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長編、中編は一通り読んだつもりでいるが、短編の取りこぼしを拾い読み中。図書館に全集が全巻揃っているのが幸い。中央図書館さんグッジョブ♪私が借りてきた本はなぜか楽天の画像とは違う装丁。漆黒の地に金を主調にした背文字と装画。表紙は金の線描で植物の意匠を描いただけで文字はない。線描独特の繊細さと素っ気無さの混淆といった趣の絵柄で各巻ごとに違う植物、朝顔とか南天とかクロッカスとかが描かれている凝った構成。ただし中身については全てが珠玉、宝石づくし綺羅のごとくとも言えないわけで。「卵」なんてファルスにしても、ノンセンスと断り書きがあろうが、面白くも何ともない悪ふざけ、もしくは下手なお笑い台本程度にしか読めないのですが。天才とやらの悪ふざけにつきあわされる読者とは如何に。(・∀・)取りこぼしといえば全集42巻にも蔵書目録は未収録で、別途「定本三島由紀夫書誌」に収録されてるとか。この本もブルーに唐草模様の装丁が素敵。希少本だけど古本で手に入れられる。一応復刊ドットコムにはお願いしてみるけど、やっぱ、欲しいな。どうしよう。年末の断捨離が終わってそうそう物欲の煩悩。除夜の鐘も効き目がないようで。
2012.12.31
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これも、異界あるいは他界ものとでも言いたいジャンル。ハードカバーで読んだところ、装丁や猫の後ろ姿の挿絵とかファンタジックで良い雰囲気。小説の内容のほうはミステリーとファンタジーのさじ加減が微妙で、幻想小説としての体裁は取り敢えず整っていて読ませるが、推理小説を読む楽しみは少ない。事件を解決する精緻な推論に感じるカタルシス、納得の犯行動機や魅力ある犯人像といったものはゆめ望むなかれ。そんなものはこちらの世界を描いた推理小説内での掟ですのでと言わんばかりに。異界と此岸の境界にあってあの「西瓜糖の日々」なみに穏やかにゆるやかに過ぎてゆくV.ファーの時間は、殺人の流血をも何事もなかったように流しさってしまう。ありえなかった殺人、捕らええない犯人。なーんてネタバレしないように書くって隔靴掻痒、などとしゃれにもなんないけど。繰り返し言いたいのは挿画の二匹の猫と犬が ♡
2012.12.30
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本日コンソール搬入。これまで使ってた白い合板のチェストの代わりに机のとなりに設置。チェストは5年くらい使用、たいして傷んではいないけど断捨離。部屋に入った瞬間は、立派すぎるコンソールが存在感を主張してくる印象があるが、意外や机に座って読んだり書いたりをはじめると暗めのマホガニーの色調が落ち着いて感じられる。上に置いた黒いプリンタの色ともマッチしている。あとは馴れでしょう。収納は余裕が出来たし。白いレースのカバーリングが似合いそう。センターかクロスを探そうかな♪ レースと言ったらやっぱり近沢レースか。眷戀のドイツ製レースは美しい~値段も素敵すぎる。 イマドキ、気に入った家具がないならと、アンティークを検索してみたら良さそうなものがいろいろ。楽天にも。凄い高級品でなくても優れたデザイン、使いやすさへの配慮が感じられるものが昔は作られていたのね。ただし骨董や中古で手に入れても修理が必要になるとそちらにン十万かかってしまうから、100年以上前のものなど現品を見てみたい。だけども新品も骨董品も良い商品を扱ってるショールームって関西方面が多い気がする。ふらっと骨董品見学旅行とかできればね。
2012.12.29
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❈ ❈ ❈「傷ついて死んだものは、もともと生きてゐる価値もないくらゐ弱かつた、などと殺人者は嘯くだらうが、私は赦さない。私自身の作品で永劫に復讐するつもりである。夭折した、殺された魂の分までも執拗に憎悪しつづける。たとへそれが無益な所業であつても、もともと詩歌といふ無益無類のものに賭けた身の、今更なに厭ふことがあらうか。」 塚本邦雄『序破急急』❈ ❈ ❈大津中学生自殺事件、ようやく書類送検。「いじめではなく遊びのつもりだった」犯意なき悪意が野放し。人間悪が業病の人類。
2012.12.28
