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Would you rather?って言う表現は絵本を読んでいるとよく出て来るような気がしますが、自分ではなかなか使えない表現です。このratherって言うのがどうも学校英語的に変な訳が付いてて、「むしろ~の方が」みたいに習ってしまって、そこからなかなか抜け出せないのです。この絵本は日本語版を書店で見てあまりに奇想天外で大笑いでした。どれがいいって言われたって、どれも嫌だよ~、って言う物ばかりなんですから。でもこれで、すっきりratherがわかります。勉強になるからばかりでなく、この絵のほんわかした表情、想像力の逞しさ、本当にすてきな絵本です。
2012.01.31
猫好きのタドキストの友人に紹介されて購入した本です。私は猫好きではないのです。嫌いでもないですが、猫や犬をだっこしたりは出来ないんです。なので見ててかわいいなあ~、って思う程度。猫や犬の可愛い姿には癒されますものね。教室には癒し系の猫本、Mr Putter and Tabbyシリーズとか、犬ものだったらHenry & Mudgeとかありますが、みんな可愛いのですが、このBad Kittyはタイトル通り、Badです。Bad Kittyをどうにかして風呂に入れようと言う顛末が描かれています。風呂に入れるためにはまずは大きな覚悟が必要なのです。準備しておくもののリストには, a suit of armor, an ambulance in your driveway with the engine running, よろいかぶとに、救急車まで?それほどの覚悟して風呂に入れなくてはならないほど、猫は風呂が嫌いなのだそう。私、この本をお風呂で半身浴しながら読んだのですが、大笑いでした。大きな文字、大きな絵がふんだんにあって、漫画と小説がいったいになったような雰囲気の本です。2000語程度ですのでお風呂読書にぴったり。お風呂で読書する時の注意:お風呂のふたの上にバスタオルを敷く。本にはビニールカバーをかけておく。読む時は絶対に本を持ち上げず、ふたの上においた状態で読む。肩にはタオルをかけて冷えない様にする。手が濡れたらタオルで拭く。こうやって読んでいると20~30分くらいで額に汗が出てきますので、その辺で終了する。こうやって読むと本を濡らす事もなく、心地よく、半身浴と読書が同時に出来ます。読書しながら健康に!です。
2012.01.27
年末に映画「サラの鍵」の事を書きました。その後本は読まずにただAudible.comで買ったaudio bookを聞いていましたが、散歩に行く時間が減って来ていつまでも進みません。1月半ばになって面白くなって来て、紙の本を読み出したらどんどん引き込まれて一気に読み終わりました。朗読で聞いていても泣きそうになりますが、道ばたで泣く訳にも生きません。泣きそうな本はベッドで読むに限ります。映画を見てから読むといういつもとは逆の順番でしたが、だいたいの場合は映画になるとかなり変更されている部分がありますが、これはかなり原作に忠実に描かれています。ユダヤ人のフランス国内での強制収容の話とそれに巻き込まれた人々の話。こういうストーリーは映画にいっぱい描かれていますので潜入感が入りがちです。映画のポスターを見た時も、またホロコーストの話か、恐ろしいものは見たくない、とちょっと引く部分もありましたが、全然違います。是非、多くの人に見て欲しい映画、読んで欲しい小説です。小説の方が感動は大きいと思います。言葉1つ1つに重みを感じます。ホロコーストは人数の多さ、あまりの残酷さに、目を覆う事実ですが、1人1人にそれぞれの物語や人生があった、残された人々はずっと傷を抱えて生きて行かなければならなかった、それに焦点を当てた作品です。Sarahに関わった人々の温かい目、Sarahの事件後数十年も秘密を胸に隠しながら苦しんだ人、ジャーナリストして仕事として関わった事が、偶然にも自分の家族がサラに深く関わっていた事実を知り、過去を掘り下げる事が正しいのかどうか、と突きつけられるJulia。Julia自身の人生も大きく変わって行きます。Remember. Never forget!というSarahの言葉が心に響きます。この1年で読んだ本の中では最も感動した小説です。
2012.01.26
ORTすなわちOxford Reading Treeシリーズは全部で200冊くらいあるシリーズものです。うちの教室にはStage 1から9まですべての本にCDが付いています。Stage 10と11は昨年新たに買い足したのですが、主人公たちの年齢が上がってレベルも難しくなっています。ORTはイギリスの小学校では教科書として使われているシリーズです。うちの教室ではこのシリーズを多読の基本図書として使っています。このシリーズだけは、大人も子どもも皆さんに読んでもらいたいシリーズです。なぜすばらしいかというと、1冊が一つの物語として完結していること。絵とお話がぴったりあっていて絵が多くの事を教えてくれる事。同じ単語や表現が繰り返し出て来て知らず知らずに単語や文法が身に付くように工夫されている事。何より読む事が楽しい絵本です。小学生も中学生も既に2回くらい読んでいる人が多いのですが、これからも繰り返し読んでもらえるよう、今月と来月はORT強化月間です。今までも約15分は超簡単な本を読む事をすすめていましたが、今月はORTの下のレベルを2パック読む様にすすめています。こんなに工夫されていて、しかも楽しい本はなかなかありません。是非大人の会員さんにも楽しんでもらいたいと思います。
2012.01.20
