乱読・積んどく・お買い得!?

乱読・積んどく・お買い得!?

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Comments

chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2006.05.14
XML
カテゴリ: 文芸
アルジャーノンに花束を改訂版

 ドラマでは、ユースケ・サンタマリアさんの演技が、
 とっても素晴らしかったという印象が残っています。
 あの難しい役柄を、見事に演じきっておられました。
 それと、菅野美穂さんが、とっても可愛らしかった。

 原作の方はと言うと、邦訳は何と早川書房から出版されています。
 私の蔵書の中で、早川書房のもので最も多いのは『宇宙大作戦』。
 即ち、カーク船長とミスター・スポックが活躍するあの『スター・トレック』で、
手元には、何十冊とあるのです(かなりのトレッキー?)。

でも、TVドラマ『アルジャーノンに花束を』を見ていた頃の記憶からは、
SFということが、全くピンと来なかったのです。

ところが、本編後の「解説」によると、この作品、
ファンタジー・アンド・サイエンス・フィクション誌の1959年4月号に発表され、
1950年代SFの掉尾を飾る傑作として、翌年ヒューゴー賞を受賞し、
1966年に長編化された際も、その年のネビュラ賞を獲得しているというスゴイもの。

まあ、確かにそう言われてみれば、
「知能指数68の主人公が手術によって天才となる」というのは、まさにSF。
でも、『アルジャーノンに花束を』は、他の作品とちょっと違うような……。

通常、SF作品は、夢や希望に満ち溢れる、憧れの「宇宙」や「未来」を舞台として、
その異空間・異世界で繰り広げられる「スリルとサスペンスのワクワク感」が、

ところが、この作品の場合、
「主人公が手術によって天才になる」というSFたる所以の部分よりも、
そこで展開される人間模様の方が、遙かにストーリーの主軸となっているのです。

天才となってしまったがゆえに、過去の様々な真実に気付いてしまい、苦悩する主人公。
そして、今の自分が失われてしまうという未来を知り、さらに苦悩する主人公。

そこに、私たちは「人間というものの存在」について、何かを強く感じるのです。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006.05.14 11:36:40
コメントを書く
[文芸] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: