埼玉 大宮の地酒屋日本酒、ウイスキーブログ

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2023.06.06
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カテゴリ: ウィスキー


THE ONE DRAM SELECTION

Caol Ila 2008-2022 14yo 1st Fill Catoctin Creek Rye Quarter Cask

23,100 ( 税込 )

DRAMLAD テイスティングチームが、蒸溜所のハウススタイルを体現する良質な樽や、今のウイスキーの旨さと豊かな個性を持った樽を、真摯に選び出してリリースするコアレンジ「 The One Dram Selection 」より、「カリラ 2008-2022 14 1st フィル カトクティンクリーク・ライ クウォーターカスク 57.7% 」をリリースいたします。

言わずと知れたアイラ島で最大の生産量を誇り、アイラ初心者も含めて幅広いモルトファンにお楽しみいただけるカリラ。数年前であれば、比較的入手しやすかった中熟カリラですが、ここ数年で供給状況が激変し、他アイラモルト同様に高騰化が加速しており、それ以上にサンプル入手が非常に困難になってしまった蒸溜所の1つです。

弊社でもサンプルが乏しい状況が続いていましたが、今まで豊富なリリースがあったカリラで、より個性的なカスクをご案内できるだろうか…というのも、大きな課題の1つでした。そして出会えたのが、このカリラです。最大の特徴は、やはりカスクにあります。

Catoctin Creek 2009 年にアメリカのバージニア州ラウドン郡で設立されたクラフト蒸溜所。そこで造られているのが 100% ライ・ウイスキー「 Roundstone Rye 」です。その樽をクウォーターカスクに組み替え、約 12 11 カ月熟成したカリラを、約 1 3 カ月フィニッシュさせました。一般的なバーボン樽という表記ではなく、その由来が明確な点が、このカリラの味わいを探る愉しさの1つになるでしょう。

シャープでドライな塩味とシトラス系の香味。スモーク控え目ながらも輪郭のある湿ったヨード香と、樽由来の粘性を帯びたウッディさも相まって、カリラらしさの奥に興味深い個性が現れており、時間が経つほどに表情が変化していき、シングルカスクの面白さや愉しさを存分に感じられる1本です。

ラベルには、このカリラから連想する情景として、夕凪の静かな海に佇むヨットと岩礁を採用いたしました。

【テイスティングコメント】

香り: シャープでドライ。爽やかなレモンやグレープフルーツの皮、スモークは控え目だがヨード香が明確感じられ、ほのかに塩昆布や白出汁のニュアンス。遅れて鰹節ぽさが軽く立ち昇る。

味わい: ピリッと弾けるスパイスとほろ苦さがあり、塩キャラメル、ジンジャーブレッド、柔らかなオイリーさとヨード香が相まって海藻や磯を思わせる。ミディアムライトなボディだが輪郭がハッキリしているのが印象的。

フィニッシュ: シャープでキレ上がるフィニッシュ。ハッサクのワタ、レモンピール。同時にオイリーで曇ったヨード香が鼻に抜ける。雨上がりの海岸沿いのウッドデッキ。燃えさし、ほのかな鰹節。カリラらしさと樽由来の個性が面白い。

蒸溜年: 2008

瓶詰年: 2022

地 域:アイラ

樽 種: 1st Fill Catoctin Creek Rye Quarter Cask

度 数: 57.7%

本 数: 155






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最終更新日  2023.06.06 15:00:08


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