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ボディメンテナンスだかコンディショニングとやらのために整体院だか治療院だかに行った。4回目。施術院のサイトを見る限りでは新体操選手やサッカー元日本代表の名前とかミラノオペラ座の留学生だのがクライアントとして上がっているんだけど此方にはさっぱり。細すぎるので診断しにくいとか、柔軟性がありすぎて施術が難しいとか聞いたような通り一遍のことをいうばかり。どんだけ体が硬くて太めの人たちの面倒を見ているのやら。披瀝する医学知識も間違っていないが、何ほども適切な処置には繋がらない理屈を並べてるだけ。カイロプラクターだそうだが、専門学校で資格を取得したのかどうか疑わしく思えてきた。べらぼうに高い施術料ではないので、ものは試しと回数券を買ったが、それを消化したらもう行かないだろう。帰り道LUMINEに寄って、古くなったトレイの買い替えを探したが軽量で希望の大きさのもながない。食器も使い易いものが欲しかったが同様に気にったものが見当たらなかった。不要なものは断捨離して、本当に必要なものを購入しようとしても思うに任せぬ此の頃。年明けは福袋はお呼びじゃないけど百貨店の食器売場めぐりをしてみるとするか。そういえば百貨店の食器売場に勤めてた後輩から聞いた、売り場から10何万円の漆器がいつとも知らず盗まれていたという話。白昼堂々ってことが現実にあるんだ。クリスマスに食べなかった骨付きもも肉とパプリカとしめじのカレー、隠し味はワインとヨーグルト。作りながらながらとりとめもなく思い出す。
2012.12.27
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ひどい寒さ。玄冬だから厳冬ではシャレにもならず、死にそうに寒いけど「真夏の死」はともかく、真冬の死という言葉からはなんら詩的想念もうかばない。真夏の死も、ともすればマヌケノシに聞こえるけど。なんとかの冷水なみに寒さを堪えて、具合が悪くなるのはマヌケ通り越してアホなので節電はやめ。電気毛布を1枚増やした。エアコンも付ける。もとい誰のための何のための節電なのか。スタジオ、28日で終わり。先週からレッスンが減ったせいか体重600~1000g増えたよう。年末年始、要注意。本。「日本語が亡びるとき」読んだものの、国語教育は日本近代文学を読み継がせることに主眼をおくべしと、執拗に3回も繰り返し述べることに感じる宗教の妄信めいた気味の悪さ。伝統的かなづかいについては福田恒存や塚本邦雄が既に論じつくしており、二番煎じではありがたみが薄い。この本を救国の書として持ち上げる論調の多数なことは、幕内はどういう仕掛けかとさらに薄気味が悪くなる。芝居。歌舞伎座の杮落しの演目発表になったけど、あの値段を出してまではといったところ。それより「むすめごのみ帯取りの池」「芙蓉露大内記」あたり脚本としての完成度を云々されているけど、舞台になったものを観てみたい。観ないで批判はできないって....講釈師みてきたようななんとやらもありか。 「大内記」が全集のどの巻収録か不明なんだわ。調べて借りる、寝正月の読書課題ね。
2012.12.26
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★ ★ ★イエスは三十四にて果てにき乾葡萄噛みつつ苦くおもふその年歯(とし)賣るべきイエスわれにあらねば狐色の毛布にふかく没して眠る掌の釘の孔もてみづからをイエスは支ふ 風の雁来紅(かまつか)錘(おも)りつけしごとき睡りの中に恋ひ妬む水の上歩みしイエス昏きルオー展にて人に見られゐむ瞼うるみし若きキリスト茱萸(ぐみ)に月光 漁夫牧夫ほか十二人耶蘇(イエス)を愛す完膚なきまで 塚 本 邦 雄★ ★ ★-------------------------------------------------------------------------昨日のことになってしまったイヴ。骨付き鶏肉やケーキの材料を準備しておいたけど、特に食べたくもなく作る気になれなかった。糖質制限違反せずに済んで幸いかもだけど。買い物も楽天で書類整理に必要な文房具をちまちま買ったくらいで、自分へも他人へもプレゼントは気が進まない。本来、目出度さとも華やかさとも無縁だったキリストの生涯を思えばそんな過ごし方もありかと。✵ 耶蘇誕生会(ヤソタンジョウエ)の宵にこぞり来る魔(モノ)の声。少くも猫はわが腓(コブラ)吸ふ (釈 迢 空)これも、心ひかれる歌。愛らしく、あやしい(怪しい?妖しい?奇しい?)ネコにはクリスマスが似合う。午前中は病院。午後は未定。早く寝たほうがいいか。それともベッドで読書。-------------------------------------------------------------------------午後、後学のためというか、DREXEL のショールーム再訪。陸の孤島のような場所だと思ったらはるか昔、さんざん通った道じゃん。渋谷からバスにたらたら乗って馬事公苑まで。この道はいつか来た道。バスの窓越しにコーギーにサンタのコスプレをさせて散歩してる飼い主を見かける。どんなもんだかね。例のクリデンサは上に物を置いて作業台として使うには、高さがありすぎるので結局諦め。来期に新製品が入るそうだから、次回をお楽しみに良いご縁に期待。
2012.12.25
