎日じゃないか・・。」と視線をそらした。タカは微笑む。「いやか?」「疲れてるから、きっと暴れるぞ。」「じゃあ、せいぜい食われんように気をつけよう。」そういうと、タカは部屋の明かりをおとした。 →
2005.08.24
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時間になったら飛びだすから今は空を見ていた夢みたいな広い青に白い雲がポッカリと浮かんで太陽が明るく照らしてくれているもうすぐベルが鳴る →
2005.08.23
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派手なかっこよさではなくて健気ながんばりを私だけに見せられるとあなたしかいないような気になって他にはなにも見えなくなってしまう →
2005.08.23
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みんな誰かに恋していて私はあなたに恋してる →
2005.08.23
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タカの大きな手が、俺の手を握りしめる。最近のばしはじめた爪が、指先に軽い痛みをあたえる。「また・・こんなとこ・・で・・。」しばらく会わなかった時はいつもこうだ。ドアを開けるといきなり俺を抱きしめて。キスして、鍵も閉めないまま・・そのまま・・。「ヤ・・だ。」俺はタカのことゆっくり押しのける。めったにしない拒絶に、彼は余裕の笑みを見せながら、「いいよ、リュウ。じゃあ今日はやめよう。」と言って、足元の荷物を片付けはじめた。まるで俺のことなんて興味がないとでもいうように。「だって俺は・・・お前に養われてて・・。」罪悪感にかられる。これは契約違反ではないのだろうか。「そんなこと気にするなよ。嫌なんだろ?」特に怒っている感じでもなく、部屋の奥に向かうタカの背中にあわてて言った。「そんなの駄目だ・・・ちゃんと・・。」タカはふりかえり、「ちゃんと?」といいながら俺の手をとった。「ごめん・・タカ・・俺・・。」少し安心してその胸に顔を埋める。「爪・・。」彼の低い声が響く。「爪がのびてるな・・。」俺の手をそのまま自分の目の前に持っていって、指先を見ている。「これは・・・のばしてるんだ。」タカはそのまま俺の指先に口付けて「・・・なんで嫌なんだ・・理由は?」と言った。指先と唇の色が同じだった。あの女の人。タカの秘書だと言っていた。まるで恋人のように息があって、仕事だなんて、そんなの関係ない。タカはずっとあの人と一緒にいるんだ。胸があって体が細くて、きっとタカのタイプの顔で。タカが好きそうな色の綺麗な爪をしていた。「俺のこと嫌いになった?」タカが心配そうな顔で俺にそう聞く。俺がしっかりと目を見つめ、激しく首を横にふると、「そうか、ならいい。」タカは俺を安心させる優しい顔をして笑った。久しぶりの行為に震えがとまらない。「リュウ・・。」囁く声、震える。体が熱くなって目がみえなくなる。彼に視線をあわせただけで、俺は泣きそうな顔をした。それが精一杯だった。爪。あの、女の人の細い爪。この背中に触れただろうか。この俺の爪のばして、せめてその爪とかさなれ。タカに愛されているのは俺だけだと、自分に言い聞かせて。目覚めると暗闇の中、血の匂いがした。あわててスタンドの明かりをつけると、俺の指先が赤く染まり、タカの背中が傷だらけになっている。驚いて固まっている俺に、タカは「・・・爪、痛まなかったか?」と言って、手をとり、その爪を見ていた。そして「・・・唇も赤いほうがいいな・・。」俺の顔を両手で押さえて、唇に口付ける。「痛かったら言え。」唇を少しづつ歯で噛んで、充血させていった。「ほら、出来た。」鏡にうつる真っ赤な唇の俺の顔。考えていることが彼に伝わってしまったのかと思った。「どうした?」自然に頬がゆるんでく俺を見てタカが言う。「どうもしない。」「なんだ・・?」「なんでもないってば」俺はからんできたタカの腕に甘えながら、考えていた。いろんなこといっぱい考えたはずなのに、答えはみつからなくて、結局俺は次の朝、爪を切っていた。 →
2005.08.23
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「また、そんなの持ってきて。」ちょっと照れたような顔が、また俺の欲を煽る。「好きなくせに。」わざとちゃかしてそう言うと、「・・・好きっていうか、気持ち悪い。」彼は赤くなり、ものすごくかわいい顔をした。気心の知れた仲間との集まりで、くじ引きで手に入れた”大人のおもちゃ”を彼で試したいとまっさきに思ったのはどうしてなんだろう。「前の時どうだった?よく・・・なかった?」二度目になるその行為は、リラックスしている彼をよそに、俺はなぜだか精神的にものすごく緊張していた。いきおいにまかせた前回よりも、冷静になった彼に拒否られたらどうしよう。やっぱりなにかの勘違いだったんだと。「ヘンなの、無理やりしたくせに ・・・・いまさら気ィ使うなよ・・。」余裕で俺に両手をのばしてきて、抱きついている。