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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2012.04.30
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カテゴリ: 文芸

 その後を引き継ぐことになった人物は、本当に大変だと思う。
 上手くやって当たり前、普通にやったのでは物足りない、
 ましてや、ちょっとしくじれば、世間から非難囂々の可能性大なのだから。

 ローマ帝国でいえば、カエサルの後継者オクタビアヌス(後のアウグストゥス)。
 しかし、彼は前任者を超えるカリスマとなってしまった希有な存在。
 そして、その後継者・ティベリウスは、庶民から手厳しく批判される立場に。
 が、前任者の残した負の部分を批判覚悟で清算した実行力に、私は敬意を払う。

さらに、帝国に最大の範図をもたらしたトライアヌスの後継者・ハドリアヌス。

その苦境を克服し、その後、治世の三分の二を費やして帝国視察を敢行、
安全保障体制の再構築を成し遂げた実力は、本当にスゴ過ぎる。

著者の塩野さんは、そんなハドリアヌスの治世を、
本巻から次巻途中までかけて描いている。
これは、トライアヌスの治世を描いたページ数を遙かに上回るもの。
彼女は、トライアヌスよりもハドリアヌスに、より魅力を感じているのだろう。

それは、そこに記された文章を読んでいても、確実に伝わってくる。
なぜなら、トライアヌスについて記した前巻よりも、
ハドリアヌスについて記した本巻の方が、読んでいて圧倒的に面白いからだ。
塩野さん自身が、気分が乗って書いているのがよく分かる。

   ***



  君主ないしリーダーのモラルと、個人のモラルはちがうのである。
  一私人ならば、誠実、正直、実直、清廉は、立派に徳でありえる。
  だが、公人となると、しかも公人のうちでも最高責任者となると、
  これらの徳を守りきれるとはかぎらない。(p.65)

公人たること、最高責任者たることは、決して一筋縄ではいかないもののようである。





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Last updated  2012.04.30 12:07:07 コメントを書く
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