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本格ミステリーのあるべき形 1.冒頭の不可解性 2.中盤のサスペンス 3.結末の意外性 。本篇、相澤啓三啓三氏のあとがきより。そのすべての条件を満たし、ロジックとトリックのレトリックの三位一体を実現した作風。ちなみに登場人物宮垣葉太郎のモデルは、あの方であるらしい。それも含めて好みの作品。レトリックにトリックありと考え、犯人を推測したところまんまと作者の術中にハマった。作中作という道具立てにもミスリードされ、見事にしてやられる読者は案外多いと思われる。真相が明かされた時には、クラインの壺の内側からは外側を見ることができない状態におかれていた自分に気付かされたような気分。その真相すらも、推理による仮想に過ぎないのではと思わせるエピローグ。ここにも後期クイーン問題が影をさしているのか。marginem-----------------------------------------------------------------祝日のクリスマス・イヴ。スーパーでは早くもケーキが80%OFF。ワインコーナーでトナカイの着ぐるみ姿で仕事してる男子販売員に男性客が苦笑してた。
2012.12.24
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3日間の発声のレッスンだかなんたら、お楽しみだかお苦しみだったのか今日で終了。課題が難しすぎて、3日ではこなしきれないとか1日目から言われたけど、それって毎度のことじゃ...と参加のたびに思う此の頃。カリキュラムを進める段取りを変えないで時間短縮無理かと思われ。そのうえ今回は最終日になって、これまでにない欠席者多数。体調不良が表向きの理由だけど、強行軍で具合が悪くなったのか、ついていかれなくてお手上げだと判断して棄権したのか真偽のほどは不明でしょう。本当に体調不良でそれがノロウイルスにやられたりしたのであればそれもまた別の問題で、コワいけど((゚д゚;)))ブルルッそんなだから主催者側、講師もお疲れの様子で、本日の終盤は居眠りが入る...ってどんなもんなのか。開始時はかなり機嫌悪かったし。向上しているとか、一皮むけるのにあと少しだとかの褒め言葉は素直に受け止めるにしても、レッスンのテーマや教授法にマンネリや馴れ合いが感じられるようになったら、受講しないほうがいいかもしれない。顔見知りのメンバーがほぼいなくなったのも、そこらへんを感じ取って去っていったのではないかと考えた次第。しかしジャンルをとわず「習い事」には教える側の「金銭の事情」なるものが見え隠れしすぎる昨今の傾向。あれやこれや、新しいスタジオ、新しい講座、講師見つけんのもめんどい、しんどいしね~(´Q`)。oO。
2012.12.23
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昨日から Nivôse ニヴォーズ(雪月)に入ったんだ。忘れてた、道理で寒いはず。発声練習の講座だかワークショップ2日めから戻り。特筆すべきことなしというか、記録しておく気持ちなれない。良くはないんだけど、積極的に批判非難、悪口雑言の類をチラ裏に書く気力も萎えてる自分がいるような。こんなもんでしょうという諦めるが吉か。ともかく入浴して、何か食べて、書きたい気持ちになったら、書きたいことを思いつたら後ほど追記ってことで。
2012.12.22
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人殺しがおりました人殺しを殺したいひとがおりました人殺しを殺したいひとは人殺しを殺しませんでした人殺しを殺したいひとのかわりに 人殺しを殺したひとがおりました人殺しを殺したいひとの代わりに 人殺しを殺したひとを 殺したひとがおりました殺されたのはだあれ 殺されたのは何人 ひと殺しはだあれ ひと殺しは何人.......... あらら 僧正のネタバレ唄~♪横溝正史、ヴァン・ダイン、エラリー・クイーンの本歌取りのみならず、原爆、毒ガスの話題科学と宗教、人種と戦争といった問題等、多種多様の要素を盛り込んだ作品。林不忘の丹下佐膳ネタまで登場。それも読者サービスか、作者のお遊びか。面白く読めることはまちがいない本格マニアのためのエンターティメント。さて、お遊戯はこれくらいにして、今日はこれから発声練習に出掛けるので準備。
2012.12.21
