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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2010.02.13
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カテゴリ: 文芸

 目次を見ると「加納クレタ」というタイトルを発見。
 これは、 『ねじまき鳥クロニクル』 に登場するキャラクターの名前。
 購入して読んでみると、まさにそれは「加納クレタ」だった。

 ただし、『ねじまき鳥クロニクル』に登場した「加納クレタ」と
 本著の「加納クレタ」は、全く同じ人物というわけではない。
 『ねじまき鳥……』が『新潮』で連載され始めたのは1992年10月号から。
 一方、本著の元となった単行本は1990年1月に発行されている。

つまり、『ねじまき鳥……』に登場する「加納クレタ」は、
本著掲載の短編「加納クレタ」を、新たな作品の中に取り込み再生したものである。
それでも、本著の中の「加納クレタ」を知ることによって、
『ねじまき鳥……』に登場する「加納クレタ」を、より理解できるような気がする。

さらに、私はタイトルを見ただけでは全く気付かなかったのだが、
「TVピープル」という短編を読んで、初めて気付いた事実がある。
それでは、「TVピープル」という存在が、
『1Q84』 に登場する「リトル・ピープル」と酷似した存在だということ。

こんなところにも、1980年代後半の村上ワールドが再生されているとは。
『眠り』なんかも、本当に村上ワールドの空気で充ち満ちた作品。
この短編集、村上さんの作品が好きな人にとっては、間違いなく、超お買い得の一冊。


  私はソファーに座って、『アンナ・カレーニナ』のつづきを読み始めた。
  読み直してあらためてわかったことだが、
  私は『アンナ・カレーニナ』の内容を
  ほとんどまったくと言っていいくらい記憶していなかった。
  登場人物も、場面も、おおかた覚えていなかった。

  不思議なものだ、と私は思った。
  読んだ時は結構感動したはずなのに、結局のところ何も頭に残っていないのだ。
  そこにあったはずの感情の震えや高まりの記憶は、
  いつのまにか全部綺麗にするすると抜け落ちて消えてしまっていたのだ。
  それではあの時代に、
  私が本を読むことで消費した膨大な時間はいったい何だったのだろう?(p.175)





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Last updated  2010.02.13 17:21:41 コメントを書く
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