彼のほうがよっぽど落ち着いているみたいだ。なにも言えずに、真剣に彼を見つめてしまっていた俺に、彼は優しく。「・・ちょっとだけだったし、大丈夫だよ。」と言った。そう、使い慣れないそんな道具は、正しいやり方なんてよくわからなかったし、ほんとに少し使っただけだった。俺は彼のいい匂いのする髪を触りながら、「気持ちよかったって言うなら、またしてやろうと思ったのに。」強がって言ってみる。それにかこつけてしか誘えない自分が少しなさけなかった。彼は天真爛漫な様子で、「お前は?これ・・。」と言うと突然俺の下肢に手を入れて、直接その肌に皮膚の感覚がしている。「え・・?」急だったので、なんのリアクションもとれない。不思議そうに見つめる俺に彼は、「前の時してくれたじゃん。 ・・・僕も・・・してあげる・・。」といって、俺の前にひざまずいて口付けた。甘い感覚がその場所を中心に波打ってひろがる。以前の彼の愛しい姿まで思い出してしまう。「なんで?俺のなんて嫌じゃねーの?」心臓がドキドキする。彼が俺のにしてくれているだなんて。「あんなのより全然いいよ。」話す息がダイレクトに伝わってくる。「なに・・・あれ、嫌い?」耐えられなくなって、ベットにゆっくり腰掛けた。俺の余裕のなさを、彼はわかってないみたいだ。「グロいからヤダ。」動きを止めないまま話している。「俺のだって・・。」「・・・すごい綺麗だよ?」これ以上されるともちそうもなかったのでそっと彼の顔をひきあげ、「も、いいから。」と言うと、その口にキスをした。お返しにかなり長いことその唇を味わっている。好きな人の体温を粘膜で感じて、痺れれば痺れるほどに、俺は不安になってしまう。彼もちゃんと同じように、こんな気持ちになってくれているだろうか。「俺と・・こんなことすんの嫌じゃねー?」ささやくように、かすれた声を出してみる。「・・いやじゃない・・。」彼にまた唇を重ねて、それ以上なにも言えなくさせた。不器用なキスを繰りかえす気持ちを伝えることは苦手だけれどどうか大切な君に優しくさせて。 →
2005.08.23
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こうして僕が手を握っててあげるからよけいなことは考えないで目を閉じて大丈夫すべてうまく行くから安心しておやすみ →
2005.08.22
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遠くに見える電車の光が木の陰の向こうを行き点滅している明日は降るのだろうか月が見えない →
2005.08.22
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おはようとさよならしか言えない後は話したくないあなたの嫌なところを知りたくないからあこがれでいい私のあなたでなくていいこのままで別れまでいてほしい →
2005.08.22
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「ウダウダ言うなよ。お前負けたんだから。」有無を言わさずに連れてこられた彼の部屋。一人暮らしだから、助けを呼んでも誰も来てはくれないだろう。「キモイ、なにそれ。」彼がベットの下からとりだした、グロテスクな形の、いわゆる”大人のおもちゃ”を目にして、内心すくんでしまう。「ほら、ケツこっちむけな。」まるで義務みたいにそう言われる。嫌だ、は効かない。「なにすんの?」精一杯強がって言ってみる。「入れるにきまってんだろ?」なんの抑揚もない声色。どうして僕は、そんな賭けなんてしたんだろうか。彼のことをいつも見つめているあの女のコのことが気になって、つい、言ってしまったのだ。「お前が彼女とキス出来たら、なんでもする。」それをきっかけに、二人がつきあってしまえばいいと思った。中途半端なままで、彼が僕のそばにいる状態が、もう耐えられなかったのかもしれない。あっさり彼と彼女がキスしてるところを目撃してしまい、その足でここに連れてこられた。賭けに勝ったらこうするって決めていたのだろう。「脱げよ、全部。」精神的に参りながらも黙って彼の言うとおりにした。約束は守るほうだ。「ん、じゃあ、横になってな。」裸のままうつぶせで横になると、すぐに下半身に冷たい感覚がした。「な・・なに・・」「そんままじゃ痛てーだろ?」彼の手が潤滑剤をぬるために僕に触っている。本気で入れるつもりなんだなぁと思うと泣けてきた。そんな愛情のない彼の手の感覚でさえ、僕はうれしいのらしい。それでもいいからもっと続けばいいだなんて。なさけない。少しも愛されてなんていないのに。「なに泣いてんの?女みてー。」涙でぐちゃぐちゃの僕の顔を彼はデカイ掌で拭って。「色気ねーな、その顔。」と言った。「悪・・・かったな、どーせ・・・。」女のコってだけでも、彼女には叶わない。「僕と・・・しなく・・ても・・。」彼女とすればいいのに、なんでこんな嫌がらせ・・。涙で曇る視界で、彼の顔を見上げてみた。少し困ったような表情をしている。「・・・あのさ、俺はお前とこういうことしてーの・・ でもお前は俺のこと嫌いなんだろ?」急に告げられた彼の気持ち。冗談で・・?でも彼はちょっとだけ赤くなって頭をかくと「そんで、無理やりこんなことしたから、よけいに嫌いになった?」と言った。「だって、彼女とキス。」びっくりして涙が止まる。話をしてくれるのか、彼が裸の僕に脱いだ服をかけてくれた。「してねーよキスなんて・・。」「だって・・さっき・・。」「お前に見せるために芝居してもらっただけ。」「え・・?」「自分が悪いんだろ?賭けなんて言うから・・。」僕を見つめる彼の目はとてもまっすぐで、どうやらその気持ちが嘘ではないということを感じた。「あ・・ご、ごめん・・。」本当に?いいのかな?彼のはっきりしたつくりの顔を、上目遣いに見ている。「続きどうする?お前は俺のことどう思ってんの?」少し照れたような顔の彼は、ちょっとだけ自信なさげだった。「したい・・僕も・・ずっと好きだった・・。」そう言ってから僕は、ごめんともう一度言った。「いいよ・・じゃあ、続きしよーぜ。」いたずらっぽく笑ってから、彼の唇が僕にゆっくりと近付いてくる。夢見心地で目を閉じる、そんなにうまい話があっていいのかと、消えてしまわないように、早くその行為に溺れたいって思ってた。ぎこちないあなたとの関係。本当はまだ不安だから、他のことはなにも考えられなくなるくらい僕に、乱暴なことをして。 →
2005.08.22
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俺が帰ってくると、クレハがスーツのまま床にへたり込んでいた。「ど・・どした?」ただいまも言わずにあわてて駆け寄り、かがんで顔を覗く。「・・・シン・・。」やっと俺を見つけたクレハは、パチパチとまばたきをしてから「・・なんでもない・・。」と言ったけど、そのまま動こうとはしなかった。なにか変わったところはないか、彼女を観察してみる。「あ、クレハ。爪どうした?」いつもはマニキュアさえあまり塗られることがない爪が、きれいにデコレーションされていた。「・・・うん。」なんだかうわのそらでうなずく彼女を見ながら、様子がおかしい理由はそれに違いないと確信する。「綺麗だね、やってもらったの?」俺はクレハの手をとって、その飾られた指先をよく見てみた。爪が透けて見えるほどの薄いピンクのベースに、控えめに白い小さな石がならべられている。そして、折り曲げられた足の先も見てみると、手とおそろいになっていて、薬指には、似たようなイメージのリングまではまっていた。黙ってしまったクレハにもう一度質問する。「・・・クレハ、素足で帰ってきたんだ・・。」ストッキングがはかれていないことに気が付いてそう言った。いいながら、もしかして、慣れない爪で動けなくなってしまったのではないかと、彼女の普段の考え方などから想像してみる。「着替えさせてあげようか?それとも一緒にお風呂はいる?」洗ってあげるよ?といって俺はクレハの髪に触った。できれば他の二人が帰ってこないうちに、と心の中で付け加えた。「ほんと?」ほっとしたような彼女の顔が、すぐに曇り「・・でも、シンにだけ甘えたら悪いから・・。」断られようとした瞬間に、「じゃあ、あとで髪乾かしてもらえばいいよ、 服着せてもらったり。」って言った。たたみかけるように、「クレハだって、そのままじっとしてるわけいかないだろ?」と強引に彼女に手を回して、立ち上がらせる。「・・・うん。」すっかり消耗している彼女は俺に体重を預けて、力なくうなづく。俺だって全然知らないけど、多分そんなに慎重にならなくたって日常生活には耐えられるくらいの強度はあるんじゃないかと綺麗な指先を見ながら思ったけど、あえて言わなかった。裸の彼女に触ったりしたかったし。クレハは両手を大きく上げて、なるべくお湯がかからないようにしながら俺のなすがままに洗われている。シャワーが顔にかかりながらも、あまり気にしていないその様子は子供みたいだった。「この真ん中のビーズみたいのが、すごく高いんだって。」左手の薬指の爪を指差して俺に説明してくれた。だったらそれはビーズじゃなくて天然石かなんかなんだろうと思った。(指が意味深だな)「クレハ・・・男の人にしてもらったの?」「え、うん、そうなの。」なんでわかったの?と無邪気にしている。その点に関しては別に暗くなっている感じでもなかったので、もしなにかあるとしても、たいした問題ではないだろう。(でも、とりあえず二人に報告だな。)一人じゃないということは、こういう時とても心強い。お風呂に入ってさっぱりしたのか、元気になったクレハは、帰ってきたカズにパジャマを着せてもらって、諌山に髪を乾かしてもらいながら、もたれかかったソファーで眠ってしまった。今日はいつもより疲れてるんだろう。二人に今までの経緯と男の影を説明した俺は、「これも薬指だった。」入浴前にはずした、クレハの足にあったリングをテーブルの上に置いた。外ではとても人当たりがよい彼女には、よく起こるこういった出来事にも、俺達はちっとも想像できないでいた。彼女がこの中の誰か一人のものになるであろう未来なんて。いったい結末はどうむかえるのだろうか。 →
2005.08.22
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