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記述者の視点をかえて事件を描く構成に気を取られて、さては叙述トリック!、でもアクロイド殺しの手は使えないとなると犯人は誰....なーんて、身構えると肩すかしを食うフーダニット。たった一日の間に起きた二件の殺人事件があっさり翌日には解決してしまう。解決に導く推理のロジックもすっきりしすぎるくらい無駄がないことに物足りなさも覚えるほど。犯人像、探偵像以上に本作で気になったのは被害者の人物像。岸田秀の著作に影響を受けて精神科医になったという設定、個人的な読書経験からも感慨深く、ある種共感をもって読んだ。おっと、岸田理論によれば共感なんてまさしく共同幻想かもね。被害者生田医師とは何者であったのか?が読み手として、永遠の謎である。
2012.12.20
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ミステリ外では「福島の原発事故をめぐっていくつか学び考えたこと」を1日で読了。なぜ原発がダメであるかを端的に、小学校の理科、中学生の物理の学力があれば理解できる基礎知識を程度を用いて平明に語る。科学理論だけでなく政治、経済面からの検証も適切に加え説得力のある論調。巻末の参照した文献一覧らしきものが反原発よりの資料が多数の傾向に見えたが、原発推進派や御用学者とやらの著作を取り上げて内容にツッコミを入れるなども読みたかった。この方の「磁力と重力の発見」3つの賞を受賞した大著だけどチャレンジしてみようか....でも理解できるかな重力の問題、超ムズイ(´・ω・`)・・・・・・変則upでも、特筆すべき事のないだらだら日常の日は読書メモのまとめを出来るだけ入力したほうがいい気がする。お片づけ。
2012.12.20
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途中「読者への挑戦状」ならぬ「読者への警告状」の挿入あり。メタミステリーとやらは何かと前説やら中口上がお好きなようで。作品の構成は作中作の、そのまた作中のと言いたいようなネストの深い、凝ったものである。では推理小説として完成度が高いかといえば、何ともそれは、曰く言い難し、というか・・・・だって・・・・・・ ❈読者への警告状さてここで作者は慎んで読者に忠告する。この作品は擬似推理小説である。従って、読者は意外な真相、膝を打つ解決、驚嘆すべきトリック等、いっさいのミステリ的カタルシスを求めてはならない。此の忠告に背く読者には、必ず期待を裏切られる結果が待っているだろう。 ・・・・・・こう来ては読者は一言も返せないじゃありませんか、絶句。意外ならぬ心外な事実、頭をひっぱたかれて酔を醒まされみたいな顛末、タヌキにバカされた如き阿呆じみた仕掛け...ならば期待してもいいかもね。ネタバレはこのへんで、あとは読んでのお苦しみ。・・・・・・・乱読の果てに、感想メモだかチラ裏だかの書き散らしだらけになってしまい、文章の体を成すようにまとめるのに四苦八苦、ボソッ。ミステリに関しては、読了したら犯人の名前と、トリックやロジックのポイントを一言コメントとして書き残して置かなければ。さもないと脳内で作品名と作者名と犯人名とトリックが結びつかないという現象が起きて、余計に五里霧中の謎となってしまう(-_-メ)今後要注意。
2012.12.19
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昨日記すのを忘れていたので追記。★今日も世界の到るところに勃り、かつ潜在する殺戮と弑逆。明日以後のいつか必ず、地球は滅びるといふ予感、その絶望が常に、私の奏でる歌の通奏低音となつて来た。今後もそれは続くだらう。 塚本邦雄 (魔 王)★..........Dies ist meine Poesie 此方の世界の記憶も 此の国の政治の記録も瞬く間に過去へ流れ去り時間の砂は鉄錆のように 散ってしまうかもしれないが黄金の羊皮紙ならぬ 灰色の大脳皮質に 血で刻みたい言葉が凶々しき翼もて 舞い降りることを わたしは待った魔王の外套のような暗黒が星を覆い 難破船のように空は覆されるであろう
2012.12.18
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★★★ 翌檜 あすはかならず国賊にならうとおもひたるのみの過去 建つるなら不忠魂碑を百あまりくれなゐの朴ひらく峠に 大丈夫 あと絶つたれば群青のそらみつやまとやまひあつし われら何をなさざるべきか桐咲いて天の一隅がここからは見えぬ 風の芒全身以て一切を拒むといへどただなびくのみ 半世紀後にわれあらずきみもなし花のあたりにかすむ翌檜 塚本邦雄 『魔王』 ★★★詩的に極私的に嘯きたい歌
2012.12.17
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百貨店の家具売り場で紹介されたショールームへ。廃盤シリーズの最後の1点だというコンソールを半額以下で入手することができた。収納力も充分、大きさも許容範囲内、シンプルなデザイン、決め手は上段の引き出しにレールが付いていて出し入れがしやすいこと。随一の欠点は色出しが暗めで重厚、ボロマンションには高級感がちぐはぐかもしれないこと。文字通り贅沢な悩みだけど。 ↑楽天でも取り扱いあるブランドなのね。色出しは鏡に近いかな。随分お安く購入させてくれた上、百貨店で購入手続きすれば、1万5000円の送料が2000円になり、不要家具の引き取りも2000円で出来ると親切に教えてくれた♪早速、日本橋の百貨店へ向かわねばならなかったのは、慌ただしかったけど。やはり現品限りのクリデンザが良い物で、買いやすい値段になっていたのが気になったけど、購入予定外なので、たぶん見送り。ドレッサーの修理にも散財したしね。でも欲しい...悩ましい物欲。取り敢えず希望に近いものが見つかって、ラッキー。ちょっとハッピーかしら。この世界も捨てる神ばかりでないと実感。残りワインを全部使って、牛肉のブルゴーニュ風(いや、ただのごった煮)を煮込みながら、そんなことを思ってるそばから選挙結果の放送。何時までNHKも民放も選挙番組するんだか。しらじらしいというか、ばっくれというか、このまま民法もNHKも朝まで生政見放送するって、おぞぞ...それから、楽天買いまわりやり過ごしたと思ったら、Yahooも買いまわりやってんじゃん。宣伝メールが冬なのに蝿のよう。無駄遣いはダメっつーの。あっちもこっちもウザいついでに、楽天システムが劣悪ならAmazonのそれは悪辣ですわと、高尚な政治的見解とは何ら関係ない下世話な不満をぶちまけてみる。
2012.12.16
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雨の中を家具を見に百貨店を3店舗回った。当然のようにこれといったもの無し。明日ショールームへ行って見つからないなら今回は購入見送り。多少値が張っても素材や細工の良い物をと思うと、サイズが大きすぎるか、実用性に欠けるかの傾向。中古以上のボロマンションでは、使い捨て収納グッズで家具の代用して暮らすっきゃないのかしら。身の丈に合わない高級品志向は滑稽だけれど、安かろう悪かろう買いのスパイラルに絡め取られるのも真っ平。というわけで、楽天Saleも懲りたし、買い回りも月一でお腹いっぱいなので、ポイント消費のため日用必需品だけ買う。ディンブラの紅茶、ライトグレーとダークブルーのタオル2枚では、1000円にも満たない。笑っちゃう。発声練習の講座に参加するための、テキストの書籍は楽天で買うまでもないので古本で入手した。はるか楽天感謝祭を離れて。↑これはレッスンに行くついでに図書館で借りたの、みすずさん。図書館に原発本コーナーができて利用しやすくなった。推進派反対派甲論乙駁、玉石混交入り乱れて、侃々諤々だけどよりどりみどり。
2012.12.15
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原発本のほうは適正な値段だと思うけど、ハンドブックの方は高価過ぎる。危機管理のために購入しようにもとても...災害対策セミナー受講してあれやこれや。地質工学なんたらの力学系の数式がまたしても今一つわからなかった。講師はすごくわかり易く説明してくれたけど、こっちの頭の構造の問題。だけど、天才でないと天災が防げないじゃ困るしね。しかし厳密に言うと安全地帯って日本に皆無。いや、いまや地球上どこにも。日本以上に悲惨な被害状況の海外の災害の画像を見た。逃げ隠れ出来ない人類。カストールとポルックスが星の血を滴らす、流星群も衰える頃。TVの「大奥」で和算ネタが出てるのでちょっと萌え。力学の公式よりイヤではない♪
2012.12.14
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❈満開の桜の下謎の微笑縁切りするつれなき美女深い井戸の底を覗きこむようにして階下を見下ろす最期の姿が脳裏に焼きついている彼女が垣間見たのは迫り来る自らの運命それとも人間の心の闇だったのか❈2005年歌舞伎座で中村勘三郎襲名公演「籠釣瓶花街酔醒」観劇。次郎左衛門 勘三郎 八ツ橋 玉三郎。そのときの感想というかチラ裏。でも忘れ難い、不滅の脳内劇場。本日新橋演舞場で、次郎左衛 門菊五郎 八ツ橋 菊之助 で観劇。冬枯れに乾燥した脳細胞ゆえか感心も寒心もしないうちに芝居は終幕。此方の演劇への関心が以前より薄くなったせいか。❈かつて眺めた桜と今日見る桜(作り物には変わりないけど)別の籠釣瓶の違う八ツ橋似て非なるものこそ永遠なれ舞台上に繰り返される何百何千の宿命と呼ばれる虚構果つる底なき井戸は無限あるいは無間(それとも夢幻)に広がる❈「鰯売恋曳網」も御両人のはまり役というか当たり役だった。三島歌舞伎の面白さ。楽しい演目。生で観ることができてラッキーだったかも。息子の勘九郎が猿源氏役を継ぐだろうか。としたら蛍火役は七之助あたり?それはビミョウーだわ。
2012.12.13
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尼崎殺人事件の容疑者死亡、自殺と思われるとのNEWS。具体的な死因の発表はなく、Tシャツが首に巻いてあった...だからそれでどうなって死に至ったのか。縊死以外のやりかたで、自ら扼死、絞死した人の例はいくらもあるらしいとはいえ監視のもとで、短時間に巧みにそれをやってのけることができるとしたら、他殺ならぬ自殺の完全犯罪が敢行されたような不気味さ、奇怪さを感じた。そしてしきりに聞こえてきた、犯人を死刑にすべきだ、死刑になるであろうという声に機先を制したかのような出来事への一抹の後味の悪さ。剖検はこれからなのだろうが、結果を公表しないのではないかと、予めこちらも白い眼を司直に向けたくなる。特集を組んだりゲストコメンテーターを招いてまで、歯切れの悪い語り口を繰り返し流すニュース番組の虚構性。主犯死亡により事件の全容解明は不可能となったとコメンテーターの一人は早々に未解決事件宣言をしてしまった。現実の事件の真実の不在。
2012.12.12
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黒鳥忌は(月蝕忌とも、あるいは流薔忌ともいいたい?)は昨日で終わり。去年2011年12月10日は奇遇にも皆既月蝕だったけど、今年は何事も無く日々の泡として消える。次の皆既月食は2014年の10月か。乙女座M87星雲から眺める月蝕はいかが。見えるとしたら反月蝕ですかとウルトラマンにインタビュー。小学生以下の戯言だわ。自分への葬送の詩を25歳で既に詠んでいるのだから、脳内生前葬儀にこそ虚無への供物が相応しいのかもね。........弔歌第三番―われを弔ふうたうまれたときから日蝕だつた血走つた片眼の太陽だつた唇を押へて生きてきたんだ不毛の丘に腰をかけて(ああ 己の長い脛)それでも 遠く暖い海のあることは知つてゐた1947 中井英夫............近くにあるのは穢い海だけの、特筆すべきこともない日常に戻る。「僧正の積木唄」を面白く読んでいるんだけど、今日明日中に読み終われるかな。「虚無への供物」は講談社の決定版で読んだけど、全集の初版復刻版が未読だから読み比べないと。だけどね~図書館に発禁になった本があるのを発見して、早速目移り。そっち借りちゃお♪
2012.12.11
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❈❈❈ 予兆は黒天鵞絨の天蓋の微かなそよぎに似ている記憶の黒薔薇を思考の翼持つ黒鳥が死の湖を越えて運び去る終焉を迎えた季節をさらに遡る星雲の果てへ失寵の天使は惑星の名ある藍色の廃園へ密やかに訪れ閉ざされた時間の繭の裡に残された綺羅の棺に 虚無の碑銘墜ちた彗星幻の骸となりて 夢の言葉とともにここに眠る ❈❈❈1993年12月10日金曜日、虚無への供物の開幕と同じ月日、同じ曜日に中井英夫死去。ハネギウス一世のいない地上での19年間。
2012.12.10
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治療に出かけたらこちらの駅前もあちらの駅前も選挙の宣伝カーが止まっていて、中のひとならぬ上の人が何か叫んでいる。今週も政見放送にはうんざりだった。某ニュース番組の政治家集合特集には愚劇の台詞を聞かされているような気分になって途中でスイッチOFF。そのあとの民法番組でも元知事の出演に遭遇してしまってげんなりした。有言不実行だけでなく無言強行というのもそのうち日本語の仲間入りするんじゃないか。凶行でなけりゃいいけど。日本だけじゃなく海外でも政権交代がしきりだった本年。内憂外患に即効性のある処方が何処にもないほど、病巣が深いこの星。地球誕生46億年、人類誕生6500万年。もしかしたら人間そのものが地球上に発生した癌細胞なのかもしれない。自滅する癌細胞。 反地球の反人間達の叫び その人びとのささやき 隻眼の大鴉は 病Epidemiarum と 腐敗Putredinis の名持つ沼Palus から飛翔する 思考の桎梏を知ることなき愚者だけが 星の裔となる★★★ 死に至る病にさはれ絢爛とまなじりあはくきざすゆふぐれ 塚本邦雄(魔王)
2012.12.09