日本人として忘れては行けない物があると思います。戦後65年以上たって徐々に戦争を知っている人たちがなくなって来ています。日本がアメリカと戦争した事さえも知らない子どもがいるそうです。朝鮮半島や満州にたくさん日本人が住んでいた事も忘れられてしまうのかもしれません。英語で児童署を読むことがきっかけであらためて考えさせられます。この本は朝鮮半島の中国に近い北側に住んでいた日本人家族の逃避行の物語です。想像を絶する悲惨な長い逃避行です。戦後の満州からの逃避行の物語はNHKBSで放送されている「開拓者たち」でも描かれていますが、この物語の特徴は11歳の少女の目で描かれている事です。また、悲惨さだけでなく、どんな状況でも誇り高い日本人の生き方にも感動します。やっとの思いで日本にたどり着いた家族は食べ物を探す事さえも大変な中で、学校に行くこと、勉学を続ける事を第一と言う母親の強い希望で、駅の中で暮らしながらも学校へ通います。この小説はいろいろな賞を受賞しているそうですが、日本語には翻訳されていないそうです。評価されながらも微妙な問題があるということです。詳しくはこちらをご覧下さい。ウィキペディア(So Far~~)
2012.01.19
年末にお知らせしましたが再度の掲載です。新中学1年生保護者のための中学生クラス説明会を実施いたします。1月21日(土曜日) 午後1時~2時半ごろまで現在の生徒さんが優先ですが、外部の方でご関心のある方もどうぞご連絡ください。小学生クラスとは全く違ったシステムでのレッスンになります。また多読がどんな物なのかを詳しくお話いたします。多読+個人レッスンですのでその個人レッスンの部分も詳しくお話させていただきます。ご関心のある方は下記までご連絡ください。連絡先:bright78_cat(アットマーク)yahoo.co.jp (アットマークを@に変えてください)電話:048-461-9180
2012.01.17
先週の土曜日、すばらしい天気でした。鎌倉で待ち合わせした人はまだ一度も会った事がないイギリス人の女性です。私と同じ年の女性、ネット上の写真でしか知らない人です。実はこんなサイトがあるのです。Lang-8ここに自分のアカウントを作って日記や作文を書きます。シェアをする場所ですので、私は日本語を添削してあげて、英語の母語話者の人は私の英語の作文や日記を添削してくれうというわけです。そこで知り合った人がこのイギリス人の方です。ネット上には本当の事を書かない方がいいとも言われますが、私のような年齢の場合はちゃんと年齢を書いた方が安全。もちろん本名は書きませんが。そしたらあちらも私と同じ年、イギリス大好きな私としては話があって、お互い添削したり、共通の友人と一緒にスカイプで話す様になりました。1月に他にも用事があって日本に来る事になったそのCさんと鎌倉の駅で待ち合わせすることになったというわけです。鎌倉で顔をみて、想像通りのすてきな可愛い人で初めて会ったとは思えないほどすぐに打ち解けました。3人とも(もう1人の日本人の友人と)信じられないね~、ネットで知り合うなんてこの間まで考えられなかったのがこうやって友達になってる~、と大感激でした。普段スカイプでは日本語の練習をしたいというCさんのために日本語中心で、時々英語で説明したりしていたのですが、鎌倉ではさすが、日本語は難しかったので、英語で1日過ごしました。鎌倉はシーズンオフですのであまり混んでいなくて、散策もゆっくり出来ました。八幡宮から大仏、長谷寺と、一緒に行った友達が最高の場所を案内してくれて私もひさしぶりの鎌倉を楽しみました。友人と別れたあと、まだ時間が早いからと2人で銀ブラ(古いかな、この言葉)銀座をブラブラと歩きました。だんだん暗くなって来て、街路樹がライトアップされて雰囲気最高。奥まった店に骨董屋を見つけたり、珍しいものを見つけて、銀座もとてもすてきでした。Cさんというイギリス人の方は全く学校にも行かず、独学で日本語を勉強しています。どんどんパソコンやIphoneを使って日本語のサイトを見つけて勉強しています。私もまだまだがんばらなくてはと思います。
2012.01.09
中学生のお子さんと一緒に多読していらっしゃる方がいます。一緒というか、せっかく借りて行った本をお母様もどうぞ読んでください、とお薦めしたのですが、その後はどうなったのか知らずにいたら、何とすばらしい事になっています。昨年の1月からすでに60万語読んでいる中学生のお子さんの方もすごいのですが、そのお母様もいつのまにか40万語だそうです。お母様はこちらに来られず、お子さんの借りて行った同じ本を読んでいるのですが順調に読んでいらっしゃいます。同じ本を読み、おしゃべりしたり、楽しそうな様子が目にうかびます。理想的な親子多読ですね。これからが楽しみです。
2012.01.09
年末から読み始めたのですが、寝る前だけ読んでいたらなかなかすすまなかったこの本、この2日間で読み終わった。この2日間何回涙を拭ったことか。大声を上げて泣いてしまった。浅田次郎は泣かせる名手ですね。幕末の歴史には関心があっていくつか読んでいますがが、これは有名な人の話ではないので全く展開が読めませんでした。でも、本当に面白かった。前半4分の1くらいのころはなんだか話しが進まず投げようかと思いながらも、読み進むごとに惹き付けられて行きました。貧しさのどん底にあっても身分の低さのために這い上がれない武士の不条理。脱藩して天下国家のために命をかけて戦った多くの浪士もいたけれど、家族を救うために脱藩した武士もまた必至で生きたのです。幕末の人間たちの凄まじいまでの人間ドラマです。読みながら絶対映画になったら面白いと思って調べてみたらもうDVDが出ているんですね。絶対に見ようと思います。
2012.01.03
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