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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2014.12.14
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カテゴリ: 文芸

 なかなか面白そうだと感じていたので、読んでみた。
 バーナードという、その世界ではちょっと異質な男性と、
 レーニナという、その世界では一般的な価値観を持つ女性がメイン。

 かと思っていたら、途中でジョンという、さらに異質な男性が登場し、
 完全にメインの座を奪ってしまうのだが、
 最後は、全く唐突に、自ら命を絶ってしまって終了。
 なかなか難解な作品である。

   ***


  本能の価値や自然の価値が回復される可能性のない
  息苦しいディストピアとして描かれている。
  これは二つの大戦に挟まれた時期のハスクリーの歴史観から生まれたもので、
  ハスクリーは第一次世界大戦のトラウマが、
  全体主義的な政治、機械化、反自由主義と一緒になって、
  自己破壊的な社会を生み出したとみていたからだ。(中略)

  昭和七年の小説であることを改めて考えてみただけでも、
  その先進性には目を瞠らされる。
  そこで描かれているのはフリーセックスと薬物による現実逃避の世界であり、
  家族や家庭はタブー視され、宗教は「神聖さ」を奪われて、
  お祭り気分の儀式に堕しているのだから、


  『すばらしい新世界』の基本的テーマとなっているのは個人と社会の軋轢で、
  そこに大量生産・大量消費を中心とする社会の興隆と
  優生学の不気味な発達を背景に、科学と政治が結びついた場合の危険性、
  特に官僚組織がそこに関わった場合の危険性が描かれている。(p.402)

これは、巻末の植松教授による「解説」であるが、

この解説を読んでから、お話を読んだ方が、
この作品の価値や意味するところがよく分かるかも知れない。

  ジョージ・オーウェルの 『一九八四年』 の世界と、
  オルダス・ハクスリーの『すばらしい新世界』の世界 -
  この二つの反理想郷のどちらかで生きなければならないとしたら、
  ほぼ全員が後者を選ぶのではないだろうか。(p.424)

これも、巻末にある黒原氏による「訳者あとがき」であるが、
当を得た指摘である。
それでも、そこは反理想郷(ディストピア)であるというところが、
逆に現代に生きる私たちにとって、脅威なのである。





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Last updated  2014.12.14 10:51:12 コメントを書く
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