埼玉 大宮の地酒屋日本酒、ウイスキーブログ

埼玉 大宮の地酒屋日本酒、ウイスキーブログ

2020.11.22
XML
カテゴリ: こだわりワイン


DEUX GRENOUILLES / SINE QUA NON / 2016 / \28900(税込) 

本日のバラエティに富んだ面々の中でもひときわ目を惹くであろう、カリフォルニアのカルト「シン・クア・ノン」です。

当主と醸造担当をかねるのはオーストリア出身のマンフレッド・クランクル氏で、サンタ・バーバラにて 1994 年に創業した小規模ガレージ・ワイナリーが「シン・クア・ノン」ですが、その名称はラテン語で「絶対必要条件、必要不可欠なもの」を意味しているとのこと。

ともすれば名前負けしてしまいそうな深遠なネーミングですが、その作品とワイナリー名が見事な調和を見せているのには、さすがのひと言…といったところです。

22 歳で初めてカナダに降り立ったクランクル氏は、その後ビバリーヒルズのチーズショップに雇用口を見つけ、さらにホテル・チェーンのゼネラルマネージャーとして頭角を現したかと思うと、ロス・アンゼルスで「 La Brea Bakery 」というレストランを開業して、大きな成功を収めました。

そして本業の傍ら、趣味の範囲でワイン造りを始めたところ、そのワインを味わった友人たちは「これは市場販売用にもっと生産するべき」と賞賛を浴びせました。

そこでクランクル氏が 1994 年に 100 ケースのワインを販売したところ、これがあっという間に売り切れる結果となったそうです。

人気レストランのオーナーが造るワインだとは言え、初リリースのワインがすぐに完売とは、口コミの威力を感じずにはおれませんね…。

そして、この噂を聞きつけたのか?翌年のヴィンテージを入手したロバート・パーカー氏が、そのローヌ品種の赤ワインに 93 点を付与したのですから、話題にならないわけがありません。

そうして 1996 年には 2000 ケースまで出荷量を増やすに至ったクランクル氏は、レストランの持ち株を売り、生業としてワインメーキングに集中することを選びました。

なお、シン・クア・ノンでは「同じワインは二度と造らない」というポリシーを持っており、毎年リリースされるワインのバリエーションは驚くほど多岐にわたっているとのこと。

ご紹介するこちらの「ドゥー・グルヌイユ」は、ルーサンヌ 36 %、シャルドネ 29 %、ヴィオニエ 23 %、プティ・マンサン 9 %、マスカット 3 %で構成される白ワイン。

「二匹のカエル」という意味の名は、シン・クア・ノンの事務所にいるアンバーさんとステイシーさんという愉快な二人の女性のイメージから付けられたとのこと。

パーカーポイントは 94 点!

「味わいはコクがあり贅沢で、サテンのようなテクスチャーやジューシーな酸が感じられる」

 と評されています。

幻的な存在の「シン・クア・ノン」  もちろん、ご用意できた数はごく少量です…!







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2020.11.22 06:00:09


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: