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2004年11月11日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
その「日本へ出稼ぎ中の彼との結婚を夢見る一ブラジル人女性」とは ずばりよく日記に書いているチープ&露出ファッションがお得意のCさんのことである。


Cさんは現在建設資材を売っている店の店員さんをしている。
仕事は月曜から土曜までで、結構疲れる割には収入はすずめの涙だと嘆いている。
さらに給料の支払いも3か月分滞納していて、何も買えなくて困っている。
それでも、転職する気力もない様で、とりあえずしばらくはそこで働くつもりのようだ。

彼女は一人っ子で、5年前に退職して今は家賃収入で暮らしている父と母との三人家族。彼女の住んでいる地区は中心地からかなり離れた、低所得層の人が多く住むところで、そこにある小ぶりの一軒家に3人で住んでいる。
貧乏ではないが、つましい生活をしている、ブラジルではごく普通のありふれた家庭。

彼女はまだ23歳、と若いのだが、かなりいろいろな経験をしてきている。
暴力男と付き合い17歳にて妊娠、しかし、ある日突然その彼から階段の上から突き落とされ流産してしまう。彼の暴力がひどくなり別れようとするが、今度は家族を皆殺しにしてやると脅迫し始め、その恐怖から鬱病にかかり、家族全員で遠い街に引っ越したそうだ。

そんな辛い状況を乗り越えようとしている中、今の彼と出会う。

今の彼は 同じ通りに住むハーフの日系人で、10歳も年上だ。
14歳のときに彼に初キスを奪われ、その後は何もなかったが何かのキッカケで
なんとなく付き合い始めたそうだ。


「彼は優しいし、真面目だし、なんといっても私のことを理解してくれるの。
もう彼に首っ丈なの!!」


と嬉しそうに語るCさんは来年の彼の帰国を心待ちにしている。
彼が日本行きを決めたのは彼女と付き合い始める前で、もう手続とか全て済ませていて、今更予定を変えることなど不可能だったらしい。
とりあえずは2年働いて、来年の12月に一時帰国し、結婚式を挙げてからふたりで日本へ出稼ぎに行こうと話している。


ま、そういった状況なのだが、びっくりしてしまうのは彼女の結婚に対する感覚。女の子が夢見る、「お嫁さんになりたい!」そのものなのだ。




私;「でも、結婚式ってお金かかるよね?」

C;「そう、彼は『結婚式なんてやらなくてもいい、籍を入れるだけでいいじゃないか』なんていったんだけど、私は『ノーノーノー!ぜーったい結婚式す・る・のー!』って言ったの。だって、素敵じゃない!素敵な教会で、皆に祝福されて・・。ぜったいぜったいウエデイングドレス着るんだもんね!」 


私 ;「パーテイもするの?」


C ;「もっちろーん!素敵なブッフェ(パーテイ請負会場)で少数の招待客でロマンテイックな披露宴にするわ。」


私 ;「どんなブッフェにしたの?」






・ ・・『PADOVEZE』ってこの辺りでは超金持ちの人が使う会場なんです。結婚披露宴なんかしようものなら、結構いい車がポーンと買えちゃうぐらいの金額がかかるのだ!!無謀すぎ!!

私 ;「ちょ、ちょっと・・・あそこって、金持ちのブッフェじゃない?」


C;「あ、でも、彼は今日本へ出稼ぎに行ってるからお金はあるしイー。

私の稼ぎなんてスズメの涙だから、期待してないし、好きに使えっていわれっちゃった!
ぜったい、素敵なブッフェで、格好いいウエデイングドレスを着たいの!!」


・ ・彼、ちゃんと分かっているんだろうか・・?結婚披露宴よりその後の生活の方がずっと大切なのじゃあないのかなと思うのだが、ブラジル人にとっては違うのかもしれない。
そこで その後の生活について聞いてみた。


私 ;「じゃあ、結婚生活のために何を準備しているの?」

C ;「そうそう。もう準備始めたわよ!手芸が上手な友達がいるから、米やパスタ、豆、砂糖などを袋から移して保存する可愛いビンを 注文したの!
米のビンのキャップ部分には米袋から米がざざって半分零れ落ちたねんど細工がしてあるもの、まめのビンのふた部分には・・・・」


・・・ビ、ビン・・・。ちょ、ちょっと それが 結婚生活のための準備なのかい・・・?
彼女の結婚に対する捉え方は まったく少女が憧れる夢物語なのかもしれない・・・。大丈夫なのだろうか???












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最終更新日  2004年11月11日 19時33分30秒
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