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秋になると、チョコレートや焼き菓子など、甘いものが気になることはありませんか?
「間食したいけれど体重も気になる」「何を、いつ、どのくらい食べればいいの?」と迷うこともありますよね。
間食はただ我慢するのではなく、「時間・量・選び方」の3つを意識すると、毎日の食事の中で付き合いやすくなります。
🍫 間食は「食べない」より付き合い方を考える
最初にお伝えしたいのは、
間食をしただけで、食生活全体が決まるわけではない
ということです。
農林水産省の「食事バランスガイド」では、菓子・嗜好飲料は「楽しく適度に」と位置づけられ、1日200kcal程度がひとつの目安として示されています。
ただし、
「200kcalまでは必ず食べていい」
「200kcalを少しでも超えたらダメ」
という意味ではありません。
必要なエネルギー量は、体格や活動量などによっても異なります。
大切なのは間食だけを切り取るのではなく、
朝食・昼食・間食・夕食を含めた1日の食事全体で考えること。
「お菓子を食べたから今日は失敗」と考えなくても大丈夫です。
🍁 秋に甘いものが気になるとき、最初に確認したいこと
秋は、栗やさつまいも、かぼちゃなどを使った季節のお菓子を目にする機会も増えます。
スーパーやコンビニへ行って、
「おいしそうだな」
と思うこともありますよね。
ただし、
「秋だから体が甘いものを必要としている」
と単純に考えるのは避けたいところです。
食欲には、食事内容や食事の間隔、活動量、睡眠、生活リズムなど、さまざまな要素が関係します。
たとえば、
・朝食をほとんど食べなかった
・昼食がおにぎりだけだった
・忙しくて昼食を十分に食べられなかった
・昼食から夕食まで長時間空いている
そんな日なら、夕方にお腹が空くこともあります。
「甘いものを我慢しなきゃ」と考える前に、
今日の朝食や昼食は足りていたかな?
と振り返ってみることも大切です。
【保存版】間食と上手に付き合う3つのコツ
間食に迷ったら、
①時間
②量
③選び方
この3つを確認してみましょう。
①「15時ならOK」ではなく、夕食までの時間を見る
「おやつは15時」
というイメージがありますが、食事時間は人によって違います。
たとえば、
昼食 12時
夕食 19時30分
なら、食事の間は7時間半あります。
一方、
昼食 13時
夕食 17時30分
なら4時間半です。
同じ15時でも、状況は違いますよね。
そこで間食したくなったら、
「夕食まであと何時間?」
と考えてみてください。
夕食までかなり時間があり、空腹を感じているなら、途中で間食を取り入れる方法があります。
反対に、もうすぐ夕食なら、水やお茶などを飲みながら少し待てそうか考えるのもひとつです。
時計だけで決めるのではなく、
自分の食事時間に合わせて調整する
ことを意識してみましょう。
② 食べる前に「ここまで」を決める
仕事をしながらチョコレート。
テレビを見ながらクッキー。
気づいたら、
「思っていたより食べていた」
という経験はありませんか?
そんなときは、お菓子そのものを禁止するより、
食べ始める前に量を決める
方法が取り入れやすいです。
大袋なら、食べる分だけ小皿へ。
個包装なら、最初に食べる個数を決めます。
残りをしまってから食べれば、食べた量も把握しやすくなります。
「袋のままだとつい食べ続けてしまう」という人なら、小さめの器をひとつ決めておくと、毎回取り分けやすくなります。
もちろん、間食専用の食器を新しく買う必要はありません。
家にある小皿で十分です。
大切なのは、食べる前に自分で量を確認すること。
お気に入りの器がある人は、それを「おやつ用」に決めてみてもいいですね。
③ お菓子以外にも選択肢を持っておく
間食というと、
チョコレート
クッキー
ケーキ
せんべい
などを思い浮かべやすいですよね。
もちろん、好きなお菓子を楽しむ日があって構いません。
一方で、
・りんご、みかん、キウイなどの果物
・無糖ヨーグルト
・牛乳
・チーズ
・果物+ヨーグルト
なども選択肢になります。
農林水産省の「食事バランスガイド」では、果物や牛乳・乳製品も1日の食事を構成するグループとして示されています。
そのため、
「今日は果物を食べていないな」
「今日は乳製品を取る機会がなかったな」
という日に、間食で取り入れるのもひとつの方法です。
ただし、
お菓子は悪い、果物やヨーグルトなら好きなだけ食べてよい
ということではありません。
その日の食事内容や量も見ながら選びましょう。
🍎 こんな日は何を選ぶ?間食の早見表
「結局、今日は何を食べればいい?」
と迷ったときのために、生活場面別にまとめます。
甘いものを楽しみたい日
チョコレートや焼き菓子など、食べたいものを楽しむ選択もあります。
ポイントは、
食べる分を決めてから楽しむこと。
毎回、別の食品へ置き換えなければならないわけではありません。
夕食まで時間があり、小腹が空いた日
果物、ヨーグルト、牛乳、チーズなども候補になります。
まず、
「何となく口寂しいのかな?」
「しっかりお腹が空いているのかな?」
と一度確認してみましょう。
昼食が軽かった日
昼食が、
「サラダだけ」
「スープだけ」
「おにぎりだけ」
という日なら、夕方の間食だけを減らそうとする前に、昼食も振り返ってみてください。
たとえばコンビニなら、
おにぎり+ゆで卵+具だくさんスープ
などの組み合わせもできます。
毎回きれいに主食・主菜・副菜をそろえられなくても大丈夫。
足りないものをひとつ加える
くらいから始めてみましょう。
夕食が遅くなる日
残業や家族の予定で、夕食が20時、21時になる日もありますよね。
昼食から夕食まで長時間空くなら、強い空腹になるまで我慢する以外に、途中で軽く補う方法もあります。
果物や乳製品のほか、その日の食事や空腹具合によっては、小さなおにぎりなども選択肢です。
「夕食まで絶対に何も食べない」と決めるより、生活時間に合わせて調整してみてください。
忙しい日におすすめ「ほぼ作らない間食」3つ
間食のために料理の負担を増やす必要はありません。
今回は、
切るだけ・盛るだけ・組み合わせるだけ
の3つを紹介します。
① りんごヨーグルト
1人分
【材料】
・りんご 50g
・無糖ヨーグルト 100g
・シナモン 好みで少々
【作り方】
りんごを食べやすい大きさに切り、ヨーグルトと一緒に器へ盛ります。
好みでシナモンを少量振れば完成です。
【調理時間の目安】
約2分
【おいしく仕上げるポイント】
りんごの自然な甘みを生かすと、無糖ヨーグルトでも食べやすくなります。
【時短ポイント】
朝食でりんごを切るなら、間食に食べる分も一緒に準備しておくとラクです。
切った果物は清潔な容器に入れて冷蔵し、早めに食べましょう。
【栄養ポイント】
果物と乳製品を一緒に取り入れられます。
【1人分・栄養価の目安】
エネルギー:約90kcal
たんぱく質:約3.7g
脂質:約3.1g
炭水化物:約13g
食物繊維:約0.7g
食塩相当量:約0.1g
※りんごの品種やヨーグルトの商品などによって変わります。
② バナナきなこヨーグルト
1人分
【材料】
・バナナ 50g
・無糖ヨーグルト 100g
・きなこ 5g
【作り方】
バナナを食べやすく切り、ヨーグルトを加え、きなこを振ります。
【調理時間の目安】
約2分
【おいしく仕上げるポイント】
きなこを最後に振ると、香ばしさを楽しめます。
【時短ポイント】
包丁を出したくない日は、バナナをスプーンで食べやすく切ってもOKです。
【栄養ポイント】
乳製品、果物、大豆製品を一度に取り入れられます。
【1人分・栄養価の目安】
エネルギー:約120kcal
たんぱく質:約5g
脂質:約4g
炭水化物:約18g
食物繊維:約1.2g
食塩相当量:約0.1g
※使用する食品・商品によって変わります。
③ みかん+チーズ
1人分
【材料】
・みかん 1個(可食部80g程度を目安)
・プロセスチーズ 15g
【作り方】
器へ盛るだけです。
【調理時間の目安】
約1分
【おいしく食べるポイント】
温かい無糖のお茶やコーヒーなどと一緒に、ひと息ついて食べるのもおすすめです。
【時短ポイント】
調理不要。
仕事の休憩時間や、家事の合間にも準備しやすい組み合わせです。
【栄養ポイント】
果物と乳製品を組み合わせられます。
プロセスチーズは商品によって食塩相当量などが異なるため、食品表示も確認してみてください。
【1人分・栄養価の目安】
エネルギー:約90kcal
たんぱく質:約4g
脂質:約4g
炭水化物:約10g
食物繊維:約0.8g
食塩相当量:約0.4g
※みかんの大きさやチーズの商品によって変わります。
「すぐ食べられるもの」を少しだけ用意しておく
夕方お腹が空いたとき、
「家にあるのは大袋のお菓子だけ」
という状態だと、選択肢が限られてしまいます。
特別な作り置きは必要ありません。
冷蔵庫に、
ヨーグルト
牛乳
チーズ
などがあり、果物もひとつ用意してあれば、選べるものが増えます。
ポイントは、
「間食専用食品をたくさん買う」のではなく、普段の食事にも使えるものを用意すること。
朝食にも使えるヨーグルト。
食後にも食べられる果物。
料理にも使えるチーズ。
これなら余らせにくくなります。
冷蔵庫の中で小さな食品が散らばりやすい場合は、ヨーグルトやチーズなどをひとまとめにしておくと、在庫も確認しやすくなります。
中身が見える冷蔵庫用の収納ケースがあると、家族とも「ここにあるものから選ぶ」と共有しやすくなります。
もちろん、新しい収納用品を買わなくても大丈夫です。
家にあるケースを使ったり、冷蔵庫の一角を「ヨーグルト・チーズ置き場」と決めたりするだけでも十分。
見つけやすく、食べ忘れにくい状態を作ることが目的です。
甘いものが毎日のように欲しくなるなら「間食以外」も見る
ここは、管理栄養士としてぜひお伝えしたいポイントです。
夕方になると毎日のように強い空腹を感じる場合、
「間食をどう減らそう?」
だけを考えないでください。
一度、
「朝食や昼食は足りていたかな?」
と振り返ってみましょう。
たとえば、
朝はコーヒーだけ。
昼はサラダだけ。
そして16時にはお腹がペコペコ。
この場合、夕方のお菓子だけを我慢するより、朝食や昼食を整えることも大切です。
昼食なら、
ごはん・パン・麺などの主食
+
肉・魚・卵・大豆製品などを使った主菜
+
野菜を使った料理
を、できる範囲で組み合わせてみましょう。
コンビニを使う日なら、
おにぎり
+
ゆで卵やサラダチキンなど
+
野菜を含むスープ
という方法もあります。
全部を手作りする必要はありません。
☕ 管理栄養士ゆきなべの一言コラム
食事を整えようとすると、
「お菓子をやめなきゃ」
「もっと我慢しないと」
と、つい引き算から考えてしまうことがあります。
でも、毎日の食事は1回の間食だけで決まるものではありません。
甘いものを楽しむ日があってもいい。
果物を選ぶ日があってもいい。
夕食が遅い日は、途中で軽く食べてもいい。
大切なのは、
「禁止すること」より「自分で選べる方法を増やすこと」。
完璧な食生活を続けようとするより、忙しい日にもできる小さな調整を重ねていきましょう。
【保存用】迷ったら「間食3チェック」
最後に、間食したくなったときのチェックポイントをまとめます。
①夕食まであと何時間?
もうすぐ夕食なのか、まだかなり時間があるのか確認。
②どのくらい食べる?
大袋なら、食べる分を先に取り分ける。
③今日は何を選ぶ?
お菓子を楽しむ?
果物にする?
ヨーグルトやチーズにする?
その日の食事と空腹具合から選びます。
この3つを覚えておけば、
「間食していいのかな?」
と毎回迷ったときの判断材料になります。
今日からひとつだけ
今日、甘いものが欲しくなったら、
「夕食まであと何時間かな?」
と一度確認してみてください。
そのうえで食べるなら、食べる分を決める。
まずはそれだけで十分です。
忙しい日の昼食の整え方や、コンビニを利用するときの食事の組み合わせなども、あわせてチェックすると、夕方の間食との付き合い方を考えやすくなります。
管理栄養士ゆきなべとして、これからも旬の食材、栄養、健康、簡単レシピ、時短献立、食習慣など、忙しい毎日に取り入れやすい食事の工夫を紹介していきます。
みなさんが間食で選ぶことが多いのは、チョコなどのお菓子ですか?それとも果物やヨーグルトですか?
よかったらコメントで教えてください。
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