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(前半からの続き)5 相模原市西部へ辿り着いたシュリケンジンはガシャドクロ腹部のブーメラン攻撃に苦戦する。「ねぇ、アカ、ガシャドクロを倒す手はないの?」と張り詰めた声でモモニンジャー=霞はアカニンジャー=天晴に攻略法を求めてきた。「うっせぇな! こっちだって考えてるんだよ!」と天晴は先の妖怪バクを仕留める術を二度も使う訳にはいかず、只管苦しんでいた。ガシャドクロの背後に狂機獣ジェノコーストが上空で待機しており「ほほほほ、ガシャドクロに苦戦しているようではシュリケンジンなんか赤ん坊同然ね」と九衛門はニンニンジャーに新たなる力を得ていることをまだ知らない。「ね、お兄ちゃん」とシロニンジャー=風花が何か案があるらしく実兄の天晴を伺った。しかし「うるせぇなぁ、引っ込んでろ!」と天晴は突っぱねた。それでも風花は引き下がらず「お兄ちゃん! 私にいい術があるの!」声を荒らげて迫った。「何だよ! 言ってみろ!」そこで風花はガシャドクロ攻略の重要点を挙げた。「あのガシャドクロのブーメランは投げ方に一定のパターンがあるの」「一定のパターン―――」天晴の語気が和らぎ、ここはアオニンジャー=クラウドが「どういうパターンを持っているんだ」と尋ねた。そこで風花は説明に入った。「あのブーメランは反時計回りに回りながら敵に向かって縦一直線に投げているの」「それ、本当か」と天晴が声を上げて説明の真贋を確かめた。「うん、さっきから見ていて思ったの そこで私にいい術があるの」「どういう術なんだ」「あのブーメランをシュリケンジンのお腹すれすれまで投げてきて、一気にジャンプ、シュリケンジンをガシャドクロの背後に回ってガシャドクロがお見舞いさせてもらうの。」「つまり、あのブーメランを逆手に取って倒そうという訳か」と霞が風花の狙いを確かめると「その通り。解った? お兄ちゃん」「そんぐらい解ってるよ。 さあ、行くぜ」天晴は妹の意見を汲み入れ、彼の心が開いた。天晴は「さあ、来な」懲りずにブーメラン攻撃をしてくるガシャドクロに挑発しかけた。ガシャドクロは腹部からブーメランをシュリケンジン目がけて投げたが寸でのところでシュリケンジンに交わされ、シュリケンジンが背後に回ったおかげで逆にブーメランがガシャドクロを襲った。そしてガシャドクロは自らのブーメランによって三つに切断され倒される。6 いきなり狂機獣ジェノコーストがシュリケンジンを狙ってきた。「来たな、狂機獣」「初めての敵だからと言って油断しちゃだめよ」と助言する霞。一方ジェノコーストのメインコントロールルームにいる九衛門は「全く他愛無いわね。あんな下品な玩具も倒せられないんだから――― 小型爆撃機編隊で倒して見せるわよ 小型爆撃機編隊、出撃」と小型爆撃機編隊出撃の号令を三度下し、ジェノコーストの両翼から小型爆撃機が発進してきた。シュリケンジン内部の神輿を担いでいるアオニンジャー=クラウドは「天晴、小物が来たぜ、小物から叩け」とジェノコースト小型爆撃機編隊の集中攻撃を優先にした。アカニンジャー=天晴はハンドル下部のスイッチを押して小型爆撃機編隊に両腕から連続小型火弾の忍法一条火球(にんぽういちじょうひだま)で次々と小型爆撃機編隊を墜落して行き、小型爆撃機編隊は全滅した。7 ジェノコーストメインコントロールルーム内の九衛門は「ふふふ、これから本当の力を見せてやるわよ、甘く見るなよ。」と自信たっぷりな言い方をした。両翼から鋭い刃が突出し、機頭部から連続ミサイルを放ってシュリケンジンを苦しめた。更に両翼から突出した鋭い刃が勢いを増して襲い掛かった。シュリケンジンは手が出せない。「お兄ちゃん、もう駄目!」と風花は声高らかに甘んじていた。「天晴、新しい武器は一度しか使えねぇぞ」とクラウドは慎重な物腰で言った。執拗に両翼の刃攻撃に苦しむシュリケンジン。そして連続ミサイルとレーザー攻撃にも手が出せず、反撃する余地がない。「天晴、こうなったら新しい武器を使え」というクラウドの一言が新必殺技を使う時を迎え、反撃に転じる時が来た。ニンニンジャーは火の鳥シュリケンを用意し、好天に教えられた通りにセットした。シュリケンジンドラコ形態に変形した後天晴は「よし、シュリケンジン火の鳥を使うぞ、シュリケンジン火の鳥!」と左側のレバーを強く前に押した。凪、霞、風花の三人は火の鳥シュリケンを時計回りにぐいっと上手く回したが、ぐううっとクラウドは負傷した左腕の痛みが身体全体を襲った。その為シュリケンジン火の鳥は失敗した。傷口から血が流れ、クラウドは過酷な試練から避けずに「すまねぇ、もう一度やってくれ」と天晴に謝り、二度目の挑戦を望んだ。クラウドの失敗によってシュリケンジンドラコは更に苦戦を強いられる。それでも天晴は諦めずに二度目の挑戦に賭けた。「よし、行くぞ、シュリケンジン火の鳥!」再び左側のレバーを強く前に押し同時に凪、霞、風花も火の鳥シュリケンを回した。「ぐわーっ!」とクラウドは声を上げ、必死な思いで火の鳥シュリケンを回し、過酷な試練にぶつかった。8 シュリケンジンドラコは飛び上がり、シュリケンジンドラコの全エネルギーを収集し、熱に転換する。だがジェノコーストの攻撃は怯まなかった。熱から焔へと昇華し、上空2000mの段階でぴかりと光が煌めく。光から鳳凰形態に変形し、素早く右へ飛びながら翼が次第に大きくなる。ジェノコーストが鳳凰形態を追跡し、機首部のレーザー光線を放とうとした瞬間黄金の光がジェノコーストの前に煌めいた。「む、な、何なの、この光は―――」あまりの輝やしさに九衛門は視線を後ろへ反らした。正面のガラス窓に視線を向けると「こ、これは何なの、一体」と九衛門は想像もつかなかったシュリケンジンドラコの新必殺技の出現に九衛門の声は嗄(しわが)れ、シュリケンジン火の鳥が接近し、レーザー光線で応戦したにもかかわらず、シュリケンジン火の鳥は狂機獣ジェノコーストを急スピードで燃やして粉砕した。九衛門は接近直前に専用の小型飛行機で避難した。シュリケンジン火の鳥が日本最大の危機を乗り越えた。9 廃墟と化した伊賀崎邸の上に立つ天晴達五人と好天と旋風。クラウドは負傷した左腕の再治療を既に受けていた。「勝ったんだね、俺達は―――」新たなる敵・狂機獣に対抗することが出来ただけでもクラウドは嬉しかった。「うん、勝てるさ、俺達は―――」天晴は妖怪以上の戦闘力を誇る狂機獣の前に決して後ろを振り向かずに何体でも倒してみせる、と沈んでいく夕焼けの太陽に向かって誓った。 ●次回予告伊賀崎好天は地下十階の隠れ蓑内倉庫から一冊の文献を取り出して目を通す。それは新勢力に纏わる諸説である。戦いも新勢力に纏わる諸説を巡る新展開に突入する。次回手裏剣戦隊ニンニンジャー『幕を開けた諸説乱闘記』にご期待ください。
