迦陵頻伽─ことだまのこゑ─

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2026.09.23
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カテゴリ: 浮世見聞記
今日はまた朝から雨、小雨が横に流れてゐるのを窓から眺めて、またコレかとため息なのは誰かの日頃の行なひゆゑ。



日が落ちた頃にやっと雨が上り、買ひ物を兼ねた散歩に出ると、朝からお出かけした帰りと思しき二人の小學生くらゐとその母親が、小走りに先を行ってゐる。

母子三人の言葉のやり取りから、どうやら子どものひとりが、まだだいぶ先のコンビニのトイレを目指してゐるらしかった。

少年はいきなり立ち止まると、また痛くなってきた、と腹を抑えたが、もう一人に励まされて再び走り出し、一瞬追ひ抜いた私を追ひ越し、やがて見えなくなった。

まだ距離があるのにガマン出来るとは根性があるなう……、と思ったが、ガマンの限界とは本人が思ってゐる限界點より實際はまだ先にあるもの、とラジオかなにかで聞いた覺えがある。


程なくして、上がったはずの雨が、またシトシト落ちはじめた。

イヤミなことだ、ひとが散歩に出ると……!

しかし私は急がない。

私の棲家は、件のコンビニとは反對方面の、もっと遠くだ。







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最終更新日  2026.09.23 23:40:37
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