
伊勢屋酒造について
神奈川県相模原市緑区 ( 東京都と山梨県の境目にあり、都内からは電車で約 1 時間 ) に位置し、甲州街道 9 番目の宿場町小原に現存する、築 100 年の古民家を再生し製造場とした。
造られるリキュールの製造方法は古典的で、また製造から瓶詰まで全てハンドメイドでおこなわれる。
About SCARLET
『 Amaro :アマーロ』とはイタリア語で【苦い】を意味し、【苦味】を帯びたリキュールの総称で日本にも古来より「良薬口に苦し」という言葉があるように、薬として何がしかの効能を求め製造された歴史があった。
スカーレットは、日本の緋色(ひいろ)のことでコチニール貝殻虫から抽出された動物性の色の名称。
1800 年代のアマーロのレシピ等を参考に、 20 種類以上のボタニカルを用いているが、何処か日本らしさが感じられるのは、日本で生まれた草根木皮を使用しているからだろう。
今回が BATCH#5 となる SCARLET Cask Marriage は、草根木皮が織りなすボタニカルレシピのベースは残しつつも、原酒のブレンド比率を微調整。 BATCH#1 〜 4 よりもさらに長い約 10 ヶ月間のマリッジが施され、度数はあえて少し高めに仕上げられている。
オールドリキュールに感じられるボタニカルと甘さの一体感、樽熟成が生み出す複雑なボディがバランス良く表現されている。スモールバッチならではの細かな香味の違いはクラフトならではの真骨頂。進化し続ける SCARLET を体感して欲しい。
ボタニカル
草: レモンバーム、ゴールデンベリースプラウト、セージ etc..
根: ウコギ、ススキ、スイバ、アンゼリカ etc..
木: シナモン etc..
皮: ゆず、ブラッドオレンジ etc..
20 種類以上のボタニカルを使用。
熟成(マリッジ)→瓶詰
ジャパニーズウィスキーの空樽を使用し、築後 100 年以上の日本の伝統的な土蔵にて熟成。複数の樽で熟成された原酒をブレンド、 1 バッチ 1,000 本に満たないスモールバッチのクラフト規模をベースに瓶詰が行われている。
畑
開墾した畑にて、使用するボタニカルを実験的に栽培中。
将来的には使用ボタニカルを全て栽培し、製造予定。
テイスト
コチニールとオークが融合したアンバーカラー。ビターチョコレートとバニラ、少しのメンソールとタバコ、ビターオレンジ。アフターにリッチなオーク感。旨味の優しいアマーロ。
伊勢屋酒造 元永達也
渋谷のモルトバー Caol Ila を経て新宿「ベンフィディック」や台湾「和酒」、中国のゴールデンプロミスの姉妹店「ウイスキーキャット」にて勤務。その後、ヨーロッパを周遊中にスコットランドの蒸留所を始め 70 カ所ほど見学。造り手の奥深さ、その土地の風土を生かしたお酒または農業の有様を体験、目の当たりにする。特に、フランスとスイスの国境に位置するポンタルリエ、スイスの町 ( トラヴェール ) の自然や人柄に魅了される。
スカーレット カスク・マリッジ
Batch 5
30,2度
ML
4400円(税込)
稀に澱があることがございますが品質に問題はありません。