Jul 27, 2015
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1 ニンニンジャーが到着した伊賀崎邸は狂機獣ジェノコーストの小型爆撃機編隊によって嵐のような爆撃を受け、自衛隊空軍編隊はジェノコースト機首部からのレーザー光線を喰らって全滅する。又自衛隊陸軍戦隊編隊は機首部の連続ミサイルの餌食となった。そして自衛隊戦艦部隊もジェノコーストのレーザー光線を喰らい、ジェノコーストには適わなかった。「東京は火の海と化した、小型爆撃機編隊、一先お戻り!」十六夜九衛門(いざよいきゅうえもん)の指揮で小型爆撃機編隊はジェノコーストに戻った。伊賀崎邸に戻った天晴達五人は廃墟と化した邸に視線を凝らした。父の旋風と祖父の好天の姿が見当たらなかった。「嘘だろ---」と呟く天晴。「もしかして、お父さんとお爺さんは死んじゃったのか」とキニンジャー=凪は彼の現在の心境を無視するように言った。しかし凪の無頓着な言い方に反応し、天晴はきっと視線を彼のほうへ向き、怒りの籠った表情で「馬鹿野郎! お父さんとお爺さんは生きているんだよ!」と怒号をぶつけて凪を右拳で殴った。殴られた凪は立ち上がり、「この野郎! 貴様!」天晴を殴り返した。天晴と凪の激しい殴り合いの報酬が繰り広げられ、「辞めろよ、天晴・凪、てめぇらが何回殴りあっても解決しねぇよ。」クラウドが仲裁に入り、「そうよ。クラウドの言う通りよ。お父様とお爺様を五人一斉で探し求める方が先よ。発見したら生きているか死んでいるか分かるんじゃないの。」とモモニンジャー=霞は好天と旋風探索を優先した。「わかったよ。霞に言われちゃ仕方ねぇか。よし、親父とじーさんを探すぞ」天晴は好天と旋風探索の決断を下した。五人は瓦礫が散りばめられている伊賀崎家の土地の中で必死に好天と旋風探索に勤しんでいた。2 「ほほほほっ、これでシュリケンジンはいない。ガシャドクロ、思う存分暴れまくるがいい」九衛門はシュリケンジンが出て来ないと判断し、ガシャドクロを伊賀崎家の土地に送り込んだ。天晴達五人は早速ニンニンジャーに変身して忍シュリケンからオトモ忍を呼び寄せて再びシュリケンジンに合体する。「シュリケンジンは無傷だったのか。ガシャドクロ、シュリケンジンを叩き潰せ」と九衛門は想定外のシュリケンジン出現に一瞬ぎくっ、と驚くが平然さを取り戻した。ガシャドクロ腹部のブーメランにシュリケンジンは苦戦する。「天晴、今度は俺の番だ。」とクラウドにバトンタッチしシュリケンジンドラコへ変形しようとした時、ブーメランがドラコ丸頭部に刺さり、クラウドの腕が負傷する。更にニンニンジャーのメカは消えてしまう。「ほほほほっ、ニンニンジャーではガシャドクロに対抗できないわよ。」勝利を確信する九衛門。モニターから牙鬼幻月が映し出され、九衛門がガシャドクロでシュリケンジンの滅亡を報告すると「いいぞ九衛門、今度は東北と北海道だ。東北には原発があるぞ、人間が造った原発を狙え!」「ははっ」幻月は東北地方の原子力発電所全壊を指示し、「東京郊外はガシャドクロに任せて、ジェノコーストよ、東北へ向かいたまえ」ジェノコーストはガシャドクロに東京近郊の襲撃を一任し、東北地方へ向けて飛んで行った。3 クラウド以外四人は無傷だが、クラウドはガシャドクロ腹部のブーメランがドラコ丸頭部に刺さり同時に左腕にガラスの破片が突き刺さっていた。天晴達五人はすぐ仮設病院に駆けつけた。幸いクラウドの命に別条がなくクラウドに安静するように医師に指示される。左腕が負傷したクラウド。行方不明の旋風と好天。果たしてガシャドクロと狂機獣ジェノコーストに勝てるのか? 五人の心は沈み不安が過った。クラウドは「すまねぇ、足手まといになっちまってよ・・・」と自らの過失を悔んでいる気持ちで謝った。風花は「足手まといになっていないわよ」と励まし、霞は風花の言葉を繋ぎ、「何も落ち込むことはないわよ、一所懸命やっているじゃない。前向きになろう」とアドバイスした。しかし熱血漢の天晴はクラウドの前に近寄り「おい、おめぇはもう要らねぇよ、さっさと帰りな」「天晴---」クラウドは今の自分の心情を認めるわけには行かなかった。「てめぇは何時から甘ったれのガキになっちまったんだよ! ええ、おい、言ってみろ!」とクラウドを脅かす言い方で彼に迫った。「・・・・・・」慌てふためき返答ができないクラウド。そこへ風花がクラウドに助け船を出し、「止めて! お兄ちゃん。 今私達の気持ちはどういう気持ちかわかる? ガシャドクロと妖怪より強い敵が挑戦してきたのよ。 私も霞お姉ちゃんも凪ちゃんもクラウドお兄ちゃんも攻略法を真剣に考えているのよ! お兄ちゃんは只八つ当たりしているだけじゃない! それじゃあの牙鬼軍団と同じよ!」風花の言い方はまさしく正論であった。天晴は凪だけでなく左腕が負傷しただけで御用済みにするクラウドまで怒りをぶちかまける行為は正に牙鬼軍団と同類であった。」「---」天晴は妹に厳しく指摘され返す言葉が出なかった。「わかったよ、さあ、親父とじーさんを探そうぜ」と何時もの明朗な天晴に戻り、瓦礫の山となった伊賀崎邸へ急いだ。4 伊賀崎邸に着いた途端、天晴は父の旋風と祖父の好天が無傷で立っている姿を見て「あれ、親父、じーさん、骨と皮となって生きていたの」と冗句を言い漏らした。風花も「お父さん、お爺さん、無事で良かったですね・・・」と喜び、ほろりと涙を流した。「さっきガーガー言った癖に泣くなよ」と言った後クラウドが出てきて「すいません、私の不注意で左腕が負傷しました」と包帯を填めている姿を好天と旋風に見せ、過失を報告した。「大丈夫か?」「どういうふうに怪我をしたんだ」と好天は負傷発生を問い質した。クラウドは「ガシャドクロのブーメランがドラコ丸頭部に刺ってガラスの破片が突き刺さりました。」「そうか、心臓或いは脳に突き刺さなかったのが幸運だな」と旋風はほっとした表情で喜んだ。「それよりどうやって逃げたのですか?」凪が訝しげになって尋ねた。好天は「地下の奥深い隠れ蓑だよ」とさっさと応え、五人は「地下の奥深い隠れ蓑! 何それ?」と地下の奥深い隠れ蓑の存在を初めて知って驚くのは無理もない。「まあ、とりあえず地下の奥深い隠れ蓑へ来なさい。」好天の案内で旋風と天晴達五人は堀の中の梯子を下りて地下一階の扉を開き、只管階段を下りて行った。そして地下十階に伊賀崎家の隠れ蓑があった。今回のようなケースの為に緊急避難時に設置され、飲食物が確保されている。他にも敵の牙鬼軍団に察知されないように倉庫も密かに設けている。そこで好天は狂機獣ジェノコースト攻略を真剣に説明した。