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懸案の家具探し。今日は新宿の高層ビルのショップへ出かけた。一番欲しいストッカー代わりのキャビネットはやはり気に入ったデザインとサイズの折り合いつかず。オーダーをすすめられたが、その気はない。ドレッサーの塗装修理だけ依頼することを決めて、日取りは後日連絡することにする。それにしても、かつて20万に満たない額で手に入れたドレッサーの同一製品が、今や税込45万超えという事実に、あきれて感心した。木材の北海道産樺の木が入手困難になってるからだとか。そう、子飼いの職人さんはもう此方の世界にはいないだろうし。私が支払うのは職人芸への投資ではなくて、おそらく材料費と技術加工料に対してだわ。修理費だけで13万5千円だがその価値があることにしよう。デザインの華美さだけ求めるなら楽天でも輸入物ロココ調家具とやらが結構安価に売られてる。ロココ様式の美術としての価値は否定しないし、三島由紀夫邸の調度など写真絵見る限り美しいけど一般人の生活の中で生かせる美であるのかどうか。イタリア家具も象嵌というのが苦手。あれを美しいと感じない当方の美意識が狂ってるのかもしれないけど。随一チッペンデールは心惹かれる様式で、叶うなら手にれたいと思わせる。中井英夫も作品のテーマにとりあげていた。猫足に代表される曲線に感じる、合理性と装飾性の、絶妙というより精妙な、調和ならぬ混交。 ↑チッペンデールの名を持つ美しい物たち、さまざま。薔薇の名前になっているとは知らなんだ。キャビネットの上にカップ・ソーサーを並べて、薔薇を飾ってチッペンデールづくしでお迎えするのはマッド・ハッターかしら。妄想は置いといて、現実にはショールームめぐりをして希望に近い商品を探すことになるのか。しんどいけど。久しぶりにゆりかもめに乗って国際展示場出かけるのかも。
2012.12.08
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会議だった。終了後税理士の渡した資料の不備発見。税理士だけが間抜けなわけでもないけど、これじゃ週明け振込手続きできないじゃん。連絡したので、良しとしてもう考えないことにする。バカなことについて考えるのはさらにバカなのだから、虚しい作業は切り上げて、週末だし久しぶりに遠くのスタジオに出掛けてみよう。★ほほゑみてこの遊星の週末を見む漸弱音の秋ほととぎすなんてって、とっくに冬だから季がずれてるけど。横溝正史の「獄門島」式にいえば「キが違っているのは仕方がない」といったところか。キ●ガ●も禁止語句なんでしょうよ。「悪の教典」ではキ以下の字が●で塗りつぶして伏字にしているのが、かえって笑えた。*************脳天気に出掛ける準備してたら、17時22分 地震。ボロマンション、横揺れ。壁一面のガラス張りの書棚はヤバイと思う。もっとも3.11の時倒れた家具も、壊れた家財もなかったな。交通情報を確認してから、場合によっては本日のレッスンは取りやめでしょう。だけど首都圏交通情報調べようにもネットがPCもケータイもアクセス過多で繋がんない。ネットが繋がって確認できた。17時40分現在で東京メトロは通常通り運転。ラッキー。取り敢えずでかけて目的地に辿りつけなかったら運賃は払い戻してもらおうなどとセコく考える。ただしニュースは東北の津波情報を流しまくり。やっぱ不穏な状況。原発は今のところ無事って...
2012.12.07
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適切な表現の文体と明快な切り口の論説。難解な比喩を用いた文章で独り善がりを独創と勘違いしている言説を述べたアンチ・ミステリー論や、本格変格議論を読んで、痛くなった頭の霧がすっきり晴れるような読後感。個人的なは評論はこうあってほしい。1ヶ月ほど前に読み終えたものの読書メモというかチラ裏より、というか。某推理小説作家のミステリー論での言葉の用い方、文章のスタイルなどは、此方の頭が悪いせいか奇々怪々で理解不能の域にまで達していますわ。高踏的な言辞を弄して論ずれば推理小説あるいは探偵小説が娯楽から芸術に化けるとでも言うのだろうか。推理小説のプロットやトリックが複雑怪奇なのは結構だが評論が面妖なのは遠慮します。こちらが青い鳥の作者によるクモくないキモじゃない、キモくない蜘蛛の本。面白かった。博物画の図版も美しいし、生物学者宮下直の解説文が秀逸。私がゴキほどはクモがイヤでないから、そう思うのかもしれない。クモネタの「黒い牙」貴志祐介 とか タイトルにクモが付く「絡新婦の理」京極夏彦 「蜘蛛男」江戸川乱歩 といった作品も面白く読めたけどアラクモフォビ(アクモ恐怖症)の人だったらそうはいかないかな。 (クモは恐怖症だけどゴキはさしずめ嫌悪症といったところか)
2012.12.06
