ビジネス書はこれを読もう

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2022/02/13
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カテゴリ: スポーツ

第1章 川崎憲次郎 スポットライト
このチームは生まれ変わらなきゃいけなかった 。ああいう選手の背中を見せる必要があったんだ。川崎は三年間、もがき苦しんできただろ。そういう投手が投げる姿を見て、選手たちは思うところがあったんじゃないか。
□ あの正月明けの日から落合はここまで見通していたのだ。

第2章 森野将彦 奪うか、奪われるか
□ ここから毎日バッターを見ててみな。同じ場所から、同じ人間を見るんだ。それを毎日続けてはじめて、昨日と今日、そのバッターがどう違うのか、わかるはずだ。そうしたら、俺になんか訊かなくても記事が書けるじゃねぇか。
1年間続けてみろ 。そうしたら選手の方からお前に聞きに来るようになるはずだ。僕のバッティング、何か変わっていませんかってな
□ もし痛いと言えば、監督はすぐ休ませてくれたはずだ。その代わり、お前は二軍へ行かされていただろう。 レギュラーっていうのはな、他の選手にチャンスを与えてはいけないんだ 。与えれば奪われる。

第3章 福留孝介 二つの涙
一流ってのはな、シンプル
□ それでも記者は書かなかった。彼は後日、幸せそうな顔のまま、減俸を受け入れたのだ。金にも、地位にも、名誉にも代えられない、こんな幸せな仕事が世の中にあるだろうか
打つ。勝つ。仕事をする 。それによって生きる。それだけだった。

第4章 宇野勝 ロマンか勝利か
□ お前がテストで答案用紙に答えを書くだろう? もし、それが間違っていたとしても、正解だと思うから書くんだろう? それと同じだ!
□ 落合は、これまで慣例とされてきた、そのわずかな予定調和でさえも受けれないという。

第5章 岡本真也 味方なき決断
□ 自分が今、チームにも仲間にも、求められて投げている。岡本はようやく手にしたこのマウンドを手放したくなかった。
□ 遠くから冷徹にチームを見つめるようになった。
□ 森は、投手たちがマウンドに立つことができる「今」を無駄にすることが許せなかった。

第6章 中田宗男 時代の逆風
□ お前、いい選手獲ってくるよなあ。この選手たちをトレードせずに底上げすれば、このチームは勝てるよ。そして本当に1年目からリーグ優勝を果たした。
□ 落合はぞ分の色を押しつけることはしなかった。むしろ、 特色のある選手たちを用兵 によって生かした。


第7章 吉見一起 エースの条件
□ 一球だめならば、あとは全部、無駄になる
□ 「五年、だからな」吉見は一瞬、その言葉の真意を測りかねたが、しばらく考えて腑に落ちた。 三年ではなく五年なのだ。五年続ければ認めてやる

第8章 和田一浩 逃げ場のない地獄
□ 打ち方を変えなきゃだめだ。それだと怪我をする。成績もあがらねえ。
□ 次の日から。落合は、両手にある十指をどの順で、どこからどこに動かし、それくらいの力を入れるのか、ということから話し始めた。

□ チームの事なんて考えなくていい。 自分の数字を上げることだけを考えろ
□ この世界には、実力だけでは測り知れないものがあることを知った。

第9章 小林正人 「2」というカード
□ みんな突き詰めれば自分のために、家族のために野球をやってるんだ。そうやって必死になって戦って勝つ姿を、お客さんは見て喜ぶんだ。 俺は建前を言わない
□ ブルペンでマウンドのように。マウンドでブルペンのように。
□ 小林はいつ、どの球場においても寸分違わず同じ手順を踏んだ。自ら作り上げた儀式だった。
□ 相手はお前を嫌がっているー-。

第10章 井手峻 グランド外の戦い
□ 落合に任せておけば、大丈夫ですー-
□ 契約っていうのは、それだけ重いんだ。オーナーと交わした契約書は家に大事にとってある。俺がやるべきことはすべてそこに書いてある。このチームを優勝させることってな。

第11章 トニ・ブランコ 真の渇望
□ 見渡せば、落合のチームにいるのは挫折を味わい遠回りをしながらも、自分の居場所を勝ち取った男ばかりだった。
□ 能面の指揮官と選手たちを繋いでいるのは、プロとしての契約のみだった。それが奇妙な落ち着きをチームにもたらしていた。

第12章 荒木雅博 内面に生まれたもの
□ この打球、生きている
□ 野球ていうのはな、打つだけじゃねぇんだ。お前くらい足の動く奴は、この先そうはいないよ。
心は技術で補える 。心が弱いのは、技術が足りないからだ。
□ 監督が代わるというのは、この世界よくあることだけど・・・俺はチームが弱くなるのは嫌なんだ
□ 千利休の言葉でさ、一より習いの十を知り、十からかえるもとのその一
□ いつしか選手たちも孤立することや嫌われることを動力に変えるようになっていた。

□ 荒木のヘッドスライディングー-。あれは選手生命を失いかねないプレーだ。俺が監督になってからずっと禁じてきたことだ。でもな、あいつはそれを知っていながら、自分で判断して自分の責任でやったんだ。あれを見て、ああ。俺はもうあいつらに何かを言う必要はないんだって、そう思ったんだ。

□ 契約がすべての世界なんだって。自分で、ひとりで生きていかなくちゃならないんだってことをな。だったら俺はもう何も言う必要はない。
□ タクトを置いた落合は、指揮者がいなくとも奏でられていく旋律に浸っていた。
□ 「お前らのこと、認めてやるよ!」

□ ただ、落合という人間と会社組織と、その狭間で葛藤しながら球団社長として経営判断を下したのだ。

エピローグ 鮮烈な青
一人で考えて練習しなかったか?  誰も教えてくれない時期に、どうやったらいきなり試合のできる身体を作れるのか? 今まで一番考えて練習しなかったか?

□ 「これからも下手な野球はやるなよ。自分のために野球をやれよ。そうでなきゃ・・・俺とこれまでやってきた意味がねぇじゃねぇか」
そういうと、落合は少し上を見上げた。その目に光るものがあった。


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采配/落合博満

参謀/森繁和








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Last updated  2024/12/04 10:20:36 AM
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やすじ2021 @ Re:人生の目的/本田健(02/13) 昨日は大雨でしたが今日はポカポカ陽気で…
やすじ2021 @ Re:人生の目的/本田健(02/13) 昨日は大雨でしたが今日はポカポカ陽気で…
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