「牙鬼軍団は学識があり、戦略性を重視するようになってきた。今回の狂機獣ジェノコーストクラスの大型要塞を倒すには新しい武器で討つしかない! 名付けて“シュリケンジン火の鳥”だ!」「シュリケンジン火の鳥!」天晴達五人は新必殺技の名前に声を上げた。旋風は倉庫からクラッシュケースを好天の横に用意し、好天は新必殺技“シュリケンジン火の鳥”の使用方法を詳しく説明した。「先ずシュリケンジンをシュリケンジンドラコに変形する。次にニンニンジャー全員“火の鳥シュリケン”を用意し、神輿はアカニンジャーが座って左側のレバーの上に差し込む。同時に他の四人は担ぎ部分に填める。次にアカニンジャーが「シュリケンジン火の鳥!」と叫んでレバーを前に出す。他の四人は“火の鳥シュリケン”を一斉に時計回りで回してシュリケンジンドラコの全エネルギーを集める。シュリケンジンドラコは飛び始め、シュリケンジンドラコの全エネルギーと空気の摩擦で熱から焔に転じてシュリケンジンドラコを覆う。上空2000mに達したらシュリケンジンドラコの光が煌めき、垂直で火の鳥の翼が大きくなる。そして再び黄金の光が煌めいてシュリケンジンドラコの全エネルギーが20000度の火の鳥となる。但しこれは莫大なエネルギーを消費する。アカニンジャーがレバーを前に出して他の四人の“火の鳥シュリケン”を一斉に回すタイミングが1秒でもずれたら作動しなくなり只一度しか使えないから危険を伴う。」「たった一回―――」天晴達五人揃って枯れた声で呟き、顔が蒼ざめた。「うむ、一回だけだ」好天は厳しい方で説明を締め括った。「クラウド、左腕に負担を掛からないように身の安全を考えることだ。」「はい」と返事すると、忍者からの情報によりガシャドクロが相模原市西部に出現し、天晴達五人は立ち上がり、火の鳥シュリケンをもって天晴は「行くぜ!」と導き、同時にクラウドは左腕にはめている包帯を引き裂いた。天晴達五人は譬えクラウドの左腕が負傷していてもシュリケンジン火の鳥に全てを賭けなければならなかった。
Jul 26, 2015
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5既に巨大化されているバクは京都市内の破壊活動に没頭していた。その時シュリケンジンがバクに挑んできた。バクの火炎攻撃は相当威力があり「厄介な妖怪だね」と風花=シロニンジャーの言葉通り厄介な相手であった。苦戦している息子達の姿を見る度に旋風は「父上、あの妖怪を倒す術はありますか?」と焦燥気味になって尋ねる。「待て、儂も考えている」と好天もバクの攻略法を検討していた。その時旋風がキンジに捕縛され、慢心しきったキンジ自ら好天配下の妖怪・烏丸の出現に慌てふためていた様子が頭中に過り、「そうだ、あの火炎攻撃にはバクの心理を貫くしか方法がない」「では、あの火炎攻撃を封じるにはバクの過信を狙えばいいんですね。」「そうだ、人間同様慢心しきって不確実性の行為が計画失敗に繋がるケースが多々ある。即ちバクの計算不足のところを突くのだ。」「ニンニンジャー、お爺様の言葉をよく聞くんだ。」と言葉は旋風から好天に繋いだ。「ニンニンジャー、バクを過信させて慢心しきるのだ。」「では、ひょんな処でバクの心の隙を突く訳ですね」とキニンジャー=凪が早口で尋ねてくると「そうだ、危険だがバクを仕留めるには奇襲戦法しかない。」「はい」と了解したニンニンジャーはシュリケンジンの動きを止めた。「これでニンニンジャーは観念したな。死ね!」とシノビ丸が咄嗟に離れ、突然消えたら瞬時にシノビ丸がバクの心臓を狙って蹴り技でバクを軽く刺した。するとバクの体力が次第に低下し、脚が折れ死に際に至っている。シノビ丸がシュリケンジンに合体し直した後大型要塞が京都市の洛西ニュータウン方面から四条通りに沿って接近してきた。6大型要塞から50機の小型爆撃機編隊が次々と発進し、三角形状のスクラムを組んで京都市の烏丸方面に近づいてきた。満身創痍のバクはシュリケンジンとともに視線を凝らし、「な、何だこれは---」「こ、この馬鹿でかい要塞は---」とバクが尋ねると「この要塞は私が発明した“狂った機(からくり)の獣(けだもの)”・狂機獣ジェノコーストと呼ぶのよ、小型爆撃機編隊25機はシュリケンジンとバクを狙え、残り25機の小型爆撃機編隊は京都大学付近を狙え!」と九衛門からの号令が下され、小型爆撃機編隊から降り注がれる爆弾は間髪いれず雨のように降り注がれ、「うぁあああーっ!」「きゃあああーっ!」という京都市民の悲痛な叫びと同時に「ぐぁあああーっ!」というバクの最期が悲痛な叫びによって顕われていた。「小型爆撃機編隊、戻れ!」小型爆撃機編隊はジェノコーストに戻り、このまま東へ進撃した。シュリケンジン内部のモニターから十六夜九衛門の姿が映し出され、「貴様、何でバクを殺したんだ!」「あれは囮、戦闘できない状態では邪魔なのよ、お解り?」九衛門はジェノコーストの小型爆撃機編隊によって非業の死を遂げたバクを一瞥し、「解る訳ねぇだろう!」「そう、ではこれから素晴らしい物を見せてあげるわよ、ほほほほ」と勧告した後九衛門の姿はぷつりと消えた。7狂機獣ジェノコーストは東へと進軍し、「小型爆撃機編隊、発進せよ!」という号令の下でジェノコースト両翼部の小型爆撃機編隊が一機ずつ次々と出撃し、スクラムを立てた。横浜上空から九衛門は「小型爆撃機編隊、ジェノコースト一斉攻撃開始!」と次は横浜市を狙撃した。ジェノコーストのレーザー光線と大型ミサイル、そして小型爆撃機編隊のぽんぽんと降り注ぐ連続爆弾が横浜市を全壊に陥れた。その後ジェノコーストと小型爆撃機編隊は東京と多摩地区に集中攻撃をしかけた。好天・旋風父子はクラッシュケースを持って伊賀崎邸の隠れ蓑へ避難する。父と祖父を心配して東京へ急ぐニンニンジャーは川崎に足を止め顔が蒼ざめた。そしてニンニンジャーの前に絨毯攻撃を受ける伊賀先家があった・・・・・・・ (次回へつづく)●次回予告父・旋風から天晴達に新兵器“火の鳥シュリケン”を与える。大型要塞の狂機獣ジェノコーストの前にシュリケンジンドラコ自ら火の鳥になって反撃に出る。次回手裏剣戦隊ニンニンジャー『大反撃! シュリケンジン火の鳥』にご期待下さい。
Jul 19, 2015
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1牙鬼幻月は戦略性を高めるため「お前ら、妖怪ばかり送り込んでいたら何時まで経ってもニンニンジャーは倒せぬ。これからは“狂った機(からくり)の獣(けだもの)”・“狂機獣”を大量生産しないと日本侵略は果たせぬ。九衛門(きゅうえもん)、狂機獣はどの位まで完成しておるのだ」主力兵器を“狂機獣”に変更する方向性を決め、狂機獣製作を十六夜九衛門(いざよいきゅうえもん)に当たらせていたのだった。「まだ七分通りです」と九衛門がそう答えると「遅い! もっと早く造れ!」「しかし、要塞型なのでどうしても時間が掛かります」と慎重さを主張する九衛門。幻月は「止むを得ぬ---」と歯痒い言い方で承諾した。「伊賀崎のことだ、要塞を倒す下らないものを製造しているに違いない。正影、お前の配下・キンジを使って下らないものを製造しているかどうか確かめるのじゃ」「畏まりました。」と晦正影(つごもりまさかげ)は幻月からの命令を忠実に遵守し、キンジを呼び寄せて新兵器開発の情報を掴ませるように伊賀崎家へ送り込ませた。2キンジは卓越な疾走力で伊賀崎家へ赴いた。到着すると「おお、キンジか、待っていたぞ」と伊賀崎好天はキンジの到着に首を長くして待っていたのだ。「おめでとう!」と天晴は「さあて、これからパーティーの準備をしようぜ」と和気藹藹にキンジの弟子入り記念パーティー準備に取り掛かろうとするが「待て、天晴」と好天に制止される。そして「新兵器の製作状況を確認するほうが先だ。」と止められる。「わかったよ。」と天晴はがっくりと肩を落とした。好天は「では、隣の母屋に行くぞ。」と六人を先導して西側に位置する伊賀崎家の母屋へ足を運んだ。この母屋は旋風(つむじ)が十八歳の頃まで住んでいて、今は新兵器開発の研究所に改造されている。母屋に着くと一同は靴を脱いでからつかつかと階段を上り、六畳一間の旋風の部屋へ足を踏み入れた。襖先に足を止めると好天は「旋風、新兵器はどの位まで進んでいる?」と新兵器開発の進捗度を尋ねた。旋風は顔を好天の方へ向いて「つい今しがた完成しました。後はテストします。」「合格したら---」「このまま戦闘に登用します。」と好天と旋風が会話している間にキンジは密かに母屋を出て右側の邸前の庭で「正影様、伊賀崎旋風が新兵器を完成しました。後はテスト段階に入るところまで来ています。」とスマホで密かにLINEで密告していた。3一方牙鬼軍団では大型要塞の狂機獣・ジェノコーストが遂に完成し、超弩級の圧巻な威容に牙鬼幻月は「おお、これは何と---」と身震いしながら喜んでいた。「御覧下さい、こちらが連続ミサイル、あちらがレーザー砲、翼の両端に小型爆撃機収容口と滑走路を設けました。」と幻月は九衛門からの説明を真剣に耳を傾け、「あの四角い物は何だ?」と伺った。さらに九衛門からの説明が続いた。「ジェノコーストのメインコントロールルームです。小型爆撃機は50機搭載します。」「おおっ、見事だ。これなら日本を制圧することが出来るぞ。九衛門、上級妖怪を出してそいつを囮にしろ」「はっ、上級妖怪バク、姿を現せ」幻月の命令で九衛門は上級妖怪バクを招いた。「お呼びでございますか? 幻月様」「お前はこれから京の都へ行け、京の都を擾乱させるのだ。」「ははっ、では入って参ります」バクは京都侵略を開始し始めた。「ジェノコーストの指揮は九衛門、お前に一任する。」「え、私が---」九衛門は幻月が下した突飛な命令にきょとんとしていた。幻月は「当たりめぇだろうが! 馬鹿者! 貴様が言いだしっぺだ。言いだしっぺは言いだしっぺがけりをつけるのが筋だろう。しかも狂機獣を作り出したのはお前だろう」と物事の本筋を通した。なぜならば大型要塞の狂機獣・ジェノコーストは牙鬼幻月自ら開発に没頭しておらず、十六夜九衛門が開発したから幻月の言辞は正論である。狂機獣製造工場へ足を運んだ九衛門は小型爆撃機が両翼内部に一機ずつ滞りなく収納され、九衛門を目撃した兵士は「小型爆撃機がまもなく搭載を完了します」と告げ「それでエンジン部分は?」「はっ、異常なしです」「最後まで点検を抜かるなよ」と整備担当兵士に言い残した九衛門は機頭部顔面から入り、メインコントロールルーム直結のエレベーターに乗ってメインコントロールルーム内に辿り着いた。「コントロールシステムの武器の方はどうなの?」「はい、連続ミサイル・レーザー光線ともに異常ありません」「敵機襲来キャッチシステムはどうなの?」「はい、こちらも正常です。」と九衛門はメインコントロールルーム内のシステムを具に確認し、兵士達はシステムの正常を判断した。「よし、ジェノコースト・発進!」ついに九衛門は狂機獣・ジェノコースト発進の合図を声高らかに上げた。下の滑走路上に速度を上げて前進し岸壁を模した扉が開き、波が大きくせりあがるとともに海の飛沫を散りばめて狂機獣ジェノコーストは東京へ向かって飛んで行った。まさに初の狂機獣にふさわしい門出であった。4好天と天晴達五人は伊賀崎家の母屋を出た瞬間を狙い、キンジは母屋内まで飛びこんで密かに旋風の部屋へ潜伏していた。旋風は「き、君はさっきの---」「ふふふふ、さあ、そいつをよこせ!」慌てふためき新兵器を急いでクラッシュケースに収容した。「渡さないとこうだ!」キンジの右腕にマシンガンが内蔵され、旋風を脅かした。「さあ、渡すか、渡さないか、はっきりしろ」「断る! 断じて渡さん」旋風はキンジの脅迫に峻拒した。「それでも渡さぬなら俺の為に一役買え」左腕から鎖を放ち、旋風の身体と両腕を巻いた。そしてキンジは廊下に立ち、マシンガンで外の襖をぶち破いて旋風を吊るし上げた。「お前ら、これを見ろ」キンジを捜索中の好天と天晴達五人に向かって吊るしている旋風の捕縛を見せつけた。衝撃が奔る六人。まさか三十分前まで旋風が新兵器を開発している姿を見ていたのに何故、キンジは旋風を誘拐していたのか? 好天と天晴達五人は想像することが出来なかった。天晴は「お前、親父を生け捕りにして何をする気なんだ!」と喚いた。「こいつの持っている新兵器を横取りにして牙鬼軍団の為に使うのさ、それにはこいつが邪魔なのだ! お前らも邪魔だ」「煩せぇ!」「血も涙もねぇのかよ! 行くぞ、天晴!」クラウドは天晴を連れて母屋へ行こうとするが、「待て、天晴、クラウド。」「じーさん、何で止めるんだよ!」と天晴は祖父に制止され歯痒い気持ちでいきり立った。「こうなったら打つ手がある。」好天は冷静な態度を示して半袖のシャツに付いているポケットから一枚の絵札を用意した。「烏丸、頼むぞ」好天が投げつけた一枚の絵札から好天配下の妖怪・烏丸が出現し、キンジに向かって飛んで行った。キンジのマシンガン攻撃を巧みに交わして、旋風を縛り付けている鎖を鋭利な羽根で咲いて落ちていく彼を素早くキャッチした。そして好天の元へ届けてから高速飛行で再び飛んで鋭利な爪でキンジを貫き、「うわーっ!」とキンジは母屋の二階の廊下先から落下し、爆死した。 キンジはアンドロイドだっ「烏丸、戻れ」と好天の言葉で烏丸は一枚の絵札に戻った。忍者からの情報を受けた好天は「何、京の都に妖怪が蹂躙している?」とつい今しがたまで京都に妖怪が暴れまわっている事態を知る由もなかった。「わかった。ぐずぐずしてはいられぬ、今から京都へ飛んでくれ」情報を知った後好天は天晴達五人に視線を向けて出動を命じた。
