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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2013.10.06
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カテゴリ: 教育・子育て

   退職校長そして現場教師の生の「声」に耳を傾けると、
   学校内外の困難な状況を乗り越えるような教育実践の
   奥深さと力強さを感じさせられる。(p.xiv)

 そして、著者は、こう続ける。
   しかし一般の世論としては、
   ともすると教師バッシングの風潮に押し流されがちで、
   そうした豊かな内容の「声」が隅々まで届いていない。


  教師を育てる制度と教師が育つ環境をさまざまな角度から検討しながら、
  教師の質や教員政策の仕組みと方向性などの基本的諸問題について解き明かしてみたい。
  そして、私自身の意見と提案も織り込んでいこう。

まず、印象的なのは「保護者との信頼関係」について語る教師の言葉。
彼女は、中学校で長年勤めたあと小学校に転勤した50代半ばの女性である。

  それに地域住民の転出入が増えて地域の連携が弱まるなかで
  保護者が個人として物を言うようになったからでしょうか、
  あるいは保護者の学歴が上がってきたからでしょうか、
  保護者は学校での勉強や生活についてよく注文を出すようになりました。
  70年代でしたら「先生にお任せします」、
  80年代でしたら「先生と一緒に対処します」といった言い方が一般的だったのに、

  それまでは保護者と学校の間に暗黙の信頼感があって、
  教師はその上に立って安心して仕事をすればよかったのが、
  今では暗黙の前提そのものが失われ、各保護者との間で信頼関係を
  最初から築き上げねばならない時代になったのかも知れません。(p.14)

これだけの言葉の中に、


  そうした点からすれば、人間関係の視点を正面に据えて教職を捉え直す必要がある。
  その際に参考となるのが「対人関係専門職」という考え方である。
  対人関係専門職とは、医師・看護師・カウンセラー・介護士・ソーシャルワーカー・
  弁護士・教師に共通に見られるような「対人関係」を核とする職業を指す。(p.54)

そして、著者は、教師には「対人関係」の資質が求められるとともに、
その能力を、教員養成段階および就職後の現場経験で磨く必要があると言う。
そして、資質に決定的な問題があり、教育と経験をいくら積んでも
対人関係「能力」を磨くことが極めて難しい場合、その人は教職に不向きだと言う。

  そうすると、よく分からない授業も不適切な指導法も保護者とのトラブルもすべて、
  この対人関係能力不足から来ているのではと思い至る。
  資質能力の六層で言えばD(対人関係力)の欠如であり、
  「対人関係専門職」に即して言えば、その専門性がきわめて低いというのが
  指導力不足教員に共通する特徴である。(p.76)

著者は、元教師たちが語る内容から、
教師の資質・能力は大学の教員養成教育を通じて得られる部分は少なく、
教職に就き実際に子どもたちに教える経験のなかで形成される部分が大きいとする。
そして、「教員養成」以上に「初任者研修」「現職研修」を重視せねばならないとする。

その後、「教員免許更新制」や「全国学力・学習状況調査」にも言及しており、
その課題や、著者の提言も簡潔に記されている。
普段、マスコミでは取り上げられることが少ない現場の声に耳を傾けながら、
実際に現場に足を運んで知り得た実態に即した、現実味のある一冊となっている。





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Last updated  2013.10.06 10:26:13 コメントを書く
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