2019/01/21
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地球温暖化で島国が海に沈むとき、国際秩序が崩壊する
= NewsWeek_Column 2019年1月15日(火) アダム・トゥーズ(コロンビア大学教授)


ポーランド南部のカトウィツェで18年12月上旬、国連気候変動枠組み条約第24回締約国会議(COP24)が開催された。地球温暖化対策の新たな枠組み「パリ協定」の今後の実施指針について、協議は上首尾に進んだと参加国は自画自賛した。

だが、それはあくまでも「指針」の話。アメリカ、サウジアラビア、ロシアなどは「このままでは世界は滅亡する」というIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の最新報告書に異を唱え、ブラジルは次回開催の誘致を中止。二酸化炭素排出については何も決まらず、ポーランドとアメリカは石炭への依存継続を改めて宣言すらした。

ただの無分別ならいずれ改めようもあるが、気候変動問題は改めようにも時間に限りがある。「温暖化は地球市民全員に影響を及ぼす」とは誰もが言うこと。それがあまり深刻に捉えられていないのは、国によって被るリスクが大きく違うからだ。現在の予測どおり地球の年平均気温上昇が3.5度に達すれば、カリブ海や太平洋の島国は海面上昇によって消滅する危険がある。

この温暖化危機は国際政治の前提をも揺るがしている。地球規模のリスクがありながらその影響が国ごとにこれほど不平等な場合、国家主権に何の意味があるのか。真っ先に影響を受ける国々は政治的に何ができるのか。いざ海に沈み始めたら、世界はどう責任を取るのか。いずれも、現在の国際秩序に大変革を強いる問いになるだろう。

テロが起きるとの予測も
特にその問いを突き付けられているのがアメリカだ。保守派議員らは率先して温暖化否定論で国際世論を主導してきた。だが温暖化の影響でアメリカが担ってきた国際秩序が乱れ、周辺のカリブ海の国々が沈めば、米政府は温暖化を否認し続けることはできなくなる。

温暖化の影響を最も受けやすい島国は、国土面積の縮小をなすすべもなく見ているしかない。そうした国々の運命を決めるのは、欧米やアジアの工業大国における化石燃料の消費量と、化石燃料の生産・輸出に依存した米、ロシア、サウジアラビアなどの経済構造だ。



大国が化石燃料の使用制限に踏み切らないのには各国なりの理由がある。だがそれによって、小国に与える気候変動は圧倒的な暴力でしかない。

現在の国際政治の枠組みにおいて、大国も小国も主権は平等であり永久不変だ。国家主権は未来永劫存続するという前提は、国際社会の基本概念となっている。この前提を基に、各国でさまざまな政策議論が行われる。極限状態で政府が国民に犠牲を要求する権限を持つのは、国家がそうした正統性を備えているからだ。

そうした国家主権の不変性が弱体化すれば、国際社会において政治的・経済的な変動は避けられない。その点を世界はいまだ分かっていない。沈没の危機にある国にどう対処するか、各国は決断しなければならない。パニックに陥った島国でテロが発生するという悲観的予測もある。国際社会は待ったなしで方針転換を迫られるかもしれない。

米政府は、温暖化による深刻な影響は国内全土、特にハワイに及ぶという最新の報告書を発表した。だが、同予測には局所的な影響が抜けている。異常気象と海面上昇の影響を真っ先に受けるカリブ海地域は、長らくアメリカの観光地でもありアメリカの支配下にあった。今、この地域を脅かしているのはアメリカの支配力ではなく、その温暖化軽視だ。 From Foreign Policy Magazine



地球温暖化で鳥類「血の抗争」が始まった──敵を殺し脳を食べる行動も = NewsWeek_Column 2019年1月11日(金) ハナ・オズボーン
地球温暖化の影響で留鳥のシジュウカラと渡り鳥のマダラヒタキが鉢合わせる機会が増え、両者の「抗争」が激化している。研究者らは過去10年分の繁殖データを分析した結果、シジュウカラの巣で殺されるマダラヒタキの個体数が増加したことを発見した。シジュウカラはマダラヒタキの頭を突いてとどめを刺した後、その脳を食べた形跡があった。

シジュウカラは1年中ほぼ同じ地域にとどまる鳥で、ヨーロッパ全域に生息する。繁殖期は短く、通常は3~4月頃に産卵が始まる。一方のマダラヒタキは渡り鳥で、西アフリカで越冬後、オランダに渡って春の繁殖期を過ごす。

繁殖期が重なれば、餌や巣穴の奪い合いになる。小柄で動きの速いマダラヒタキはシジュウカラの巣を奪い取ろうとする。マダラヒタキは、巣作りに励むシジュウカラの周りを飛び回って追い払うことはできる。だが巣に入ろうとすれば、体が大きく強いシジュウカラに殺され、脳を食べられてしまう。
以下割愛、 記事詳細URL :​ https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/01/post-11530.php



古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 
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Last updated  2019/01/21 05:50:07 AM
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