Jul 19, 2015
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■重三の命令通りシティオージャは腹部四基のミサイルランチャーからミサイルを四連発し、“忍隠れの城”を蹴散らした。“忍隠れの城”が間髪入れずに破壊され、城を失った辰之助は未曽有の惨状を只茫然と立ちすくんでいた。辰之助の失意のどん底から救い出そうと、と思いニンニンジャーは怒りを込み上げて「重三! くたばれ!」と叫びながら忍者刀を片手に重三に対抗する。重三は目を逸らして「よし、シティオージャ、尾張名古屋を潰してしまえ!」と命令した。シティオージャはずんずんと名古屋市内へ歩み寄り、国防軍空軍戦闘機部隊が名古屋を守ってもミサイルランチャーによって全滅。自衛軍陸軍部隊がシティオージャを攻撃しても胸中からのレーザー光線によって壊滅。名古屋港前の三河湾上に国防軍海軍の戦艦部隊が駆け付け攻撃を加えるが、シティオージャは一旦名古屋港へ戻り、レーザー光線の餌食になった。一方重三に立ち向かっているニンニンジャーは重三に圧されて苦戦気味だった。シティオージャは剣を出して名古屋市内へ戻って建設中の高層ビルをミサイルランチャーで破壊し、栄町のテレビ塔と名古屋城を切り裂いて破壊活動を続けた。■シティオージャの破壊活動は更に激化し、名古屋市内は最早風前の灯であった。「ニンニンジャーよ、あれを見たまえ」重三が名古屋市内に向けて指を差し、ニンニンジャーと好天と辰之助は名古屋市内に視線を投じた。思わず驚愕するニンニンジャーと好天と辰之助。「弓張重三、これが狙いだったのか!」という好天の詰問に重三は「はははは、ニンニンジャーをここで釘づけにしてシティオージャで尾張名古屋全体からじわじわと日本全国を“死の国”にするのだ。そして八角が持っている秘密を潰すのだ、解ったか!」と自らの作戦を吐露した。好天は紅潮し切った表情で「ニンニンジャー! 重三を後回しにしてシティオージャを先に倒せ!」と指示しアカニンジャーは「わかったぜ! じーさん」と了解し忍者刀を閉まってからシュリケンジンでシティオージャの暴走を食い止めた。名古屋市内の街並は瓦礫の山となり、ガラスが街中に散らばっていた。「シティオージャ、儂の処へ誘き寄せろ」という重三の声に反応してシティオージャは翼を拡げて重三のいる中部国際空港まで飛んだ。シティオージャの後を追うシュリケンジン。中部国際空港の前でシュリケンジンはシティオージャの四連発ミサイルとレーザー光線をもろに喰らいばたんと倒れる。「ふっふふふふ、その調子じゃ、よし儂も参ろう。」重三がふっと消えた途端に重三自らシュリケンジンの頭に回って、巨大化する。「シティオージャ、行くぞ」シティオージャは再び剣を出し、重三の腰から刃を構えた。「シュリケンジン、立て!」と叫ぶ好天の声がシュリケンジンに伝わり、立ち上がるがシュリケンジンはシティオージャの剣によってシュリケンジンの腹部外壁に損傷を与え、刺していく。重三の刃はシュリケンジンの背中も傷つける。「このままではシュリケンジンだけではなくニンニンジャーも危ない、アカニンジャー! 火の鳥シュリケンでシュリケンジン火の鳥に成れ!」と好天は苦戦している孫達に大声でこう伝えた。シュリケンジン操縦席にいるアカニンジャーは「わかったぜ! シュリケンジンドラコに変われ」シュリケンジンをシュリケンジンドラコ形態に変えて操縦席の上に火の鳥シュリケンを填めて、アオニンジャー以下四人の戦士も担ぐ部分の先端部に差し込んだ。「行くぞ! シュリケンジン火の鳥!」アカニンジャーは強く叫び、レバーを強く前に押した。シュリケンジンドラコは上空へ飛びあがり、「シティオージャ、追え!」と命令しシティオージャも再び翼を拡げて追跡した。猛烈の炎がシュリケンジンドラコの傷ついた身を纏う。シティオージャと重三の連続ミサイル・レーザー光線・弓矢のトリプル攻撃は怯まない。上空2000mに達すると煌めく黄金の光でシティオージャは三河湾へ落ちる。「ええい! たかが光ごとぎで躓いてはならぬ!」と重三はシティオージャを怒鳴り散らす。上空2000mの空中から燃える鳳凰が速度を増しながら大きくなり垂直に飛ぶ。「シティオージャ、あの火の鳥を墜落させるぞ」重三とシティオージャは下から執拗に攻撃を加える。火の鳥が消えると「ぬ、また消えたぞ」重三は落ち着かない態度に転じた。いきなり重三とシティオージャの前に黄金の光が大きく輝き、シュリケンジン火の鳥は燃えながら重三とシティオージャに向かって飛んでいく。シティオージャは剣で息を増して切ろうとし重三も刃で激しい勢いでシュリケンジン火の鳥を切ろうとするがシュリケンジン火の鳥は容赦なくシティオージャと重三を貫いて「うわーっ!」と重三は雄叫びを上げてシティオージャとともに木端微塵に吹き飛んで大爆発した。これが蛾眉雷蔵の上司・弓張重三と“都の王”こと狂機獣・シティオージャの最期であったと同時に日本全国を“死の国”にする重三の陰謀はシュリケンジン火の鳥によって消滅した。シュリケンジン火の鳥は碧空の彼方へ飛んでいく---■弓張重三との戦いは終わった。しかし伊賀に聳え立つ“忍隠れ城”は荒く砕け散った瓦礫の破片しか残っていない。辰之助は跡地を歩き回った。これから何処へ身を寄せればよいのか? 辰之助の顔に苦渋の色が浮かぶ。ところが辰之助の足元に漆塗りの黒い箱が置いてあった。紐を解いて蓋を開けると一冊の文献が入れてあった。“巴羅大国記”という題名が文献に飾っていた。自らを地下牢へ幽閉し弓張重三が長らく“忍隠れ城”の玉座に君臨していた“真の目的”が関係していたことを考えると辰之助はその文献を秘匿していた自らの甘さに恥じていた。蓋を閉じ、紐をきつく縛った。伊賀崎好天は辰之助の前に歩み寄り、「伊賀崎さん、この箱には大事な文献があります。ご自宅へお戻りなされたら是非読んでください。」と文献を箱ごと好天の手元に託した。「分かりました。家に帰ったら必ず目を通します。八角さん、貴方はこれからどうなさるつもりですか?」と辰之助の身を案じて尋ねた。「私はこれから“忍隠れ城”の再建に取り掛かるつもりです。」「そうですか、頑張ってください」と励まし固く握手して「それでは、孫達がいますので失礼させて頂きます。」伊賀崎好天は背中を振り向き好晴達のいるところへ近づき、“忍隠れ城”跡地を去って行った。黒い漆塗りの箱に“巴羅大国記”の文献がはいっていることを好晴達ニンニンジャー・好天の六人は誰も知らない--- (了)
