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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2009.02.18
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カテゴリ: 社会・政治・時事

 アメリカという国が、どんな人たちによって創られたかがよく分かる。
 そして、アメリカという国が、金持ちの間で完結する世界であり、
 もちろん、そんな人は、ごく限られた存在であることも。

 政治・金融・産業・軍事における特権階級が厳然として存在するにも拘わらず、
 アメリカ国民は、「機会は平等に与えられている」と、本気で信じ、
 「お金を儲けられることが正しいことであり、正しいやり方」だと思い、
 あるべき姿と現実のギャップを埋めながら、理想の姿を実現すべく頑張っている。

一方、教育においても、エリート層と貧困層との差は、歴然としている。

貧困層の子どもたちは、こぞって公立校へ。
そして、そこで、階級差が、さらに固定化されていく。

慌ただしい商業地区から隔離された高級住宅地に住む者がいる一方で、
暴力的な犯罪が多く、危険で購買力が低い地域に住む者もいる。
格差社会の上に成り立っている国・アメリカ。
そして、日本における「格差」と、アメリカ「格差」とでは、質が違うと著者は言う。

  日本で格差現象が深刻な懸念となっていることは事実だろうが、
  問題を把握する枠組みは、アメリカの格差問題とはかなり違う。
  ひとことでいえば、日本の格差は「職業選択と労働報酬」の問題であり、
  アメリカの格差は「資産」の問題だからだ。(p.278)

  アメリカは機会均等でスタートし、人々が自由に生きることを容認して、自由を実現した。

  個人が自由に生きる機会も奪いつつある。(中略)
  他方日本は、個人の自由を後回しにして、世界でも最高水準の平等を達成した。
  しかし、人々の精神的束縛は、今社会秩序が乱れつつある中で、
  むしろ強まっているように見える。
  その原因は、現象面で見れば、平等を維持するため、互いに牽制しあう圧力が増して、

  が、その圧力が増している原因は、アメリカの影響で精神的成長がないがしろにされ、
  独立した自由な精神や自尊心を見失ってきたことにあるのではなかろうか。(p.282)

そして、ヨーロッパからの留学生たちが、アメリカ人についてコメントした言葉が印象的だ。

  「僕らはシェークスピアを読んで人間の本性について考えた。
   でも、ビジネススクールのアメリカ人学生のうち、
   何人がシェークスピアを読んでいると思う?」
  「人間の価値と、その人の経済的価値とは違う。
   でも、アメリカではそれがひとつになっている。」(p.174)

日本も、こんな風に言われてしまう日が、やがて来るのだろうか……。

本著を購入して、もたもたしている間に、 文庫版 が発売された。
値段も安い上に、新たに「第9章 アメリカ発世界経済危機はなぜ起こったのか?
―レーガン以降のアメリカ政権の経済政策を検証する」まで、追加されている。
これから、購入される方は、こちらの方がいいのでは?





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Last updated  2009.02.18 23:15:31 コメントを書く
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