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Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2012.05.27
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カテゴリ: 社会・政治・時事

 それ故、話題としては、すっかり過去の出来事になってしまったことばかり。
 今読むと、塩野さんの思いや考えとは違った展開に至った事象も多い。
 人の思いや世の動きを推し量ることの難しさを、改めて感じさせられた。

 なのに、本著を読んでいて、古さというものを感じることはない。
 まぁ、遙か古のローマ帝国を描いてさえ、
 そこに、現代に通じるものを強く印象付ける技量を持ち合わせた筆者だから、
 たかだか数年前のことくらいで、古さなど感じさせるわけもないか。

例えば、9.11に関する記述は、こんな感じ。


  それでも振り返ってみる価値ありと思うのは次の一事ではなかろうか。
  テロは戦争であると規定したこと、がそれである。
  戦争ではなく、犯罪とすべきであった。
  なぜなら、戦争だと規定すると、敵とされた側、
  この場合はイスラム教徒たち、を団結させてしまうからである。
  それがもしも、九月十一日のあの凶事を、凶悪きわまりないことは確かだが
  あくまでも犯罪である、としていたらどうであったろう。
  こうなれば、「敵」は、テロを計画して実行した者のみにしぼられる。
  彼らはイスラム教徒でも、それ以外のイスラム教徒は無関係ということになる。
  敵に勝ちたければ、それも効率よく勝ちたければ、
  分離し孤立したところをたたく、しかないのだ。(p.98)


お次は、リーダー不在を口にする人々へのコメント。

  しかし、このような話をすると、返ってくる答えは決まっている。
  今の政治家には人材がいない、というのだ。
  だが、ほんとうにいないのだろうか。
  それとも、人材を見出し育てる意欲が、マスメディアにも有権者にもない、

  人間とは、期待されるや自分では思いもしなかった力を発揮するという、
  不思議な生きものでもある。
  だから、国の政治とはいかに重要か、
  それゆえあなた方に期待しているのだとでも言って、
  激励してみてはどうであろうか。
  今のように、欠点をほじくり出しては軽蔑と非難を浴びせるのではなくて。 

何か隙あらば、寄ってたかって徹底的に叩きまくる姿勢は、今も相変わらず。
ただ現在は、その反動のように、大衆受けする人物にはヨイショ連発であるが、
これは本当に「人材を見出し育てる意欲」の表れと言えるのだろうか?
続いては、政治をズバッと一言で言い表した、この一文。

  誰だったか忘れたが、戦争は血が流れる政治であり、
  政治は血が流れない戦争である、と言っていたのだから。(p.106)

塩野さん自身による言葉ではないが、実に言い得て妙、素晴らしい。
そして最後の締めは、次の言葉で。

  歴史に親しむ日常の中で私が学んだ最大のことは、
  いかなる民族も自らの資質に合わないことを無理してやって成功できた例はない、
  という事であった。(p.248)

国家でも個人でも、やはり「自分らしく」振る舞うことが、成功のカギのようである。





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Last updated  2012.05.28 23:03:18 コメントを書く
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