Jul 15, 2015
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■伊賀崎好天は東京から東海道新幹線のぞみ20号に乗り、二時間で名古屋に到着し、名古屋から名鉄特急“ミュースカイ”で一路中部国際空港へ向かった。好天は中部国際空港の駅舎を出てつかつかと旅客ターミナルビルへ足を運んだ。事件現場の前に警察官と警備員が立ちはだかり、報道陣と興味本位で見ている人達・家族又はその関係者の安否を確かめたい人達を遮っていた。好天は群衆の中から割り込み首を伸ばして見届けた。事件はまだ侵攻中であり、好天は目を瞠った。旅客ターミナルの客達は血まみれになって倒れていた。航空機は滑走路に止まっている状態である。群衆の人に「何でこのように操られているのですか」と聞いてみた。群衆の男性の人は「確か、名古屋城の方でデモ行進していましたよ」とぶっきらぼうに応えた。感謝した後群衆から離れて好天は先ず何処から着手すればよいのか、思案に暮れていた。「そうだ」好天は声をあげ、踵を返して内ポケットから一枚の絵札を用意し、烏丸に変形し、名古屋城は烏丸に任せて伊賀の“忍隠れ城”へ向かった。■好天は伊賀の“忍隠れ城”に到着した。門番が至る所に立っている状態では迂闊に侵入することが出来ない。もう一枚の絵札を用意し、牛衛門に変形したら好天は牛衛門の上に乗って白壁を角で斑破いて地下牢へ急行した。上手く地下牢まで辿り着くことが出来た牛衛門は両角で牢の扉を破り、八角辰之助救出に成功する。辰之助は牛衛門の背中に乗せて脱出するが、重三の密偵が立ちはだかる。だが重三の密偵はあっけなく貫かれ戦死する。「では、このまま中部国際空港へ向かうぞ、しっかり捕まってください、ハイヤ!」好天は辰之助を連れて牛衛門の凄まじい突進力で中部国際空港へ出向いた。■一方名古屋城内に装備された洗脳装置は烏丸によって既に破壊され洗脳装置を操っていた重三の密偵は脱出し烏丸は素早く飛んで重三の密偵を追跡する。その後洗脳装置は大爆発し、名古屋城にも危害を与えた。時を同じくしてニンニンジャーと名古屋市民と名古屋訪問客は覚醒し、共闘していた密偵二人は「お、おい、どうした!」「どうしたんだ! てめぇら!」と思わぬ事態に怯えながら声を高めた。「何やってたんだ、俺達は---」と訝るアカニンジャー。洗脳装置担当の密偵が戻ってきてリーダー格とサブリーダー格の密偵の前で土下座し、「申し訳ございません。洗脳装置があの鳥に翻弄されて破壊されました」と自らの過失を悔むように詫びた。「くそっ、重三様にご報告だ!」リーダー格の密偵は彼を蹴り、歯痒い表情で重三の居場所へ駆けつけた。密偵三人が戻ってくると重三は「何事じゃ」と彼らを見下した。「は、私が烏のけだものに翻弄された不注意で洗脳装置が破壊されました。」「今回の失敗を何卒ご罷免賜ります」「ええい、黙れ、失敗は罷り通らん」と三人の密偵からの要望を一蹴する重三。「儂の策に失敗したら貴様達三人をこの世から消えてもらう」重三は三本の弓矢を構えた。怯える密偵三人。重三の弓矢は容赦なく密偵三人の命を奪った。「役立たずめ」重三の言葉は密偵を粗末に扱い、まるで要らなくなったらすぐ捨てる日用雑貨品みたいな感覚が顕れていた。三人の密偵を追ってきたニンニンジャー。既に屍体となって転がっている密偵の姿に驚くアカニンジャーは怒りを込めて「てめぇには心がねぇのかよ!」と単身重三と対峙する。他の四人が束になっても重三の実力には適わなかった。「今回の儂の策を阻むのは何者じゃ」重三が自らの計画を妨害した人物をニンニンジャーに訊問した。いきなり牛衛門の背中に乗っている伊賀崎好天と八角辰之助・空を飛ぶ烏丸が出てきて「お、おい、爺さん!」「この人が八角辰之助?」アカニンジャーとアオニンジャーはまさか好天が密かに活動し、辰之助の姿に疑問を感じた。「お爺ちゃん、このペット何と云うの?」「このペットは牛衛門と烏丸というんだよ。牛衛門、烏丸、御苦労。戻っていいぞ」シロニンジャーは興味深けに求め、好天が軽く紹介した後牛衛門と烏丸は絵札に戻り、好天の内ポケットに戻された。「伊賀崎、貴様が張本人だな」という重三の問いに好天は決して動じなかった。「八角、脱獄したな」重三は怒りを込めた。八角は「お前はもう最後だ、観念して“忍隠れ城”城主を退き給え」と重三に“忍隠れ城”城主失脚を迫った。重三は「よかろう、“忍隠れ城”城主を退いて進ぜよう。しかし儂の幕はまだ続いているぞ」悪鬼のような表情で最後の最後まで諦めなかった。更に重三は言葉を継いだ。「第二幕は巨大な機が日本を征服する。九衛門、出せ!」「はっ」九衛門の号令が発して新名古屋火力発電所・名古屋市国際会議場・名古屋国際展示場が宙を舞う。火力発電所と二軒の施設が次々と積み重ねると同時に分離更に上下からはめた後合体する有様をアカニンジャー達一同は固唾を呑んで張りつめた空気の中でじっと見詰めていた。火力発電所と二軒の施設が合体し終わると顔と手とミサイルランチャー、剣の柄まで突出し、合体が完了した。すると「はーっ、はっははは、貴様ら、これが“都の王”にふさわしい巨大な機(からくり)、狂機獣シティオージャだ! さあ、シティオージャよ、“忍隠れの城”を破壊せよ」ついに狂機獣シティオージャが誕生したのだ。
Jul 14, 2015
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■一足先早く新名古屋火力発電所に到着した重三と九衛門。そこで重三は「間者共、来い」と五人体制の密偵を招聘した。「お呼びで御座いますか?」と重三のリーダー格の密偵が呼び寄せた目的を尋ねると「儂は中部国際空港へ行く。お前ら三人は名古屋城へ行ってニンニンジャ―と人間どもを捕えよ。捕らえたら中部国際空港に来い。」「ははっ」と了解したら風の如く疾走した。「お前ら二人は今から伊賀国の“忍隠れ城”へ行って八角を抹殺しろ」「ははっ」隊員格の密偵二人は重三の命を受けて伊賀の“忍隠れ城”へ出向いた。一方八角救出に躍起になっている天晴達五人は三角の牢獄へ急行するが、クラウドの足先に短刀がいきなり床に突き刺さり、一枚の紙が短刀の柄に縛っている。訝しげな表情で短刀を拾い、縛ってある紙を広げるとクラウドは「名古屋へ来い 素晴らしい物を見せてやる」と小声で読んだ。早速天晴の元へ急ぐクラウド。彼に会うと短刀と一通の手紙を渡して天晴はその文章に疑問を付して五人全員ニンニンジャ―に変身した。ニンニンジャ―は八角救出を後回しにして伊賀の“忍隠れ城”を後にした。名古屋駅桜通口へ着いた途端にニンニンジャ―は二人の密偵と遭遇する。