今日は、夕方、電車に乗っていました
       昼間、天気がよく、空気も澄んでいました
　　 夕日、夕焼け雲を見ていました
　　 もう、暮れてしまうか、しまわないかの頃


　　 座っている私の前を
　　 一人の女性が通っていきました
　　 深めの帽子をかぶり
　　 襟を立てて
　　 まるで、世間から逃げるようです
　　 

　　 よく見ると、髪の毛が剃ってあるような
　　 そんな人を見て、空を見て
　　 

　　 病気などで、もう少ししか
　   この様に夕日がみれない、という人を
　　 今迄、何人、しらずに見てきたのだろうかと
　　 当たり前のように見ているこの景色を
　　 どの位の人が無情な気持ちで見てきたのかと
　　 今の私は、幸福ではないけれど、不幸でもないはず 


　　 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 【e-word  01387】

   　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　僕はお金を貰っても貰わなくても、同じことをすることが多いんですよ。

   　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～藤原ヒロシ～