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サイコ・ホラーとでも、ピカレスク・ロマンとでも、後半の驚天動地の大量殺戮場面はハードボイルド・アクションとでも、受け取り方様々だけどエンターティメントとしては抜群に面白かった。もっともホラーとして読むにはハスミンには、何ほども怖さや、レクター博士並の異常さとかが個人的には感じられなかった。脇の登場人物もオタク以上オビョーキ未満の生物の教師とか、ゲイ術家の美術教師とかキャラが立っているので主人公のサイコパスが振りが目立たないのか。それともハスミンのキャラに動じない此方にこそサイコパスの素質があるのかなんて...だったらヤバイわ。犯罪者が逮捕されど裁かれずといった終わり方は、勧善懲悪の視点からはカタルシスがなく宙ぶらりんだとか、納得がいかないと感じる読み手がいるかもしれない。しかしサイコキラーは世にはばかる、ハンニバルをはじめこの手の作品の常套的手法のようですね。これも脇役(?)の2羽のカラスに北欧神話に因んでフギン(思考)とムニン(記憶)と名付けたのは秀逸な命名だと思う。黒猫2匹かってフギンとムニンて名前はどうよ、などと思いついたりもした。映画は未見だけど、この内容を2時間ちょっとの映像に押し込むのは無理がありますね。本編として連続ドラマ化したらどうだろう。ただし深夜ドラマ枠でね。ドラマといえば今日の相棒は好みのネタ、人工知能VS棋士だったのでこれも楽しめたかな。子供の時の「僧正殺人事件」体験依頼、チェス、将棋がモチーフのミステリーは気になる存在。将棋を扱ったドラマの場合は、登場人物の棋士のモデルが誰かを推理(邪推?)する楽しみがあるし。僧正殺人事件と金田一耕助のパスティーシュのこちら未読。そろそろ取り掛かりたい。
2012.12.05
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★★★凍てついた鏡のような時間のなかで星たちが滅ぶ朝旅立つ者よ 帰り来ぬ魂よ光の波を漂う翼ある闇に抱かれる月の影にたたずむ忘却の湖は砂の夢に渇くひとときの真夏の死を超えていまこそ此処に辿り着く時満ちて記憶の海はすでに清浄な廃墟 ( 光と廃墟 )★ ★ ★
2012.12.04
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昨日のスーパーSaleで正常な購入画面が出てこないと思っていたら、その通りで宅配便をメール便へ変更する画面へ移れないまま購入決定してしまっていた。購入先ショップが昨日は休みで、今日連絡がとれた時には配送手続きは終わっていて、余計な送料を支払うはめになった( ̄□ ̄;)やっぱスーパーSaleは鬼門だわ。避けるのが吉だったのかも。サーバーやシステムの機能を向上させることなく、やりっ放しの投げ売りになだれ込む楽天。スパム広告表示にしても止む気配なし。 ◎楽天スーパーDBターゲティング広告の機能は<無効>な状態です。 ◎楽天オーディエンス機能は<無効>な状態です ◎楽天アフィリエイトモーションウィジェットのおすすめ商品表示機能は<無効>な状態です。と、いう具合にやってるんですがね、無効化。無効化が無効なシステムらしい。またしても楽市でなく苦市だったというお粗末。
2012.12.03
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朝から無線LANが不調。4ヶ月前の日曜日も同じような現象が起こった。アクセスが集中する日だからだか、何らかの電波障害(電波妨害?)が生じてるんだか、此方側のハードの都合なのか因果関係は不明。楽天スーパーSaleがらみとかね。モデムとルータの電源の抜き差しと再起動で正常化。バカのひとつ覚えのように単純な技。Saleは最低限の必需品だけ買って早々に退散。それでも画面におかしな表示がでまくったけど。本日の残された時間はPCいじりから離れて過ごせたら幸いだろう。読書は「悪の教典」を2日半で一気読みしたので小休止して、夜はボケっとTVを見たって悪くないとか言い訳する。それにしてもTVのいわゆる推理ドラマは「MONSTER」も「トトリ」もキャラの設定が「相棒」のパクリっぽくて興ざめ。相棒ならぬ相方同士の漫才めいたやり取りがイマドキのお約束らしい。そのうえ笑えない漫才並みに下手な芝居。笑えるのは文句をつけながらも見てしまう我が身だったりする(´-`).o0○ ***marjigem***19時53分7000アクセス確認
2012.12.02
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映画の日。憧れ、夢見、心酔した名作と名監督。ヴィスコンティ、アントニオーニ、ベルイマン、ブニュエル、トリュフォー、リーンは此方の世界から去った。本人以上に忘れがたい映像を残して。 ゴダールとレネは存命。DVDでなくスクリーンでもう一度観たい、不滅の幻影。どこかのホールで特集組まないかな、などと。実現したら偏愛的妄想映画館とひそかに呼ぼう。 好きな映画、好きな監督だけでなく好きな映画評論もあれこれ。酒と評論は辛口をもって上質とする...なーんて言い切れないけどね。切り口は鋭く、文体は軽妙洒脱かつ簡潔であれかし。これも偏見ね。あっ、でも某大学元総長のお方の映画論だけは勘弁!! というかお腹いっぱいということで。
2012.12.01
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