地下道からいきなり名古屋市内の通りすがりの人々の群衆が邪鬼のように豹変していてじわりじわりとニンニンジャ―に迫ってくる。人々の群衆がいきなり暴走し、ニンニンジャ―は無抵抗のまま殴られ、蹴られ、虐待を受けていた。そこへ重三の密偵が割って入り、「行くぞ」と指示を与えた後訪問客・市民はまるでデモ活動のように西、さらに北へひしひしと歩いて行き、ニンニンジャ―は最後尾の列に並んで進んでいく。名古屋高等裁判所まで歩いて行くと重三の密偵は何時の間にかいなくなり出来町通り沿いの名古屋城交差点で曲がった途端に名古屋城金色の鯱鉾の像から強烈な光線を放ち「うわーっ!」とニンニンジャ―を苦しめた。ニンニンジャ―は重三の密偵三人の罠に嵌ったのだ。そしてニンニンジャ―も訪問客・名古屋市民と同様に善から悪へと一変し、重三の密偵二人は国道の車道帯、さらに高速道路を経由し重三のいる中部国際空港へ誘導した。中部国際空港へ到着した一同はリーダー格の密偵が空港利用客がともに殺されていても無表情のまま見ていた。「第一幕の仕上げに入るぞ!密偵ども、ニンニンジャ―、人間ども、行け!」と重三からの号令で一同は空港内を分散して、中部国際空港利用客、空港関係者を次々と惨殺し、同時にニンニンジャ―は滑走路を駆けて航空機破壊、機内ジャックなど悪辣な手段によって殆どの航空機は“悪魔のエアーライン”と化す。従って中部国際空港は弓張重三に洗脳された一般市民と訪問客の手で崩壊していき、弓張重三日本制服の前兆でもある。そしてニンニンジャ―も弓張重三の手下になっていることを伊賀崎好天・旋風父子はまだ知らない・・・■伊賀崎家に滞在中の好天・旋風父子は昼食中にニュース番組を見ていた「次のニュースです。愛知県常滑市の中部国際空港で大型テロと航空機内ジャックが発生しました。航空機内ジャックでは---」とアナウンサーが言ってくるとニンニンジャ―の行動が映り、好天・旋風父子に衝撃が奔った。まさかこんな行動に出てしまったとは--- 旋風には想像も付かなかった。「何てことだ・・・ これが夏休みの宿題なのか---」と好天はこう呟き、好天の呟いた言葉に責任が重かった。静かに箸を置く好天。すくっと席を立ち、好天は「これから中部国際空港と伊賀へ行ってくる。」と云い出した。しかし旋風は「え、中部国際空港へ行ってくるんですか?」と父を不思議な表情で見つめる。「そうだ、ニンニンジャ―の行為を確かめてからニンニンジャ―を正気に取り戻す。それに伊賀にも行って“忍隠れ城”の様子を窺ってくる。」「中部国際空港は先程ニュースでご覧なった通り現在利用客が妖怪二匹と・名古屋市民と名古屋訪問客によって被害が続出しています。それにニンニンジャ―が加勢して航空機を次々とジャックしています。」「天晴達五人に夏休みの宿題を与えたのはこの儂だ 航空機内の乗客は関係無い。航空機内の乗客を囮にしてニンニンジャ―を覚醒させる!」「無茶です! 今度は父上が大量災害容疑で逮捕されます!」「自分で蒔いた種を自分で刈り取ることが男の役目だ! おまえは儂の指令を待てばいい 行ってくるぞ!」と好天と旋風の間で中部国際空港テロ事件の解決を廻って議論が侃侃諤諤になり「行ってらっしゃいませ・・・」と旋風は声を細めて父を案じながら見送った。
Jul 13, 2015
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■ ニンニンジャーによって作戦が悉く失敗し、蛾眉雷蔵(がびらいぞう)を失った牙鬼軍団。一人の武人が牙鬼幻月の前に出現する。その名は“弓張重三”(ゆみはりじゅうさ)。亡き蛾眉雷蔵の上司であり、雷蔵を大事にしていた。重三と揉め事を起こす幻月は対立。晦正影(つごもりまさかげ)が間に入って二人の交戦を止める。幻月との交戦後重三は「拙者に策あり。愚かな妖怪共よりニンニンジャーと巨大な機(からくり)を利用するのだ」と云う。「儂は伊賀国に聳え立つ“忍隠れ城”を牛耳っている。八角(やすみ)辰之助の復権を阻止する為には“忍隠れ城”を破壊せねばならぬ。あともう一つ。尾張を始め日本全土を“死の国”にしなければならぬ。その第一幕として尾張名古屋海の建物にニンニンジャーを誘う。誘ったら駒と化す。」「八角を葬り、ニンニンジャーも葬ろうという訳か」と幻月は彼の狙いをほろりと呟いた。「その通り。八角には秘密がある。その秘密を潰さなければ牙鬼軍団に刃を差し向けるだろう。」重三が八角抹殺の意図を触れると幻月達三人は驚愕した。「ははは、その通り。第二幕は巨大な機・“狂機獣”で“忍隠れ城”は瓦礫と化す。」「ニンニンジャーを尾張名古屋海の建物へ誘う場所は何処ですか?」と訝しげに尋ねる十六夜九衛門(いざよいきゅうえもん)。重三は眼前の日本地図に向けて矢を一斉に放った。三本の矢は中部国際空港・新名古屋火力発電所・名古屋市国際会議場に当たった。更にもう一本矢を放つと伊賀にある“忍隠れ城”に的中した。「良いか、儂の間者とニンニンジャーと九衛門が一致団結して今から第一幕を始めるぞ! 九衛門、儂と一緒に附いてこい」「ははっ」重三と九衛門は行動に出て、名古屋へ向かった。正影は視線を幻月に投じて「幻月様、重三と九衛門にニンニンジャーを倒せられますか?」「無理だ、あいつらにできる筈がない。重三は・・・」と幻月は二人の無能を主張し、正影は「え、まさか・・・」と言葉を濁らせた。「そのまさかだ、楽しみだわい、はははは」と幻月は大きく笑った。■ 時を同じく伊賀崎家では旋風が天晴達五人に新兵器を説明していた。「シュリケンジン火の鳥!」と声を荒らげる天晴。「そう。シュリケンジンドラコの中のレバーを前に押したらシュリケンジンドラコは空へ向かう。高加速で摩擦熱が発生して火達磨になる。2000m達したら光が出てきて、鳳凰になり垂直に向きを変えてフルスピードで羽根が大きくなり、手裏剣のような鳳凰形態で火の鳥となって敵を倒す。しかしそれにはニンニンジャー全員“火の鳥シュリケン”を持たなければならない」旋風(つむじ)は新兵器・シュリケンジン火の鳥の発動方法を説明した後五人に“火の鳥シュリケン”を与えた。「シュリケンジン火の鳥は20000度の焔があるんだぞ」と好天が云ってくると「20000度! 死んじゃうんじゃねぇかよ!」と天張は好天を反駁する。「天晴、そんなこと云ってると一人前のニンニンジャーには成れぬぞ。」と好天の云い方には孫の成長を期待する意味が含んでいる。「そこでお前たちに夏休みの宿題だ。」「何ですか? 夏休みの宿題というのは---」と凪(なぎさ)が問い質すと好天はさらに言葉を継いだ。「伊賀の“忍隠れ城”へ行ってもらいたい」「伊賀の“忍隠れ城”---」「お爺様、そこに何があったんですか?」と霞が尋ねてくると「今、“忍隠れ城”は牙鬼軍団の手中にある」「それで殿様は---」「牙鬼軍団の手で何時でも抹殺されるように監禁されている。名前は八角辰之助。」「それで私たちが泊まるところは何処ですか?」と風花の云い方には緊迫感がなかった。旋風は「名古屋駅ビルのホテルだよ。」と穏やかに応えた。天晴は「何で態々名古屋までまで行くんだよ」と辛そうな喋り方でニンニンジャーが名古屋にも足を向ける意味が分からない。「牙鬼軍団が名古屋を利用して策を講じていることも考えらているからだ。しかも伊賀から名古屋までそんな遠くない。牙鬼軍団の誰か伊賀と名古屋の地理的条件を活用して陰謀を企んでいるかもしれない。」と旋風は息子達を名古屋にも足を向ける意味を説いた。「私も満を持して密かに伊賀と名古屋へ足を運ぶ。ぐずぐずしている暇はない、手裏剣戦隊出動!」「ラジャー!」好天からの指令を受けた天晴達五人は荷物を用意し、一路伊賀へ急行した。
