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いろいろ迷ったのですが、やっぱり買いました。革の鞄。稼ぎは少ないし、実用的であればまぁいいか、という姿勢で長年すごしてきたのですが、(今の私にとって)贅沢をすることにしました。この鞄は私にとってのランドセルなのです。昔ならありふれたことなのですが、私のランドセルはお古でした。ただ兄弟の中で私だけがお古でした。最初は気が付かなかったのですが、使っているうちにいろいろ剥がれてきて、鈍感な私も気が付きました。背中と接する面の1/3程に(消えなかったのでしょう)油性のマジックインキで書かれたと思われる落書きの跡があり、それをテープで覆い隠してありました。留め具にはイニシャルのシールを張ることになっていたのでしょう、コアラのシールの下からそのイニシャルがでてきました。仕方ないことと自分に言い聞かせつつ、私の僻み根性を育ててしまったモノであります。というわけで、お古のランドセルに気がついてから我慢し、一番下の弟も新品のランドセルだとわかった時からふてくされていた子どもの頃の自分へのプレゼント、というわけです。今回、気がついたことがあります。子どもの頃の私であるリトルみかんは「私も、私のランドセルが欲しい!」と訴えるべきでした。買ってもらえるかどうかは、親の都合。それは仕方がない。でも、それなら、なおさらリトルみかんは主張しなければいけなかったと思うようになりました。主張しなかったリトルみかんは、新たに傷つく危険を回避したと同時に自分のこころを自分で凍らせたのです。私自身も、親にとって都合のいい子に仕向ける加担をしてたのです。「私のランドセル」を手に入れることで、私は長年の課題と向き合い、リトルみかんの味方になれました。何がしたいか、何がほしいか。自分の感情に向きあうこと。幸せになる基本ですね。
2013年09月09日
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