Jul 13, 2015
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八角辰之助本作のキーパーソン。「忍隠れ城」城主であり、重三の陰謀によって乗っ取られ、長らく地下牢へ監禁される。その後伊賀崎好天の乗る牛衛門によって救われ、脱出する。重三とシティオージャを倒した後第三勢力・巴羅大国(ぱらだいこく)復興を察知した文献・巴羅大国記の文献を好天に託す。重三の密偵五人編成であり、三人と二人に別れ、前者は名古屋城、後者は「忍隠れ城」へ向かう。リーダー含む二人は220万7000人の人口を擁する名古屋市民と名古屋訪問客の人間を利用してニンニンジャーを名古屋城へ誘き寄せる。その後中部国際空港へ強制連行。そして名古屋城内に留まった一人は洗脳装置の操縦を担当。到着後名古屋市民全員と名古屋訪問客、洗脳されたニンニンジャーを先導して中部国際空港テロを邁進。烏丸に追われた密偵の過失でニンニンジャー始め名古屋市民と名古屋訪問客の人間が覚醒し、重三の矢で処刑される。一方「忍隠れ城」地下牢を警戒した二人の密偵は牛衛門の角によって刺殺される。烏丸伊賀崎好天配下の人間態の鳥類。好天所有の絵札から出現し、『科学忍者隊ガッチャマン』大鷲の健を彷彿させる華麗な飛翔力で名古屋城内の洗脳装置担当の密偵を翻弄させ、洗脳装置破壊と共にニンニンジャー覚醒に成功した。牛衛門烏丸と同じ伊賀崎好天の配下。猛禽類であり、好天所有の絵札から姿を現し、好天が乗り圧倒的な突進力で中部国際空港と“忍隠れ城”へ駆け付けた。二本の角で八角辰之助救出に貢献し、重三の密偵を倒した。●新兵器 シュリケンジン火の鳥の説明本作及びTVシリーズの折り返し地点(7月26日放送分)から新兵器『シュリケンジン火の鳥』を編み出します。さて、シュリケンジン火の鳥発動方法を説明します。1五人所有の“火の鳥術シュリケン”を(レッドのみ)レバーにはめる。他の戦士は担ぐ部分の最先端に充てる。これはコクピット内の温度を上げる為です。 ↓2アカニンジャーは「シュリケンジン火の鳥!」と叫びながらレバーを前に押す。シュリケンジンドラコは両腕を上げて垂直に飛ぶ。同時にシュリケンジンドラコの両脚に内蔵されているロケットエンジンから炎が吹き出る。 ↓3座席後部にある提灯のジェネレーターが真っ赤になるとコクピット内は灼熱に覆われる。一方シュリケンジンドラコは両腕を45度の角度に下げる。そして上昇する速度が速くなり、空気との摩擦熱に因ってシュリケンジンドラコに焔が燃え盛る。 ↓4上空2000mまで達したら黄金の光が輝く。そして垂直で鳳凰形態は速いスピードで大きくなる。 ↓5敵の前に黄金の光が瞬時に煌めき、火の鳥が接近してシュリケンジン火の鳥が誕生する。そして敵に向かって直進する。※シュリケンジン火の鳥はメンバーが一人欠けていても発動可能。アカ以外のメンバーは発動する場合時計回りに捻る。
Jul 12, 2015
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●テーマ 「暗躍」「利用」「切り札」「謎の文献」 ●企画の意図本作では巨大侵略ロボット“狂機獣”(きょうきじゅう)が初出演する。“狂機獣”と謎の文献をを出すこと に因ってニンニンジャーの新たなる展開が繰り広げられます。即ちTV版では描かれない“第三勢力”の集団 の出現とニンニンジャー・牙鬼軍団・第三勢力の集団の“三つ巴”のスペクタクル且つシビアな展開が繰り広 げられます。従って牙鬼軍団の弓張重三(ゆみはりじゅうさ)の陰謀によって追放された後述する殿様は“ま さお流ニンニンジャー”の重要人物になります。なぜならば第三勢力の集団の解明を追跡する重大な鍵を握っ ていているからであることが推察されます。詳細は『まさお流ニンニンジャー 後半の展開』に譲ります。そしてシュリケンジンドラコ形態に狂機獣対抗策として新兵器“シュリケンジン火の鳥”を設定します。他にも伊賀崎好天の配下・烏丸と牛衛門、弓張重三の密偵五人を出して暗躍性を高めていくと同時に烏丸と牛衛門が『ウルトラセブン』のカプセル怪獣・ウィンダムとミクラスのようなサポート性と密偵五人が七十年代特撮・アニメでよく見られた“日用雑貨品”のような姿勢を構えていきます。尚好天の配下は他にも一体出します。本作では名古屋を舞台に加えました。それは昨今の特撮の背景に選ばれない不遇から救い、名古屋にも光を照らしたかったです。 ●狂機獣と性能シティオージャ牙鬼軍団・九衛門の陰謀に因って名古屋港の施設が両腕、両脚、身体として活用された超弩級の狂機獣。名古屋周辺を襲撃しながら身体のミサイルランチャーから連続のミサイルを放ち、左腰の剣は刃が突出し丁度『超電磁マシーン ボルテスV(ファイブ)』の“天空剣”『科学忍者隊ガッチャマンF(ファイター)』の“ガッチャマンフェンサー”を意識しています。背中から羽を拡げて空中飛行も可能。鋭利な剣でシュリケンジン火の鳥を切ろうとするが逆にシュリケンジン火の鳥によって木端微塵となる。 ●主要キャラクター弓張重三(ゆみはりじゅうさ)本作品の元凶且つ黒幕。亡き蛾眉雷蔵(がびらいぞう)の上司であり、晦正影(つごもりまさかげ)・十六夜九衛門(いざよいきゅうえもん)を叱責した後九衛門を不当に利用する。九衛門と共に名古屋港へ向かう。密偵の罠に嵌ったニンニンジャーを利用して名古屋市民・名古屋訪問客と自らの密偵の共同で中部国際空港壊滅を始め大量テロ行為そして狂機獣を利用して日本を“死の国”にしようと企む。シティオージャと共闘するが、シュリケンジン火の鳥によって炎殺される。
Jul 12, 2015
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